JPH04293187A - 自動改札装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［発明の目的］

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は自動改札装置に関し、よ
り詳しくは、交通機関の改札口の省スペース化と設置コ
ストの低減を図った自動改札装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動改札装置は、交通機関の駅の
構内へ入場するための入場用のものと、構外へ出場する
ための出場用のものとが個別に設置されることが通常で
ある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような自動改札装置の構成では、駅の改札口に少なく
とも一対の自動改札装置が必要となり、設置スペースを
広く必要とし、設置コストの増加を招くという欠点があ
る。そこで、本発明は、一台で入場、出場双方向の改札
処理が可能で、設置スペースをとらない自動改札装置を
提供することを目的とするものである。 ［発明の構成］

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、所定の情報が記憶される記憶媒体を受け
入れる第１及び第２の受入手段と、第１及び第２の受入
手段により受け入れられる記憶媒体を排出する第１及び
第２の排出手段と、第１受入手段と第１の排出手段との
間及び第２の受入手段と第２の排出手段との間に設けら
れ、１部を共有する搬送経路に沿い記憶媒体を搬送する
第１及び第２の搬送手段と、第１及び第２の搬送手段の
搬送経路に設けられ、記憶媒体に記憶される所定の情報
を読み取る第１及び第２の読取手段と、第１及び第２の
読取手段により読み取られる情報に関連して記憶媒体に
情報を記録する記録手段とを具備し記憶媒体に対し第１
及び第２の処理を行う処理手段と、第１及び第２の受入
手段により受入れられる前記記憶媒体に応答して記録手
段により記憶媒体に記録すべき情報を判断し、この判断
に基づいて前記処理手段による処理を選択する判断選択
手段とを具備したことを特徴とする。

【０００５】

【作用】上述したように自動改札装置を構成することに
より、装置本体の入場用の記憶媒体受入口に記憶媒体が
投入されると、読取手段及び判断選択手段により投入さ
れた記憶媒体が入場時であるか出場時であるかを判断し
、入場時であると判別した場合には、処理手段によりこ
の記憶媒体に対する入場用の改札情報処理を行い、さら
に入場用の記憶媒体取出口に送り出す。

【０００６】一方、投入された記憶媒体が出場時である
と判断された場合には、この改札媒体に対する出場用の
改札情報処理を行い、さらに出場用の記憶媒体排出口に
送り出す。

【０００７】

【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図１は本実施例の自動改札装置１の外
観を示し、図２は同装置１の概略断面図を示すものであ
る。この自動改札装置１は、交通機関の駅の改札口に設
置される略直方体状の装置本体２を具備している。

【０００８】装置本体２の上端右隅部には、入場用の記
憶媒体投入口（以下「投入口」という。）３Ａが、また
、同じく上端左隅部には、出場用の投入口３Ｂが各々設
けられている。

【０００９】また、装置本体２の上端面には改札案内情
報等を表示する表示部としての液晶ディスプレイあるい
はプラズマディスプレイ（以下、ディスプレイ）４が設
けられている。

【００１０】さらに、前記投入口３Ｂとディスプレイ４
との間には、入場用の改札媒体取出口（以下「取出口」
という。）５Ａが前記投入口３Ａとディスプレイ４との
間には出場用の取出口５Ｂが各々設けられている。次に
、自動改札装置１の内部構成について図２を参照して説
明する。

【００１１】装置本体２の内部には、前記投入口３Ａか
ら取出口５Ａに至る第１の搬送路（図２において点線で
示す）６Ａと、前記投入口３Ｂから取出口５Ｂに至る第
２の搬送路（図２において一点鎖線で示す）６Ｂとが、
その一部を共有する状態（図２において実線で示す）に
設けられている。以下、第１、第２の搬送路６Ａ、６Ｂ
の共有する部分を共通搬送路６と称する。

【００１２】前記第１の搬送路６Ａは、投入口３Ａ側か
ら取出口５Ａに向って順次配置した第１乃至第７のロー
ラ対７Ａ乃至７Ｇ及び取出口５Ａにより形成されている
。また、第２の搬送路６Ｂは、投入口３Ｂから順に配置
した第８、第９のローラ対７Ｈ、７Ｉと、前記第３乃至
第７のローラ対７Ｃ乃至７Ｇと、取出口５Ｂとにより形
成されている。

