JP2531886B2 - 光変調装置及びこれを用いた記録装置 - Google Patents

光変調装置及びこれを用いた記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザ等の光源の
光出力を変調制御する技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームを走査していフィルム等の
感光材料上へ多階調の濃淡画像を記録する際、各画素を
記録するのに、半導体レーザの光出力を鋸歯状に変化さ
せてそのパルス幅で変調する方式が特願平2−1997
44号に提案されている。これは半導体レーザの光出力
が温度変動に影響を受けやすいという問題点を、APC
(Auto Power Control)制御を用いずに解決したものであ
る。
【0003】図6はその原理を説明するための4象限図
である。第1象限は半導体レーザの駆動電流−光出力特
性を表し、温度がT0 ,T1 ,T2 (T0 <T1 <T
2 )の場合について描いてある。これによれば温度変化
がそれほど大きくなければ上記特性の傾き(スロープ効
率)は各温度でほとんど変化しないことが分かる。第4
象限は縦軸を時間にとり駆動電流の時間波形を表わす。
これは初期値i0 から始まるランプ波形である。第2象
限には、第1象限の特性を持つ半導体レーザに第4象限
の時間波形を持つ駆動電流を供給したときに得られる光
出力の時間波形を表した。
【0004】第2象限に注目し、光出力がある設定値P
0 になった起点を起点として、この起点から時間τだけ
経過した時点で駆動電流を遮断する。このとき光出力波
形は鋸歯状になるが、各温度T0 ,T1 ,T2 における
鋸歯状光出力は、前述のスロープ効率が変化しないとい
う特性により、それぞれの温度のときに形状がほぼ合同
であり、したがって温度変化に依らずその面積すなわち
露光量は変化しない。各画素をこのように鋸歯状の光出
力で記録し、画素の濃淡を光のパルス幅τを変化させる
ように制御すれば、温度変化に依らない半導体レーザに
よる濃淡画像の記録が行える。
【0005】図7は上記の変調方法を実施するための半
導体レーザ変調回路のブロック図である。図中、13は
ひとつの画素を記録する期間を規定するための画素クロ
ック信号であり、14は画素クロック13に同期して得
られる画素の濃淡を表す画素データであり、複数のビッ
トで表されるデジタル値である。以下、13を記号aで
表す。1は信号aのクロックに同期して鋸歯状電圧を発
生する鋸歯状波発生回路を表し、この出力信号をbとお
く。5は電圧可変型のパルス遅延器を表し、V3で規定
される時間だけパルスaの立ち上がりエッジを遅延させ
パルスcを出力する。6はセットリセットフリップフロ
ップであり、SET入力の立ち上がりエッジで出力Qを
ロジックハイレベルにセットし、RESET入力の立ち
上がりエッジでロジックローレベルにリセットする。こ
の出力をdとおく。4はロジック入力のスイッチであ
り、入力dがハイレベルのときON状態となり、ローレ
ベルのときOFF状態となる。2は電圧−電流変換器で
あり、鋸歯状電圧bを鋸歯状電流eに変換する。3は半
導体レーザである。11はフォトダイオードであり、半
導体レーザ3の光出力の一部を図示していない光学的手
段によって受光するよう構成してある。12は電流−電
圧変換器を表し、フォトダイオード11の光検出電流を
電圧値fに変換している。10は電圧比較器(コンパレ
ータ)であり、光電圧値fがある設定値V1 を越えた時
点で出力gをロジックハイレベルにする。7は電圧可変
型のパルス遅延器を示し、TIME入力電圧kで規定さ
れる時間だけコンパレータの出力gの立ち上がりエッジ
を遅延させて、信号jを出力し、フリップフロップ6を
リセットする。9はデジタル/アナログ変換器を表し画
素データをアナログ電圧値kに変換する。
【0006】図8は前述のブロック図の動作タイミング
チャートである。aの画素クロックに同期して、鋸歯状
電圧bが図のように発生する。画素1の場合について説
明すると、画素クロックの立ち上がり20を遅延器5に
よってτ1 遅延させ、フリップフロップ6をセットする
タイミング、すなわち半導体レーザへ電流を流し始める
タイミングを鋸歯状電圧bの適当な位置に合わせる。そ
してその信号cの立ち上がり21によってフリップフロ
ップ6がセットされ、信号dが22のタイミングで立ち
上がり、スイッチ4をON状態にし、半導体レーザの駆
