JPH0429494B2 - - Google Patents
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- JPH0429494B2 JPH0429494B2 JP60075872A JP7587285A JPH0429494B2 JP H0429494 B2 JPH0429494 B2 JP H0429494B2 JP 60075872 A JP60075872 A JP 60075872A JP 7587285 A JP7587285 A JP 7587285A JP H0429494 B2 JPH0429494 B2 JP H0429494B2
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- JP
- Japan
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- machining
- workpiece
- electrode
- discharge machining
- trajectory
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- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 71
- 238000009760 electrical discharge machining Methods 0.000 claims description 15
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000008092 positive effect Effects 0.000 description 1
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- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H7/00—Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
- B23H7/26—Apparatus for moving or positioning electrode relatively to workpiece; Mounting of electrode
- B23H7/28—Moving electrode in a plane normal to the feed direction, e.g. orbiting
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、相対向して放電加工間隙を形成する
加工用電極と被加工体とを相対的に移動させて放
電加工を施す放電加工装置であって、上記加工用
電極を、上記被加工体に対して相対的に進入する
進入軸上に中心を有し、上記進入軸に垂直な面に
対してうず巻状に移動させながら上記被加工体に
放電加工を施す放電加工装置に関するものであ
る。
加工用電極と被加工体とを相対的に移動させて放
電加工を施す放電加工装置であって、上記加工用
電極を、上記被加工体に対して相対的に進入する
進入軸上に中心を有し、上記進入軸に垂直な面に
対してうず巻状に移動させながら上記被加工体に
放電加工を施す放電加工装置に関するものであ
る。
[従来の技術]
加工用電極を被加工体に進入させるだけでなく
この進入軸に垂直な方向にも移動させて揺動加工
を行なうという揺動加工技術は、面粗さが小さ
く、高精度な放電加工面を得る為には欠かせない
ものとなつている。そして揺動加工を行なう際
に、加工用電極を如何なる軌跡上を移動させるか
については、過去に様々な手法が考えられてい
る。その手法の1つとして加工用電極を、進入軸
を中心として公転させながら次第にその公転半径
を広げつつ放電加工を行なうものがある。
この進入軸に垂直な方向にも移動させて揺動加工
を行なうという揺動加工技術は、面粗さが小さ
く、高精度な放電加工面を得る為には欠かせない
ものとなつている。そして揺動加工を行なう際
に、加工用電極を如何なる軌跡上を移動させるか
については、過去に様々な手法が考えられてい
る。その手法の1つとして加工用電極を、進入軸
を中心として公転させながら次第にその公転半径
を広げつつ放電加工を行なうものがある。
この種の放電加工技術としては、特公昭41−
13559号公報、同じく特公昭55−20813号公報に記
載のものがある。第3図に前者に記載の電極軌
跡、第4図に後者のそれを示す。また近年は放電
加工装置の数値制御化が進み、複雑な機械的機構
を用いずに、放電加工装置の主軸やテーブルを駆
動するモータの回転を数値制御することによつて
