JPH04299518A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH04299518A JPH04299518A JP6355691A JP6355691A JPH04299518A JP H04299518 A JPH04299518 A JP H04299518A JP 6355691 A JP6355691 A JP 6355691A JP 6355691 A JP6355691 A JP 6355691A JP H04299518 A JPH04299518 A JP H04299518A
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Landscapes
- Recrystallisation Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シード構造を有する
複数層のSOI(Silicon on Insula
tor)膜を備えた3次元LSIを構成する半導体装置
およびその製造方法に関する。
複数層のSOI(Silicon on Insula
tor)膜を備えた3次元LSIを構成する半導体装置
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高集積化した半導体装置を構成するため
に、3次元構造のLSI構造が知られている。この様な
半導体装置は、複数層に積層した3次元SOI構造によ
って構成されるもので、この様なSOI構造を実現する
手段としてビームアニール法が知られている。
に、3次元構造のLSI構造が知られている。この様な
半導体装置は、複数層に積層した3次元SOI構造によ
って構成されるもので、この様なSOI構造を実現する
手段としてビームアニール法が知られている。
【0003】すなわち、特定される結晶方位の設定され
たシリコン基板の表面に酸化膜等による絶縁膜を形成す
ると共に、この絶縁膜に対してシリコン基板面を露出さ
せる開口を形成し、この絶縁膜上に非結晶シリコン層を
形成する。この非結晶シリコン層は、絶縁膜に形成した
開口を介してシリコン基板に接触されるもので、この接
触部分をシード部として用い、アルゴンレーザ、電子ビ
ーム等のエネルギービームを走査することによって非結
晶シリコンを溶融し、シード部からのエピタキシャル成
長によって非結晶シリコンを再結晶化し、シリコン基板
の方位と一致した再結晶シリコン層が形成されるように
する。そして、この再結晶シリコン層部分で例えばMO
Sトランジスタ等の半導体素子を形成させるようにする
。
たシリコン基板の表面に酸化膜等による絶縁膜を形成す
ると共に、この絶縁膜に対してシリコン基板面を露出さ
せる開口を形成し、この絶縁膜上に非結晶シリコン層を
形成する。この非結晶シリコン層は、絶縁膜に形成した
開口を介してシリコン基板に接触されるもので、この接
触部分をシード部として用い、アルゴンレーザ、電子ビ
ーム等のエネルギービームを走査することによって非結
晶シリコンを溶融し、シード部からのエピタキシャル成
長によって非結晶シリコンを再結晶化し、シリコン基板
の方位と一致した再結晶シリコン層が形成されるように
する。そして、この再結晶シリコン層部分で例えばMO
Sトランジスタ等の半導体素子を形成させるようにする
。
【0004】この様なSOI構造を実現するためのシー
ド構造においては、シリコン基板の表面に形成された絶
縁膜に対して開口を形成し、シリコン基板面を露出させ
ることによってシード部が形成されている。そして、再
結晶シリコン層はこの絶縁膜上に形成されるようになる
ものであるため、シード部と再結晶シリコン層との間に
段差が存在する。したがって、再結晶化に際して結晶の
成長方向が、この段差によって阻害されることがある。
ド構造においては、シリコン基板の表面に形成された絶
縁膜に対して開口を形成し、シリコン基板面を露出させ
ることによってシード部が形成されている。そして、再
結晶シリコン層はこの絶縁膜上に形成されるようになる
ものであるため、シード部と再結晶シリコン層との間に
段差が存在する。したがって、再結晶化に際して結晶の
成長方向が、この段差によって阻害されることがある。
【0005】また、シリコン基板面に形成した絶縁膜に
開口を形成することによってシード部が形成されるもの
であるため、このシード部とその他の絶縁膜部分とで熱
伝導率が異なる。したがって、エネルギービームを走査
してアニールを行う場合、シード部分における非結晶シ
リコンを溶融するアニール条件と、絶縁膜上の非結晶シ
リコンを溶融するアニール条件とが異なり、全体的に均
