JPH0612885Y2 - 木材加工具 - Google Patents

木材加工具

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JPH0612885Y2
JPH0612885Y2 JP1988109327U JP10932788U JPH0612885Y2 JP H0612885 Y2 JPH0612885 Y2 JP H0612885Y2 JP 1988109327 U JP1988109327 U JP 1988109327U JP 10932788 U JP10932788 U JP 10932788U JP H0612885 Y2 JPH0612885 Y2 JP H0612885Y2
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JP
Japan
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guide
wood
cutter
processing tool
guide body
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JP1988109327U
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JPH0231704U (ja
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和男 山本
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和男 山本
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は角材に垂木かけ或は根太堀等を形成するのに使
用される木工加工具に関するものである。
(従来の技術) 第7図のような角材Aに垂木かけBを形成するには、従
来は同図のように角材Aに線D、Eを墨入れし、その線
D、Eの両端を結ぶ線上に鋸Fで切込みG、Hを入れ、
その切込みG、Hと線D、Eに囲まれる部分を鑿Iで切
り取っていた。
第8図のような角材Aに根太堀Cを形成するには、従来
は同図のように角材Aに線J、K、L、Mを墨入れし、
その墨入れした部分を鑿Iで切り取っていた。
(考案が解決しようとする課題) 前記のうち第7図のように垂木かけBを形成する場合
は、墨入れ、鋸による切込みの形成、鑿による切り取り
という三工程が必要になり、作業が面倒で、作業能率も
悪かった。
第8図のように根太堀Cを形成する場合は鋸は必要ない
が、墨入れ、鑿による切り取りという作業は必要であ
り、特に鑿による切り取りが面倒で、作業能率が悪かっ
た。
(考案の目的) 本考案の目的は墨入れをしなくとも、また鑿を使用しな
くとも垂木かけB或は根太堀Cを形成することができ、
しかも従来方法の数倍も効率よく加工できる木工加工具
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の木工加工具は第3図、第5図のように、加工す
る木材1の長手方向に横長で且つ同木材の角部2にセッ
トできるガイド部3aと、同木材1の奥行方向に縦長で
且つ同木材1の角部2にセットできる支持部3bとが横
に連接されてなる加工具本体3の支持部3bの上に、前
記木材1の角部2を切削して垂木かけBや根太堀C等を
形成するカッター4をのせて移動できる案内体5を回動
可能に取付け、同案内体5と加工具本体3とには案内体
5の上に乗せたカッター4の回転刃物6が木材1側に突
出する開口部7a、7bが形成され、同案内体5と加工
具本体3との間には同案内体5を所望の前傾角度に調節
して固定できる角度調節具11を取付け、同案内体5に
はその長手方向に移動するカッター4を停止させるスト
ッパー12を設け、同ストッパー12はカッター4の移
動方向に移動可能で且つ所望位置に固定可能とし、前記
加工具本体3のガイド部3aの内面には前記カッター4
により木材1に先に形成された垂木かけB或は根太堀C
等の内部にセットできる位置決めガイド8が取付けら
れ、同位置決めガイド8は垂木かけB域は根太堀C等の
内部にセットすると前記案内体5及び加工具本体3の開
口部7a、7bの位置が次に垂木かけB或は根太堀Cが
形成される位置に位置決めされるように前記ガイド部3
aの長手方向に移動可能したものである。
(作用) 本考案の木工加工具により第7図のような垂木かけBを
形成するには、先ず、加工具本体3の裏側に形成されて
いる位置決めガイド8と案内体5の開口部7aとの間隔
L(第1図)を垂木かけBの間隔W(第7図)に合わせ
ておく。
次に第3図のように加工具本体3を加工する木材1の角
部2に当てがい、案内体5の二本のガイド9間の受け板
