JPH04299151A - インクジェットプリントヘッド - Google Patents

インクジェットプリントヘッド

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JPH04299151A
JPH04299151A JP6486591A JP6486591A JPH04299151A JP H04299151 A JPH04299151 A JP H04299151A JP 6486591 A JP6486591 A JP 6486591A JP 6486591 A JP6486591 A JP 6486591A JP H04299151 A JPH04299151 A JP H04299151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric substrate
ink
electrodes
nozzle
nozzle plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6486591A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Nishiwaki
学 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電性基板の振動を利用
してインク滴を飛翔させるようにしたインクジェットヘ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクミスト流を利用したインク
エジェクタについて種々の模索がなされるようになって
きた。
【0003】特開昭62−85948号公報に開示され
た装置はその前駆をなすものである。これは超音波振動
により液体インクを霧化させると同時に帯電させ、電界
により記録媒体に付着させるというものである。
【0004】しかし上記従来例では、記録素子と同数の
独立分離した超音波発生手段を設けているので、装置が
大型になる、解像度を上げられないと言う問題を有して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決すべくなされたもので、その目的とするところは
、微小な液粒を正確な向きに吐出制御することができる
と同時に、マルチエレメント化して、高密度に集積、実
装することのできる新規なインクジェットプリンタを提
案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のインクジ
ェットプリントヘッドはかかる課題を解決するために、
圧電性基板と、この圧電性基板の表面と裏面に配された
少なくとも1対の電極と、前記電極対の交差領域に相対
峙するノズルを設けた、前記圧電基板と平行に配された
ノズルプレートと、前記圧電性基板とノズルプレートと
のギャップに保持されたインクと、前記電極間にこの圧
電性基板の共振周波数に等しい周期で変化する電圧を選
択的に印加する駆動手段で構成したものである。
【0007】
【実施例】はじめに、個々の実施例を説明する前に、図
1、図2を参照しつつ本発明に基づくインクジェットプ
リントヘッドによってもたらされるインクミストの飛翔
原理について説明する。図1はインクジェットプリント
ヘッドの吐出部を上面から見た図、図2は側面から見た
図である。
【0008】図において符号1は片平坦に形成した厚さ
dの板状の圧電基板である。圧電基板はあらかじめ、厚
み方向の電界に対して変位するように分極してある。
【0009】この圧電基板1の下面に幅Wsを有した記
録電極2が、もう一方の上面には同じく幅Wcを有した
コモン電極3が配置され対となっている。互いの電極は
図中斜線で示すような矩形状のWc×Wsの面積の交差
領域6を形成する。記録電極2はピッチPtで並べられ
、また間隔Pt1をおいて千鳥状に2列設ける。
【0010】4は厚みdNの板状のノズルプレートであ
り、圧電基板1と平行に距離gをおいて配置される。5
はノズルプレートに開けられた内径Ndのノズルであり
、上記電極の矩形の交差領域6に相対応している。ノズ
ルプレートは電鋳により作製し、ノズル断面は上方へ開
いた形状とした。
【0011】7はノズルプレート4と圧電基板1との間
に表面張力で保持されるインクである。インク7は毛細
管力により、交差領域6、即ちノズル5直下に導かれる
【0012】今、コモン電極3を電気的に接地し、記録
電極2に周期T秒で変化する電圧を印加する。周期Tが
圧電基板1の厚み方向の縦振動の共振周波数の整数倍の
周波数の逆数に近い時、両面を解放端とする電極間の交
差部6に定在波振動が生じる。上記振動により、交差部
6上に供給されたインクが励振され、図の上方向への放
射圧力と、インク表面に生じた表面波振動の干渉により
、各々の直径が1μm乃至50μmのミスト柱8となっ
て交差部より若干小さい面積から、ほぼ垂直に放射した
【0013】図3、図4はこのような原理をもとにライ
ンプリンタ用のインクジェットプリンタヘッドとして構
成した本発明の典型的な実施例を示したものである。図
3はインクジェットプリントヘッドを側面から見た図、
図4は斜視分解図である。
【0014】図3において、符号1は有効印字領域を越
える長さを備えた狭巾の圧電基板で、この圧電基板は厚
さ1mmのチタン酸ジルコン酸塩(PZT)系圧電セラ
ミクスで形成した。
【0015】なお本例で用いた材質のほかにZnO等の
圧電性セラミクスや、LiNbO3、水晶、LiTaO
3、Bi12GeO20、Si12GeO20などの圧
電性単結晶や、ポリ弗化ビニリデン(PVDF)等の高
分子圧電材料、さらに上記圧電材料を混合したもの、ま
た上記圧電材料を膜状に積層したものを使用することも
可能である。
