JPH04292068A - 画像記録装置 - Google Patents
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- JPH04292068A JPH04292068A JP3081853A JP8185391A JPH04292068A JP H04292068 A JPH04292068 A JP H04292068A JP 3081853 A JP3081853 A JP 3081853A JP 8185391 A JP8185391 A JP 8185391A JP H04292068 A JPH04292068 A JP H04292068A
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Landscapes
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- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いわゆるスキャナ等
の画像走査記録装置の出力部に使用される画像記録装置
に関するものである。特に、画像情報を含んだ光変調信
号を制御するための露光信号を適正化する技術に関する
。
の画像走査記録装置の出力部に使用される画像記録装置
に関するものである。特に、画像情報を含んだ光変調信
号を制御するための露光信号を適正化する技術に関する
。
【0002】
【従来の技術】図16は、例えば特開昭63−1040
12号公報に記載された従来のスキャナの出力部OP1
の電気的及び光学的構成を模式的に示した構成図である
。以下、この出力部OP1の構成及び動作の概略を説明
する。
12号公報に記載された従来のスキャナの出力部OP1
の電気的及び光学的構成を模式的に示した構成図である
。以下、この出力部OP1の構成及び動作の概略を説明
する。
【0003】まずレーザー発振器1(例えばHe−Ne
レーザー等のガスレーザー)より発振したレーザービー
ムLBは、ハーフミラー2により第1のレーザービーム
L10と第2のレーザービームL2に分波される。その
うち、ハーフミラー2を透過した第1のレーザービーム
L10は、AOMドライバ7により駆動される光変調器
3により、網点信号発生回路5に於いて画像信号より形
成された網点信号に基づき光変調されて記録用レーザー
ビームL1となる。この記録用レーザービームL1は、
角振動数ω(角振動数ωは、正弦関数で与えられる。)
で共振するガルバノミラー8により偏向された後、F−
θレンズ9を介して(F−θレンズ9への入射角度もま
た、正弦関数的に変化する。)、画像記録担体である露
光用フィルム10上を主走査方向X(以後、単にX方向
と呼ぶ。)に往復走査される(その走査速度もまた、正
弦関数的に変化する。)。しかも、露光用フィルム10
はX方向と直交するY方向(副走査方向)に等速度で送
り出されているので、その結果、露光用フィルム10上
に記録すべき画像情報が2次元的に記録されることとな
る。尚、露光用フィルム10上への露光処理は、往復と
も露光処理するのは後述する様に問題点が多いため、通
常、往路側でのみ行う場合が多いが、露光処理の効率の
観点から見れば、問題点が解決される限りにおいて往路
,復路の両方で行うのが望ましいことは勿論である。
レーザー等のガスレーザー)より発振したレーザービー
ムLBは、ハーフミラー2により第1のレーザービーム
L10と第2のレーザービームL2に分波される。その
うち、ハーフミラー2を透過した第1のレーザービーム
L10は、AOMドライバ7により駆動される光変調器
3により、網点信号発生回路5に於いて画像信号より形
成された網点信号に基づき光変調されて記録用レーザー
ビームL1となる。この記録用レーザービームL1は、
角振動数ω(角振動数ωは、正弦関数で与えられる。)
で共振するガルバノミラー8により偏向された後、F−
θレンズ9を介して(F−θレンズ9への入射角度もま
た、正弦関数的に変化する。)、画像記録担体である露
光用フィルム10上を主走査方向X(以後、単にX方向
と呼ぶ。)に往復走査される(その走査速度もまた、正
弦関数的に変化する。)。しかも、露光用フィルム10
はX方向と直交するY方向(副走査方向)に等速度で送
り出されているので、その結果、露光用フィルム10上
に記録すべき画像情報が2次元的に記録されることとな
る。尚、露光用フィルム10上への露光処理は、往復と
も露光処理するのは後述する様に問題点が多いため、通
常、往路側でのみ行う場合が多いが、露光処理の効率の
観点から見れば、問題点が解決される限りにおいて往路
,復路の両方で行うのが望ましいことは勿論である。
【0004】一方、ハーフミラー2により反射された第
2のレーザービームL2もまた、3枚の鏡面ミラー11
で反射されつつガルバノミラー8に導かれ、ガルバノミ
ラー8によって偏向を受けた後、F−θレンズ9及び反
射用ミラー12を介して、露光用フィルム10に対して
略平行に置かれたグレーティングセンサ13のグレーテ
ィング面131上を記録用レーザービームL1の走査速
度と同一速度で走査される。そしてグレーティングセン
サ13内に進入した第2のレーザービームL2はグレー
ティングセンサ13内の受光部(図示せず)に集光され
、その結果、記録用レーザービームL1の走査速度に対
応する周波数を持つパルス信号PSが出力される。その
後パルス信号PSは、波形成形回路14によりその立上
がり,立下がり特性が改善されたうえで露光クロック作
成回路151に入力される。
2のレーザービームL2もまた、3枚の鏡面ミラー11
で反射されつつガルバノミラー8に導かれ、ガルバノミ
ラー8によって偏向を受けた後、F−θレンズ9及び反
射用ミラー12を介して、露光用フィルム10に対して
略平行に置かれたグレーティングセンサ13のグレーテ
ィング面131上を記録用レーザービームL1の走査速
度と同一速度で走査される。そしてグレーティングセン
サ13内に進入した第2のレーザービームL2はグレー
ティングセンサ13内の受光部(図示せず)に集光され
、その結果、記録用レーザービームL1の走査速度に対
応する周波数を持つパルス信号PSが出力される。その
後パルス信号PSは、波形成形回路14によりその立上
がり,立下がり特性が改善されたうえで露光クロック作
成回路151に入力される。
【0005】露光クロック作成回路151においては、
パルス信号PSの周波数がパルス信号PSに同期して必
要な周波数にまで逓倍され、網点信号発生回路5及び光
量制御回路6の同期信号として露光クロックECKが出
力される。そこでこの露光クロック作成回路151には
、PLL回路が用いられている。そして露光クロックE
CKに同期して、網点信号発生回路5内で網点信号が作
成されるとともに、光量制御回路6の駆動が行われる。 これにより、記録用レーザービームL1の走査速度がガ
ルバノミラー8の角振動数ωの変動に伴い正弦関数的に
変化しても光変調器3による第1のレーザービームL1
0の光変調が記録用レーザービームL1の走査速度に対
応する周波数で行われるので、露光用フィルム10上に
位置ずれを起こすこと無く網点を露光することができる
。
パルス信号PSの周波数がパルス信号PSに同期して必
要な周波数にまで逓倍され、網点信号発生回路5及び光
量制御回路6の同期信号として露光クロックECKが出
力される。そこでこの露光クロック作成回路151には
、PLL回路が用いられている。そして露光クロックE
CKに同期して、網点信号発生回路5内で網点信号が作
成されるとともに、光量制御回路6の駆動が行われる。 これにより、記録用レーザービームL1の走査速度がガ
ルバノミラー8の角振動数ωの変動に伴い正弦関数的に
変化しても光変調器3による第1のレーザービームL1
0の光変調が記録用レーザービームL1の走査速度に対
応する周波数で行われるので、露光用フィルム10上に
位置ずれを起こすこと無く網点を露光することができる
。
【0006】しかし、周知の通りPLL回路は、その入
力信号の周波数が変化する場合には常に系を安定化する
方向に動作するので、その結果、その出力信号の位相が
入力信号の位相に対して進む区間と遅れる区間が生じる
ことになる。この様なPLL回路自身の位相の進みや遅
れによるX方向の画像伸縮歪みを補正すべく成されたの
が、図17に示す露光クロック作成回路151である。
力信号の周波数が変化する場合には常に系を安定化する
方向に動作するので、その結果、その出力信号の位相が
入力信号の位相に対して進む区間と遅れる区間が生じる
ことになる。この様なPLL回路自身の位相の進みや遅
れによるX方向の画像伸縮歪みを補正すべく成されたの
が、図17に示す露光クロック作成回路151である。
【0007】同図に示す通り、露光クロック作成回路1
51は、位相比較器41,ローパスフィルタ42,第1
の電圧制御発振器431(以後、電圧制御発振器を単に
VCOと呼ぶ。)及び1/N分周器44により位相同期
ループが構成されたPLL回路401と、ローパスフィ
ルタ42の出力端にその入力端が接続されたハイパスフ
ィルタ61、増幅器62,その入力端の一端が増幅器の
出力端に接続され且つその入力端の他端がローパスフィ
ルタ42の出力端に接続された加算器63及び第2のV
CO64から成る補正部60とから構成されている。
51は、位相比較器41,ローパスフィルタ42,第1
の電圧制御発振器431(以後、電圧制御発振器を単に
VCOと呼ぶ。)及び1/N分周器44により位相同期
ループが構成されたPLL回路401と、ローパスフィ
ルタ42の出力端にその入力端が接続されたハイパスフ
ィルタ61、増幅器62,その入力端の一端が増幅器の
出力端に接続され且つその入力端の他端がローパスフィ
ルタ42の出力端に接続された加算器63及び第2のV
CO64から成る補正部60とから構成されている。
【0008】この露光クロック作成回路151は、既述
したPLL回路自身の位相の進みや遅れによってローパ
スフィルタ42の出力に発生する高周波パルスを積極的
に利用しようとするものである。
したPLL回路自身の位相の進みや遅れによってローパ
スフィルタ42の出力に発生する高周波パルスを積極的
に利用しようとするものである。
【0009】即ち、ローパスフィルタ42の出力に生じ
た高周波パルスのみをハイパスフィルタ61によってロ
ーパスフィルタ42の出力から抽出し、この抽出した高
周波パルスを増幅器62により増幅した後、補正信号と
してローパスフィルタ42の出力に加算器63によって
加算する。これにより、PLL回路401の位相が遅延
する時間内では、第2のVCO64の入力電圧はローパ
スフィルタ42の出力電圧よりも大きくなり、第2のV
CO64から発振される露光クロックECKの周波数は
第1のVCO431の発振周波数より高くなる。また、
PLL回路401の位相が進む時間内では、逆に第2の
VCO64の入力電圧はローパスフィルタ42の出力電
圧よりも更に小さくなり、第2のVCO64から発振さ
れる露光クロックECKの周波数は第1のVCO431
の発振周波数より低くなる。従って、増幅器62のゲイ
ンを適切に設定することにより、露光クロックECKの
補正を適正化することが出来、X方向の画像伸縮歪みを
改善することが可能となる。
た高周波パルスのみをハイパスフィルタ61によってロ
ーパスフィルタ42の出力から抽出し、この抽出した高
周波パルスを増幅器62により増幅した後、補正信号と
してローパスフィルタ42の出力に加算器63によって
加算する。これにより、PLL回路401の位相が遅延
する時間内では、第2のVCO64の入力電圧はローパ
スフィルタ42の出力電圧よりも大きくなり、第2のV
CO64から発振される露光クロックECKの周波数は
第1のVCO431の発振周波数より高くなる。また、
PLL回路401の位相が進む時間内では、逆に第2の
VCO64の入力電圧はローパスフィルタ42の出力電
圧よりも更に小さくなり、第2のVCO64から発振さ
れる露光クロックECKの周波数は第1のVCO431
の発振周波数より低くなる。従って、増幅器62のゲイ
ンを適切に設定することにより、露光クロックECKの
補正を適正化することが出来、X方向の画像伸縮歪みを
改善することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した露光ク
ロック作成回路151では、以下に述べる様な問題点が
あった。
ロック作成回路151では、以下に述べる様な問題点が
あった。
【0011】■ まず第一に、露光クロックECKの
補正に十分な電圧値を有する高周波パルスの抽出が、設
計上困難であるということである。即ち、PLL回路4
01自身の特性を良くするためにはローパスフィルタ4
2の阻止域特性を良好なものとする必要がある。そのた
めには、ローパスフィルタ42の阻止域に於ける減衰量
を高め、遮断周波数を低減する必要がある。その結果、
ローパスフィルタ42の通過域特性が狭帯域となり、高
周波パルスの抽出がS/N比の点で困難となる。つまり
、抽出した高周波パルスとノイズとの区別がつかなくな
るということである。逆にローパスフィルタ42の通過
域特性を広帯域とすれば、阻止域に於ける減衰量の低下
によりPLL回路401自身の特性が劣化する。この様
に高周波パルスの抽出とPLL回路の最適設計とは、相
反的な関係にあると言える。
補正に十分な電圧値を有する高周波パルスの抽出が、設
計上困難であるということである。即ち、PLL回路4
01自身の特性を良くするためにはローパスフィルタ4
2の阻止域特性を良好なものとする必要がある。そのた
めには、ローパスフィルタ42の阻止域に於ける減衰量
を高め、遮断周波数を低減する必要がある。その結果、
ローパスフィルタ42の通過域特性が狭帯域となり、高
周波パルスの抽出がS/N比の点で困難となる。つまり
、抽出した高周波パルスとノイズとの区別がつかなくな
るということである。逆にローパスフィルタ42の通過
域特性を広帯域とすれば、阻止域に於ける減衰量の低下
によりPLL回路401自身の特性が劣化する。この様
に高周波パルスの抽出とPLL回路の最適設計とは、相
反的な関係にあると言える。
【0012】■ 第二に、露光クロックECKの補正
が可能な電圧値を有する高周波パルスの抽出が出来たと
しても、その抽出した高周波パルスが理想的な補正信号
となっている保証は無いと言うことである。特に、補正
信号の形状を変えるには単に増幅器62のゲインを変え
るしか手段が無いため、実質的に、PLL回路自身の位
相伸縮が無いとした場合の理想的な露光クロックの特性
に対してある範囲内にまでにしか補正後の露光クロック
ECKの特性を近づけることしか出来ないと言える。こ
の様に高周波パルス利用による露光クロックECKの補
正は、自由に補正信号の形状を変えることが出来る様な
