JPH04297202A - 雄面ファスナー付固定部材 - Google Patents

雄面ファスナー付固定部材

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JPH04297202A
JPH04297202A JP8769491A JP8769491A JPH04297202A JP H04297202 A JPH04297202 A JP H04297202A JP 8769491 A JP8769491 A JP 8769491A JP 8769491 A JP8769491 A JP 8769491A JP H04297202 A JPH04297202 A JP H04297202A
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JP
Japan
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loop fastener
male
fixed
hook
fixing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8769491A
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English (en)
Inventor
Shigeo Anzai
安斉 成雄
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状物や敷物など
の面状体、テープ状物やロープ状物などの紐状体の張設
・固定に用いる雄面ファスナー付固定部材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状物を面ファスナーを用い
て固着面に固定する場合には、通常被着面に雄面ファス
ナーを固着し、該雄面ファスナーとシート状物に取り付
けた雄面ファスナーを係合固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の面ファ
スナーによる固定方法では、シート状物などの面状体や
紐状体などの被固定物を十分に吊り込んで固定すること
が困難で、例えシート状物を張設固定することができた
としても、シート状物などに掛かる張力により係合部が
浮いて、係合が離脱するという問題が生起する。
【0004】本発明の目的は、シート状物などの面状体
や紐状体などの被固定物を吊り込み、あるいはきめ込み
して十分な張設ができ、更に、固定された被固定物が容
易に外れることのない雄面ファスナー付固定部材を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、溝状成形体ま
たは筒状成形体の内側面に、引き抜き方向に対して高係
合力を有する多数の係合素子が立設された雄面ファスナ
ーを固定したことを特徴とする雄面ファスナー付固定部
材である。
【0006】本発明の雄面ファスナー付固定部材を構成
する溝状成形体または筒状成形体は、特に素材や形状に
限定はないが、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレ
ートなどの樹脂、ポリウレタン、ポリエステルエラスト
マー、ブタジエン系ゴム、ブタジエン・アクリロニトリ
ル系ゴム、その他の合成ゴムなどの弾性樹脂あるいはこ
れらの混合組成物、鉄、アルミニウム、銅などの金属、
コンクリート、セラミック、紙、木・竹など、使用目的
に応じて選定した材料を押出成形、鈑金・プレス成形、
接着成形、ねじ止成形などの方法で加工した「コ」字状
溝を有する成形体、断面が円形、□形、あるいは多角形
の筒状成形体である。更に、これら成形体は、例えば、
図5、図6および図8に例示した断面構造など、使用目
的に応じて適宜設定したものである。
【0007】また、溝状成形体または筒状成形体に固定
する雄面ファスナーは、係合機能に方向性を有する多数
の係合素子が立設された雄面ファスナーである。係合素
子の形状は、図10に例示したごとく、一方向から係合
する形状のものであり、通常ワンウェイ型面ファスナー
と呼ばれている。このような雄面ファスナーは、例えば
、熱可塑性樹脂の溶融押出成形法、成形性樹脂の射出成
形法などで製造(成形面ファスナー)したり、繊維の製
編織で製造(製編織面ファスナー)することができる。
【0008】一方、上記雄面ファスナーに固定されるシ
ート状物、薄い板材、敷物、テープ状物やロープ状物な
どの被固定物の端部に取り付けられる雌面ファスナーは
