JPH04298383A - 外装用転写シート - Google Patents
外装用転写シートInfo
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- JPH04298383A JPH04298383A JP3087769A JP8776991A JPH04298383A JP H04298383 A JPH04298383 A JP H04298383A JP 3087769 A JP3087769 A JP 3087769A JP 8776991 A JP8776991 A JP 8776991A JP H04298383 A JPH04298383 A JP H04298383A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐候性、耐傷性に優れ、
また、作業工程の良い外装用転写シートに関する。
また、作業工程の良い外装用転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外装用転写シートとしては、基体
シート上に、剥離層、印刷インキ層及び接着層の3層構
造を有するものがある。このような転写シートを用いて
例えばコンクリート、石膏などの水熱合成硬化体に転写
絵付けを行なう場合は、以下の(1)又は(2)のよう
な方法が用いられる。すなわち、 (1)転写シートを型枠中に載置し、コンクリート、セ
メント等の水性スラリーを流し込んで、反応硬化した後
、基体シートを剥離除去し装飾する、基材未硬化時にお
ける装飾方法、 (2)反応硬化が終了した後のALC等の基材に、転写
シートを熱を加えながら圧着し、基材シートを剥離除去
し装飾する、基材硬化時における装飾方法、である。
シート上に、剥離層、印刷インキ層及び接着層の3層構
造を有するものがある。このような転写シートを用いて
例えばコンクリート、石膏などの水熱合成硬化体に転写
絵付けを行なう場合は、以下の(1)又は(2)のよう
な方法が用いられる。すなわち、 (1)転写シートを型枠中に載置し、コンクリート、セ
メント等の水性スラリーを流し込んで、反応硬化した後
、基体シートを剥離除去し装飾する、基材未硬化時にお
ける装飾方法、 (2)反応硬化が終了した後のALC等の基材に、転写
シートを熱を加えながら圧着し、基材シートを剥離除去
し装飾する、基材硬化時における装飾方法、である。
【0003】建築物の外装に用いる場合には、(1)又
は(2)の方法で得られた成形品の表面に更に、耐候性
の塗料をコートする。
は(2)の方法で得られた成形品の表面に更に、耐候性
の塗料をコートする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような転写絵付けに用いられる転写紙では、外装という
非常に耐久性の要求される部位に使用した場合は、経時
により表面のトップコート層から劣化して、絵柄につい
ても模様が次第に消失したり、色あせたりする欠点があ
る。また、基材に転写した後に、トップコートを行なう
必要があるため、工程が2つ必要となり繁雑であるとい
う問題もあった。
ような転写絵付けに用いられる転写紙では、外装という
非常に耐久性の要求される部位に使用した場合は、経時
により表面のトップコート層から劣化して、絵柄につい
ても模様が次第に消失したり、色あせたりする欠点があ
る。また、基材に転写した後に、トップコートを行なう
必要があるため、工程が2つ必要となり繁雑であるとい
う問題もあった。
【0005】本発明はこのような従来の問題に鑑みてな
されたもので、耐久性に優れた美麗な転写体を得ること
ができ、さらに、1つの工程で絵柄の転写とトップコー
ト層の付与とを同時に行なうことを可能にする外装用転
写シートを提供することを目的とする。
されたもので、耐久性に優れた美麗な転写体を得ること
ができ、さらに、1つの工程で絵柄の転写とトップコー
ト層の付与とを同時に行なうことを可能にする外装用転
写シートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究の
結果、本発明の上記目的は、基体シート上に剥離容易に
転写層を積層してなる転写シートにおいて、上記転写層
が発泡インキからなるインキ層を有することを特徴とす
る外装用転写シートを提供することにより達成されるこ
とを見出した。
結果、本発明の上記目的は、基体シート上に剥離容易に
転写層を積層してなる転写シートにおいて、上記転写層
が発泡インキからなるインキ層を有することを特徴とす
る外装用転写シートを提供することにより達成されるこ
とを見出した。
【0007】以下、添付図面を参照して本発明を更に具
体的に説明する。
体的に説明する。
【0008】図1は本発明の転写シートの一構成例を示
す断面図である。図1によれば本発明の転写シートは、
基体シート1と転写層2から成る。基体シート1は、転
写完了までの間、転写層2を支持するもので、転写層2
は基材に転写して、これを装飾するものである。
す断面図である。図1によれば本発明の転写シートは、
基体シート1と転写層2から成る。基体シート1は、転
写完了までの間、転写層2を支持するもので、転写層2
は基材に転写して、これを装飾するものである。
【0009】基体シート1には柔軟性を有するシートで
あれば任意のシートが使用できる。例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどのポリオレフィ
ン、ポリカーボネイト、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、
ポリエステル、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体等のプラスチックシ