フレキシビリティに欠け、露光クロックECKを限り無
く理想的な露光クロックに近づけることが出来ないとい
う欠点がある。
が可能な電圧値を有する高周波パルスの抽出が出来たと
しても、その抽出した高周波パルスが理想的な補正信号
となっている保証は無いと言うことである。特に、補正
信号の形状を変えるには単に増幅器62のゲインを変え
るしか手段が無いため、実質的に、PLL回路自身の位
相伸縮が無いとした場合の理想的な露光クロックの特性
に対してある範囲内にまでにしか補正後の露光クロック
ECKの特性を近づけることしか出来ないと言える。こ
の様に高周波パルス利用による露光クロックECKの補
正は、自由に補正信号の形状を変えることが出来る様な
フレキシビリティに欠け、露光クロックECKを限り無
く理想的な露光クロックに近づけることが出来ないとい
う欠点がある。
【0013】■ 第三は、往路と復路の両方向で露光
処理を行う場合に於いて、グレーティングセンサ13が
露光用フィルム10の走査面に対する光学的に等価な位
置から傾いて取り付けられていたときには、上記高周波
パルス利用による補正技術をそのまま適用することが出
来ないと言うことである。即ち、高周波パルスにより往
路,復路両方向について適切な補正を行うには、往路,
復路で増幅器62のゲインを適切に調節しなければなら
ないという問題点が生じていた。
処理を行う場合に於いて、グレーティングセンサ13が
露光用フィルム10の走査面に対する光学的に等価な位
置から傾いて取り付けられていたときには、上記高周波
パルス利用による補正技術をそのまま適用することが出
来ないと言うことである。即ち、高周波パルスにより往
路,復路両方向について適切な補正を行うには、往路,
復路で増幅器62のゲインを適切に調節しなければなら
ないという問題点が生じていた。
【0014】以上述べた問題点は上記スキャナの出力部
に特有な問題点に留まらず、画像情報に基づき変調され
た光ビームを非等速度で画像記録担体上を走査させる画
像記録装置全般について生じる問題点であった。
に特有な問題点に留まらず、画像情報に基づき変調され
た光ビームを非等速度で画像記録担体上を走査させる画
像記録装置全般について生じる問題点であった。
【0015】この発明は以上の様な問題点を解消すべく
行われたものであり、往路又は復路の一方向で露光処理
を行う場合には、露光クロックの補正信号として用いる
アナログ信号の関数形を任意に変えることができる機能
を有し、且つその様な適切な関数形に設定されたアナロ
グ信号により理想的な露光クロックに限り無く近づけら
れた露光クロックを用いて光ビームの変調信号の作成タ
イミングを制御できる画像記録装置の提供を第1の目的
としている。
行われたものであり、往路又は復路の一方向で露光処理
を行う場合には、露光クロックの補正信号として用いる
アナログ信号の関数形を任意に変えることができる機能
を有し、且つその様な適切な関数形に設定されたアナロ
グ信号により理想的な露光クロックに限り無く近づけら
れた露光クロックを用いて光ビームの変調信号の作成タ
イミングを制御できる画像記録装置の提供を第1の目的
としている。
【0016】又、第1の目的に付随して、上記アナログ
信号の関数形を容易に設定できる様な構成を備えた画像
記録装置を提供することを第2の目的としている。
信号の関数形を容易に設定できる様な構成を備えた画像
記録装置を提供することを第2の目的としている。
【0017】更にこの発明は、第1及び第2の目的とさ
れた上記画像記録装置を往路と復路の両方向で露光処理
を行う場合にも適用可能とすることを第3の目的として
いる。
れた上記画像記録装置を往路と復路の両方向で露光処理
を行う場合にも適用可能とすることを第3の目的として
いる。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成に
係る画像記録装置は、光変調された第1の光ビームを偏
向器によって画像記録担体上に非等速度で走査させて画
像情報を画像記録担体上に記録するに当たって第1の光
ビームの走査速度に比例した周波数を有する信号により
光変調を制御するため、第2の光ビームを前記偏向器に
よって前記画像記録担体に沿って光学的に平行に配置さ
れた光検出器上に前記第1の光ビームと同一速度で走査
させて得られたパルス信号を、当該パルス信号が印加さ
れる入力端子にその入力端が接続され、且つその内部に
第1の電圧制御発振器を有するPLL回路と、前記パル
ス信号をクロック信号に整形するクロック信号発生手段
と、予め自身内部に任意に設定できる様に記憶された所
定の関数形を前記クロック信号によって読出すとともに
、その所定の関数形を表すアナログ信号として出力する
関数発生手段と、前記PLL回路内の第1の電圧制御発
振器の入力信号と前記関数発生手段の出力信号とをアナ
ログ演算して前記第1の電圧制御発振器の入力信号を位
相伸縮の無い理想的な電圧制御発振器の入力信号となる
様に補正するアナログ演算器と、当該アナログ演算器の
出力信号を入力信号とする第2の電圧制御発振器と、当
該第2の電圧制御発振器の出力信号が印加される出力端
子とを備えた露光クロック作成回路により、前記パルス
信号に同期し且つ前記パルス信号を逓倍した信号に相当
する露光クロックに変換し、当該露光クロックにより光
変調信号の作成タイミングを制御するようにしたもので
ある。
係る画像記録装置は、光変調された第1の光ビームを偏
向器によって画像記録担体上に非等速度で走査させて画
像情報を画像記録担体上に記録するに当たって第1の光
ビームの走査速度に比例した周波数を有する信号により
光変調を制御するため、第2の光ビームを前記偏向器に
よって前記画像記録担体に沿って光学的に平行に配置さ
れた光検出器上に前記第1の光ビームと同一速度で走査
させて得られたパルス信号を、当該パルス信号が印加さ
れる入力端子にその入力端が接続され、且つその内部に
第1の電圧制御発振器を有するPLL回路と、前記パル
ス信号をクロック信号に整形するクロック信号発生手段
と、予め自身内部に任意に設定できる様に記憶された所
定の関数形を前記クロック信号によって読出すとともに
、その所定の関数形を表すアナログ信号として出力する
関数発生手段と、前記PLL回路内の第1の電圧制御発
振器の入力信号と前記関数発生手段の出力信号とをアナ
ログ演算して前記第1の電圧制御発振器の入力信号を位
相伸縮の無い理想的な電圧制御発振器の入力信号となる
様に補正するアナログ演算器と、当該アナログ演算器の
出力信号を入力信号とする第2の電圧制御発振器と、当
該第2の電圧制御発振器の出力信号が印加される出力端
子とを備えた露光クロック作成回路により、前記パルス
信号に同期し且つ前記パルス信号を逓倍した信号に相当
する露光クロックに変換し、当該露光クロックにより光
変調信号の作成タイミングを制御するようにしたもので
ある。
【0019】又、この発明の第2の構成に係る画像記録
装置は、第1の構成に係る画像記録装置のアナログ演算
器に相当するアナログ演算器をPLL回路内部に設ける
ことによりPLL回路の出力信号を露光クロックに使用
するようにしたものである。
装置は、第1の構成に係る画像記録装置のアナログ演算
器に相当するアナログ演算器をPLL回路内部に設ける
ことによりPLL回路の出力信号を露光クロックに使用
するようにしたものである。
【0020】更にこの発明の第3の構成に係る画像記録
装置は第1の構成に係る画像記録装置の改良に係る画像
記録装置であって、前記関数発生手段が第1の所定の関
数形と第2の所定の関数形とを記憶しており、前記クロ
ック信号に応じて当該第1及び第2の所定の関数形双方
を読出し、前記偏向器内に設けられ且つ前記偏向器自身
の位置を検出する位置検出手段の出力信号に応じて、当
該第1の所定の関数形を表す第1のアナログ信号と第2
の所定の関数形を表す第2のアナログ信号とを選択的に
出力するようにしたものである。
装置は第1の構成に係る画像記録装置の改良に係る画像
記録装置であって、前記関数発生手段が第1の所定の関
数形と第2の所定の関数形とを記憶しており、前記クロ
ック信号に応じて当該第1及び第2の所定の関数形双方
を読出し、前記偏向器内に設けられ且つ前記偏向器自身
の位置を検出する位置検出手段の出力信号に応じて、当
該第1の所定の関数形を表す第1のアナログ信号と第2
の所定の関数形を表す第2のアナログ信号とを選択的に
出力するようにしたものである。
【0021】一方、この発明の第4の構成に係る画像記
録装置は第2の構成に係る画像記録装置の改良に係る画
像記録装置であって、前記関数発生手段が第1の所定の
関数形と第2の所定の関数形とを記憶しており、前記ク
ロック信号に応じて当該第1及び第2の所定の関数形双
方を読出し、前記偏向器内に設けられ且つ前記偏向器自
身の位置を検出する位置検出手段の出力信号に応じて、
当該第1の所定の関数形を表す第1のアナログ信号と第
2の所定の関数形を表す第2のアナログ信号とを選択的
に出力するようにしたものである。
録装置は第2の構成に係る画像記録装置の改良に係る画
像記録装置であって、前記関数発生手段が第1の所定の
関数形と第2の所定の関数形とを記憶しており、前記ク
ロック信号に応じて当該第1及び第2の所定の関数形双
方を読出し、前記偏向器内に設けられ且つ前記偏向器自
身の位置を検出する位置検出手段の出力信号に応じて、
当該第1の所定の関数形を表す第1のアナログ信号と第
2の所定の関数形を表す第2のアナログ信号とを選択的
に出力するようにしたものである。
【0022】
【作用】この発明の第1及び第2の構成に係る画像記録
装置では、関数発生手段が第1の光ビームの走査速度に
比例した周波数を有するパルス信号より整形されたクロ
ック信号に同期して記憶されている所定の関数形を読出
し、アナログ演算器の第1の入力端に上記所定の関数形
を表すアナログ信号を出力する。かかる所定の関数形は
、露光クロックがPLL回路に全く位相の進みや遅れが
無いと仮定した場合に得られる理想的なクロックとなる
様に露光クロックを補正できる関数形に、実験等によっ
て予め設定されている。そしてアナログ演算器は、PL
L回路内部のローパスフィルタの出力信号と上記アナロ
グ信号とを受けて所定の演算を行う。その結果、ローパ
スフィルタの出力信号は上記アナログ信号により補正さ
れ、本来入力すべき理想的な信号が電圧制御発振器に入
力される。
装置では、関数発生手段が第1の光ビームの走査速度に
比例した周波数を有するパルス信号より整形されたクロ
ック信号に同期して記憶されている所定の関数形を読出
し、アナログ演算器の第1の入力端に上記所定の関数形
を表すアナログ信号を出力する。かかる所定の関数形は
、露光クロックがPLL回路に全く位相の進みや遅れが
無いと仮定した場合に得られる理想的なクロックとなる
様に露光クロックを補正できる関数形に、実験等によっ
て予め設定されている。そしてアナログ演算器は、PL
L回路内部のローパスフィルタの出力信号と上記アナロ
グ信号とを受けて所定の演算を行う。その結果、ローパ
スフィルタの出力信号は上記アナログ信号により補正さ
れ、本来入力すべき理想的な信号が電圧制御発振器に入
力される。
【0023】又、この発明の第3及び第4の構成に係る
画像記録装置では、関数発生手段がパルス信号より整形
されたクロック信号に同期して記憶されている第1及び
第2の所定の関数形を読出し、前記偏向器内に設けられ
且つ前記偏向器自身の位置を検出する位置検出手段の出
力信号に応じて第1の所定の関数形を表す第1のアナロ
グ信号及び第2の所定の関数形を表す第2のアナログ信
号を選択して演算器の第1の入力端に出力する。この場
合、第1の所定の関数形は、第1の光ビームの往路走査
時において、露光クロックがPLL回路に全く位相伸縮
が無いと仮定した場合に得られる理想的なクロックとな
る様に露光クロックを補正できる関数形に予め設定され
ている。同様に第2の所定の関数形は、第1の光ビーム
の復路走査時において、露光クロックがPLL回路に全
く位相の進みや遅れが無いと仮定した場合に得られる理
想的なクロックとなる様に露光クロックを補正できる関
数形に予め設定されている。従ってローパスフィルタの
出力信号はアナログ演算器に於いて、往路走査時には第
1のアナログ信号により、復路走査時には第2のアナロ
グ信号により電圧制御発振器に本来入力すべき理想的な
信号に補正される。
画像記録装置では、関数発生手段がパルス信号より整形
されたクロック信号に同期して記憶されている第1及び
第2の所定の関数形を読出し、前記偏向器内に設けられ
且つ前記偏向器自身の位置を検出する位置検出手段の出
力信号に応じて第1の所定の関数形を表す第1のアナロ
グ信号及び第2の所定の関数形を表す第2のアナログ信
号を選択して演算器の第1の入力端に出力する。この場
合、第1の所定の関数形は、第1の光ビームの往路走査
時において、露光クロックがPLL回路に全く位相伸縮
が無いと仮定した場合に得られる理想的なクロックとな
る様に露光クロックを補正できる関数形に予め設定され
ている。同様に第2の所定の関数形は、第1の光ビーム
の復路走査時において、露光クロックがPLL回路に全
く位相の進みや遅れが無いと仮定した場合に得られる理
想的なクロックとなる様に露光クロックを補正できる関
数形に予め設定されている。従ってローパスフィルタの
出力信号はアナログ演算器に於いて、往路走査時には第
1のアナログ信号により、復路走査時には第2のアナロ
グ信号により電圧制御発振器に本来入力すべき理想的な
信号に補正される。
【0024】
【実施例】(A) 全体構成と概略動作図2は、この
発明の一実施例である画像記録装置OPを組み込んだス
キャナを模式的に示した概略構成図である。同図に於い
て、この装置は外筐体16の上部開口に透明の原画搭載
用ガラス板17が設けられており、原画搭載用ガラス板
17上に原画18を伏せた状態で搭載する。この原画搭
載用ガラス板17上の端面には、シェーディング補正用
の白色基準板19が設けられている。ハロゲンランプ等
で構成された光源20からの照射光21は、原画18の
表面で反射されて、画像情報を含んだ光22となる。こ
の反射光22は光学系23内の各ミラー24〜26で順
次反射された後、レンズ27によりCCDラインセンサ
28の受光面上に結像される。尚、CCDラインセンサ
28は図の紙面に垂直な方向にそのCCD素子を1次元
的に配列して形成されているので、係る垂直方向が主走
査方向となる。
発明の一実施例である画像記録装置OPを組み込んだス
キャナを模式的に示した概略構成図である。同図に於い
て、この装置は外筐体16の上部開口に透明の原画搭載
用ガラス板17が設けられており、原画搭載用ガラス板
17上に原画18を伏せた状態で搭載する。この原画搭
載用ガラス板17上の端面には、シェーディング補正用
の白色基準板19が設けられている。ハロゲンランプ等
で構成された光源20からの照射光21は、原画18の
