JPH0430001Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は定盤側面に取付けたホルダと定盤によ
り、被切断材を支持する卓上丸鋸切断機に関する
ものである。

〔考案の背景〕

第４図、第５図、第６図を用いて従来技術を説
明する。

卓上丸鋸切断機は、第４図に示すように、定盤
１上に固定したフエンス２に被切断材３を押し当
て、前記定盤１に回動可能に嵌合されたターンテ
ーブル４上に配設した支持体５の一端に設けた軸
６を中心として回動する外枠７に取付けられた電
動機８により駆動される丸のこ刃９を押し下げて
前記被切断材３を切断するもので、切断作業時に
は、被切断材３を安定させる為に、前記定盤１側
方に突当して取付けたホルダ１０を使用すること
が多い。従来のホルダ１０は前記定盤１の左側面
に設けられた長穴１１に差し込み、つぎに定盤１
との高さ調整を行なう。高さ調整作業は第６図に
示すように、ナツト１２をゆるめノブボルト１３
を回して上下に移動（矢印ａ方向）させる。

被切断材３が水平状態になつたらナツト１２を
縮めノブボルト１３を固定する。しかし、上記し
た高さ調整作業は操作が面倒であり、また、部品
点数が多いなどから原価高にもなつていた。

〔考案の目的〕

本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、高さ調整作業が簡単で、安価なホルダを提
供することである。

〔考案の概要〕

本考案は、定盤に対してホルダを傾斜させた格
好で取付ければ、ホルダの出し入れ操作だけで、
定盤とホルダの高さ調整作業が行なえる点に着目
し、前述した目的を達するようにホルダと定盤の
関係を工夫したものである。

〔考案の実施例〕 本考案の実施例を第１図、第２図、第３図によ
り説明する。丸棒をＵ字形に成形しただけの単一
部品から成るホルダ１０は、定盤１の左側面に定
盤１の上面に対し傾斜してあけた穴１４に差し込
まれ、定盤１の上面に対し傾斜した格好で取付け
られ、定盤１の左前面に設けられたボルト１５で
締めつけ固定されている。

以上の構成によれば、ホルダ１０と定盤１の高
さ調整は、はじめにボルト１５をゆるめて、第３
図に示すように、ホルダ１０を矢印方向へ動か
すだけで調整できる。

被切断材３が水平状態になつた位置でボルト１
５を締めつけ、ホルダ１０を固定する。

以上のように、ホルダ１０と定盤１の高さ調整
作業は従来と比較し、操作が簡単なので容易に行
なえる。

〔考案の効果〕

本考案によれば、定盤とホルダの高さ調整は、
ホルダの出し入れ操作だけで調整できるようにし
たので容易に行なえる。また、ホルダは形状が簡
単で部品点数も少ないことから安価である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の卓上丸鋸切断機の定盤
部の斜視図。第２図は第１図の上面図。第３図は
第２図の−線断面図。第４図は従来の卓上丸
鋸切断機の斜視図。第５図は第４図の定盤部の上
面図。第６図は第５図の−線断面図。 １は定盤、２はフエンス、３は被切断材、４は
ターンテーブル、５は支持体、６は軸、７は外
枠、８は電動機、９は丸のこ刃、１０はホルダ、
１１は長穴、１２はナツト、１３はノブボルト、
１４は穴、１５はボルトである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 定盤の上方に突出して設けられた支持体に揺動
   可能に支持された丸鋸刃を下降させることによつ
   て定盤上面に載置された被切断材を切断する卓上
   丸鋸切断機において、前記定盤の側面に定盤中央
   に向かつて下降するよう傾斜して設けられた少な
   くとも２個の長穴と、その両端が前記長穴に摺動
   可能に挿入されるＵ字状のホルダとを備え、該ホ
   ルダ及び定盤上面によつて前記被切断材を支持す
   るようにしたことを特徴とする卓上丸鋸切断機。