JPH04290553A - 金属製触媒担体用素子及びこれを用いた金属製触媒担体の製造方法 - Google Patents

金属製触媒担体用素子及びこれを用いた金属製触媒担体の製造方法

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JPH04290553A
JPH04290553A JP3052616A JP5261691A JPH04290553A JP H04290553 A JPH04290553 A JP H04290553A JP 3052616 A JP3052616 A JP 3052616A JP 5261691 A JP5261691 A JP 5261691A JP H04290553 A JPH04290553 A JP H04290553A
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metal
plate
corrugated
flat plate
catalyst carrier
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JP3052616A
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Junichiro Hirohashi
順一郎 広橋
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の排気系に取り
付けられる金属製触媒担体を構成する素子及びこの素子
を用いた金属触媒担体の製造方法に係り、特にコールド
スタート時のエミッション対策用のプリ金属製触媒担体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の排気系に取り付けられる
金属触媒担体としては、例えば、長尺の金属製平板と長
尺の金属製波板とを交互に積層しながら巻回するものと
、所定長さの金属製平板と所定長さの金属製波板とを交
互に積層するものと、つづら折りされた1枚の金属製波
板の各層間に、金属製平板を介挿するものと、つづら折
りされた1枚の金属製平板の各層間に、金属製波板を介
挿するものと、が知られている。いずれのものも、金属
製平板と金属製波板との当接部を、スポット溶接,レー
ザー溶接,ろう付け等によって固着している。
【0003】処で、最近、コールドスタート時のエミッ
ション, 特にCHの対策が叫ばれる中、例えば、19
90年に米国のSAE発表の第900503号の『Re
cent Developmentsin Elect
rically Heated Metal Mono
liths』(William A. Whitten
berger CametCo.)や特開平2−223
622号公報等に開示される如く、通常の触媒担体(金
属製,セラミックス製を問わない)の上流側に配したプ
リ金属製触媒担体を電気的に加熱し、始動時の触媒活性
を上げようとする試みが為されいる。
【0004】特に、金属製触媒担体では、その基材のF
e,Cr,Al合金が昔よりヒータとして使われていた
こともあり、金属製触媒担体に直接電気を流して昇温さ
せることが可能であり、他のヒータやPTCを用いて加
熱する方式に比べて非常に効率良く実施することが可能
である。図10はその一例を示すもので、ステンレス鋼
から成るハニカム形状の金属製触媒担体60の中心部に
電極61を、外側面に電極62をそれぞれ形成し、これ
ら電極61,62間に通電できるように電源63、スイ
ッチ64を備えている。
【0005】スイッチ64を入れると、金属製触媒担体
60自身に通電し、発熱させることができる。斯かる状
況から、金属製触媒担体でプリ触媒担体を構成すること
が要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】処が、上述の如き金属
製触媒担体でプリ触媒担体を構成する場合、一定のセル
密度の担体では、中央部の電流密度が大きくなり、均一
に加熱できないという問題がある。而も、電流を通じて
触媒全体を加熱するに当たっては、絶縁の問題がネック