一に良質の再結晶シリコン層を形成することが困難とな
る。
開口を形成することによってシード部が形成されるもの
であるため、このシード部とその他の絶縁膜部分とで熱
伝導率が異なる。したがって、エネルギービームを走査
してアニールを行う場合、シード部分における非結晶シ
リコンを溶融するアニール条件と、絶縁膜上の非結晶シ
リコンを溶融するアニール条件とが異なり、全体的に均
一に良質の再結晶シリコン層を形成することが困難とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、結晶の成長方向に段差が存
在しない状態とすることができ、且つ再結晶化に際して
全体的にアニール条件が均一な状態に設定することがで
きるようにしているもので、良質な3次元構造のLSI
用のSOI構造が実現された半導体装置およびその製造
方法を提供しようとするものである。
な点に鑑みなされたもので、結晶の成長方向に段差が存
在しない状態とすることができ、且つ再結晶化に際して
全体的にアニール条件が均一な状態に設定することがで
きるようにしているもので、良質な3次元構造のLSI
用のSOI構造が実現された半導体装置およびその製造
方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置にあっては、特定される結晶方位の設定されたシリコ
ン基板の表面に階段状の段差を形成し、この段差のそれ
ぞれ表面部より所定の間隔を設定して絶縁層を埋設形成
する。そして、この各段差部の表面上にそれぞれ絶縁膜
を形成し、この絶縁膜上に非結晶シリコン層を形成させ
るようにするもので、この非結晶シリコン層はそれぞれ
段差部の側面に露出されるシリコン基板部に接触される
ようにする。そして、この非結晶シリコン層をエネルギ
ービームの走査によってアニールして再結晶化シリコン
層を形成し、この再結晶化シリコン層によって半導体素
子が形成されるようにしている。
置にあっては、特定される結晶方位の設定されたシリコ
ン基板の表面に階段状の段差を形成し、この段差のそれ
ぞれ表面部より所定の間隔を設定して絶縁層を埋設形成
する。そして、この各段差部の表面上にそれぞれ絶縁膜
を形成し、この絶縁膜上に非結晶シリコン層を形成させ
るようにするもので、この非結晶シリコン層はそれぞれ
段差部の側面に露出されるシリコン基板部に接触される
ようにする。そして、この非結晶シリコン層をエネルギ
ービームの走査によってアニールして再結晶化シリコン
層を形成し、この再結晶化シリコン層によって半導体素
子が形成されるようにしている。
【0008】
【作用】この様に構成される半導体装置にあっては、各
段差部分にそれぞれ対応してSOIが形成され、3次元
構造とされる。ここで、絶縁膜上に形成される非結晶シ
リコン層は、それぞれその側面で結晶方位の特定された
シリコン基板に接触されており、この接触部分がシード
として作用され、アニールによって結晶が成長されるよ
うになる。すなわち、結晶の成長方向に段差が設定され
ず、結晶の成長が円滑に行われる。また、再結晶化され
る非結晶シリコンの層は、全て絶縁膜上に形成されてい
るものであるため、アニール条件が全体的に均一化され
、良質のSOI構造が容易且つ確実に実現されるように
なる。
段差部分にそれぞれ対応してSOIが形成され、3次元
構造とされる。ここで、絶縁膜上に形成される非結晶シ
リコン層は、それぞれその側面で結晶方位の特定された
シリコン基板に接触されており、この接触部分がシード
として作用され、アニールによって結晶が成長されるよ
うになる。すなわち、結晶の成長方向に段差が設定され
ず、結晶の成長が円滑に行われる。また、再結晶化され
る非結晶シリコンの層は、全て絶縁膜上に形成されてい
るものであるため、アニール条件が全体的に均一化され
、良質のSOI構造が容易且つ確実に実現されるように
なる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はSOI構造による半導体装置の断面構
成を示しているもので、ここでは3層SOI構造とした
例を示しているもので、結晶方位(100)に設定され
たシリコン基板11を用いるようにする。
説明する。図1はSOI構造による半導体装置の断面構
成を示しているもので、ここでは3層SOI構造とした
例を示しているもので、結晶方位(100)に設定され
たシリコン基板11を用いるようにする。
【0010】ここで、このシリコン基板11の表面には
、3層SOI構造を実現するために第1乃至第3の段差
12、13、14が階段状にして形成されている。この
場合、この段差12〜14はシリコン基板11の特定さ
