JPH04300733A - ハブクラッチ - Google Patents

ハブクラッチ

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Publication number
JPH04300733A
JPH04300733A JP6475791A JP6475791A JPH04300733A JP H04300733 A JPH04300733 A JP H04300733A JP 6475791 A JP6475791 A JP 6475791A JP 6475791 A JP6475791 A JP 6475791A JP H04300733 A JPH04300733 A JP H04300733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
wheel hub
retainer
sprag
wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP6475791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Ito
健一郎 伊藤
Hiromi Nojiri
博海 野尻
Tateo Adachi
健郎 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP6475791A priority Critical patent/JPH04300733A/ja
Publication of JPH04300733A publication Critical patent/JPH04300733A/ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドライブシャフトと
ホイールハブとの間で駆動力の伝達と遮断を行なうハブ
クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】主としてオフロード走行を目的とする4
輪駆動車には、後輪を常時駆動すると共に、前輪のドラ
イブシャフトとホイールハブとの間にハブクラッチを組
込み、そのハブクラッチによりホイールハブへの駆動力
の伝達と遮断を行なって、4輪駆動と2輪駆動を切換え
るようにしたものがある。
【0003】このようなハブクラッチとして、従来、実
公平2−43785号公報で提案されたものが公知であ
る。このクラッチは、ドライブシャフトの動きに連動す
るカム機構等の作用によってシャフトに外嵌したスライ
ドギヤを移動させ、そのスライドギヤをホイールハブに
噛み合せて、ドライブシャフトとホイールハブを断接す
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案のハ
ブクラッチの場合、ドライブシャフトが駆動されている
間は、ドライブシャフトとホイールハブが常に直結した
状態にあるため、タイトコーナーを旋回した際に、前輪
と後輪の間に生じる旋回距離の差によって速く回ろうと
する前輪にスリップが生じ、ブレーキング現象を生じさ
せる不具合がある。
【0005】このため、上記のクラッチを使用した構造
では、フルタイムの4輪駆動を実現できず、運転者がタ
イトコーナー旋回などの走行状態に応じて手動で前後輪
間の連結を切離し、4輪駆動と2輪駆動を使い分ける必
要があり、切換えの操作に手間がかかるという欠点があ
った。
【0006】そこで、この発明の目的は、ドライブシャ
フトとホイールハブの回転差に応じて自動的にその両者
の係合と離脱の切換えができ、常時直結型でフルタイム
の4輪駆動を可能とするハブクラッチを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明のハブクラッチは、ドライブシャフトとそ
れに嵌合するホイールハブの対向する面に、それぞれ係
合子の係合面を形成し、その両係合面間に回動可能に設
けた保持器のポケットに、保持器とドライブシャフトの
相対回転によって両係合面に係合する係合子と、その係
合子を両係合面間と係合しない位置に保持する弾性部材
とを組込み、上記保持器とドライブシャフトを回転方向
すき間を介して共回り可能に連結すると共に、保持器と
ドライブシャフトの間に回転差を生じさせる差動手段を
備えた構造としたのである。
【0008】
【作用】上記の構造においては、ドライブシャフトが回
転すると、差動手段の作用により回転方向すき間の分だ
け保持器とドライブシャフトが相対回転し、係合子が係
合作動位置に移動する。
【0009】この状態で、ドライブシャフトの回転がホ
イールハブより速いと、係合子が両係合面に係合し、ド
ライブシャフトとホイールハブが一体で回転する。逆に
、ホイールハブの回転がドライブシャフトの回転より速
くなると、ホイールハブは係合子に対してオーバーラン
ニングし、ドライブシャフトと切離された状態で回転す
る。このため、駆動力の伝達は、ドライブシャフトから
ホイールハブに向かう方向だけとなり、逆方向は遮断さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】図1に示すように、前輪駆動用のドライブ
