JPH04297602A - 鉄道の分岐装置 - Google Patents
鉄道の分岐装置Info
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- JPH04297602A JPH04297602A JP6199691A JP6199691A JPH04297602A JP H04297602 A JPH04297602 A JP H04297602A JP 6199691 A JP6199691 A JP 6199691A JP 6199691 A JP6199691 A JP 6199691A JP H04297602 A JPH04297602 A JP H04297602A
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000005339 levitation Methods 0.000 abstract description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
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- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
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- Railway Tracks (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気浮上式鉄道等におい
て列車の進路を切換えるための分岐装置に関するもので
ある。
て列車の進路を切換えるための分岐装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】たとえば、磁気浮上式鉄道においては、
中間駅で高速列車が低速列車を追い越すための高速片開
き分岐装置や、始終端のターミナル駅で到着列車を複数
のホームに振り分けるためのターミナル用分岐装置等の
各種の分岐装置が用いられる。
中間駅で高速列車が低速列車を追い越すための高速片開
き分岐装置や、始終端のターミナル駅で到着列車を複数
のホームに振り分けるためのターミナル用分岐装置等の
各種の分岐装置が用いられる。
【0003】この分岐装置の概要を図7〜図10によっ
て説明する。
て説明する。
【0004】Aは基準線(本線軌道)の分岐始端側固定
桁、Bは同終端側固定桁、Cは分岐線(側線軌道)の始
端側固定桁、Dは分岐軌道で、この分岐軌道Dが、基準
線の両側固定桁A,B間に接続される図7の基準位置と
、基準線の分岐始端側固定桁Aと分岐線の始端側固定桁
Cとの間に接続される図8の分岐位置との間で移動する
ことにより、列車進路が基準線と分岐線との間で切換え
られる。
桁、Bは同終端側固定桁、Cは分岐線(側線軌道)の始
端側固定桁、Dは分岐軌道で、この分岐軌道Dが、基準
線の両側固定桁A,B間に接続される図7の基準位置と
、基準線の分岐始端側固定桁Aと分岐線の始端側固定桁
Cとの間に接続される図8の分岐位置との間で移動する
ことにより、列車進路が基準線と分岐線との間で切換え
られる。
【0005】この分岐軌道Dは、断面U字形の複数の可
動桁E…が順次互いの一端部で垂直軸Fまわりに相対回
動可能に連結されて構成され、上記基準位置では、各可
動桁E…の中心線…Xが一致する直線状をなし、分岐位
置では、各可動桁E…が垂直軸Fまわりに相対回動して
互いの中心線X…同士が交差する曲線に近い形状となる
。
動桁E…が順次互いの一端部で垂直軸Fまわりに相対回
動可能に連結されて構成され、上記基準位置では、各可
動桁E…の中心線…Xが一致する直線状をなし、分岐位
置では、各可動桁E…が垂直軸Fまわりに相対回動して
互いの中心線X…同士が交差する曲線に近い形状となる
。
【0006】図9中、Gは各可動桁同士の接続部分に設
けられた櫛歯状の接続部材、図10中、Hは各可動桁E
…の下側に設けられた台車である。
けられた櫛歯状の接続部材、図10中、Hは各可動桁E
…の下側に設けられた台車である。
【0007】また、各可動桁E…には、左右両側壁E1
,E2の上面に、内軌側および外軌側両案内レール1,
2が垂直に設けられ、列車の側面に設けられた側方案内
輪I(図9に示す)が、この案内レール1,2の内面に
接触して列車を側方ガイドする。なお、この案内レール
1,2は、基準線および分岐線の固定桁A,B,Cにも
設けられている。
,E2の上面に、内軌側および外軌側両案内レール1,
2が垂直に設けられ、列車の側面に設けられた側方案内
輪I(図9に示す)が、この案内レール1,2の内面に
接触して列車を側方ガイドする。なお、この案内レール
1,2は、基準線および分岐線の固定桁A,B,Cにも
設けられている。
【0008】この各可動桁E…の案内レール1,2は、
図7の基準位置では直線状となり、分岐位置では、列車
をスムースに移動させるために、図8に示すように全体
として一定の曲率をもった円弧状となるようにそれぞれ
所定の曲率半径をもって湾曲させる必要がある。
図7の基準位置では直線状となり、分岐位置では、列車
をスムースに移動させるために、図8に示すように全体
として一定の曲率をもった円弧状となるようにそれぞれ
