JPH0590687A - 光源装置及びそれを用いた光ピツクアツプ - Google Patents

光源装置及びそれを用いた光ピツクアツプ

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JPH0590687A
JPH0590687A JP3321141A JP32114191A JPH0590687A JP H0590687 A JPH0590687 A JP H0590687A JP 3321141 A JP3321141 A JP 3321141A JP 32114191 A JP32114191 A JP 32114191A JP H0590687 A JPH0590687 A JP H0590687A
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source device
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JP3321141A
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Kazuya Miyagaki
一也 宮垣
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非線形光学媒質内において基本波のパワー密
度をさらに高め、短波長光をより効率良く出射させるこ
とができる。 【構成】 励起光が入射するレーザ媒質5の端面Eと短
波長光が出射する非線形光学媒質6の端面Hとの間が基
本波に対する共振器8として機能するようになってお
り、共振器8内には、非線形光学媒質6内で基本波のビ
ーム径が絞り込まれるように、基本波のビームを制御す
るレンズ7がさらに設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビームを出射する光
源装置及びそれを用いた光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば文献「レーザー学会研究会
報告 RTM−90−38 1990年11月6日 第
13頁乃至第18頁」には、光源装置として、図5に示
すような小型YAGグリーンレーザが開示されている。
この小型YAGグリーンレーザは、809nmの波長の
光ビームを出射する半導体レーザ70と、半導体レーザ
70から出射された光ビーム(以下、LD光と称す)を
集光するレンズ72と、Nd:YAGレーザ媒質73
と、第二高調波変換用の非線形光学媒質であるKTP結
晶74とを有しており、Nd:YAGレーザ媒質73の
とつ状端面AとKTP結晶74の端面Dとの間がNd:
YAGレーザ共振器77として機能するようになってい
る。
【0003】このような光源装置では、半導体レーザ7
0からのLD光をレンズ72で集光させてNd:YAG
レーザ媒質73のとつ状端面Aに入射させ、Nd:YA
Gレーザ媒質において所定波長の基本波FDを発生させ
るようにしている。ところで、この従来技術では、基本
波FDのビームウェスト,すなわちビーム径が最小とな
る位置にKTP結晶74を配置し、これにより、KTP
結晶74内での基本波FDのパワー密度を高め、この基
本波FDに基づきKTP結晶74において第二高調波S
Hを効率良く発生させることを意図している。すなわ
ち、一般に第二高調波SHへの変換効率は、KTP結晶
74に入射する基本波FDのパワー密度に比例するの
で、基本波FDのビームウェストが最小となる位置にK
TP結晶74を置くことにより、第二高調波SHの変換
効率を高めることが期待できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光源装置では、Nd:YAGレーザ媒質73で
発生した基本波の一部分しか共振器77の共振モードに
ならないという問題があった。図6はこの様子を説明す
るための図であり、図6において一部の基本波FD1
共振モードとなっているが、他の基本波FD2は共振モ
ードとはならない。このため、KTP結晶74内におい
て、基本波のパワー密度をさらに高めることは難かし
く、第二高調波の変換効率を著しく高めるには限界があ
った。
【0005】本発明は、非線形光学媒質内において基本
波のパワー密度をさらに高め、短波長光をより効率良く
出射させることの可能な光源装置及びそれを用いた光ピ
ックアップを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の発明者は、上述し
た従来の問題を解決するため、当初、Nd:YAGレー
ザ媒質73のとつ状端面Aの曲率を大きくし、従来の構
成では共振モードとならなかった基本波FD2を共振モ
ードにさせることを提案した。しかしながら、この場合
には、共振器77の長さを短かくするか、非線形光学媒
質としてのKTP結晶74の端面Dを曲面にする必要が
あり、共振器77の長さを短かくする場合には、レーザ
媒質73またはKTP結晶74の長さを短かくしなけれ
ばならず、また、KTP結晶74の端面Dを曲面にする
場合には、KTP結晶74において基本波のビーム径が
広がってしまう。短波長光への変換効率は、非線形光学
媒質74の長さの自乗とパワ−変度に比例するので、上
