JPH04300990A - 繊維成分を含まない摩擦材 - Google Patents
繊維成分を含まない摩擦材Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車,車輌等のブレ
−キパッド,ブレ−キライニング,クラッチフェ−シン
グ等として使用される摩擦材であって、繊維成分を含ま
ない摩擦材に関するものである。尚、ここで繊維とはア
スペクト比が5以上で、直径の最大値と最小値の比が2
以下のものをいう。
−キパッド,ブレ−キライニング,クラッチフェ−シン
グ等として使用される摩擦材であって、繊維成分を含ま
ない摩擦材に関するものである。尚、ここで繊維とはア
スペクト比が5以上で、直径の最大値と最小値の比が2
以下のものをいう。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のブレ−キパッド,ブレ−
キライニング,クラッチフェ−シング等として使用され
る摩擦材は、その基材として石綿が多く使用されている
が、この石綿はその粉塵が人体への有害性を指摘された
結果、その使用を規制されつつあり、石綿を使用しない
摩擦材に対する要求が強くなってきている。そのため、
石綿を使用しない非石綿系摩擦材について多くの提案が
なされているが、それらの多くは繊維成分としてアラミ
ド繊維等の有機繊維、銅,青銅,アルミニウム,黄銅等
の金属繊維を用いたものである。
キライニング,クラッチフェ−シング等として使用され
る摩擦材は、その基材として石綿が多く使用されている
が、この石綿はその粉塵が人体への有害性を指摘された
結果、その使用を規制されつつあり、石綿を使用しない
摩擦材に対する要求が強くなってきている。そのため、
石綿を使用しない非石綿系摩擦材について多くの提案が
なされているが、それらの多くは繊維成分としてアラミ
ド繊維等の有機繊維、銅,青銅,アルミニウム,黄銅等
の金属繊維を用いたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記非石綿
系摩擦材についても、その繊維成分の人体に対する影響
が全くないとは、いまのところ、保証できない。従って
、本発明が解決しようとする課題は、繊維成分を全く含
まず、熱硬化性樹脂から成る結合材成分と充填材成分の
みで、繊維成分を含んだ従来の摩擦材と比較して、摩擦
,摩耗性能が遜色ない摩擦材を提供することである。
系摩擦材についても、その繊維成分の人体に対する影響
が全くないとは、いまのところ、保証できない。従って
、本発明が解決しようとする課題は、繊維成分を全く含
まず、熱硬化性樹脂から成る結合材成分と充填材成分の
みで、繊維成分を含んだ従来の摩擦材と比較して、摩擦
,摩耗性能が遜色ない摩擦材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的としてなされたもので、その構成は、フ
ェノ−ル樹脂等の熱硬化性樹脂から成る結合材成分と、
黒鉛等の充填材成分とから成り、充填材成分の少なくと
も一部に硫酸バリウムを含むことを特徴とするものであ
る。
することを目的としてなされたもので、その構成は、フ
ェノ−ル樹脂等の熱硬化性樹脂から成る結合材成分と、
黒鉛等の充填材成分とから成り、充填材成分の少なくと
も一部に硫酸バリウムを含むことを特徴とするものであ
る。
【0005】即ち、本発明の発明者は、繊維成分を含ま
ない摩擦材を得ることを目的として研究を重ねた結果、
硫酸バリウムには繊維の代わりになる補強効果があるこ
とを知得し、本発明をなし遂げたのである。
ない摩擦材を得ることを目的として研究を重ねた結果、
硫酸バリウムには繊維の代わりになる補強効果があるこ
とを知得し、本発明をなし遂げたのである。
【0006】而して、上記硫酸バリウムの含有量は摩擦
材全量に対して40〜70%が望ましいが、その理由は
、40%以下では強度が低下し、70%以上では摩擦性
能が悪化するからである。
材全量に対して40〜70%が望ましいが、その理由は
、40%以下では強度が低下し、70%以上では摩擦性
能が悪化するからである。
【0007】また、本発明の摩擦材は繊維成分を含まな
いので、各成分を均一にするための混合が容易となり、
予備成型も不要となるから、製造コストを低減できるし
、更に、均一な摩擦材を製造できるため、摩擦係数の安
定性が良くなる。
いので、各成分を均一にするための混合が容易となり、
予備成型も不要となるから、製造コストを低減できるし
、更に、均一な摩擦材を製造できるため、摩擦係数の安
定性が良くなる。
【0008】本発明において用いられる結合材としては
、フェノ−ル樹脂,尿素樹脂,メラミン樹脂又はそれら
の変性樹脂のような熱硬化性樹脂や、ポリアセタ−ル樹
脂,芳香族ポリイミド樹脂,フッ素樹脂等の耐熱性樹脂
が挙げられ、また、充填材成分としては、黒鉛,硫酸バ
リウム,金属粉,カシュ−ダストや、酸化ジルコニウム
が挙げられる。
、フェノ−ル樹脂,尿素樹脂,メラミン樹脂又はそれら
の変性樹脂のような熱硬化性樹脂や、ポリアセタ−ル樹
脂,芳香族ポリイミド樹脂,フッ素樹脂等の耐熱性樹脂
が挙げられ、また、充填材成分としては、黒鉛,硫酸バ
リウム,金属粉,カシュ−ダストや、酸化ジルコニウム
が挙げられる。
【0009】
【実施例】結合材としてフェノ−ル樹脂を、充填材成分
として黒鉛,硫酸バリウム,カシュ−ダスト,青銅粉,
