JPH04293198A - Ｐｏｓシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は流通業、特に量販店、コ
ンビニエンスストアあるいは百貨店などにおける販売時
点管理システムに利用されるＰＯＳシステムに関するも
のである。

【０００２】

【従来技術】近年、ＰＯＳシステムの導入は活発で、特
に流通業各業界では該ＰＯＳシステムの使用がきわめて
有効に活用されている。

【０００３】ここで、従来のＰＯＳシステムの概略構成
を図１５に示す。ＰＯＳシステムは通常、店舗内プロセ
ッサ２００、コントローラ２０２およびスキャナ２０８
等様々な入力機器を備えたＰＯＳ２０４・・・で構成さ
れている。

【０００４】ここで、店舗内プロセッサ２００はＰＯＳ
２０４・・・からの売上データを集計して売上げ帳票を
作成し、また、ホスト２０６と連携して商品発注等の情
報の授受を行う。

【０００５】コントローラ２０２は店舗プロセッサ２０
０が有する商品マスタファイルから創成される商品価格
ファイルによりＰＯＳ２０４・・・からの価格照会にた
いして価格情報を返送する。

【０００６】また、コントローラ２０２はＰＯＳ２０４
・・・と店舗プロセッサ２００間の通信の中継機能等を
も有する。

【０００７】ここで、ＰＯＳ２０４・・・は光学的読み
取り装置例えばスキャナ２０８、タッチスキャナ、ＯＣ
Ｒ等やカードリーダの入出力機器を備え、また商品の登
録機能と精算機能とを合わせ持っている。

【０００８】そして、従来のＰＯＳシステムは図１６の
フローチャートに示す様に、まずスキャナ２０８等での
光学的読み取り装置により各商品の登録が行われ（ステ
ップ３００）、全商品の登録が完了したとき（ステップ
３０２でＹＥＳ）、引き続いて登録された商品の精算処
理が行われる（ステップ３０４）。

【０００９】

【発明が解決すべき課題】しかし、従来のＰＯＳシステ
ムにおいては、上記の各部材（複数のＰＯＳ２０８・・
・、店舗内プロセッサ２００など）を構内回線２１０で
接続しなければならないため、ＰＯＳシステムの設置条
件がきわめて固定化されてしまい、顧客の立場に立った
レジカウンタ、すなわちスムーズに商品を購入して、買
い上げ商品の精算が迅速に行えるレジカウンタの形成が
困難であるとの課題があった。

【００１０】さらに、従来のＰＯＳが商品の登録機能と
商品の精算機能の双方を有し、上記双方の機能を同時に
行うシステムであるため、レジカウンタにおいて若干の
混雑でも直ちに顧客の待ち行列が発生してしまい、もっ
てこの面からも顧客サービスが低下してしまうとの課題
があった。

【００１１】また、たとえ増設キーボード等を付加する
ことでいわゆる二人制運用を行ったとしても、登録機能
をもつ機器と精算機能をもつＰＯＳとが１対１の構成と
されている以上、登録側の操作者に多くの負荷がかかる
ことは否定できない。

【００１２】さらに、顧客からみた場合には、登録操作
者側での商品登録に過誤が生じることも考えられ、登録
操作者に百パーセントの信頼をおくことができないとの
意見もある。

【００１３】また、レジカウンタでの商品登録、精算時
に行われる商品、料金表示は、後続の顧客にも認識出来
得るため、この商品、料金表示を後続の顧客に認識され
るのを嫌う顧客にとってはこの面での改善を希望する声
もあった。

【００１４】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであって、店舗内で混雑しても顧客に待ち
行列を生じさせることなくスムーズに商品登録、精算作
業を行うことのできる等顧客サービス及び処理効率の優
れたＰＯＳシステムを提供することを目的とするもので
ある。

【００１５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第１発明は図１のように構成されている。本発明のＰ
ＯＳシステムは、顧客が携帯する登録端末１０と、キャ
ッシャーが操作する精算端末１２とを備えている。