10にカッター4をのせる。このとき第4図のようにカ
ッター4の回転刃物6が案内体5の開口部7aから下方
に突出する。この状態で回転刃物6を回転させながらカ
ッター4をガイド9に沿って第3図の矢印方向a方向
(左上方)に移動させると、前記木材1の角部2が切削
されて垂木かけBが形成される。
一つの垂木かけBが形成されてから加工具本体3を横移
動させて、同本体3の裏側に形成されている位置決めガ
イド8を先に形成された垂木かけB内にセットすると、
案内体5の開口部7aが次に垂木かけBを形成する位置
に自動的にセットされる。この状態で前回と同様に案内
体5の受け板10にカッター4をのせて、同カッター4
を前回と同様に第3図の矢印a方向に移動させると、先
に形成された垂木かけBから第1図の間隔L(=第7図
のW)だけ離れた位置に次の垂木かけBが形成される。
以下同様にして加工具本体3の横移動、案内体5へのカ
ッター4のセット、カッター4の矢印a方向(第3図)
への移動を繰り返すことにより、一定間隔で次々と垂木
かけBを形成することができる。
この場合、第1図、第3図の角度調節具11により案内
体5の傾斜角度を調節することにより、形成される垂木
かけBの勾配を変えることができる。
本考案の木工加工具により第8図のような根太堀Cを形
成するには、先ず、加工具本体3の裏側に形成されてい
る位置決めガイド8と案内体5の開口部7aとの間隔L
(第2図)を根太堀Cの間隔W(第8図)に合わせてお
く。
次に第5図のように加工具本体3を加工する木材1の角
部2に当てがい、案内体5の二本のガイド9間の受け板
10にカッター4をのせる。このとき第6図のようにカ
ッター4の回転刃物6が案内体5の開口部7aから下方
に突出する。この状態で回転刃物6を回転させながらカ
ッター4をガイド9に沿って第5図の矢印方向b方向
(左方向)に移動させると、前記木材1の角部2が切削
されて根太堀Cが形成される。このときカッター4は第
5図の矢印方向に移動してストッパー12に当たったら
第6図の矢印c方向(左上方向)に持ち上げて回転刃物
6を根太堀Cから引き上げる。
一つの根太堀Cが形成されてから加工具本体3を横移動
させて、加工具本体3の裏側に形成されている位置決め
ガイド8を先に形成された根太堀C内にセットすると、
案内体5の開口部7aが次に根太堀Cを形成する位置に
自動的にセットされる。この案内体5にカッター4をの
せて同カッター4を前回と同様に第5図の矢印b方向に
移動させると先に形成された根太堀Cから第2図の間隔
L(=第8図のW)だけ離れた位置に次の垂木かけBが
形成される。
以下同様にして加工具本体3の横移動、案内体5へのカ
ッター4のセット、カッター4による切削加工を繰り返
すことにより一定間隔で次々と根太堀Cを形成すること
ができる。
この場合、形成される根太堀Cの終端側底部D(第6
図)は完全に切削されずに少し残るため、その底部Dは
後で鑿で取り除く。
(実施例) 第1図、第2図は本考案の木工加工具の異なる実施例で
ある。
第1図は垂木かけBを形成するのに使用される木工加工
具である。
第1図の加工具本体3は第3図、第5図に明示する様
に、加工する木材1の長手方向に横長で且つ同木材の角
部2にセットできるガイド部3aと、同木材1の奥行方
向に縦長で且つ同木材1の角部2にセットできる支持部
3bとが横に連接されてなり、更に、ガイド部3a、支
持部3bの夫々の前端部を下方に直角に折曲げてL字状
に形成して、第3図のように加工する木材1の角部2に
当てがうことができるようにしてある。
第1図の5は案内体であり、これは加工具本体3の先に
連接されている載せ板13(第3図)に受け板10を蝶
番14により取りつけて、同受け板10が第1図cの矢
印方向d−e方向に回動自在になるようにしてある。
第1図の9は受け板10の上に適宜間隔離して平行に取
りつけられたガイド板であり、この二枚のガイド板9間
にカッター4をのせることができるようにしてある。
第1図(a)(b)の7a、7bは開口部であり、この
うち開口部7aは受け板10に開口されており、開口部
7bは載せ板13に開口されており、この開口部7a、
7bから受け板10にのせたカッター4の回転刃物6が
第4図のように下方(木材1側)に突出するようにして
ある。
第1図の8は位置決めガイドであり、これは垂木かけB
内に嵌入できる幅の板状に成形され、加工具本体5の横
板15の裏面に、ボルト16とナット17とにより取り
付けられている。しかもナット17による締め付けを緩
めて加工具本体3から外し、加工具本体3に形成されて
いる他の止め穴18に付け替えることができるようにし
てある。止め穴18は加工具本体3に適宜数開けておく
ことができる。止め穴18の開口位置は位置決めガイド
8を取り付けたとき、同位置決めガイド8と案内体5の