記いずれの場合も短波長光への変換効率が低下し、上記
目的を達成することはできなかった。
【0007】そこで、本発明では、上記目的を達成する
ために、励起光が入射するレーザ媒質の端面と短波長光
が出射する非線形光学媒質の端面との間を基本波に対す
る共振器として機能させるとき非線形光学媒質内で基本
波のビーム径が絞り込まれるように、基本波のビームを
制御するビーム制御手段を共振器内にさらに設けたこと
を特徴としている。
【0008】ビーム制御手段としては、レーザ媒質と非
線形光学媒質との間にレンズを配置し、該レンズを前記
ビーム制御手段として機能させても良いし、または、前
記レーザ媒質と前記非線形光学媒質との間にレンズ効果
を有するものとして分布屈折率レンズを配置し、該分布
屈折率レンズを前記ビーム制御手段として機能させても
良いし、または、互いに対向するレーザ媒質の端面と非
線形光学媒質の端面の少なくとも一方の面を曲面状に加
工し、該曲面状の端面をビーム制御手段として機能させ
ても良い。
【0009】また、本発明の光ピックアップは、上記光
源装置が光源として用いられ、前記光源装置から出射さ
れる光ビームを集光させて光記憶媒体に入射させるよう
になっていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記のような構成の光源装置では、共振器内に
基本波を閉じ込め、かつ共振器内に設けられたビーム制
御手段により、非線形光学媒質内で基本波のビームが絞
り込まれる。これにより、非線形光学媒質内での基本波
のパワー密度を高め、また、非線形光学媒質の口径に対
する長さを大きくすることができる。
【0011】また、このような光源装置を光ピックアッ
プに用いる場合には、光源装置からの高効率,高出力の
短波長光により、光記憶媒体に高密度記録された情報を
読み出すことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る光源装置の第1の実施例の
構成図である。図1を参照すると、第1の実施例の光源
装置1は、809nm程度の波長の光ビームを出射する
半導体レーザ2と、半導体レーザ2から出射された光ビ
ーム(以下、LD光と称す)を集光するレンズ系4と、
Nd:YAGレーザ媒質5と、第二高調波変換用の非線
形光学媒質であるKTP結晶(KTiOPO4)6と、
Nd:YAGレーザ媒質5とKTP結晶6との間に配置
されたレンズ7(例えばとつレンズ)とを有しており、
Nd:YAGレーザ媒質5の半導体レーザ2側の端面E
とKTP結晶6の端面Hとの間がNd:YAGレーザ共
振器8として機能し、半導体レーザ2は、Nd:YAG
レーザ共振器8に対する励起用光源として機能するよう
になっている。
【0013】より詳細には、レンズ系4としては、コリ
メート機能,ビーム整形機能および集光機能を有する光
学系が用いられる。すなわち、半導体レーザ2から出射
されるLD光のビーム形状は、一般に楕円状に広がるの
で、このLD光のビーム形状を円形のものにし集光させ
てNd:YAGレーザ媒質5の端面Eに入射させるよう
な光学系,例えばシリンドルカルレンズ対と集光レンズ
とが用いられる。なお、レンズ系4に集光レンズが用い
られるとき、この集光レンズは、LD光をレーザ媒質5
内で集光させるのに必要な大きな開口数(N.A.)を
有している。
【0014】また、KTP結晶6は、所謂タイプIIの位
相整合がとれるように、θ=90゜,φ=23.2゜程
度のカット角で切出されている。
【0015】また、Nd:YAGレーザ媒質5の各端面
E,Fと、KTP結晶6の各端面G,Hには、次表のよ
うなコーティングが施されている。なお、次表において
HRは高反射コーティング,ARは無反射コーティング
を表わし、“−”はコーティングの必要のないことを表
わしている。
【0016】
【表1】
【0017】すなわち、表1を参照すると、Nd:YA
Gレーザ媒質5の端面Eには、波長809nmのLD光
に対して無反射の特性を有する一方、LD光の入射によ
りNd:YAGレーザ媒質5で励起される波長1064
nmの基本波に対しては高反射の特性を有するコーティ
ングが施されている。また、Nd:YAGレーザ媒質5
の端面FとKTP結晶6の端面Gとには、波長1064
nmの基本波に対して無反射の特性を有するコーティン
グが施されている。また、KTP結晶6の端面Hには、
波長1064nmの基本波に対して高反射の特性を有す
る一方、基本波に基づきKTP結晶6内で発生する波長
532nmの第二高調波に対しては無反射の特性を有す
るコーティングが施されている。また、表1には示さな
いが、レンズ7の表面にも、基本波,第二高周波に対し
て無反射のコーティングが施されている。
【0018】このように、Nd:YAGレーザ媒質5の
端面EとKTP結晶6の端面Hとに基本波に対し高反射
のコーティングが施されており、端面Hを出力ミラーと
して機能させることにより、端面Eと端面Hとの間を基
本波に対する共振器8として機能させることができる。
【0019】また、Nd:YAGレーザ媒質5の端面E
とKTP結晶6の端面Hとは、とつ状に加工されてお
り、Nd:YAGレーザ媒質5のとつ状端面Eの曲率に
ついては、レンズ系4の集光レンズの開口数(N.