であり、耐久性のある絶縁構造が未だ確率されていない
【0007】即ち、金属製触媒担体を製造するに際し、
金属製平板と金属製波板とは、固着されているため、仮
にウォッシュコートにより絶縁層を形成しても、金属製
平板と金属製波板との固着部を介して電流が短絡したり
、或いは、ウォッシュコートによる絶縁層が熱膨張によ
って破壊して金属製平板と金属製波板とが接触し、この
部位を介して電流が短絡したりする等により、金属製触
媒担体を構成する全ての金属製平板と金属製波板とを電
気的に加熱することができない。而も、金属製平板と金
属製波板との固着部は、加熱時の熱膨張によってウォッ
シュコートの剥離を招くおそれがある。
【0008】その結果、プリ触媒として十分に機能する
ことができ得ていなかった。そこで、本発明者は、金属
製触媒担体としての機械的強度及び制作性並びに電気的
処理の容易性を鑑みて、つづら折りされた1枚の金属製
平板又は金属製波板を用いることによって、上述した如
き不具合を解消できることを見い出し本発明を完成する
に到った。
【0009】本発明は斯かる本発明者の知見に基づいて
為されたもので、その目的は、電流の短絡を防止するこ
とを可能とした金属製触媒担体用素子及びこの金属製触
媒担体用素子を用いた金属製触媒担体の製造方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1は、つづら折り
された1枚の金属製波板又は金属製平板の各層間に、金
属製平板又は金属製波板を介挿すると共に、各金属製平
板又は金属製波板と上記金属製波板又は金属製平板との
接触部に、ウォッシュコート層を形成可能な耐熱性の絶
縁体を介在させて成るものである。
【0011】請求項2は、つづら折りされた1枚の金属
製波板又は金属製平板と、上記つづら折りされた1枚の
金属製波板又は金属製平板の各層間に介挿される金属製
平板又は金属製波板を用意すると共に、上記つづら折り
された1枚の金属製平板又は金属製平板に於ける上記金
属製波板又は金属製平板との接触部に耐熱性の絶縁体を
設け、上記つづら折りされた1枚の金属製波板又は金属
製平板の各層間に、上記金属製平板又は金属製波板を介
挿し、触媒化処理を施すものである。
【0012】請求項3は、つづら折りされた1枚の金属
製波板又は金属製平板の各層間に、金属製平板又は金属
製波板を介挿した後、熱処理を行い、次いで、上記つづ
ら折りされた1枚の金属製平板又は金属製平板に於ける
上記金属製波板又は金属製平板との接触部に絶縁体を介
挿し、ウォッシュコート付けし、触媒化処理を施すもの
である。
【0013】
【作用】請求項1に於ては、各金属製平板又は金属製波
板と上記金属製波板又は金属製平板との接触部に、介在
するウォッシュコート層を形成可能な耐熱性の絶縁体が
、ウォッシュコート層形成処理時にスペーサとして機能
し、その部位に於て、各金属製平板2と金属製波板1と
の接触部を隔離すると共に、ウォッシュコート層を形成
することができる。
【0014】請求項2に於ては、つづら折りされた1枚
の金属製波板又は金属製平板の各層間に、金属製平板又
は金属製波板を介挿すると共に、各金属製平板又は金属
製波板と上記金属製波板又は金属製平板との接触部に耐
熱性の絶縁体を介在し、次いで、触媒化処理を施して各
金属製平板又は金属製波板と上記金属製波板又は金属製
平板にウォッシュコート層を形成すると共に、各金属製
平板又は金属製波板と上記金属製波板又は金属製平板と
の接触部にも、ウォッシュコート層を形成可能な耐熱性
の絶縁体を介してウォッシュコート層を形成し、これら
ウォッシュコート層に触媒を担持させる。
【0015】請求項3に於ては、つづら折りされた1枚
の金属製波板又は金属製平板の各層間に、金属製平板又
は金属製波板を介挿した後、加熱処理を施し、次に、各
金属製平板又は金属製波板と上記金属製波板又は金属製
平板との接触部に絶縁体を介挿し、次いで、ウォッシュ
コート付け及び触媒化処理を施して各金属製平板又は金
属製波板と上記金属製波板又は金属製平板にウォッシュ
コート層を形成すると共に、各金属製平板又は金属製波
板と上記金属製波板又は金属製平板との接触部にも、ウ
ォッシュコート層を形成可能な耐熱性の絶縁体を介して
