JPH04291031A - 光源装置及びそれを用いた光ピックアップ - Google Patents

光源装置及びそれを用いた光ピックアップ

Info

Publication number
JPH04291031A
JPH04291031A JP3081421A JP8142191A JPH04291031A JP H04291031 A JPH04291031 A JP H04291031A JP 3081421 A JP3081421 A JP 3081421A JP 8142191 A JP8142191 A JP 8142191A JP H04291031 A JPH04291031 A JP H04291031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
source device
light source
shg
modulated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3081421A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Miyagaki
一也 宮垣
Hideo Maeda
英男 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3081421A priority Critical patent/JPH04291031A/ja
Priority to US07/849,954 priority patent/US5331650A/en
Publication of JPH04291031A publication Critical patent/JPH04291031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビームを出射する光
源装置及びそれを用いた光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば文献「Journal o
f Optical Society of Amer
ica B Vol.3 No.9 1986年  第
1175頁乃至第1179頁」には、図7に示すような
第二高調波発生素子(以下、SHG素子と称す)が開示
されている。このSHG素子は、約808nm程度の波
長の光ビームを出射する半導体レーザ70と、半導体レ
ーザ70から出射された光ビーム(以下、LD光と称す
)を平行光にするコリメートレンズ71と、コリメート
レンズ71を通過したLD光を集光する集光レンズ72
と、Nd:YAGレーザ媒質73と、第二高調波変換用
の非線形光学結晶であるKTP74と、出力ミラー75
とを有しており、Nd:YAGレーザ媒質73の半導体
レーザ70側の端面と出力ミラー75との間がNd:Y
AGレーザ共振器77として機能し、半導体レーザ70
は、Nd:YAGレーザ共振器77に対する励起用光源
として機能するようになっている。より詳細には、出力
ミラー75のおう面には、所定のコーティング膜79が
施されており、このコーティング膜79として、Ndの
発振線である波長1064nmの光に対し、高い反射率
をもつ一方でその半分の波長532nmの光に対しては
低い反射率をもつ材質のものを用いることによって(す
なわち、コーティング膜79を波長1064nmの光に
対するミラーとすることによって)、波長1064nm
に対してはQが高く、その半分の波長532nmに対し
てはQが低いレーザ共振器77を構成している。
【0003】このような構成のSHG素子では、半導体
レーザ70を駆動すると、半導体レーザ70からはLD
光が出射し、このLD光は、コリメートレンズ71,集
光レンズ72を介してNd:YAGレーザ媒質73に入
射する。Nd:YAGレーザ媒質73の吸収波長は約8
08nm程度であるので、約808nm程度の波長のL
D光がNd:YAGレーザ媒質73に入射すると、入射
したLD光はNd:YAGレーザ媒質73内部で吸収さ
れてポンピングに利用され、Nd:YAGレーザ共振器
77内にはNdの発振線である1064nmの光が励起
される。励起された1064nmの光は、KTP74に
より半分の波長532nmに変換されてNd:YAGレ
ーザ共振器77から第二高調波発生光(SHG光)とし
て出射される。
【0004】このように図7のSHG素子は、SHG光
を出射する光源装置として見ることができ、この場合に
、この光源装置から出射されるSHG光は良好なビーム
品質を有し、また波長が532nmと短かいので、対物
