JPH0415162B2 - - Google Patents

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JPH0415162B2
JPH0415162B2 JP7880787A JP7880787A JPH0415162B2 JP H0415162 B2 JPH0415162 B2 JP H0415162B2 JP 7880787 A JP7880787 A JP 7880787A JP 7880787 A JP7880787 A JP 7880787A JP H0415162 B2 JPH0415162 B2 JP H0415162B2
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JP
Japan
Prior art keywords
ceramic plate
discharge
discharge electrodes
electrode
ceramic
Prior art date
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Expired
Application number
JP7880787A
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English (en)
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JPS63242903A (ja
Inventor
Hiroichi Shioda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Research Co Ltd
Original Assignee
Ebara Research Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ebara Research Co Ltd filed Critical Ebara Research Co Ltd
Priority to JP7880787A priority Critical patent/JPS63242903A/ja
Publication of JPS63242903A publication Critical patent/JPS63242903A/ja
Publication of JPH0415162B2 publication Critical patent/JPH0415162B2/ja
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本発明はオゾン発生装置に関するもので、さら
に詳しくは放電により原料空気または酸素をオゾ
ン化するオゾン発生装置に関するものである。
『従来の技術』 従来、この種のオゾン発生装置としては各種の
ものが提案され、近時はセラミツクスの優れた誘
電性、耐熱性、耐酸化性に着目して、セラミツク
スを中央にしてその両側に電極を配設するものが
主流となつてきている。
『発明が解決しようとする問題点』 しかし、この種セラミツクススを誘電体として
使用したオゾン発生装置は、セラミツクススの誘
電率からすると該セラミツクスの厚みが1mm程度
で放電電極の先端をセラミツクス表面に接触して
配することが可能で、電極間隔を狭めることで小
型化と高効率化が実現できるが、このセラミツク
スは耐衝撃性に劣るとともに、振動による疲労及
び劣化現状を呈する性質を有している。
したがつて、このセラミツクスを誘電体として
両側に距離を狭めて電極を対設すると、該セラミ
ツクスは局所的に集中する尖頭放電により劣化が
促進され実用的に長時間のオゾン発生運転ができ
ないという欠点を有していた。
そこで、本発明は上記欠点を解決すべくなされ
たもので、セラミツクスの両面に圧接して電極を
配設して効率的な放電を行なうも、放電による衝
撃・振動が緩和され長時間の運転が可能なオゾン
発生装置を提供することを目的としたものであ
る。
『問題点を解決するための手段』 上記の目的に沿い、先述特許請求の範囲を要旨
とする本発明の構成は前述問題点を解決するため
に、純度96%以上のアルミナによつて構成される
セラミツクス板1の一面に、厚み0.01mm以上1mm
以下の耐酸化金属製の放電電極2,2,2…をそ
の下端がセラミツクス板1に圧接され、隣り合う
放電電極2,2の間隙が原料気体の流路Rとなる
ように立設し、上記セラミツクス板1の他面には
絶縁性金属酸化膜3aを介して金属製の相手電極
3を圧接し、上記放電電極2,2,2…と相手電
極3との双方またはいずれか一方には交流高圧電
圧発生装置4の出力端を連結して該放電電極2,
2,2…と相手電極3との間に交流高圧電圧を印
加するようなしたことを特徴とする技術的手段を
講じたものである。
『作用』 それ故本発明オゾン発生装置は、セラミツクス
板1が純度96%以上のアルミナであると、誘電率
が10乃至50程度となるため、放電電極2,2,2
…の先端と相手電極3とを該セラミツクスの両面
に接触せしめて電荷の集中や過電流が流れること
が顕著に抑制され、加えて、絶縁性金属酸化膜3
aは尖頭放電を緩和する。
そこで、交流高圧電圧発生装置4により放電電
極2,2,2…と相手電極3との間に交流高圧電
圧を印加すると、夫々の放電電極2の先端には第
4図及び第5図に示す山型の放電界Pが生じ、こ
の放電界Pは印加電圧を低電圧(第4図実施例で
3KV)より高電圧(第5図実施例で9KV)とす
るとその高さが増して放電界Pの領域を順次増加
するものである。
また、放電電極2,2,2…は薄く金属として
の弾力を呈するため、その先端をセラミツクス板
1に圧接すると該セラミツクス板1を弾止し、こ
のセラミツク板1に生ずる振動の緩衝体として作
用するものである。
そして、この放電界Pが発生した放電電極2,
2により形成された流路R内を原料気体が流れて
原料気体の酸素はオゾン化されるものである。
『実施例』 次に、本発明の実施例を第1図乃至第5図に従
つて説明すれば以下の通りである。
図中、1が純度96%以上のアルミナによつて構
成されるセラミツクス板である、このセラミツク
ス板1は所望の厚みを有するもので、本実施例で
は厚み1mmの薄板状のものを使用しているが、誘
電率からするとこれよりも薄いことが望ましいの
は無論であるが、機械的強度の面から0.01mm以上
の厚みを有することが実用的である。またこのセ
ラミツクス板1は、その形状を薄板形に変え従来
公知な円筒状となしてもよいものである。
そして、上記セラミツクス板1の一面には、厚
み0.01mm以上1mm以下の耐酸化金属製の放電電極
2,2,2…をその下端がセラミツクス板1に圧
接され、隣り合う放電電極2,2の間隙が原料気
体の流路Rとなるように立設してある。
上記放電電極2,2,2…はチタン等の耐酸化
金属を使用し、基板部2aより一体的に突設する