表面で反射されて、画像情報を含んだ光22となる。こ
の反射光22は光学系23内の各ミラー24〜26で順
次反射された後、レンズ27によりCCDラインセンサ
28の受光面上に結像される。尚、CCDラインセンサ
28は図の紙面に垂直な方向にそのCCD素子を1次元
的に配列して形成されているので、係る垂直方向が主走
査方向となる。
【0025】一方、光源20及びミラー24〜26は、
それらを原画18に対して図に示す方向Dへ並進移動さ
せる機構(図示せず)に固定されており、これにより照
射光21を原画18上に方向D(副走査方向)へと走査
させることが出来る。従って、照射光21は原画18の
全面にわたって走査させることとなる。
それらを原画18に対して図に示す方向Dへ並進移動さ
せる機構(図示せず)に固定されており、これにより照
射光21を原画18上に方向D(副走査方向)へと走査
させることが出来る。従って、照射光21は原画18の
全面にわたって走査させることとなる。
【0026】こうしてCCDラインセンサ28の受光面
上に結像された光はCCDラインセンサ28に於いて光
電変換されて、画素ごとの画像信号VCとなる。更に、
画像信号VCは画素ごとにA/D変換器29でディジタ
ル化された後(画像信号VC1)、原画18の表面に於
ける照明の不均一や光学系23の結像作用の不均一性等
を補正するため、画素ごとに画像信号VC1がシェーデ
ィング補正回路30に与えられる。
上に結像された光はCCDラインセンサ28に於いて光
電変換されて、画素ごとの画像信号VCとなる。更に、
画像信号VCは画素ごとにA/D変換器29でディジタ
ル化された後(画像信号VC1)、原画18の表面に於
ける照明の不均一や光学系23の結像作用の不均一性等
を補正するため、画素ごとに画像信号VC1がシェーデ
ィング補正回路30に与えられる。
【0027】その後、シェーディング補正された画像信
号VC2は階調変換回路31で階調変換された後(画像
信号VC3)、画像処理回路32に与えられ、アンシャ
ープマスキング等の所定の処理を受ける。こうして得ら
れた画像信号VC4は、網点信号発生回路5のメモリ5
a及び5bに一走査ライン毎に交互に格納される。この
網点信号発生回路5では、一方のメモリ,例えばメモリ
5aに一走査ライン分の画像信号の書き込みが行われて
いる間、他方のメモリ(この場合ではメモリ5b)から
一ライン分手前の一走査ライン分の画像信号(VC4)
iが順次読み出され、その画像信号(VC4)iに基づ
き網点信号Niが順次作成された後、光量制御回路6を
介してAOMドライバ7に網点信号Niが送り出される
。尚、CCDラインセンサ28,シェーディング補正回
路30,階調変換回路31,画像処理回路32の各動作
及び網点信号発生回路5内でのメモリ(例えばメモリ5
a)へのデータ書き込みは、マイクロコンピュータ内の
水晶発振器(図示せず)で作成された基準クロックに基
づき行われるが、網点信号発生回路5内のメモリ(例え
ばメモリ5b)からのデータ読出しと網点信号の作成並
びに光量制御回路6の駆動は、後述する露光クロックE
CLに基づき行われる。
号VC2は階調変換回路31で階調変換された後(画像
信号VC3)、画像処理回路32に与えられ、アンシャ
ープマスキング等の所定の処理を受ける。こうして得ら
れた画像信号VC4は、網点信号発生回路5のメモリ5
a及び5bに一走査ライン毎に交互に格納される。この
網点信号発生回路5では、一方のメモリ,例えばメモリ
5aに一走査ライン分の画像信号の書き込みが行われて
いる間、他方のメモリ(この場合ではメモリ5b)から
一ライン分手前の一走査ライン分の画像信号(VC4)
iが順次読み出され、その画像信号(VC4)iに基づ
き網点信号Niが順次作成された後、光量制御回路6を
介してAOMドライバ7に網点信号Niが送り出される
。尚、CCDラインセンサ28,シェーディング補正回
路30,階調変換回路31,画像処理回路32の各動作
及び網点信号発生回路5内でのメモリ(例えばメモリ5
a)へのデータ書き込みは、マイクロコンピュータ内の
水晶発振器(図示せず)で作成された基準クロックに基
づき行われるが、網点信号発生回路5内のメモリ(例え
ばメモリ5b)からのデータ読出しと網点信号の作成並
びに光量制御回路6の駆動は、後述する露光クロックE
CLに基づき行われる。
【0028】次にAOMドライバ7より後段側の出力部
OP、即ち画像記録装置に該当する部分の動作へと移る
こととなるのであるが、出力部OPの全体構成及び動作
については、露光クロック作成回路15の構成を除いて
図16で示した出力部OP1と同一である。従って、出
力部OPの概観説明については重複を避けるべく省略す
る。
OP、即ち画像記録装置に該当する部分の動作へと移る
こととなるのであるが、出力部OPの全体構成及び動作
については、露光クロック作成回路15の構成を除いて
図16で示した出力部OP1と同一である。従って、出
力部OPの概観説明については重複を避けるべく省略す
る。
【0029】そこで、以下においては、本発明の核とな
る部分である露光クロック作成回路15を中心に出力部
OPの動作等の詳細を述べることとする。
る部分である露光クロック作成回路15を中心に出力部
OPの動作等の詳細を述べることとする。
【0030】(B) 露光クロック作成回路の電気的
構成 図1は、露光クロック作成回路15の一実施例15Aに
ついての電気的構成を示すブロック図である。
構成 図1は、露光クロック作成回路15の一実施例15Aに
ついての電気的構成を示すブロック図である。
【0031】図において、第2のレーザービームL2を
グレーティングセンサ13上を走査して得られたパルス
信号PSは、波形整形回路14に於いてその立上がり,
立下がり特性が改善された後(以後、波形整形回路14
の出力信号をグレーティングクロックGCLと呼ぶ。)
、露光クロック作成回路15Aの入力端子71に印加さ
れる。又、入力端子71にはPLL回路40とスタート
同期回路45が接続されている。このPLL回路40は
、位相比較器41,積分器42a及び増幅器42bより
成るローパスフィルタ42,第1の電圧−周波数変換器
43(以後、電圧−周波数変換器のことを単にV−F変
換器と呼ぶ。)並びに1/N分周器44から構成された
PLLループを有しており、通常のPLL回路と変わる
所は無い。従って、通常は、位相比較器41の入力端R
に印加されたグレーティングクロックGCLと同期し且
つ逓倍された信号が第1のV−F変換器43より出力さ
れることとなるのであるが、既述した通りパルス信号P
Sの周波数は正弦関数的に変化する結果、PLLループ
内に位相伸縮作用が働き、第1のV−F変換器43の出
力からはもはやグレーティングクロックGCLの位相と
完全に同期した信号を得ることが出来なくなる。 もしこの様な位相ずれを起こした信号を露光クロックE
CLとして網点信号の作成タイミングや光量制御回路6
の駆動タイミングの制御に使用すれば、露光用フィルム
10上に焼き付けられた網点は位相ずれを起こし、複製
画像に歪みが生ずることは従来例に於いて既に述べた通
りである。尚、この実施例では電圧制御発振器としてV
−F変換器という半導体モジュールを用いてはいるが、
勿論、水晶振動子等の固体振動子を利用した電圧制御発
振器を用いても良く、また1/N分周器44を内蔵した
電圧制御発振器を用いても良い点は言うまでもない。
グレーティングセンサ13上を走査して得られたパルス
信号PSは、波形整形回路14に於いてその立上がり,
立下がり特性が改善された後(以後、波形整形回路14
の出力信号をグレーティングクロックGCLと呼ぶ。)
、露光クロック作成回路15Aの入力端子71に印加さ
れる。又、入力端子71にはPLL回路40とスタート
同期回路45が接続されている。このPLL回路40は
、位相比較器41,積分器42a及び増幅器42bより
成るローパスフィルタ42,第1の電圧−周波数変換器
43(以後、電圧−周波数変換器のことを単にV−F変
換器と呼ぶ。)並びに1/N分周器44から構成された
PLLループを有しており、通常のPLL回路と変わる
所は無い。従って、通常は、位相比較器41の入力端R
に印加されたグレーティングクロックGCLと同期し且
つ逓倍された信号が第1のV−F変換器43より出力さ
れることとなるのであるが、既述した通りパルス信号P
Sの周波数は正弦関数的に変化する結果、PLLループ
内に位相伸縮作用が働き、第1のV−F変換器43の出
力からはもはやグレーティングクロックGCLの位相と
完全に同期した信号を得ることが出来なくなる。 もしこの様な位相ずれを起こした信号を露光クロックE
CLとして網点信号の作成タイミングや光量制御回路6
の駆動タイミングの制御に使用すれば、露光用フィルム
10上に焼き付けられた網点は位相ずれを起こし、複製
画像に歪みが生ずることは従来例に於いて既に述べた通
りである。尚、この実施例では電圧制御発振器としてV
−F変換器という半導体モジュールを用いてはいるが、
勿論、水晶振動子等の固体振動子を利用した電圧制御発
振器を用いても良く、また1/N分周器44を内蔵した
電圧制御発振器を用いても良い点は言うまでもない。
【0032】一方、スタート同期回路45に入力された
グレーティングクロックGCLは、後述する通りグレー
ティングクロックGCL自身のパルス幅に比して十分長
いパルス幅を有するクロックに変換され、関数発生回路
50の駆動クロックCLとして関数発生回路50の制御
用入力端に与えられる。
グレーティングクロックGCLは、後述する通りグレー
ティングクロックGCL自身のパルス幅に比して十分長
いパルス幅を有するクロックに変換され、関数発生回路
50の駆動クロックCLとして関数発生回路50の制御
用入力端に与えられる。
【0033】又、関数発生回路50はファンクションジ
ェネレータ等の半導体モジュール等からなり、予め設定
された所定の関数形fをそれ自身の記憶部500に記憶
している。尚、関数発生回路50はその所定の関数形f
を随時変更できる様に外部の関数形入力手段と接続可能
な機能をも有しており、この点については再度説明する
こととする。そして関数発生回路50は、駆動クロック
CLに同期して記憶部500より上記関数形fを読み出
し、アナログ加算器46の入力端の一端Aに接続された
出力端より当該関数形fを表すアナログ信号を補正信号
Vsとして出力する。
ェネレータ等の半導体モジュール等からなり、予め設定
された所定の関数形fをそれ自身の記憶部500に記憶
している。尚、関数発生回路50はその所定の関数形f
を随時変更できる様に外部の関数形入力手段と接続可能
な機能をも有しており、この点については再度説明する
こととする。そして関数発生回路50は、駆動クロック
CLに同期して記憶部500より上記関数形fを読み出
し、アナログ加算器46の入力端の一端Aに接続された
出力端より当該関数形fを表すアナログ信号を補正信号
Vsとして出力する。
【0034】一方、アナログ加算器46の入力端の他端
Bには、PLL回路40内の増幅器42bの出力端が接
続されている。その結果、アナログ加算器46において
増幅器42bの出力信号VX と補正信号VS との加
算演算が行われ、その加算結果が第2のV−F変換器4
7の入力信号VY として、アナログ加算器46の出力
端より第2のV−F変換器47の入力端に与えられる。 尚、当該加算演算においては、補正信号VS は出力信
号VX の補正信号としての役割を果していることが、
後述する説明により理解される。
Bには、PLL回路40内の増幅器42bの出力端が接
続されている。その結果、アナログ加算器46において
増幅器42bの出力信号VX と補正信号VS との加
算演算が行われ、その加算結果が第2のV−F変換器4
7の入力信号VY として、アナログ加算器46の出力
端より第2のV−F変換器47の入力端に与えられる。 尚、当該加算演算においては、補正信号VS は出力信
号VX の補正信号としての役割を果していることが、
後述する説明により理解される。
【0035】次に、第2のV−F変換器47は入力信号
VY の電圧に応じた周波数の信号を発振し、この信号
は露光クロックECLとして第2のV−F変換器47の
出力端に接続された出力端子72より出力されることと
なる。
VY の電圧に応じた周波数の信号を発振し、この信号
は露光クロックECLとして第2のV−F変換器47の
出力端に接続された出力端子72より出力されることと
なる。
【0036】(C) 露光クロック作成回路の動作原
理露光クロック作成回路15Aの動作の詳細について述
べる前に、ここでは先ず動作原理について述べることと
する。
理露光クロック作成回路15Aの動作の詳細について述
べる前に、ここでは先ず動作原理について述べることと
する。
【0037】図3は、第2のレーザービームL2がグレ
ーティングセンサ13上を往路X1 又は復路X2 (
図2参照)のいずれか一方において一走査された場合に
得られる増幅器42bの出力信号VX の特性を示す説
明図である。ここで横軸は第2のレーザービームL2の
走査時間tを表わしており、時刻t1 が走査の始期、
時刻t2 が走査の終期にあたる。又、縦軸は出力信号
VX 等の電圧値を表わしている。尚、第2のレーザー
ビームL2の走査の往路長又は復路長はグレーティング
センサ13の長さよりも長いため、時刻t1 から時刻
t11及び時刻t15から時刻t2 までの時間内では
、第2のレーザービームL2はグレーティングセンサ1
3により検出されることは無い。従って、時刻t11か
ら時刻t15までの時間ΔT内においてのみ出力信号V
X が発生する。
ーティングセンサ13上を往路X1 又は復路X2 (
図2参照)のいずれか一方において一走査された場合に
得られる増幅器42bの出力信号VX の特性を示す説
明図である。ここで横軸は第2のレーザービームL2の
走査時間tを表わしており、時刻t1 が走査の始期、
時刻t2 が走査の終期にあたる。又、縦軸は出力信号
VX 等の電圧値を表わしている。尚、第2のレーザー
ビームL2の走査の往路長又は復路長はグレーティング
センサ13の長さよりも長いため、時刻t1 から時刻
t11及び時刻t15から時刻t2 までの時間内では
、第2のレーザービームL2はグレーティングセンサ1
3により検出されることは無い。従って、時刻t11か
ら時刻t15までの時間ΔT内においてのみ出力信号V
X が発生する。
【0038】又、図3において曲線C0 は、PLL回
路40において位相の遅れが発生しないと仮定した場合
に本来得られるべき増幅器42bの理想的な出力信号V
X0の走査時間tに対する電圧値を示している。しかし
実際にはPLL回路40において位相の進みや遅れが生
ずるため、出力信号VX の時間tに対する電圧値は、
曲線C0 に対して時間Δtだけシフトした曲線C1
で表わされる。従って、第1のV−F変換器43の出力
