JPH04297434A - アントラキノン化合物の製造法 - Google Patents

アントラキノン化合物の製造法

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JPH04297434A
JPH04297434A JP3133832A JP13383291A JPH04297434A JP H04297434 A JPH04297434 A JP H04297434A JP 3133832 A JP3133832 A JP 3133832A JP 13383291 A JP13383291 A JP 13383291A JP H04297434 A JPH04297434 A JP H04297434A
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JP
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phthalic anhydride
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JP3133832A
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English (en)
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Mohammad Aslam
モハマッド・アスラム
Hans-Joachim Metz
ハンス−ヨアヒム・メッツ
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CNA Holdings LLC
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Hoechst Celanese Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C50/00Quinones
    • C07C50/16Quinones the quinoid structure being part of a condensed ring system containing three rings
    • C07C50/18Anthraquinones, i.e. C14H8O2
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C46/00Preparation of quinones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C50/00Quinones
    • C07C50/16Quinones the quinoid structure being part of a condensed ring system containing three rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2603/00Systems containing at least three condensed rings
    • C07C2603/02Ortho- or ortho- and peri-condensed systems
    • C07C2603/04Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings
    • C07C2603/22Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing only six-membered rings
    • C07C2603/24Anthracenes; Hydrogenated anthracenes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は,一般式
【化4】
【0002】(式中,R1,R2,R3,及びR4はそ
れぞれ,水素,ハロゲン原子,又は1〜5個の炭素原子
を有する線状アルキル基もしくは枝分かれ状アルキル基
を表わす)で示されるアントラキノン類及びそれらの置
換誘導体の新規製造法に関する。これらの化合物は,染
料工業や紙パルプ工業において,また過酸化水素の製造
に使用される。
【0003】アントラキノンはアントラセンの酸化によ
って工業的に製造できることが知られている。しかしな
がら,該プロセスは,コールタールからのアントラセン
の供給状況によりその製造が左右される。1,4−ナフ
トキノンとブタジエンからアントラセンを製造すること
が提唱されているが(英国特許第895,620号),
1,4−ナフトキノンを得るためのプロセスが複雑で且
つコスト高である(英国特許第1,499,068号)
【0004】他の広く使用されている工業的方法によれ
ば,塩化アルミニウムの存在下にて無水フタル酸とベン
ゼンからアントラキノンとその置換誘導体を製造するこ
とができるが(米国特許第1,656,575号),該
方法には,塩化アルミニウム(無水フタル酸1モル当た
り塩化アルミニウムが2モルの割合で消費される)の値
段がかなり高いという欠点がある。この欠点をいくらか
改良するために,シリコ−アルミネート(silico
−aluminate)をベースとした固体触媒(特開
昭49−30350号及び特開昭59−95952号)
又は酸化チタンをベースとした固体触媒(特開昭54−
70252号)上で高温にてガス状混合物を反応させる
ことが提唱されている。しかしながら,これらのプロセ
スは高温気相中で操作を行わなければならず,また複雑
な装置が必要となって資本経費が増大する。
【0005】米国特許第4,379,092号は,2工
程プロセスによってアントラキノンを形成することを開
示している。先ず第一に,HFとBF3の等モル混合物
を使用し,無水フタル酸とベンゼンとの縮合反応を触媒
してo−ベンゾイル安息香酸を生成させる。該特許は,
反応が“驚くべきことに,形成されるベンゾイル安息香
酸の環化を引き起こすことなく,従って水分子を生成す