ウォッシュコート層を形成し、これらウォッシュコート
層に触媒を担持させる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3は、請求項1に係る金属製触媒担体
の一例を示すもので、1はつづら折りされた1枚の金属
製波板を表す。このつづら折りされた1枚の金属製波板
1は、例えば、コイル状に巻き付けられている長尺の金
属製平板を任意の方法でつづら折りすると共に波板状に
加工することによって成形されている。そして、このつ
づら折りされた1枚の金属製波板1は、通常の金属製触
媒担体に用いられるものと同様に、Fe,Cr,Al合
金によって構成されている。
【0017】又、つづら折りされた1枚の金属製波板1
の各層間1Aには、同様の材料にて成形された金属製平
板2が各別に介挿されている。そして、各金属製平板2
の一側面2Aには、ウォッシュコート層4を形成可能な
耐熱性の絶縁体3が取り付けられている。この耐熱性の
絶縁体3としては、大きく分けて、例えば、石綿製織物
,石綿製紐状物,石綿製糸状物等の予め形に形成されて
いるものを、各金属製平板2の一側面2Aの全面又は一
部に接着剤等によって貼り付ける場合と、耐熱性の絶縁
体3を印刷,静電塗装,塗布等によって、各金属製平板
2の一側面2Aの全面又は一部に形成する場合とがあり
、本実施例では、石綿製糸状物を、各金属製平板2の一
側面2Aの全面に接着剤によって貼り付けてある。
【0018】斯して構成された本実施例に係る金属製触
媒担体用素子9に於ては、各金属製平板2と金属製波板
1との接触部1Bの一側面に介在するウォッシュコート
層4を形成可能な耐熱性の絶縁体3が、ウォッシュコー
ト層4の形成処理時にスペーサとして機能し、その部位
に於て、金属製平板2と金属製波板1との接触部1Bを
隔離すると共に、ウォッシュコート層4を形成すること
ができる。
【0019】以上の如く、本実施例によれば、つづら折
りされた1枚の金属製波板1の各層間1Aに、金属製平
板2を介挿すると共に、各金属製平板2と上記金属製波
板1との接触部1Bに、ウォッシュコート層4を形成可
能な耐熱性の絶縁体3を介在させて成るものであるから
、つづら折りされた1枚の金属製波板1の相対向する折
り返される部位1aが、耐熱性の絶縁体3によって確実
に隔離され、つづら折りされた1枚の金属製波板1の一
端から通電した場合に、つづら折りされた1枚の金属製
波板1の相対向する折り返される部位1aを介して短絡
するおそれがない。又、つづら折りされた1枚の金属製
波板1と各金属製平板2との接触部1Bは、ウォッシュ
コート層4を形成可能な耐熱性の絶縁体3を介して当接
しているので、図3に示す如く、ウォッシュコート層4
の形成時に、ウォッシュコート層4がその隙間に充満し
、つづら折りされた1枚の金属製波板1と各金属製平板
2との接触部1Bを耐熱性の絶縁体3と共に電気的に絶
縁状態に保持することができる。
【0020】図4は、請求項1に係る別の実施例を示す
もので、つづら折りされた1枚の金属製平板10の各層
間10Aに、金属製波板11を介挿すると共に、各金属
製11と上記金属製平板10との接触部10Bに、ウォ
ッシュコート層4を形成可能な耐熱性の絶縁体3を介在
させたものである。本実施例に於ても、上記実施例と同
様の作用効果を奏することができる。
【0021】図5は、請求項2に係る一実施例の工程説
明を示すものである。まず、つづら折りされた1枚の金
属製波板1を用意する。次に、各金属製平板2の一側面
2Aの全面に、石綿製糸状物から成る耐熱性の絶縁体3
を接着剤によって貼り付ける。次いで、この各金属製平
板2を、つづら折りされた1枚の金属製波板1の各層間
1Aに、介挿する。
【0022】此処までが、図1に示す金属製触媒担体用
素子9である。次に、この金属製触媒担体用素子9に、
所定の熱処理加工を施す。これは、金属製触媒担体の製
造方法に於て、機械的強度を高めるために通常行われて
いる手段である。その後、ウォッシュコート付け処理及
び触媒付け処理を行う。
【0023】以上の如く、本実施例によれば、つづら折
りされた1枚の金属製波板1の各層間1Aに、耐熱性の
