JPH04292367A - 記録紙収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、静電プロッター、複写
機等の記録装置から次々と排出される記録紙を収納する
記録紙収納装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、静電プロッター、複写機等の記録
装置から排出されるカットシート状の記録紙を収納する
装置としては、ほぼ水平或いはわずかに傾斜して設けた
排紙トレーが多く用いられており、記録紙はその排紙ト
レー上に排出され、積み重ねられるようになっていた（
例えば、特開昭６２−２５５３４７号公報参照）。また
、複数の排紙トレーを備え、記録紙をその複数の排紙ト
レーに選択して排出するように構成したソータも用いら
れている（例えば、特開昭６３−１９６４５０号、特開
平２−１７８１６９号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
装置はいずれも、記録紙をほぼ水平に保持する構成であ
るので、大きい設置面積を必要とし、特にＡ０版、Ａ１
版のような大判の記録紙を扱う装置では重大な問題とな
る。また、大判の記録紙を扱う記録装置では、記録紙幅
が大きいため、記録紙を記録装置の前面に排出するよう
に構成することが好ましいが、その場合、ほぼ水平な広
い排紙トレーを用いると、その排紙トレーの前から記録
装置の前面にある操作パネルに対してアクセスすること
が困難となるという問題も生じる。

【０００４】これらの問題点を解決するには、記録紙を
垂直或いは斜めに立てた状態で収納することの可能な収
納箱を用いればよいと考えられる。ところが、収納箱を
用いると、記録装置を夜間無人運転する場合のように記
録紙を大量出力した時に記録紙が収納箱に入りきらず、
収納箱よりあふれた床に落ち、記録紙が汚れてしまった
り、あふれた記録紙によって記録装置に紙詰まりが発生
するという問題が生じる。

【０００５】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、小スペースに設置可能でありながら、多くの記
録紙を収納可能な記録紙収納装置を提供することを目的
とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するため、記録紙を立てて収容する収納箱の前面部
を、その下端を中心として旋回可能とすると共にその前
面部を旋回させる駆動装置を設け、その前面部を、記録
装置からの記録紙排出数をカウントする手段からの情報
に基づいて前方に倒すように構成したものである。

【０００７】

【作用】本発明は上述の構成によって、通常は収納箱の
前面部が垂直に近い状態で記録装置から排出される記録
紙を受け入れているが、記録装置からの記録紙が所定数
を越え、収納箱に収容しきれなくなる場合には、その前
面部が前方に倒れて収納箱の収納容量を増すことができ
、このため、記録紙を確実に収納箱内に収容でき、記録
紙が床に落ちるとか記録装置に紙詰まりを生じさせると
いうことを防止できる。

【０００８】

【実施例】図１は、静電記録方式の記録装置（静電プロ
ッター）及びその前面に設けた本発明の一実施例による
記録紙収納装置を示す概略断面図であり、１は記録装置
、１３は記録紙収容装置である。記録装置１は、記録紙
ロール２から引き出される記録紙３を案内する案内軸４
と、記録紙３に静電記録する記録ヘッド５と、その記録
ヘッド５に記録紙３を押し付ける押えローラ６と、記録
紙３の静電潜像を現像する現像器７と、記録紙３を搬送
する搬送ローラ８及び押えローラ９と、記録紙３を所定
サイズに切断するカッター１０と、排出される記録紙３
を案内する案内板１１等を備えている。記録紙収納装置
１３は、案内板１１を通って排出される記録紙を受ける
位置に配置された収納箱１４を備えている。この収納箱
１４は、前面部１４ａ、後面部１４ｂ、側面部１４ｃ、
底面部１４ｄから構成されており、その前面部１４ａは
その下端を回転軸１５に固定され、回転軸１５を中心と
して旋回可能である。更に、回転軸１５には、ギヤ機構
１６及び駆動モータ１７等からなる駆動装置が連結され
ており、駆動モータ１７の回転によって前面部１４ａを
図１に実線で示す通常位置と、二点鎖線で示す水平位置
との間に旋回させるように構成されている。１８は駆動
モータ１７の制御装置、１９はカッター１０に設けられ
、カッター作動回数をカウントすることによって排出さ
れる記録紙枚数をカウントするカウンタである。制御装
置１８は、カウンタ１９が予め設定していた枚数の記録
紙が排出されたことを検出した時に駆動モータ１７を作
動させ、前面部１４ａを水平に倒すように構成されてい
る。

