JPH04294719A - ガスパック包装体の製造方法 - Google Patents

ガスパック包装体の製造方法

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Publication number
JPH04294719A
JPH04294719A JP5291391A JP5291391A JPH04294719A JP H04294719 A JPH04294719 A JP H04294719A JP 5291391 A JP5291391 A JP 5291391A JP 5291391 A JP5291391 A JP 5291391A JP H04294719 A JPH04294719 A JP H04294719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
gas
film
weight
packaging
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5291391A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitatsu Kiyoshima
清島 昭達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精肉の包装方法に関し
、特に、精肉の鮮度を保ち、かつ新鮮さをアピ−ルする
ことを可能にする消費者向けのガスパック包装体の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、精肉の消費者向け包装は、ポリ塩
化ビニール製のストレッチフィルムにより容器に入れた
精肉をストレッチ包装されているのがほとんどである。 この包装体はフィルムにガスバリヤー性がなく、かつ密
閉系にするようなシールを施すことができずガス置換包
装はできなかった。
【0003】また、ガス置換包装としては、ピロー包装
形態のものが容器をトップシールしたような豆腐形態の
ものがある。しかし、これらはフィルムが硬いものであ
る必要があり精肉の包装には使用されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軟質でガス
バリヤー性を有するフィルムを用い、盛り上りのある包
装品もシワなく包装され、内容物がよく見え、内容物で
ある精肉の鮮紅色を長期に持続し、かつ、鮮度を保持す
ることのできるガスパック包装体の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、精肉を入れ
た容器の包装方法について種々樹脂を行なった結果、塩
化ビニリデン含有量が75〜90重量%と他のビニール
単量体含有量が25〜10重量%よりなる多元共重合体
より製造したフィルムを用い、容器内に酸素ガス60〜
90%、炭酸ガス40〜10%よりなる混合ガスを内包
させ、しかも、包装後のフィルムのシール部が容器の上
縁部より上部に位置しないように一次加熱収縮させ、そ
の後包装された容器全体を加熱することにより、目的を
達成できることを見出し、本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、精肉を入れた容器をガス
置換しながらプラスチックフィルムでシールすることに
より密閉系にしたガスパック包装体の製造方法において
、プラスチックフィルムとして塩化ビニリデン含有量が
75〜90重量%と他のビニール単量体含有量が25〜
10重量%との多元共重合体よりなるフィルムを用いて
包装したガス置換包装体の底部から一次加熱収縮させ、
その後、包装体全体を加熱収縮させて緊密にするガスパ
ック包装体の製造方法である。
【0007】以下、本発明を説明する。本発明に用いる
多元共重合体よりなるフィルムとしては、塩化ビニリデ
ン含有量が75〜90重量%と他のビニール単量体含有
量が25〜10重量%からなるフィルムであり、塩化ビ
ニリデン含有量が80〜85重量%と他のビニール単量
体含有量が20〜15重量%からなるものが好ましい。 塩化ビニリデン含有量が75重量%未満ではガスバリヤ
ー性が劣ってきてガス置換包装の効果が現れなくなり、
90重量%以上ではガスバリヤー性は向上するが、フィ
ルムの柔軟性、ヒートシール性、インパルスシール性、
加熱収縮性が劣ってくる。また、他のビニール単量体と
しては、塩化ビニール、アクリル酸、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸エステルが挙げられる
【0008】さらに、この多元共重合体よりなるフィル
ムには、加工性を改良するため可塑剤、例えばセバチン
酸エステル、安定剤として、例えばエポキシ化アマニ油
、及び防曇剤として、ポリオキシエチレンアルキルエス
テル等を混合させることができる。本発明においては、
上記多元共重合体と線状低密度ポリエチレンを多層共押
し出し法、あるいはラミネート法により多層フィルムに
したものを使用することが好ましい。用いられる線状低
密度ポリエチレンとしては、エチレンとプロピレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン等のα−オレフ
ィンとの線状共重合体からなり密度0.870〜0.9
35のもの、ポリエチレン含量が50%以上のエチレン
と酢酸ビニール、アクリル酸、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸、メタクリル酸エステル、塩化ビニール等か
ら選ばれた単量体との共重合体が挙げられる。
【0009】本発明は、精肉を入れた容器を、前記多元
共重合体よりなるフィルムまたは多元共重合体と線状低
密度ポリエチレンよりなる多層フィルムで包装した後、
該包装体内の空気を酸素ガス60〜90%、炭酸ガス4
0〜10%、好ましくは酸素ガス80%、炭酸ガス20
%になるように置換してガス置換包装体とする。ついで
、該ガス置換包装体を例えば、図1に示す如くシールし
て密閉状態とした後、該ガス置換包装体の底部より加熱
を行なってフィルムを収縮させ、その後、該ガス置換包
装体全体を加熱してフィルム全体を収縮させて例えば図
2に示す如く緊密に包装する方法である。
【0010】本発明における包装体のシール方法として
、高周波シール、超音波シール、ヒートシール及びイン
パルスシールがある。経済的で簡便である点からヒート
シール、インパルスシールが好ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0012】