ート、有機質もしくは無機質、または、合成もしくは天
然の繊維質シート等である。
あれば任意のシートが使用できる。例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどのポリオレフィ
ン、ポリカーボネイト、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、
ポリエステル、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体等のプラスチックシ
ート、有機質もしくは無機質、または、合成もしくは天
然の繊維質シート等である。
【0010】転写層2は、剥離層21、トップコート層
22、発泡インキによるインキ層23、及び接着層24
から成る。
22、発泡インキによるインキ層23、及び接着層24
から成る。
【0011】剥離層21は、基体シートとトップコート
層の材質に応じて適宜選択することができる。もっとも
、後述するトップコート層が基体シート1と剥離容易で
ある場合にはこの剥離層を設ける必要はなく、基体シー
ト上に直接トップコート層を設けても構わない。
層の材質に応じて適宜選択することができる。もっとも
、後述するトップコート層が基体シート1と剥離容易で
ある場合にはこの剥離層を設ける必要はなく、基体シー
ト上に直接トップコート層を設けても構わない。
【0012】トップコート層22としては、耐候性の良
いフッ素やアクリルシリコン等からなるものが好ましい
。 その厚さは一般に5〜200μmであり、好ましくは1
0〜100μmであり、ナイフコーター法等により設け
られる。
いフッ素やアクリルシリコン等からなるものが好ましい
。 その厚さは一般に5〜200μmであり、好ましくは1
0〜100μmであり、ナイフコーター法等により設け
られる。
【0013】インキ層23は、通常、グラビア印刷、ス
クリーン印刷等の方法で印刷される。インキは発泡イン
キであればよく、例えばプラスチゾルインキ、水性イン
キ、有機溶剤インキ等が用いられる。インキのバインダ
ーは、加熱時の伸びが大きいこと、最終製品の耐久性等
を考慮して適宜決定されうる。
クリーン印刷等の方法で印刷される。インキは発泡イン
キであればよく、例えばプラスチゾルインキ、水性イン
キ、有機溶剤インキ等が用いられる。インキのバインダ
ーは、加熱時の伸びが大きいこと、最終製品の耐久性等
を考慮して適宜決定されうる。
【0014】接着層24としては、基材、転写方法など
により適当なものを選択すればよい。例えば、水熱合成
硬化体の注型転写に使用する場合には、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、水溶性アクリル、ヒドロキシメチルセルロー
ス等の、原料の水性スラリーとの接着性が良好な水溶性
樹脂を用いることができる。
により適当なものを選択すればよい。例えば、水熱合成
硬化体の注型転写に使用する場合には、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、水溶性アクリル、ヒドロキシメチルセルロー
ス等の、原料の水性スラリーとの接着性が良好な水溶性
樹脂を用いることができる。
【0015】図2は、上記転写シートを型枠中に設置し
て、インキ層を発泡させた状態を示す模式断面図である
。すなわち、上記転写シートを所望の型枠31中に接着
層が上を向くように設置した後、発泡インキが発泡する
に充分な温度で加熱することにより発泡インキ層を発泡
させる。
て、インキ層を発泡させた状態を示す模式断面図である
。すなわち、上記転写シートを所望の型枠31中に接着
層が上を向くように設置した後、発泡インキが発泡する
に充分な温度で加熱することにより発泡インキ層を発泡
させる。
【0016】このとき、転写シート製造時にインキ層の
加熱発泡を既に終えておくことも可能だが、物流効率、
運送費、シートの物性の安定性などを考慮した場合、水
性スラリーを注型する直前にインキ層を発泡させるのが
最も望ましい。
加熱発泡を既に終えておくことも可能だが、物流効率、
運送費、シートの物性の安定性などを考慮した場合、水
性スラリーを注型する直前にインキ層を発泡させるのが
最も望ましい。
【0017】図3は、図2に示した転写シートを設置し
た型枠中に原料水性スラリーを流し込み得られる、所望
の絵柄が基材に埋め込まれた装飾板の模式断面図である
。すなわち、上記型枠中に原料水性スラリーを流し込み
、養生硬化させた後、基体シートを剥離することにより
、所望の絵柄とその絵柄が基材に埋め込まれた装飾板を
得ることができる。
た型枠中に原料水性スラリーを流し込み得られる、所望
の絵柄が基材に埋め込まれた装飾板の模式断面図である
。すなわち、上記型枠中に原料水性スラリーを流し込み
、養生硬化させた後、基体シートを剥離することにより
、所望の絵柄とその絵柄が基材に埋め込まれた装飾板を
得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を示して、本発明をさ
らに具体的に説明する。
らに具体的に説明する。
【0019】厚さ0.2mmの半硬質塩化ビニルシート
上に、グラビア印刷を用いて以下の各層を順次積層した
。 ■ポリビニルブチラールから成る剥離層(厚み2μm)
■フッ素樹脂からなるトップコート層(100μm)こ
のトップコート層はナイフコーターによって塗布した。 ■発泡剤(アゾビスイソブチロニトリル)、着色顔料(
アシルアミドイエロー、フタロシアニンブルー、ジアン
スラキノニルレッド)と塩化ビニルペーストレジンから
なる発泡インキ層(レンガ柄)■ポリビニルブチラール