信号は、第1のV−F変換器43の入力端に理想的な出
力信号VX0が与えられた場合の第1のV−F変換器4
3の出力信号に比較して、時刻t11から時刻t14の
間は出力信号VX の電圧値が小さくなり、時刻t14
からt16までの間は出力信号VX の電圧値が大きく
なる。
路40において位相の遅れが発生しないと仮定した場合
に本来得られるべき増幅器42bの理想的な出力信号V
X0の走査時間tに対する電圧値を示している。しかし
実際にはPLL回路40において位相の進みや遅れが生
ずるため、出力信号VX の時間tに対する電圧値は、
曲線C0 に対して時間Δtだけシフトした曲線C1
で表わされる。従って、第1のV−F変換器43の出力
信号は、第1のV−F変換器43の入力端に理想的な出
力信号VX0が与えられた場合の第1のV−F変換器4
3の出力信号に比較して、時刻t11から時刻t14の
間は出力信号VX の電圧値が小さくなり、時刻t14
からt16までの間は出力信号VX の電圧値が大きく
なる。
【0039】そこで、時刻t11から時刻t14までの
時間内では、極性が正で極大値を有し、時刻t14から
時刻t16までの時間内では極性が負で極小値を有する
様な電圧値、即ち図3に示す曲線C2で表わされる様な
電圧値となる信号を補正信号VS として出力信号VX
に加算することにより、出力信号VX を理想的な出
力信号VX0に近づけることが可能である。その様な補
正信号VS の関数形の決定は、次の様にして行われる
。
時間内では、極性が正で極大値を有し、時刻t14から
時刻t16までの時間内では極性が負で極小値を有する
様な電圧値、即ち図3に示す曲線C2で表わされる様な
電圧値となる信号を補正信号VS として出力信号VX
に加算することにより、出力信号VX を理想的な出
力信号VX0に近づけることが可能である。その様な補
正信号VS の関数形の決定は、次の様にして行われる
。
【0040】先ず理想的な出力信号VX0の電圧値がV
X0=k1 sinθで与えられるものとし、更に出力
信号VX の電圧値がVX =k2 sin(θ−φ)
として与えられたとする。ここで、係数k1 ,k2
は振幅を、定数φは遅延常数を示している。今、補正信
号VS の関数形が既知であるとすれば、VX0=VX
+VS という関係式が成立する。この関係式を逆に
みれば、理想的な出力信号VX0の電圧値と出力信号V
X の電圧値との差分により、補正信号VS の電圧値
をあたえることができるということである。即ち、補正
信号VS の電圧値を示す関数F(以下、関数形を単に
関数とも呼ぶ。)を、
X0=k1 sinθで与えられるものとし、更に出力
信号VX の電圧値がVX =k2 sin(θ−φ)
として与えられたとする。ここで、係数k1 ,k2
は振幅を、定数φは遅延常数を示している。今、補正信
号VS の関数形が既知であるとすれば、VX0=VX
+VS という関係式が成立する。この関係式を逆に
みれば、理想的な出力信号VX0の電圧値と出力信号V
X の電圧値との差分により、補正信号VS の電圧値
をあたえることができるということである。即ち、補正
信号VS の電圧値を示す関数F(以下、関数形を単に
関数とも呼ぶ。)を、
【0041】
【数1】
【0042】と記述することができる。従って、係数k
1 ,k2,遅延常数φの値を求めることにより補正信
号VS の関数Fを決定できるのであるが、これらの値
(k1 ,k2 ,φ)は実際には以下に示す通り、逐
次近似によって最適値に設定される。その後、補正信号
VS の関数Fは、関数発生回路50の記憶部500内
にストックされる。
1 ,k2,遅延常数φの値を求めることにより補正信
号VS の関数Fを決定できるのであるが、これらの値
(k1 ,k2 ,φ)は実際には以下に示す通り、逐
次近似によって最適値に設定される。その後、補正信号
VS の関数Fは、関数発生回路50の記憶部500内
にストックされる。
【0043】図4は、関数発生回路50の記憶部500
にストックすべき補正信号VS の関数Fの決定方法を
示すフローチャートである。まず最初に、増幅器42b
の出力信号VX やグレーティングクロックGCLの波
形をオシロスコープ等により実測することによって、関
数Fを予測する(ステップS1)。即ち、実測データよ
り係数k1 ,k2 及び遅延常数φの値を予測し、そ
の後その予想値を初期値として、関数発生回路50の記
憶部500に入力する(ステップS2)。具体的には、
次の通りに行う。
にストックすべき補正信号VS の関数Fの決定方法を
示すフローチャートである。まず最初に、増幅器42b
の出力信号VX やグレーティングクロックGCLの波
形をオシロスコープ等により実測することによって、関
数Fを予測する(ステップS1)。即ち、実測データよ
り係数k1 ,k2 及び遅延常数φの値を予測し、そ
の後その予想値を初期値として、関数発生回路50の記
憶部500に入力する(ステップS2)。具体的には、
次の通りに行う。
【0044】今、係数k1 ,k2 及び遅延常数φの
初期値として、係数k10 ,k20及び遅延常数φ0
の各値を入力するものとし、これらの初期値を用いて
数1に基づき与えられる関数をF0 と記述することと
する。ここに図5は、関数発生回路50の内部及び周辺
部の構成を簡単に示したブロック図である。同図より、
入力装置51(キーボード等)により、入力部501を
介して初期値k10 ,k20及びφ0 が記憶部50
0に与えられ、数1で記述される関数F0 が記憶部5
00内に記憶される。その後、出力部502は、グレー
ティングクロックGCLを受けて記憶部500より関数
F0 を読出し、各時刻tにおける関数F0 の値を計
算するとともに、その計算値を補正信号VS として出
力することになる。
初期値として、係数k10 ,k20及び遅延常数φ0
の各値を入力するものとし、これらの初期値を用いて
数1に基づき与えられる関数をF0 と記述することと
する。ここに図5は、関数発生回路50の内部及び周辺
部の構成を簡単に示したブロック図である。同図より、
入力装置51(キーボード等)により、入力部501を
介して初期値k10 ,k20及びφ0 が記憶部50
0に与えられ、数1で記述される関数F0 が記憶部5
00内に記憶される。その後、出力部502は、グレー
ティングクロックGCLを受けて記憶部500より関数
F0 を読出し、各時刻tにおける関数F0 の値を計
算するとともに、その計算値を補正信号VS として出
力することになる。
【0045】以上の様に関数発生回路50の記憶部50
0内に関数F0 が記憶されたならば、次に実際に画像
記録装置OPを動作させ、露光を行う(ステップS3)
。 ここに図6は、往路X1 又は復路X2 のいずれか一
方向での露光により露光フィルム10上に焼き付けられ
た各画素の位置関係を模式的に示した説明図である。
0内に関数F0 が記憶されたならば、次に実際に画像
記録装置OPを動作させ、露光を行う(ステップS3)
。 ここに図6は、往路X1 又は復路X2 のいずれか一
方向での露光により露光フィルム10上に焼き付けられ
た各画素の位置関係を模式的に示した説明図である。
【0046】そこでステップS4においては、上記露光
により焼き付けられた各画素の位置関係をチェックする
。即ち、X方向に並んだ各画素間のピッチ(図6で示す
d1 ,d2 )を実測し、もし各ピッチが全てある許
容値δ(例えば、第1のレーザービームL1のスポット
径程度の値)以下であれば、ステップS1において設定
した関数F0 は最適な関数になっているものと判断し
て(d1 ≦δ,d2 ≦δ)、かかる関数F0 を補
正信号VS の関数Fとして関数発生回路50内の記憶
部500内にそのままストックする(ステップS6)。
により焼き付けられた各画素の位置関係をチェックする
。即ち、X方向に並んだ各画素間のピッチ(図6で示す
d1 ,d2 )を実測し、もし各ピッチが全てある許
容値δ(例えば、第1のレーザービームL1のスポット
径程度の値)以下であれば、ステップS1において設定
した関数F0 は最適な関数になっているものと判断し
て(d1 ≦δ,d2 ≦δ)、かかる関数F0 を補
正信号VS の関数Fとして関数発生回路50内の記憶
部500内にそのままストックする(ステップS6)。
【0047】一方、各ピッチが許容値δよりも大きい場
合(d1 >δ,d2 >δ)には、関数F0 ,従っ
て各係数k1 ,k2 ,遅延常数φ0 の値を修正す
る必要がある。そこで、係数k10 ,k20及び遅延
常数φ0 の値を修正し、修正した係数k1 ,k2
及び遅延常数φの値k1 ′,k2 ′及びφ′を再び
入力装置51により入力部501を介して記憶部500
へ入力する。これにより、記憶部500内には、関数F
0 に代わって新たな関数F′が記憶されたこととなる
(ステップS5)。そしてこの新たな関数F′を補正信
号VS の関数として用いて再度露光を行い(ステップ
S3)、その露光結果より各画素間のピッチが許容値δ
以下であるかを判定するのであるが(ステップS4)、
ピッチが許容値δよりも大きい場合には、この様な一連
のステップを各画素間のピッチが許容範囲内となるまで
続行することとなる。
合(d1 >δ,d2 >δ)には、関数F0 ,従っ
て各係数k1 ,k2 ,遅延常数φ0 の値を修正す
る必要がある。そこで、係数k10 ,k20及び遅延
常数φ0 の値を修正し、修正した係数k1 ,k2
及び遅延常数φの値k1 ′,k2 ′及びφ′を再び
入力装置51により入力部501を介して記憶部500
へ入力する。これにより、記憶部500内には、関数F
0 に代わって新たな関数F′が記憶されたこととなる
(ステップS5)。そしてこの新たな関数F′を補正信
号VS の関数として用いて再度露光を行い(ステップ
S3)、その露光結果より各画素間のピッチが許容値δ
以下であるかを判定するのであるが(ステップS4)、
ピッチが許容値δよりも大きい場合には、この様な一連
のステップを各画素間のピッチが許容範囲内となるまで
続行することとなる。
【0048】そしてピッチが許容範囲内となった時点で
、関数F0 の場合と同様に、そのときの関数形を最終
的な補正信号VS の関数Fとして採用し、記憶部50
0内にそのままストックすることとなる(ステップS6
)。
、関数F0 の場合と同様に、そのときの関数形を最終
的な補正信号VS の関数Fとして採用し、記憶部50
0内にそのままストックすることとなる(ステップS6
)。
【0049】(D)露光クロック作成回路の動作次に、
(C)において述べた原理を踏まえて以下に示すタイミ
ングチャートを中心に露光クロック作成回路15Aの動
作を説明することにする。
(C)において述べた原理を踏まえて以下に示すタイミ
ングチャートを中心に露光クロック作成回路15Aの動
作を説明することにする。
【0050】ここに図7は、往路時(X1 )のみ露光
を行う場合の露光クロック作成回路15A内の各構成部
分における各信号の状態を時系列的に示したタイミング
チャートである。同図において、時間Tは第1のレーザ
ービームL1を往路X1 方向に走査させるのに要する
時間であり、時刻t1 から時刻t2 までの時間内は
往路上の走査が行われ、時刻t2 から時刻t3 まで
の時間内は第1のレーザービームL1を復路X2 方向
に走査したものと仮定した場合に要する時間に対応して
いる。又図7(a)は波形整形回路14によって整形さ
れたグレーティングクロックGCLの波形を示しており
、一本一本の細線が丁度1パルスを表わしている。尚、
記号ΔTは、既述した通り、グレーティングセンサ13
によって第2のレーザービームL2が検出される実質的
な時間を示している。この様な多数のパルスからなるグ
レーティングクロックGCLは、位相比較器41の入力
端R及びスタート同期回路45の入力端に入力されるこ
ととなり、そのうちスタート同期回路45に入力された
グレーティングクロックGCLがスタート同期回路45
によって波形整形された後の信号、即ち駆動クロックC
Lを示したのが図7(b)である。
を行う場合の露光クロック作成回路15A内の各構成部
分における各信号の状態を時系列的に示したタイミング
チャートである。同図において、時間Tは第1のレーザ
ービームL1を往路X1 方向に走査させるのに要する
時間であり、時刻t1 から時刻t2 までの時間内は
往路上の走査が行われ、時刻t2 から時刻t3 まで
の時間内は第1のレーザービームL1を復路X2 方向
に走査したものと仮定した場合に要する時間に対応して
いる。又図7(a)は波形整形回路14によって整形さ
れたグレーティングクロックGCLの波形を示しており
、一本一本の細線が丁度1パルスを表わしている。尚、
記号ΔTは、既述した通り、グレーティングセンサ13
によって第2のレーザービームL2が検出される実質的
な時間を示している。この様な多数のパルスからなるグ
レーティングクロックGCLは、位相比較器41の入力
端R及びスタート同期回路45の入力端に入力されるこ
ととなり、そのうちスタート同期回路45に入力された
グレーティングクロックGCLがスタート同期回路45
によって波形整形された後の信号、即ち駆動クロックC
Lを示したのが図7(b)である。
【0051】図7(b)に示す様に駆動クロックCLは
、グレーティングクロックGCLの時間ΔT内での最初
のパルスの立上がり時t11に同期して“0”レベルか
ら“1”レベルへ立上り、グレーティングクロックGC
Lの時間ΔT内での最後のパルスの立下り時t15に同
期して“1”レベルから“0”レベルへ立下ることによ
り形成されるパルス幅ΔTのパルス信号である。
、グレーティングクロックGCLの時間ΔT内での最初
のパルスの立上がり時t11に同期して“0”レベルか
ら“1”レベルへ立上り、グレーティングクロックGC
Lの時間ΔT内での最後のパルスの立下り時t15に同
期して“1”レベルから“0”レベルへ立下ることによ
り形成されるパルス幅ΔTのパルス信号である。
【0052】一方、図7(c)は増幅器42bの出力信
号VX の電圧値を示しており、図3の曲線C1 に相
当するものである。即ち、PLL回路40の位相の進み
や遅れにより、時刻t11から時間Δtだけ遅れた時刻
より出力信号VX の電圧の立上がりが始まり、時刻t
15から時間Δtだけ遅れた時刻においてその電圧がO
vとなる。
号VX の電圧値を示しており、図3の曲線C1 に相
当するものである。即ち、PLL回路40の位相の進み
や遅れにより、時刻t11から時間Δtだけ遅れた時刻
より出力信号VX の電圧の立上がりが始まり、時刻t
15から時間Δtだけ遅れた時刻においてその電圧がO
vとなる。
【0053】更に、図7(d)は、図7(b)の駆動ク
ロックCLに応じて関数発生回路50より発生する補正
信号VS の電圧値を示しており、図3の曲線C2 に