所定の曲率半径をもって湾曲させる必要がある。
【0009】そこで、このレール湾曲手段として、図9
,図10に示すように、両レール1,2の中間部二位置
P,Pをレール固定装置3で固定して支点となす一方、
レール両端部Q,Qを力点としてここに油圧ジャッキ等
からなる内軌側および外軌側両湾曲装置4,5を設け、
この湾曲装置4,5の押し作用(外軌側)または引き作
用(内軌側)により、両レール1,2を弾性変形させて
所定の曲率をつくり出すようにしている。
,図10に示すように、両レール1,2の中間部二位置
P,Pをレール固定装置3で固定して支点となす一方、
レール両端部Q,Qを力点としてここに油圧ジャッキ等
からなる内軌側および外軌側両湾曲装置4,5を設け、
この湾曲装置4,5の押し作用(外軌側)または引き作
用(内軌側)により、両レール1,2を弾性変形させて
所定の曲率をつくり出すようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】分岐軌道Dにおいては
、可動桁E…の数が少ないほど桁移動機構も少なくてす
むため、各可動桁E…をできるだけ長くしたいという要
望がある。
、可動桁E…の数が少ないほど桁移動機構も少なくてす
むため、各可動桁E…をできるだけ長くしたいという要
望がある。
【0011】ところが、可動桁E…を長くすると、案内
レール1,2も長くなり、同レール1,2の支点P,P
間距離および支点Pと力点Qとの距離も長くなる。従っ
て、従来の構成では、列車の側方案内輪Iから加えられ
る側方荷重(列車走行時のふらつき等によって異常に大
きい場合もある)に耐えるために、案内レール1,2の
厚みを大きくしてレール剛性を高める必要がある。
レール1,2も長くなり、同レール1,2の支点P,P
間距離および支点Pと力点Qとの距離も長くなる。従っ
て、従来の構成では、列車の側方案内輪Iから加えられ
る側方荷重(列車走行時のふらつき等によって異常に大
きい場合もある)に耐えるために、案内レール1,2の
厚みを大きくしてレール剛性を高める必要がある。
【0012】しかし、こうすると、レール1,2を湾曲
させるための駆動力を大きくしなければならないため、
この駆動機構が大形化し、桁移動機構を少なくする場合
よりも軌道の建設コスト、設備コスト、メンテナンス等
、種々の面で不利となる。
させるための駆動力を大きくしなければならないため、
この駆動機構が大形化し、桁移動機構を少なくする場合
よりも軌道の建設コスト、設備コスト、メンテナンス等
、種々の面で不利となる。
【0013】そこで本発明は、レールの荷重支持力を高
め、桁(案内レール)の長尺化を実現しうる鉄道の分岐
装置を提供するものである。
め、桁(案内レール)の長尺化を実現しうる鉄道の分岐
装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、列車
の側方案内輪が接触する案内レールを備えた複数の移動
可能な桁を、隣り合うもの同士間で垂直軸まわりに相対
回動可能に連結して分岐軌道を構成し、この分岐軌道を
、軌道全体が直線状をなす基準位置と、軌道全体が曲線
に近い形状をなす分岐位置との間で移動させて列車進路
を基準線と分岐線との間で切換えるように構成し、かつ
、この分岐軌道の基準位置と分岐位置との間での移動に
応じて、上記両案内レールを、中間部を支点、両側部を
力点として直線状態と湾曲状態とに弾性変形させるよう
に構成した鉄道の分岐装置において、上記列車の側方案
内輪によって上記案内レールに加えられる荷重を上記支
点と両側力点との間で支持するレール支持手段を具備し
、このレール支持手段は、案内レールに接触して上記荷
重を支持しうるように桁に設けられたレール支持部材と
、案内レールの上記直線状態と湾曲状態とに応じてこの
レール支持部材を二位置間で移動させて案内レールに対
する接触状態を保つ駆動機構とからなるものである。
の側方案内輪が接触する案内レールを備えた複数の移動
可能な桁を、隣り合うもの同士間で垂直軸まわりに相対
回動可能に連結して分岐軌道を構成し、この分岐軌道を
、軌道全体が直線状をなす基準位置と、軌道全体が曲線
に近い形状をなす分岐位置との間で移動させて列車進路
を基準線と分岐線との間で切換えるように構成し、かつ
、この分岐軌道の基準位置と分岐位置との間での移動に
応じて、上記両案内レールを、中間部を支点、両側部を
力点として直線状態と湾曲状態とに弾性変形させるよう
に構成した鉄道の分岐装置において、上記列車の側方案
内輪によって上記案内レールに加えられる荷重を上記支
点と両側力点との間で支持するレール支持手段を具備し
、このレール支持手段は、案内レールに接触して上記荷
重を支持しうるように桁に設けられたレール支持部材と
、案内レールの上記直線状態と湾曲状態とに応じてこの
レール支持部材を二位置間で移動させて案内レールに対
する接触状態を保つ駆動機構とからなるものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、案内レール中間部に補助レール支持手段が設けられ
、この補助レール支持手段は、桁と案内レールの一方に
設けられたピンが、他方に設けられたピン穴に係合して
構成され、このピン穴には、案内レールにおける補助レ
ール支持手段が設けられた部分が分岐軌道の移動時に湾
曲する量にほぼ等しい寸法のクリアランスが設けられて