【００１６】そして、登録端末１０は入力手段１４と登
録手段１６と送信手段１８とを有しており、商品の売上
情報は入力手段１４により入力され、この入力された売
上情報は登録手段１６により登録される。

【００１７】また、登録された情報は送信手段１８によ
り無線で送信される。さらに、精算端末１２は取得手段
２０と精算処理手段２２とを有しており、前記登録端末
１０が送信した情報は取得手段２０により取得され、こ
の取得された情報が用いられて売上商品の精算処理が精
算処理手段２２により行われる。

【００１８】また、第２発明は図２のように構成されて
いる。第２発明のＰＯＳシステムは、顧客が携帯する登
録端末１０と、キャッシャーが操作する精算端末１２と
コントローラ１３とを備えている。

【００１９】そして、登録端末１０は入力手段１４と登
録手段１６と送信手段１８とを有しており、商品の売上
情報が入力手段１４により入力され、この入力された売
上情報は登録手段１６により登録される。そして、登録
された情報は送信手段１８により無線で送信される。

【００２０】また、精算端末１２は要求手段２４と受信
手段２６と精算処理手段２２とを有しており、前記登録
端末１０が送信した情報の取得が、コントローラ１３に
対して要求手段２４により要求される。

【００２１】そして、コントローラ１３が送信した情報
は受信手段２６により受信され、この受信された情報を
用いて売上商品の精算処理が精算処理手段２２により行
われる。

【００２２】さらに、コントローラ１３は受信手段２８
と蓄積手段３０と送信手段３２とを有しており、登録端
末１０が送信した情報は無線で受信手段２８により受信
される。

【００２４】また、受信した情報は蓄積手段３０により
蓄積され、精算端末１２が要求したときに、該蓄積情報
を精算端末１２へ送信手段３２により送信される。

【００２５】そして、前記した登録端末１０は顧客が商
品の運搬に供するカート３４上に搭載されている。

【００２６】

【作用】本発明では、ＰＯＳの機能を二つに分割してあ
る。すなわち、一方側のＰＯＳには、それに登録機能を
もたせるとともに携帯可能として顧客側で使用できる携
帯型登録端末１０として構成してある。

【００２７】また、他方側のＰＯＳには主として精算機
能をもたせ、キャッシャー側で迅速に操作できる精算端
末１２として構成してある。

【００２８】そして、前記登録端末１０と上位のホスト
あるいは精算端末１２との通信は無線（通信媒体として
は電波、音波、光等）で行う様に構成した。

【００２９】

【実施例】図３に本実施例の概略構成を説明する。図に
おいて、符号５０はホスト、符号５２は店舗プロセッサ
、符号５４はコントローラ、符号５６・・・は精算ＰＯ
Ｓを各々示し、これらは回線５７で接続されている。

【００３０】ここで、コントローラ５４は蓄積ファイル
５８を備えている。さらに、符号６２・・・は携帯型登
録ＰＯＳであり、符号６４はこれら携帯型登録ＰＯＳ６
２・・・に備えられたスキャナを示している。

【００３１】そして、前記携帯型登録ＰＯＳ６２・・・
は各々顧客が携帯するものとされ、該顧客がスキャナ６
４を用いＪＡＮコード等の読み取りを行い、購入すべき
商品の登録を自ら行えるように構成されている。

【００３２】尚、該携帯型登録ＰＯＳ６２・・・には、
ＪＡＮコードをキーにして行われるＰＬＵ（価格参照）
のための商品ファイル６６を有するよう構成しても構わ
ない。

【００３３】また、これら登録された内容は無線（通信
媒体としては電波、音波、光等）により無線制御機６０
（光通信の場合は光通信インターフェース６１）などを
介してコントローラ５４へ送信するように構成されてい
る。

【００３４】ここで、前記携帯型登録ＰＯＳ６２・・・
は図４に示す様に小型方形状の箱体からなり、その表面
部には複数の入力キー６８・・・と画面７０とが設けら
れ、またその上方内部には無線ユニット７２が収納され
、箱体上部にはアンテナ７４が設けられている。