相当する。即ち、駆動クロックCLが時刻t11におい
て“0”レベルから“1”レベルへ立上ると同時に、関
数発生回路50の記憶部500より最適な補正関数に修
正された関数Fが読み出され、その出力部502より補
正信号VS として出力される。
ロックCLに応じて関数発生回路50より発生する補正
信号VS の電圧値を示しており、図3の曲線C2 に
相当する。即ち、駆動クロックCLが時刻t11におい
て“0”レベルから“1”レベルへ立上ると同時に、関
数発生回路50の記憶部500より最適な補正関数に修
正された関数Fが読み出され、その出力部502より補
正信号VS として出力される。
【0054】そして、図7(c)及び図7(d)に示す
出力信号VX 及び補正信号VS をアナログ加算器4
6において加算した結果、即ち第2のV−F変換器47
の入力電圧VY を示したのが、図7(e)である。こ
の図に示す様に入力電圧VY は、グレーティングクロ
ックGCLの最初のパルスの立上がり時である時刻t1
1に同期してその電圧値が立上がり始め、グレーティン
グクロックGCLの最後のパルスの立下り時である時刻
t15においてその電圧がOvとなり、その始期及び終
期がグレーティングクロックGCLと完全に同期した入
力電圧VY となり、従って第2のV−F変換器47よ
り出力される露光クロックECLが得られることがわか
る。しかも入力電圧VY の値は時刻t13[t13=
(t11+t15)/2]で極大となる正弦波関数で与
えられる値に極めて近い値が得られるため、露光クロッ
クECLは第1及び第2のレーザービームL1,L2の
走査速度の変化に比例してその周波数が変化するクロッ
クとなり得る。即ち、露光クロックECLは、PLL回
路40に位相の進みや遅れがないとした場合に得られる
理想的なクロックに極めて近いクロックとなる。従って
この露光クロックECLを用いて網点信号発生回路5に
おける網点信号Ni の作成タイミング及び光量制御回
路6の駆動タイミングのコントロールを行えば、第1の
レーザービームL1は自分自身の露光用フィルム10上
の走査速度の変化に遅れることなく変調され、第1のレ
ーザービームL1が往路X1 を一回走査されることに
より露光用フィルム10上に焼き付けられた網点は全て
本来焼き付けられるべき所定の位置に焼き付けられるこ
ととなる。
出力信号VX 及び補正信号VS をアナログ加算器4
6において加算した結果、即ち第2のV−F変換器47
の入力電圧VY を示したのが、図7(e)である。こ
の図に示す様に入力電圧VY は、グレーティングクロ
ックGCLの最初のパルスの立上がり時である時刻t1
1に同期してその電圧値が立上がり始め、グレーティン
グクロックGCLの最後のパルスの立下り時である時刻
t15においてその電圧がOvとなり、その始期及び終
期がグレーティングクロックGCLと完全に同期した入
力電圧VY となり、従って第2のV−F変換器47よ
り出力される露光クロックECLが得られることがわか
る。しかも入力電圧VY の値は時刻t13[t13=
(t11+t15)/2]で極大となる正弦波関数で与
えられる値に極めて近い値が得られるため、露光クロッ
クECLは第1及び第2のレーザービームL1,L2の
走査速度の変化に比例してその周波数が変化するクロッ
クとなり得る。即ち、露光クロックECLは、PLL回
路40に位相の進みや遅れがないとした場合に得られる
理想的なクロックに極めて近いクロックとなる。従って
この露光クロックECLを用いて網点信号発生回路5に
おける網点信号Ni の作成タイミング及び光量制御回
路6の駆動タイミングのコントロールを行えば、第1の
レーザービームL1は自分自身の露光用フィルム10上
の走査速度の変化に遅れることなく変調され、第1のレ
ーザービームL1が往路X1 を一回走査されることに
より露光用フィルム10上に焼き付けられた網点は全て
本来焼き付けられるべき所定の位置に焼き付けられるこ
ととなる。
【0055】そして再び第1のレーザービームL1が往
路X1 方向に走査される始期t3 より、時刻t1
から時刻t2 に行われた一連の処理が再度露光クロッ
ク作成回路15Aにおいて行われることとなる。
路X1 方向に走査される始期t3 より、時刻t1
から時刻t2 に行われた一連の処理が再度露光クロッ
ク作成回路15Aにおいて行われることとなる。
【0056】この様に第1のレーザービームL1が往路
X1 方向に走査されるごとに露光クロック作成回路1
5Aにおいては、関数発生回路50の記憶部500にス
トックされた関数Fからなる補正信号VS によってロ
ーパスフィルタ42の出力信号VX が補正されること
となる。その結果、露光用フィルム10上には、歪みの
無い画像が記録される。
X1 方向に走査されるごとに露光クロック作成回路1
5Aにおいては、関数発生回路50の記憶部500にス
トックされた関数Fからなる補正信号VS によってロ
ーパスフィルタ42の出力信号VX が補正されること
となる。その結果、露光用フィルム10上には、歪みの
無い画像が記録される。
【0057】尚、本実施例においては、補正信号VS
とローパスフィルタ42の出力信号VX とを加算する
ことによってローパスフィルタ42の出力信号が補正さ
れたが、補正信号VS とローパスフィルタ42の出力
信号VX とを加算以外の演算、例えば積算,商算や減
算又はそれらの組合せ演算等によってローパスフィルタ
42の出力信号VX を補正することが可能であること
は言うまでもない。
とローパスフィルタ42の出力信号VX とを加算する
ことによってローパスフィルタ42の出力信号が補正さ
れたが、補正信号VS とローパスフィルタ42の出力
信号VX とを加算以外の演算、例えば積算,商算や減
算又はそれらの組合せ演算等によってローパスフィルタ
42の出力信号VX を補正することが可能であること
は言うまでもない。
【0058】(E) 他の実施例
(i) その1
図8は、図1における露光クロック作成回路15Aの改
良形に係る第2の実施例たる露光クロック作成回路15
Bの電気的構成を示すブロック図である。同図に示す通
り、本露光クロック作成回路15Bが露光クロック作成
回路15Aと異なる点は、PLL回路40自身がアナロ
グ加算器46を有しており、PLLループ内でローパス
フィルタ42の出力信号VX と関数発生回路50より
発した補正信号VS との加算演算が行われることであ
る。 従って、アナログ加算器46の出力信号がPLL回路4
0内のV−F変換器48の入力信号VY となるわけで
あるが、その他の構成要素については露光クロック作成
回路15Aの場合と異なるところは無い。又、本露光ク
ロック作成回路15Bの動作原理も露光クロック作成回
路15Aについて述べた原理と同じである。従って、関
数発生回路50内にストックされる関数Fもまた、V−
F変換器48の出力信号を露光クロックECLとして用
いて画像記録装置OP自身を動かし、得られた露光用フ
ィルム10上の各網点の相対的位置関係を測定すること
によって予め設定される。
良形に係る第2の実施例たる露光クロック作成回路15
Bの電気的構成を示すブロック図である。同図に示す通
り、本露光クロック作成回路15Bが露光クロック作成
回路15Aと異なる点は、PLL回路40自身がアナロ
グ加算器46を有しており、PLLループ内でローパス
フィルタ42の出力信号VX と関数発生回路50より
発した補正信号VS との加算演算が行われることであ
る。 従って、アナログ加算器46の出力信号がPLL回路4
0内のV−F変換器48の入力信号VY となるわけで
あるが、その他の構成要素については露光クロック作成
回路15Aの場合と異なるところは無い。又、本露光ク
ロック作成回路15Bの動作原理も露光クロック作成回
路15Aについて述べた原理と同じである。従って、関
数発生回路50内にストックされる関数Fもまた、V−
F変換器48の出力信号を露光クロックECLとして用
いて画像記録装置OP自身を動かし、得られた露光用フ
ィルム10上の各網点の相対的位置関係を測定すること
によって予め設定される。
【0059】本構成によれば、次の様なメリットがある
。即ち、露光クロック作成回路15Aの様に第1及び第
2のV−F変換器43,47の如く2種類のV−F変換
器を用意する必要が無く、1種類のV−F変換器48で
足りるということである。このことは、部品点数を減ら
し露光クロック作成回路15自身の回路構成を簡易なも
のにすることができる。更に、第1及び第2のV−F変
換器43,47の特性のバラツキを考慮する必要がない
ため、容易に補正信号VS の関数Fを最適な関数形に
予測し、設定することができる。
。即ち、露光クロック作成回路15Aの様に第1及び第
2のV−F変換器43,47の如く2種類のV−F変換
器を用意する必要が無く、1種類のV−F変換器48で
足りるということである。このことは、部品点数を減ら
し露光クロック作成回路15自身の回路構成を簡易なも
のにすることができる。更に、第1及び第2のV−F変
換器43,47の特性のバラツキを考慮する必要がない
ため、容易に補正信号VS の関数Fを最適な関数形に
予測し、設定することができる。
【0060】(ii) その2
既述した通り、露光クロック作成回路15Aは、第1の
レーザービームL1を往路X1 又は復路X2 のいず
れか一方向にのみ走査して画像記録を行う場合に適して
いる。即ち、レーザービームL1を往復走査するにはグ
レーティングセンサ13が露光用フィルム10に対して
完全に平行に配置されていることが望ましいが、実際に
は完全に平行に配置することができず平行線より僅かに
傾いてしまうのが普通である。又、グレーティングセン
サ13内の隣り合うグレーティング同士の間隔が全て等
しいわけではなく、ある範囲内で分布しているのが通常
である。従って、往路X1 方向に第2のレーザービー
ムL2を走査した場合と復路X2 方向に第2のレーザ
ービームL2を走査した場合とではパルス信号PSが異
なり、その結果、往路X1 ,復路X2 両方向共に共
通の補正信号VS によってローパスフィルタ42の出
力信号VX の適正化を図ることができなくなる。この
様な問題点が内在するため、第1の実施例に係る露光ク
ロック作成回路15Aの適用範囲は、第1のレーザービ
ームL1を往路X1 又は復路X2方向のいずれか一方
向に走査する場合に限られるのである。
レーザービームL1を往路X1 又は復路X2 のいず
れか一方向にのみ走査して画像記録を行う場合に適して
いる。即ち、レーザービームL1を往復走査するにはグ
レーティングセンサ13が露光用フィルム10に対して
完全に平行に配置されていることが望ましいが、実際に
は完全に平行に配置することができず平行線より僅かに
傾いてしまうのが普通である。又、グレーティングセン
サ13内の隣り合うグレーティング同士の間隔が全て等
しいわけではなく、ある範囲内で分布しているのが通常
である。従って、往路X1 方向に第2のレーザービー
ムL2を走査した場合と復路X2 方向に第2のレーザ
ービームL2を走査した場合とではパルス信号PSが異
なり、その結果、往路X1 ,復路X2 両方向共に共
通の補正信号VS によってローパスフィルタ42の出
力信号VX の適正化を図ることができなくなる。この
様な問題点が内在するため、第1の実施例に係る露光ク
ロック作成回路15Aの適用範囲は、第1のレーザービ
ームL1を往路X1 又は復路X2方向のいずれか一方
向に走査する場合に限られるのである。
【0061】そこで係る問題点を解決し、第1のレーザ
ービームL1を往路X1 及び復路X2 の両方向に走
査する場合にも露光クロック作成回路15Aを適用でき
る様に露光クロック作成回路15Aを改善したのが、図
9に示す第3の実施例に係る露光クロック作成回路15
Cである。即ち、露光クロック作成回路15Cにおいて
は、露光クロック作成回路15A内において用いられて
いた関数発生回路50を改良した新たな関数発生回路5
0Aが用いられており、それに伴い新たにセレクタ信号
発生回路49が付加されている。
ービームL1を往路X1 及び復路X2 の両方向に走
査する場合にも露光クロック作成回路15Aを適用でき
る様に露光クロック作成回路15Aを改善したのが、図
9に示す第3の実施例に係る露光クロック作成回路15
Cである。即ち、露光クロック作成回路15Cにおいて
は、露光クロック作成回路15A内において用いられて
いた関数発生回路50を改良した新たな関数発生回路5
0Aが用いられており、それに伴い新たにセレクタ信号
発生回路49が付加されている。
【0062】図10は、図9に示される露光クロック作
成回路15Cが有する関数発生回路50A及びその周辺
部の電気的構成要素をピックアップし、拡大して示した
ブロック図である。同図に示す通り、本実施例に係る関
数発生回路50Aは、第1及び第2の関数発生器50A
1,50A2並びにセレクタ50A3から構成されてお
り、第1の関数発生器50A1の制御端及び第2の関数
発生器50A2の制御端はともにスタート同期回路の出
力端に接続されている。又、第1の関数発生器50A1
の出力端はセレクタ50A3の第1の入力端Pに接続さ
れており、第2の関数発生器50A2の出力端はセレク
タ50A3の第2の入力端Qに接続されている。更にセ
レクタ50A3の制御端Cには、ガルバノミラー8自身
が有する位置検出装置(図示せず)の出力端にその入力
端が接続されたセレクタ信号発生回路49の出力端が接
続されており、セレクタ50A3の出力端はアナログ加
算器46の第1の入力端Aに接続されている。
成回路15Cが有する関数発生回路50A及びその周辺
部の電気的構成要素をピックアップし、拡大して示した
ブロック図である。同図に示す通り、本実施例に係る関
数発生回路50Aは、第1及び第2の関数発生器50A
1,50A2並びにセレクタ50A3から構成されてお
り、第1の関数発生器50A1の制御端及び第2の関数
発生器50A2の制御端はともにスタート同期回路の出
力端に接続されている。又、第1の関数発生器50A1
の出力端はセレクタ50A3の第1の入力端Pに接続さ
れており、第2の関数発生器50A2の出力端はセレク
タ50A3の第2の入力端Qに接続されている。更にセ
レクタ50A3の制御端Cには、ガルバノミラー8自身
が有する位置検出装置(図示せず)の出力端にその入力
端が接続されたセレクタ信号発生回路49の出力端が接
続されており、セレクタ50A3の出力端はアナログ加
算器46の第1の入力端Aに接続されている。
【0063】以上の様に関数発生回路50Aは、二種類
の関数発生器50A1,50A2を有している。これら
の関数発生回路50A1,50A2自身はともに図1で
示した関数発生回路50と同一の構成・動作を行う装置
である。即ち、第1の関数発生器50A1はその記憶部
(図示せず)内に第1の関数f1 をストックでき、ス
タート同期回路45からの駆動信号CLに同期してその