動電流eが図のように流れる。半導体レーザの光出力は
光検出電圧fでモニタされるが、鋸歯状電流eの初期値
がレーザ発光を始める電流より低く設定されているた
め、レーザ発光するまでにΔtだけ遅れることになる。
この光検出電圧fと設定電圧V1 をコンパレータ10で
比較しfがV1 を越えた時点23で信号gが図のように
立ち上がる。この信号gは遅延器7に入力され画素濃度
データ電圧kに比例した遅延時間τ3 だけ遅延されてフ
リップフロップ6をリセットし、この信号jによって鋸
歯状電流eを遮断する。以下、画素2以降も同様の動作
を繰り返す。このように画素データに比例した鋸歯状光
パルス幅でひとつの画素の露光量を制御し、濃淡画像を
感光材料上へ記録を行なう。
【0007】この方式によれば、半導体レーザの光出力
を光検出電圧fでモニタする場合に、その検出回路は光
出力全てをモニタする必要はなく、レーザ発光を開始し
た時点のみを検出すれば良いため、通常のAPCに要求
されるような全光出力範囲に渡る線形性は必要ないとい
う利点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例にはより改良すべき点がある。光出力のダイナミッ
クレンジを大きくとるためには最低光出力をできるだけ
小さくした方が良いが、そのためには遅延時間τ3 の最
小値をできるだけ小さくする必要がある。ところがこの
遅延時間には以下に示すように下限がある。
【0009】図9は電圧可変型遅延器の構成の一例を示
したブロック図である。31はセットリセットフリップ
フロップであり、入力パルスINの立ち上がりエッジで
出力を反転させる。出力信号mはINの立ち上がりでロ
ジックローレベルになり、トランジスタTr1 をOFF
状態にする。32及びTr2 及びR1 により構成された
回路網は定電流回路であり、基準電圧Vref を用いてV
ref /R1 の電流を流しコンデンサCを充電する。充電
されたCの電圧はTr3 及びR2 を用いたエミッタフォ
ロア回路によって33のコンパレータへ伝えられる。こ
の信号をnとおく。コンパレータ33の他方の入力には
外部からの電圧入力TIMEが接続されている。コンパ
レータ33の出力はこの電圧可変型遅延器の出力とな
り、同時に前記フリップフロップ31のリセット信号に
もなっている。図10はこの電圧可変型遅延器の動作タ
イミングチャートである。入力パルスINの立ち上がり
のタイミング35によって出力m(フリップフロップ出
力Qの反転出力)がロジックローレベルになり、コンデ
ンサCの電圧nは、 n = Vc − (Vref /CR1 )t (t:
時間) となる。この電圧nが、外部からの電圧入力TIMEを
下回る時点36においてコンパレータ33の出力OUT
が反転し、フリップフロップ31をリセットする。すな
わちINの立ち上がりからOUTの立ち上がりまでの遅
延時間Tは、 T = CR1 (Vc − TIME)/Vref となる。
【0010】この遅延時間Tを小さくするためには、T
IMEをVc にできるだけ近づければよいが、実際には
電圧値にノイズの影響で完全にはこのTを0にはできな
い。更にフリップフロップ、トランジスタ、コンパレー
タの伝達遅延により、この遅延器は必ず遅延時間のオフ
セットを持つ。
【0011】ここで図8のタイミングチャートに戻り、
光出力を小さくするためにτ3 を小さくする限界がある
とすれば、制御できる光出力に下限があることになり、
光出力のダイナミックレンジもあまり大きくはとれない
ことになる。又、信号fを検知する電圧V1 も小さくす
ればよいが、ノイズの関係でやはり限界がある。更にコ
ンパレータの伝達遅延時間、スイッチの動作遅延時間な
ど他にも光出力の最小値を上昇させる原因となるものは
多々ある。
【0012】具体的な数値を挙げて説明すると、通常ひ
とつの画素を記録する時間は100〜500nsec 程度
であり、遅延器の遅延オフセットは数nsec 〜数10n
sec程度になる。今、画素クロックの周期を250nsec
であるとする。このうち光パルス幅として用いられる
のは200nsec 程度である。遅延時間の最小値が30
nsecであるとすると、光三角波の面積で単純に計算し
てもダイナミックレンジは44:1となり、これ以上の
要求には応えられない。
【0013】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
