JPH042988Y2 - - Google Patents

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JPH042988Y2
JPH042988Y2 JP14321687U JP14321687U JPH042988Y2 JP H042988 Y2 JPH042988 Y2 JP H042988Y2 JP 14321687 U JP14321687 U JP 14321687U JP 14321687 U JP14321687 U JP 14321687U JP H042988 Y2 JPH042988 Y2 JP H042988Y2
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discharge
dielectric
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voltage
wavy
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、無声放電によりオゾンを発生させ
るオゾン発生装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のオゾン発生装置としては、例えば、第9
図に示すように、セラミツクやガラス等からなる
厚さが均一な平板状の誘電体3の両面に、金属製
の放電電極1と対向電極2が平面的に設けられて
いる。
放電電極1は、第10図に示すように、所定間
隔を隔てて平行に配置された複数の直線状の電極
の両端を連結した構成になつており、対向電極2
は、第11図に示すように一つの平面状に構成さ
れている。断面は、第12図に示すような構造で
ある。
そして、両電極1,2に高圧用コード5,6を
介して交流電圧4を印加することにより、放電電
極1の周囲に無声放電が生起され、この無声放電
域内の酸素の一部がオゾン化される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来例にあつては、誘電体
3の厚さが一様であるため、無声放電が生起され
る印加電圧値の幅(以下、放電電圧範囲という)
が狭く、この放電電圧範囲以下の印加電圧では、
無声放電が発生しない。
ここで、放電電圧範囲以下の印加電圧で無声放
電を生起させるには、誘電体3の厚みを小さくす
れば良いが、必要以上に誘電体3を薄くすると、
印加電圧が少し高くなると、誘電体3の絶縁破壊
が生じてしまう。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本考案は、誘電
体の少なくとも一方の面の断面形状を波状に形成
し、該波状に形成した面に設けられる放電電極若
しくは対向電極を、当該波状面の形状に合せた波
状に形成したことを特徴とする。
(作用) 上記構成により本考案は、両電極に印加する電
圧が低くても無声放電を生起させることができる
とともに、絶縁破壊が生じる電圧値を高くするこ
とができ、放電電圧範囲を広くすることができ
る。
これにより、印加電圧がある程度変動しても、
無声放電が停止したり、絶縁破壊が生じたりする
ことが無く、オゾンを途絶えることなく供給でき
る。
(実施例) 第1図は、本考案の一実施例の構成を示す断面
図である。
本実施例は、セラミツクやガラス若しくはプラ
スチツク等からなる板状の誘電体10の一方の面
(図中では上面)を、三角形の谷13と山14を
複数繋げた波状の断面形状となるように形成して
ある。他方の面(図中では下面)は、平面状に形
成してある。
そして、この波状に形成された面上には、この
波状面の形状に合せて波状に形成された放電電極
11が設けられている。
この放電電極11は、第2図に示すように、前
記山14の稜線に直交する複数の直線を所定間隔
を隔てて平行に配置して両端を連結した形状に構
成されている。
また、誘電体10の他方の面(第1図中の下
面)は、第3図に示すように、一つの平面状に形
成された対向電極12が設けられている。第1図
に示すように、この対向電極12は、誘電体10
を挟んで、前記放電電極11に対向している。
そして、第1図に示すように、両電極11,1
2には、高圧用コード16を介して、高圧の交流
電圧15が印加される。
このように構成された本実施例のオゾン発生装
置は、前記谷13の底が尖つているため、電子が
放出され易いことにより、両電極11,12に印
加される交流電圧15が低くても、無声放電が生
起される。
このときの無声放電は、第4図に示すように、
放電電極11の谷13の周囲に無声放電柱17が
発生する形となる。そして、この無声放電域内の
酸素の一部がオゾン化される。
ここで、第9図に示した従来の平板状のオゾン
発生装置と比較すると、従来装置の誘電体3の厚
みと、本実施例における谷13の底の部分の誘電
体10の厚みとが同一であつて、かつ印加電圧が
上記谷13に無声放電が発生する電圧と同一であ
