JPH0429654Y2 - - Google Patents

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JPH0429654Y2
JPH0429654Y2 JP1985185255U JP18525585U JPH0429654Y2 JP H0429654 Y2 JPH0429654 Y2 JP H0429654Y2 JP 1985185255 U JP1985185255 U JP 1985185255U JP 18525585 U JP18525585 U JP 18525585U JP H0429654 Y2 JPH0429654 Y2 JP H0429654Y2
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traveling
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の属する技術分野 この考案は、走行玩具の形態から例えばロボツ
ト玩具のような起立物体の形態に変化する変形走
行玩具のスタータに関する。
従来技術とその欠点 走行中に走行玩具の形態からロボツト玩具の形
態に、又はその逆に、変化するように構成された
変形走行玩具が知られている(例えば、実開昭59
−114193、実願昭60−133038)。
しかしながら、従来の変形走行玩具は、動力源
としてゼンマイ駆動ユニツトを用い、走行及び変
形のためのゼンマイ駆動ユニツトへのエネルギー
供給は、遊技者が走行玩具を手に持ち、床面をプ
ルバツクして駆動輪を逆転することにより、ゼン
マイを巻上げる作業を必要とする。また、発進さ
せる際も、手で走行玩具を床面に押さえ、その手
を離す作業を必要とする。
従つて、走行中に自動的に形態を変化するよう
に改新しても、その前のエネルギー供給行為及び
発進行為は、相変わらず旧態依然としている有様
であり、新しい面白みが十分に発揮されていな
い。
考案の目的 本考案は、上記の点に鑑み、自動車にエネルギ
ーを補給するガソリンスタンド又は充電スタンド
に類似させたスタータに変形走行玩具を係留した
状態で遊戯者がスタータを操作すると、走行玩具
へのエネルギー供給及び発進を行なわせることが
できるようにしたスタータを提供することを目的
とする。
目的達成手段 上記目的を達成するために、この考案に係るス
タータは、走行玩具載置面を有するベース部、前
記ベース部内に一方向にのみ回転可能に中心にお
いて支持され、かつ、円周上に連続するラツクを
有し、かつ円周上の任意の点に突起を有する円板
と、その円板の中心上方を前記円板の直径方向に
延びる回転軸に固着され、前記ラツクによつて回
転される伝動ローラとからなるゼンマイ巻上げ手
段、前記ベース部の外部から操作され、前記円板
に一方向の回転力を与える入力手段、前記ベース
部内に前記円板の突起の移動円周上に復帰するよ
うに回動付勢して設けられ、転回してくる前記円
板の突起により前方に移動され、前記ベース部の
走行玩具載置面に設けた孔から上方に突出させた
作動突起を有する作動手段、走行玩具載置面に載
置された変形走行玩具をそのゼンマイ駆動ユニツ
トによる発進力に抗して下方に押圧して抑止する
抑止手段と、及びその抑止力を解除して前記変形
走行玩具を発進させる抑止解除手段とを有するこ
とを特徴とする。
作 用 ゼンマイ駆動ユニツトを動力源として走行し、
走行玩具の形態から他の形態に変化する変形走行
玩具を、ベース部の走行玩具載置面に載置し、そ
の駆動輪を伝動ローラに載せた状態で抑止機構に
よりその走行玩具を下方に押圧して抑止し、入力
手段を操作すると、ゼンマイ巻上げ手段の円板が
一方向に回転され、その円板のラツクを介して伝
動ローラが所定方向に回転される。従つて、走行
玩具の駆動輪が逆転されるため、ゼンマイが巻上
げられ、回転エネルギーが蓄積される。
ゼンマイ巻上げ手段の円板の回転量が所定量に
達すると、円板上の突起が作動手段を前方に移動