第3図、第4図に示すような軌跡は容易に得られ
るようになつている。
13559号公報、同じく特公昭55−20813号公報に記
載のものがある。第3図に前者に記載の電極軌
跡、第4図に後者のそれを示す。また近年は放電
加工装置の数値制御化が進み、複雑な機械的機構
を用いずに、放電加工装置の主軸やテーブルを駆
動するモータの回転を数値制御することによつて
第3図、第4図に示すような軌跡は容易に得られ
るようになつている。
[発明が解決しようとする問題点]
ところで、かかる放電加工装置においては、加
工間隙において短絡が発生したら、即座に電極を
後退させることによつて短絡状態を解消し、効率
的な放電加工に回復させる必要がある。また加工
用電極の急速な後退と前進を繰り返すジヤンプ動
作によつて生じるポンプ作用を利用して、加工間
隙に蓄積する加工粉を排出する必要がある。さ
て、数値制御装置を備えた放電加工装置において
は、上記の必要性が生じた場合にはこれまで加工
してきた軌跡に沿つて加工用電極を戻す方法が一
般的である。しかしかかる後退制御方法である
と、第3図及び第4図に示した軌跡を用いて加工
している場合には、既加工軌跡に沿つて加工用電
極をいくら後退させても、被加工体との距離を大
きく稼ぐことができないだけでなく、特に第3図
のような軌跡においては、うず巻の中心にたどり
つくまでは、進入方向の逃げ量は零であるため、
後退しても、進入方向の加工間隙の大きさは変化
しないことになり、加工間隙の状態回復への貢献
が非常に小さくなつてしまうという欠点がある。
工間隙において短絡が発生したら、即座に電極を
後退させることによつて短絡状態を解消し、効率
的な放電加工に回復させる必要がある。また加工
用電極の急速な後退と前進を繰り返すジヤンプ動
作によつて生じるポンプ作用を利用して、加工間
隙に蓄積する加工粉を排出する必要がある。さ
て、数値制御装置を備えた放電加工装置において
は、上記の必要性が生じた場合にはこれまで加工
してきた軌跡に沿つて加工用電極を戻す方法が一
般的である。しかしかかる後退制御方法である
と、第3図及び第4図に示した軌跡を用いて加工
している場合には、既加工軌跡に沿つて加工用電
極をいくら後退させても、被加工体との距離を大
きく稼ぐことができないだけでなく、特に第3図
のような軌跡においては、うず巻の中心にたどり
つくまでは、進入方向の逃げ量は零であるため、
後退しても、進入方向の加工間隙の大きさは変化
しないことになり、加工間隙の状態回復への貢献
が非常に小さくなつてしまうという欠点がある。
本発明は上記のような問題点を解消するために
なされたもので、第3図、第4図に示す軌跡を用
いて加工する際にも、短絡、加工不安定等が生じ
たときにすばやく大量に加工用電極を引き上げ、
加工間隙の状態を回復させ、安定で効率のよい放
電加工を続行できる放電加工装置を提供すること
を目的とする。
なされたもので、第3図、第4図に示す軌跡を用
いて加工する際にも、短絡、加工不安定等が生じ
たときにすばやく大量に加工用電極を引き上げ、
加工間隙の状態を回復させ、安定で効率のよい放
電加工を続行できる放電加工装置を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明に係る放電加工装置は、加工用電極を、
被加工体に対して相対的に進入する進入軸上に中
心を有し、上記進入軸に垂直な面に対してうず巻
状に移動させながら上記被加工体に放電加工を施
す放電加工装置において、加工間隙の状態を検出
する検出手段と、上記検出手段の検出信号に基づ
き上記加工用電極と被加工体とを相対的に後退さ
せる後退手段を備え、上記後退手段を、上記うず
巻状の既加工軌跡に沿つて所定距離後退させる第
1の後退手段と、上記第1の後退手段により上記
加工用電極と被加工体とが相対的に所定距離後退
した時、上記進入軸に沿つて後退させる第2の後
退手段と、上記第1の後退手段と上記第2の後退
手段とを切り換える切り替え手段とから構成した
ものである。
被加工体に対して相対的に進入する進入軸上に中
心を有し、上記進入軸に垂直な面に対してうず巻
状に移動させながら上記被加工体に放電加工を施
す放電加工装置において、加工間隙の状態を検出
する検出手段と、上記検出手段の検出信号に基づ
き上記加工用電極と被加工体とを相対的に後退さ
せる後退手段を備え、上記後退手段を、上記うず
巻状の既加工軌跡に沿つて所定距離後退させる第
1の後退手段と、上記第1の後退手段により上記
加工用電極と被加工体とが相対的に所定距離後退
した時、上記進入軸に沿つて後退させる第2の後
退手段と、上記第1の後退手段と上記第2の後退
手段とを切り換える切り替え手段とから構成した
ものである。
[作用]
第3図、第4図に示される軌跡で加工する場