なるものである。
て、案内レール中間部に補助レール支持手段が設けられ
、この補助レール支持手段は、桁と案内レールの一方に
設けられたピンが、他方に設けられたピン穴に係合して
構成され、このピン穴には、案内レールにおける補助レ
ール支持手段が設けられた部分が分岐軌道の移動時に湾
曲する量にほぼ等しい寸法のクリアランスが設けられて
なるものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、レール支持部材が、回転可能なカムであり
、このカムには、案内レールに対する接触面として、回
転中心からの距離が回転方向で変化するカム面が設けら
れ、駆動機構がこのカムを回転駆動するものである。
成において、レール支持部材が、回転可能なカムであり
、このカムには、案内レールに対する接触面として、回
転中心からの距離が回転方向で変化するカム面が設けら
れ、駆動機構がこのカムを回転駆動するものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、カムと、このカムが設けられた桁と隣接する桁との
間に、分岐軌道の移動時に隣り合う両桁の相対回動力に
よりカムを引っ張って回転させるワイヤが張設されると
ともに、カムと、このカムが設けられた桁との間に、復
帰バネが設けられてカムの回転駆動機構が構成されたも
のである。
て、カムと、このカムが設けられた桁と隣接する桁との
間に、分岐軌道の移動時に隣り合う両桁の相対回動力に
よりカムを引っ張って回転させるワイヤが張設されると
ともに、カムと、このカムが設けられた桁との間に、復
帰バネが設けられてカムの回転駆動機構が構成されたも
のである。
【0018】請求項5の発明は、請求項4の構成におい
て、カムの回転角度を規制するストッパが桁に設けられ
るとともに、隣接する桁に対するワイヤの連結部分に、
カムを上記ストッパによる規制角度を超えて回転させよ
うとするワイヤの引っ張り力により撓んでワイヤ張力を
弛めるバネが設けられてなるものである。
て、カムの回転角度を規制するストッパが桁に設けられ
るとともに、隣接する桁に対するワイヤの連結部分に、
カムを上記ストッパによる規制角度を超えて回転させよ
うとするワイヤの引っ張り力により撓んでワイヤ張力を
弛めるバネが設けられてなるものである。
【0019】
【作用】上記構成によると、分岐軌道の基準位置および
分岐位置の双方において、列車の側方案内輪から案内レ
ールに加えられる側方荷重を、レールの湾曲支点と力点
との間でレール支持手段によって支持することができる
ため、案内レール全体の荷重支持力を高めることができ
る。
分岐位置の双方において、列車の側方案内輪から案内レ
ールに加えられる側方荷重を、レールの湾曲支点と力点
との間でレール支持手段によって支持することができる
ため、案内レール全体の荷重支持力を高めることができ
る。
【0020】従って、その分、レール剛性を高めること
なく支点間距離(支点が二以上の場合)および支点と力
点との距離を長く、すなわち案内レールを長くすること
が可能となる。このため、桁の長尺化が可能となる。
なく支点間距離(支点が二以上の場合)および支点と力
点との距離を長く、すなわち案内レールを長くすること
が可能となる。このため、桁の長尺化が可能となる。
【0021】また、請求項2の構成によると、案内レー
ルを、補助レール支持手段によってレール中間部でも支
持しうることにより、レールの荷重支持力を一層高める
ことができる。
ルを、補助レール支持手段によってレール中間部でも支
持しうることにより、レールの荷重支持力を一層高める
ことができる。
【0022】しかも、この補助レール支持手段が設けら
れたレール中間部は、レール支持手段が設けられたレー
ル両側部よりもレールの湾曲量が少なく、従ってレール
支持手段のようにレール支持部材を積極的に移動させる
構成をとらずに、ピン穴とピンとからなる簡単な構成の
ものですむ。
れたレール中間部は、レール支持手段が設けられたレー
ル両側部よりもレールの湾曲量が少なく、従ってレール
支持手段のようにレール支持部材を積極的に移動させる
構成をとらずに、ピン穴とピンとからなる簡単な構成の
ものですむ。
【0023】また、請求項3の構成によると、カムの回
転によって案内レールの変形に対応できるため、レール
支持手段の構成が簡単ですむ。
転によって案内レールの変形に対応できるため、レール
支持手段の構成が簡単ですむ。
【0024】さらに、請求項4の構成によると、分岐軌
道の移動時における隣り合う桁同士間の相対回動力をカ
ムの回転力として利用できるため、たとえばカムを油圧
シリンダ等の専用の駆動手段によって回転させる場合と
比較して、無動力ですみ、構造が簡単、コストが安くて
すむ。
道の移動時における隣り合う桁同士間の相対回動力をカ
ムの回転力として利用できるため、たとえばカムを油圧
シリンダ等の専用の駆動手段によって回転させる場合と
比較して、無動力ですみ、構造が簡単、コストが安くて
すむ。
【0025】一方、請求項5の構成によると、ストッパ
によりカムの過剰回転を防止して作動の確実性を保持し
ながら、隣り合う桁の相対回動量が過大となってカムが
必要以上に回転するおそれが生じた場合に、バネにより
ワイヤ張力を弛めてストッパ等の損傷を防止することが
できる。
によりカムの過剰回転を防止して作動の確実性を保持し