させ、作動手段の作動突起が、走行玩具の変形起
動フツクを係止解除位置に移動させる。従つて、
走行玩具は他の形態に変化する。
スタータの抑止解除手段を操作して、抑止手段
の押下抑止力を解除すると、ゼンマイを巻上げら
れてエネルギーを蓄積された走行玩具は発進す
る。
この考案の実施例 次に、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、スタータを用いてエネルギー供給
及び発進させる変形走行玩具の一例について説明
する。
図示の変形走行玩具Aは、通常は第1,3,
5,11図に示すように、自動車の形態を備えて
いて、後記スタータBからエネルギーを受けた
後、作動されたときに第2,12図に示すように
ロボツトの形態に変化するように構成されたもの
である。
スタータBは、第5,11,12図に例示する
ように自動車にガソリンを供給するスタンドの形
を備えたものであり、入力手段を遊戯者が動作す
ることにより、走行玩具Aが有するゼンマイ駆動
ユニツトのゼンマイにスタータBに設けたゼンマ
イ巻上げ手段を介してエネルギーを蓄積し、所要
量のエネルギーが蓄積されたときにスタータに取
付けた作動手段の作動突起が前記走行玩具に設け
た変形起動フツクの係止を解除させて、その走行
玩具に備え得た弾発手段によりロボツトの形態に
弾発的に展開して変化するようにしたものであ
る。
しかし、走行玩具の変化後の起立物体により表
現する形象は限定されるものではなく、ロボツト
以外の任意のものでよい。
走行玩具の構成 走行玩具Aは後輪1とゼンマイ駆動ユニツト2
を備え、通常は自動車の後輪フエンダー及び後尾
部の外観を有し、変形時にロボツトの足の外観を
呈する後半部aと、前記後半部に起伏自在に、か
つ、弾発手段により起立方向に付勢して取付けら
れて、通常は外部から見えない状態で内側に収納
され、変形時にロボツトの脚、腰、胸の外観を呈
し、かつ、ロボツト頭部を出没自在に備えた起伏
ブロツクbと、及び前記起伏ブロツクの端部に取
付けられ、前輪3を備えて、通常は自動車の前輪
フエンダーの外観を有し、変形時にロボツトの腕
の外観を呈する前半部cとからなつている。
さらに詳細に説明すると、後半部aは第4図に
示すように後半部の底面に位置されるシヤシー4
と、このシヤシーの上面に固着された固定ブロツ
ク5と、この固定ブロツクの外周及びシヤシーの
周辺を被覆する後部カバー6とを有する。シヤシ
ーには上面中央に既知のゼンマイ駆動ユニツト2
を取付けられ、その左右両側にゼンマイ駆動ユニ
ツトの出力軸に固着される後輪1を下方に突出さ
せる切欠7を有し、前部の左右両側に設けた孔8
に補助輪9を回動自在に有し、また前部中央に設
けた一対の突片10により変形起動用フツク11
が軸12により回転自在に支持され、フツクの弾
性を利用して又はフツクとシヤシーの間にバネを
介在させるなどして、フツクの爪部13が常時前
方(第4図において左方向)に付勢されている。
固定ブロツク5は後記起伏ブロツクbの下端部
に設けてある軸14を回転自在に支持し、また、
後記屋根15をそれぞれに設けてある突起16を
介して係止するためのものであり、固定ブロツク
の後部に形成した切欠溝17と、シヤシーの後部
上面との間に起伏ブロツクの軸14を回転自在に
挟持している。
起伏ブロツクbは下部にロボツトの脚の外観を
呈する左右両側の脚部18と、ロボツトの腰の外
観を有する腰部19と、ロボツトの胸の外観を備
えた胸部20とを一体に有して、胸部は背面板2
1により上方に開口する中空部22を有し、その
中空部の開口からロボツトの顔面模様を施した頭
部23を有する長い首24が昇降自在に挿入され
ている。首24は縦長孔25に貫通したねじ26
を前記背面板21の縦長孔27に挿通したのち屋
根15に突設したねじ受け筒28にねじ込んで、
頭部23が屋根に被覆される位置から屋根の外側
に突出する位置まで出没可能に取付けられてい
る。また、起伏ブロツクbにはシヤシー4又は固
定ブロツク5と脚部18の下端部又は軸14との