【００３５】この様な携帯型登録ＰＯＳ６２・・・は図
５に示す様にショッピングカート７６上に、いわゆる無
線機器を有するＨＨＴ（ハンドヘルドターミナル）とし
て構成され設置されている。この様に、ショッピングカ
ート７６に組み込むことで、顧客側で操作する携帯型登
録ＰＯＳ６２・・・の操作性、利便性をさらに向上させ
ることができる。ここで、携帯型登録ＰＯＳ６２を組み
込んだショッピングカート７６の斜視図を図１４に示す
。

【００３６】また、この様に携帯型登録ＰＯＳ６２・・
・をＨＨＴで構成すれば、軽量化と繁忙時以外の店舗運
用の効率化が図れる、すなわち棚卸し、発注等の業務に
もそのままの状態で応用活用が可能となる利点がある。

【００３７】図６には携帯用ＰＯＳ６２・・・の画面７
０の一例が示されており、この様な画面が表示されるこ
とにより顧客は容易に登録内容の確認を行えるため、従
来のように他人による登録時の登録ミスの監視の不安は
解消できる。

【００３８】さらに、画面７０は基本的に個人用の画面
となるため、他人の目を気にする必要もない。同時に買
物額の合計値が常時表示されるため、精算までに税額を
含めた現金を準備でき精算効率をより向上させることが
可能である。

【００３９】なお、携帯型登録ＰＯＳ６２は図７にその
概略構成が示されており、符号８０はＣＰＵ、８２はＲ
ＯＭ、８４はＲＡＭ、８８はメモリカード商品ファイル
、９０はキーボード、９２はバッテリを各々示している
。該携帯型登録ＰＯＳ６２はその携帯性を実現するため
にバッテリ９２駆動としてある。

【００４０】次に、コントローラ５４であるが、コント
ローラ５４では携帯型登録ＰＯＳ６２・・・で登録され
る買上げ商品の情報を受信し、次いでショッピングカー
ト７６毎に前記買い上げ商品の情報を蓄積ファイル５８
へ蓄積する。

【００４１】ところで、前記携帯型登録ＰＯＳ６２・・
・からの買い上げ商品の情報の受信は、登録終了時の一
括受信と個々の商品登録時に受信する単品受信方式があ
るがここでは無線の制限から単品受信方式が一般に採用
されている。

【００４２】しかし、光通信等では一括受信方式が一般
に効率が高いものとされている。ここで、前記コントロ
ーラ５４に蓄積された情報は買物が終了し、顧客がショ
ッピングカート７６を押して、キャッシャーが操作する
精算ＰＯＳ５６・・・（レジカウンタ）に並んだときに
、該精算ＰＯＳ５６・・・は、例えばカート番号を呼出
キー７８として買い上げ商品の情報の送信要求をコント
ローラ５４に対して発生させる（図５参照）。

【００４３】この要求により、精算対象とされているシ
ョッピングカート７６の買い上げ商品の情報は精算ＰＯ
Ｓ５６・・・に送信される。

【００４４】そして、精算ＰＯＳ５６・・・では本情報
に従い画面に明細情報を表示するとともに精算操作を行
うものとされる。

【００４５】ここで、本実施例の動作の一例を図８のフ
ローチャートを参照して説明すると、まず、会員カード
が読み取られ（ステップ４００）、会員でないときは（
ステップ４０２でＮＯ）、携帯型登録ＰＯＳ６２の使用
が不可とされる（ステップ４０４）。

【００４６】また、会員であるときには（ステップ４０
２でＹＥＳ）、携帯型登録ＰＯＳ６２の使用により商品
を買い上げて、それら買い上げた商品の買い上げ登録を
顧客側自ら行うものとされる（ステップ４０６）。

【００４７】顧客側で買い上げた全商品の買い上げ登録
が終了したときには（ステップ４０８でＹＥＳ）、ショ
ッピングカート７６毎精算ＰＯＳ５６・・・（レジカウ
ンタ）に行き（ステップ４１０）、買い上げた商品の精
算が行われる（ステップ４１２）。