レンズにより回折限界まで集光可能であり、集光スポッ
トを小さくすることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の光源装置において、半導体レーザ70自体は、その
駆動電圧を数MHZ程度のオーダで高速変調することに
よって、数MHZ程度のオーダの高速変調されたLD光
を直接出射することが可能であるが、Nd:YAGレー
ザ媒質73(固体レーザ媒質)は、その蛍光寿命(数百
μ秒)によって変調速度が数KHZ程度のオーダに制限
されるので、半導体レーザ70から数MHZのオーダで
高速変調されたLD光がNd:YAGレーザ媒質73に
入射しても、Nd:YAGなどの固体レーザは数MHZ
のオーダで高速変調されず、Nd:YAGレーザ共振器
77から最終的に出射されるSHG光は、数MHZ程度
のオーダの高速変調された光ビームではなく、数KHZ
程度のオーダで変調された光ビームとなってしまう。
【0006】このため、図7に示すような従来の光源装
置では、集光スポットを小さくすることはできるものの
、高速変調された光ビームを出射させることができない
という欠点があった。
【0007】本発明は、集光スポットを小さくすること
が可能であるとともに高速変調された光ビームを出射可
能な光源装置及びそれを用いた光ピックアップを提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光源装置は、直接変調可能な半導体レーザと
、半導体レーザからのLD光に基づき短波長光を出射す
る波長変換部とを有し、前記半導体レーザからのLD光
を前記短波長光に重畳させて出射させるようになってい
ることを特徴としている。
【0009】また、本発明の光ピックアップは、上記光
源装置が光源として用いられ、前記光源装置から出射さ
れる光ビームを集光させて光記憶媒体に入射させるよう
になっていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記のような構成の光源装置では、半導体レー
ザからのLD光を波長変換部からの短波長光に重畳させ
て出射する。この際、半導体レーザは、直接変調可能に
構成され、半導体レーザからは高速変調されたLD光を
出射させることができるので、これを短波長光に重畳さ
せることにより、短波長光自体が高速変調されなくても
、これらの重畳の結果、短波長光を見かけ上、高速変調
されたものとして出射させることができる。また重畳光
のうちで、所定の光強度以上の光は、短波長光によるも
のであるので、短波長光にLD光を重畳させてもそのビ
ーム径を小さくすることができる。
【0011】このような光源装置を光ピックアップに用
いる場合には、光源装置から見かけ上高速変調された短
波長光を出射させることで光記憶媒体への書き込み等を
高速に行なうことができ、また小さな集光スポットによ
り光記憶媒体の高容量化が図れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る光源装置の一実施例の構成
図である。図1を参照すると、本実施例の光源装置1は
、短波長光を出射するものとなっており、このような光
源の一例として、第二高調波発生光(SHG光)を出射
するSHG素子により構成されている。すなわち、本実
施例の光源装置1は、約808nm程度の波長の光ビー
ムを出射する半導体レーザ2と、半導体レーザ2から出
射された光ビーム(以下、LD光と称す)を平行光にす
るコリメートレンズ3と、コリメートレンズ3を通過し
たLD光を集光する集光レンズ4と、Nd:YAGレー
ザ媒質5と、第二高調波変換用の非線形光学結晶である
KTP(TkiOPO4)6と、出力ミラー7とを有し
ており、Nd:YAGレーザ媒質5の半導体レーザ2側
の端面と出力ミラー7との間がNd:YAGレーザ共振
器8として機能し、半導体レーザ2は、Nd:YAGレ
ーザ共振器8に対する励起用光源として機能するように
なっている。
【0013】より詳細には、Nd:YAGレーザ媒質5
の端面と出力ミラー7のおう面には、それぞれ所定のコ
ーティング膜9,10が施されており、このコーティン
グ膜9,10として、Ndの発振線である波長1064
nmの光に対し高い反射率をもつ一方でその半分の波長
532nmの光に対しては低い反射率をもつ材質のもの
を用いることによって(すなわちコーティング膜9,1
0を波長1064nmの光に対するミラーとすることに
よって)、波長1064nmに対してはQが高く、その
半分の波長532nmに対してはQが低いレーザ共振器
8を構成している。
【0014】ところで、本実施例では、Nd:YAGレ