合、本発明による放電加工装置を用いると、まず
第1の後退手段によつて僅かだけ(例えば0.1mm
程度)後退する。この時点で、加工用電極の進入
方向と垂直な方向の加工間隙が広がる。なぜなら
ば、うず巻状の軌跡ではその曲線の一部を切りと
つても必ず半径方向の成分を含むからである。こ
の後第2の後退手段に切り換えて、加工用電極の
進入方向の直線に沿つて後退すれば、すばやく大
量に後退することができる。このことは短絡状態
から即座に脱出することを可能にする。またジヤ
ンプ動作においては、後退・前進する距離、速度
が大きければ大きい程、加工粉の排出能力は高ま
るのであるから、既加工軌跡を逆に戻る方法より
も加工粉排出の効率は上がる。
合、本発明による放電加工装置を用いると、まず
第1の後退手段によつて僅かだけ(例えば0.1mm
程度)後退する。この時点で、加工用電極の進入
方向と垂直な方向の加工間隙が広がる。なぜなら
ば、うず巻状の軌跡ではその曲線の一部を切りと
つても必ず半径方向の成分を含むからである。こ
の後第2の後退手段に切り換えて、加工用電極の
進入方向の直線に沿つて後退すれば、すばやく大
量に後退することができる。このことは短絡状態
から即座に脱出することを可能にする。またジヤ
ンプ動作においては、後退・前進する距離、速度
が大きければ大きい程、加工粉の排出能力は高ま
るのであるから、既加工軌跡を逆に戻る方法より
も加工粉排出の効率は上がる。
[発明の実施例]
以下本発明の実施例を図面に従つて詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例を示す放電加工装置
のブロツク図である。図中、1は加工用電極、2
は被加工体、3,4,5はそれぞれX軸、Y軸、
Z軸の軸駆動モータ、6,7,8はそれぞれ各軸
の送り装置である。電極1と被加工体2の相対的
な送りは、軸駆動装置9によつて制御される軸駆
動モータ3,4,5が、軸送り装置6,7,8を
動作させることによつて行なわれる。11は各軸
の座標上の位置を検出する位置検出装置、12は
演算補間装置で、ここで図示しない入力装置から
入力された数値制御プログラムに表現される加工
用電極の軌跡を解読し、速度指令に基づいた、微
小時間(演算器の動作単位時間)ごとの位置デー
タ(ΔXi,ΔYi,ΔZi)に変換する。13は位置
データに変換されたプログラム軌跡を記憶する第
1の記憶装置で、後述する演算制御装置からのア
ドレス出力に従つて該当アドレスの内容を出力す
る。14は加工用電極の後退用の軌跡を記憶する
第2の記憶装置で構成並びに動作は第1の記憶装
置13と同じである。軸駆動装置9は第1及び第
2の記憶装置13,14から選択的に出力される
位置データをモータ駆動用のパルスに変換して出
力し加工用電極1をプログラム軌跡に沿つて移動
せしめる。10は加工間隙の短絡、加工の不安定
状態を検出する検出装置、15は本発明による後
退制御系を制御する演算制御装置で、放電加工が
安定に続けられるよう検出装置10で検出された
加工間隙状態を表わす信号をもとに予め記憶され
ている処理プログラムによつてアドレス出力を算
出する。加工中に加工間隙状態が悪化すると、こ
の演算制御装置15は加工用電極1を送り込む場
合と逆の方向にアドレス出力を動かすことによつ
て、後退させることができる。更に加工用電極1
は、位置検出装置11によつて常にその位置が把
握されており、演算制御装置15は位置検出装置
11からの信号によつて、加工用電極1が所定の
距離だけ後退したことを知ると、アドレス出力元
を第2の記憶装置14に切り換え、そこに記憶さ
れている軌跡に沿つて、加工用電極1を後退させ
る。ところで加工が進行するにつれて第1の記憶
装置13の中に、次段に出力すべき、位置データ
がなくなつてしまつた場合は、演算制御装置15
が演算補間装置12に新たに数値制御プログラム
を解読し、位置データを第1の記憶装置13に転
送するように要求することになる。第2図には第
1の記憶装置13のデータ内容の一例を示した。
この例では、第2図aに示す点P1からPiを経由し
てPoに至るn個の点に対応したn段階の位置デ
ータが記憶されている。これによれば、演算制御
装置15のアドレス出力がad1からadnまで変化
して、該当する位置データを出力することによ
り、加工用電極1はプログラム軌跡上をP1から
Poまで移動することになる。第2図bにおいて
第1の記憶装置13の上段と下段とが破線で接続
されているが、これはメモリの物理アドレスが上
端と下端で連続していることを示している。これ
は通常のカウンタはビツト数が有限であり、カウ
ント可能な最大値を越えると最小値になることと
対応している。すなわちカウント範囲が0から
999まであるカウンタは、999の状態から+1する