【0016】この圧電基板の上面端には、コモン電極3
a、3bがフォトリソグラフィ法により形成されている
。 コモン電極3a、3bの電極幅Wcは約100μmとし
た。コモン電極は+5Vに固定した。また、圧電基板1
の下端には、記録電極2a、2bが同じくフォトリソグ
ラフィ法により形成されている。記録電極2a、2bの
電極幅Ws(図1参照)は約100μm、電極間ピッチ
Ptは170μm、Pt1は0.5mmとした。また記
録電極2aと2bは互いに記録電極の配列の垂直方向に
85μmずらして配置した。
【0017】コモン電極3と記録電極2は、ともに圧電
基板の両面をラップ研磨した後、クロム薄膜を10nm
形成しその上に金薄膜を1μm形成した。
【0018】上記圧電基板1は配線基板14の配線のな
い裏側にエポキシ系樹脂で接着固定した。
【0019】上記構成の圧電基板1の共振周波数は約1
.8MHzであった。ノズルプレート4は厚さ30μm
のニッケル板を用いた。またノズル内径Ndは30μm
とした。
【0020】10は、ノズルプレート4と圧電基板1と
のギャップを保持しつつ、ノズルと対応して設けた穴1
5によってインクを吐出部へ導く流路を形成するための
ガイドプレートである。ガイドプレートの厚みは50μ
mとすることにより、ノズルプレートと圧電基板1との
ギャップを50μmに保持することができた。13は上
記構成要素を固定するための支持台であり、インク流路
をも兼ねている。
【0021】支持台には図4に示すごとく、複数本の位
置決めピン12が設けられている。この位置決めピン1
2に対し、圧電基板1、ガイドプレート10、ノズルプ
レート4には各々対応して、位置決め穴11c、11b
、11aをもうけた。プリントヘッドの組み立てる際に
は上記位置決めピンと位置決め穴により、各要素間の位
置が決めることができる。
【0022】インク7は毛細管力により矢印B方向へ吐
出部へと導かれる。インクは純水に染料を3重量%と5
重量%のジエチレングリコールを溶解分散したものを用
いた。インクの粘度は1.5cpsであった。また何種
かのインクで飛翔実験をしたところ、25℃における粘
度が0.5cpsから8cps、密度が0.5g/cm
3から3.0g/cm3、表面張力が10dynes/
cmから100dynes/cmで良好な印字を得るこ
とができた。
【0023】16は駆動用のドライバを集積化したドラ
イバICであり、ポリイミド製のTAB配線フィルム1
7に実装後モールドした。ドライバ16の出力スイッチ
回路は相補型MOS回路で構成し、高電圧出力状態、低
電圧出力状態、ハイインピーダンス状態の3状態出力型
とした。上記TAB配線フィルムの一端は圧電基板の外
側端の端子部18に異方性導電膜を介して電気的に接合
され、もう一方の端は、配線基板14に同じく接続され
ている。
【0024】配線基板14は前述のとおり2枚の圧電基
板の支持固定用基板を兼ね、かつ2層配線により、ドラ
イバICへの電力供給、記録信号、制御信号を行う。配
線基板14は3層構造のガラスエポキシ配線基板を用い
た。
【0025】今、所定の電圧と制御信号をドライバIC
16に与え任意の記録電極2に1.8MHzの矩形電圧
を加えると、記録電極とコモン電極との間の圧電基板が
共振し、インクが励振され、液滴として飛翔させること
ができた。
【0026】図5に本実施例の記録電極に印加する駆動
電圧の波形を示す。Sn−1、Sn、Sn+1はそれぞ
れ並列する任意の3本の記録電極の駆動電位を示す。
【0027】高圧側電位Vddは5Vとし、低圧側電位
Vssは−2V、又コモン電極(図示せず)の電位は5
Vに固定した。Tbは1ラインの印画時間であり、2m
secとした。本例ではTbをTb0とTb1に均等に
2分割し、奇数番の記録電極群と、偶数番の記録電極群
の印画時期を分けた。
【0028】1ドットの記録の為には、周期Tが約10
0nsecの基本方形波を任意の時間Wbの間、出力す
ることにより成される。バーストパルス幅Wbを0se
cから15μsec毎に960μsecまで制御させた
ところ、最高濃度(OD値)1.5で64階調の滑らか
な濃度階調再現ができた。
【0029】ある記録電極2の駆動時には、その両端の
記録電極2の電位はコモン電極3の電位に固定する。例
えば記録電極SnにWbの時間高周波を印加した時、記
録電極Sn−1、Sn+1の電位はVddに固定してい
る。これにより、隣接電極に、電界の洩れや、記録電極
Snから発生する振動の伝搬による振動を抑制すること
ができ、印字の乱れ、クロストークをなくすことができ
た。
【0030】本発明のインクジェットプリンタを駆動す
る場合、駆動波形と駆動電圧には若干の注意が必要であ
る。図6はノズル部の拡大図であるが、(a)は駆動電
圧を加えない状態、(b)は適正な駆動エネルギーを加
えた状態、(c)は課題な駆動エネルギーを加えた状態
を示す。
【0031】駆動エネルギーを加えない場合には図6(
a)のごとく、インク液面はノズルの下エッジ部20ま
でインク7がノズルプレート4に濡れ、下に凹状の半球
を形成する。
【0032】駆動エネルギーを加えていくと図6(b)
のごとく、インク内に図の上方向への放射圧力が生じ、
インク液面は上昇する。適正なエネルギーで増加をとど
めれば、上記放射圧力とインクの界面張力とが釣合って
、ノズルの下エッジ部20を起点とする凸状の半球を形
成することができる。
【0033】しかしさらに駆動エネルギーを加えていく
と図6(c)のごとく、放射圧力がインクの界面張力と
の釣合が破れ、インクはノズルの下エッジ部20を越え
てあふれてしまう。一端インクがあふれてしまうと、正
常なインク飛翔が得られないばかりか、駆動信号を切っ
ても迅速に図6(a)の状態に戻ることができず、著し
く記録速度が落ちてしまう。