ーザ媒質5の端面に施されたコーティング膜9としては
、半導体レーザ2からのLD光がNd:YAGレーザ媒
質5に十分に入力するようにさらにLD光に対しても透
過性をもつものが用いられるとともに、出力ミラー7の
おう面に施されたコーティング膜10についても、Nd
:YAGレーザ媒質5,KTP6を透過する一部のLD
光(以下、透過LD光と称す)に対して透過性をもつも
のが用いられる。コーティング膜10として波長532
nm付近の光を透過するのみならず、透過LD光に対し
ても透過性のものを用いることにより、本実施例では、
透過LD光にSHG素子1からの波長532nm付近の
SHG光を重畳させてレーザ共振器8から重畳光として
出射させるようにしている。
【0015】また、本実施例では、半導体レーザ2の駆
動電流として、バイアス電流Ibと、変調用電流Isと
が用いられている。すなわち、半導体レーザ2の駆動電
流Iとして、バイアス電流Ibと変調用電流Isとを加
算器12により加算したものを用いるようになっている
【0016】次にこのような構成の光源装置1の動作に
ついて説明する。バイアス電流Ibと変調用電流Isと
を加算した駆動電流Iで半導体レーザ2を駆動すると、
半導体レーザ2からは駆動電流Iに応じたパワーの波長
808nm付近のLD光が出射し、このLD光は、コリ
メートレンズ3,集光レンズ4を介してNd:YAGレ
ーザ媒質5に入射する。入射したLD光の大半はNd:
YAGレーザ媒質5内部で吸収されてポンピングに利用
され、Nd:YAGレーザ共振器8内にはNdの発振線
である1064nmの光が励起される。励起された10
64nmの光は、KTP74により半分の波長532n
mに変換されてNd:YAGレーザ共振器8からSHG
光として出射される。このように半導体レーザ2から出
射されたLD光のうち、大半のものはNd:YAGレー
ザ媒質5内部で吸収されるが、一部のLD光は吸収され
ずにNd:YAGレーザ媒質5を透過する。Nd:YA
Gレーザ媒質5を透過した一部のLD光は、さらにKT
P6,コーティング膜10を通過し、透過LD光として
Nd:YAGレーザ共振器8から出射される。
【0017】この結果、Nd:YAGレーザ共振器8か
ら出射されるSHG光は、透過LD光に重畳したものと
なり、光源装置1からはこれらが重畳された重畳光が光
ビームとして出射される。
【0018】図2(a),(b),(c)はバイアス電
流Ibを所定値に定めた後、変調用電流Isを“0”に
したときの、SHG光,透過LD光,重畳光の空間強度
分布をそれぞれ示す図であり、図3(a),(b),(
c)はバイアス電流Ibを所定値に定めた後、変調用電
流Isを最大値にしたときのSHG光,透過LD光,重
畳光の空間強度分布をそれぞれ示す図である。なお、図
2(a),(b),(c),図3(a),(b),(c
)はSHG光,透過LD光,重畳光を対物レンズで絞っ
たとしたときの空間強度分布を示している。
【0019】半導体レーザ2自体は、前述したように、
その駆動電流Iを数MHZのオーダで高速変調すること
によって、数MHZのオーダの高速変調されたLD光を
直接出射することが可能であり、この場合には、透過L
D光も数MHZのオーダで高速変調されて出射される。 これに対し、SHG光は、LD光が数MHZのオーダで
高速変調されたものであってもこれに追従できず数KH
Z程度のオーダで変調された光ビームとなってしまうの
で、変調用電流Isを数MHZのオーダで高速変調する
場合には、図2(a),(b),(c)と図3(a),
(b),(c)とでSHG光の光強度はほとんど時間的
変化が無く一定のものと考えられ、重畳光の光強度の変
調は、主に透過LD光の変調によって行なわれる。換言
すれば、本実施例においては、透過LD光をバイアス光
として利用し、変調用電流Isを数MHZのオーダで変
化させてバイアス光としての透過LD光を高速変調する
ことにより、SHG光を見かけ上、数MHZのオーダで
高速変調したと同じ効果を得ることができる。
【0020】一方、SHG光が回折限界のビーム径とな
るように重畳光を対物レンズで絞る場合に、透過LD光
のビーム径はSHG光に比べて拡がっているが、所定の
光強度以上の重畳光のビーム径は、図2(c)または図
3(c)からわかるように、SHG光の回折限界ビーム
径にほぼ等しくなる。すなわち、重畳光のうちで、所定
の光強度以上の光は、SHG光によるものであるので、
SHG光に透過LD光を重畳させても、集光スポットの
大きさをSHG光単独での集光スポットの大きさに比べ
て差程劣化させず、十分小さなものに維持することがで
きる。