つても、従来装置では、無声放電は生起されな
い。これは、本実施例は、谷13の底が尖つてお
り、電子の放出し易い形状となつていることによ
る相違である。
従つて、本実施例は、誘電体10の最低厚みが
従来装置の誘電体3と同一であつても、従来装置
よりも低い印加電圧で、無声放電を生起させるこ
とができる。
印加電圧が高くなると、第5図に示すように、
無声放電柱17は、谷13から山14へ広がる。
従つて、谷13に印加電圧が集中することが無
く、誘電体10の絶縁破壊に至る電圧値が従来装
置に比して低くなることは無い。
よつて、本実施例は、従来装置に比して、放電
電圧範囲が広くなり、低い電圧でも無声放電が生
起されるとともに、高電圧でも絶縁破壊が発生し
難い。
なお、オゾン発生量は、印加電圧に比例して増
減する。
次に、第6図は、本考案の第2実施例の断面図
である。
本実施例は、前記第1実施例とは逆に、誘電体
20の対向電極22を設ける側の面(図中の下
面)を三角形が連続した波状の断面を有するよう
に形成し、この波状面に当該波状面の形状に合せ
た波状の断面形状を有する対向電極22が設けら
れている。他方の面(図中の上面)は、平面状で
あり、この面上には、放電電極21が平面的に設
けられている。
放電電極21は、第7図に示すように、複数の
直線の両端を連結した形状であり、対向電極22
は、第8図に示すように、一つの面で形成されて
いる。
本実施例の場合にも、前記第1実施例と同様の
効果が得られることは言うまでもない。また、無
声放電は放電電極21側に生じるため、印加電圧
が低いときには、対向電極22の谷13の上方に
おける放電電極21の周囲に無声放電が生起し、
印加電圧が高くなるにつれて、対向電極22の山
14の上方における放電電極21の周囲に無声放
電の生起される範囲が広がることになる。
なお、前記各実施例では、誘電体10,20の
片面に形成する波状面の形状を三角形の波とした
例を示したが、これは、曲面状の波であつても良
いし、台形や多角形状の波であつても良い。
また、誘電体10,20の両面を波状面にして
も良い。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案は、誘電体
の両面に設けた放電電極と対向電極の間に印加す
る電圧が低くても無声放電を生起させることがで
きるとともに、絶縁破壊が生じる電圧値を高くす
ることができ、放電電圧範囲を広くすることがで
きる。
これにより、印加電圧がある程度変動しても、
無声放電が停止したり、絶縁破壊が生じたりする
ことが無く、オゾンを途絶えることなく供給でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の構成を示す側面
図、第2図はその平面図、第3図はその底面図、
第4図及び第5図は同実施例における無声放電の
生起状態を示す部分拡大図、第6図は本考案の第
2実施例の構成を示す側面図、第7図はその平面
図、第8図はその底面図、第9図は従来例の側面
図、第10図はその平面図、第11図はその底面
図、第12図はその断面図である。 10,20……誘電体、11,21……放電電
極、12,22……対向電極、13……谷、14
……山、15……交流電圧。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板状の誘電体の一方の面に放電電極を設け、他
    方の面に前記放電電極に対向する対向電極を設け
    て、両電極間に交流電圧を印加することにより、
    前記誘電体の前記放電電極側表面に無声放電を生
    起させて、該無声放電域の酸素の一部をオゾン化
    するオゾン発生装置において、 前記誘電体の少なくとも一方の面の断面形状を
    波状に形成し、 該波状に形成した面に設けられる前記放電電極
    若しくは対向電極を、当該波状面の形状に合せた
    波状に形成したことを特徴とするオゾン発生装
    置。
JP14321687U 1987-09-18 1987-09-18 Expired JPH042988Y2 (ja)

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JP14321687U JPH042988Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

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JP14321687U JPH042988Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6451638U JPS6451638U (ja) 1989-03-30
JPH042988Y2 true JPH042988Y2 (ja) 1992-01-31

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