れる領域に限定してエッチングによって形成されている
。そして、最も下の段の段差12の下に設定されるシリ
コン基板11の平面部、および各段差12〜14に、そ
の表面から所定の間隔が設定される状態で、それぞれ絶
縁層15、16、17、18が埋設形成されている。
、3層SOI構造を実現するために第1乃至第3の段差
12、13、14が階段状にして形成されている。この
場合、この段差12〜14はシリコン基板11の特定さ
れる領域に限定してエッチングによって形成されている
。そして、最も下の段の段差12の下に設定されるシリ
コン基板11の平面部、および各段差12〜14に、そ
の表面から所定の間隔が設定される状態で、それぞれ絶
縁層15、16、17、18が埋設形成されている。
【0011】そして、シリコン基板11の平面部上に第
1の段差12部分の絶縁層16の側部に連続する状態で
第1の絶縁膜19が形成され、この絶縁膜19上に例え
ばMOSトランジスタとされる第1層の半導体素子20
1 、202 、…が形成される。この半導体素子20
1 、202 、…は、絶縁膜19上に形成された再結
晶シリコン層を加工することによって構成されるもので
、この再結晶シリコン層は段差12の側面に露出するシ
リコン基板11部をシードとして結晶成長させることに
よって形成される。
1の段差12部分の絶縁層16の側部に連続する状態で
第1の絶縁膜19が形成され、この絶縁膜19上に例え
ばMOSトランジスタとされる第1層の半導体素子20
1 、202 、…が形成される。この半導体素子20
1 、202 、…は、絶縁膜19上に形成された再結
晶シリコン層を加工することによって構成されるもので
、この再結晶シリコン層は段差12の側面に露出するシ
リコン基板11部をシードとして結晶成長させることに
よって形成される。
【0012】第1層の半導体素子201 、202 、
…の上には、第2の段差13の側面まで延びるようにし
て第2の絶縁膜21が形成され、この第2の絶縁膜21
上に第1層と同様にして第2層の半導体素子221 、
222 、…が形成される。そして、さらにこの第2層
の半導体素子221 、222 、…の上に、第3の段
差14の側面まで延びるようにして第3の絶縁膜23を
形成し、この第3の絶縁膜23上に第3層の半導体素子
241 、242 、…が形成されるようになっている
。
…の上には、第2の段差13の側面まで延びるようにし
て第2の絶縁膜21が形成され、この第2の絶縁膜21
上に第1層と同様にして第2層の半導体素子221 、
222 、…が形成される。そして、さらにこの第2層
の半導体素子221 、222 、…の上に、第3の段
差14の側面まで延びるようにして第3の絶縁膜23を
形成し、この第3の絶縁膜23上に第3層の半導体素子
241 、242 、…が形成されるようになっている
。
【0013】図2以降はこの様な半導体装置の製造工程
を順次示すもので、まず図2で示すように結晶方位(1
00)に設定されたシリコン基板11を用意し、レジス
トマスクを用いた異方性エッチングによって段差12〜
14を形成する。具体的には、各段差の幅に対応したレ
ジストパターンを形成し順次ドライエッチングを施すこ
とによって段差12〜14が形成されるもので、この各
段差の高さは例えば1.5μmに設定される。そして、
この様に段差12〜14の形成されたシリコン基板11
の表面部の全面に、酸素イオンを150Ke V、ドー
ズ量1×1018で注入する。
を順次示すもので、まず図2で示すように結晶方位(1
00)に設定されたシリコン基板11を用意し、レジス
トマスクを用いた異方性エッチングによって段差12〜
14を形成する。具体的には、各段差の幅に対応したレ
ジストパターンを形成し順次ドライエッチングを施すこ
とによって段差12〜14が形成されるもので、この各
段差の高さは例えば1.5μmに設定される。そして、
この様に段差12〜14の形成されたシリコン基板11
の表面部の全面に、酸素イオンを150Ke V、ドー
ズ量1×1018で注入する。
【0014】この様に酸素イオンを注入した後、135
0℃の窒素雰囲気中の炉内で30分間熱処理してアニー
ルし、図3で示すようにシリコン基板11の段差12〜
14部を含む、表面から深さ2400A(オングストロ
ーム)の位置に、厚さ1600Aの酸化膜による第1乃
至第4の絶縁層15〜18を形成する。
0℃の窒素雰囲気中の炉内で30分間熱処理してアニー
ルし、図3で示すようにシリコン基板11の段差12〜
14部を含む、表面から深さ2400A(オングストロ
ーム)の位置に、厚さ1600Aの酸化膜による第1乃
至第4の絶縁層15〜18を形成する。
【0015】シリコン基板11の表面部に対応して第1