【００１３】前記投入口３Ａの内側には、発光素子、受
光素子を用いた第１のセンサ８Ａが配置され、また、前
記投入口３Ｂの内側にはやはり発光素子、受光素子を用
いた第２のセンサ８Ｂが配置されて、夫々記憶媒体が投
入されたことを検知する。前記第３のローラ対７Ｃの近
傍には、α１　、α２　方向に回動して第１、第２の搬
送路６Ａ、６Ｂの振分けを行う第１のゲート部９Ａが配
置されている。また、第７のローラ対７Ｇの近傍にも、
β１　、β２　方向に回動して第１、第２の搬送路６Ａ
、６Ｂの振分けを行う第２のゲート部９Ｂが配置されて
いる。

【００１４】上記共通搬送路６には、第１の読取りヘッ
ド１１Ａ、書込みヘッド１２、第２の読取りヘッド１１
Ｂ、第１のプリンタ１３Ａ、第２のプリンタ１３Ｂ等が
配置されている。

【００１５】これら共通搬送路６に設けられる各構成は
、記憶媒体が投入口３Ａから投入された場合には、投入
された記録媒体が入場のために投入されたものであるこ
とを制御部において判断し、第１の読取りヘッド１１Ａ
により、記憶媒体に記憶されている情報（例えば、投入
された記憶媒体が定期券である場合には、定期券の有効
期間、有効区間、この投入口３Ａに投入される以前であ
るが最新のこの定期券の使用状況に関する情報等）を読
み取る。この第１の読取りヘッド１１Ａにより読み取っ
た情報と記憶媒体が入場のために投入されたものである
との判断結果に基づいて、書込みヘッド１２により、例
えば定期券の使用状況に関する情報の更新を行う。また
、この更新された情報を第２の読取りヘッド１１Ｂで読
み取り、書込みヘッド１２により書き込まれた情報の確
認を行う。そして、第１のプリンタ１３Ａにより制御部
の判断結果に基づいた情報を記憶媒体に印刷する。

【００１６】また、記憶媒体が投入口３Ｂから投入され
た場合には、投入された記憶媒体が出場のために投入さ
れたものであることを制御部において判断し、第２の読
取りヘッド１１Ｂにより、記憶媒体に記憶されている情
報（例えば、投入された記憶媒体が定期券である場合に
は、定期券の有効期間、有効区間、この投入口３Ｂに投
入される以前であるが最新のこの定期券の使用状況に関
する情報等）を読み取る。この読み取った情報と投入さ
れた定期券が、出場のために投入されたものであるとの
判断結果に基づいて、書込みヘッド１２により、例えば
定期券の使用状況に関する情報の更新を行う。また、こ
の更新された情報を第１の読取りヘッド１１Ａで読み取
り、書込みヘッド１２により書き込まれた情報の確認を
行う。そして、第２のプリンタ１３Ｂにより制御部の判
断結果に基づいた情報を記憶媒体に印刷する。尚、図２
において、１４は前記各ローラ対７Ａ乃至７Ｉを正逆転
駆動する駆動モータである。次に、前記自動改札装置１
の制御系を図３を参照して説明する。この自動改札装置
１は、動作プログラムを格納したプログラムメモリ１５
と、全体の制御を行うＣＰＵ１６とからなる制御手段１
７を具備している。ＣＰＵ１６には、前記液晶ディスプ
レイ４、第１、第２のセンサ８Ａ、８Ｂ、第１、第２の
ゲート部９Ａ、９Ｂ、駆動モータ１４が接続されている
。さらに、ＣＰＵ１６には、第１、第２の読取ヘッド１
１Ａ、１１Ｂ、書込ヘッド１２、第１、第２のプリンタ
１３Ａ、１３Ｂが接続されている。

【００１７】これらのうち、第１、第２のセンサ８Ａ、
８Ｂ、第１、第２のゲート部９Ａ、９Ｂ、駆動モータ１
４、第１、第２の読取ヘッド１１Ａ、１１Ｂ、書込ヘッ
ド１２、第１、第２のプリンタ１３Ａ、１３Ｂにより、
図示しない改札媒体の一種である定期券の入出場に伴う
改札情報処理を行う媒体処理手段１８を構成している。 次に、前記自動改札装置１の作用を説明する。まず、定
期券の入場処理について説明する。前記投入口３Ａに利
用者が定期券を投入すると、第１のセンサ８Ａがこれを
検知し、検知信号ＣＰＵ１６に送る。

