JPH0430083Y2 - - Google Patents

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JPH0430083Y2
JPH0430083Y2 JP1986089139U JP8913986U JPH0430083Y2 JP H0430083 Y2 JPH0430083 Y2 JP H0430083Y2 JP 1986089139 U JP1986089139 U JP 1986089139U JP 8913986 U JP8913986 U JP 8913986U JP H0430083 Y2 JPH0430083 Y2 JP H0430083Y2
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paper cup
paper
holder
cups
stopper
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、紙カツプ抜取装置に関するもの
で、多数重ね合わせられた紙カツプ群から紙カツ
プを一個づゝ分離して抜き取るための抜取装置の
構造に関するものである。
この考案において紙カツプとは、材質を紙とす
るものに限ることなく、紙、アルミホイル、ある
いは高分子化合物製の薄板など、ひろくシート状
の可撓性材料よりなるカツプ類を包含する称呼と
して特に使用されるものとする。
(従来技術) 多数重ね合わせられた紙カツプ群は、その製造
工程上たがいに分離しにくい状態にあり、之を自
動的に抜き取る装置として従来行われているもの
の代表例としては、つぎに述べるものがある。す
なわち、紙カツプ群に対して周囲から揉みほぐす
運動を与えて一個づゝを分離し易い状態としたの
ち、真空口を近づけて紙カツプの底部平面を吸着
し、後続の紙カツプ群から下方に抜き取る方法が
ある。しかし、真空口に吸着された紙カツプを下
方に抜き取るとき、揉みほぐしによる分離が完全
に行われていない場合は、複数個の紙カツプが一
度に抜き取られることがあり、抜取作業が不確実
で不安定となつて、きわめて信頼性のない作業と
なつていた。そのため、時間と手間をかけて手作
業によつてこれを分離する必要があつた。
また、従来技術の他の例として、特開昭52−
69166号公報のものがある。これによれば、トレ
ーをホルダーの外へ一個ずつ引き出すときの連れ
引き防止用の爪がホルダーの出口に設けられてい
て、その位置の調整が事前に行われ得るようにな
つており、一応上記従来からの問題点に対する改
善のあとが窺われる。
しかし、上記爪の配設による解決手段は、たと
えこのような事前調整が可能であつても、要する
に調整の後は固定状態であり、この方式でトレー
の連れ引きを確実に防止しようとすれば、爪の間
隔を一層狭めるしか方法がなく、その結果トレー
の引き出しに無理が生じ、トレーの縁辺が損傷を
受けるなどの致命的な問題が派生する。
また、引き出したトレーの整頓手段が大掛かり
なものとなつていて、装置全体の大形化、ないし
は複数化を招き、設備費用の高騰化が避けられな
いという問題がある。
(考案の目的) この考案は、紙カツプの抜取作業を、人手を使
わないで全く自動的に行なうことができ、しかも
簡単な装置と容易な操作とによつて、確実な作業
を安定的に行なつて信頼性の高い結果を得ること
のできる紙カツプ抜取装置を提供することを目的
としてなされたものである。
(考案の構成) この考案は、上記の目的を達成するための構成
として、多数の紙カツプを重ね合わせてなる紙カ
ツプ群をほぼ水平状態に収容し、該紙カツプ群を
出口に向かつて自動的に移動させる押付手段をそ
なえるホルダーと、ホルダーの出口端面上の互い
に対向する上下二箇所に設けられて上記紙カツプ
群が出口から外部に押し出されることを上下二箇
所において静止するストツパーと、上記二箇所の
ストツパーのうち下部ストツパーに付設されて、
それにより該ストツパーを上方に移動して少なく
とも出口側に位置する先頭の紙カツプの下部スト
ツパーに対向する側面をホルダーの軸心に近付け
る方向に局部的に折り曲げ、該先頭の紙カツプの
受渡操作の終了とともに再び該ストツパーを旧位
置に復帰させて後続の紙カツプがホルダーの外へ
押し出されることを制止するまでの下部ストツパ
ーの往復移動を、該受渡操作と関連して作動させ
るための下部ストツパーの制御手段と、ホルダー
の出口側の先頭の紙カツプに向かつて前進し、そ
の先端近傍に下向きに開口させた真空口により、
上記局部的に折り曲げられた紙カツプの側面の内
側を吸着することによつて先頭の紙カツプの受渡
操作が完了し、その状態で旧位置に向かつて後進
する途中の所定位置で真空口内の真空を解除し、
保持している紙カツプを下方の所定位置に落下さ
せるための作動手段が設けられる抜取棒と、抜取
棒が先頭の紙カツプをその先端近傍に保持した状
態で、旧位置に向かつて後進する上記経路の途中
に、設置位置の調整を可能に設けられて紙カツプ
の落下地点の調整ならびに落下姿勢の規制のため
に紙カツプの通過を妨害して抜取棒から紙カツプ
を落下させるための引掛棒とをそなえることを特
徴とする。