ながら、隣り合う桁の相対回動量が過大となってカムが
必要以上に回転するおそれが生じた場合に、バネにより
ワイヤ張力を弛めてストッパ等の損傷を防止することが
できる。
【0026】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図6によって説明す
る。
る。
【0027】なお、以下の実施例において、図7〜図1
0に示す部分と同一部分には同一符号を付して示し、そ
の重複説明を省略する。
0に示す部分と同一部分には同一符号を付して示し、そ
の重複説明を省略する。
【0028】図1に示すように、分岐軌道Dを構成する
各可動桁Eの両側壁E1,E2において、内軌側および
外軌側両案内レール1,2の二つの支点P,Pと両側力
点Q,Qとの間のほぼ中央部に、レール支持手段として
の内軌側および外軌側両主レール支持装置6,6および
7,7が設けられている。また、両支点P,P間のほぼ
中央部に、補助レール支持手段としての内軌側および外
軌側両補助レール支持装置8,9が設けられている。
各可動桁Eの両側壁E1,E2において、内軌側および
外軌側両案内レール1,2の二つの支点P,Pと両側力
点Q,Qとの間のほぼ中央部に、レール支持手段として
の内軌側および外軌側両主レール支持装置6,6および
7,7が設けられている。また、両支点P,P間のほぼ
中央部に、補助レール支持手段としての内軌側および外
軌側両補助レール支持装置8,9が設けられている。
【0029】まず、主レール支持装置6,7について説
明する(図1〜図4参照)。
明する(図1〜図4参照)。
【0030】この主レール支持装置6,7は、桁側壁E
1,E2の上面に設けられて側方荷重を支持するレール
支持部材としての板状のカム10を具備している。
1,E2の上面に設けられて側方荷重を支持するレール
支持部材としての板状のカム10を具備している。
【0031】このカム10は、図2に示すように一端に
カム面11を有し、このカム面11が案内レール1,2
の外面に接触する状態で、ブラケット12に前後方向の
水平軸13を介して上下方向に回転可能に取付けられて
いる。
カム面11を有し、このカム面11が案内レール1,2
の外面に接触する状態で、ブラケット12に前後方向の
水平軸13を介して上下方向に回転可能に取付けられて
いる。
【0032】カム面11には、平坦な第1接触面11a
と、曲面状の第2接触面11bとが設けられ、カム10
が、第1接触面11aが案内レール1,2に接触する第
1の位置と、第2接触面11bが案内レール1,2に接
触する第2の位置との間で回転しうるようになっている
。
と、曲面状の第2接触面11bとが設けられ、カム10
が、第1接触面11aが案内レール1,2に接触する第
1の位置と、第2接触面11bが案内レール1,2に接
触する第2の位置との間で回転しうるようになっている
。
【0033】図2において、実線は軌道基準位置でのカ
ム状態、仮想線は軌道分岐位置でのカム状態をそれぞれ
示し、内軌側の主レール支持装置6においては、軌道基
準位置でカム面11の第2接触面11bが案内レール1
に接触する第2の位置となり、軌道分岐位置で第1接触
面11aが案内レール1に接触する第1の位置となる。 一方、外軌側主レール支持装置7においては、軌道基準
位置で第1の位置、軌道分岐位置で第2の位置となる。
ム状態、仮想線は軌道分岐位置でのカム状態をそれぞれ
示し、内軌側の主レール支持装置6においては、軌道基
準位置でカム面11の第2接触面11bが案内レール1
に接触する第2の位置となり、軌道分岐位置で第1接触
面11aが案内レール1に接触する第1の位置となる。 一方、外軌側主レール支持装置7においては、軌道基準
位置で第1の位置、軌道分岐位置で第2の位置となる。
【0034】また、両側主レール支持装置6,7におい
て、ブラケット12に、カム10の回転角度を第1およ
び第2両位置間に規制する上下両側ストッパ(ボルト)
14,15が設けられている。さらに、カム10とブラ
ケット12との間に、カム10を第1の位置に向けて引
っ張る復帰バネ16が設けられている。
て、ブラケット12に、カム10の回転角度を第1およ
び第2両位置間に規制する上下両側ストッパ(ボルト)
14,15が設けられている。さらに、カム10とブラ
ケット12との間に、カム10を第1の位置に向けて引
っ張る復帰バネ16が設けられている。
【0035】一方、カム10におけるカム面11と反対
側の端部にワイヤ17の一端が連結され、このワイヤ1
7の他端が、桁側壁E1,E2に設けられたワイヤガイ
ド18を介して、隣接する桁Eの側壁に連結されている
。
側の端部にワイヤ17の一端が連結され、このワイヤ1
7の他端が、桁側壁E1,E2に設けられたワイヤガイ
ド18を介して、隣接する桁Eの側壁に連結されている
。
【0036】こうすれば、分岐軌道Dの両位置間での移
動時における隣り合う両桁E,Eの相対回動力により、
ワイヤ17が引っ張られてカム10を回転させることと
なる。
動時における隣り合う両桁E,Eの相対回動力により、
ワイヤ17が引っ張られてカム10を回転させることと
なる。
【0037】この場合、内軌側主レール支持装置6にお
いては、分岐軌道Dの分岐位置から基準位置への移動時
にワイヤ17に引っ張り力が作用してカム10を第2の