【００４８】次に、図９に示す様に、携帯型登録ＰＯＳ
６２・・・に磁気カードリーダ９６と簡易プリンタ９８
を接続し、店舗プロセッサ５２とクレジット会社ホスト
１０８とを接続して、精算の方法を現金からクレジット
あるいはキャッシュカードで支払うように構成すること
もできる。すなわち、顧客が買い上げ商品の登録を終了
した時点で、本人のもつカードを磁気カードリーダ９６
で読み取らせ、無線により与信チェックを行う。

【００４９】そして、該与信結果を携帯型登録ＰＯＳ６
２・・・およびコントローラ５４へ返送することにより
、精算時に前記の買物情報照会と同時に前記与信結果を
得ることができるのである。

【００５０】この実施例では、現金の授受が発生しない
ため、精算時間を極限まで短縮することができる利点が
ある。

【００５１】なお、簡易プリンタ９８には与信結果を記
録し、これを確認用に使用することができる。

【００５２】図１０には催物に本発明にかかるＰＯＳシ
ステムを適用した実施例を説明したものである。

【００５３】前記催物の行事は企画毎あるいは季節毎に
開催設置されるもので、その設置の簡便性が要求されて
いる。

【００５４】図１０に示されるように、本実施例では複
数の携帯型登録ＰＯＳ６２・・・を行事カウンタ１００
等の外周に沿って複数台おき、その中央にコントローラ
５４及び精算ＰＯＳ５６を一台程度設置して構成してあ
る。

【００５５】この様に構成することで効率よく当該行事
のシステムが構築できる。すなわち、こうしたシステム
では、発送伝票等の記述に時間がかかる等で精算の負担
は少ないものであるが、従来では登録ＰＯＳと精算ＰＯ
Ｓが一体であったため、顧客の買上げ情報のメモまたは
伝票から買い上げ登録を行い、合計金額を算出し、次い
で顧客に請求に対する戻り金銭の授受を行うため精算効
率は著しく低下していた。

【００５６】しかし、本例のように複数の携帯型登録Ｐ
ＯＳ６２・・・と１〜２台の精算ＰＯＳ５６を設置する
ことでこれらの効率化を図ることができる。

【００５７】尚、図１１に示すように、精算ＰＯＳ５６
には現金処理機１０２を接続することで紙幣、コインの
自動識別による入金自動判別と買上げ合計と連動した自
動釣銭発行機能を付加することもできる。

【００５８】さらに、図１２に示すように、携帯型登録
ＰＯＳ６２・・・にメモ機能を有するタッチパネル１０
４を付加すれば欠品商品の要求情報を吸い上げることも
できる。　　すなわち、従来では顧客の買上げ情報しか
処理できず、店舗にない商品は買上げ不可欠でその購買
要求があっても対応できないものであったが、本実施例
では上記の構成により対応可能とされた。

【００５９】また、同時に棚だしの追加時期も顧客から
の情報で即時に行うことができ、販売チャンスのロスト
を確実に防止できる。

【００６０】また図１３に示すように、いわゆる移動式
簡易流し台１０６に携帯型登録ＰＯＳ６２を設置すれば
、それを繁忙時の応援ＰＯＳとすることもできる。

【００６１】以上本実施例によれば、買い上げた商品の
登録を顧客側で行うことによりキャッシャーの労力軽減
と共に全体として店舗の省人効果が期待でき、人手不足
の解消に大きく貢献できる。

