JPH04297752A - 風呂がま付き給湯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は家庭などで給湯及び風呂
の追い焚きに使われる風呂がま付き給湯器に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】風呂用加熱水路及び給湯用加熱水路を持
つ１缶２水路の瞬間型熱交換器を持つ風呂がま付き石油
小形給湯器の従来例を図３に基づいて説明する。

【０００３】３１は風呂用加熱水路及び給湯用加熱水路
を持つ熱交換器であり、３２は前記熱交換器３１内にあ
る給湯用加熱水路であり、３３は前記熱交換器３１内に
ある風呂用加熱水路である。４３は浴槽３７へ連通する
風呂循環水路であり、３４は風呂循環水路４３内の水流
を検知するフロースイッチである。３５は前記風呂循環
水路４３内に接続された強制循環用ポンプであり、３６
は浴槽３７の水温を検知するための風呂サーミスタであ
る。３７は風呂がま付き給湯器に接続された浴槽である
。３８はバーナ部であり、３９は前記バーナ部３８、前
記強制循環用ポンプ３５等を制御する制御器であり、４
０は浴室等に取り付けられるリモコンである。４１は前
記給湯用加熱水路３２につながる水道であり、４２は前
記給湯用加熱水路３２につながる給湯用蛇口である。

【０００４】図４に示すように、１缶２水路の熱交換器
３１は、風呂用加熱水路３３の配管と給湯用加熱水路３
２の配管を縦方向並べて密着せれている。給湯用加熱水
路３２をバーナ部３８に近い方に位置し、風呂用加熱水
路３３と給湯用加熱水路３２を密着して配置する。

【０００５】風呂に入っているお湯を再加熱する風呂追
い焚きは、リモコン４０のスイッチが押されることによ
り始まる。この場合、従来例では風呂追い焚き時の燃焼
量を風呂の湯温に関係なくほぼ最高燃焼量にすることに
より、風呂追い焚き時の燃焼制御を簡単にし、できるだ
け短い時間で追い焚きを終了することが目的であった。 また、燃焼量を可変できない簡単で安価なバーナ部３８
でも追い焚きする事が可能であった。すなわち、このこ
とは浴槽３７の水の温度が設定温度以下ならば、追い焚
きのスイッチが押されると、バーナ部３８はほぼ最高燃
焼量で一定燃焼を行う。この時、熱交換器３１内には水
流のある風呂用加熱水路３３と水流のない給湯用加熱水
路３２があるが、互いに近接していて同一熱交換器３１
内にあるために両方ともバーナ部３８より加熱される。 しかし、バーナ部３８からの熱は主に水流のある風呂用
加熱水路３３が熱を受け取る。一方、水流のない給湯用
加熱水路３２内の水温はバーナ部３８の燃焼量、風呂用
加熱水路３３内の水温、風呂用加熱水路３３が奪う熱量
によって左右される。この３つの条件の内バーナ部３８
の燃焼量は一定であり、風呂用加熱水路３３が奪う熱量
も一定であるが、風呂用加熱水路３３内の水の温度は浴
槽３７の水温の上昇と共に上昇するために、水流のない
給湯用加熱水路３２内の水温も上昇していく。この結果
、浴槽３７の水温が入浴可能温度付近に近づくと給湯用
加熱水路３２内の水温は沸騰点近くになってしまうこと
がある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来は
追い焚き時の燃焼を一定の燃焼量で行ってきたために給
湯用加熱水路３２の水が沸騰してしまう。そのとき、熱
交換器は給湯用加熱水路３２に大きな圧力を受け、耐久
性に問題がでたり、追い焚き時及び追い焚き終了時に給
湯用水路からの出湯があると蛇口４２から沸騰水がでて
しまう。そこで、浴槽水の温度が入浴可能温度付近の時
に給水用加熱水路３２内の水温を沸騰点以下８０℃前後
にしようとすると、追い焚きの燃焼量を小さくしてやる
必要がある。しかし、追い焚きの燃焼量が小さいと追い
焚き時間が長くなってしまう。

【０００７】このような課題は、風呂用加熱水路３３及
び給湯用加熱水路３２を持つ熱交換器３１について追い
焚き時の燃焼量はほぼ最高燃焼量で一定燃焼で制御を行
う場合、追い焚き時間を短くするために燃焼量を多く設
定すると熱交換器３１の給湯用加熱水路３３内の水が沸
騰してしまうし、また、反対に熱交換器の給湯用加熱水
路３２内の水の沸騰を押さえようと燃焼量を少なく設定
すると追い焚き時間が長くなるという欠点を有していた
。

【０００８】本発明の目的は上記欠点を除去し追い焚き
時間を短かくしてかつ耐久性もそこなわない風呂がま付
き給湯器を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】浴槽に接続された風呂循
環水路に強制循環用ポンプを接続した風呂用加熱水路と
給湯用加熱水路を互いに近接させた１缶２水路の熱交換
器を有し、前記熱交換器を加熱する燃焼量が可変できる
バーナと、風呂用加熱水路には浴槽湯温度検知用風呂サ
ーミスタと、前記給湯用加熱水路に設けた温度検知器と
、風呂のおい焚き時前記風呂サーミスタ、温度検知器の
信号を受けて給湯用加熱水路内の温度が水の沸騰点に近
づいた時バーナの燃焼量を低下させる制御を行う制御器
を備える。

【００１０】

【作用】本発明は上記した構成により、追い焚き燃焼の
初期には所定の燃焼量で燃焼し、その後、熱交換器の給
湯用水路内の水温を温度検知器で検知し、制御器により
その水温が沸騰点８０℃前後に近づくとバーナ部が追い
焚きの燃焼量を落とし、熱交換器の給湯用水路内の水温
を上げないようにする。これにより、熱交換器の給湯用
水路の沸騰を防止しようとするものである。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の実施例について図１〜図３を
参照して述べる。