シャフト1に、その先端部分を除いて車体に固定される
ナックル2が嵌合し、そのナックル2に軸受3、3を介
してホイールハブ4が回転可能に支持される。
【0012】このホイールハブ4は、ボルト7を介して
連結される前部材5と後部材6とから成り、後部材6に
、タイヤホイール8やブレーキ装置9が取付けられる。 また、前部材5には、先端部に防水・防塵用のキャップ
10が装着され、内周面にクラッチ用外輪11が圧入に
よって固定される。
【0013】その外輪11と向き合うドライブシャフト
1の周面には、セレーション溝の嵌め合いによりクラッ
チ用内輪12が一体に取付けられ、その内輪12と外輪
11の対向する面に、それぞれ係合子としてのスプラグ
15が係合する円筒形の係合面13、14が形成される
【0014】この両係合面13、14の間には、大径の
回動可能な制御保持器16と、内輪12に取付けた作動
ピン18に固定される小径の固定保持器17が組込まれ
、その作動ピン18の先端が、制御保持器16に設けた
ピン孔19に挿通している。
【0015】制御保持器16と固定保持器17には、図
2に示すように、対向して周方向に複数のポケット20
、21が形成され、その各ポケット20、21に、スプ
ラグ15と弾性部材22とが組込まれる。
【0016】このスプラグ15は、図4に示すごとく、
外径側と内径側がスプラグの中央線上に曲率中心をもつ
弧状面23で形成され、左右の両方向に所定角度傾くと
、両係合面13、14と係合してドライブシャフト1と
ホイールハブ4を一体化する。また、弾性部材22は、
制御保持器16に支持され、各スプラグ15を両側から
押圧して、通常時両係合面13、14と係合しない中立
の位置にスプラグを保持する。
【0017】一方、上記の制御保持器16の後端部には
、ドライブシャフト1にホルダー24を介して取付けた
差動軸受25が連結している。この差動軸受25は、半
径方向すき間をゼロ以下に設定し、所定圧以上の予圧を
加えて転がり時の回転モーメントを大きく設定してあり
、その回転抵抗により制御保持器16を減速して、ドラ
イブシャフト1に対して制御保持器16を常に遅れ回転
させる機能をもっている。
【0018】また、内輪12と両保持器16、17を挿
通する作動ピン18は、図3に示すように、内輪12と
固定保持器17に対してはすき間なく一体で固定される
が、制御保持器16のピン孔19との間には回転方向す
き間26をもって遊嵌される。この回転方向すき間26
は、制御保持器16のドライブシャフト1に対する遅れ
角を決めるもので、その大きさは、スプラグ15が内外
輪11、12間の中立の位置から弾性部材22を介して
両係合面13、14に接触するまでの距離よりも大きく
設定される。
【0019】実施例のハブクラッチAは上記のような構
造であり、次に、このハブクラッチの作用を、図6に示
すような後輪D、Dを常時駆動輪とし、フロントデフB
から延びるドライブシャフト1、1と、各前輪C、Cの
ホイールハブ4、4との間にハブクラッチAを組込んだ
例に基づいて説明する。
【0020】いま、ドライブシャフト1が回転すると、
差動軸受25の作用により減速される制御保持器16は
、回転方向すき間26の分だけドライブシャフト1より
回転が遅れ、固定保持器17に対して相対回転する。 この両保持器16、17の相対回転により図4に示すよ
うにスプラグ15がドライブシャフト1の回転方向(矢
印)に対して反対方向に傾き、両係合面13、14に接
触して係合作動状態になる。
【0021】この場合、制御保持器16に取付けた弾性
部材22がスプラグ15を常に押圧状態で保持するため
、作動ピン18とピン孔19の周壁が接触する前に全ス
プラグ15が係合状態に移動し、その状態でドライブシ
ャフト1と制御保持器16が共回りする。
【0022】上記の状態から、ドライブシャフト1がひ
きつづき回転して、ホイールハブ4との間に回転差が生
じると、スプラグ15が即座に係合面13、14に係合
し、外輪11と内輪12を一体化する。このため、ドラ
イブシャフト1の駆動力がホイールハブ4を介して前輪
に伝わり、4輪駆動状態になる。
【0023】また、自動車が直進状態にあるときは、後
輪と前輪がつれ回りするため、ドライブシャフト1とホ
イールハブ4の回転は同じになるはずであるが、実際に
は、後輪に発生する滑りにより車速が若干落ち、前輪お
よびホイールハブの回転に対してドライブシャフト1の
回転がわずかに上回る。このため、直進走行時において
もスプラグ15が係合面13、14に係合して前輪が駆
動され、4輪駆動となる。
【0024】一方、タイトコーナーの旋回によって後輪
より前輪が速く回転すると、ホイールハブ4の回転がド
ライブシャフト1の回転を上回るが、この状態では、外
輪11がスプラグ15に対してオーバーランニング(空
転)するため、スプラグ15は係合面13、14に係合
しない。このため、ドライブシャフト1とホイールハブ
4は切離された状態で回転し、後輪の動きによって前輪
の動きが規制されないため、タイトコーナーのブレーキ
ング現象が生じない。
【0025】また、タイトコーナーの旋回中、後輪がス
リップして車速が落ちると、減速する前輪よりもドライ