か、図示はしていないが該基板部2aに基端部が
埋設してしてあり、また同様に図示はしていない
が該放電電極2,2,2…の先端は、この基板部
2aをセラミツクス板1または後述する相手電極
3に絶縁して螺締する等の手段で締着する際に該
セラミツクス板1の一面に圧接(第1図におい
て、符号5は密閉容器壁で、この密閉容器壁5は
放電電極2より多少短く形成するか、多少の伸縮
性を有するものを使用している。)されるように
なつている。なお、セラミツクス板1を円筒状と
なしたときは、基板部2aはセラミツクス円筒体
より大径でその内面に放射状に放電電極2,2,
2…を突設し、この放電電極2,2,2…の先端
部の内径がセラミツクス円筒体の外径よりは、わ
ずかに小径となるようになすとよい。
また、上記流路Rは、隣り合う放電電極2,2
と、基板部2aと、セラミツクス板1とで囲まれ
第2図左側より原料気体が流入し、同第2図右側
よりオゾン化されて流出するものである。なお、
第3図例は上記放電電極2を並行板状にするのに
かえてスパイラル状となしたものであり、基板部
2aの中央に原料気体の流入口2bを密閉容器壁
5に流出口5aを設けてなり、流入口2bより流
入した原料気体は、基板部2aとセラミツクス板
1との間を放電電極2でスパイラル状に仕切られ
た流路Rを通つてオゾン化されて流出口5aより
流出するようになしてある。
そして、上記セラミツクス板1の他面には絶縁
性金属酸化膜3aを介して金属製の相手電極3を
圧接してある。図示例ではこの相手電極3を一面
(セラミツクス板1との接触面)を数ミクロン〜
1mmの厚みでアルミナ化した絶縁性金属酸化膜3
aとした平面とし、他面は放熱用の凹凸面(実施
例ではこの凹凸面は微小であるた図示していない
が、放熱翼を連設する等なしてもよいことは無論
である)となしたアルミニユーム製となしてあ
る。
そして、上記放電電極2,2,2…と相手電極
3との双方またはいずれか一方には交流高圧電圧
発生装置4の出力端を連結して該放電電極2,
2,2…と相手電極3との間に高流高圧電圧を印
加するようなしてあるのは従来と同じである。
なお、図中、6は水冷容器で一端に注水口6
a、他端に排水口6bを有し、相手電極3の裏面
に流水が接触するようになしてある。
『発明の効果』 本発明は上記のごときで、放電電極2,2,2
…をセラミツクス板1の一面に接触せしめてある
ため、該放電電極2,2,2…とセラミツクス板
1との接触部近くには強い放電界Pが生じ、流路
Rを通過する原料気体を効率的にオゾン化するオ
ゾン発生装置を提供することができるものであ
る。ちなみに、4KVで10KHzの電圧を印加して、
酸素を5/分で供送したところ500ppmのオゾ
ン濃度が得られ、同条件で電圧のみを7KVとし
たところオゾン濃度は3000ppmであつた。
そして、上記の放電電極2,2,2…とセラミ
ツクス板1との接触部近くに発生する放電界Pは
尖頭放電として、セラミツクス板1に衝撃を与え
ることになるが、電気的には絶縁性金属酸化膜3
aが尖頭放電を緩和し、物理的には薄い放電電極
2,2,2…の押圧による弾止力で尖頭放電の衝
撃を緩和し、この電気的な緩和効果と物理的な緩
和効果とが相乗的に発揮されてセラミツクス板1
の疲労を防止して長時間の効率的オゾン発生運転
が可能なオゾン発生装置を提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明オゾン発生装置の一実施例を示
す縦断面図、第2図は同斜視図、第3図は別の実
施例平面図、第4図及び第5図は放電部位の部分
断面図である。 1〜セラミツクス、2〜放電電極、3〜相手電
極、3a〜絶縁性金属酸化膜、4〜交流高圧電圧
発生装置、R〜流路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 純度96%以上のアルミナによつて構成される
    セラミツクス板1の一面に、厚み0.01mm以上1mm
    以下の耐酸化金属製の放電電極2,2,2…をそ
    の下端がセラミツクス板1に圧接され、隣り合う
    放電電極2,2の間隙が原料気体の流路Rとなる
    ように立設し、 上記セラミツクス板1の他面には絶縁性金属酸
    化膜3aを介して金属製の相手電極3を圧接し、 上記放電電極2,2,2…と相手電極3との双
    方またはいずれか一方には交流高圧電圧発生装置
    4の出力端を連結して該放電電極2,2,2…と
    相手電極3との間に交流高圧電圧を印加するよう
    なしたことを特徴とするオゾン発生装置。
JP7880787A 1987-03-31 1987-03-31 オゾン発生装置 Granted JPS63242903A (ja)

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JP7880787A JPS63242903A (ja) 1987-03-31 1987-03-31 オゾン発生装置

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JP7880787A JPS63242903A (ja) 1987-03-31 1987-03-31 オゾン発生装置

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JPS63242903A JPS63242903A (ja) 1988-10-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5549874A (en) * 1992-04-23 1996-08-27 Ebara Corporation Discharge reactor
KR100454331B1 (ko) * 2001-07-27 2004-10-26 황현배 오존 및 음이온 발생기
DE102004008431A1 (de) * 2004-02-19 2005-09-08 Uwa Umwelttechnik-Wasser-Abwasser Gmbh & Co. Kg Ozonerzeuger
CN105692562B (zh) * 2016-04-26 2018-09-07 北京天择昌宁环境技术股份有限公司 介质阻挡放电板、板式臭氧发生器的基础单元构件及臭氧发生器模块
RU2660870C2 (ru) * 2016-05-18 2018-07-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Чувашский государственный университет имени И.Н. Ульянова" Озонатор

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JPS63242903A (ja) 1988-10-07

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