JPH0429423B2 - - Google Patents

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JPH0429423B2
JPH0429423B2 JP22992886A JP22992886A JPH0429423B2 JP H0429423 B2 JPH0429423 B2 JP H0429423B2 JP 22992886 A JP22992886 A JP 22992886A JP 22992886 A JP22992886 A JP 22992886A JP H0429423 B2 JPH0429423 B2 JP H0429423B2
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electrostatic coating
coated
electrostatic
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lifting frame
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JP22992886A
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンベア等によつて搬送される被塗
物の形状及び搬送速度に応じて昇降せられる昇降
フレームに所定間隔で取り付けられた複数台の静
電塗装機を、その霧化ヘツドが被塗物の塗装面に
対して常に正対するようにチルトさせるように成
された自動塗装装置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
この種の自動塗装装置は、第3図に示すように
所定速度で搬送される被塗物30の形状に応じて
昇降される昇降フレーム31が被塗物30の搬送
路と直交して水平に配設され、当該昇降フレーム
31に沿つて水平方向に所定のストロークで往復
運動せられるスライダ32が設けられると共に、
当該スライダ32には複数台の静電塗装機33A
及び33Bが所定間隔で取り付けられている。
また、各静電塗装機33A,33Bは、夫々絶
縁棒34を介してスライダ32に取り付けられる
と共に、その霧化ヘツド35に高電圧発生器36
から高電圧ケーブル37,37を介して個々に
D.C.(−)80〜(−)120KV程度の霧化用高電圧
が印加されている。
そして、昇降フレーム31を被塗物30の形状
及び搬送速度に応じて昇降させると共に、当該昇
降フレーム31に設けたスライダ32を往復運動
させ、更に各静電塗装機33A,33Bの霧化ヘ
ツド35が塗装面に正対するようにスライダ32
に取り付けた各静電塗装機33A,33Bを夫々
被塗物30の搬送路に沿つて前後方向に回動する
ようにチルトさせて、各静電塗装機33A,33
Bの霧化ヘツド35が常に被塗物30の塗装面と
一定の塗装距離を保つて正対しながら往復運動し
て均一な塗装を施すようにしている。
しかしながら、このような従来装置によれば、
スライダ32に取り付けられた各静電塗装機33
A,33Bが個々に回動してチルトするように成
されているから、チルト駆動機構と、チルト角度
を検知して調節する検知機構、位置決め機構(い
ずれも図示せず)等が夫々に必要となり、装置全
体の機構が非常に煩雑になると共に、各静電塗装
機33A,33Bを同一角度でチルトするように
正確に位置決めするのが困難であるという欠点が
あつた。
また、各静電塗装機33A,33Bが所要長さ
の絶縁棒34を介してスライダ32に取り付けら
れているから、これをチルトさせた際には霧化ヘ
ツド35の回転半径が非常に大きくなり、塗装距
離を一定に保つのが困難であるという欠点も有し
ていた。このため、従来ではチルトの際に霧化ヘ
ツド35の回転半径に応じて昇降フレーム31を
上下に複雑に動かして塗装距離を調節する煩雑な
制御を強いられていた。
更に、各静電塗装機33A,33Bには、個別
に高電圧が印加されるように成されているから、
静電塗装機の台数に応じた本数の高電圧ケーブル
37,37を配線しなければならない面倒があつ
た。
また、所定間隔で取り付けられた各静電塗装機
33A,33Bの霧化ヘツド35から静電霧化さ
れた同極性の塗料粒子が互いに反発し合つて舞い
上がるため、塗料の塗着効率が非常に悪いと同時
に、舞い上がつた塗料がスライダ32や昇降フレ
ーム31及びそのカバー(図示せず)等に付着
し、これが被塗物30の塗装面に液滴となつて滴
下したり、乾燥したゴミとなつて落下して塗装品
質を損なうという弊害も生じていた。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、昇降フレームに取り付けられ
た複数台の静電塗装機をチルトさせるチルト駆動
機構、位置決め機構等を従来よりも著しく簡略化
させて位置決め精度も大幅に向上させることがで
きると共に、各静電塗装機を取り付ける絶縁棒を
無くして霧下ヘツドの回転半径を小さくすること
ができ、また各静電塗装機ごとに高電圧ケーブル
を配線する必要がないと同時に、各静電塗装機か
ら静電霧化された塗料の舞い上がりを防止して塗
料の塗着効率を向上させ、且つ被塗物の塗装面に
塗料の液滴やゴミが落下することのない自動塗装
装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