開口部7aとの間隔L(第1図)が垂木かけBの間隔W
(第7図)と同じになるように選定しておく。
第1図の11は角度調節体であり、これは載せ板13と
受け板10との間にアーム21、22を取り付け、両ア
ーム21、22をボルト23とナット24とにより連結
して、ナット24を締め付けると両アーム21、22が
固定されて案内体5が所望の前傾角度に固定され、ナッ
ト24を緩めると両アーム21、22の傾斜角度を調節
できるようにしてある。この角度調節により木材Aに形
成される垂木かけBの勾配を所望通りに変えることがで
きる。
第2図において3は加工具本体であり、これは加工する
木材1の長手方向に横長で且つ同木材の角部2にセット
できるガイド部3aと、同木材1の奥行方向に縦長で且
つ同木材1の角部2にセットできる支持部3bとが横に
連接されてなり、更に、ガイド部3a、支持部3bの夫
々の前端部を同図(c)のように下方に直角に折曲げて
L字状に形成して、第5図のように加工する木材1の角
部2に当てがうことができるようにしてある。
第2図の5は案内体であり、これは加工具本体3の支持
部3bの載せ板13(第5図)に二枚のガイド板9が適
宜間隔離して平行に取り付けられ、この二枚のガイド板
9間の受け板10にカッター4を載せて第5図の矢印b
方向に移動できるようにしてある。
第2図の7aは受け板10に開口された開口部であり、
7bは載せ板13に開口された開口部であり、受け板1
0にのせたカッター4の回転刃物6がこの開口部7a、
7bから第6図のように下方(木材1側)に突出するよ
うにしてある。
第1図の8は位置決めガイドであり、根太堀C内に嵌入
できる幅の板状に成形され、加工具本体5の横板15の
裏面に、ボルト25とナット26とにより取り付けられ
ている。しかもナット26による締め付けを緩めると横
板15に形成されているガイド溝27に沿って横移動し
て、所望位置に固定できるようにしてある。この場合、
位置決めガイド8の固定位置は、同ガイド8と案内体5
の開口部7aとの間隔L(第2図)が根太堀Cの間隔W
(第8図)と同じになるように選定する。
第2図の12はストッパーである。これはカッター4を
ガイド板9に沿って第5図の矢印b方向に移動したとき
に、カッター4が必要以上に矢印b方向に移動して、木
材1の左端まで切削されることなく、途中で自動的に停
止するようにするためのものである。
このストッパー12は受け板13にボルト28、ナット
29により取り付けられ、ナット29を緩めると長穴3
0(第2図b)に沿ってスライドでき、それにより固定
位置を選定できるようにしてある。
第1図の場合も、第2図の場合もカッター4の回転刃物
6は垂木かけB或は根太堀Cを切削できるものであれば
どのようなものでもよいが、できれば垂木かけB或は根
太堀Cと幅と同じ刃幅のものが望ましい。このような回
転刃物であれば、同刃物6を案内体5にセットして一度
移動させるだけで所望幅の垂木かけB或は根太堀Cを切
削することができるので作業性が良く、便利である。
(考案の効果) 本考案の木材加工具は次のような効果がある。
.加工具本体3を加工する木材1の角部2にセット
し、案内体5にカッター4を載せて同カッター4を移動
させるだけで、垂木かけB、根太堀Cを形成できるの
で、これまでのように墨入れする必要がなく、また鋸や
鑿等も必要ない。このため垂木かけBや根太堀Cの加工
が非常に楽になり且つ作業能率も向上する。
.加工する木材1の長手方向に横長で且つ同木材の角
部2にセットできるガイド部3aと、同木材1の奥行方
向に縦長で且つ同木材1の角部2にセットできる支持部
3bとを横に連接して加工具本体3を形成してあるの
で、支持部3bだけの場合よりも木材1への加工具本体
3のセットが安定し、カッター4での切削作業がし易く
なり、作業中に加工具本体3が木材1から外れる虞れも
ないので怪我をする虞れもなく安全である。
.根太堀Cを形成する場合は、終端側底部D(第6
図)を鑿で取り除かなければならないが、それはほんの
わずかであるため特に問題はない。
.角度調節具11を設けてあるので、それを調節して
案内体5の角度を変えるだけで垂木かけBの勾配を調節
することができる。このため、一台の木工加工具があれ
ば、所望とする勾配の垂木かけBを手軽に加工すること
ができる。
.支持部3bの横に横長のガイド部3aを設け、それ
に位置決めガイド8を設けたので、同位置決めガイド8
と案内体5の開口部7aとの間隔Lが垂木かけB或は根
太堀Cの間隔Wと同じになるように位置決めガイド8を
位置調節することができる。このように位置調節すれ
ば、加工具本体3を木材1の長手方向に移動させて位置
決めガイド8を先に形成された垂木かけB或は根太堀C
内にセットするだけで、案内体5の開口部7aの上にの