ので、温度変動に影響を受けず、且つ非常に大きなダイ
ナミックレンジを有する変調光が得られる変調技術の提
供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明の光変調装置は、光出力が時間と共に
漸次上昇するように光源からの光出力を制御して、所望
露光量に応じた期間だけ前記光出力制御を行なう光変調
装置において、前記制御を繰り返し行なう際に、1つ前
あるいはそれ以前の制御における光出力が所定の値に達
した時期を基準に、次回の光出力の出力期間の制御を行
なう手段を有することを特徴とする。また、本発明の記
録装置は、光源と、画像を形成する各画素毎に該光源か
らの光出力を制御する上述の光変調装置と、走査光学系
とを有し、記録媒体上に変調光を走査して画像を露光記
録することを特徴とする。作用を具体的な例で説明す
る。光検知パルスgの発生タイミングは、1つ前の光検
知パルスgの発生タイミングとほぼ同じであることを利
用する。半導体レーザの発光特性を規定するのはレーザ
チップの温度であり、この温度は急激には変わりえな
い。すなわちレーザチップの環境温度は1つの画像を描
く間にそれほど大きくは変化せず、描画中のチップの温
度はそれ自身の電力損失に大きく依存している。この電
力損失による温度上昇もその時定数は数10μsec〜数s
ecであり、一つの画素を描く時間に比べれば十分に長
く、隣り合う画素における温度はほとんど変わらないと
みてよい。従って図8のタイミングチャートにおいて信
号eとfに注目し、eの電流がON状態になってからfでレ
ーザ発光するまでの遅れ時間Δtと、次に続く画素2に
おける同様の遅れ時間はほとんど同じであると云ってよ
い。つまり、ある画素における発光開始のタイミングは
一つ前あるいはそれ以前の画素の発光開始タイミングか
ら予測することができる。よってこの予測タイミングを
用いて、画素濃度を決定するための遅延器を動作させる
タイミングを発光開始より一定時間だけ前にずらすこと
により、上記従来例の課題である遅延器のオフセットな
どの初期遅延の影響を排除することができる。
【0015】
【実施例】以下、高精細で多階調のハーフトーン画像を
フイルム上に記録する医療用のレーザプリンタに本発明
を適用した実施例を説明する。本実施例の装置では例え
ば4096階調という極めて多階調のハーフトーン画像
を描くことができる。
【0016】図1はレーザプリンタの全体システム構成
を示したものであり、108は半導体レーザを変調駆動
するための半導体レーザコントローラである。120は
MR,CT,DSA等の医療用の画像入力機器である。
119に示すユニットは画像入力機器120からオリジ
ナル画像データを取込むためのインターフェース、多数
の画素データから成る画像データを記憶する画像メモ
リ、及び画像配列や変倍処理等の画像処理を行なう画像
処理回路が含まれる。画像処理回路では設定された出力
フォーマットに従ってオリジナル画像の拡大や縮小の変
倍処理を行なう。例えば画像拡大する場合は最近傍補
間、線形補間、三次スプライン補間等の公知の手法を用
いて画素補間処理を行なう。
【0017】101は半導体レーザ、102はコリメー
タレンズ等の光学系であり半導体レーザ101からの光
を平行光にしている。103は開口絞り、104はビー
ムスプリツタ、106は集光レンズ、107はPINフ
オトダイオードであり、フオトダイオード107の出力
は半導体レーザコントローラ108に入力され、ビーム
スプリツタ104で分光されたレーザビーム強度をモニ
タする。一方、ビームスプリツタ104の透過直進方向
には、レンズ105、主走査を行なう回転多面鏡109
が配置される。110は倒れ補正のためのfθレンズ、
111は光ビームを銀塩フイルム等の感光性のシート状
記録媒体112に垂直な方向に折り曲げる折り返し鏡で
ある。
【0018】116はシート状記録媒体を収納するサプ
ライマガジン、117は感光記録済の記録媒体を収納す
るレシーブマガジンであり、113は副走査を行なうた
めのモータである。114はモータ113に接続され、
シート状の記録媒体112の副走査を行なうためのロー
ラであり、ローラ114の回転軸にはエンコーダ115
が取付けられローラ114の回転状態を検出する。エン
コーダ115としては例えばレーザロータリーエンコー
ダ等が好適である。記録媒体112はサプライマガジン
116から取出されてローラ114まで送られ、ローラ
114によって低速で副走査しながら光ビームで露光記