【０００９】以上のように構成された記録紙収納装置に
ついて、以下その動作を説明する。収納箱１４の前面部
１４ａは、通常は図１に実線で示すように、後面部１４
ｂに平行に、垂直に近い角度で立っており、記録装置１
から排出される記録紙３を斜めに立てた状態で収納する
。このため、収納箱１４に収納された記録紙３は従来の
ように水平に堆積した場合に比べて、見分けやすく、ま
た取り出しが容易である。また、収納箱１４の記録装置
前面からの突出量（図１における距離Ｌ）は比較的小さ
く、このため収納箱前面から記録装置前面に対するアク
セスは容易である。

【００１０】記録装置１を夜間無人運転する場合のよう
に、記録紙の大量出力が予想される場合には、操作ボタ
ン（図示せず）等によって制御装置１８の作動を開始し
ておく。記録装置１の運転開始時には、収納箱１４は図
１に示す状態となっている。記録装置１は記録紙ロール
２から繰り出される長尺の記録紙に記録を行い、その後
その記録紙をカッター１０で所定サイズに切断して排出
する。収納箱１４はその記録紙３を図１に示すように立
てた状態で収納する。記録装置１において、カッター１
０が記録済の記録紙を所定サイズに切断する際、カウン
タ１９がその回数をカウントし、それによって排出され
る記録紙の枚数をカウントしている。排出される記録紙
の枚数が予め設定している枚数（前面部１４ａが図１の
状態にある収納箱１４がほぼ一杯になる枚数）に達する
と、カウンタ１９からの信号によって制御装置１８が駆
動モータ１７を作動させ、前面部１４ａを図２に示すよ
うにほぼ水平状態に倒す。これにより、収納箱１４の収
納容量が増大し、その後記録装置１から排出される記録
紙も周囲の床等に落ちることなく収納箱１４内に収納さ
れる。また、収納箱１４がいっぱいにならないので、案
内板１１上等で紙詰まりが生じることもない。このよう
にして、大量に記録紙を収納することができる。

【００１１】その後、オペレータが収納箱１４から記録
紙を取り出し、制御装置１８をリセットすることにより
、収納箱１４の前面部１４ａが元の位置に戻り、かつカ
ウンタ１９も０に戻り、次の動作に備える。

【００１２】なお、上記実施例では、収納箱１４の前面
部１４ａを旋回させるための駆動装置として駆動モータ
を用いたが、前面部１４ａを旋回させる手段はモータに
限らず、他の手段、例えばソレノイドを用いてもよい。 また、上記実施例では、前面部１４ａを通常位置（図１
の実線位置）から水平位置に倒すようにしているが、前
面部１４ａは必ずしも水平位置まで倒す必要はなく、途
中の傾斜した位置で止めるようにしてもよい。更に、上
記実施例では前面部１４ａを通常位置（図１の実線位置
）と水平位置の２位置に動かすようにしているが、この
代わりに、カウンタ１９によるカウント数に応じて、前
面部１４ａを階段的に傾けていくようにしてもよい。

【００１３】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、記録紙を立てて収容する収容箱の前面部をその下端
を中心として、駆動装置によって旋回させるように構成
し、かつ記録装置から排出される記録紙枚数をカウント
する手段によってその駆動装置を制御するように構成す
ることによって、通常は小スペースに配置される収納箱
に記録紙を収納することができ、その収納箱へ排出する
記録紙の枚数が多くなった時には、その前面部を前方に
倒して収納箱へ収納容量を増すことができ、大量の記録
紙を確実に収納箱内に収容することが可能となり、記録
紙が床に落ちるとか記録装置の紙詰まりを生じさせると
いうことを防止することができるという効果を有してい
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】記録装置及びその前面に設けた本発明の一実施
例による記録紙収納装置を示す概略断面図

【図２】上記
記録紙収納装置を個となる作動状態で示す図１と同様な
概略断面図

【符号の説明】

１　　記録装置 ３　　記録紙 １０　　カッター １１　　案内板 １３　　記録紙収納装置 １４　　収納箱 １４ａ　　前面部 １５　　回転軸 １６　　ギヤ機構 １７　　駆動モータ １８　　制御装置 １９　　カウンタ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　記録装置から排出される記録紙を収容
   する位置に配置され、下端を中心として旋回可能な全面
   部を有する収納箱と、その全面部を旋回させる駆動装置
   と、前記記録装置からの記録紙排出数をカウントする手
   段と、その手段からの情報に基づいて前記前面部を前方
   に倒すように前記駆動装置を制御する制御装置を有する
   ことを特徴とする記録紙収納装置。