A.)を上述のように大きくしたことに伴なって、従来
の曲率よりも大きくなっている。
【0020】次にこのような構成の光源装置1の動作に
ついて説明する。半導体レーザ2を駆動すると、半導体
レーザ2からは所定パワーの波長809nmのLD光が
出射し、このLD光は、レンズ系4を介してNd:YA
Gレーザ媒質5に端面Eから入射する。入射したLD光
の大半はNd:YAGレーザ媒質5内部で吸収されてポ
ンピングに利用され、Nd:YAGレーザ媒質5内には
1064nmの基本波が励起される。励起された106
4nmの基本波は、レーザ媒質5の端面EとKTP結晶
6の端面Hとに施された高反射コーティングによって共
振器8内に閉じ込められる。このとき、端面Eが従来に
比べて大きな曲率(=1/曲率半径)を有し、端面Hも
曲率を有しているので、共振器8内において、ビ−ム径
を従来よりも小さくすることができる。
【0021】さらにこの際、励起された1064nmの
基本波は、レーザ媒質5内の所定位置P1でビーム径が
小さくなり、レーザ媒質5の端面Fでビーム径が一旦広
がるが、レーザ媒質5とKTP結晶6との間に設けられ
たレンズ7によって広がりかけたビーム径は絞られ、K
TP結晶6内の所定位置P2で再度ビーム径が小さくな
る。これにより、共振器8内に2つの最小ビームウェス
トを存在させることができ、そのうちの1つをKTP結
晶6内に存在させることができる。
【0022】この結果、KTP結晶6内における基本波
のパワー密度を高めることができ、また、構造上、KT
P結晶6の結晶長,より正確には、l/d(結晶長/口
径)の値を大きくすることができる。従って、KTP結
晶6において、波長532nmの第二高調波を従来より
もさらに高効率で発生させ、KTP結晶6の端面Hから
高出力で出射させることができる。
【0023】図2は本発明に係る光源装置の第2の実施
例の構成図である。なお、図2において図1と対応する
個所には同じ符号を付している。図2を参照すると、第
2の実施例の光源装置11では、レーザ媒質5とKTP
結晶6との間にレンズと同じ効果を有する手段としてセ
ルフォックレンズなどの分布屈折率レンズ17が設けら
れている。レーザ媒質5の端面E,FとKTP結晶6の
端面G,Hとには、表1に示したようなコ−ティングが
施されており、この場合にも、端面Eと端面Hとの間が
基本波に対する共振器18として機能するようになって
いる。また、分布屈折率レンズ17の両端面F’,G’
には、基本波,第二高周波に対して、無反射のコ−ティ
ングが施されている。
【0024】この第2の実施例においても、レーザ媒質
5の端面EとKTP結晶6の端面Hの曲率を大きくし、
また、レーザ媒質5とKTP結晶6との間に分布屈折率
レンズ17を設けることによって、第1の実施例と同様
に基本波のビ−ム径を従来よりも小さくし、レーザ媒質
5の端面EとKTP結晶6の端面Hとの間にこの基本波
を効果的に閉じ込めることができる。また、レーザ媒質
5の端面FとKTP結晶6の端面Gとを第1の実施例の
レンズ7と同様に、機能させ、共振器18内に2つの最
小ビームウェストを存在させることができ、そのうちの
1つをKTP結晶6内に存在させることができる。この
結果、KTP結晶6内における基本波のパワー密度を高
めることができ、また、KTP結晶6の結晶長,より正
確には、l/d(結晶長/口径)の値を大きくすること
ができて、KTP結晶6において、波長532nmの第
二高調波を従来よりもさらに高効率で発生させ、KTP
結晶6の端面Hから出射させることができる。この第2
の実施例では、さらに、分布屈折率レンズ17にセルフ
ォックレンズを用いれば、光共振器の組付けをより容易
に行なうことが可能となる。
【0025】図3は本発明に係る光源装置の第3の実施
例の構成図である。図3を参照すると、第3の実施例の
光源装置21では、レーザ媒質5とKTP結晶6との間
にレンズを設けるかわりに、レーザ媒質5の端面FとK
TP結晶6の端面Gとの少なくとも一方を所定の曲率
(>0)でとつ状に曲面研磨加工し、これらの端面F,
Gに第1の実施例のレンズ7と同等の働きをもたせてい
る。なお、端面F,Gの曲率は、これらにレンズ7と同
等の機能をもたせるため、これらの端面F,G付近での
基本波の波面の曲率よりも大きく設定されている必要が
ある。
【0026】また、レーザ媒質5の各端面E,F,KT
P結晶6の各端面G,Hには表1に示したと同様のコー
ティングが施されており、この場合にも、端面Eと端面