録が行なわれ、記録の済んだ記録媒体はレシーブマガジ
ン117に収納される。又、記録の済んだ記録媒体をレ
シーブマガジン117ではなく不図示の自動現像機に直
接送り出すようにしても良い。
【0019】118は主走査毎の同期をとるための主走
査の始まりを表わす信号(BD信号)を得るためのフオ
トダイオードである。半導体レーザコントローラ108
はフオトダイオード118の出力によって同期をとりな
がら、各画素データが記憶される画像メモリ119の内
容に基づいて半導体レーザ101を変調駆動する。BD
信号を基に各走査ラインの描き始めのタイミングを得る
ため、高精度な画像を描くためにはBD信号はできる限
り正確なタイミングで得る必要がある。そこで走査光ビ
ームがフオトデイテクタ118を通過して信号検知する
際には半導体レーザ101が一定出力で連続発振するよ
うに構成されている。なお、回転多面鏡の角部等で乱反
射が起きるのを未然に防ぐために、フオトデイテクタ1
18への入射時以外のブランキング期間には半導体レー
ザ101の光出力を強制的に停止するようになってい
る。
【0020】次に、図1において半導体レーザコントロ
ーラ108として表わしたユニットの詳細を図2のブロ
ック図を用いて説明する。基本的な構成は先に説明した
図7とほぼ同様であるが、コンパレータ10の出力gか
らの出力に遅延器8が追加されているところが異なる。
この遅延器8の出力hが遅延器7への入力になる。動作
も図7とほぼ同じであるため異なる部分を中心に説明す
る。
【0021】図3は、図2に示す半導体レーザ制御装置
の動作タイミングチャートであり、前出の図8のタイミ
ングチャートと異なるのは、コンパレータ出力gが遅延
器8の作用によって時間τ2 だけ遅れて遅延器7の入力
になっているところである。画素1からの遅延時間τ2
は次の画素2の領域まで伸びており、この遅延された信
号hが画素2の発光開始タイミングとみなされる。画素
2においてこの画素濃度に対応した遅延時間τ3 だけ遅
れてフリップフロップ6がリセットされ駆動電流を遮断
する。先に指摘したように、一つの画素を描く間の半導
体レーザーチップの温度変化はほとんどないので、画素
クロックの周期をTc とすれば画素1の発光開始タイミ
ング40と画素2の発光開始タイミング41の時間差も
c である。遅延器8の遅延時間τ2 はTc よりも小さ
く設定されており、その差Tc −τ2 を適当に設定する
ことにより前出の遅延器のオフセットなどの最低の遅れ
時間をこの時間内に吸収でき、最小の光出力を最低の遅
れ時間に依存せずに設定できる。
【0022】なお、各走査ラインにおける一番最初の画
素は、1つ前の画素出力が無いため制御不能であるが、
例えばレーザビームプリンタに用いた場合は、感光材料
上の有効領域を走査する以前から発光を始めて、制御可
能状態にしてから画像を描くようにすれば良い。
【0023】<他の実施例>図4は本発明の他の実施例
のブロック図であり、先と同一の符号は同一の部材を表
すが、前記の図2とほぼ同様であるため異なる部分を中
心に説明する。コンパレータ10の出力が二つの電圧可
変型遅延器51−0、51−1にアンドゲート56−0
及び56−1によって分配してて入力されている。この
出力h0 、h1 はORゲート52にて論理和をとられ、
その出力hがフリップフロップ6のリセット信号になっ
ている。それぞれの遅延器51−0、51−1の時間設
定入力には独立したデジタル/アナログ変換器55−
0、55−1のアナログ出力が接続されている。それぞ
れのデジタル/アナログ変換器55−0、55−1はオ
フセット電圧発生器56によって出力電圧にオフセット
が加えられている。又、それぞれのデジタル/アナログ
変換器55−0、55−1のそれぞれのデジタル入力は
データラッチ回路54−0、54−1から得られる。こ
のデータラッチ54−0、54−1はクロック入力の立
ち上がりから次の立ち上がりまでの間入力データを保持
するものであるが、54−0のクロック入力にはT(ト
リガ)フリップフロップ53の出力Qが接続されてお
り、54−1にはその反転出力Q* が接続されている。
Tフリップフロップ53のトリガ入力には画素クロック
が接続されている。Tフリップフロップはトリガ入力の
立ち上り毎に出力を反転させるものであるため、データ
ラッチ回路54−0、54−1のクロック入力には画素
クロックを1/2に分周したものが入る。そしてデータ