この目的を達成するために、本発明は、被塗物
の搬送路に直交して水平に配された昇降フレーム
に所定間隔で取り付けられた各静電塗装機を、そ
の霧化ヘツドが被塗物の塗装面に正対するように
チルトさせる自動塗装装置において、前記昇降フ
レームを被塗物の搬送路に沿つて前後方向に所要
の回転角度で回動させることにより前記各静電塗
装機が一体的にチルトされると共に、前記各静電
塗装機の霧化用高電圧が前記昇降フレームに印加
されるように成されたことを特徴とする。
〔発明の作用〕
本発明によれば、各静電塗装機を取り付けた昇
降フレームが所要の回転角度で回動することによ
つて各静電塗装機が一体的に同一角度でチルトす
る。したがつて、従来のように各静電塗装機ごと
にチルト駆動機構や位置決め機構等を設ける必要
がないから、装置全体の機構が著しく簡略化され
ると共に、各静電塗装機の位置決め精度が大幅に
向上する。
また、各静電塗装機の霧化用高電圧が、これら
各塗装機を取り付けた昇降フレームに印加される
ように成されているから、高電圧ケーブルを昇降
フレームに接続するだけで良く、従来のように各
静電塗装機ごとに高電圧ケーブルを配線する面倒
がないと共に、高電圧が印加された昇降フレーム
が同極性の塗料粒子を反発させる追込電極となつ
て、各静電塗装機から静電霧化された塗料の舞い
上がりを防止する。したがつて、塗料の塗着効率
を向上すると共に、昇降フレームやそのカバー等
に塗料が付着してこれが液滴やゴミとなつて被塗
物の塗装面に落下することが防止される。
また、各静電塗装機を昇降フレームに対して絶
縁する絶縁棒が不要となるから、各静電塗装機の
取付長さを短くしてこれら各塗装機をチルトさせ
る際の霧化ヘツドの回転半径を小さくすることが
でき、当該霧化ヘツドを被塗物の塗装面に正対さ
せる制御が非常に容易になる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本発明による自動塗装装置の一例を概
略的に示す正面図、第2図はその側面図である。
図中、1は被塗物2の搬送路に直交して水平に
配されて、被塗物2の形状及び搬送速度に応じて
昇降せられる金属製の昇降フレームであつて、当
該昇降フレーム1には複数台の静電塗装機3A,
3B,3Cが所定間隔で取り付けられている。
また、昇降フレーム1は、その両端が被塗物2
の搬送路と直交する方向に振子運動せられる一対
のリンク4A,4Bの下端に回転軸5,5を介し
て連結されて水平に吊設されると共に、静電塗装
機3A〜3Cを覆うように金属製のカバー6が取
り付けられている。
リンク4A,4Bは、夫々ナイロン樹脂、アセ
タール樹脂、エポキシ樹脂あるいはアクリル樹脂
等の剛性のある絶縁材で一体成形されて、その上
端が昇降フレーム1を昇降させる昇降駆動装置
(図示せず)のブラケツト7,7に対して回動可
能に取付支持されている。
一方のリンク4Aの上端側には正逆切換回転駆
動されるチルト用のエアモータ8が配設され、当
該エアモータ8の回転軸に固設した原動スプロケ
ツト9と、昇降フレーム1に連結した回転軸5に
固設された従動スプロケツト10との間に、駆動
チエーン11が平行掛けされている。なお、前記
各スプロケツト9及び10間に平行掛けされた駆
動チエーン11の直線部分には、第2図に示すよ
うにその中間に夫々絶縁バー12,12が介装さ
れている。
また、他方のリンク4Bには長手方向に沿つて
長孔13が形成され、当該長孔13内はリンク4
Bをクランク駆動によつて振子運動させる揺動装
置14のコネクチングロツド15が上下摺動可能
に連結されている。
また、これら絶縁材でなるリンク4A及び4B
に吊設された昇降フレーム1には、高電圧発生器
16の高電圧ケーブル17が連結されて、D.C.
(−)80〜(−)120KV程度の高電圧が印加さ
れ、この高電圧が昇降フレーム1に直接取り付け
られた各静電塗装機3A〜3Cの霧化ヘツド18
に霧化用高電圧としてそのまま印加されるように
成されている。
しかして、コンベア等によつて所定の速度で搬
送される被塗物2の上面を塗装する場合には、図
示は省略するが、昇降駆動装置によつて昇降フレ
ーム1を被塗物2の形状及び搬送速度に応じて一
定の軌跡に沿つて昇降させると同時に、揺動装置
14を作動させてリンク4A,4Bを振子運動さ
せ、当該リンク4A,4Bに吊設された昇降フレ
ーム1を被塗物2の塗装面2a(上面)に沿つて
往復運動するように揺動させる。
これと同時に、高電圧発生器16から高電圧ケ
ーブル17を介して昇降フレーム1に所定の高電
圧を印加し、当該昇降フレーム1を介して各静電
塗装機3A〜3Cの霧化ヘツド18に霧化用高電
圧を印加させ、各霧化ヘツド18から塗料を静電
霧化させる。
このとき、各塗装機3A〜3Cから静電霧化さ
れた同極性の塗料粒子は互いに反発して上方に舞
い上がらんとするが、上方には高電圧が印加され
た昇降フレーム1とそのカバー6が配されている
から、これら昇降フレーム1等が追込電極となつ
て塗料粒子を被塗物2の塗装面2a側に跳ね返さ
せる。
したがつて、塗装面2aに対する塗料の塗着効
率が従来よりも大幅に向上されると共に、従来の
ように昇降フレーム1やそのカバー6に塗料が付
着して、これが液滴となつて塗装面2aに滴下し
たり、乾燥した塗料のゴミが塗装面2a上に落下
してブツ発生等の塗膜不良を生じ、塗装品質を損
なうことも防止される。