【0021】図4は図1に示した光源装置1を光ピック
アップに適用した場合の例を示す図である。図4の光ピ
ックアップでは、光源装置1から出射した重畳光をコリ
メートレンズ31,プリズム32,ビームスプリッタ3
3を介し、対物レンズ34により光磁気ディスク,相変
化光ディスク,ライトワンス,レーザディスク,コンパ
クトディスク等の光記憶媒体35上に回折限界まで絞っ
て書込用,消去用,または読取用の光ビームとして入射
させるようになっている。また、光記憶媒体35からの
反射光をビームスプリッタ33,1/2波長板36,偏
光ビームスプリッタ37からトラッキング検出器38に
、また円筒レンズ39を介しフォーカス検出器40に入
射させるよう構成されている。なお、この例では、フォ
ーカス検出の仕方として、円筒レンズ39を用いた非点
収差法が示されている。
【0022】ところで、光源装置1の光ピックアップへ
の適用に際して、本発明では、光記憶媒体35の読取り
、書き込み,消去に閾値が存在することを利用している
【0023】いま、例えば、光記憶媒体35に論理レベ
ルで“01010110000”というデータを書き込
むとする。このときには、書き込み信号として、“01
010110000”を光源装置1に与える。光源装置
1では、この書き込み信号に応じて半導体レーザ2への
注入電流が図5に示すように、バイアス成分に信号成分
が重畳されたものとなるよう、変調用電流Isを生成し
、バイアス電流Ibと変調用電流Isとの和をとる。 この際に、バイアス電流Ibのレベルは、書き込み信号
が“0”のときに重畳光の光強度が光記憶媒体35への
書込パワー(書き込みの閾値)以下となるように(すな
わち論理レベルで“0”となるように)設定されている
とする。また変調用電流Isのレベルは、書き込み用信
号が“1”のときに重畳光の光強度が光記憶媒体35へ
の書込パワー以上となるように(すなわち論理レベルで
“1”となるように)、設定されているとし、必要なら
ば、変調用電流Isのレベルを増幅する。
【0024】このように、バイアス電流Ibのレベルと
変調用電流Isのレベルとを書込み用に予め設定してお
き、書き込み信号として、“01010110000”
が光源装置1に順次に加わると、半導体レーザ2への注
入電流は図5に示すようになり、この注入電流に基づき
光源装置1からは図6に示すような光強度の重畳光が出
射される。なお、図6は書き込み信号が数MHZのオー
ダである場合の重畳光の光強度が示されており、前述し
たようにSHG光は、数MHZのオーダでは高速変調さ
れず、従ってSHG光の光強度はほぼ一定のものとなっ
ている。一方、透過LD光は数MHZのオーダで高速変
調されており、この透過LD光をSHG光に重畳するこ
とにより、SHG光を見かけ上高速変調されたものにす
ることができ、“01010110000”の書き込み
データを正しく光記憶媒体35に書き込むことができる
。すなわち、、例えば、“0”の書き込み信号が続き、
瞬間的に“1”となり、その後、“0”が続くというよ
うな場合、図7に示すような従来の光源装置を用いると
きには、この高速変調に追従できず、SHG光が出射さ
れないので、“1”の書き込みデータを光記憶媒体に正
しく書き込むことができなかったが、この実施例では、
“1”の書き込みデータを光記憶媒体35に正しく書き
込むことが可能となる。また、これと反対に、“1”の
書き込み信号が続き、瞬間的に“0”となり、その後、
“1”が続くような場合、従来の光源装置を用いるとき
には、“0”の書き込みデータを光記憶媒体に正しく書
き込むことができなかったが、この実施例では“0”の
書き込みデータを光記憶媒体35に正しく書き込むこと
ができる。
【0025】従来では、光ピックアップとして、光記憶
媒体35の大容量化に応えるために、小さな集光スポッ
トの得られるSHG素子を光源に適用しようとしても、
高速変調可能なSHG光が得られなかったので、大容量
化が可能でなおかつ転送レートの速い光ピックアップを
実現することができなかったが、本実施例の光源装置1
を用いる場合には、上述のように、小さな集光スポット
で光記憶媒体の大容量化が可能であるとともに、書き込
みデータを光記憶媒体35に高速にかつ正しく書き込む
ことができるので、光ディスク等の大容量化が可能でな
おかつ転送レートの速い光ピックアップを実現すること
ができる。
【0026】なお、上述の実施例では、光源装置1,す
なわちSHG素子として、レーザ媒質にNd:YAGを
用いたが、レーザ媒質にNd:YVO4を用いることに
よって、457nm程度のより短かい波長のSHG光を