ラッチ回路54−0、54−1それぞれの出力は2画素
分の期間保持される。アンドゲート56−0の他方の制
御入力にはTフリップフロップ53の出力Qが、アンド
ゲート56−1にはQ* が入力される。
【0024】図5は、図4のブロック図の動作タイミン
グチャートであるが、図3とほぼ同様であるため異なる
部分を中心に説明する。画素1の期間中に60のタイミ
ングで発光検知が行われたとする。このときTフリップ
フロップ53の出力がQ=ローレベル、Q* =ハイレベ
ルであれば、この立ち上がりによって遅延器51−1が
トリガされ、遅延出力h1 が図のように61のタイミン
グで現れる。又、画素2の期間中に62のタイミングで
発光検知が行われたとすると、この時はTフリップフロ
ップ53の出力が反転しているため、遅延器51−0が
トリガされ63のタイミングで遅延出力h0 が現れる。
続いて画素3の期間で64のタイミングで発光検知が行
われたとすると、Tフリップフロップ53の出力が反転
し、画素1の時点と同じに戻っているので遅延器51−
1がトリガされ遅延出力h1 が65のタイミングで現れ
る。ORゲート52によってh0 とh1 は論理和をとら
れて出力hが得られ、それぞれのタイミングで半導体レ
ーザの駆動電流を遮断する。このときデジタル/アナロ
グ変換器55−0、55−1の出力オフセットを、遅延
器の入力に対し先の図3の遅延時間τ2 に相当するよう
に設定すれば、前実施例と同様の作用効果が得られる。
【0025】本発明は以上の各実施例の形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、遅延器の数を増すことにより1画素前だけ
ではなく数画素前の光検知信号を基にして同様の変調を
行なうこともできる。これは特に画素クロックの周期が
短くなった場合に有効である。
【0026】又、遅延器としては電圧可変型を用いる以
外に、デジタルカウンタを用いたものやディレイライン
の出力タップを選択するものなど、外部から可変である
ものなら使用可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、温度変動にかかわらず
所望の露光量を得ることができると共に、パルス幅制御
のダイナミックレンジに依存することなく大きなダイナ
ミックレンジを得ることができる。しかも通常用いられ
る安価な回路素子を用いてこれを達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの実施例の構成図である。
【図2】実施例の半導体レーザ制御装置のブロック図で
ある。
【図3】図2の動作を表すタイミングチャート図であ
る。
【図4】他の実施例の半導体レーザ制御装置のブロック
図である。
【図5】図4の動作を表すタイミングチャート図であ
る。
【図6】原理を示す4象限図である。
【図7】従来例を説明するためのブロック図である。
【図8】図7の動作を表すタイミングチャート図であ
る。
【図9】電圧可変型遅延器の一例を示す図である。
【図10】図9の動作を表すタイミングチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 鋸歯状歯発生回路 2 電圧電流変換回路 3 半導体レーザ 11 フォトダイオード 5、7、8 電圧可変型遅延器 9 デジタル/アナログ変換器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光出力が時間と共に漸次上昇するように
    光源からの光出力を制御して、所望露光量に応じた期間
    だけ前記光出力制御を行なう光変調装置において、前記
    制御を繰り返し行なう際に、1つ前あるいはそれ以前の
    制御における光出力が所定の値に達した時期を基準に
    次回の光出力の出力期間の制御を行なう手段を有するこ
    とを特徴とする光変調装置。
  2. 【請求項2】 光源と、画像を形成する各画素毎に該光
    源からの光出力を制御する請求項1の光変調装置と、走
    査光学系とを有し、記録媒体上に変調光を走査して画像
    を露光記録することを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 前記光源は半導体レーザである請求項1
    の光変調装置又は請求項2の記録装置。
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