位置に向けて回転させ、外軌側主レール支持装置7にお
いては、分岐軌道Dの基準位置から分岐位置への移動時
にワイヤ17に引っ張り力が作用してカム10を第2の
位置に向けて回転させるように構成されている。
いては、分岐軌道Dの分岐位置から基準位置への移動時
にワイヤ17に引っ張り力が作用してカム10を第2の
位置に向けて回転させ、外軌側主レール支持装置7にお
いては、分岐軌道Dの基準位置から分岐位置への移動時
にワイヤ17に引っ張り力が作用してカム10を第2の
位置に向けて回転させるように構成されている。
【0038】ところで、軌道移動時に隣り合う桁E,E
の相対回動量が一時的に大きくなる所謂桁折れが生じる
場合がある。こうなると、ワイヤ17が必要以上に大き
く引っ張られてカム10が過剰に回転し、ストッパ15
等が損傷する危険性が生じる。
の相対回動量が一時的に大きくなる所謂桁折れが生じる
場合がある。こうなると、ワイヤ17が必要以上に大き
く引っ張られてカム10が過剰に回転し、ストッパ15
等が損傷する危険性が生じる。
【0039】そこで、このような危険事態の発生を防止
するために、隣接する桁Eに対するワイヤ17の連結部
分が次のように構成されている。
するために、隣接する桁Eに対するワイヤ17の連結部
分が次のように構成されている。
【0040】隣接する桁Eの側壁E1,E2にボックス
19が取付けられ、このボックス19内に前後方向に移
動可能に設けられたロッド20にワイヤ17の他端が止
めつけられている。また、ボックス19内には、このロ
ッド20をワイヤ17と反対側に押す圧縮バネ21が設
けられている。
19が取付けられ、このボックス19内に前後方向に移
動可能に設けられたロッド20にワイヤ17の他端が止
めつけられている。また、ボックス19内には、このロ
ッド20をワイヤ17と反対側に押す圧縮バネ21が設
けられている。
【0041】この圧縮バネ21は、ストッパ15による
規制角度内でのカム10の回転中はワイヤ17の引っ張
り力に打ち勝って縮まず、カム10がストッパ15に当
たった後のワイヤ張力によって縮み変形するようなバネ
定数に設定されている。
規制角度内でのカム10の回転中はワイヤ17の引っ張
り力に打ち勝って縮まず、カム10がストッパ15に当
たった後のワイヤ張力によって縮み変形するようなバネ
定数に設定されている。
【0042】この構成により、隣り合う桁E,Eの相対
回動量が過大となった場合でも圧縮バネ21の縮み変形
によってワイヤ張力が弛められるため、ストッパ15等
の損傷が防止される。
回動量が過大となった場合でも圧縮バネ21の縮み変形
によってワイヤ張力が弛められるため、ストッパ15等
の損傷が防止される。
【0043】なお、図では一つの桁Eにおける案内レー
ル1,2用の主支持装置6,7のみを示しているが、両
隣りの桁Eの案内レール1,2についても、それぞれ隣
り合う桁との間にこれと同じ構成をもった主レール支持
装置が設けられている。
ル1,2用の主支持装置6,7のみを示しているが、両
隣りの桁Eの案内レール1,2についても、それぞれ隣
り合う桁との間にこれと同じ構成をもった主レール支持
装置が設けられている。
【0044】上記構成において、分岐軌道Dの基準位置
と分岐位置の双方において、各桁E…の両側案内レール
1,2における支点P,Pと力点Q,Qとの間の部分で
、カム10のカム面11(第1接触面11aまたは第2
接触面11b)が案内レール1,2に接触するため、側
方案内輪Iからこの部分に加えられる側方荷重がカム1
0によって支持される。
と分岐位置の双方において、各桁E…の両側案内レール
1,2における支点P,Pと力点Q,Qとの間の部分で
、カム10のカム面11(第1接触面11aまたは第2
接触面11b)が案内レール1,2に接触するため、側
方案内輪Iからこの部分に加えられる側方荷重がカム1
0によって支持される。
【0045】一方、補助レール支持装置8,9が設けら
れたレール中間部は、主レール支持装置6,7が設けら
れたレール両側部と比較して、軌道移動時の案内レール
1,2の湾曲量が遥かに小さい(両側部の26mm程度
に対して5mm程度)。
れたレール中間部は、主レール支持装置6,7が設けら
れたレール両側部と比較して、軌道移動時の案内レール
1,2の湾曲量が遥かに小さい(両側部の26mm程度
に対して5mm程度)。
【0046】このため、補助レール支持装置8,9には
、レール1,2の変形に応じてレール支持部材(カム1
0)を移動させる主レール支持装置6,7よりも簡単な
次のような構造のものを用いることができる。
、レール1,2の変形に応じてレール支持部材(カム1
0)を移動させる主レール支持装置6,7よりも簡単な
次のような構造のものを用いることができる。
【0047】桁側壁E1,E2の上面にブラケット22
が取付けられ、このブラケット22に、案内レール1,
2の外面に水平に突設された上下両側の補強壁1a,2
aの内側に重なる上下一対の水平壁22a,22aが突
設されている。
が取付けられ、このブラケット22に、案内レール1,
2の外面に水平に突設された上下両側の補強壁1a,2
aの内側に重なる上下一対の水平壁22a,22aが突
設されている。
【0048】これら補強壁1a,1aおよび水平壁22
a,22aには、それぞれピン穴23,24が設けられ
、これら両ピン穴23,24に跨って竪ピン25が挿入
