JPS5839853Y2 - デンキホゾトリキノ アンゼンソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は携帯用の電気丸鋸機をテーブルに取付けて据置形
の柄数機として使用する柄数機の安全装置に関する。

現在電動工具は事故防止の点から接触予防装置を取付け
るように規定されている。

又従来電気桐数機に安全装置を設けたものは既存するが
何れも納取作業性と安全性を十分確保するまでに至って
いなかった。

本案は従来の欠点を除去すべく研究の結果完成したもの
である。

以下本案の実施例を示した図面について説明すれば、１
は縦、横起立可能に裏側へベンチスタンド２．２を固定
したテーブルで、一端一隅にはＬ字型支持金具３をボル
ト２３で固定し、該支持金具３ヘボルト５で締着される
支持金具４間へＬ字状スタット６を挾持して起立させで
ある。

７は柄取りスタンドで、一側をテーブル１ヘボルト８と
ナツト９により着脱自在に固定し、他側へ脚杆１０を固
定してテーブル１と直角に固定してテーブル１を垂直に
起立するように設けである。

１１は丸鋸である。

上記の如く柄取りスタンド７を固定したテーブル１は第
１図乃至第４図示の如く垂直に起立した状態に据置され
る。

１２は安全カバーで該安全カバーは丸鋸周面を接触する
事なく覆えるように夫々コ字形断面に形成した主カバー
１３と、第１．第２補助カバー１４．１５から構成しで
ある。

先ず主カバー１３は、上記スタット６へ固定したホルダ
ー１６へ上下スライド調整自在にボルト１７締着により
垂設させたスライドパー１８の下端へ固定してなる。

なお、主カバー１３の一側垂直端面をテーブル１面に突
き合わしてもよい。

該テーブル面に沿って上下方向に位置調整自在に固定し
て丸鋸１１周面の一部を覆い、該主カバー１３の前端部
へ第１補助カバー１４を跨設させて第１補助カバー１４
の後端部を主カバー１３の後端部へ押し上げ回転可能に
枢着ピン１９によって枢着させ、その第１補助カバー１
４の前端部へ第２補助カバー１５を回転可能に枢着ピン
２０によって枢着させてテーブル１と桐取りスタンド７
面から突出する丸鋸歯の全周面を覆うように構威しであ
る。

上記安全カバー１２は、第１補助カバー１４が主カバー
１３前端部へ跨設することによって重なり合って下降位
置は規制され、第２補助カバー１５は第１補助カバー１
４内面に突設して掛止片２１を設ければその下降位置は
規制される。

更に第１補助カバー１４は、その前端面を傾斜面又は彎
曲面に形成して被切削物Ａの進入によって枢着ピン１９
を支点として円滑に押し上げられるように設けであると
共に、主カバー１３．第１．第２補助カバー１４．１５
は夫々重なり合って押し上げられるべく夫々の横巾を適
宜に選定して形成しである。

尚第２補助カバー１５は、丸鋸周面を可及的に多く覆え
るように、コ字形状とした前面１５ａの中央部に鋸と接
触しない巾を持った切割部１５ｂを縦設させ、被切削物
Ａにより第２補助カバー１５が押し上げられた時、上記
切割部１５ｂから丸鋸１１が通過するように設けである
。

上記構成とした安全カバー１２は、非切削時は第１図、
第２図の如くテーブルと柄取りスタンド７面から突出し
ている丸鋸１１の全周面を覆っている。

上記状態で丸鋸を枢動し、桐取りスタンド７面に沿って
第４図示の如く被切削物Ａを進入させると、該被切削物
に突き当って第１．第２補助カバー１４．１５は枢着ピ
ン１９．２０を支点として回動して押し上げられ、丸鋸
１１は切削状態となり切削加工は行なわれる。

次に切削加工が終了し被切削ｅ７Ａを後退させると、第
１．第２両補助カバー１４．１５は自重によって下降し
て丸鋸周面を覆う。

このように安全カバーは被切削物Ａの進入、又は後退に
追従して特別の操作を全く必要とする事なく丸鋸を切削
状態とし、又は覆う事が出来る。

又本案のテーブル１は第５図示例の如く柄取りテーブル
７を除去し、テーブル面から露出する丸鋸周面を覆い可
能に設けた主カバー２２と第１．第２補助カバー２４゜
２５から成る安全カバー１２ ａを枢着したバー２６を
上記スライドバー１８と取り換えてスタット６へ固定す
る事によって据置形の電気丸鋸桟用に兼用する事が出来
る。

尚第５図中２７はソーガードを示す。

以上のように本考案によれば、テーブル１と桐取りスタ
ンド７面より突出する丸鋸周面を主カバー１３と第１．
第２補助カバー１４．１５から成る安全カバー１２によ
って全て覆うと共に、該安全カバー１２は被切削物の進
入又は後退に追従して回動して丸鋸を切削状態とし、又
は覆うから作業性にも優れると共に丸鋸は切削時非切削
時の何れにも露出する事がなくなり桐取作業の安全性を
十分に確保する事が出来る。

なお、安全カバー１２は主カバー１３をテーブル１面に
突きあわせれば、スライドパー１８によりスタット６へ
固定するから、振動はテーブル面によって阻止されて横
振れを小さくさせる事が出来て、接触による鋸刃の損傷
を防止出来ると共にスライドパー１８および主カバー１
３をテーブル面に接触させであることにより、被切削物
の大きさに応じて上下方向の位置調整も容易に出来る等
実用上の効果甚大である。

又本案のテーブル１は据置形電気丸鋸機用に兼用する事
が出来る。

【図面の簡単な説明】

添附図面は本案の実施例を示したもので、第１図は斜視
図、第２図は非切削時の側面図、第３図は同正面図、第
４図は切削時の側面図、第５図はテーブルの他の使用例
を示した側面図である。 １・・・・・・テーブル、６・・・・・・スタット、７
・・・・・・オー、取り各タンド、１１・・・・・・丸
鋸、１２・・・・・・安全カバー、１３・・・・・・主
カバー、１４・・・・・・第１補助カバー、１５・・・
・・・第２補助カバー、１８・・・・・・スライドパー
、１９．２０・・・・・・枢着ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 桐取りスタンド７を直角に固定し起立するようにした電
   気丸鋸１１付テーブル１ヘスライドパー１８が該テーブ
   ルへ固定されたスタッド６に対して上下動できるよう構
   成したテーブル１と桐取スタンド７の面から丸鋸１１が
   突出している電気相数機において、上記丸鋸１１周面を
   被覆可能にコ字形断面を有した主カバー１３をスライド
   パー１８下端へ固定し、該主カバー１３の先端部へ第１
   補助カバーを跨設させて第１補助カバー１４の後端部を
   主カバー１３の後端部へ押上可能に枢着ピン１９によっ
   て枢着すると共に、該第１補助カバー１４の前端には、
   コ字状であって前面１５ａ中央部に切割部１５ｂを縦設
   した第２補助カバー１５の上端部を枢着ピン２０に枢着
   して揺動自在として安全カバー１２を形成し、被切削物
   進退に追従して前記第１、第２補助カバー１４．１５は
   上方へ揺動自在に押し上げられ、テーブル１と柄取りス
   タンド７面から突出する丸鋸１１を切削時には露出し得
   るよう覆って戊るように構成した電気納数機の安全装置
   。