からなる接着層(厚み30μm)得られた転写シートを
、型枠の底板及び側板に接着層が内側を向くように載置
し、オーブンにより110度、50秒の条件で加熱し、
発泡インキを発泡させた。次いで、セメントの原料とな
る水性スラリーを投入し、振動型締めし、硬化させた。 硬化が終了した後に脱型し、半硬質塩化ビニルシートを
剥離除去した。得られた製品は、転写シートの絵柄が付
された非常に意匠性の高い美麗なものであり、尚かつ、
絵柄の深みの増したものであった。
上に、グラビア印刷を用いて以下の各層を順次積層した
。 ■ポリビニルブチラールから成る剥離層(厚み2μm)
■フッ素樹脂からなるトップコート層(100μm)こ
のトップコート層はナイフコーターによって塗布した。 ■発泡剤(アゾビスイソブチロニトリル)、着色顔料(
アシルアミドイエロー、フタロシアニンブルー、ジアン
スラキノニルレッド)と塩化ビニルペーストレジンから
なる発泡インキ層(レンガ柄)■ポリビニルブチラール
からなる接着層(厚み30μm)得られた転写シートを
、型枠の底板及び側板に接着層が内側を向くように載置
し、オーブンにより110度、50秒の条件で加熱し、
発泡インキを発泡させた。次いで、セメントの原料とな
る水性スラリーを投入し、振動型締めし、硬化させた。 硬化が終了した後に脱型し、半硬質塩化ビニルシートを
剥離除去した。得られた製品は、転写シートの絵柄が付
された非常に意匠性の高い美麗なものであり、尚かつ、
絵柄の深みの増したものであった。
【0020】
【効果】以上のように、本発明の外装用転写シートを用
いれば、トップコート層の塗装を行なう必要はなく、一
つの工程で、耐久性のある外装用の美麗な転写体を得る
ことができる。また、発泡インキにより絵柄層が基材に
埋め込まれたことにより、より絵柄に深みを増した転写
体を得ることができる。さらに、何らかの理由で表面に
欠落、擦傷等が生じた場合も、発泡インキにより絵柄が
基材に埋め込まれているために、絵柄が損なわれること
なく、美麗な意匠を保持することができる。
いれば、トップコート層の塗装を行なう必要はなく、一
つの工程で、耐久性のある外装用の美麗な転写体を得る
ことができる。また、発泡インキにより絵柄層が基材に
埋め込まれたことにより、より絵柄に深みを増した転写
体を得ることができる。さらに、何らかの理由で表面に
欠落、擦傷等が生じた場合も、発泡インキにより絵柄が
基材に埋め込まれているために、絵柄が損なわれること
なく、美麗な意匠を保持することができる。
【図1】本発明の転写シートの1実施例の断面図である
。
。
【図2】本発明の転写シートを型枠中に設置し加熱発泡
させた状態を示す模式断面図である。
させた状態を示す模式断面図である。
【図3】本発明の転写シートを用いて得られる装飾板の
模式断面図である。
模式断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 基体シート上に剥離容易に転写層を積
層してなる転写シートにおいて、上記転写層が発泡イン
キからなるインキ層を有することを特徴とする外装用転
写シート。 - 【請求項2】 転写層が、剥離層とインキ層の間に耐
候性に優れたトップコート層を有するものであることを
特徴とする請求項1記載の外装用転写シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3087769A JPH04298383A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 外装用転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3087769A JPH04298383A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 外装用転写シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04298383A true JPH04298383A (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=13924177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3087769A Pending JPH04298383A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 外装用転写シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04298383A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108118541A (zh) * | 2016-11-28 | 2018-06-05 | 广州巴思巴科技研发有限公司 | 一种纤维织物预制转移印花的方法 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3087769A patent/JPH04298383A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108118541A (zh) * | 2016-11-28 | 2018-06-05 | 广州巴思巴科技研发有限公司 | 一种纤维织物预制转移印花的方法 |
CN108118541B (zh) * | 2016-11-28 | 2019-12-24 | 广州巴思巴科技研发有限公司 | 一种纤维织物预制转移印花的方法 |
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