間にコイルバネなどの弾発手段29を張設してあ
り、常時起伏ブロツクが固定ブロツク5に対して
直角に起立するように付勢されている。
前半部cは前輪3を回転自在に支持した一対の
前輪フエンダー30からなり、各前輪フエンダー
は基端部に備えたヒンジ31の筒32に起伏ブロ
ツクの肩部に設けた軸33を貫通して腕のように
揺動自在に連結されており、前輪フエンダーの自
重により常時起伏ブロツクの肩部の上側位置から
側面位置まで展開可能である。
また前記屋根15は、ねじ受け筒28と背面板
21の長孔27により起伏ブロツクbに対して長
手方向に移動可能であり、屋根下端と背面板21
の上部との間などにコイルバネなどの弾発手段3
4を張設して屋根を常時起伏ブロツクから上方に
付勢してあり、起伏ブロツクbを後半部aに対し
て平行な状態で屋根15を弾発手段に抗して固定
ブロツク方向に移動したときは、ねじ受け孔28
が縦長孔27に停止されたときに突起16が固定
ブロツク5の上面に設けた孔35に嵌合し係止さ
れる。そして、起伏ブロツクbが固定ブロツク5
に対して直角に起立するとこれと同時に屋根の突
起16が孔35から脱出するため、屋根が弾発手
段により上方に勢い良く移動する。
上記の構成により、変形走行玩具Aは、まず、
頭部の首24を起伏ブロツクb内に収納したの
ち、起伏ブロツクbを固定ブロツク5と平行にな
るように倒伏させると、変形起動フツク11が起
伏ブロツクの腹に相当する位置に設けてある係止
部36に係止して、弾発手段29により起立する
ことを抑止し、起伏ブロツクbを後半部aと平行
な状態に保持する。その後、前輪フエンダー30
を起伏ブロツクbの肩部の上側となるように折り
畳み、続いて、屋根15を弾発手段34に抗して
長孔27に沿つて固定ブロツク5側、すなわち、
後方に移動すると、突起16が固定ブロツクの孔
35に嵌合して停止される。第1図、第3図はこ
のような通常状態にある走行玩具を示している。
スタータの構成 次に、上記走行玩具Aにエネルギーを供給し、
発進させるまで抑止し、発進させるためのスター
タの一例の構成を説明する。
スタータBは、走行面上に静置されるベース部
dを有する。ベース部は底板37とこの底板の上
に固着される上板38とからなり、両者の間に後
述される部材を取付けるための空間が形成されて
いる。そして、上板38の後半部の中空の高台3
9が形成されて、その中央に遊戯者のエネルギー
供給動作を受ける入力手段eが取付けられてい
る。図示の例では、入力手段は上部にメータボツ
クス40を備えた筒41を高台39の中央に設け
た孔42に昇降自在に嵌合するとともに、上端部
をメータボツクスの底面で支持したコイルばね4
3の下端部を底板37の後半部に突設した突起4
4の孔45に挿入して常時メータボツクスが筒4
1の下端部に形成してあるストツパ46が上板の
孔42の下側周縁に停止されるまで上方に付勢し
てあり、また、突起44の外周に設けた案内片4
7と筒41の内側に設けた案内片48とを対応さ
せることによりメータボツクスの不要な回転を阻
止している。
底板37の上面には、突起44の付近において上
部から下部に向つて筒41側に接近するテーパ片
49を有する送りレバー50が一端の支点51に
おいて回転自在に支持され、一端が底板37に固
定されたばね52の他端を送りレバー50に固着
して前記テーパ片49が筒41の降下面上に存
し、かつ、他端の送り爪53が後段のゼンマイ巻
上げ手段fの構成要素の一つである爪車54から
離間するように付勢されている。
こうして、メータボツクス40を押下すると、
筒41の下端部が送りレバー50のテーパ片49
をばね52に抗して移動させるため、レバーの送
り爪53が爪車54の一つの爪を押して爪車を回
転させるようになつている。
また、メータボツクス40内には、外周に適当
な数字を記載したドラム55をメータボツクスに
形成した窓56から外部に臨む位置に回転自在に
取付け、その回転軸57上に爪車58を固着する