【００６２】また、顧客側で買い上げ商品の登録が行わ
れるため、店舗側との買い上げ商品の登録ミスによるト
ラブルを防止することができる。

【００６３】さらに、レジカウンタでは精算作業のみが
行われるため、混雑時においても顧客の精算待ち時間を
大きく短縮することができる。

【００６４】また、精算ＰＯＳでは、商品の登録作業を
要しないため、作業に余裕ができ、顧客との会話や袋ず
めサービスなどに時間をさくことができる。

【００６５】

【発明の効果】本発明は以上の構成からなる。そして本
発明にかかるＰＯＳシステムであれば、買い上げた商品
の登録を顧客に分担してもらうことでキャッシャーの労
力軽減と共に全体として店舗の省人効果が期待でき、人
手不足の解消に大きく貢献できる。また、顧客側で買い
上げ商品の登録が行われるため、買い上げ商品の登録ミ
スによるトラブルを防止することができる。さらに、レ
ジカウンタでは精算作業のみが行われるため、混雑時に
おいても顧客の精算待ち時間を大きく短縮することがで
きる。この様に顧客サービスや買い上げ商品の精算処理
効率を大きく向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１発明の原理説明図である。

【図２】第２発明の原理説明図である。

【図３】実施例の構成説明図である。

【図４】携帯型登録ＰＯＳの説明図である。

【図５】ショッピングカートに搭載された携帯型登録Ｐ
ＯＳの通信状態説明図である。

【図６】携帯型登録ＰＯＳの画面の一例を示す説明図で
ある。

【図７】携帯型登録ＰＯＳの概略構成説明図である。

【図８】実施例の動作を示すフローチャートである。

【図９】携帯型登録ＰＯＳに簡易プリンタと磁気カード
リーダを接続した説明図である。

【図１０】催物に本実施例を応用した説明図である。

【図１１】精算ＰＯＳに現金処理機を接続した説明図で
ある。

【図１２】携帯型登録ＰＯＳにタッチパネルを接続した
説明図である。

【図１３】いわゆる移動式簡易流し台に携帯型登録ＰＯ
Ｓを設置した説明図である。

【図１４】携帯型登録ＰＯＳを組み込んだショッピング
カートの斜視図である。

【図１５】従来例の構成説明図である。

【図１６】従来例の動作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０　　登録端末 １２　　精算端末 １３　　コントローラ １４　　入力手段 １６　　登録手段 １８　　送信手段 ２０　　取得手段 ２２　　精算処理手段 ２４　　要求手段 ２６　　受信手段 ２８　　受信手段 ３０　　蓄積手段 ３２　　送信手段 ３４　　カート

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　顧客が携帯する登録端末（１０）と、
   キャッシャーが操作する精算端末（１２）とを備え、登
   録端末（１０）は、商品の売上情報を入力する手段（１
   ４）と、入力された売上情報を登録する手段（１６）と
   、登録された情報を無線で送信する手段（１８）と、を
   有し、精算端末（１２）は、前記登録端末（１０）が送
   信した情報を取得する手段（２０）と、取得された情報
   を用いて売上商品の精算処理を行う手段（２２）と、を
   有したことを特徴とするＰＯＳシステム。
2. 【請求項２】　　顧客が携帯する登録端末（１０）と、
   キャッシャーが操作する精算端末（１２）と、コントロ
   ーラ（１３）と、を備え、登録端末（１０）は、商品の
   売上情報を入力する手段（１４）と、入力された売上情
   報を登録する手段（１６）と、登録された情報を無線で
   送信する手段（１８）と、を有し、精算端末（１２）は
   、前記登録端末（１０）が送信した情報の取得をコント
   ローラ（１３）に対して要求する手段（２４）と、コン
   トローラ（１３）が送信した情報を受信する手段（２６
   ）と、受信された情報を用いて売上商品の精算処理を行
   う手段（２２）と、を有し、コントローラ（１３）は、
   登録端末（１０）が送信した情報を無線で受信する手段
   （２８）と、受信した情報を蓄積する手段（３０）と、
   精算端末（１２）が要求したときに、蓄積情報を精算端
   末（１２）に送信する手段（３２）と、を有したことを
   特徴とするＰＯＳシステム。
3. 【請求項３】　　顧客が商品の運搬に供するカート（３
   ４）に登録端末（１０）を搭載したことを特徴とする請
   求項１または請求項２記載のＰＯＳシステム。