と1000ではなくて0になる事実からも容易に理解
できる。第1の記憶装置13は、加工範囲を全て
カバーする分だけ記憶容量を持つ必要はなく、短
絡等が発生したときに電極を後退させて短絡を解
消できる範囲で充分であり、それ以前の位置デー
タは消去してもよいことになる。
のブロツク図である。図中、1は加工用電極、2
は被加工体、3,4,5はそれぞれX軸、Y軸、
Z軸の軸駆動モータ、6,7,8はそれぞれ各軸
の送り装置である。電極1と被加工体2の相対的
な送りは、軸駆動装置9によつて制御される軸駆
動モータ3,4,5が、軸送り装置6,7,8を
動作させることによつて行なわれる。11は各軸
の座標上の位置を検出する位置検出装置、12は
演算補間装置で、ここで図示しない入力装置から
入力された数値制御プログラムに表現される加工
用電極の軌跡を解読し、速度指令に基づいた、微
小時間(演算器の動作単位時間)ごとの位置デー
タ(ΔXi,ΔYi,ΔZi)に変換する。13は位置
データに変換されたプログラム軌跡を記憶する第
1の記憶装置で、後述する演算制御装置からのア
ドレス出力に従つて該当アドレスの内容を出力す
る。14は加工用電極の後退用の軌跡を記憶する
第2の記憶装置で構成並びに動作は第1の記憶装
置13と同じである。軸駆動装置9は第1及び第
2の記憶装置13,14から選択的に出力される
位置データをモータ駆動用のパルスに変換して出
力し加工用電極1をプログラム軌跡に沿つて移動
せしめる。10は加工間隙の短絡、加工の不安定
状態を検出する検出装置、15は本発明による後
退制御系を制御する演算制御装置で、放電加工が
安定に続けられるよう検出装置10で検出された
加工間隙状態を表わす信号をもとに予め記憶され
ている処理プログラムによつてアドレス出力を算
出する。加工中に加工間隙状態が悪化すると、こ
の演算制御装置15は加工用電極1を送り込む場
合と逆の方向にアドレス出力を動かすことによつ
て、後退させることができる。更に加工用電極1
は、位置検出装置11によつて常にその位置が把
握されており、演算制御装置15は位置検出装置
11からの信号によつて、加工用電極1が所定の
距離だけ後退したことを知ると、アドレス出力元
を第2の記憶装置14に切り換え、そこに記憶さ
れている軌跡に沿つて、加工用電極1を後退させ
る。ところで加工が進行するにつれて第1の記憶
装置13の中に、次段に出力すべき、位置データ
がなくなつてしまつた場合は、演算制御装置15
が演算補間装置12に新たに数値制御プログラム
を解読し、位置データを第1の記憶装置13に転
送するように要求することになる。第2図には第
1の記憶装置13のデータ内容の一例を示した。
この例では、第2図aに示す点P1からPiを経由し
てPoに至るn個の点に対応したn段階の位置デ
ータが記憶されている。これによれば、演算制御
装置15のアドレス出力がad1からadnまで変化
して、該当する位置データを出力することによ
り、加工用電極1はプログラム軌跡上をP1から
Poまで移動することになる。第2図bにおいて
第1の記憶装置13の上段と下段とが破線で接続
されているが、これはメモリの物理アドレスが上
端と下端で連続していることを示している。これ
は通常のカウンタはビツト数が有限であり、カウ
ント可能な最大値を越えると最小値になることと
対応している。すなわちカウント範囲が0から
999まであるカウンタは、999の状態から+1する
と1000ではなくて0になる事実からも容易に理解
できる。第1の記憶装置13は、加工範囲を全て
カバーする分だけ記憶容量を持つ必要はなく、短
絡等が発生したときに電極を後退させて短絡を解
消できる範囲で充分であり、それ以前の位置デー
タは消去してもよいことになる。
次に第1図に示す実施例装置の動作を説明す
る。
る。
第4図に示すような、加工用電極軌跡で加工す
ることにして第2の記憶装置14に記憶させる後
退軌跡として、電極の進入軸に沿つた直線を与え
るものとする。入力装置から第4図の軌跡に相当
する数値制御プログラムを入力すると、演算補間
装置12は位置データに変換し、この位置データ
は第1の記憶装置13に送られ各アドレスに展
開、記憶される。演算制御装置15の指令に従つ
て位置データを軸駆動装置9に出力すると、加工
用電極1は上記軌跡に沿つて移動し加工を行つて
いく。ここで、第4図Pl点において極間に短絡が
発生すると加工間隙状態の検出装置10より短絡
信号が発生し、演算制御装置15に入力される。
すると演算制御装置15は、アドレス出力をadn
からad1の方へ向けて動かしてゆき、それにつれ
て加工用電極1は加工軌跡に沿つて後退すること
になる。前もつて、加工軌跡上を戻る距離を設定
しておいたとして、その点がPk点であつたとす
ると、後退軌跡はPk点からは加工の進入方向に