とともに、その爪車に噛み合う爪59を備えた作
動棒60をメータボツクスにより昇降自在に支持
し、かつ、下端をメータボツクスの下面から自重
により常時下方に突出するように設け、戻り止め
爪61を設けてなるエネルギー供給量表示手段を
有している。これにより、遊戯者がメータボツク
ス40を押下げてエネルギー供給動作をするたび
にドラム55が回転されて、それに記載されてい
る数字が交代的に窓56から見える。
スタータBの高台39にはまた、上板38の中
間部分により形成されている走行玩具載置面62
上に載置された走行玩具Aを、そのゼンマイ駆動
ユニツトによる発進力に抗して抑止する抑止手段
gが設けられている。この抑止手段は高台39上
面に軸受された軸63により抑止板64の基端を
回動自在に支持するとともに、コイルばね65な
どにより抑止板64の前端部64aが載置面上に
載置された走行玩具Aの後部上面の高さよりも低
い位置まで所要の強さで付勢させて構成されてい
る。抑止板64にはこれを前記入力手段eからの
入力から独立した動作により又は同入力に連動さ
せて抑止力を解除させる手段hが設けられてい
る。第5図及び第10図には、入力から独立した
動作により解除させる一例が示されている。すな
わち、抑止板64の端部に一端を固着したレバー
66を高台39上面に設けた孔67に通し、高台
内側を延長して他端をもう一つの孔68から上面
に突出させて、そのレバーの突出端を押下するこ
とにより抑止板を持ち上げて走行玩具を解放する
ようになつている。
しかし、抑止板で走行玩具を抑止させるように
なばねの取付け構造及びその抑止力を解除するた
めのレバーの取付け構造は他の任意の設計による
ことができる。
スタータBにはさらに、底板37と上板38の
中間部との間において、前記入力手段により動作
されるゼンマイ巻上げ手段fが備えてある。
図示の例ではゼンマイ巻上げ手段fは底板37
の上面に軸69により回転自在に支持された爪車
54と、この爪車の上面に環状に形成されている
ラツク70と、底板37に軸受71により支持さ
れた軸72に回転自在に支持され、一方が前記ラ
ツク70に押圧され、かつ双方が上板に形成した
孔73から外周面の一部を走行玩具載置面上に突
出させてあるローラ74と、及び前記爪車54に
噛み合せた戻り止め爪75とから構成されてい
る。76は戻り止め爪を常時爪車の爪に噛み合わ
せるばねである。
上記の構成により、ゼンマイ巻上げ手段fは前
記入力手段eの送り爪53により爪車54の爪が
順次送られることにより爪車54が回転し、ラツ
ク70を介してローラ74を回転させる。
スタータBには、さらに最後の構成要素とし
て、前記抑止手段gにより抑止されている走行玩
具Aの変形起動フツク11を動作させるための作
動手段iが設けられている。このフツク作動手段
は前記爪車54のラツク70よりも内側又は外側
において突設されたピン77と、爪車54よりも
前方において底板37の上面に軸78により一端
部を回転自在に支持され、他端に前記ピン77に
対向するテーパ面79を有し、かつ、上面に上板
38に形成された孔80から上方に突出されてい
る突起81を有する作動片82とからなつてい
る。
そして、ピン77が作動片82のテーパ面79
から離れた位置に存するときは作動片が上板38
により押されてテーパ面79がピン77の移動円
周上に存し、突起81が孔80の後端部に位置す
る。そして、爪車54の回転に伴なつてピン77
がテーパ面79に当接し、さらに移動するとテー
パ面を介して作動片82が軸78を中心として回
転するため、突起81が孔80内を前方に移動し
て、走行玩具の変形起動フツク11を作動させ
る。ピンがテーパ面79から外れると上板に押さ
れている作動片82の材料弾性により当初の位置
に復帰する。
上板38の前部上面は走行玩具の発進を容易に
するため傾斜されている。
作用の説明 上記構成を有する走行玩具Aを、上記スタータ
Bを用いて遊ぶには、第11図に示すようにスタ
ータBの抑止手段gの先端部をばねの抑止力に抗