ストックしている第1の関数f1 の信号を第1の補正
信号VS1として出力する。同様に関数発生器50A2
も、その記憶部(図示せず)内に第2の関数f2 をス
トックすることができ、駆動信号CLに同期してそのス
トックしている第2の関数f2 の信号を第2の補正信
号VS2として出力する。ここに第1の関数f1 及び
第2の関数f2 の設定はともに、関数発生回路50に
ついて述べた関数fの設定方法、即ち図4〜図6で述べ
た方法と同様の方法で行われる。この様に第1及び第2
の関数発生器50A1,50A2の如く2つの関数発生
器を用いることとしたのは、第1のレーザービームL1
を往復走査するにあたって、いずれか一方の関数発生器
に第1のレーザービームL1を往路(X1 )方向に走
査する際にPLL回路40内のローパスフィルタ42の
出力信号VX を適切に補正できる往路用の信号を予め
実験的に求め、その求めた往路用の信号の関数形を記憶
させ、他方の関数発生器に第1の光ビームL1を復路(
X2 )方向に走査する際に上記出力信号VX を適切
に補正できる復路用の信号の関数形を記憶させるためで
ある。
の関数発生器50A1,50A2を有している。これら
の関数発生回路50A1,50A2自身はともに図1で
示した関数発生回路50と同一の構成・動作を行う装置
である。即ち、第1の関数発生器50A1はその記憶部
(図示せず)内に第1の関数f1 をストックでき、ス
タート同期回路45からの駆動信号CLに同期してその
ストックしている第1の関数f1 の信号を第1の補正
信号VS1として出力する。同様に関数発生器50A2
も、その記憶部(図示せず)内に第2の関数f2 をス
トックすることができ、駆動信号CLに同期してそのス
トックしている第2の関数f2 の信号を第2の補正信
号VS2として出力する。ここに第1の関数f1 及び
第2の関数f2 の設定はともに、関数発生回路50に
ついて述べた関数fの設定方法、即ち図4〜図6で述べ
た方法と同様の方法で行われる。この様に第1及び第2
の関数発生器50A1,50A2の如く2つの関数発生
器を用いることとしたのは、第1のレーザービームL1
を往復走査するにあたって、いずれか一方の関数発生器
に第1のレーザービームL1を往路(X1 )方向に走
査する際にPLL回路40内のローパスフィルタ42の
出力信号VX を適切に補正できる往路用の信号を予め
実験的に求め、その求めた往路用の信号の関数形を記憶
させ、他方の関数発生器に第1の光ビームL1を復路(
X2 )方向に走査する際に上記出力信号VX を適切
に補正できる復路用の信号の関数形を記憶させるためで
ある。
【0064】例えば、図10においては第1の関数発生
器50A1に往路用の補正信号の関数形を記憶させ、第
2の関数発生器50A2に復路用の補正信号の関数形を
記憶させるものとしている。従って、第1の関数発生器
50A1にストックされる第1の関数f1 とは、予め
画像記録装置10を動作させ、第1のレーザービームL
1を往路方向(X1 )にプリスキャンさせて得られる
露光用フィルム10上のX1 方向に並んだ各画素間の
間隔が許容範囲内となったときに第1の関数発生器50
A1に与えられていた関数である。今、関数f1 が数
2に示す関数で与えられているものとする。
器50A1に往路用の補正信号の関数形を記憶させ、第
2の関数発生器50A2に復路用の補正信号の関数形を
記憶させるものとしている。従って、第1の関数発生器
50A1にストックされる第1の関数f1 とは、予め
画像記録装置10を動作させ、第1のレーザービームL
1を往路方向(X1 )にプリスキャンさせて得られる
露光用フィルム10上のX1 方向に並んだ各画素間の
間隔が許容範囲内となったときに第1の関数発生器50
A1に与えられていた関数である。今、関数f1 が数
2に示す関数で与えられているものとする。
【0065】
【数2】
【0066】又、第2の関数発生器50A2にストック
されている第2の関数f2 とは、予め第1のレーザー
ビームL1を復路方向(X2 )にプリスキャンさせて
得られる露光フィルム10上のX2 方向に並んだ各画
素間の間隔が許容範囲内となった際の第2の関数発生器
50A2に与えらていた関数である。そこで、関数f2
は数3に示す関数で与えられたものとする。
されている第2の関数f2 とは、予め第1のレーザー
ビームL1を復路方向(X2 )にプリスキャンさせて
得られる露光フィルム10上のX2 方向に並んだ各画
素間の間隔が許容範囲内となった際の第2の関数発生器
50A2に与えらていた関数である。そこで、関数f2
は数3に示す関数で与えられたものとする。
【0067】
【数3】
【0068】一方、セレクタ信号発生回路49は、ガル
バノミラー8における共振するミラーの位置を検出する
位置検出手段から発せられた正弦波状のアナログ信号G
Pを矩形波のセレクタ信号SLに整形する。そしてセレ
クタ50A3は、上記セレクタ信号SLに同期して第1
の入力端Pに印加されている第1の補正信号Vs1と第
2の入力端Qに印加されている第2の補正信号Vs2と
のいずれか一方を選択し、且つ選択した信号を補正信号
VAs として出力する。即ち、第1のレーザービーム
L1が往路X1 方向に走査されている場合には、セレ
クタ50Aは第1の補正信号Vs1を補正信号VAs
として出力し、逆に第1のレーザービームL1が復路X
2 方向に走査されている場合には、セレクタ50Aは
第2の補正信号Vs2を補正信号VAs として出力す
るわけである。
バノミラー8における共振するミラーの位置を検出する
位置検出手段から発せられた正弦波状のアナログ信号G
Pを矩形波のセレクタ信号SLに整形する。そしてセレ
クタ50A3は、上記セレクタ信号SLに同期して第1
の入力端Pに印加されている第1の補正信号Vs1と第
2の入力端Qに印加されている第2の補正信号Vs2と
のいずれか一方を選択し、且つ選択した信号を補正信号
VAs として出力する。即ち、第1のレーザービーム
L1が往路X1 方向に走査されている場合には、セレ
クタ50Aは第1の補正信号Vs1を補正信号VAs
として出力し、逆に第1のレーザービームL1が復路X
2 方向に走査されている場合には、セレクタ50Aは
第2の補正信号Vs2を補正信号VAs として出力す
るわけである。
【0069】そこで以下においては、以上述べた動作を
図11に基づき具体的に説明することとする。
図11に基づき具体的に説明することとする。
【0070】図11は、図9及び図10に示す露光クロ
ック作成回路15Cの各構成要素における信号(電圧)
の変化を時系列的に示したタイミングチャートである。 ここに図11(a)はグレーティングクロックGCLの
時間的変化を、図11(b)は駆動クロックCLの時間
的変化を、図11(c)はローパスフィルタ42の出力
信号VX の時間的変化を、図11(d)はセレクタ信
号SLの時間的変化を、図11(e)は第1の関数発生
器50A1より発せられる第1の補正信号Vs1の時間
的変化を、図11(f)は第2の関数発生器50A2よ
り発せられる第2の補正信号Vs2の時間的変化を、そ
して図11(g)はアナログ加算器46の出力信号、す
なわち第2のV−F変換器47の入力信号VAY の時
間的変化を示している。
ック作成回路15Cの各構成要素における信号(電圧)
の変化を時系列的に示したタイミングチャートである。 ここに図11(a)はグレーティングクロックGCLの
時間的変化を、図11(b)は駆動クロックCLの時間
的変化を、図11(c)はローパスフィルタ42の出力
信号VX の時間的変化を、図11(d)はセレクタ信
号SLの時間的変化を、図11(e)は第1の関数発生
器50A1より発せられる第1の補正信号Vs1の時間
的変化を、図11(f)は第2の関数発生器50A2よ
り発せられる第2の補正信号Vs2の時間的変化を、そ
して図11(g)はアナログ加算器46の出力信号、す
なわち第2のV−F変換器47の入力信号VAY の時
間的変化を示している。
【0071】図において、時刻t1 からt2 までの
時間T1 は第1のレーザービームL1の往路X1 方
向への走査時間を、時刻t2 から時刻t3 までの時
間T2 は第1のレーザービームL1の復路X2 方向
への走査時間を示している。又、パルス信号PSAを波
形整形して得られたグレーティングクロックGCLは、
第1のレーザービームL1の往路X1 方向への走査に
対しては時刻t1 より遅い時刻t11から時刻t2
より早い時刻t15の時間内で、第1のレーザービーム
L1と同速度で走査されている第2のレーザービームL
2の検出信号として発生し、第1のレーザービームL1
の復路X2 方向への走査に対しては、時刻t2 より
遅い時刻t21から時刻t3 よりも早い時刻t25の
時間内で発生する(図11(a))。更にグレーティン
グクロックGCLは、スタート同期回路45によって時
刻t11で“0”レベルから“1”レベルへ立上がった
後、時刻t15で“1”レベルから“0”レベルへ立下
がるとともに、再び時刻t21で立上がり、時刻t25
で立下がる駆動クロックCLに整形される。即ち、駆動
クロックCLは第1のレーザービームL1の往路X1
方向の走査時においてはパルス幅ΔT1のパルスに、第
1のレーザービームL1の復路X2 方向の走査時にお
いてはパルス幅ΔT2 のパルスとなる。
時間T1 は第1のレーザービームL1の往路X1 方
向への走査時間を、時刻t2 から時刻t3 までの時
間T2 は第1のレーザービームL1の復路X2 方向
への走査時間を示している。又、パルス信号PSAを波
形整形して得られたグレーティングクロックGCLは、
第1のレーザービームL1の往路X1 方向への走査に
対しては時刻t1 より遅い時刻t11から時刻t2
より早い時刻t15の時間内で、第1のレーザービーム
L1と同速度で走査されている第2のレーザービームL
2の検出信号として発生し、第1のレーザービームL1
の復路X2 方向への走査に対しては、時刻t2 より
遅い時刻t21から時刻t3 よりも早い時刻t25の
時間内で発生する(図11(a))。更にグレーティン
グクロックGCLは、スタート同期回路45によって時
刻t11で“0”レベルから“1”レベルへ立上がった
後、時刻t15で“1”レベルから“0”レベルへ立下
がるとともに、再び時刻t21で立上がり、時刻t25
で立下がる駆動クロックCLに整形される。即ち、駆動
クロックCLは第1のレーザービームL1の往路X1
方向の走査時においてはパルス幅ΔT1のパルスに、第
1のレーザービームL1の復路X2 方向の走査時にお
いてはパルス幅ΔT2 のパルスとなる。
【0072】一方、ローパスフィルタ42の出力信号V
X は、時間T1 内ではPLL回路の位相伸縮により
時刻t11から時間Δt1 だけ遅れて発生し、時間T
2 内においても同様に時刻t21より時間Δt2 だ
け遅れて発生する(図11(c))。本実施例において
はこの様な遅れを生じる出力信号VX を、往路X1
,復路X2 方向共全く遅れのない、即ちΔt1 =Δ
t2 =0となる理想的な出力信号に変えようとするも
のである。
X は、時間T1 内ではPLL回路の位相伸縮により
時刻t11から時間Δt1 だけ遅れて発生し、時間T
2 内においても同様に時刻t21より時間Δt2 だ
け遅れて発生する(図11(c))。本実施例において
はこの様な遅れを生じる出力信号VX を、往路X1
,復路X2 方向共全く遅れのない、即ちΔt1 =Δ
t2 =0となる理想的な出力信号に変えようとするも
のである。
【0073】更にセレクタ信号SLは図11(d)に示
す通り第1の光ビームL1の往路X1 方向の走査の始
期である時刻t1 において立上がり、往路X1 方向
の走査の終期である時刻t2 において立下がるパルス
幅T1 ,周期(T1 +T2 )のパルス信号にセレ
クタ信号発生回路49によって整形される。
す通り第1の光ビームL1の往路X1 方向の走査の始
期である時刻t1 において立上がり、往路X1 方向
の走査の終期である時刻t2 において立下がるパルス
幅T1 ,周期(T1 +T2 )のパルス信号にセレ
クタ信号発生回路49によって整形される。
【0074】次に関数発生回路50Aより発せられる補
正信号VAS とローパスフィルタ42の出力信号VX
との加算処理について述べることとなるのであるが、
以下、往路時(時刻t1 〜t2 )と復路時(時刻t
2 〜t3 )に分けて別々に説明することとする。
正信号VAS とローパスフィルタ42の出力信号VX
との加算処理について述べることとなるのであるが、
以下、往路時(時刻t1 〜t2 )と復路時(時刻t
2 〜t3 )に分けて別々に説明することとする。
【0075】まず往路時(時刻t1 〜t2 )におい
てセレクタ50A3は、セレクタ信号SLが立上がる時
刻t1 に同期して第1の入力端Pと出力端Oとを接続
する。 従って、第2の入力端Qは出力端Oとは切断された状態
にある。その後、第1の関数発生回路50A1は駆動ク
ロックCLが立上がる時刻t11に同期して記憶してい
る第1の関数f1 を読出し、第1の補正信号VS1と
してセレクタ50A3の第1の入力端Pに出力する(図
11(e))。同様に第2の関数発生器50A2もまた
、時刻t11において記憶している第2の関数f2 を
読出し、第2の補正信号VS2としてセレクタ50A3
の第2の入力端Qに出力しているのであるが、図11(
f)においては、ローパスフィルタ42の出力信号VX
,第1及び第2の補正信号VS1及びVS2並びに第
2のV−F変換器47の入力電圧VAY との関係を明
瞭にするため記載を省略している。その結果、往路時に
おいては第1の補正信号VS1が補正信号VAS とし
て出力され、この第1の補正信号VS1がアナログ加算
器46によってローパスフィルタ42の出力信号VX
に加算されることとなる。既述した通りこの第1の補正
信号VS1は、予め実験によりその定数k11,k21
及びその遅延常数φ1 が最適値に設定されているので
、第1の補正信号VS1と出力信号VX との加算結果
、即ち第2のV−F変換器47の入力信号VAY は、
時刻t1 から時刻t2 においては図11(g)に示
す通り位相遅れのない理想的な信号となる。
てセレクタ50A3は、セレクタ信号SLが立上がる時
刻t1 に同期して第1の入力端Pと出力端Oとを接続
する。 従って、第2の入力端Qは出力端Oとは切断された状態
にある。その後、第1の関数発生回路50A1は駆動ク
ロックCLが立上がる時刻t11に同期して記憶してい
る第1の関数f1 を読出し、第1の補正信号VS1と
してセレクタ50A3の第1の入力端Pに出力する(図
11(e))。同様に第2の関数発生器50A2もまた
、時刻t11において記憶している第2の関数f2 を
読出し、第2の補正信号VS2としてセレクタ50A3
の第2の入力端Qに出力しているのであるが、図11(