また、昇降フレーム1に印加された高電圧がそ
のまま各静電塗装機3A〜3Cに印加されるよう
に成されているから、従来のように各静電塗装機
3A〜3Cごとに高電圧ケーブルを配線する面倒
もない。
次に、被塗物2の塗装面2aの形状変化に応じ
て各静電塗装機3A〜3Cの霧化ヘツド18を塗
装面2aに正対するようにチルトさせる場合は、
チルト用のエアモータ8を駆動して回転軸5に連
結された昇降フレーム1を被塗物2の搬送路に沿
つて前後方向に所要の回転角度で回動させる。
これにより、昇降フレーム1に取り付けられた
各静電塗装機3A〜3Cが一体的に回動して同一
角度でチルトされる。
したがつて、従来のように各静電塗装機3A〜
3Cごとにチルト駆動機構や位置決め機構を設け
る必要がなく、実施例の如く昇降フレーム1に連
結した回転軸5を回動させるエアモータ8と、回
転軸5の回転角度を検出して一定に規制する位置
決め装置19とを設ければ足りるから、チルト機
構全体を従来よりも大幅に簡略化して設備費を低
減させることができる。また、各静電塗装機3A
〜3Cが一体的にチルトされるから、位置決め精
度が著しく向上する。更に、各静電塗装機3A〜
3Cは、これを昇降フレーム1に取り付ける絶縁
棒が不要となるから、昇降フレーム1に対する取
付長さを非常に短くすることができる。したがつ
て、各塗装機3A〜3Cをチルトさせる際の霧化
ヘツド18の回転半径を小さくして、当該霧化ヘ
ツド18を被塗物2の塗装面2aに正対させる制
御を容易にすると同時に、塗装面2aのより均一
な塗装を可能にして塗装品質を向上させることが
できる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、昇降フレ
ームに所定間隔で取り付けられた各静電塗装機を
チルトさせる駆動機構、位置決め機構等が従来よ
りも大幅に簡略化されて設備費を低減させること
ができると同時に、チルトされる各静電塗装機の
位置決め精度を高めて塗装品質を大幅に向上させ
ることができるという優れた効果がある。
また、各静電塗装機の霧化用高電圧が、これら
塗装機を取り付ける昇降フレームに印加されるか
ら、高電圧ケーブルの配線が極めて簡単になると
共に、昇降フレームが追込電極の作用を奏して各
静電塗装機から静電霧化された塗料粒子の舞い上
がりを阻止し、塗料の塗着効率を向上させると同
時に昇降フレームやそのカバー等への塗料の付着
を防止することができるという種々の優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動塗装装置の一例を概
略的に示す正面図、第2図はその側面図、第3図
は従来装置の概略を示す正面図である。 符号の説明、1……昇降フレーム、2……被塗
物、2a……塗装面、3A,3B,3C……静電
塗装機、4A,4B……絶縁材で成るリンク、5
……回転軸、6……カバー、8……チルト用のエ
アモータ、16……高電圧発生器、17……高電
圧ケーブル、18……霧化ヘツド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被塗物の搬送路に直交して水平に配された昇
    降フレームに所定間隔で取り付けられた各静電塗
    装機を、その霧化ヘツドが被塗物の塗装面に正対
    するようにチルトさせる自動塗装装置において、
    前記昇降フレームを被塗物の搬送路に沿つて前後
    方向に所要の回転角度で回動させることにより前
    記各静電塗装機が一体的にチルトされると共に、
    前記各静電塗装機の霧化用高電圧が前記昇降フレ
    ームに印加されるように成されたことを特徴とす
    る自動塗装装置。
JP22992886A 1986-09-30 1986-09-30 自動塗装装置 Granted JPS6388067A (ja)

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JP22992886A JPS6388067A (ja) 1986-09-30 1986-09-30 自動塗装装置

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JP22992886A JPS6388067A (ja) 1986-09-30 1986-09-30 自動塗装装置

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JPS6388067A JPS6388067A (ja) 1988-04-19
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JP22992886A Granted JPS6388067A (ja) 1986-09-30 1986-09-30 自動塗装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03109958A (ja) * 1989-09-25 1991-05-09 Trinity Ind Corp 自動車塗装用トップレシプロ装置

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JPS6388067A (ja) 1988-04-19

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