(作用) この考案装置を用いて、多数重ね合わされた紙
カツプ群から紙カツプを一個ずつ抜き取るには、
ホルダーの出口端面に設けた上下二箇所のストツ
パーのうちの下部ストツパーを上方に持ち上げ、
持ち上げることによつて少なくともホルダーの出
口側に位置する先頭の紙カツプの下部ストツパー
に対向する側面をホルダーの軸心に近付ける方向
に局部的に折り曲げる。
一方、ホルダーの出口側の先頭の紙カツプに向
かつて前進せしめた抜取棒は、前進を終わるのと
同時にその先端近傍の下向きに開口させた真空口
により、上記折り曲げられた紙カツプの側面の内
側を吸着することによつて、先頭の紙カツプのみ
を後続の紙カツプから分離する。この時点で、下
部ストツパーは再び旧位置に復帰して後続の紙カ
ツプがホルダーの外へ押し出されることを制止す
る。
このとき抜取棒は、先端近傍に紙カツプを吸着
した状態で旧位置に向かつて後進し、その途中の
所定位置で真空口内の真空を解除して、保持して
いる紙カツプを下方の所定位置に落下させる。抜
取棒が先頭の紙カツプをその先端近傍に保持した
状態で旧位置に向かつて後進するとき、その経路
の途中に引掛棒が設けられていて、これによつて
紙カツプの通過を妨害して抜取棒から紙カツプを
落下させる。またその引掛棒の設置位置を調整す
ることによつて、カツプの落下地点の調整と落下
姿勢の規制が行われる。
(実施例) つぎにこの考案装置の一実施例を図面によつて
具体的に説明する。
第1図〜第4図において、1は紙カツプ2,2
…よりなる紙カツプ群で、多数の紙カツプを密接
して重ね合わせた状態のものである。3は紙カツ
プ用のホルダーで、その中に紙カツプ群1を収容
し、押出板4により、紙カツプ群1の後端に絶え
ず押付力aを作用せしめ、先頭の紙カツプを順次
定位置に送り出すための押付手段5が押出板4に
付設される。6は上部ストツパーで、ホルダー3
の前端上部に付設され、先頭の紙カツプ2−1が
ホルダー3から落ちることを制止するためのもの
である。7は下部ストツパーで、ホルダー3の前
端下部に付設され、上部ストツパー6と同様に、
先頭の紙カツプ2−1がホルダー3から落ちるこ
とを制止するとともに、シリンダ8によつて上下
動せしめることによつて、先頭付近の紙カツプ
2,2,…の摺鉢状斜面部を上方に持ち上げ、抜
取棒9の真空口10に向つて接近せしめて吸着作
用を容易ならしめるための手段として機能する。
11は引掛棒で、抜取られた紙カツプをコンベヤ
上に落下するに際しての落下地点の規制と落下の
姿勢を匡正するためのものである。
抜取棒9は下部先端に真空口10をそなえ、配
管12によつて内部の空気圧を負圧にすることに
より、紙カツプを真空口10の外面に吸着せしめ
る。13は案内レールで、支持板14に係着され
た抜取棒9がシリンダ15によつて前進あるいは
後退せしめられるときのガイドの役目をする。1
6は搬送コンベアで、抜取棒9によつて抜き取ら
れ落下せしめられた紙カツプを次工程に向つて搬
送するためのものである。
つぎに本案装置の作用を上記実施例のものにつ
いて説明する。第2図において、先頭の紙カツプ
2−1は、後方からの押付力aにより、ホルダー
3の前端部で上下のストツパーにより抜け出るこ
とを防止されている。
つぎに、シリンダ15の作用により(第1図)、
抜取棒9が第3図に示すようにホルダー3に向つ
て前進する。前進を終ると、抜取棒9内を負圧に
する。一方、シリンダ8の上昇行程により、下部
ストツパー7が上昇して先頭近傍の紙カツプの摺
鉢状斜面部を上方へ押し上げると、先頭の紙カツ
プ2−1の斜面部が極めて容易に、しかも確実に
真空口10の外面に吸着される。吸着されるとシ
リンダ8が降下し、第4図のようになる。この状
態にすると、吸着された先頭の紙カツプだけが下
部ストツパー7から外れるので、容易に取出せる
が、他の紙カツプ群は上、下の各ストツパー6,
7に阻止されたままであるので、抜出ることは出
来ない。この状態で抜取棒9を後退せしめると、
先頭の紙カツプ2−1は後続の紙カツプ群から分
離して抜き取られ(第4図)、紙カツプ群1は押
付力aによつてホルダー3の前端に向つて前進せ
しめられる。抜取棒9が所定の位置まで後退し、
抜き取られた紙カツプの上縁が引掛棒11によつ
て制止せられる位置に達すると(第5図)、抜取
棒9内の負圧が解消され、紙カツプ2−1は真空
口10から離れて搬送コンベヤ16上に落下し、
次工程に向つて搬送される。
紙カツプ群1を押出板4によつて順次ホルダー
の先端に向かつて送り出す手段として、重錘Wに
よる押付手段5の例を示したが、重錘の代りに引
張ばねを装備し、あるいは押出板4の後方に圧縮
ばねを装入するなどの代替手段の適用も、もとよ
り可能である。
さらに、シリンダ8ないしシリンダ15の流体
圧の切替えによる往復運動の作用についても、カ
ムの回転によつて作動せしめるなど、公知の代替
機構の適用が可能であることは言うまでもない。
(考案の効果) この考案にかゝる紙カツプ抜取装置は以上のよ
うに構成されるので、紙カツプの抜取作業を人手
を使わないで全く自動的に行なうことができ、し
かも簡単な装置と容易な操作とによつて、確実な
作業を安定的に行なつて信頼性の高い作業を継続