沿つた直線mとなる。加工用電極1はこの後退軌
跡上を短絡が解消するまで逆行する。演算制御装
置6は、加工間隙の検出装置10よりの短絡信号
が落ちると再び前進指令を出し、加工軌跡を通つ
て短絡発生位置Plまで戻つた後加工を再開する。
ジヤンプ動作の場合は予め設定された距離だけ上
記後退軌跡上を往復することになる。
ることにして第2の記憶装置14に記憶させる後
退軌跡として、電極の進入軸に沿つた直線を与え
るものとする。入力装置から第4図の軌跡に相当
する数値制御プログラムを入力すると、演算補間
装置12は位置データに変換し、この位置データ
は第1の記憶装置13に送られ各アドレスに展
開、記憶される。演算制御装置15の指令に従つ
て位置データを軸駆動装置9に出力すると、加工
用電極1は上記軌跡に沿つて移動し加工を行つて
いく。ここで、第4図Pl点において極間に短絡が
発生すると加工間隙状態の検出装置10より短絡
信号が発生し、演算制御装置15に入力される。
すると演算制御装置15は、アドレス出力をadn
からad1の方へ向けて動かしてゆき、それにつれ
て加工用電極1は加工軌跡に沿つて後退すること
になる。前もつて、加工軌跡上を戻る距離を設定
しておいたとして、その点がPk点であつたとす
ると、後退軌跡はPk点からは加工の進入方向に
沿つた直線mとなる。加工用電極1はこの後退軌
跡上を短絡が解消するまで逆行する。演算制御装
置6は、加工間隙の検出装置10よりの短絡信号
が落ちると再び前進指令を出し、加工軌跡を通つ
て短絡発生位置Plまで戻つた後加工を再開する。
ジヤンプ動作の場合は予め設定された距離だけ上
記後退軌跡上を往復することになる。
後退軌跡のうち、プログラム軌跡上をどのくら
い戻るか、すなわち、第1図で言えばPk点をど
こに設定するかは容易に変更することができる。
なぜならば第1の記憶装置13に記憶されている
プログラム軌跡をアドレスで何段階戻つたら、第
2の記憶装置14に切り替えて後退するかは、演
算制御装置15で容易に設定することができるか
らである。したがつて、加工用電極の形状、加工
深さ、加工条件に適したPkの位置を選ぶことに
よつて、加工粉の排除効率、しいては加工の効率
を上げることができる。
い戻るか、すなわち、第1図で言えばPk点をど
こに設定するかは容易に変更することができる。
なぜならば第1の記憶装置13に記憶されている
プログラム軌跡をアドレスで何段階戻つたら、第
2の記憶装置14に切り替えて後退するかは、演
算制御装置15で容易に設定することができるか
らである。したがつて、加工用電極の形状、加工
深さ、加工条件に適したPkの位置を選ぶことに
よつて、加工粉の排除効率、しいては加工の効率
を上げることができる。
[発明の効果]
以上、本発明によれば短絡及び加工不安定時の
後退軌跡について、プログラム軌跡上を逆行させ
るだけでなく、途中から予め設定された、上記プ
ログラム軌路には無関係の軌路に沿つて逃げるこ
とができ、加工間隙の距離をすばやく、大量に引
き離すことができるので、短絡状態をすみやかに
解除させたり、ジヤンプ動作では加工粉の排除効
率を上げることができる。その結果、安定な放電
加工を続行することができ、加工時間を短縮でき
るだけでなく、加工面の性状にも良い影響を与え
ることができる。
後退軌跡について、プログラム軌跡上を逆行させ
るだけでなく、途中から予め設定された、上記プ
ログラム軌路には無関係の軌路に沿つて逃げるこ
とができ、加工間隙の距離をすばやく、大量に引
き離すことができるので、短絡状態をすみやかに
解除させたり、ジヤンプ動作では加工粉の排除効
率を上げることができる。その結果、安定な放電
加工を続行することができ、加工時間を短縮でき
るだけでなく、加工面の性状にも良い影響を与え
ることができる。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図はプログラム軌跡を記憶する記憶装置の構
成説明図、第3図、第4図は本発明の後退制御方
法が特に有効なプログラム軌跡の説明図である。 図中、1は加工用電極、2は被加工体、3,
4,5は各軸駆動モータ、6,7,8は各軸送り
装置、9は軸駆動装置、10は検出装置、11は
位置検出装置、12は演算補間装置、13は第1
の記憶装置、14は第2の記憶装置、15は演算
制御装置である。なお、図中同一符号は同一又は
相当部分を示す。
第2図はプログラム軌跡を記憶する記憶装置の構
成説明図、第3図、第4図は本発明の後退制御方
法が特に有効なプログラム軌跡の説明図である。 図中、1は加工用電極、2は被加工体、3,
4,5は各軸駆動モータ、6,7,8は各軸送り
装置、9は軸駆動装置、10は検出装置、11は
位置検出装置、12は演算補間装置、13は第1
の記憶装置、14は第2の記憶装置、15は演算