f)においては、ローパスフィルタ42の出力信号VX
,第1及び第2の補正信号VS1及びVS2並びに第
2のV−F変換器47の入力電圧VAY との関係を明
瞭にするため記載を省略している。その結果、往路時に
おいては第1の補正信号VS1が補正信号VAS とし
て出力され、この第1の補正信号VS1がアナログ加算
器46によってローパスフィルタ42の出力信号VX
に加算されることとなる。既述した通りこの第1の補正
信号VS1は、予め実験によりその定数k11,k21
及びその遅延常数φ1 が最適値に設定されているので
、第1の補正信号VS1と出力信号VX との加算結果
、即ち第2のV−F変換器47の入力信号VAY は、
時刻t1 から時刻t2 においては図11(g)に示
す通り位相遅れのない理想的な信号となる。
【0076】次に復路時(時刻t2 〜t3 )におい
ては、セレクタ50A3は、セレクタ信号SLが立下が
る時刻t2 に同期して第1の入力端Pを開放し、第2
の入力端Qを出力端Oに接続する。その後、第2の関数
発生器50A2は、駆動クロックCLが再び立上がる時
刻t21に同期して記憶している第2の関数f2 を読
出し、第2の補正信号VS2としてセレクタ50A3の
第2の入力端Qに出力する(図11(f))。同じく第
1の関数発生器50A1も時刻t21において第1の関
数f1 を読出し、第1の補正信号VS1としてセレク
タ50A3の第1の入力端Pに出力しているのであるが
、往路時における第2の補正信号VS2のときと同様に
図11(e)においてはその波形の記載は省略されてい
る。その結果、復路時においては逆に第2の補正信号V
S2が補正信号VAS として出力される。この第2の
補正信号VS2も又、既述した通り復路時のローパスフ
ィルタ42の出力信号VX の最適補正信号となる様に
予めその定数k12,k22及びその遅延常数φ2 が
設定されている。よって、復路時においても第2のV−
F変換器47の入力信号VAY は、図11(g)に示
す通り位相遅れのない理想的な信号となる。
ては、セレクタ50A3は、セレクタ信号SLが立下が
る時刻t2 に同期して第1の入力端Pを開放し、第2
の入力端Qを出力端Oに接続する。その後、第2の関数
発生器50A2は、駆動クロックCLが再び立上がる時
刻t21に同期して記憶している第2の関数f2 を読
出し、第2の補正信号VS2としてセレクタ50A3の
第2の入力端Qに出力する(図11(f))。同じく第
1の関数発生器50A1も時刻t21において第1の関
数f1 を読出し、第1の補正信号VS1としてセレク
タ50A3の第1の入力端Pに出力しているのであるが
、往路時における第2の補正信号VS2のときと同様に
図11(e)においてはその波形の記載は省略されてい
る。その結果、復路時においては逆に第2の補正信号V
S2が補正信号VAS として出力される。この第2の
補正信号VS2も又、既述した通り復路時のローパスフ
ィルタ42の出力信号VX の最適補正信号となる様に
予めその定数k12,k22及びその遅延常数φ2 が
設定されている。よって、復路時においても第2のV−
F変換器47の入力信号VAY は、図11(g)に示
す通り位相遅れのない理想的な信号となる。
【0077】以上の様に、本実施例においては予め往路
X1 用,復路x2 用にそれぞれ適した関数f1 ,
f2 をそれぞれ第1及び第2の関数発生器50A1,
50A2に記憶しておき、それらの関数f1 ,f2
からなる第1及び第2の補正信号VS1,VS2を駆動
クロックCLに応答して出力させるとともに、ガルバノ
ミラー8自身が有する位置検出手段から発せられる信号
によってセレクタ50A3を制御することにより往路時
,復路時にあわせてそれぞれ第1及び第2の補正信号V
S1,VS2を出力させてローパスフィルタ42の出力
信号VX を補正する様にしたものである。従って、第
2のV−F変換器47より出力される露光クロックEC
Lは完全に第1のレーザービームL1の走査速度に比例
した周波数を有する信号となり、この露光クロックEC
Lを用いて網点信号発生回路5及び光量制御回路6を制
御するならば、往復露光を行なっても露光フィルム10
上には歪みのない画像が記録される。
X1 用,復路x2 用にそれぞれ適した関数f1 ,
f2 をそれぞれ第1及び第2の関数発生器50A1,
50A2に記憶しておき、それらの関数f1 ,f2
からなる第1及び第2の補正信号VS1,VS2を駆動
クロックCLに応答して出力させるとともに、ガルバノ
ミラー8自身が有する位置検出手段から発せられる信号
によってセレクタ50A3を制御することにより往路時
,復路時にあわせてそれぞれ第1及び第2の補正信号V
S1,VS2を出力させてローパスフィルタ42の出力
信号VX を補正する様にしたものである。従って、第
2のV−F変換器47より出力される露光クロックEC
Lは完全に第1のレーザービームL1の走査速度に比例
した周波数を有する信号となり、この露光クロックEC
Lを用いて網点信号発生回路5及び光量制御回路6を制
御するならば、往復露光を行なっても露光フィルム10
上には歪みのない画像が記録される。
【0078】尚、図10においては関数発生回路50A
を二つの関数発生器50A1,50A2とセレクタ50
A3とにより構成したが、図12に示す様な関数発生回
路50Bとしてを構成することもできる。
を二つの関数発生器50A1,50A2とセレクタ50
A3とにより構成したが、図12に示す様な関数発生回
路50Bとしてを構成することもできる。
【0079】図12は、関数発生回路50B及びその周
辺部の電気的構成を示したブロック図である。即ち、関
数発生回路50B内の第1及び第2の関数発生器50B
1,50B2自身が、それぞれ第1及び第2のスイッチ
50B10,50B20(例えばMOSスイッチやシリ
コン制御整流素子等)を有する場合である。この場合に
は、セレクタ信号発生回路49から発せられたセレクタ
信号SLは第1のスイッチ50B10の制御端(例えば
MOSスイッチのゲート等)に直接接続される他、イン
バーター50B3を介して第2のスイッチ50B20の
制御端にも接続される。尚、第1及び第2の関数発生器
50B1,50B2の機能は、それぞれ第1及び第2の
スイッチ50B10,50B20を含む点を除いて図1
0に示した第1及び第2の関数発生器50A1,50A
2と変わる所はない。
辺部の電気的構成を示したブロック図である。即ち、関
数発生回路50B内の第1及び第2の関数発生器50B
1,50B2自身が、それぞれ第1及び第2のスイッチ
50B10,50B20(例えばMOSスイッチやシリ
コン制御整流素子等)を有する場合である。この場合に
は、セレクタ信号発生回路49から発せられたセレクタ
信号SLは第1のスイッチ50B10の制御端(例えば
MOSスイッチのゲート等)に直接接続される他、イン
バーター50B3を介して第2のスイッチ50B20の
制御端にも接続される。尚、第1及び第2の関数発生器
50B1,50B2の機能は、それぞれ第1及び第2の
スイッチ50B10,50B20を含む点を除いて図1
0に示した第1及び第2の関数発生器50A1,50A
2と変わる所はない。
【0080】図13は関数発生回路50Bの動作を示す
タイミングチャートであり、図13(a)はセレクタ信
号SLの波形を、図13(b)は第1の関数発生器50
B1より出力される第1の補正信号VS1の波形を、図
13(c)はインバーター50B3の出力信号SL1の
波形を、図13(d)は第2の関数発生器50B2より
出力される第2の補正信号VS2の波形を示している。
タイミングチャートであり、図13(a)はセレクタ信
号SLの波形を、図13(b)は第1の関数発生器50
B1より出力される第1の補正信号VS1の波形を、図
13(c)はインバーター50B3の出力信号SL1の
波形を、図13(d)は第2の関数発生器50B2より
出力される第2の補正信号VS2の波形を示している。
【0081】図13に示す通り往路時では、セレクタ信
号SLが“0”レベルから“1”レベルへ立ち上がる時
刻t1 においては第1のスイッチ50B10はON状
態となる。一方、出力信号SL1は時刻t1 において
は“1”レベルから“0”レベルへ立ち下がるため、第
2のスイッチ50B20はOFF状態となっている。従
って、駆動クロックCLが“0”レベルから“1”レベ
ルへ立ち上がる時刻t11においては、第1の補正信号
VS1が関数発生回路50Bの補正信号VAS として
出力される。又、復路時では逆に、時間t2 において
セレクタ信号SLが“1”レベルから“0”レベルへ立
ち下がり、出力信号SL1が“0”レベルから“1”レ
ベルへ立ち上がるので、第1のスイッチ50B10がO
FF状態に、第2のスイッチ50B20がON状態とな
る。従って、駆動クロックCLが“0”レベルから“1
”レベルへ再び立ち上がる時刻t21においては、第2
の補正信号VS2が関数発生回路50Bの補正信号VA
S として出力される。
号SLが“0”レベルから“1”レベルへ立ち上がる時
刻t1 においては第1のスイッチ50B10はON状
態となる。一方、出力信号SL1は時刻t1 において
は“1”レベルから“0”レベルへ立ち下がるため、第
2のスイッチ50B20はOFF状態となっている。従
って、駆動クロックCLが“0”レベルから“1”レベ
ルへ立ち上がる時刻t11においては、第1の補正信号
VS1が関数発生回路50Bの補正信号VAS として
出力される。又、復路時では逆に、時間t2 において
セレクタ信号SLが“1”レベルから“0”レベルへ立
ち下がり、出力信号SL1が“0”レベルから“1”レ
ベルへ立ち上がるので、第1のスイッチ50B10がO
FF状態に、第2のスイッチ50B20がON状態とな
る。従って、駆動クロックCLが“0”レベルから“1
”レベルへ再び立ち上がる時刻t21においては、第2
の補正信号VS2が関数発生回路50Bの補正信号VA
S として出力される。
【0082】以上の通り関数発生回路50Bからは、往
路時には第1の補正信号VS1が出力され、復路時には
第2の補正信号VS2が出力されることとなるので、図
9の露光作成回路15Cにおいて、関数発生回路50B
を関数発生回路50Aに替わる関数発生回路として用い
ることが可能である。
路時には第1の補正信号VS1が出力され、復路時には
第2の補正信号VS2が出力されることとなるので、図
9の露光作成回路15Cにおいて、関数発生回路50B
を関数発生回路50Aに替わる関数発生回路として用い
ることが可能である。
【0083】以上説明した通り、露光クロック作成回路
15Cを画像記録装置OPの露光作成回路15として用
いることにより、第1のレーザービームL1の往路X1
,復路X2 両方向への走査においても記録された画
像に歪みを生じさせない様な露光クロックECLを作成
することができる。
15Cを画像記録装置OPの露光作成回路15として用
いることにより、第1のレーザービームL1の往路X1
,復路X2 両方向への走査においても記録された画
像に歪みを生じさせない様な露光クロックECLを作成
することができる。
【0084】(iii) その3
前述した露光クロック作成回路15Cを、図8に示した
露光クロック作成回路15Bの様に構成することも可能
である。従って、この目的の下に露光クロック作成回路
15Cを改良したのが、図14に示された露光クロック
作成回路15Dである。即ち、露光クロック作成回路1
5Dは、アナログ加算器46がPLL回路40Aの中に
組み込まれた構成を有する。これにより、露光クロック
作成回路15Bと同様にV−F変換器が一つですむので
(即ちV−F変換器48)、V−F変換器の数を減らす
ことができる結果、往路及び復路それぞれに最適な補正
信号,即ち第1の補正信号VS1,第2の補正信号VS
2の関数f1 ,f2 の関数形の予想・設定が容易と
なりうる。尚、この露光クロック作成回路15Dは、往
路X1 及び復路X2 の両方向へ第1のレーザービー
ムL1を走査して画像記録を行う場合にも適用できる様
に露光クロック作成回路15Bを改良したものであると
して捉えることも出来る。
露光クロック作成回路15Bの様に構成することも可能
である。従って、この目的の下に露光クロック作成回路
15Cを改良したのが、図14に示された露光クロック
作成回路15Dである。即ち、露光クロック作成回路1
5Dは、アナログ加算器46がPLL回路40Aの中に
組み込まれた構成を有する。これにより、露光クロック
作成回路15Bと同様にV−F変換器が一つですむので
(即ちV−F変換器48)、V−F変換器の数を減らす
ことができる結果、往路及び復路それぞれに最適な補正
信号,即ち第1の補正信号VS1,第2の補正信号VS
2の関数f1 ,f2 の関数形の予想・設定が容易と
なりうる。尚、この露光クロック作成回路15Dは、往
路X1 及び復路X2 の両方向へ第1のレーザービー
ムL1を走査して画像記録を行う場合にも適用できる様
に露光クロック作成回路15Bを改良したものであると
して捉えることも出来る。
【0085】(iv) その他
以上の各実施例で述べてきた画像記録装置OPはレーザ
ー発振器1としてガスレーザー発振器を用いた場合であ
ったが(図2)、半導体レーザーの様に固体レーザー発
振器を上記レーザー発振器1として用いても良い。図1
5はその様な固体レーザー発振器1を用いた画像記録装
置OPAを示している。この場合には、第1のレーザー
ビームL1用の固体レーザー発振器LD1と第2のレー
ザービームL2用の固体レーザー発振器LD2の二種の
レーザー発振器が必要となる。従って、露光クロックE
CLは網点信号発生回路5及び光量制御回路6を制御す
るのみならず、更に第2の固体レーザー発振器LD2を
も制御することとなる。
ー発振器1としてガスレーザー発振器を用いた場合であ
ったが(図2)、半導体レーザーの様に固体レーザー発
振器を上記レーザー発振器1として用いても良い。図1
5はその様な固体レーザー発振器1を用いた画像記録装
置OPAを示している。この場合には、第1のレーザー
ビームL1用の固体レーザー発振器LD1と第2のレー
ザービームL2用の固体レーザー発振器LD2の二種の
レーザー発振器が必要となる。従って、露光クロックE
CLは網点信号発生回路5及び光量制御回路6を制御す
るのみならず、更に第2の固体レーザー発振器LD2を
も制御することとなる。
【0086】又、画像記録装置OPやOPAにおいて、
第1のレーザービームL1の変調信号となる画像信号と
しては、図1に示した様にスキャナの入力部により読み
取った画像信号を直接使用するのではなく、スキャナが
いわゆるトータルシステムの中に入出力部として用いら
れる際に行われる様に磁気ディスク等にストックされた
画像信号を読出して用いることも可能である。
第1のレーザービームL1の変調信号となる画像信号と