乃至第4の絶縁層15〜18が形成されたならば、図4
で示すように最も下の段差12の下に位置するシリコン
基板11の表面上に、例えばCVDによって酸化シリコ
ンによる第1の絶縁膜19を堆積形成し、さらにこの第
1の絶縁膜19の上にノンドープのポリシリコンを24
00Aの厚さで堆積して、非結晶シリコン層31を形成
する。この場合、この非結晶シリコン層31の側部は、
第1の段差12の側面のシリコン基板11の露出部に接
触され、この部分がシードとして作用させられるように
する。
乃至第4の絶縁層15〜18が形成されたならば、図4
で示すように最も下の段差12の下に位置するシリコン
基板11の表面上に、例えばCVDによって酸化シリコ
ンによる第1の絶縁膜19を堆積形成し、さらにこの第
1の絶縁膜19の上にノンドープのポリシリコンを24
00Aの厚さで堆積して、非結晶シリコン層31を形成
する。この場合、この非結晶シリコン層31の側部は、
第1の段差12の側面のシリコン基板11の露出部に接
触され、この部分がシードとして作用させられるように
する。
【0016】すなわち、第1の段差12の表面と非結晶
シリコン層31の表面とは同一平面の状態とされ、さら
にこの第1の段差12の表面に露出するシリコン基板1
1の面が、非結晶シリコン層31に連続されるようにな
る。そして、この状態で例えばアルゴンレーザによるエ
ネルギービームを、第1の段差12の表面から非結晶シ
リコン層31の表面に向けて走査し、再結晶化を行う。
シリコン層31の表面とは同一平面の状態とされ、さら
にこの第1の段差12の表面に露出するシリコン基板1
1の面が、非結晶シリコン層31に連続されるようにな
る。そして、この状態で例えばアルゴンレーザによるエ
ネルギービームを、第1の段差12の表面から非結晶シ
リコン層31の表面に向けて走査し、再結晶化を行う。
【0017】この再結晶化によって、絶縁膜19上に再
結晶化シリコン層が形成されるようになる。そして、こ
の再結晶化されたシリコン層を用いて、図5で示すよう
に絶縁膜19上に第1層の半導体素子201 、202
、…が形成される。
結晶化シリコン層が形成されるようになる。そして、こ
の再結晶化されたシリコン層を用いて、図5で示すよう
に絶縁膜19上に第1層の半導体素子201 、202
、…が形成される。
【0018】この様にして第1層の半導体素子201
、202 、…が形成されたならば、図6で示すように
第2層の絶縁膜21をCVDによって堆積し、平坦化す
る。そして、この平坦化された絶縁膜21の上に、ポリ
シリコンによる第2の非結晶シリコン層32を形成し、
第2の段差13の側面に露出したシリコン基板11部分
をシードとして、レーザビームの走査によって溶解し、
再結晶化を行う。 そして、第2の再結晶化シリコン層を形成させる。この
再結晶化されたシリコン層を加工することによって、図
7で示すように第2層の半導体素子221 、222
、…が形成される。
、202 、…が形成されたならば、図6で示すように
第2層の絶縁膜21をCVDによって堆積し、平坦化す
る。そして、この平坦化された絶縁膜21の上に、ポリ
シリコンによる第2の非結晶シリコン層32を形成し、
第2の段差13の側面に露出したシリコン基板11部分
をシードとして、レーザビームの走査によって溶解し、
再結晶化を行う。 そして、第2の再結晶化シリコン層を形成させる。この
再結晶化されたシリコン層を加工することによって、図
7で示すように第2層の半導体素子221 、222
、…が形成される。
【0019】以後、この様な工程を繰り返すことによっ
てと、図8で示すように表面を平坦化した第3の絶縁膜
23が形成され、さらに第3の非結晶シリコン層33が
形成されるもので、この非結晶シリコン層33をレーザ
ビームによってアニールすることによって第3層の再結
晶化シリコン層が形成され、図1で示したような半導体
装置が完成される。
てと、図8で示すように表面を平坦化した第3の絶縁膜
23が形成され、さらに第3の非結晶シリコン層33が
形成されるもので、この非結晶シリコン層33をレーザ
ビームによってアニールすることによって第3層の再結
晶化シリコン層が形成され、図1で示したような半導体
装置が完成される。
【0020】この様にして半導体装置を製造することに
よって、シリコン基板11に形成した段差12〜14の
それぞれ側面に露出する部分が、各層の非結晶シリコン
層31〜33にそれぞれ直接的に接触されるようになり
、レーザビームの走査によるアニールに際して、このシ
リコン基板11の露出部分がそれぞれシードとして作用
する。したがって、このシード部と絶縁膜19、21、