せたカッター4が自動的に次に垂木かけB或は根太堀C
を形成する位置にセットされる。このため垂木かけB或
は根太堀Cを一定間隔で手軽に加工することができ、非
常に作業し易くなると共に作業能率が第7図、第8図に
示す従来方法の数倍も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の木工加工具の一例であり、同図(a)
は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図、
第2図は本考案の木工加工具の他例であり、同図(a)
は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図、
第3図及び第4図は第1図の木工加工具の使用説明図、
第5図及び第6図は第2図の木工加工具の使用説明図、
第7図は従来の垂木かけの加工説明図、第8図は従来の
根太堀の加工説明図である。 1は木材 2は木材角部 3は加工具本体 3aはガイド部 3bは支持部 4はカッター 5は案内体 Bは垂木かけ Cは根太堀 6は回転刃物 7は開口部 8は位置決めガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工する木材1の長手方向に横長で且つ同
    木材の角部2にセットできるガイド部3aと、同木材1
    の奥行方向に縦長で且つ同木材1の角部2にセットでき
    る支持部3bとが横に連接されてなる加工具本体3の支
    持部3bの上に、前記木材1の角部2を切削して垂木か
    けBや根太堀C等を形成するカッター4をのせて移動可
    能な案内体5を回動可能に取付け、同案内体5と加工具
    本体3とには案内体5の上に乗せたカッター4の回転刃
    物6が木材1側に突出する開口部7a、7bが形成さ
    れ、同案内体5と加工具本体3との間には同案内体5を
    所望の前傾角度に調節して固定できる角度調節具11を
    取付け、同案内体5にはその長手方向に移動するカッタ
    ー4を停止させるストッパー12を設け、同ストッパー
    12はカッター4の移動方向に移動可能で且つ所望位置
    に固定可能とし、前記加工具本体3のガイド部3aの内
    面には前記カッター4により木材1に先に形成された垂
    木かけB或は根太堀C等の内部にセットできる位置決め
    ガイド8が取付けられ、同位置決めガイド8は垂木かけ
    B或は根太堀C等の内部にセットすると前記案内体5及
    び加工具本体3の開口部7a、7bが次に垂木かけB或
    は根太堀Cを形成する位置に位置決めされるように前記
    ガイド部3aの長手方向に移動可能したことを特徴とす
    る木工加工具。
JP1988109327U 1988-08-20 1988-08-20 木材加工具 Expired - Lifetime JPH0612885Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988109327U JPH0612885Y2 (ja) 1988-08-20 1988-08-20 木材加工具

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JP1988109327U JPH0612885Y2 (ja) 1988-08-20 1988-08-20 木材加工具

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Publication Number Publication Date
JPH0231704U JPH0231704U (ja) 1990-02-28
JPH0612885Y2 true JPH0612885Y2 (ja) 1994-04-06

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ID=31345471

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988109327U Expired - Lifetime JPH0612885Y2 (ja) 1988-08-20 1988-08-20 木材加工具

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54175694U (ja) * 1978-05-31 1979-12-12

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JPH0231704U (ja) 1990-02-28

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