ブシャフト1の回転が上回り、ドライブシャフト1の回
転がホイールハブ4よりも速くなる。このため、スプラ
グ15が係合面13、14に係合し、4輪駆動状態に切
換わる。
【0026】その場合、旋回中のスプラグ1が常に図4
に示すような係合作動状態にあるため、スプラグ1と係
合面13、14は瞬時に係合し、係合の際に衝撃等が発
生せず、円滑な切換えが行なえる。
【0027】このように、上記の構造では、走行中駆動
輪である後輪がスリップすると自動的に4輪駆動に切換
わり、タイトコーナーの旋回中などにおいて前輪の回転
が後輪より速くなると、クラッチのオーバーランニング
によって前後輪が切離されるため、スムーズで安定した
走行を行なうことができる。
【0028】また、ドライブシャフト1が逆向きに回転
すると、制御保持器16が逆方向に回動して、スプラグ
15を係合面13、14の反対側の係合位置に移動させ
るため、自動車の前進と後退の両方向において駆動の切
換えを全く同様に行なうことができる。
【0029】図5は、他の実施例を示し、クラッチの係
合子にスプラグに代えてローラを用いた例を示している
。この例では、ホイールハブ4に取付けた外輪31に円
筒形の係合面32を形成し、ドライブシャフト1に取付
けた内輪33の外周面に、上記の係合面32に対してく
さび状のカム面を形成する複数の係合面34を設けてい
る。
【0030】また、係合面32と係合面34の間に、環
状の保持器35を組込み、この保持器35に設けたポケ
ット36に、一対のローラ37、38と、そのローラ3
7、38をポケット36の対向する側面に押し付けて中
立位置に保持する弾性部材39を組込んでいる。
【0031】この場合、図示は省略したが、保持器35
に設けたピン孔に、内輪33から突出作動ピンを遊嵌し
、かつ保持器35に差動軸受を連結させる。
【0032】上記の構造では、保持器35がドライブシ
ャフト1に対して左右方向に回動すると、ローラ37、
38の一方が係合面32、34に交互に係合し、ドライ
ブシャフト1とホイールハブ4を一体化する。
【0033】なお、クラッチの係合子は、一方向の回転
方向によって係合するスプラグを左右一対で係合面の間
に組込んで用いるようにしてもよい。
【0034】また、保持器とドライブシャフトの間に回
転差をつける差動手段は、上述した差動軸受25に限ら
ず、歯車差速機構や、摩擦部材とのすべり接触によって
減速させるブレーキ機構などを利用することもできる。
【0035】
【効果】以上のように、この発明のハブクラッチは、機
械式クラッチの係合とオーバーランニングの作用を利用
し、ドライブシャフトとホイールハブとの間の回転差に
応じて自動的に両者の係合と離脱を切換えるので、4輪
直結状態でタイトコーナーを旋回してもブレーキング現
象を引き起こすことがなく、フルタイムで直結型の4輪
駆動を実現できる効果がある。
【0036】また、係合子を常に係合作動状態におくの
で、車輪のスリップ等によりドライブ車輪とホイールハ
ブとの間にわずかでも回転差が生じると、瞬時に係合子
を係合させることができ、応答性のよい駆動力の切換え
と強力な駆動力の伝達が行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った拡大断面図
【図3
】図1のIII −III 線に沿った拡大断面図
【図
4】図2の要部の拡大断面図
【図5】他の実施例を示す断面図
【図6】自動車へのハブクラッチの装着例を示す図
【符号の説明】
1  ドライブシャフト 4  ホイールハブ 13、14、32、34  係合面 15  スプラグ 16  制御保持器 17  固定保持器 18  作動ピン 20、21  ポケット 22  弾性部材 25  差動軸受 26  回転方向すき間 32、34  係合面 35  保持器 36  ポケット 37、38  ローラ 39  弾性部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ドライブシャフトとそれに嵌合するホ
    イールハブの対向する面に、それぞれ係合子の係合面を
    形成し、その両係合面間に回動可能に設けた保持器のポ
    ケットに、保持器とドライブシャフトの相対回転によっ
    て両係合面に係合する係合子と、その係合子を両係合面
    間と係合しない位置に保持する弾性部材とを組込み、上
    記保持器とドライブシャフトを回転方向すき間を介して
    共回り可能に連結すると共に、保持器とドライブシャフ
    トの間に回転差を生じさせる差動手段を備えたハブクラ
    ッチ。
JP6475791A 1991-03-28 1991-03-28 ハブクラッチ Pending JPH04300733A (ja)

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JP6475791A JPH04300733A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 ハブクラッチ

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