ることなく(水分子が生成すると,BF3が加水分解さ
れるか又は水和され,従って触媒の回収が困難となる)
”進行する,と述べている。さらに,該特許は,HFと
BF3の等モル混合物が環化を引き起こさないという事
実は全く予想外のことであると述べている。なぜなら,
無水HF中では,ベンゾイル安息香酸のアントラキノン
への環化が起こるからである(米国特許第2,174,
118号)。第二に,粗製反応混合物を沸騰水で抽出し
,次いで冷却して再結晶させることにより高純度のo−
ベンゾイル安息香酸が得られる。この高純度o−ベンゾ
イル安息香酸を濃硫酸中で加熱することにより(又は当
業界に公知の他の環化手段により)アントラキノンに転
化させる。環化反応は,染料用の中間体アントラキノン
化合物の製造時に行われ,このとき環化反応用媒体(例
えばH2SO4又はHF)中においてスルホン化反応と
ニトロ化反応が起こる。
【0006】米国特許第4,379,092号に記載の
アントラキノン化合物の製造法は有用ではあるが,引き
続き環化反応を起こさせるためにベンゾイル安息香酸を
反応媒体から分離しなければならないのが欠点であり,
このためプロセス全体としてのコストアップにつながる
。従って本発明の目的は,無水フタル酸とベンゼン化合
物との縮合によってアントラキノンを製造すること,及
び中間体生成物の分離と回収を行わなくても済むように
することにある。
【0007】本発明によれば,HFとBF3の存在下に
て無水フタル酸とベンゼン化合物との縮合反応を起こさ
せることによってアントラキノン類が形成され,このと
き本発明の製造法は,前記反応混合物を第1の低温処理
に付す工程,及び引き続き前記反応混合物を高温処理に
付してアントラキノンを得る工程を含む。本発明の製造
法においては,HF:BF3のモル比は少なくとも2で
あるのが好ましい。
【0008】従って本発明は,一般式
【0009】
【化5】
【0010】(式中,R1とR2は,水素又は1〜5個
の炭素原子を有する線状アルキル基もしくは枝分かれ状
アルキル基を表わす)で示されるベンゼン化合物と一般
【0011】
【化6】
【0012】(式中,R3とR4は,水素又は1〜5個
の炭素原子を有する線状アルキル基もしくは枝分かれ状
アルキル基を表わす)で示される無水フタル酸又は置換
無水フタル酸とを,フッ化水素酸と三フッ化ホウ素の混
合物を含んだ触媒の存在下にて反応させて一般式(I)
【0013】
【化7】
【0014】(式中,R1,R2,R3,及びR4は上
述の通りである)で示されるアントラキノン化合物を生
成させることを含むアントラキノン化合物の製造法に関
するものであり,このとき式(I)のアントラキノン化
合物を形成するために2つの別個の温度パターンが使用
される。
【0015】触媒に関して説明すると,反応混合物中に
存在するBF3の量は,無水フタル酸1モルに対して3
モル以上多くなければならない。BF3の好ましい使用
量比は,無水フタル酸1モルに対して5〜20モルであ
る。HF:BF3のモル比は1に近くてもよいが,好ま
しいモル比は2〜12である。HF:BF3の最も好ま
しいモル比は約4〜10である。
【0016】触媒はさらに反応溶媒の代わりを果たすの
で,反応混合物をある程度の量的大きさをもった流体に
するに足る量(例えば,無水フタル酸1モル当たり10
〜50モルのHF)にて使用されなければならない。こ
の量は,反応条件下にて不活性の第3の溶媒を使用する
ことによって減らすことができる。不活性溶媒としては
,塩化メチレンや他のハロゲン化炭化水素を使用するこ
とができる。
【0017】無水フタル酸と式(III)の芳香族誘導
体は,無水フタル酸1モル当たり式(III)の化合物
が0.9〜1.2モルの割合で使用される。副生物の形
成を少なくするためには,無水フタル酸1モル当たり1
〜1.1モルのベンゼン化合物を使用するのが好ましい
。ベンゼン化合物を過剰に使用すると,フェニル−フタ
リド(Pheny1−Phthalide)誘導体が形
成され易くなる。
【0018】反応は,2つのそれぞれの温度にて行われ
る。第1の段階では,約−60℃〜30℃の温度が使用
される。この第1の段階において,温度が30℃を越え
ると,フェニル−フタリド型の副生物の量が増大するの
で避けなければならない。第1段階の反応の長さは,温
度に応じて5〜60分の間で変わる。反応は,温度に応
じて5〜60バールの圧力下にて行われる。
【0019】反応の第2段階では,反応混合物の温度を
上げることが行われる。2つの反応段階の間で生成物を
分離する必要は生じない。従って,反応の第2段階では
,反応混合物の温度が約40〜70℃に上げられ,そし
て当該温度に約1〜6時間保持されてアントラキノンが
得られる。
【0020】反応が終了したら,減圧蒸留によって触媒
の大部分が回収されるか,あるいは不活性ガスのパージ
によって反応装置から単に排気される。次いで,アント
ラキノン生成物が塩基(例えば水酸化ナトリウム)の水
溶液で中和される。反応生成物は水に対して不混和性の
相を形成し,デカンテーション又は濾過により捕集する
ことができる。
【0021】以下の実施例は本発明を例証するものであ
るが,これによって本発明が限定されるものではない。 以下の実施例を含む本明細書全体及び特許請求の範囲に
おいて,特に明記しない限り,部とパーセントは全て重
量基準である。
【0022】実施例1 無水フタル酸(14.8g,0.1モル),HF(80
g,4.0モル),及びBF3(34g,0.5モル)
をハステロイ−Cオートクレーブ(300cc)中で混
合した。反応器を0℃に冷却し,ベンゼン(7.8g,
0.10モル)を徐々にポンプ送りした。反応混合物を
0℃で1時間,次いで50℃で4時間撹拌した。反応混
合物をNaOH水溶液で中和して黒色の沈澱物を得た。 この沈澱物を減圧オーブン中で乾燥して,灰色の固体を
得た(20.0g)。この固体のLC−分析により,主
としてアントラキノンが含まれていることが判明した。 本反応では,転化率が100%であり,64%の選択性
でフントラキノンが得られた。アントラキノンの収率は
61%であった。
【0023】実施例2 無水フタル酸(14.8g,0.1モル),HF(90
g,4.5モル),及びBF3(34g,0.5モル)