されている。
a,22aには、それぞれピン穴23,24が設けられ
、これら両ピン穴23,24に跨って竪ピン25が挿入
されている。
【0049】両ピン穴23,24のうち、レール側のピ
ン穴23はピン25とほぼ同径の丸穴に形成され、ピン
25がレール1,2側に固定されている。一方、ブラケ
ット22側のピン穴24は、軌道移動時の案内レール1
,2の長さ方向の移動を考慮して前後に長く形成され、
かつ、左右方向に、案内レール1,2の変形量にほぼ等
しい寸法のクリアランスαが形成されている。
ン穴23はピン25とほぼ同径の丸穴に形成され、ピン
25がレール1,2側に固定されている。一方、ブラケ
ット22側のピン穴24は、軌道移動時の案内レール1
,2の長さ方向の移動を考慮して前後に長く形成され、
かつ、左右方向に、案内レール1,2の変形量にほぼ等
しい寸法のクリアランスαが形成されている。
【0050】このクリアランスαにより、軌道移動時の
案内レール1,2の変形が許容され、内軌側の補助レー
ル支持装置8においては軌道基準位置で、また外軌側の
補助レール支持装置9においては軌道分岐位置で、それ
ぞれピン25がピン穴24における軌道内側の面に当接
してレール1,2の側方荷重を支持するように構成され
ている。
案内レール1,2の変形が許容され、内軌側の補助レー
ル支持装置8においては軌道基準位置で、また外軌側の
補助レール支持装置9においては軌道分岐位置で、それ
ぞれピン25がピン穴24における軌道内側の面に当接
してレール1,2の側方荷重を支持するように構成され
ている。
【0051】なお、軌道基準位置では外軌側において、
軌道分岐位置では内軌側において、ピン25がピン穴2
4の軌道側の面に接触しないことになるが、側方荷重が
作用すればレール1,2のわずかの撓みによって接触状
態が確保されるため、側方荷重の支持機能が果たされる
。
軌道分岐位置では内軌側において、ピン25がピン穴2
4の軌道側の面に接触しないことになるが、側方荷重が
作用すればレール1,2のわずかの撓みによって接触状
態が確保されるため、側方荷重の支持機能が果たされる
。
【0052】このように、本装置においては、案内レー
ル1,2の支点P,Pと力点Q,Qとの間、および支点
P,P間の部分(レール中間部)で主レール支持装置6
,7および補助レール支持装置8,9により、列車の側
方案内輪Iとの接触による側方荷重を支持することがで
きるため、これらの部分で側方荷重を支持できない従来
装置と比較して、レール全体の荷重支持力を遥かに高め
ることができる。
ル1,2の支点P,Pと力点Q,Qとの間、および支点
P,P間の部分(レール中間部)で主レール支持装置6
,7および補助レール支持装置8,9により、列車の側
方案内輪Iとの接触による側方荷重を支持することがで
きるため、これらの部分で側方荷重を支持できない従来
装置と比較して、レール全体の荷重支持力を遥かに高め
ることができる。
【0053】従って、この荷重支持力が増加する分、レ
ール剛性を高めることなく支点間距離および支点−力点
間距離を長くすることができるため、案内レール、すな
わち分岐軌道Dを構成する各桁E…を長尺化し、桁移動
機構の簡素化を実現することができる。
ール剛性を高めることなく支点間距離および支点−力点
間距離を長くすることができるため、案内レール、すな
わち分岐軌道Dを構成する各桁E…を長尺化し、桁移動
機構の簡素化を実現することができる。
【0054】他の実施例
■ 上記実施例では、案内レール1,2の湾曲支点P
が二個所の場合を例にとったが、本発明はこの支点Pが
一個所の場合でも実施することができる。
が二個所の場合を例にとったが、本発明はこの支点Pが
一個所の場合でも実施することができる。
【0055】この場合、主レール支持装置6,7のみを
支点−力点間の一個所または数個所に設けても良いし、
支点−力点間において力点寄りの位置に主レール支持装
置6,7、支点寄りの位置に補助レール支持措置8,9
を設けてもよい。
支点−力点間の一個所または数個所に設けても良いし、
支点−力点間において力点寄りの位置に主レール支持装
置6,7、支点寄りの位置に補助レール支持措置8,9
を設けてもよい。
【0056】■ 上記実施例では、主レール支持装置
6,7において、カム10を垂直状態で水平軸まわりに
回転させる構成としたが、このカム10を水平状態で竪
軸まわりに回転させるようにしてもよい。こうすれば、
図3のようにカム10に連結されたワイヤ17をワイヤ
ガイド18によって方向転換した後、隣接する桁Eに向
けて水平に張る必要がなく、カム10から直接、隣接す
る桁Eに向けて張ればよい。
6,7において、カム10を垂直状態で水平軸まわりに
回転させる構成としたが、このカム10を水平状態で竪
軸まわりに回転させるようにしてもよい。こうすれば、
図3のようにカム10に連結されたワイヤ17をワイヤ
ガイド18によって方向転換した後、隣接する桁Eに向
けて水平に張る必要がなく、カム10から直接、隣接す
る桁Eに向けて張ればよい。
【0057】■ 上記実施例では、主レール支持装置
6,7において、隣り合う桁E,Eの相対回動力を利用
してカム10を回転させる構成としたが、このカム10
を専用のアクチュエータ(たとえば油圧またはエアシリ
ンダ)で回転させることも可能である。
6,7において、隣り合う桁E,Eの相対回動力を利用