【0034】図7(a)にP0、P1、P2(P0<P
1<P2)である3水準の駆動電力を加えた場合の各々
の液面の挙動を示す。図において、横軸は時間であり、
縦軸は圧電基板からの液面の高さhを表す。gは圧電基
板とノズルプレートのギャップを示し、hmaxはイン
クがノズルからあふれる直前の限界高さを示す。
【0035】図7(a)で明らかなように、インクをノ
ズルからあふれさせないために、インク高さがhmax
に満たない時間にバーストパルス幅Wbを限定する必要
が有る。図7(b)に駆動電力に対するの霧化効率の関
係を示す。図において、横軸は駆動電力であり、縦軸は
霧化効率を表す。インクの霧化にはある一定以上の駆動
電力が必要である。図7(a)で明らかなように、イン
クをノズルからあふれさせないために、インク高さがh
maxに満たない時間にバーストパルス幅Wbを限定す
る必要が有り、P0の電力を加えても霧化は起きない。
【0036】図7(a)、(b)の関係より、より安定
したインク吐出を行うためには、霧化しうる、適性な駆
動電力P1とその駆動電力をインク高さhがhmaxを
越えない時間のバーストパルス幅を与えなければならな
い。
【0037】本例ではノズル径Ndを30μm、gを5
0μmとした時、駆動電力を0.3W、バーストパルス
幅Wbの最大値を900μsecとすることにより、1
.2msec周期で安定して印字することが可能と成っ
た。
【0038】また本例では図6(a)の21に示すイン
クに濡れて欲しくないノズルプレート4の外面を弗素系
樹脂により、撥水処理を施すことによりhmaxを上げ
ることができた。
【0039】尚本例では総てコモン電極側よりインクの
吐出をする構造で説明したが、記録電極側からのインク
吐出も可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば単一の圧電性基板とその
上に設けられた電極のみの、簡素な構成により、インク
を選択的な飛翔させることができる。従って、装置の高
精細化、小型化、低価格化ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェットプリントヘッドの
吐出部を上面から見た図ある。
【図2】本発明によるインクジェットプリントヘッドの
吐出部を側面から見た図ある。
【図3】インクジェットプリントヘッドの一実施例の側
面図である。
【図4】インクジェットプリントヘッドの一実施例の斜
視分解図である。
【図5】本発明によるインクジェットプリントヘッドの
駆動信号を説明する図である。
【図6】ノズル部のインク液面の挙動を示す図である。
【図7】駆動電力とノズル部のインク液面の挙動霧化効
率、インク高さの相関を説明する図である。
【符号の説明】
1 圧電基板 2 記録電極 3 コモン電極 4 ノズルプレート 5 ノズル 6 交差領域 7 インク 10 ガイドプレート 11a、11b、11c 位置決め穴 12 位置決めピン 13 支持台 14 配線基板 16 ドライバIC 17 TAB配線フィルム 18a、b 圧電基板の外側端の端子部20 ノズルの
下エッジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧電性基板と、この圧電性基板の表面
    と裏面に配され互いに交差する交差領域を有する電極と
    、前記電極の交差領域に相対峙するノズルを設けた、前
    記圧電基板と平行に配されたノズルプレートと、前記圧
    電性基板とノズルプレートとのギャップに保持されたイ
    ンクと、前記電極間にこの圧電性基板の共振周波数に等
    しい周期で変化する電圧を選択的に印加する駆動手段と
    を備えたことを特徴とするインクジェットプリントヘッ
    ド。
JP6486591A 1991-03-28 1991-03-28 インクジェットプリントヘッド Pending JPH04299151A (ja)

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JP6486591A JPH04299151A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 インクジェットプリントヘッド

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JP6486591A JPH04299151A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 インクジェットプリントヘッド

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JP6486591A Pending JPH04299151A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 インクジェットプリントヘッド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296423A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Kyocera Corp 記録ヘッドおよびその製造方法、並びに該記録ヘッドを備える記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296423A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Kyocera Corp 記録ヘッドおよびその製造方法、並びに該記録ヘッドを備える記録装置

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