をハステロイ−Cオートクレーブ(300cc)中で混
合した。反応器を0℃に冷却し,トルエン(10.1g
,0.11モル)を徐々にポンプ送りした。反応混合物
を0℃で1時間,次いで60℃で3時間撹拌した。反応
混合物をNaOH水溶液で中和して黒色の沈澱物を得た
。この沈澱物を減圧オーブン中で乾燥して,灰色の固体
を得た(20.9g)。この固体のLC−分析により,
主として2−メチルアントラキノンと少量の1−メチル
アントラキノンが含まれていることが判明した。本反応
では,転化率が95%であり,58%の選択性で2−メ
チルアントラキノンが,そして8%の選択性で1−メチ
ルアントラキノンが得られた。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式 【化1】 (式中,R1とR2は,水素又は1〜5個の炭素原子を
    有する線状アルキル基もしくは枝分かれ状アルキル基を
    表わす)で示されるベンゼン化合物と一般式【化2】 (式中,R3とR4は,水素又は1〜5個の炭素原子を
    有する線状アルキル基もしくは枝分かれ状アルキル基を
    表わす)で示される無水フタル酸又は置換無水フタル酸
    とを,HFとBF3の触媒混合物を含有した反応混合物
    中で反応させて一般式(I) 【化3】 (式中,R1,R2,R3,及びR4は上述の通りであ
    る)で示されるアントラキノン化合物を生成させること
    を含むアントラキノン化合物の製造法であって,このと
    き改良点が,前記反応混合物を約−60℃〜約30℃の
    第1の温度にて最高約1時間処理し,次いで前記反応混
    合物を前記第1の温度より高温にて処理することにある
    前記製造法。
  2. 【請求項2】  HF/BF3のモル比が約2〜12で
    ある,請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】  HF/BF3のモル比が約4〜10で
    ある,請求項2記載の製造法。
  4. 【請求項4】  無水フタル酸1モル当たり0.9〜1
    .2モルの前記ベンゼン化合物が使用される,請求項1
    記載の製造法。
  5. 【請求項5】  前記無水フタル酸と前記ベンゼン化合
    物との反応が前記第1の温度にて約5〜60分行われる
    ,請求項1,2,又は3に記載の製造法。
  6. 【請求項6】  前記第1の温度が0℃である,請求項
    5記載の製造法。
  7. 【請求項7】  前記高温が約40℃〜70℃であり,
    前記高温が1〜6時間保持される,請求項1,2,又は
    3に記載の製造法。
  8. 【請求項8】  無水フタル酸1モル当たり少なくとも
    3モルのBF3が使用される,請求項1記載の製造法。
JP3133832A 1990-03-29 1991-03-29 アントラキノン化合物の製造法 Pending JPH04297434A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US503490 1990-03-29
US07/503,490 US5041571A (en) 1990-03-29 1990-03-29 Process of producing anthraquinones in one step

Publications (1)

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JPH04297434A true JPH04297434A (ja) 1992-10-21

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ID=24002313

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EP (1) EP0449629A1 (ja)
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KR (1) KR910016667A (ja)
CA (1) CA2037020A1 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2174118A (en) * 1936-09-30 1939-09-26 Du Pont Ring closure of aromatic compounds with the aid of hydrofluoric acid
FR2496097A1 (fr) * 1980-12-16 1982-06-18 Ugine Kuhlmann Procede pour la preparation de l'anthraquinone et de ses derives substitues
FR2532303A1 (fr) * 1982-09-01 1984-03-02 Ugine Kuhlmann Procede de decomposition d'un complexe d'acide ortho-benzoyl-benzoique, de fluorure d'hydrogene et de trifluorure de bore
FR2543544B1 (fr) * 1983-03-30 1986-01-17 Ugine Kuhlmann Procede de decomposition d'un complexe d'acide orthobenzoyl-benzoique, de fluorure d'hydrogene et de trifluorure de bore

Also Published As

Publication number Publication date
US5041571A (en) 1991-08-20
CA2037020A1 (en) 1991-09-30
KR910016667A (ko) 1991-11-05
EP0449629A1 (en) 1991-10-02

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