して引上げ、走行玩具Aをその後部側から走行玩
具載置面62上を後退させて抑止手段の先端部と
走行玩具載置面との間に走行玩具の後部を位置さ
せ、抑止手段から力を除いて抑止手段の先端部下
面に設けてある係止突起64bを走行玩具Aの後
部上面に形成してある孔64cに挿入させるとと
もに、抑止する。この場合、スタータBの走行玩
具載置面の後部に位置決め片83を突設しておく
と、走行玩具を後退させてその位置決め片に当て
て抑止手段gから手を離すだけで、容易確実に抑
止できる。そして、このとき、走行玩具の駆動輪
である後輪1がスタータの走行玩具載置面に突出
しているローラ74に押圧当接され、また、変形
起動フツク11が作動手段の突起81の前側に当
接する。
この状態の下で、スタータBの入力手段eのメ
ータボツクス40を反復的に押下すると送りレバ
ー50を介して爪車54が回転されるためローラ
74を介して走行玩具Aの後輪1が逆方向に回転
されて、ゼンマイが巻上げられるのでゼンマイ駆
動ユニツトにエネルギーが蓄積される。
すなわち、入力手段eの動作によりゼンマイ巻
上げ機構が動作され、走行玩具にエネルギーが蓄
積される。また、入力手段からの入力によりメー
タボツクスの表示部のドラム55が回転して窓5
6に数字が表示され、エネルギー供給量が表示さ
れる。
入力により爪車のピン77が作動手段のテーパ
面に近接する直前にメータボツクスの窓に「マン
タン」などの文字や記号によりエネルギー供給量
が走行玩具の変形起動に充分な量になつたことを
表示することが望ましい。
そして、前記ピン77が作動手段iのテーパ面
79を押圧移動することにより、作動片82が軸
78を中心に回転し、突起81が孔80の前方に
移動されて、これに当接していた走行玩具の前記
変形起動フツク11を第4,11図において時計
方向に回転させるため、変形起動フツク11の端
部が走行玩具の起伏ブロツクの係止部36から外
される。従つて、起伏ブロツクbは弾発手段29
により第12図に示すように急激に起立し、これ
と同時に屋根15の突起16が固定ブロツクの係
止孔35から脱出するので、屋根に連結されてい
る弾発手段34により上方に弾発し、これととも
に起伏ブロツクbの上面から上方に突出する頭部
23が前輪フエンダー30のヒンジ31の端部に
設けてある突起31aを押し上げ、かつ、前輪フ
エンダーが自重により降下して起伏ブロツクの側
面まで展開する。このようにして、第1図に示さ
れている自動車の外観形態を有していた玩具が第
2,12図に示されているようなロボツトの外観
形態に変化する。
この後、スタータBに設けてある解除手段hを
押下すると、抑止手段gの先端部の係止突起64
bが持ち上げられて走行玩具の後部上面の孔64
cから離脱されるので、走行玩具がロボツトの形
態に変化したまま、ゼンマイ駆動ユニツトに蓄積
されたエネルギーにより後輪1が回転して前進す
る。補助輪9はこのような姿勢を維持した安定進
行を可能にする。
上記の例では入力手段e、ゼンマイ巻上げ手段
f又は作動手段iから独立した解除手段hを用い
てエネルギー供給後の走行玩具を発進させるよう
にしたが、好ましい実施例として、上記ゼンマイ
巻上げ手段又は作動手段のピン77と連動するリ
ンク及び/又はレバーにより前記抑止手段を走行
玩具抑止方向と逆方向に移動させることにより、
ピン77が作動手段iを作動させたのち、すなわ
ち、走行玩具のゼンマイ駆動ユニツトに所要量の
エネルギーが蓄積されたのち解除手段が自動的に
動作して抑止されていた走行玩具が解放されて発
進するように構成することもできる。
さらに、上記の実施例における走行玩具は変形
玩具であるが、この考案は変形をしないで所要エ
ネルギーが蓄積されたときに解除手段が動作して
自動車の形態で発進するものとしてもよい。
さらに、スタータの底板及び上板を第11図に
おいて左右方向に延長し、高台には複数個の抑止
手段を設け、各走行玩具載置面の下側にはローラ
74の支軸72を複数台の走行玩具の幅分延長