23上にそれぞれ形成される非結晶シリコン層31〜3
3との間に段差が発生せず、この非結晶化シリコン層3
1〜33それぞれの再結晶化の方向が一定とされる。
よって、シリコン基板11に形成した段差12〜14の
それぞれ側面に露出する部分が、各層の非結晶シリコン
層31〜33にそれぞれ直接的に接触されるようになり
、レーザビームの走査によるアニールに際して、このシ
リコン基板11の露出部分がそれぞれシードとして作用
する。したがって、このシード部と絶縁膜19、21、
23上にそれぞれ形成される非結晶シリコン層31〜3
3との間に段差が発生せず、この非結晶化シリコン層3
1〜33それぞれの再結晶化の方向が一定とされる。
【0021】また、絶縁層15〜18の上にシード部が
延びる状態で形成されているものであるため、このシー
ド部の最適溶融条件が、絶縁膜19、21、23上の非
結晶シリコン層31〜33の最適溶融条件と同じになり
、良質の再結晶化シリコン層が全面にわたり安定して成
長形成できるようになる。
延びる状態で形成されているものであるため、このシー
ド部の最適溶融条件が、絶縁膜19、21、23上の非
結晶シリコン層31〜33の最適溶融条件と同じになり
、良質の再結晶化シリコン層が全面にわたり安定して成
長形成できるようになる。
【0022】尚、実施例では3層のSOI構造を示した
が、もちろん実施例で説明した繰り返し工程数を増減す
ることによって、任意層数の半導体装置を構成すること
ができる。
が、もちろん実施例で説明した繰り返し工程数を増減す
ることによって、任意層数の半導体装置を構成すること
ができる。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る製造方法に
よって製造された半導体装置においては、シード部をシ
リコン基板から直接的にとっているものであるため、再
結晶シリコン層における結晶方位の源が安定している。 しかも、そのシード部と非結晶シリコン層との間に段差
が存在しないものであるため、良質の再結晶化シリコン
層が確実に成長され、多層構造の半導体装置が充分な信
頼性をもって製造されるようになる。そして、この再結
晶化シリコン層を形成するためのシード部が、シリコン
基板に形成した段差の側面部に設定されるものであるた
め、回路設計上のデッドスペースを最小限に止めること
ができ、特に上層のSOI程デットスペースが小さくさ
れるようになる。
よって製造された半導体装置においては、シード部をシ
リコン基板から直接的にとっているものであるため、再
結晶シリコン層における結晶方位の源が安定している。 しかも、そのシード部と非結晶シリコン層との間に段差
が存在しないものであるため、良質の再結晶化シリコン
層が確実に成長され、多層構造の半導体装置が充分な信
頼性をもって製造されるようになる。そして、この再結
晶化シリコン層を形成するためのシード部が、シリコン
基板に形成した段差の側面部に設定されるものであるた
め、回路設計上のデッドスペースを最小限に止めること
ができ、特に上層のSOI程デットスペースが小さくさ
れるようになる。
【図1】この発明の一実施例に係る半導体装置を説明す
る断面構成図。
る断面構成図。
【図2】上記実施例で示した半導体装置の製造過程の第
1のステップを説明する図。
1のステップを説明する図。
【図3】同じく半導体装置の製造過程の第2のステップ
を説明する図。
を説明する図。
【図4】同じく半導体装置の製造過程の第3のステップ
を説明する図。
を説明する図。
【図5】同じく半導体装置の製造過程の第4のステップ
を説明する図。
を説明する図。
【図6】同じく半導体装置の製造過程の第5のステップ
を説明する図。
を説明する図。
【図7】同じく半導体装置の製造過程の第6のステップ
を説明する図。
を説明する図。
【図8】同じく半導体装置の製造過程の第7のステップ
を説明する図。
を説明する図。
11…シリコン基板、12〜14…第1乃至第3の段差
、15〜18…第1乃至第4の絶縁層、19、21、2
3…第1乃至第3の絶縁膜、201 、202 、…、
221 、222 、…、241 、242 、…第1
乃至第3層の半導体素子。
、15〜18…第1乃至第4の絶縁層、19、21、2
3…第1乃至第3の絶縁膜、201 、202 、…、
221 、222 、…、241 、242 、…第1
乃至第3層の半導体素子。
Claims (2)
- 【請求項1】 表面に階段状の段差部が形成され、所
望の結晶方位が設定された単結晶シリコン基板と、この
シリコン基板の段差部のそれぞれ平面部の内部に、それ
ぞれ表面から所定の間隔をおいて埋設形成された絶縁層
と、前記シリコン基板の段差部のそれぞれ平面部状に形