してカム10を回転させる構成としたが、このカム10
を専用のアクチュエータ(たとえば油圧またはエアシリ
ンダ)で回転させることも可能である。
【0058】また、レール支持部材として、回転カム1
0に代えてスライドする部材を用いてもよい。
0に代えてスライドする部材を用いてもよい。
【0059】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、分岐
軌道の基準位置および分岐位置の双方において、列車の
側方案内輪から案内レールに加えられる側方荷重を、レ
ール湾曲の支点と力点との間でレール支持手段によって
支持することができるため、案内レール全体の荷重支持
力を高めることができる。
軌道の基準位置および分岐位置の双方において、列車の
側方案内輪から案内レールに加えられる側方荷重を、レ
ール湾曲の支点と力点との間でレール支持手段によって
支持することができるため、案内レール全体の荷重支持
力を高めることができる。
【0060】従って、その分、レール剛性を高めること
なく支点間距離(支点が二以上の場合)および支点と力
点との距離を長く、すなわち案内レールを長くすること
ができる。このため、桁の長尺化、これによる桁移動機
構の簡素化が可能となる。
なく支点間距離(支点が二以上の場合)および支点と力
点との距離を長く、すなわち案内レールを長くすること
ができる。このため、桁の長尺化、これによる桁移動機
構の簡素化が可能となる。
【0061】また、請求項2の発明によると、案内レー
ルを、補助レール支持手段によってレール中間部でも支
持しうることにより、レールの荷重支持力を一層高める
ことができる。
ルを、補助レール支持手段によってレール中間部でも支
持しうることにより、レールの荷重支持力を一層高める
ことができる。
【0062】しかも、この補助レール支持手段が設けら
れたレール中間部は、レール支持手段が設けられたレー
ル両側部よりもレールの湾曲量が少なく、従ってレール
支持手段のようにレール支持部材を積極的に移動させる
構成をとらずに、ピン穴とピンとからなる簡単な構成の
ものですむ。
れたレール中間部は、レール支持手段が設けられたレー
ル両側部よりもレールの湾曲量が少なく、従ってレール
支持手段のようにレール支持部材を積極的に移動させる
構成をとらずに、ピン穴とピンとからなる簡単な構成の
ものですむ。
【0063】また、請求項3の発明によると、カムの回
転によって案内レールの変形に対応できるため、レール
支持手段の構成が簡単ですむ。
転によって案内レールの変形に対応できるため、レール
支持手段の構成が簡単ですむ。
【0064】さらに、請求項4の発明によると、分岐軌
道の移動時における隣り合う桁同士間の相対回動力をカ
ムの回転力として利用できるため、たとえばカムを油圧
シリンダ等の専用の駆動手段によって回転させる場合と
比較して、無動力ですみ、構造が簡単、コストが安くて
すむ。
道の移動時における隣り合う桁同士間の相対回動力をカ
ムの回転力として利用できるため、たとえばカムを油圧
シリンダ等の専用の駆動手段によって回転させる場合と
比較して、無動力ですみ、構造が簡単、コストが安くて
すむ。
【0065】一方、請求項5の発明によると、ストッパ
によりカムの過剰回転を防止して作動の確実性を保持し
ながら、隣り合う桁の相対回動量が過大となってカムが
必要以上に回転するおそれが生じた場合に、バネにより
ワイヤ張力を弛めてストッパ等の損傷を防止することが
できる。
によりカムの過剰回転を防止して作動の確実性を保持し
ながら、隣り合う桁の相対回動量が過大となってカムが
必要以上に回転するおそれが生じた場合に、バネにより
ワイヤ張力を弛めてストッパ等の損傷を防止することが
できる。
【図1】本発明の実施例にかかる鉄道の分岐装置を示す
概略平面図である。
概略平面図である。
【図2】図1のロ−ロ線拡大断面図である。
【図3】図2のハ−ハ線矢視図である。
【図4】図3のニ−ニ線矢視図である。
【図5】図1のホ−ホ線拡大断面図である。
【図6】図5のヘ−ヘ線断面図である。
【図7】従来技術を説明するための鉄道分岐部の基準状
態の概略平面図である。
態の概略平面図である。
【図8】同分岐状態の概略平面図である。
【図9】同一部拡大図である。
【図10】図9のイ−イ線拡大断面図である。
D 分岐軌道
E 分岐軌道を構成する可動桁
1,2 案内レール
6,7 レール支持手段としての主レール支持装置1
0 同装置におけるレール支持部材としてのカム11
カム面 11a カム面の第1の接触面 11b 同第2接触面 17 カムを回転させるためのワイヤ14,15
ストッパ 16 復帰バネ 21 圧縮バネ 8,9 補助レール支持手段としての補助レール支持
装置 23,24 同装置を構成するピン穴25 同ピン α クリアランス
0 同装置におけるレール支持部材としてのカム11
カム面 11a カム面の第1の接触面 11b 同第2接触面 17 カムを回転させるためのワイヤ14,15
ストッパ 16 復帰バネ 21 圧縮バネ 8,9 補助レール支持手段としての補助レール支持
装置 23,24 同装置を構成するピン穴25 同ピン α クリアランス
Claims (5)
- 【請求項1】 列車の側方案内輪が接触する案内レー
ルを備えた複数の移動可能な桁を、隣り合うもの同士間