Hとの間が基本波に対する共振器28として機能とする
ようになっている。
【0027】このような構成の光源装置21では、第
1,第2の実施例と同様に、基本波のビ−ム径を従来よ
りも小さくし、レーザ媒質5の端面EとKTP結晶6の
端面Hとの間にこの基本波を効果的に閉じ込めることが
できる。また、レーザ媒質5の端面FとKTP結晶6の
端面Gとを第1の実施例のレンズ7と同様に機能させ、
共振器28内に2つの最小ビームウェストを存在させる
ことができ、そのうちの1つをKTP結晶6内に存在さ
せることができる。この結果、KTP結晶6内における
基本波のパワー密度を高めることができ、また、KTP
結晶6の結晶長,より正確には、l/d(結晶長/口
径)の値を大きくすることができて、KTP結晶6にお
いて、波長532nmの第二高調波を従来よりもさらに
高効率で発生させ、KTP結晶6の端面Hから出射させ
ることができる。さらに、この第3の実施例では、レー
ザ媒質5とKTP結晶6との間にレンズを設ける必要が
なく、端面F,Gがレンズの働きをするので、第1,第
2の実施例に比べ部品点数を少なくすることができ、共
振器28内の光損失を減少させることができて、より高
効率に第二高調波を発生させることができる。
【0028】なお、上述の各実施例において、KTP結
晶6は、所謂タイプII(基本波の波長が1.064μ
m)の位相整合がとれるように、カット角がθ=90
゜,φ=23.2゜程度で切出されており、この場合の
許容角はΔφ=2.5゜程度,Δθ=5.2゜程度とな
る。従って、基本波の伝搬方向とKTP結晶6内で光軸
Cとのなす角が1.2゜程度(Δφの半分)以内に収ま
るように、レーザ媒質5,KTP結晶6の各端面の曲率
を設定するのが良い。また、この例のように許容角Δ
φ,Δθの大きい非線形光学媒質を用いれば、高い波長
変換効率を得ることができる。
【0029】図4は第1,第2,または第3の実施例の
光源装置1,11,または21を光ピックアップに適用
した場合の例を示す図である。図4の光ピックアップで
は、光源装置1,11,または21から出射した第二高
調波をコリメートレンズ31,プリズム32,ビームス
プリッタ33を介し、対物レンズ34により光磁気ディ
スク,相変化光ディスク,ライトワンス,レーザディス
ク,コンパクトディスク等の光記憶媒体35上に回折限
界まで絞って書込用,消去用,または読取用の光ビーム
として入射させるようになっている。また、光記憶媒体
35からの反射光をビームスプリッタ33,1/2波長
板36,偏光ビームスプリッタ37からトラッキング検
出器38に、また円筒レンズ39を介しフォーカス検出
器40に入射させるよう構成されている。なお、この例
では、フォーカス検出の仕方として、円筒レンズ39を
用いた非点収差法が示されている。
【0030】このような光ピックアップにおいて、光源
装置1,11,または21からは、高出力の短波長光
(すなわち波長532nmの第二高調波)が出射される
ので、光記憶媒体35での集光スポット径を従来よりも
小さくすることができ、高密度記録された情報を読み出
すことができる。
【0031】なお、上述の各実施例では、光源装置1,
11,または21として、レーザ媒質にNd:YAGを
用いたが、レーザ媒質にNd:YVO4を用いることに
よって、457nm程度のより短かい波長の第二高調波
を発生させることができ、集光スポットをより小さくす
ることができる。なお、このときには、第二高調波を効
率良く得るため、半導体レーザ2としてハイパワーのも
のを用いるのが良く、また非線形光学結晶としてKTP
ではなく、KNbO3を用いる必要がある。特にKNb
3のカット角(θ,φ)をθ=90゜±1゜,φ≒4
0.6゜±5゜、またはθ≒63.8゜±5゜,φ=9
0゜±1゜とし、位相整合させることにより、第二高調
波をより効率良く得ることができる。さらに、半導体レ
ーザ2,レーザ媒質5,非線形光学媒質6に、上記組合
せ以外のものを使うことも可能である。また、半導体レ
−ザ以外の励起用光源を使うことも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1,2記載
の発明によれば、励起光が入射するレーザ媒質の端面と
短波長光が出射する非線形光学媒質の端面との間が基本
波に対する共振器として機能するようになっており、該
共振器内には、非線形光学媒質内で基本波のビーム径が
絞り込まれるように、基本波のビームを制御するビーム
制御手段,例えばレンズが設けられているので、非線形