、例えば、ループ状出糸を有する編織布、粗目の織布、
編布、あるいは不織布、発泡成形体など上記雄面ファス
ナーの係合素子と係合するものであれば特に限定されな
い。
【0009】
【実施例】以下、本発明の雄面ファスナー付固定部材の
一実施例を図面にて説明する。図1は、溝状成形体の内
側の片側面に雄面ファスナーを固定した雄面ファスナー
付固定部材の断面図、図2は両側面に雄面ファスナーを
固定した雄面ファスナー付固定部材の断面図である。溝
内には、雄面ファスナーと係合する被固定物を挿入する
ための空間部2を設ける必要がある。また雄面ファスナ
ー3は係合素子の方向を被固定物の引き抜きに対して高
係合力であるように溝内に固定される。
【0010】図3は、本発明の雄面ファスナー付固定部
材に、端部が柔軟あるいは薄くて溝内に挿入しにくい被
固定物を溝内に装着固定する方法を説明するための断面
図で、溝内に設けられた空間部2に、シート状物などの
被固定物の表面に積重したループ状出糸を有する編織布
からなる面ファスナー4をU字状に折り、該U字内にへ
ら状物あるいは板状物5を入れて、被固定物を溝内に押
し込むことにより被固定物を雄面ファスナー3に係合固
定させることができる。また、図4は、被固定物を雄面
ファスナー付固定部材から取り外す方法を説明するため
の断面図であり、雄面ファスナー付固定部材1の内側に
取り付けられた雄面ファスナー3と、該雄面ファスナー
3と係合固定された被固定物との間に板状体6を差し込
み、次いで雄面ファスナーに係合していない側の雌面フ
ァスナー4を積重した被固定物を溝の外方に引っ張るこ
とにより被固定物を雄面ファスナー付固定部材から取り
外すことができる。上記取り外し法の他に、例えば係合
していない側の被固定物を溝の外方に引っぱって被固定
物を雄面ファスナー付固定部材から取り外すこともでき
る。
【0011】図5は、本発明の雄面ファスナー付固定部
材の他の例を示す断面図で、図5(1)は、雄面ファス
ナー付固定部材の端部に該固定部材を取り付けるための
固定用ビス穴8を設けた例、図5(2)は、雄面ファス
ナー付固定部材の一表面に成形体などへの埋め込み固定
用アンカー9を設けた例であり、7は被固定部材装着用
の空間部である。図6は、種々の形状を有する本考案の
雄面ファスナー付固定部材の断面図であり、用途に応じ
てこれら種々の形状のものを設けることができる。また
、図7は、溝を有する本考案の雄面ファスナー付固定部
材の斜視図であり、長さ、形状などは用途に応じたもの
が使用出来る。
【0012】図8は、筒状成形体の内面に雄面ファスナ
ーを固定した雄面ファスナー付固定部材の断面図で、円
筒状成形体の内面に雄面ファスナー11を固定し、紐状
体の端部に装着した雌面ファスナーを挿入する空間部1
0が設けられている。
【0013】図9は、本発明の雄面ファスナー付固定部
材を構成する雄面ファスナー2の斜視図で、一方向(通
常0〜60℃に向いている)に係合する係合素子13を
多数配置している。また、図10は、上記雄面ファスナ
ーの係合素子13の形状を例示する側面図である。
【0014】図11は、本発明の雄面ファスナー付固定
部材の使用例を示す断面図で、シート用発泡成形体など
成形体16の表面を、トリムカバーなどのシート状表皮
材15で被覆し、その表皮材縁部に設けた装着面ファス
ナーを雄面ファスナー付固定部材14に挿入してシート
状表皮材を張設固定した例である。
【0015】
【作用】本発明の雄面ファスナー付固定部材は、溝状成
形体または筒状成形体の内側面に、引き抜き方向に対し
て高係合力を有する雄面ファスナーを固定しているため
、シート状物などの縁部や紐状体の端部に装着した雌面
ファスナーを吊り込み固定することができる。また固定
物に掛かる張力で生ずる係合の浮きや上向きに引きはが
し作用した場合も面水平方向の作用となり溝の側壁が押
さえとなって、面ファスナーの係合の離脱が防止され、
高強力の係合を安定に保つことができる。
【0016】次に、本発明の雄面ファスナー付固定部材
を実施例にて説明する。
【0017】
【実施例】実施例1 ナイロン−6を射出成型法で、一方の面にアンカー部を
有し、両側に「コ」字形の溝を有する図5(2)に例示
の、長さ200mm、幅60mmの成形体を作り、溝の
内側の一方に、係合素子の向きを幅方向にした幅20m
m、長さ200mmの成形雄面ファスナーを、係合素子
の向きを内側にして接着固定して雄面ファスナー付固定
部材を作った。
【0018】自動車用シート製造金型に上記雄面ファス
ナー付固定部材を装着し、ポリウレタン発泡組成物を注