絶縁体3を設けた金属製平板2を介挿した後、触媒化処
理を施すものであるから、つづら折りされた1枚の金属
製波板1の各層間1Aに、金属製平板2を介挿しても、
各接触部1Bには耐熱性の絶縁体3が介在し、両者を当
接させることなく積層することができる。又、つづら折
りされた1枚の金属製波板1と各金属製平板2との接触
部1Bは、ウォッシュコート層4を形成可能な耐熱性の
絶縁体3を介して当接しているので、図3に示す如く、
ウォッシュコート層4の形成時に、ウォッシュコート層
4がその隙間に充満し、つづら折りされた1枚の金属製
波板1と各金属製平板2との接触部1Bを耐熱性の絶縁
体3と共に電気的に絶縁状態に保持することができる。
【0024】図6は、請求項2に係る別の実施例の工程
説明を示すものである。まず、つづら折りされると共に
一側面10aの全面に石綿製糸状物から成る耐熱性の絶
縁体3を接着剤によって貼り付けた1枚の金属製平板1
0を用意する。次に、各金属製波板11を、つづら折り
された1枚の金属製平板10の各層間10Aに、介挿す
る。
【0025】此処までが、図3に示す金属製触媒担体用
素子19である。次に、この金属製触媒担体用素子19
に、所定の熱処理加工を施す。これは、金属製触媒担体
の製造方法に於て、機械的強度を高めるために通常行わ
れている手段である。その後、ウォッシュコート付け処
理及び触媒付け処理を行う。
【0026】本実施例に於ても、上記実施例と同様の効
果を奏することができる。図7は、請求項3に係る一実
施例の工程説明図を示すものである。まず、つづら折り
された1枚の金属製波板1を用意する。次に、つづら折
りされた1枚の金属製波板1の各層間1Aに、各金属製
平板2を介挿する。次に、この金属製触媒担体用素子2
9に、所定の熱処理加工を施す。これは、金属製触媒担
体の製造方法に於て、機械的強度を高めるために通常行
われている手段である。
【0027】その後、つづら折りされた1枚の金属製波
板1と各金属製平板2との接触部1Bに絶縁体5を介挿
する。そして、ウォッシュコート付け処理及び触媒付け
処理を行う。以上の如く、本実施例によれば、つづら折
りされた1枚の金属製波板1の各層間1Aに、絶縁体5
を設けた金属製平板2を介挿した後、触媒化処理を施す
ものであるから、つづら折りされた1枚の金属製波板1
の各層間1Aに、金属製平板2を介挿しても、各接触部
1Bには絶縁体5が介在し、両者を当接させることなく
積層することができる。又、つづら折りされた1枚の金
属製波板1と各金属製平板2との接触部1Bは、ウォッ
シュコート層4を形成可能な絶縁体5を介して当接して
いるので、ウォッシュコート層4の形成時に、ウォッシ
ュコート層4がその隙間に充満し、つづら折りされた1
枚の金属製波板1と各金属製平板2との接触部1Bを絶
縁体5と共に電気的に絶縁状態に保持することができる
【0028】尚、此処で使用する絶縁体5は、図1に用
いた耐熱性の絶縁体3と同様の材質でも良いが、例えば
、ウォッシュコート付け処理後に、加熱処理して分解消
滅する材料であっても良い。その材料としては、木綿,
紙,有機物質製繊維製品等がある。図8は、請求項3に
係る別の実施例の工程説明を示すものである。
【0029】まず、つづら折りされた1枚の金属製平板
10を用意する。次に、つづら折りされた1枚の金属製
平板10の各層間10Aに、各金属製波板11を介挿す
る。次に、この金属製触媒担体用素子39に、所定の熱
処理加工を施す。これは、金属製触媒担体の製造方法に
於て、機械的強度を高めるために通常行われている手段
である。
【0030】その後、つづら折りされた1枚の金属製平
板10と各金属製波板11との接触部10Bに絶縁体5
を介挿する。そして、ウォッシュコート付け処理及び触
媒付け処理を行う。本実施例に於ても、上記実施例と同
様の効果を奏することができる。図9は、本発明による
金属製触媒担体100を、排気系102に設置された通
常の触媒担体(金属製,セラミック製を問わない)10
3の上流側に配する。そして、エンジン101の始動時
に金属製触媒担体100に通電して、加熱すると、短時
間で300〜500℃とすることが可能となり、触媒活
性を上げることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1によれば
、つづら折りされた1枚の金属製波板又は金属製平板の
各層間に、金属製平板又は金属製波板を介挿すると共に
、各金属製平板又は金属製波板と上記金属製波板又は金
属製平板との接触部に、ウォッシュコート層を形成可能
な耐熱性の絶縁体を介在させて成るものである、つづら
折りされた1枚の金属製波板又は金属製平板の相対向す
る折り返される部位が、耐熱性の絶縁体によって確実に
隔離され、つづら折りされた1枚の金属製波板又は金属
製平板の一端から通電した場合に、つづら折りされた1
枚の金属製波板又は金属製平板の相対向する折り返され
る部位を介して短絡するおそれがない。又、つづら折り
された1枚の金属製波板又は金属製平板と各金属製平板
又は金属製波板との接触部は、ウォッシュコート層を形
成可能な耐熱性の絶縁体を介して当接しているので、ウ
ォッシュコート層形成時に、ウォッシュコート層がその
隙間に充満し、つづら折りされた1枚の金属製波板又は
金属製平板と各金属製平板又は金属製波板との接触部を
耐熱性の絶縁体と共に電気的に絶縁状態に保持すること
ができる。
【0032】請求項2によれば、つづら折りされた1枚
の金属製波板又は金属製平板と、上記つづら折りされた
1枚の金属製波板又は金属製平板の各層間に介挿される
金属製平板又は金属製波板を用意すると共に、上記つづ
ら折りされた1枚の金属製平板又は金属製平板に於ける
上記金属製波板又は金属製平板との接触部に耐熱性の絶
縁体を設け、上記つづら折りされた1枚の金属製波板又
は金属製平板の各層間に、上記金属製平板又は金属製波
板を介挿し、触媒化処理を施すものであるから、つづら
折りされた1枚の金属製波板又は金属製平板の各層間に
、金属製平板又は金属製波板を介挿しても、各接触部に
は耐熱性の絶縁体が介在し、両者を当接させることなく
積層することができる。又、つづら折りされた1枚の金
属製波板又は金属製平板と各金属製平板又は金属製波板
との接触部は、ウォッシュコート層を形成可能な耐熱性
の絶縁体を介して当接しているので、ウォッシュコート
層形成時に、ウォッシュコート層がその隙間に充満し、
つづら折りされた1枚の金属製波板又は金属製平板と各
金属製平板又は金属製波板との接触部を耐熱性の絶縁体
と共に電気的に絶縁状態に保持することができる。
【0033】請求項3によれば、つづら折りされた1枚
の金属製波板又は金属製平板の各層間に、金属製平板又
は金属製波板を介挿した後、熱処理を行い、次いで、上
記つづら折りされた1枚の金属製平板又は金属製平板に
於ける上記金属製波板又は金属製平板との接触部に絶縁
体を介挿し、ウォッシュコート付けし、触媒化処理を施
すものであるから、つづら折りされた1枚の金属製波板
又は金属製平板の各層間に、金属製平板又は金属製波板
を介挿しても、各接触部には耐熱性の絶縁体が介在し、
両者を当接させることなく積層することができる。又、
つづら折りされた1枚の金属製波板又は金属製平板と各
金属製平板又は金属製波板との接触部は、ウォッシュコ
ート層を形成可能な耐熱性の絶縁体を介して当接してい
るので、ウォッシュコート層形成時に、ウォッシュコー
ト層がその隙間に充満し、つづら折りされた1枚の金属
製波板又は金属製平板と各金属製平板又は金属製波板と
の接触部を耐熱性の絶縁体と共に電気的に絶縁状態に保
持することができる。
【0034】又、請求項3によれば、絶縁体として木綿
等の安価な材料を用いることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す金属製触媒担体用素子の要部を示す
断面図である。
【図2】請求項1に係る金属製触媒担体用素子の一実施
例を示す説明図である。
【図3】図2の要部を示す拡大断面図である。
【図4】請求項1に係る金属製触媒担体用素子の別の実
施例を示す断面図である。
【図5】請求項2に係る金属製触媒担体の製造方法の一
実施例を示す工程説明図である。
【図6】請求項2に係る金属製触媒担体の製造方法の別
の実施例を示す工程説明図である。
【図7】請求項3に係る金属製触媒担体の製造方法の一
実施例を示す工程説明図である。