しては、図1に示した様にスキャナの入力部により読み
取った画像信号を直接使用するのではなく、スキャナが
いわゆるトータルシステムの中に入出力部として用いら
れる際に行われる様に磁気ディスク等にストックされた
画像信号を読出して用いることも可能である。
【0087】更に光変調としては、オン・オフによる変
調のみならず、連続調変調することも可能である。
調のみならず、連続調変調することも可能である。
【0088】
【発明の効果】以上の様に請求項1及び請求項2記載の
画像記録装置によれば、画像記録担体上を第1の光ビー
ムを主走査方向の往路又は復路の一方向に走査させて画
像情報を記録する際に、画像記録担体上に記録された主
走査方向上の各画素間の間隔を限りなく均一に揃えるこ
とができる結果、全く歪みの無い画像を画像記録担体上
に記録できる効果がある。
画像記録装置によれば、画像記録担体上を第1の光ビー
ムを主走査方向の往路又は復路の一方向に走査させて画
像情報を記録する際に、画像記録担体上に記録された主
走査方向上の各画素間の間隔を限りなく均一に揃えるこ
とができる結果、全く歪みの無い画像を画像記録担体上
に記録できる効果がある。
【0089】更に請求項2記載の画像記録装置によれば
、請求項1記載の画像記録装置の電気的構成をより簡単
化することができるので、装置を小型化できるとともに
、関数発生手段に記憶すべき所定の関数形を請求項1記
載の画像記録装置における場合と比較してより簡単に求
めることができる効果がある。
、請求項1記載の画像記録装置の電気的構成をより簡単
化することができるので、装置を小型化できるとともに
、関数発生手段に記憶すべき所定の関数形を請求項1記
載の画像記録装置における場合と比較してより簡単に求
めることができる効果がある。
【0090】又、更に請求項3及び請求項4記載の画像
記録装置によれば、画像記録担体上を第1の光ビームを
主走査方向の往路及び復路両方向に走査させて画像情報
を記録する場合であっても、画像記録担体上に記録され
た主走査方向上の各画素間の間隔を限りなく均一に揃え
ることができ、全く歪みの無い画像を画像記録担体上に
記録できる効果がある。
記録装置によれば、画像記録担体上を第1の光ビームを
主走査方向の往路及び復路両方向に走査させて画像情報
を記録する場合であっても、画像記録担体上に記録され
た主走査方向上の各画素間の間隔を限りなく均一に揃え
ることができ、全く歪みの無い画像を画像記録担体上に
記録できる効果がある。
【0091】更に、請求項4記載の画像記録装置によれ
ば、請求項2記載の画像記録装置の電気的構成をより簡
単化することができるので、往路方向に第1の光ビーム
を走査する際に適した第1の所定の関数形と、復路方向
に第1の光ビームを走査する際に適した第2の所定の関
数形とを、請求項3記載の画像記録装置における場合と
比較してより簡単に求めることができる効果がある。
ば、請求項2記載の画像記録装置の電気的構成をより簡
単化することができるので、往路方向に第1の光ビーム
を走査する際に適した第1の所定の関数形と、復路方向
に第1の光ビームを走査する際に適した第2の所定の関
数形とを、請求項3記載の画像記録装置における場合と
比較してより簡単に求めることができる効果がある。
【図1】露光クロック作成回路の第一の実施例について
の電気的構成を示すブロック図である。
の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例である画像記録装置を組み
込んだスキャナを模式的に示した概略構成図である。
込んだスキャナを模式的に示した概略構成図である。
【図3】増幅器の出力信号の特性を示した説明図である
。
。
【図4】関数発生回路の記憶部にストックすべき補正信
号の関数形の決定方法を示したフローチャートである。
号の関数形の決定方法を示したフローチャートである。
【図5】関数発生回路の構成を外部入力装置とともに示
したブロック図である。
したブロック図である。
【図6】露光用フィルム上に焼き付けられた各画素の位
置関係を模式的に示した説明図である。
置関係を模式的に示した説明図である。
【図7】往路時のみ露光を行う場合の露光クロック作成
回路内の各構成部分における各信号の状態を示したタイ
ミングチャートである。
回路内の各構成部分における各信号の状態を示したタイ
ミングチャートである。
【図8】露光クロック作成回路の第二の実施例について
の電気的構成を示すブロック図である。
の電気的構成を示すブロック図である。
【図9】露光クロック作成回路の第三の実施例について
の電気的構成を示すブロック図である。
の電気的構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示した露光クロック作成回路における
関数発生回路及びその周辺部の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
関数発生回路及びその周辺部の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】図9に示した露光クロック作成回路の各構成
部分における各信号の状態を示したタイミングチャート
である。
部分における各信号の状態を示したタイミングチャート
である。
【図12】関数発生回路及びその周辺部の電気的構成を
示したブロック図である。
示したブロック図である。
【図13】関数発生回路の動作を示したタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図14】露光クロック作成回路の第四の実施例につい
ての電気的構成を示すブロック図である。
ての電気的構成を示すブロック図である。
【図15】この発明の他の実施例である画像記録装置を
示したブロック図である。
示したブロック図である。
【図16】従来のスキャナの出力部の電気的及び光学的
構成を模式的に示した構成図である。
構成を模式的に示した構成図である。
【図17】従来の露光クロック作成回路の電気的構成を
示したブロック図である。
示したブロック図である。
3 光変調器
8 ガルバノミラー
10 露光用フィルム
13 グレーティングセンサ
15 露光クロック作成回路
15A 露光クロック作成回路
15B 露光クロック作成回路
15C 露光クロック作成回路
15D 露光クロック作成回路
40 PLL回路
40A PLL回路
41 位相比較器
42 ローパスフィルタ
43 第1のV−F変換器
45 スタート同期回路
46 アナログ加算器
47 第2のV−F変換器
48 V−F変換器
49 セレクタ信号発生回路
50 関数発生回路
500 記憶部
50A 関数発生回路
50B 関数発生回路
71 入力端子
72 出力端子
L1 第1のレーザービーム
L2 第2のレーザービーム
ECL 露光クロック
GCL グレーティングクロック
PS パルス信号
CL 駆動クロック
SL セレクタ信号
Claims (4)
- 【請求項1】 画像情報に基づいて作成された変調信
号により光変調された第1の光ビームを偏向器によって
前記画像情報を記録すべき画像記録担体上に非等速度で
走査させ、且つ第2の光ビームを前記偏向器によって前
記画像記録担体に沿って光学的に平行に配置された光検
出器上に前記第1の光ビームと同一速度で走査させると
ともに、前記光検出器によって得られたパルス信号を露
光クロック作成回路によって前記パルス信号に同期し且
つ前記パルス信号を逓倍した信号に相当する露光クロッ
クに変換した後、前記露光クロックにより前記変調信号
の作成タイミングを制御する画像記録装置において、前
記露光クロック作成回路が、(a) 前記パルス信号
が印加される入力端子と、(b) 前記入力端子にそ
の入力端が接続され、且つその内部に第1の電圧制御発
振器を有するPLL回路と、(c) 前記入力端子に
その入力端が接続され、前記パルス信号をクロック信号
に整形した後その出力端より前記クロック信号を出力す
るクロック信号発生手段と、(d) 所定の関数形が
記憶されており、前記クロック信号によって前記所定の
関数形を表すアナログ信号をその出力端より発生する関
数発生手段と、(e) その第1の入力端が前記関数
発生手段の出力端に接続され、且つその第2の入力端が
前記PLL回路内の前記第1の電圧制御発振器の入力端
に接続されたアナログ演算器と、(f) 前記アナロ
グ演算器の出力端にその入力端が接続され、且つその出
力端より前記露光クロックに相当する信号を出力する第
2の電圧制御発振器と、(g) 前記第2の電圧制御
発振器の出力端に接続された出力端子とを備えたことを
特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】 画像情報に基づいて作成された変調信
号により光変調された第1の光ビームを偏向器によって
前記画像情報を記録すべき画像記録担体上に非等速度で
走査させ、且つ第2の光ビームを前記偏向器によって前
記画像記録担体に沿って平行に配置された光検出器上に
前記第1の光ビームと同一速度で走査させるとともに、
前記光検出器によって得られたパルス信号を露光クロッ
ク作成回路によって前記パルス信号に同期し且つ前記パ
ルス信号を逓倍した信号に相当する露光クロックに変換
した後、前記露光クロックにより前記変調信号の作成タ
イミングを制御する画像記録装置において、前記露光ク
ロック作成回路が、(a) 前記パルス信号が印加さ
れる入力端子と、(b) 前記入力端子にその入力端
が接続され、前記パルス信号をクロック信号に整形した
後その出力端より前記クロック信号を出力するクロック
信号発生手段と、(c) 所定の関数形が記憶されて
おり、前記クロック信号によって前記所定の関数形を表
すアナログ信号をその出力端より発生する関数発生手段
と、(d)■前記入力端子にその第1の入力端が接続さ
れた位相比較器と、■前記位相比較器の出力端にその入
力端が接続されたローパスフィルタと、■前記関数発生
手段の出力端にその第1の入力端が接続され、且つ前記
ローパスフィルタの出力端にその第2の入力端が接続さ
れたアナログ演算器と、■前記アナログ演算器の出力端
にその入力端が接続され、且つその出力端が前記位相比
較器の第2の入力端に接続されるとともに、前記出力端
より前記露光クロックに相当する信号を出力する電圧制
御発振器とを有するPLL回路と、(e) 前記電圧
制御発振器の出力端に接続された出力端子とを備えたこ
とを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の画像記録装置において
前記関数発生手段が、第1の所定の関数形と第2の所定
の関数形とを記憶する記憶部を有し、前記クロック信号
に応じて前記第1及び第2の所定の関数形を前記記憶部
より読出すとともに、前記偏向器内に設けられ且つ前記
偏向器自身の位置を検出する位置検出手段の出力信号に
応じて、前記アナログ演算器の第1の入力端に接続され
たその出力端より前記第1の所定の関数形を表す第1の
アナログ信号と前記第2の所定の関数形を表す第2のア
ナログ信号とを選択的に出力するようにしたことを特徴
とする画像記録装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の画像記録装置において
前記関数発生手段が、第1の所定の関数形と第2の所定
の関数形とを記憶する記憶部を有し、前記クロック信号
に応じて前記第1及び第2の所定の関数形を前記記憶部
より読出すとともに、前記偏向器内に設けられ且つ前記
偏向器自身の位置を検出する位置検出手段の出力信号に
応じて、前記アナログ演算器の第1の入力端に接続され
たその出力端より前記第1の所定の関数形を表す第1の
アナログ信号と前記第2の所定の関数形を表す第2のア
ナログ信号とを選択的に出力するようにしたことを特徴
とする画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3081853A JPH04292068A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3081853A JPH04292068A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292068A true JPH04292068A (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=13758049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3081853A Pending JPH04292068A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04292068A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292954A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Ricoh Co Ltd | 画素クロック生成装置、光走査装置及び画像形成装置 |
JP2009282299A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | E-Pin Optical Industry Co Ltd | クロック周波数を生成するmemsスキャンコントローラおよびその制御方法 |
JP2016033586A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 船井電機株式会社 | レーザ走査装置 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP3081853A patent/JPH04292068A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292954A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Ricoh Co Ltd | 画素クロック生成装置、光走査装置及び画像形成装置 |
JP2009282299A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | E-Pin Optical Industry Co Ltd | クロック周波数を生成するmemsスキャンコントローラおよびその制御方法 |
JP2016033586A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 船井電機株式会社 | レーザ走査装置 |
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