で垂直軸まわりに相対回動可能に連結して分岐軌道を構
成し、この分岐軌道を、軌道全体が直線状をなす基準位
置と、軌道全体が曲線に近い形状をなす分岐位置との間
で移動させて列車進路を基準線と分岐線との間で切換え
るように構成し、かつ、この分岐軌道の基準位置と分岐
位置との間での移動に応じて、上記両案内レールを、中
間部を支点、両側部を力点として直線状態と湾曲状態と
に弾性変形させるように構成した鉄道の分岐装置におい
て、上記列車の側方案内輪によって上記案内レールに加
えられる荷重を上記支点と両側力点との間で支持するレ
ール支持手段を具備し、このレール支持手段は、案内レ
ールに接触して上記荷重を支持しうるように桁に設けら
れたレール支持部材と、案内レールの上記直線状態と湾
曲状態とに応じてこのレール支持部材を二位置間で移動
させて案内レールに対する接触状態を保つ駆動機構とか
らなることを特徴とする鉄道の分岐装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の鉄道の分岐装置におい
て、案内レール中間部に補助レール支持手段が設けられ
、この補助レール支持手段は、桁と案内レールの一方に
設けられたピンが、他方に設けられたピン穴に係合して
構成され、このピン穴には、案内レールにおける補助レ
ール支持手段が設けられた部分が分岐軌道の移動時に湾
曲する量にほぼ等しい寸法のクリアランスが設けられて
なることを特徴とする鉄道の分岐装置。 - 【請求項3】レール支持部材が、回転可能なカムであり
、このカムには、案内レールに対する接触面として、回
転中心からの距離が回転方向で変化するカム面が設けら
れ、駆動機構がこのカムを回転駆動するものであること
を特徴とする請求項1または2記載の鉄道の分岐装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の鉄道の分岐装置におい
て、カムと、このカムが設けられた桁と隣接する桁との
間に、分岐軌道の移動時に隣り合う両桁の相対回動力に
よりカムを引っ張って回転させるワイヤが張設されると
ともに、カムと、このカムが設けられた桁との間に、復
帰バネが設けられてカムの回転駆動機構が構成されたこ
とを特徴とする鉄道の分岐装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の鉄道の分岐装置におい
て、カムの回転角度を規制するストッパが桁に設けられ
るとともに、隣接する桁に対するワイヤの連結部分に、
カムを上記ストッパによる規制角度を超えて回転させよ
うとするワイヤの引っ張り力により撓んでワイヤ張力を
弛めるバネが設けられてなることを特徴とする鉄道の分
岐装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061996A JP2530062B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 鉄道の分岐装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061996A JP2530062B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 鉄道の分岐装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04297602A true JPH04297602A (ja) | 1992-10-21 |
JP2530062B2 JP2530062B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=13187328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3061996A Expired - Fee Related JP2530062B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 鉄道の分岐装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530062B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112647367A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-04-13 | 同济大学 | 一种用于轨道交通的翻转式道岔 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3061996A patent/JP2530062B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112647367A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-04-13 | 同济大学 | 一种用于轨道交通的翻转式道岔 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2530062B2 (ja) | 1996-09-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |