JPH09161298A - 光記録原盤のマスタリング装置および方法 - Google Patents

光記録原盤のマスタリング装置および方法

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JPH09161298A
JPH09161298A JP7321972A JP32197295A JPH09161298A JP H09161298 A JPH09161298 A JP H09161298A JP 7321972 A JP7321972 A JP 7321972A JP 32197295 A JP32197295 A JP 32197295A JP H09161298 A JPH09161298 A JP H09161298A
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JP
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light
laser
semiconductor laser
resonator
wavelength
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JP7321972A
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Shiro Shichijo
司朗 七条
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で高速変調が可能な短波長光源を用い
て、高密度のマスタリングを短時間で実施できる光記録
原盤のマスタリング装置および方法を提供する。 【解決手段】 表面に感光剤が形成された光記録原盤M
を走査しながら、記録信号に基づいて変調されたレーザ
ビームで該感光剤を露光するように構成された光記録原
盤のマスタリング装置において、レーザビームを発生す
る光源が和周波レーザ光源であって、共振器60の内部
に配置され、基本波光を発振するレーザ媒質61および
該基本波光とミキシング光とに基づいて和周波光を発生
する非線形光学素子62と、共振器60の外部に配置さ
れ、レーザ媒質61を励起する励起光を発生する半導体
レーザ30と、共振器60の外部に配置され、ミキシン
グ光を発生する半導体レーザ70と、記録信号に基づい
て半導体レーザ70の駆動電流を変調する変調回路71
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクなどの
光記録媒体の原盤上にプリピット列やプリグルーブを作
成するためのマスタリング装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光カードなどの光記録媒体
に形成される記録ピットの寸法は小さくするほど、記録
ピッチおよびトラックピッチを小さくできるため、より
高密度・大容量の記録が実現する。こうした光記録媒体
は、たとえばコンピュータ用の大容量ファイル装置やビ
デオディスク等の動画再生装置などの用途拡大が期待さ
れている。
【0003】現在、コンパクトデイスク(CD)やCD
−ROM等の光ディスク上に形成される記録ピットは、
サブミクロンオーダという極めて小さい形状を有する。
さらに、小さい記録ピットを形成するためには、記録・
再生に使用する光スポットをより小さくする必要があ
り、そのためにはレーザ光源の波長を短波長化する必要
がある。
【0004】一方、こうした光ディスクは1枚の原盤か
ら大量の複製を作成するプロセスによって製造される。
原盤には光ビームに感光するフォトレジストが予め塗布
されており、大量のデータを記録する前段階として、生
の原盤上に識別番号等の情報を表すプリピット列やレー
ザビームのトラッキングに必要なプリグルーブを作成す
る工程があり、この工程をマスタリングと称する。高密
度記録のためにはマスタリング工程においても短波長の
レーザ光源が要求され、しかも短時間でマスタリングを
行うには高出力のレーザ光源が要求されている。
【0005】図6は、従来のマスタリング装置の一例を
示す構成図である。Ar(アルゴン)レーザ1は、波長
363.8nm、出力数100mWのマルチモードで発
振し、出力された光ビームはノイズ成分を抑制するため
のオートレーザコントロール(ALC)2を通過し、次
に電気光学変調器(EOM)3に入射してパルス状に強
度変調される。次に、変調された光ビームはコリメータ
4によって拡大平行光に変換され、ND(Neutral Densi
ty) フィルタ5を通過して光ビーム強度が調整される。