【実施例1】塩化ビニリデン85重量%と塩化ビニール
15重量%からなる共重合体を懸濁重合法により作成し
、該共重合体に、可塑剤、安定剤、防曇剤を合計量10
%添加した後、インフレーション法により20μの延伸
フィルムを作成した。このフィルムを用いPSPトレー
に精肉を入れたものをピロー包装包装機により包装した
後該包装体内の空気を酸素80%、炭酸ガス20%にな
るように置換した。
【0013】ついで、図1に示す如く、包装体の底部セ
ンター部分をヒートシール、包装体の前後をインパルス
シールにより密閉包装体とした。その際、容器内のガス
を少し減圧になるように押えることにより行なった。こ
の包装体を容器の底部より180℃の温風により第一加
熱収縮させた。その後、全体を150℃で10秒間トン
ネルを通過させてタクトな包装体を得た。
【0014】得られた包装体は、シール部が包装体の表
面に位置することなく、加熱トンネル通過時もシール部
が破袋することもなかった。また、この包装体を5℃の
温度で7日間放置した後の状態を見たがフィルムがトレ
ーの内部に凹こむこともなく包装直後の状態のままであ
った。
【0015】
【比較例1】塩化ビニリデン含有量73重量%と塩化ビ
ニール含有量27重量%の共重合体を用いる以外は、実
施例1と同様にして厚み20μのフィルムを作成した。 該フィルムを用いる以外は、実施例1と同様にして包装
体を作成した。その結果、シール部が包装体の表面に位
置することがなく加熱トンネル通過中もシール部が破袋
することなく全体がタクトに収縮させることができた。 しかし、この包装体を5℃の温度で7日間放置した後は
フィルムに凹みが表われ、商品価値がない状態になった
【0016】
【比較例2】塩化ビニリデン含有量92重量%と塩化ビ
ニール含有量8重量%を用いる以外は、実施例1と同様
にして共重合体を作成し、その後20μのフィルムを作
成した。該フィルムを用いる以外は、実施例1と同様に
して包装体を作成した。その結果、ヒートシール部、イ
ンパルスシール部が加熱トンネル通過中に破袋してしま
い包装体が得られなかった。
【0017】
【比較例3】塩化ビニリデン94重量%とメチルアクリ
レート6重量%からなる共重合体を作成したのち安定剤
、防曇剤を5重量%添加し、インフレーション法により
15μのフィルムを作成した。該フィルムを用いる以外
は、実施例1と同様にして包装体を作成した。その結果
、加熱トンネル通過中にヒートシール部、インパルスシ
ール部が破袋し、完全な包装体が得られなかった。
【0018】
【実施例2】塩化ビニリデン85重量%と塩化ビニール
15重量%からなる共重合体に、可塑剤、安定剤を10
重量%添加したものと、エチレン、ビニールアセテート
共重合体(ビニールアセテート含有量10重量%)とを
共押出しインフレーション法により2層フィルム(厚み
20μ)を作成した。厚みの構成は塩化ビニリデン共重
合体が15μでエチレン−ビニールアセテート共重合体
が5μであった。
【0019】該フィルムを用いる以外は、実施例1と同
様な方法で、エチレン−ビニールアセテート共重合体側
をシール面にして包装体を作成した。このものを実施例
1と同様に一次加熱収縮及び全体の加熱収縮を行ない緊
密な包装体を作成した。このものを温度5℃で7日間放
置した後の状態を観察した結果、フィルムがトレーの内
部に凹むこともなく包装直後の状態のままであった。
【0020】
【発明の効果】本発明は、軟質でガスバリヤー性を有す
るフィルムにより包装し、しかも、加熱収縮を2段階で
実施するため、被包装品がシワなく包装され、内容物が
外側からよく観察でき、しかも、内容物である精肉の鮮
紅色を長期に持続させることができ、しかも、鮮度を保
つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の製造方法における、包装体を
密閉状態にした一実施態様の斜視図である。
【図2】図2は、本発明の製造方法により製造された包
装体の斜視図である。
【符号の説明】
1  容器 2  容器の上縁部 3  フィルム 4  インパルスシール 5  ヒートシール 6  精肉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  精肉を入れた容器をガス置換しながら
    プラスチックフィルムでシールすることにより密閉系に
    したガスパック包装体の製造方法において、プラスチッ
    クフィルムとして塩化ビニリデン含有量が75〜90重
    量%と他のビニール単量体含有量が25〜10重量%の
    多元共重合体よりなるフィルムを使用して包装したガス
    置換包装体の底部から一次加熱収縮させ、その後包装体
    全体を加熱収縮させて緊密にすることを特徴とするガス
    パック包装体の製造方法。
  2. 【請求項2】  プラスチックフィルムが、塩化ビニリ
    デン含有量が75〜90重量%と他のビニール単量体含
    有量が25〜10重量%よりなる多元共重合体と線状低
    密度ポリエチレンよりなる多層のフィルムであることを
    特徴とする請求項1記載のガスパック包装体の製造方法
JP5291391A 1991-03-19 1991-03-19 ガスパック包装体の製造方法 Withdrawn JPH04294719A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5699650A (en) * 1996-06-10 1997-12-23 W. R. Grace & Co.-Conn. Dual temperature hot water shrink system
JPH11255270A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Okura Ind Co Ltd 生肉のガス充填密封ストレッチシュリンク包装方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5699650A (en) * 1996-06-10 1997-12-23 W. R. Grace & Co.-Conn. Dual temperature hot water shrink system
JPH11255270A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Okura Ind Co Ltd 生肉のガス充填密封ストレッチシュリンク包装方法

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