入して発泡成形して雄面ファスナー付固定部材を一体成
形したシートクッション体を作り、このシートクッショ
ン体の雄面ファスナー付固定部材の溝内にループパイル
部を縁部に設けたトリムカバーの一方の縁部をへら状物
で押し込み固定した後、トリムカバーを吊り込んで形態
を整え、端部をもう一方の雄面ファスナー付固定部材に
押し込み固定した。
【0019】得られた製品は、トリムカバーの十分な吊
り込みができたため、奇麗な仕上がりであり、安定な係
止状態であった。
【0020】実施例2 茶系統の着色剤を添加したナイロン−6を射出成型で、
内側に「コ」字形溝を有する鍵型成形体を作り、溝の内
側の一方に、係合素子の向きを幅方向にした幅20mm
、長さ100mmの成形雄面ファスナーを、係合素子の
向きを内側にして接着固定して雄面ファスナー付固定部
材を作った。この雄面ファスナー付固定部材を子供部屋
の四隅に固定し、ループパイルカーペットを敷設して四
隅をそれぞれ雄面ファスナー付固定部材に押し込み固定
した。
【0021】このものは、歩行頻度が高く、雑な使用状
態でも安定した固定状態を保ち、掃除の際には、固めの
プラスチックスシートを係合部に挿入することで容易に
離脱することが出来た。
【0022】実施例3 ポリプロピレンを溶融成型法で、「コ」字形の溝を有す
る棒状体を作り、溝の内側に、係合素子の向きを幅方向
にした幅30mmの成形雄面ファスナーを係合素子の向
きを内側にして接着固定し、図2に例示した形状の雄面
ファスナー付固定部材を作った。
【0023】この雄面ファスナー付固定部材を建築現場
の周囲に張設固定し、防水シートの縁部に装着した織製
ループパイル布部を雄面ファスナー付固定部材の溝内に
挿入固定して、雨避けを施した建築現場とした。このも
のは強い風にも耐え、安定した固定性を有していた。
【0024】
【発明の効果】本発明の雄面ファスナー付固定部材は、
シート状物や紐状体を吊り込み、あるいはきめ込みして
高係合力で張設固定ができ、更に、被固定物の張力など
で係合が浮いて、係合が外れることのない雄面ファスナ
ー付固定部材である。かかる雄面ファスナー付固定部材
は、車両用シートやトリムカバーなどの張設固定、防水
シート、工事用シート、カーペットなどの敷物の固定、
テントの綱張り固定、カーテン吊り込みなどを固定する
のに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】溝内の片側面に雄面ファスナーを固定した雄面
ファスナー付固定部材の断面図である。
【図2】溝内の両側面に雄面ファスナーを固定した雄面
ファスナー付固定部材の断面図である。
【図3】雄面ファスナー付固定部材に、被固定物を係合
固定する方法を説明するための断面図である。
【図4】雄面ファスナー付固定部材から被固定物を取り
外す方法を説明するための断面図である。
【図5】雄面ファスナー付固定部材の他の例を示す断面
図である。
【図6】複数の溝を有する雄面ファスナー付固部材の断
面図である。
【図7】長尺の溝を有する雄面ファスナー付固定部材の
斜視図である。
【図8】筒状体内側に雄面ファスナーを固定した雄面フ
ァスナー付固定部材の断面図である。
【図9】一方向性に係合する多数の係合素子を有する雄
面ファスナーの斜視図である。
【図10】一方向性に係合する係合素子の形状を示す側
面図である。
【図11】雄面ファスナー付固定部材の使用例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1  雄面ファスナー付固定部材、 2  空間部、 3  雄面ファスナー、 4  雌面ファスナー、 5  へら状物、 6  板状体、 7  面ファスナー装着空間部、 8  固定用ビス穴、 9  埋め込み固定用アンカー、 10  筒状装着空間部、 11  雄面ファスナー、 12  雄面ファスナー 13  係合素子、 14  雄面ファスナー付固定部材、 15  シート状物、 16  成形体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  溝状成形体または筒状成形体の内面側
    に、引き抜き方向に対して高係合力を有する多数の係合
    素子が立設された雄面ファスナーを固定したことを特徴
    とする面ファスナー付固定部材。
JP8769491A 1991-03-26 1991-03-26 雄面ファスナー付固定部材 Pending JPH04297202A (ja)

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