【0006】さらに、光ビームは、機械シャッタ8を通
って、PBS(偏光ビームスプリッタ)6によって反射
され、1/4波長板7によって円偏光に変換され、機械
シャッタ8を通って、原盤Mの半径方向に移動可能な光
学ヘッド9に入射する。
【0007】光学ヘッド9は、オートフォーカス制御し
ながら光ビームを原盤Mの上にスポット状に集光して、
プリピット列やプリグルーブを形成する。また、光学ヘ
ッド9には、レーザ干渉計10からのレーザ光を反射す
るためのミラー11が設置され、トラッキング方向の高
精度の送り機構が実現されている(論文:「OPTICSDESIG
N」、日本光学会光設計研究グループ、1995年10月6日、
No.7)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マスタリング装置では、高密度のマスタリングを行う場
合、レーザ光照射によって形成されるピットの幅の変化
が露光パワーの変動対して敏感であり、上述したArレ
ーザのような数100mWの出力では、0.1mW以下
の微調整が困難である(同論文Fig.3参照)。
【0009】また、Arレーザ自体が大型であり消費電
力や発熱も大きく、装置全体が大型になる。さらに、高
速変調のために電気光学変調器などの外部変調器が不可
欠となり、しかも外部変調器自体が大型かつ高価であ
り、防振台などの振動対策も必要になる。
【0010】またオートレーザコントーラや外部変調器
など多くの光学装置を必要とするためアルゴンレーザか
ら盤面までの距離が長くなる。アルゴンレーザなどのガ
スレーザは光軸調整等のメンテナンスが必要であるが、
この際、ビーム出射軸が僅かにずれてしまうが、盤面ま
での距離が長いため集光位置がずれてしまい、これを補
正するため各部品の位置を再調製する必要があるといっ
た問題もある。
【0011】また外部変調器の消光比(変調された光強
度のハイレベルとローレベルの比)は変調周波数に依存
し、光が短波長化するに従って低下するという問題点も
持っている。
【0012】こうした対策として、レーザ光源の短波長
化および小型化のために、半導体レーザからのレーザ光
を非線形光学材料によって第2高調波に変換するSHG
(Second Harmonic Generator) 光源を使用することが考
えられる。こうしたSHG光源として、レーザ媒質およ
び非線形光学材料から成る光共振器を配置し、共振器外
部に設けた半導体レーザでレーザ媒質を励起する構成の
ものが知られている。こうした構成のSHG光源におい
て、半導体レーザを直接変調してもレーザ媒質の応答時
間が遅いため、高速変調は期待できず、外部変調器が不
可欠となる。
【0013】本発明の目的は、小型で高速変調が可能な
短波長光源を用いて、高密度のマスタリングを短時間で
実施できる光記録原盤のマスタリング装置および方法を
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に感光剤
が形成された光記録原盤を走査しながら、記録信号に基
づいて変調されたレーザビームで該感光剤を露光するよ
うに構成された光記録原盤のマスタリング装置におい
て、レーザビームを発生する光源が、和周波レーザ光源
であって、共振器内部に配置され、基本波光を発振する
レーザ媒質および該基本波光とミキシング光とに基づい
て和周波光を発生する非線形光学素子と、共振器外部に
配置され、レーザ媒質を励起する励起光を発生する第1
半導体レーザと、共振器外部に配置され、ミキシング光
を発生する第2半導体レーザと、記録信号に基づいて、
第2半導体レーザの駆動電流を変調する変調回路とを備
えることを特徴とする光記録原盤のマスタリング装置で
ある。 本発明に従えば、第1半導体レーザからの励起光は変調
せずに一定出力でレーザ媒質を励起しているため、基本
波光は一定出力で発振する。一方、第2半導体レーザを
直接変調することによって、ミキシング光の高速変調が
可能になる。したがって、レーザ媒質の応答時間の影響
を受けずに、非線形光学素子で発生する和周波光の高速
変調が可能になる。しかも、和周波光発生によって短波
長化が図られ、高密度のマスタリングを実現できる。
【0015】また本発明は、前記光源は、前記励起光の
うち所定波長の光を優先的に透過する波長選択素子と、
該波長選択素子を経由して、第1半導体レーザおよび/
または第2半導体レーザに対して光学的フィードバック
をかけるための反射手段とを備えることを特徴とする。 本発明に従えば、第1半導体レーザおよび/または第2
半導体レーザが波長選択素子で規定される特定波長で発
振するようになるため、単一縦モードのレーザ光が得ら
れ、波長および出力の安定化が図られる。
【0016】また本発明は、第1半導体レーザの励起光
の出射端面が、レーザ媒質の励起光入射面に突き合わせ
て(butt-coupling)設けられていることを特徴とする。本
発明に従えば、第1半導体レーザとレーザ媒質との間隔
が格段に短くなるため、周囲温度変化によって第1半導
体レーザおよびレーザ媒質を支持する台が熱膨張して
も、両者の間隔の変化も格段に少なくなる。すると、第
1半導体レーザから出射されたレーザ光の一部がレーザ
媒質の表面で反射され、再び第1半導体レーザに戻る際
の位相変化は無視できる。このため発振波長の安定度が
増し、共振器内の基本波光が安定化される。和周波光の
出力は、共振器内での基本波光強度およびミキシング光
強度の積に比例するため、基本波光の安定化によって和
周波光の安定性も改善される。 さらに、非線形光学素子は基本波吸収によって温度が上
昇するが、基本波光の安定化によって温度変化も少なく
なり、非線形光学素子自体の熱膨張と屈折率変化による
光学長(長さ×屈折率)の変化も小さくなる。したがっ
て、第2半導体レーザから出たミキシング光が非線形光
学素子を通過して、ある面で反射して第2半導体レーザ
に戻ってくる光路長の変化も小さくなるため、第2半導
体レーザの発振波長も安定化される。 こうして基本波光およびミキシング光の安定化によっ
て、和周波光の安定化が図られる。また、第1半導体レ
ーザとレーザ媒質との突き合わせによって、光源全体の
小型化が図られる。 ここで空き合わせとは第1半導体の出射端面とレーザ媒
質の入射面の距離がおよそ100μm以下で対向してい
ることをいう。
【0017】また本発明は、レーザ媒質は、Nd:YV
4またはNd:GdVO4で形成されていることを特徴
とする。 本発明に従えば、Nd:YVO4またはNd:GdVO4
のような蛍光寿命の短い材料を用いてレーザ媒質を形成
することによって、ミキシング光の変調時における和周
波光の緩和振動が抑制され、和周波光の安定化が図られ
る。
【0018】また本発明は、表面に感光剤が形成された
光記録原盤を走査しながら、記録信号に基づいて変調さ
れたレーザビームで該感光剤を露光するようにした光記
録原盤のマスタリング方法において、共振器外部に配置
された第1半導体レーザから励起光を発生し、共振器内
部に配置されたレーザ媒質を励起して共振器内で基本波
光を発振させ、共振器外部に配置された第2半導体レー
ザからミキシング光を発生し、共振器内部に配置された
非線形光学素子において前記基本波光とミキシング光と
を混合して和周波光のレーザビームを発生し、記録信号
に基づいて第2半導体レーザの駆動電流を変調してミキ
シング光を変調することによって、和周波光のレーザビ
ームを変調することを特徴とする光記録原盤のマスタリ
ング方法である。 本発明に従えば、第1半導体レーザからの励起光は変調
せずに一定出力でレーザ媒質を励起しているため、基本
波光は一定出力で発振する。一方、第2半導体レーザを
直接変調することによって、ミキシング光の高速変調が
可能になる。したがって、レーザ媒質の応答時間の影響
を受けずに、非線形光学素子で発生する和周波光の高速
変調が可能になる。しかも、和周波光発生によって短波
長化が図られ、高密度のマスタリングを実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態を示
すブロック図である。マスタリング装置は、表面に感光
剤が形成された原盤Mにスポット状のレーザ光を集光す
るための光学ヘッド20と、光学ヘッド20にレーザ光
を供給するための光源29と、光学ヘッド20の移動距
離を精度良く測定するレーザ干渉計10などで構成され
る。
【0020】原盤Mは、光ディスクや光カードを製造す
るための原型となるものであり、表面にフォトレジスト
などの感光剤が塗布されており、レーザ光が露光された
部分が硬化し、非露光部分は除去されることによって微
細なピットやグルーブが形成される。
【0021】光学ヘッド20は、リニアモータ等の直線
移動機構に搭載されており、レーザ干渉計10が光学ヘ
ッド20に設置されたミラー11の変位を正確に測定す
るとこによって、光学ヘッド20は高精度でトラッキン
グ方向に位置決めされる。光源29は、短波長で高出力
の和周波レーザ光を発生するとともに、外部信号によっ
てレーザ光を強度変調する。光源29からのレーザ光
は、バンドパス特性を有する光学フィルタ27を通過す
ることによって和周波光以外の光が除去され、さらにコ
リメータレンズ28によって平行光束に変換される。
【0022】こうして光学ヘッド20は、原盤Mの半径
方向に所定ピッチで移動しながら、プリピット列やプリ
グルーブに対応した露光を行う。
【0023】図2は、図1に示すマスタリング装置の構
成図である。マスタリング装置は、短波長の和周波光を
発生する光源29と、原盤Mに光スポットを照射し、戻
り光を検出するための光学ヘッド20と、戻り光を電気
情報に変換する4分割ディテクター21などで構成され
る。
【0024】光源29は、レーザ媒質61を励起するた
めの励起光を発生する半導体レーザ30と、波長λaの
ミキシング用レーザ光を発生する半導体レーザ70と、
半導体レーザ30、70からの各レーザ光を合成する偏
光ビームスプリッタ47と、各レーザ光を集束する集光
レンズ34と、波長λbのレーザ光を発生するレーザ媒
質61と、波長λc(但し、1/λc=1/λa+1/
λb)の和周波光を発生する非線形光学素子62と、和
周波光に対して高透過率であって、波長λbに対して光
共振器60を形成する出力ミラー63などで構成され
る。半導体レーザ70の駆動電流は変調回路71によっ
て変調され、これによってミキシング光は高速に強度変
調される。
【0025】波長809nmで出力400mWの半導体
レーザ30(SONY社製、322XT)からのレーザ
光は、図2紙面平行に直線偏光しており、偏光ビームス
プリッタ47をそのまま通過する。一方、波長695n
mで出力30mWの半導体レーザ70(東芝製、TOL
D9150(S))からのレーザ光は図2紙面垂直に直
線偏光しており、偏光ビームスプリッタ47で反射され
て、両者のレーザ光の光軸が一致して、さらに集光レン
ズ34によって集束され、レーザ媒質61に入射する。
【0026】レーザ媒質61は、たとえば厚さ(光軸上
の長さ)0.5mmのNd:YVO4 結晶であって、半
導体レーザ30からの励起光によって励起されると波長
1064nmでレーザ発振する。光共振器60は、出力
ミラー63およびレーザ媒質61の入射側端面で形成さ
れている。出力ミラー63とレーザ媒質61との間には
非線形光学素子62が配置され、たとえば厚さ5mmの
ニオブ酸カリウムKNbO3 (a軸結晶)が用いられ
る。
【0027】半導体レーザ70によって供給された波長
695nmのレーザ光(ミキシング光)と、レーザ媒質
61によって発振した波長1064nmのレーザ光(基
本波光)とは、非線形光学素子62でミキシングされて
波長変換されると、波長420nmの和周波光が発生す
る。ここで、1/420=1/695+1/1064と
いう関係式が成立する。このような系において和周波光
は15mWの出力が得られる。最大の和周波発生効率を
得るために非線形光学素子62はペルチェ素子(不図
示)などで温度コントロールされている。
【0028】こうして光源29から和周波光が出力さ
れ、中心波長420nmのバンドパス特性を有する光学
フィルタ27を通ることによって、波長695nmの光
はカットされる。波長420nmの和周波光は、コリメ
ータレンズ28によって平行光束になり、このとき図2
紙面垂直の直線偏光を有する。次に、偏光ビームスプリ
ッタ23で反射され、1/4波長板24を通過し円偏光
に変換され、対物レンズ26により原盤M上に微小な光
スポットとして集光される。原盤Mの基板には感光剤が
塗布されており、露光した部分が何らかの変化を受け
る。例えば感光剤がフォトレジストであれば、露光した
後で現像処理を行えば、露光した箇所がフォトレジスト
の窪みになる。また感光剤が光を吸収して熱により昇華
または蒸発する物質であれば露光した箇所が窪みにな
る。
【0029】ピットやグルーブの記録を行う場合には、
半導体レーザ70の注入電流を変調することによって、
波長695nmのミキシングレーザ光が変調され、さら
に半導体レーザ70の変調に同期して高速変調された和
周波光が発生する。したがって、原盤Mを回転させなが
ら、和周波光による光スポットを変調することによっ
て、感光剤の微小領域にたとえばオン/オフの2値情報
が記録される。
【0030】フォーカス制御は盤面からの反射光を検出
して行う。盤面からの反射光は対物レンズ26ビームス
プリッタ23を通り直交して配置したシリンドリカルレ
ンズ16,15を通してその像を4分割ディテクター2
1により像のゆがみを検出する。4分割ディテクター2
1からの電気信号はローパスフィルタ(LPF)17を
通して電気信号の低周波成分のみを取り出して、アンプ
(AMP)18によって増幅しボイスコイル等のアクチ
ュエータ25に制御信号として送る。これによりフォー
カス位置をコントロールできる。
【0031】このように原盤Mに照射される光の波長が
420nm程度に短くなって、光スポットが小さくなる
ため高密度記録を実現できる。また、ミキシング光の変
調によって和周波光の高速変調が可能になるため、高速
の記録動作が可能になる。また、使用波長は約420n
mという紫外域手前であるため、実用的な高密度記録が
可能になる。
【0032】ミキシング用の半導体レーザ70へ加える
電流を変調した場合のミキシング光出力変化と和周波出
力を図3に示した。それぞれの波長でのベースラインを
矢印で示しているが、和周波光出力は高い消光比を有し
ていることが分かる。ミキシング用の半導体レーザ70
のスペクトルは変調時にモードホッピングを生じるため
僅かな変調で和周波光の高い消光を得ることができる。
つまり高速変調時にもオフレベル出力がゼロに極めて近
いためピットの切れが向上する。またピーク強度も一定
で出力一定性も高い。このためマスタリング光源として
使用した場合、ピットの切れまたはピット幅を精度よく
コントロールすることが可能となった。
【0033】なお、以上の実施例において、波長695
nmのレーザ光と、Nd:YVO4による波長1064
nmのレーザ発振光とをミキシングして、波長420n
mの和周波光を発生させる例を説明したが、波長780
nmのレーザ光と、Nd:YAGによる波長946nm
のレーザ発振光とミキシングして、波長428nmの和
周波光を発生させてもよく、また本発明は上記波長およ
び上記結晶に限定されるものでない。
【0034】(第2実施形態)図4は、本発明の第2実
施形態を示す構成図である。ここでは、図1に示すマス
タリング装置の光源29の構成を説明し、光学ヘッド2
0の構成については図2のものと同様であるため重複説
明を省く。
【0035】光源29は、励起用およびミキシング用の
2つの半導体レーザ30、70と、レーザ媒質61およ
び非線形光学素子62を含んだ内部共振器型の固体レー
ザなどで構成され、和周波発生によるブルー光源を構成
している。
【0036】光源29は、レーザ媒質61を励起する波
長809nmの励起光32を出力する励起用の半導体レ
ーザ(SONY社製SLD−322XT)30と、波長
694nmのミキシング光72を出力するミキシング用
の半導体レーザ70(東芝製TOLD9150)と、半
導体レーザ30、70の波長安定化を行うための複屈折
フィルタ40、48と、励起光32やミキシング光72
を集束するためのレンズ系33、34、73〜76と、
Ndが1%ドープされたNd:YVO4 から成るレーザ
媒質61およびKNbO3 から成る非線形光学素子62
を含む光共振器60などで構成されており、レーザ媒質
61の出射側表面61bと非線形光学素子62の入射側
表面62aは接している。
【0037】励起用の半導体レーザ30は、ペルチェ素
子31に搭載され、温度調整回路(図示せず)により所
定温度に温度安定化されている。
【0038】レーザ媒質61の表面61aの中央付近に
は、フォトリソグラフィーを利用した微細加工技術を用
いて、入射側に凸状の微小球面61cが形成されてお
り、その開口半径は80μmで、その曲率半径は12m
mである。
【0039】レーザ媒質61の表面61aには、レーザ
媒質61の発振波長1064nm(基本波光)に対して
反射率が99.9%であって、かつ励起光32の波長8
09nmおよびミキシング光72の波長694nmに対
して透過率95%以上となるコーティングが施されてい
る。またレーザ媒質61の非線形光学素子62側の表面
61bには、波長1064nmに対して透過率Tが9
9.9%以上で、波長694nmに対して透過率Tが9
5%以上となるコーティングが施されている。
【0040】一方、非線形光学素子62であるKNbO
3 結晶は、z軸に対して角度θ=90°かつx軸に対し
てφ=0°の方向に切り出したいわゆるa軸結晶で、結
晶厚み5mmのものを使用している。この非線形光学素
子62はペルチェ素子31に搭載され、温度チューニン
グにより位相整合を達成している。
【0041】非線形光学素子62の入射側表面62aに
は、波長1064nmに対して透過率99.9%となる
コーティングが施されている。その出射側表面62bに
は波長1064nmに対して反射率99.98%であっ
て、和周波光の波長420nmに対して透過率95%の
光学コーティングが施されている。こうしてレーザ媒質
61の表面61aに形成された微小球面61cが凹面鏡
となり、非線形光学素子62の出射側表面62bが平面
鏡となって、波長1064nmに対する光共振器60を
構成している。
【0042】一方、半導体レーザ70(東芝製TOLD
9150)から放射された波長694nmのミキシング
光72は、コリメートレンズ73で平行光束になり、1
対のシリンドリカルレンズ74、75で断面円形のビー
ムに整形され、焦点位置調整用のレンズ76を通過し
て、偏光ビームスプリッタ47によって反射され、励起
光32の光軸と共軸になる。
【0043】波長694nmのミキシング光72は、集
光レンズ34によってレーザ媒質61の出射側表面61
b上にビームウエストを形成するよう集光され、非線形
光学素子62に入射される。波長1064nmの基本波
光と光共振器60中に導入した波長694nmのミキシ
ング光72の偏光方向は、KNbO3 結晶である非線形
光学素子62のy軸方向になるように設定される。基本
波光およびミキシング光が非線形光学素子62中でミキ
シングされると、和周波光である波長420nmに変換
された出力光が非線形光学素子62の表面62bから出
射される。
【0044】次に、複屈折フィルタ40、48について
説明する。励起用の半導体レーザ30に対して波長安定
化を行う複屈折フィルタ40は、ノンドープYVO4
晶から成る厚み2mmの複屈折素子41と、偏光ビーム
スプリッタ47と、ノンドープYVO4 結晶から成る厚
み4mmの複屈折素子43とで構成される。ミキシング
用の半導体レーザ70に対して波長安定化を行う複屈折
フィルタ48は、ノンドープYVO4 結晶から成る厚み
0.5mmの複屈折素子44と、偏光ビームスプリッタ
47と、前述の複屈折素子43とで構成される。したが
って、偏光ビームスプリッタ47および複屈折素子43
は、両方の複屈折フィルタ40、48で共用されること
になる。
【0045】複屈折素子43の出射側表面43bには、
波長694nmおよび波長809nmに対して反射率が
20%となるような部分反射コーティングが施されてい
る。したがって、半導体レーザ30からの励起光32
は、複屈折フィルタ40を通過し、複屈折素子43の出
射側表面43bで部分反射して再び複屈折フィルタ40
を通過して、半導体レーザ30へ光学的フィードバック
がかかり、半導体レーザ30の波長安定化が図られる。
【0046】また、半導体レーザ70からのミキシング
光72は、複屈折フィルタ48を通過し、複屈折素子4
3の出射側表面43bで部分反射して再び複屈折フィル
タ48を通過して、半導体レーザ70へ光学的フィード
バックがかかり、半導体レーザ70の波長安定化が図ら
れる。
【0047】またミキシング光に対する光学的フィード
バックのための反射手段は複屈折素子43の面43bの
かわりに、レーザ媒質の面61aまたは非線形光学素子
の面62bにコーティングして設けてもよい。
【0048】たとえば、励起用半導体レーザ30の出力
が400mWであって、ミキシング用半導体レーザ70
の出力が30mWの時、和周波光として出力10mWで
波長420nmのブルー光を安定して得ることができ
た。
【0049】また、半導体レーザ70の駆動電流を変調
回路71によって変調することによって、ミキシング光
72は高速に変調され、さらに非線形光学素子62にお
いて半導体レーザ70の変調に同期して高速変調された
和周波ブルー光が発生し、図1に示す光学ヘッド20に
供給される。
【0050】(第3実施形態)図5は、本発明の第3実
施形態を示す構成図である。ここでは、図1に示すマス
タリング装置の光源29の構成を説明し、光学ヘッド2
0の構成については図2のものと同様であるため重複説
明を省く。
【0051】光源29は、励起用およびミキシング用の
2つの半導体レーザ30、70と、レーザ媒質61およ
び非線形光学素子62を含んだ内部共振器型の固体レー
ザなどで構成され、基本波光1064nmとミキシング
光860nmとの和周波発生による波長475nmのブ
ルーグリーン光源を構成している。
【0052】光源29は、レーザ媒質61を励起する波
長809nmの励起光32を出力する励起用の半導体レ
ーザ(SONY社製SLD−322XT)30と、波長
860nmのミキシング光を出力するミキシング用の半
導体レーザ70(SLD−5432−H1、出力200
mW)と、半導体レーザ70の波長安定化を行うための
複屈折フィルタ40と、ミキシング光を集束するための
コリメートレンズ73と、Ndが1%ドープされたN
d:YVO4 から成るレーザ媒質61と、KNbO3
ら成る非線形光学素子62と、各種ミラー63、64、
65などで構成される。
【0053】励起用の半導体レーザ30はストライプ幅
50μmで、出力500mWのもので、その出射端面は
レーザ媒質61の入射面に突き合わせて(butt-couplig)
配置され、両者は一体的にペルチェ素子(不図示)に搭
載され、温度調整回路により所定温度に温度安定化され
ている。
【0054】レーザ媒質61の表面61aには、レーザ
媒質61の発振波長1064nm(基本波光)に対して
反射率が99.9%であって、かつ励起光の波長809
nmに対して透過率95%以上となるコーティングが施
されている。またレーザ媒質61の非線形光学素子62
側の表面61bには、波長1064nmに対して透過率
が99.9%以上となるコーティングが施されている。
【0055】一方、非線形光学素子62であるKNbO
3 結晶は、c軸からの頂角θ=90°かつa−b面内に
おいてa軸に対してφ=62°の方向に切り出したいわ
ゆるa−bカット結晶で、結晶厚み7mmのものを使用
している。この非線形光学素子62はペルチェ素子(不
図示)に搭載され、温度チューニングにより位相整合を
達成している。
【0056】90度に反射するミラー64の表面には、
波長1064nmに対して入射角45度で反射率が9
9.9%以上で、かつミキシング光の波長860nmに
対して透過率が95%となるコーティングが施されてい
る。出力ミラー63は凹面のダイクロイックミラーとし
て構成され、その表面には波長1064nmに対して反
射率が99.9%以上で、波長860nmに対して反射
率70%、和周波光の波長475nmに対して透過率が
95%となるコーティングが施されている。
【0057】また、ミラー65は凹面のダイクロイック
ミラーとして構成され、その表面には波長860nmに
対して透過率99.8%、和周波光の波長475nmに
対して反射率99.8%となるコーティングが施されて
いる。
【0058】こうしてレーザ媒質61および非線形光学
素子62を含む固体レーザは、レーザ媒質61の表面6
1および出力ミラー62から成る共振器において波長1
064nmの基本波光を発振する。また、ミラー64
は、ミキシング光を通過させ、基本波光を反射する機能
を果たす。さらに、ミラー65は、ミキシング光を通過
させ、和周波光を反射する機能を果たす。
【0059】一方、半導体レーザ70から放射された波
長860nmのミキシング光は、コリメートレンズ73
によって集束され、複屈折フィルタ40およびミラー6
5を通過して非線形光学素子62の表面62a上にビー
ムウエストを形成し、その後非線形光学素子62を通過
する。
【0060】複屈折フィルタ40は、ミキシング光の波
長だけを選択的に透過させるバンドパス特性を有し、ノ
ンドープYVO4 結晶から成る厚み0.5mmの複屈折
素子41と、偏光子49と、ノンドープYVO4 結晶か
ら成る厚み4mmの複屈折素子43とから成る、いわゆ
るリヨット(lyot)のフィルタとして構成される。
【0061】基本波光およびミキシング光が非線形光学
素子62中でミキシングされると、和周波光である波長
475nmに変換された出力光が非線形光学素子62の
表面62bから出射され、出力ミラー63から出力され
る。
【0062】一方、和周波変換に寄与しなかったミキシ
ング光は、出力ミラー63によって反射され、同じパス
を通って非線形光学素子62の中を通過する際に、左向
きの和周波光を発生する。この左向きの和周波光はミラ
ー65によって反射され、右向きに発生した和周波光と
空間的に重なり合い、出力ミラー63から出力される。
このとき、和周波光を重ね合わせる際の位相差が重要で
あり、互いに同位相であれば最大出力が得られため、出
力ミラー63またはミラー65の位置を微調整する機構
を設置することによって位相調整を実現している。
【0063】また、左向きのミキシング光のうち和周波
変換に寄与しなかったものは、ミラー65を通過して波
長選択素子40を再び通過して、半導体レーザ70に入
射して光学的フィードバックがかかるため、ミキシング
光の波長安定化に資する。
【0064】こうした構成において、出力50mWのブ
ルーグリーン和周波光が1時間変動2%以内という安定
した特性で得られた。
【0065】また、半導体レーザ70の駆動電流を変調
回路71によって変調することによって、ミキシング光
は高速に変調され、さらに非線形光学素子62において
半導体レーザ70の変調に同期して高速変調された和周
波光が発生し、図1に示す光学ヘッド20に供給され
る。
【0066】以上3つの実施形態で、レーザ媒質をN
d:YVO4とした例で説明したが、波長により希土類
をドープしたYAG,YVO4,GdVO4が用いられ
る。特にNd:YVO4またはNd:GdVO4を用いる
と、和周波光の変調信号に対する追随性がよくなり、ピ
ット端またはグルーブ端の切れがよくなりより好まし
い。
【0067】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、第
1半導体レーザからの励起光は変調せずに一定出力でレ
ーザ媒質を励起しているため、基本波光は一定出力で発
振する。一方、第2半導体レーザを直接変調することに
よって、ミキシング光の高速変調が可能になる。したが
って、レーザ媒質の応答時間の影響を受けずに、非線形
光学素子で発生する和周波光の高速変調が可能になる。
しかも、和周波光発生によって短波長化が図られ、高密
度のマスタリングを実現できる。
【0068】また、光源の出力が数10mWオーダであ
るため、従来のArレーザと比べて出力コントロールが
容易で、そのためピットやグルーブの形状を正確に制御
することができる。しかも、外部変調器が不要になるた
め、装置の小型・軽量化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示すマスタリング装置の構成図である。
【図3】ミキシング用の半導体レーザ70を変調したと
きのミキシング光および和周波光の各出力変化を示すグ
ラフである。
【図4】本発明の第2実施形態を示す構成図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す構成図である。
【図6】従来のマスタリング装置の一例を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
20 光学ヘッド 23 偏光ビームスプリッタ 25 アクチュエータ 26 対物レンズ 27 光学フィルタ 29 光源 30,70 半導体レーザ 31 ペルチェ素子 40,48 複屈折フィルタ 41,43,44 複屈折素子 47 偏光ビームスプリッタ 60 光共振器 61 レーザ媒質 62 非線形光学素子 63 出力ミラー 64,65 ミラー 71 変調回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に感光剤が形成された光記録原盤を
    走査しながら、記録信号に基づいて変調されたレーザビ
    ームで該感光剤を露光するように構成された光記録原盤
    のマスタリング装置において、 レーザビームを発生する光源が、和周波レーザ光源であ
    って、 共振器内部に配置され、基本波光を発振するレーザ媒質
    および該基本波光とミキシング光とに基づいて和周波光
    を発生する非線形光学素子と、 共振器外部に配置され、レーザ媒質を励起する励起光を
    発生する第1半導体レーザと、 共振器外部に配置され、ミキシング光を発生する第2半
    導体レーザと、 記録信号に基づいて、第2半導体レーザの駆動電流を変
    調する変調回路とを備えることを特徴とする光記録原盤
    のマスタリング装置。
  2. 【請求項2】 前記光源は、前記励起光のうち所定波長
    の光を優先的に透過する波長選択素子と、 該波長選択素子を経由して、第1半導体レーザおよび/
    または第2半導体レーザに対して光学的フィードバック
    をかけるための反射手段とを備えることを特徴とする請
    求項1記載の光記録原盤のマスタリング装置。
  3. 【請求項3】 第1半導体レーザの励起光の出射端面
    が、レーザ媒質の励起光入射面に突き合わせて(butt-co
    upling)設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の光記録原盤のマスタリング装置。
  4. 【請求項4】 レーザ媒質は、Nd:YVO4またはN
    d:GdVO4で形成されていることを特徴とする請求
    項1〜3記載の光記録原盤のマスタリング装置。
  5. 【請求項5】 表面に感光剤が形成された光記録原盤を
    走査しながら、記録信号に基づいて変調されたレーザビ
    ームで該感光剤を露光するようにした光記録原盤のマス
    タリング方法において、 共振器外部に配置された第1半導体レーザから励起光を
    発生し、共振器内部に配置されたレーザ媒質を励起して
    共振器内で基本波光を発振させ、 共振器外部に配置された第2半導体レーザからミキシン
    グ光を発生し、共振器内部に配置された非線形光学素子
    において前記基本波光とミキシング光とを混合して和周
    波光のレーザビームを発生し、 記録信号に基づいて第2半導体レーザの駆動電流を変調
    してミキシング光を変調することによって、和周波光の
    レーザビームを変調することを特徴とする光記録原盤の
    マスタリング方法。
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