【００１２】図１に基づいて本発明を説明すると１１は
１缶２水路の熱交換器であり、１２は前記熱交換器１１
内にある給湯用加熱水路であり、１３は上記熱交換器１
１内にある風呂用加熱水路である。２５は風呂循環水路
であり、１４は前記風呂循環水路２５内の水流を検知す
るフロースイッチである。１５は前記風呂循環水路２５
に設けた強制循環用ポンプであり、１６は浴槽水の温度
を検知するための風呂サーミスタである。１７は給湯湯
温を検知する給湯サーミスタである。１８は風呂がま付
き給湯器に接続された浴槽である。１９は燃焼量を可変
できる前記熱交換器１１を加熱し給湯用水と風呂用の循
環水を加熱するバーナ部である。２０はバーナ部１９、
強制循環用ポンプ１５等を制御する制御器である。２１
は追い焚き時の給湯用加熱水路１１内の水温を検知する
温度検知器である。２２は浴室等に取り付けられるリモ
コンである。２３は前記給湯用加熱水路１２につながる
水道であり、２４は前記給湯用加熱水路１２につながる
給湯用蛇口である。

【００１３】図２に示すように、前記２水路を有する熱
交換器１１は、風呂用加熱水路１３の配管と給湯用加熱
水路１２の配管を縦方向並べて近接されている。本発明
では、給湯用加熱水路１２をバーナ部１９に近い方に位
置している。

【００１４】風呂の追い焚きは、浴槽１８に湯又は水を
満たした後にリモコン２２の追い焚きスイッチを押すこ
とにより行われる。リモコン２２のスイッチを押して、
強制循環ポンプ１５が動き始め、フロースイッチ１４が
風呂循環経路２５の水流を検知し、風呂サーミスタ１６
が最初の水温を検知する。そして、制御器２０はバーナ
部１９に燃焼指示を出し、バーナ部１９は燃焼し始める
。

【００１５】この時、熱交換器１１の給湯用加熱水路１
２内の水温は、バーナ部１９の燃焼量、浴槽１８の水温
及び風呂用加熱水路１３が奪う熱量により左右される。 水からの追い焚きを行うときに開始直後は浴槽１８の水
温が低いので給湯用加熱水路１２の温度は低くなる。そ
して、浴槽１８の水温が上昇してくると、給湯用加熱水
路１２内の水温が上昇してくる。給湯用加熱水路１２内
の水温が沸騰点８０℃前後に近づいてくると、温度検知
器２１で検知し、制御器２０はバーナ部１９に燃焼量を
減少させようとする。これにより、給湯用加熱水路１２
内の水温は沸騰点まで上昇しない。

【００１６】この結果、熱交換器１１の給湯用加熱水路
１２内の水温が沸騰点より低い温度８０℃前後で保持さ
れるようになり、且つ、給湯用加熱水路１２内の水温が
低い状態の時は燃焼量を多くでき追い焚き時間を短くで
きる。また、給湯用加熱水路１２内の水温が沸騰点にな
らなく８０℃前後のため、蛇口２４から給湯時に沸騰水
ができることはないし、熱交換器１１の耐久性が損なわ
れることはない。

【００１７】温度検知器２１は図１に示すように熱交換
器１１の給湯用加熱水路１２に設けられているが、給湯
湯温を検知しバーナ１９の燃焼量を調節するためのセン
サーである給湯サーミスタ１７で同一水路のため温度検
知器２１の代用をすることもできる。

【００１８】

【発明の効果】以上のように、本発明は追い焚き時の燃
焼量を給湯用加熱水路内の水温を検知しながら、沸騰点
に達しないように燃焼量を減少させることにより、給湯
用加熱水路内の水温を沸騰点以下の温度に保つことがで
きる。このため、熱交換器の耐久性を損なわずに済むし
、追い焚き中の給湯時に沸騰水がでることもないので快
適な入浴ができる。

【００１９】また、温度検知器の作用を給湯サーミスタ
で代用すると部品点数も少なくなりコストが安い追い焚
き付き給湯器が提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の風呂がま付き給湯器の全体シ
ステム図

【図２】同実施例の風呂用加熱水路と給湯用加熱水路を
持つ熱交換器の断面図

【図３】従来例の風呂がま付き給湯器の全体システム図

【図４】同風呂用加熱水路と給湯用加熱水路を持つ熱交
換器の断面図

【符号の説明】

１１　　熱交換器 １２　　給湯用加熱水路 １３　　風呂用加熱水路 １４　　フロースイッチ １５　　強制循環用ポンプ １６　　風呂サーミスタ １７　　給湯サーミスタ １８　　浴槽 １９　　バーナ部 ２０　　制御器 ２１　　温度検知器 ２３　　水道 ２４　　蛇口 ２５　　風呂循環水路

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】浴槽に接続された風呂循環水路に強制循環
   用ポンプを接続した風呂用加熱水路と給湯用加熱水路を
   互いに近接させた１缶２水路の熱交換器を有し、前記熱
   交換器を加熱する燃焼量が可変できるバーナと、風呂用
   加熱水路に設けた浴槽湯温度検知用風呂サーミスタと、
   前記給湯用加熱水路に設けた温度検知器と、風呂のおい
   焚き時、前記風呂サーミスタ、温度検知器の信号を受け
   て給湯用加熱水路内の温度が水の沸騰点に近づいた時バ
   ーナの燃焼量を低下させる制御を行う制御器を備えた風
   呂がま付き給湯器。
2. 【請求項２】温度検知器を給湯サーミスタと兼用する請
   求項１記載の風呂がま付き給湯器。