発生させることができ、集光スポットをより小さくする
ことができる。なお、このときには、SHG光を効率良
く得るため、半導体レーザ2としてハイパワーのものを
用いるのが良く、また非線形光学結晶としてKTPでは
なく、KNbO3を用いる必要がある。特にKNbO3
のカット角(θ,φ)をθ=90゜±1゜,φ≒40.
6゜±5゜、またはθ≒63.8゜±5゜,φ=90゜
±1゜とし、位相整合させることにより、SHG光をよ
り効率良く得ることができる。
【0027】また、上述の実施例では、光源装置1とし
て、バルク内部共振器型SHG素子を例にとって説明し
たが、外部共振器型SHG素子を用いることもできる。 外部共振器型SHG素子の場合も半導体レーザの駆動の
仕方は、上述した内部共振器型SHG素子の場合と同じ
である。但し、外部共振器型SHG素子では、LD光を
直接、SHG光に変換するので、LD光を共振器内部に
蓄えすぎることなく、かつ、SHG光が必要なだけ得ら
れるように、共振器のQを設定する必要がある。
【0028】また、上述の実施例では、SHG光を例に
とったが、SHG光に限らず短波長光を出射する波長変
換部を備えたものであれば良く、さらには、半導体レー
ザ2からのLD光の一部をレーザ共振器8に入射させて
SHG光等を出射させる一方、半導体レーザ2からのL
D光の残りの一部をレーザ共振器8に入射させずにこれ
を例えばビームスプリッタ等でSHG光を直接重畳させ
るように構成することもできる。
【0029】また、上述の光ピックアップの動作説明で
は、光記憶媒体35へのデータの書き込みについてだけ
説明したが、消去,読み取りについても、書き込みと同
様、それぞれ閾値が存在することを利用して光源装置1
からの重畳光により行なうことができる。但し、消去,
読み取りについては、変調を行なう必要はない。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の光源装置
によれば、直接変調可能な半導体レーザからのLD光を
波長変換部からの短波長光に重畳させて出射させるよう
にしているので、高速変調された光ビームを出射させる
ことができ、かつその集光スポットを小さくすることが
できる。
【0031】また、上記光源装置を光ピックアップの光
源に適用することにより、光記憶媒体の大容量化が可能
で転送レートの速い光ピックアップを実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光源装置の一実施例の構成図であ
る。
【図2】(a),(b),(c)はバイアス電流を所定
値に定めた後、変調用電流を“0”にしたときのSHG
光,透過LD光,重畳光の空間強度分布をそれぞれ示す
図である。
【図3】(a),(b),(c)はバイアス電流を所定
値に定めた後、変調用電流を最大値にしたときのSHG
光,透過LD光,重畳光の空間強度分布をそれぞれ示す
図である。
【図4】図1の光源装置を適用した光ピックアップの構
成例を示す図である。
【図5】半導体レーザへの注入電流を説明するための図
である。
【図6】図5の注入電流に基づき、図1の光源装置から
出射される光ビームの光強度を示す図である。
【図7】SHG光を出射する従来の光源装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1      光源装置 2      半導体レーザ 3      コリメートレンズ 4      集光レンズ 5      Nd:YAGレーザ媒質6      
KTP 7      出力ミラー 8      レーザ共振器 9      コーティング膜 10    コーティング膜 34    対物レンズ 35    光記憶媒体 Ib    バイアス電流 Is    変調用電流

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  直接変調可能な半導体レーザと、半導
    体レーザからのLD光に基づき短波長光を出射する波長
    変換部とを有し、前記半導体レーザからのLD光を前記
    短波長光に重畳させて出射させるようになっていること
    を特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の光源装置が光源として
    用いられ、前記光源装置から出射される光ビームを集光
    させて光記憶媒体に入射させるようになっていることを
    特徴とする光ピックアップ。