【００１８】これにより、ＣＰＵ１６は入場時であると
判別し、第１のゲート部９Ａを矢印α１　方向に、第２
のゲート部９Ｂを矢印β２　方向に駆動し、第１の搬送
路６Ａを導通状態にするとともに、駆動モータ１４を正
転駆動し、さらに、第１の読取ヘッド１１Ａ、書込ヘッ
ド１２、第２の読取ヘッド１１Ｂ、第１のプリンタ１３
Ａを各々動作待機状態にする。

【００１９】これにより、定期券は、第１の搬送路６Ａ
を矢印Ｘ１　方向に搬送され、第１の読取ヘッド１１Ａ
、書込ヘッド１２、第２の読取ヘッド１１Ｂによる磁気
情報処理、第１のプリンタ１３Ａによる文字印刷処理が
行われてこれらの入場処理が終了した段階で第２のゲー
ト部９Ｂを経て取出口５Ａに排出され、利用者に返却さ
れる。一方、出場処理の場合には、前記投入口３Ｂに利
用者が定期券を投入すると、第２のセンサ８Ｂがこれを
検知し、検知信号をＣＰＵ１６に送る。

【００２０】これによりＣＰＵ１６は出場時であると判
別し、第２のゲート部９Ｂを矢印β１　方向に、第１の
ゲート部９Ａを矢印α２　方向に駆動し、第２の搬送路
６Ｂを導通状態にするとともに、駆動モータ１４を逆転
駆動し、さらに、第２の読取ヘッド１１Ｂ、書込ヘッド
１２、第１の読取ヘッド１１Ａ、第２のプリンタ１３Ｂ
を各々動作待機状態にする。

【００２１】これにより、定期券は、第２の搬送路６Ｂ
を矢印Ｘ２　方向に搬送され、第２の読取ヘッド１１Ｂ
、書込ヘッド１２、第１の読取ヘッド１１Ａによる磁気
情報処理、第２のプリンタ１３Ｂによる文字印刷処理が
行われてこれらの出場処理が終了した段階で第１のゲー
ト部９Ａを経て取出口５Ｂに排出され、利用者に返却さ
れる。

【００２２】このように本実施例装置によれば、一台の
装置で入場、出場の双方向の改札処理を行うことができ
、設置スペースを小さくすることができ、また、設置コ
ストも半減する。本発明は上述した実施例のほか、その
要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、記憶
媒体として定期券のほか、切符や回数券等を用いる場合
にも同様に実施できる。

【００２３】

【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、入場、出
場双方向の改札処理を行うことができるため、設置スペ
ースの削減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の自動改札装置の一実施例に係る斜視図
である。

【図２】本発明の自動改札装置の一実施例に係る内部構
成図である。

【図３】本発明の自動改札装置の一実施例に係る制御系
を示す図である。

【符号の説明】

１　　　　自動改札装置 ２　　　　装置本体 ３Ａ，３Ｂ　　　　投入口 ５Ａ，５Ｂ　　　　取出口 ６Ａ　　　　第１の搬送路 ６Ｂ　　　　第２の搬送路 １８　　　　媒体処理手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　所定の情報が記憶される記憶媒体を受
   け入れる第１及び第２の受入手段と、この第１及び第２
   の受入手段により受け入れられる前記記憶媒体を排出す
   る第１及び第２の排出手段と、前記第１受入手段と前記
   第１の排出手段との間及び前記第２の受入手段と前記第
   ２の排出手段との間に設けられ、１部を共有する搬送経
   路に沿い前記記憶媒体を搬送する第１及び第２の搬送手
   段と、この第１及び第２の搬送手段の搬送経路に設けら
   れ、前記記憶媒体に記憶される所定の情報を読み取る第
   １及び第２の読取手段と、この第１及び第２の読取手段
   により読み取られる情報に関連して前記記憶媒体に情報
   を記録する記録手段とを具備し、前記記憶媒体に対し第
   １及び第２の処理を行う処理手段と、前記第１及び第２
   の受入手段により受入れられる前記記憶媒体に応答して
   前記記録手段により前記記憶媒体に記録すべき情報を判
   断し、この判断に基づいて前記処理手段による処理を選
   択する判断選択手段とを具備したことを特徴とする自動
   改札装置。