【図8】請求項3に係る金属製触媒担体の製造方法の別
の実施例を示す工程説明図である。
【図9】本発明による金属製触媒担体を用いた一使用例
を示す説明図である。
【図10】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1  つづら折りされた1枚の金属製波板1A,10A
  各層間 1B,10B  接触部 2  金属製平板 3  耐熱性の絶縁体 4  ウォッシュコート層 5  絶縁体 10  つづら折りされた1枚の金属製平板11  金
属製波板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  つづら折りされた1枚の金属製波板(
    1)又は金属製平板(10)の各層間(1A又は10A
    )に、金属製平板(2)又は金属製波板(11)を介挿
    すると共に、各金属製平板(2)又は金属製波板(11
    )と上記金属製波板(1)又は金属製平板(10)との
    接触部(1B,10B)に、ウォッシュコート層(4)
    を形成可能な耐熱性の絶縁体(3)を介在させて成るこ
    とを特徴とする金属製触媒担体用素子。
  2. 【請求項2】  つづら折りされた1枚の金属製波板(
    1)又は金属製平板(10)と、上記つづら折りされた
    1枚の金属製波板(1)又は金属製平板(10)の各層
    間(1A又は10A)に介挿される金属製平板(2)又
    は金属製波板(11)を用意すると共に、上記つづら折
    りされた1枚の金属製平板(10)又は金属製平板(2
    )に於ける上記金属製波板(1)又は金属製平板(10
    )との接触部(1B,10B)に耐熱性の絶縁体(3)
    を設け、上記つづら折りされた1枚の金属製波板(1)
    又は金属製平板(10)の各層間(1A又は10A)に
    、上記金属製平板(2)又は金属製波板(11)を介挿
    し、触媒化処理を施すことを特徴とする金属製触媒担体
    の製造方法。
  3. 【請求項3】  つづら折りされた1枚の金属製波板(
    1)又は金属製平板(10)の各層間(1A又は10A
    )に、金属製平板(2)又は金属製波板(11)を介挿
    した後、熱処理を行い、次いで、上記つづら折りされた
    1枚の金属製平板(10)又は金属製平板(2)に於け
    る上記金属製波板(1)又は金属製平板(10)との接
    触部(1B,10B)に絶縁体(5)を介挿し、ウォッ
    シュコート付けし、触媒化処理を施すことを特徴とする
    金属製触媒担体の製造方法。
JP3052616A 1991-03-18 1991-03-18 金属製触媒担体用素子及びこれを用いた金属製触媒担体の製造方法 Pending JPH04290553A (ja)

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JP3052616A Pending JPH04290553A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 金属製触媒担体用素子及びこれを用いた金属製触媒担体の製造方法

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JP (1) JPH04290553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5786031A (en) * 1995-06-07 1998-07-28 Engelhard Corporation Barrier for a metal substrate

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US5786031A (en) * 1995-06-07 1998-07-28 Engelhard Corporation Barrier for a metal substrate

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