し、その支軸に各走行玩具載置面に対応する位置
においてピニオンと一対のローラを固着するとと
もに、ピニオンには走行玩具載置面の下側に備え
た爪車の環状ラツクに噛み合わせ、一つのローラ
をそのラツクに噛み合わせることにより、そのス
タータに複数台の走行玩具を抑止して一つの入力
手段により入力して各走行玩具に対応して設けた
解除手段をそれぞれ異なる遊戯者が合図に従つて
動作させて、レースを楽しむことも可能である。
この考案の効果 上述のように、この考案によれば、遊戯者は、
変形走行玩具をスタータの走行玩具載置面に載
せ、抑止手段で抑止した後、入力手段を操作する
だけで、走行玩具へのエネルギー供給ができ、従
来のように走行玩具を持つて床面でプルバツクす
る必要がないとともに、ガソリンスタンド又は充
電スタンドで自動車にエネルギー補給をするのと
同様の遊びをすることができ、また、所定量のエ
ネルギー供給を行なうと、変形走行玩具が突然起
立変形するので、意外性があり、面白い。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の一実施例を示すものであ
る。第1図は走行玩具の通常状態における平面
図、第2図は変形後の状態を示す正面図、第3図
は第1図のものの底面斜視図、第4図は分解斜視
図、第5図は使用態様の一例を示す斜視図、第6
図はスタータの上板を裏返し示す斜視図、第7図
はスタータの上板を除去してゼンマイ巻上げ手段
及び作動手段の要部を、入力手段が動作されてい
ない状態において示す斜視図、第8図は同じく入
力手段を動作させた状態において示す斜視図、第
9図は入力手段に備えられた表示部の一例を示す
要部斜視図、第10図は抑止手段及び解除手段の
一例を示す要部斜視図である。第11図及び第1
2図はこの考案に係る玩具の使用状態を示すもの
であり、第11図は変形前における斜視図、第1
2図は変形後における斜視図である。 A……走行玩具、a……後半部、b……起伏ブ
ロツク、c……前半部、1……後輪、2……ゼン
マイ駆動ユニツト、3……前輪、11,36……
抑止手段、11……変形起動フツク、36……係
止部、30……前輪フエンダー、15……屋根、
29,34……弾発手段、B……スタータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の要件を備えた変形走行玩具のスタータ。 (イ) 走行玩具載置面を有するベース部、 (ロ) 前記ベース部内に一方向にのみ回転可能に中
    心において支持され、かつ、円周上に連続する
    ラツクを有し、かつ円周上の任意の点に突起を
    有する円板と、その円板の中心上方を前記円板
    の直径方向に延びる回転軸に固着され、前記ラ
    ツクによつて回転される伝動ローラからなるゼ
    ンマイ巻上げ手段、 (ハ) 前記ベース部の外部ら操作され、前記円板に
    一方向の回転力を与える入力手段、 (ニ) 前記ベース部内に前記円板の突起の移動円周
    上に復帰するように回動付勢して設けられ、転
    回してくる前記円板の突起により前方に移動さ
    れ、前記ベース部の走行玩具載置面に設けた孔
    から上方に突出させた作動突起を有する作動手
    段、 (ホ) 前記走行玩具載置面に載置された変形走行玩
    具をそのゼンマイ駆動ユニツトによる発進力に
    抗して下方に押圧して抑止する抑止手段、及び (ヘ) 前記抑止手段の抑止力を解除して前記変形走
    行玩具を発進させる抑止解除手段。
JP1985185255U 1985-11-30 1985-11-30 Expired JPH0429654Y2 (ja)

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JPS6292889U JPS6292889U (ja) 1987-06-13
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