成された絶縁膜と、この絶縁膜上に、前記段差部の側面
に露出される前記シリコン基板に連続するようにして形
成された再結晶シリコン層とを具備し、この再結晶シリ
コン層で半導体素子が形成されるようにしたことを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項2】 所望の結晶方位が設定されたシリコン
基板の表面に、階段状の段差部をエッチング形成する基
板成形工程と、この工程で成形されたシリコン基板の表
面部にイオンを打ち込み、前記段差部を含み前記シリコ
ン基板の表面側に、その表面から所定の間隔を設定して
絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、最も下の段の前記
段差部の表面上に第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜
形成工程と、この工程で形成された第1の絶縁膜上に、
その上の段差部の側面に露出する前記シリコン基板に接
触されるようにして第1の非結晶シリコン層を形成する
第1のシリコン層形成工程と、この工程で形成された第
1の非結晶シリコン層上をエネルギービームで走査して
アニールし、この非結晶シリコン層の接触された前記シ
リコン基板部をシードとして再結晶化する第1の再結晶
シリコン層の形成工程と、この工程で形成された第1の
再結晶シリコン層の上に第2の絶縁膜を形成する第2の
絶縁膜形成工程と、この工程で形成された第2の絶縁膜
上に、その上の段差部の側面に露出する前記シリコン基
板に接触されるようにして第2の非結晶シリコン層を形
成する第2のシリコン層形成工程と、この工程で形成さ
れた第2の非結晶シリコン層上をエネルギービームで走
査してアニールし、この非結晶シリコン層の接触された
前記シリコン基板部をシードとして再結晶化する第2の
再結晶シリコン層の形成工程とを具備し、前記第1およ
び第2の再結晶シリコン層部でそれぞれ半導体素子が形
成されるようにしたことを特徴とする半導体装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6355691A JPH04299518A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6355691A JPH04299518A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04299518A true JPH04299518A (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=13232613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6355691A Pending JPH04299518A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04299518A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007309914A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-29 | Denso Corp | 物理量センサの製造方法 |
WO2014179797A1 (en) * | 2013-05-03 | 2014-11-06 | Texas Instruments Incorporated | Integrated silicon and iii-n semiconductor device |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP6355691A patent/JPH04299518A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007309914A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-29 | Denso Corp | 物理量センサの製造方法 |
WO2014179797A1 (en) * | 2013-05-03 | 2014-11-06 | Texas Instruments Incorporated | Integrated silicon and iii-n semiconductor device |
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