JP3081421A 1991-03-20 1991-03-20 光源装置及びそれを用いた光ピックアップ Pending JPH04291031A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3081421A JPH04291031A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 光源装置及びそれを用いた光ピックアップ
US07/849,954 US5331650A (en) 1991-03-20 1992-03-12 Light source device and optical pickup using light source device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3081421A JPH04291031A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 光源装置及びそれを用いた光ピックアップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04291031A true JPH04291031A (ja) 1992-10-15

Family

ID=13745895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3081421A Pending JPH04291031A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 光源装置及びそれを用いた光ピックアップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04291031A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5033043A (en) Optical head apparatus for optical disks
US5377212A (en) Solid-state laser device including uniaxial laser crystal emitting linearly polarized fundamental wave and nonlinear optical crystal emitting linearly polarized harmonic wave
JPH07507901A (ja) ハイパワー小型のダイオードポンプ型チューナブルレーザ
US5331650A (en) Light source device and optical pickup using light source device
US5325348A (en) Wavelength converting element and system for recording and reproducing optical information
JP3558747B2 (ja) 記録再生装置
JPH04291031A (ja) 光源装置及びそれを用いた光ピックアップ
KR19990083418A (ko) 광디스크의기록재생방법및광디스크기록재생장치
JPH0429383A (ja) 光変調可能な高調波光源及びそれを用いた光情報処理装置
JPH0511289A (ja) 光源装置及びそれを用いた光ピツクアツプ
JPH04291032A (ja) 光源装置及びそれを用いた光ピックアップ
JPH04355217A (ja) 光情報記録再生方式
JP3077774B2 (ja) 光源装置およびそれを用いた光情報記録再生装置
US5511048A (en) Magneto-optical recording and reproducing apparatus
JPS60170041A (ja) 光学式ピツクアツプ装置
JPH1075015A (ja) 半導体レーザ装置及びそれを用いた光学情報記録再生装置、光学式変位計
JPH0590687A (ja) 光源装置及びそれを用いた光ピツクアツプ
JPH06131691A (ja) 光学式情報記録再生装置
JP3170911B2 (ja) レーザ光発生装置
JPH04158588A (ja) 半導体レーザ励起固体レーザ装置
JPH0520709A (ja) 光学式信号記録再生装置および光学式信号記録方法
JPH0830974A (ja) 情報記録再生方法および装置
JPH09161298A (ja) 光記録原盤のマスタリング装置および方法
JPS636890A (ja) 半導体レ−ザ光学系
JPS60192377A (ja) 半導体レ−ザ素子の駆動方法