光学媒質内において基本波のパワー密度をさらに高め、
また、構造上、非線形光学媒質の口径dに対する長さl
の比l/dの値を大きくすることができ、短波長光をよ
り効率良くかつ高出力が出射させることができる。
【0033】また、請求項3記載の光源装置のように、
上記ビーム制御手段として分布屈折レンズを用いれば、
さらに、光共振器の組付けを容易に行なうことができ
る。
【0034】また、請求項4記載の光源装置のように、
ビーム制御手段として互いに対向するレーザ媒質の端面
と非線形光学媒質の端面の少なくとも一方の面を曲面状
に加工したものを用いれば、さらに、部品点数を少なく
することができ、共振器内の光損失を減少させることが
できて、より高効率に第二高調波を発生させることがで
きる。
【0035】また、請求項5記載の発明によれば、上記
光源装置を光ピックアップの光源に適用することによ
り、光記憶媒体に高密度記録されている情報の読出しを
精度良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光源装置の第1の実施例の構成図
である。
【図2】本発明に係る光源装置の第2の実施例の構成図
である。
【図3】本発明に係る光源装置の第3の実施例の構成図
である。
【図4】図1,図2,または図3の光源装置を適用した
光ピックアップの構成例を示す図である。
【図5】第二高調波を出射する従来の光源装置の構成図
である。
【図6】図4の光源装置における基本波のモードを説明
するための図である。
【符号の説明】
1,11,21 光源装置 2 半導体レーザ 4 レンズ系 5 レーザ媒質 6 非線形光学媒質(KTP結晶) 7 レンズ 8,18,28 レーザ共振器 17 分布屈折率レンズ 34 対物レンズ 35 光記憶媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ媒質と、非線形光学媒質とを有
    し、レーザ媒質に所定の光ビームを励起光として入射さ
    せて所定波長の基本波を励起し、該基本波により非線形
    光学媒質において前記励起光の波長よりも短かい波長の
    短波長光を発生させて出射させるように構成された光源
    装置において、励起光が入射するレーザ媒質の端面と短
    波長光が出射する非線形光学媒質の端面との間が前記基
    本波に対する共振器として機能するようになっており、
    該共振器内には、前記非線形光学媒質内で基本波のビー
    ム径が絞り込まれるように、基本波のビームを制御する
    ビーム制御手段がさらに設けられていることを特徴とす
    る光源装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザ媒質と前記非線形光学媒質と
    の間にレンズを配置し、該レンズを前記ビーム制御手段
    として機能させるようになっていることを特徴とする請
    求項1記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ媒質と前記非線形光学媒質と
    の間に分布屈折率レンズを配置し、該分布屈折率レンズ
    を前記ビーム制御手段として機能させるようになってい
    ることを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  4. 【請求項4】 互いに対向するレーザ媒質の端面と非線
    形光学媒質の端面の少なくとも一方の面を曲面状に加工
    し、該曲面状の端面をビーム制御手段として機能させる
    ようになっていることを特徴とする請求項1記載の光源
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光源装置が光源として用
    いられ、前記光源装置から出射される光ビームを集光さ
    せて光記憶媒体に入射させるようになっていることを特
    徴とする光ピックアップ。
JP3321141A 1991-08-01 1991-11-09 光源装置及びそれを用いた光ピツクアツプ Pending JPH0590687A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09326129A (ja) * 1996-06-04 1997-12-16 Minebea Co Ltd 高密度記録再生装置
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