して行なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の一実施例の斜視図、第2
図、第3図、第4図および第5図はいずれもその
実施例の要部の断面図で、作用経過を説明するた
めのそれぞれ異なる作動態様を示す図である。 1……紙カツプ群、2……紙カツプ、2−1…
…先頭の紙カツプ、3……ホルダー、4……押出
板、5……押付手段、6……上部ストツパー、7
……下部ストツパー、8,15……シリンダ、9
……抜取棒、10……真空口、11……引掛棒、
12……配管、13……案内レール、14……支
持板、16……搬送コンベア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 多数の紙カツプを重ね合わせてなる紙カツプ群
    をほぼ水平状態に収容し、該紙カツプ群を出口に
    向かつて自動的に移動させる押付手段をそなえる
    ホルダーと、 ホルダーの出口端面上の互いに対向する上下二
    箇所に設けられて上記紙カツプ群が出口から外部
    に押し出されることを上下二箇所において制止す
    るストツパーと、 上記二箇所のストツパーのうち下部ストツパー
    に付設されて、それにより該ストツパーを上方に
    移動して少なくとも出口側に位置する先頭の紙カ
    ツプの下部ストツパーに対向する側面をホルダー
    の軸心に近付ける方向に局部的に折り曲げ、該先
    頭の紙カツプの受渡操作の終了とともに再び該ス
    トツパーを旧位置に復帰させて後続の紙カツプが
    ホルダーの外へ押し出されることを制止するまで
    の下部ストツパーの往復移動を、該受渡操作と関
    連して作動させるための下部ストツパーの制御手
    段と、 ホルダーの出口側の先頭の紙カツプに向かつて
    前進して、その先端近傍に下向きに開口させた真
    空口により、上記局部的に折り曲げられた紙カツ
    プの側面の内側を吸着することによつて先頭の紙
    カツプの受渡操作が完了し、その状態で旧位置に
    向かつて後進する途中の所定位置で真空口内の真
    空を解除し、保持している紙カツプを下方の所定
    位置に落下させるための作動手段が設けられる抜
    取棒と、 抜取棒が先頭の紙カツプをその先端近傍に保持
    した状態で旧位置に向かつて後進する上記経路の
    途中に設置位置の調整を可能に設けられて、紙カ
    ツプの落下地点の調整ならびに落下姿勢の規制の
    ために紙カツプの通過を妨害して抜取棒から紙カ
    ツプを落下させるための引掛棒と、 をそなえることを特徴とする紙カツプ抜取装置。
JP1986089139U 1986-06-10 1986-06-10 Expired JPH0430083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986089139U JPH0430083Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986089139U JPH0430083Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62200510U JPS62200510U (ja) 1987-12-21
JPH0430083Y2 true JPH0430083Y2 (ja) 1992-07-21

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ID=30947852

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JP1986089139U Expired JPH0430083Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4990051B2 (ja) * 2007-07-05 2012-08-01 株式会社美幸軒 シート状トレー自動供給装置およびこれを用いた弁当箱への盛り付けラインシステム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5269166A (en) * 1975-12-05 1977-06-08 Shikoku Kakoki Co Ltd Method of taking out tray and its device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5269166A (en) * 1975-12-05 1977-06-08 Shikoku Kakoki Co Ltd Method of taking out tray and its device

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JPS62200510U (ja) 1987-12-21

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