制御装置である。なお、図中同一符号は同一又は
相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 相対向して放電加工間隙を形成する加工用電
極と被加工体とを相対的に移動させて放電加工を
施す放電加工装置であつて、上記加工用電極を、
上記被加工体に対して相対的に進入する進入軸上
に中心を有し、上記進入軸に垂直な面に対してう
ず巻状に移動させながら上記被加工体に放電加工
を施す放電加工装置において、上記加工間隙の状
態を検出する検出手段と、上記検出手段の検出信
号に基づき上記加工用電極と被加工体とを相対的
に後退させる後退手段を備え、上記後退手段を、
上記うず巻状の既加工軌跡に沿つて所定距離後退
させる第1の後退手段と、上記第1の後退手段に
より上記加工用電極と被加工体とが相対的に所定
距離後退した時、上記進入軸に沿つて後退させる
第2の後退手段と、上記第1の後退手段と上記第
2の後退手段とを切り換える切り替え手段とから
構成したことを特徴とする放電加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7587285A JPS61236435A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 放電加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7587285A JPS61236435A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 放電加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61236435A JPS61236435A (ja) | 1986-10-21 |
JPH0429494B2 true JPH0429494B2 (ja) | 1992-05-19 |
Family
ID=13588791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7587285A Granted JPS61236435A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 放電加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61236435A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63185525A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-08-01 | Mitsubishi Electric Corp | 放電加工方法 |
DE3817302C1 (ja) * | 1988-05-20 | 1989-10-26 | Ag Fuer Industrielle Elektronik Agie Losone Bei Locarno, Losone, Ch |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5516775A (en) * | 1978-07-24 | 1980-02-05 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Device for supporting roll |
JPS5969220A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-19 | Fanuc Ltd | 放電加工機の電極ジヤンプ制御方式 |
-
1985
- 1985-04-10 JP JP7587285A patent/JPS61236435A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5516775A (en) * | 1978-07-24 | 1980-02-05 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Device for supporting roll |
JPS5969220A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-19 | Fanuc Ltd | 放電加工機の電極ジヤンプ制御方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61236435A (ja) | 1986-10-21 |
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