酸化ジルコニウムを用いて、これらを均一に混合し、温
度150℃、圧力400kg/cm2で10分間加圧加
熱成型し、次いで温度200℃で5時間熱処理して、表
に示す実施例の摩擦材を得た。また、同様にして比較例
の摩擦材を得た。
として黒鉛,硫酸バリウム,カシュ−ダスト,青銅粉,
酸化ジルコニウムを用いて、これらを均一に混合し、温
度150℃、圧力400kg/cm2で10分間加圧加
熱成型し、次いで温度200℃で5時間熱処理して、表
に示す実施例の摩擦材を得た。また、同様にして比較例
の摩擦材を得た。
【0010】これらの摩擦材を、フルサイズダイナモ試
験機を用いて摩擦試験(JASO C406−82,イ
ナ−シャ4kgs2)及び剪断強度試験(JASO C
444−78)を行なった。その結果を表1に示す。
験機を用いて摩擦試験(JASO C406−82,イ
ナ−シャ4kgs2)及び剪断強度試験(JASO C
444−78)を行なった。その結果を表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のとおりであって、繊維成
分を全く含まず、フェノ−ル樹脂等の結合材成分及び、
黒鉛,硫酸バリウム等の充填材成分から成るもので、硫
酸バリウムの量を摩擦材全体の40〜70体積%とした
結果、繊維成分を含んだ従来の摩擦材と比較して、摩擦
,摩耗性能において遜色がなく、各成分を均一にするた
めの混合が容易となり、予備成型も不要となるから、製
造コストを低減できると共に、均一な摩擦材を製造でき
るため、摩擦係数の安定性が良好になる。
分を全く含まず、フェノ−ル樹脂等の結合材成分及び、
黒鉛,硫酸バリウム等の充填材成分から成るもので、硫
酸バリウムの量を摩擦材全体の40〜70体積%とした
結果、繊維成分を含んだ従来の摩擦材と比較して、摩擦
,摩耗性能において遜色がなく、各成分を均一にするた
めの混合が容易となり、予備成型も不要となるから、製
造コストを低減できると共に、均一な摩擦材を製造でき
るため、摩擦係数の安定性が良好になる。
Claims (2)
- 【請求項1】 フェノ−ル樹脂等の熱硬化性樹脂から
成る結合材成分と、黒鉛等の充填材成分とから成り、充
填材成分の少なくとも一部に硫酸バリウムを含むことを
特徴とする繊維成分を含まない摩擦材。 - 【請求項2】 硫酸バリウムの含有量が摩擦材全量の
40〜70体積%であることを特徴とする請求項1に記
載の摩擦材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8736491A JP2879382B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 繊維成分を含まない摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8736491A JP2879382B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 繊維成分を含まない摩擦材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04300990A true JPH04300990A (ja) | 1992-10-23 |
JP2879382B2 JP2879382B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=13912841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8736491A Expired - Fee Related JP2879382B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 繊維成分を含まない摩擦材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2879382B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010098470A1 (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-02 | 曙ブレーキ工業株式会社 | 摩擦材 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP8736491A patent/JP2879382B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010098470A1 (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-02 | 曙ブレーキ工業株式会社 | 摩擦材 |
JP2010222555A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-10-07 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 摩擦材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2879382B2 (ja) | 1999-04-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |