JPH0889812A - 電気加熱式触媒装置用メタル担体 - Google Patents
電気加熱式触媒装置用メタル担体Info
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- JPH0889812A JPH0889812A JP6226200A JP22620094A JPH0889812A JP H0889812 A JPH0889812 A JP H0889812A JP 6226200 A JP6226200 A JP 6226200A JP 22620094 A JP22620094 A JP 22620094A JP H0889812 A JPH0889812 A JP H0889812A
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Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はロール状のハニカム体をなす電気加
熱式触媒装置用メタル担体において、構造簡単で製作容
易でありかつ安価なメタル担体を提供する。 【構成】 メタル担体１０は、波板と平板とを重ねてロ
ール状に巻いて接合したハニカム体１１と、ハニカム体
の中心部に配設された中空部１２を有する内筒１３と、
内筒内に設けられた電気発熱体１５と、外筒１４とで形
成される。電気発熱体１５は電流によりジュール熱を発
してハニカム体を加熱できるヒータで、材質には鉄、ス
テンレス、ニクロム線等を用いる。電気発熱体１５の表
面にも触媒担持層を施せば触媒効率が増す。ハニカム体
には通電する必要なくまた絶縁も不要である。
熱式触媒装置用メタル担体において、構造簡単で製作容
易でありかつ安価なメタル担体を提供する。 【構成】 メタル担体１０は、波板と平板とを重ねてロ
ール状に巻いて接合したハニカム体１１と、ハニカム体
の中心部に配設された中空部１２を有する内筒１３と、
内筒内に設けられた電気発熱体１５と、外筒１４とで形
成される。電気発熱体１５は電流によりジュール熱を発
してハニカム体を加熱できるヒータで、材質には鉄、ス
テンレス、ニクロム線等を用いる。電気発熱体１５の表
面にも触媒担持層を施せば触媒効率が増す。ハニカム体
には通電する必要なくまた絶縁も不要である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気ガス浄
化装置に用いられるハニカム体をなす触媒装置用メタル
担体に関し、特に電気加熱式触媒装置用メタル担体に関
する。
化装置に用いられるハニカム体をなす触媒装置用メタル
担体に関し、特に電気加熱式触媒装置用メタル担体に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来の排気ガス浄化装置に用いられる触
媒装置用メタル担体は、薄い金属の平板と波板の間にろ
う材を介在させて、平板と波板を重ねて中心からロール
状に巻き込んでハニカム体を形成し、高真空炉を使用し
てろう材を溶融させ、板材の接触部分において接合を行
っていた。ろう材にはＮｉ基ろう材を用い、かつ平板と
波板にはフェライト系ステンレス材料が使用されてい
た。そのようにして形成されたハニカム体を金属製外筒
内に収容したものが触媒装置用メタル担体として知られ
ている。（例えば特開昭５６−４３７３号公報）。
媒装置用メタル担体は、薄い金属の平板と波板の間にろ
う材を介在させて、平板と波板を重ねて中心からロール
状に巻き込んでハニカム体を形成し、高真空炉を使用し
てろう材を溶融させ、板材の接触部分において接合を行
っていた。ろう材にはＮｉ基ろう材を用い、かつ平板と
波板にはフェライト系ステンレス材料が使用されてい
た。そのようにして形成されたハニカム体を金属製外筒
内に収容したものが触媒装置用メタル担体として知られ
ている。（例えば特開昭５６−４３７３号公報）。
【０００３】ハニカム体のハニカム通路表面には触媒担
持層が形成され、その触媒担持層に貴金属触媒が担持さ
れて排気ガス浄化触媒の役目をなす。そして内燃機関の
排気通路に配設されて排気ガス中のＨＣ，ＣＯ，ＮＯx
などを浄化する。なお限られた容積中にできるだけ多く
のハニカム通路面積を確保する必要から、平板および波
板の厚さは強度を維持できる範囲内でできるだけ薄くな
っている。
持層が形成され、その触媒担持層に貴金属触媒が担持さ
れて排気ガス浄化触媒の役目をなす。そして内燃機関の
排気通路に配設されて排気ガス中のＨＣ，ＣＯ，ＮＯx
などを浄化する。なお限られた容積中にできるだけ多く
のハニカム通路面積を確保する必要から、平板および波
板の厚さは強度を維持できる範囲内でできるだけ薄くな
っている。
【０００４】上述した触媒担持層に担持された貴金属触
媒は、或る程度の高温環境下で触媒反応が促進されるの
で、触媒装置はできるだけ高温の排気ガスに曝されるよ
うに内燃機関の排気弁の近くに設けられている。
媒は、或る程度の高温環境下で触媒反応が促進されるの
で、触媒装置はできるだけ高温の排気ガスに曝されるよ
うに内燃機関の排気弁の近くに設けられている。
【０００５】しかしながら、内燃機関の始動時にはこの
ような触媒装置でも排気ガスの温度が低いため、触媒反
応が充分に行われず、そのため排気ガス中のＨＣ，Ｃ
Ｏ，ＮＯx などを浄化する能力が不充分となる。この欠
点を除くため図５に示すような電気加熱式触媒装置用メ
タル担体が開示されている。
ような触媒装置でも排気ガスの温度が低いため、触媒反
応が充分に行われず、そのため排気ガス中のＨＣ，Ｃ
Ｏ，ＮＯx などを浄化する能力が不充分となる。この欠
点を除くため図５に示すような電気加熱式触媒装置用メ
タル担体が開示されている。
【０００６】図５において、平板材と波板材が複数枚重
ねられた複数層５３が、渦巻状に巻かれてハニカム体５
２を形成し、隣接する複数層５３の間には隙間５４が介
在し、隙間を保つため複数層５３の中には棒状の支持体
５７が複数個配設されている。ハニカム体５２の外側面
は電気絶縁層５５を介して外筒５６によって覆われてい
る。外筒５６を貫通して２個の導体接続部Ａ，Ｂが、ハ
ニカム体の複数層５３の渦巻の両端部Ａ1 ，Ｂ1 とそれ
ぞれ電気的に接続されている。導体接続部Ａ，Ｂに接続
された電源で、機関の始動時にハニカム体５２をジュー
ル熱によって加熱して、ハニカム体を通過する低温の排
気ガスの触媒反応が容易に行われるようになっていた。
しかしながら、かかるハニカム体全体を電気加熱する触
媒装置用メタル担体においては、加熱に時間が掛るため
に軸方向長さを出来るだけ短縮する必要があり、したが
って容量の大きいハニカム体を形成することができなか
った。
ねられた複数層５３が、渦巻状に巻かれてハニカム体５
２を形成し、隣接する複数層５３の間には隙間５４が介
在し、隙間を保つため複数層５３の中には棒状の支持体
５７が複数個配設されている。ハニカム体５２の外側面
は電気絶縁層５５を介して外筒５６によって覆われてい
る。外筒５６を貫通して２個の導体接続部Ａ，Ｂが、ハ
ニカム体の複数層５３の渦巻の両端部Ａ1 ，Ｂ1 とそれ
ぞれ電気的に接続されている。導体接続部Ａ，Ｂに接続
された電源で、機関の始動時にハニカム体５２をジュー
ル熱によって加熱して、ハニカム体を通過する低温の排
気ガスの触媒反応が容易に行われるようになっていた。
しかしながら、かかるハニカム体全体を電気加熱する触
媒装置用メタル担体においては、加熱に時間が掛るため
に軸方向長さを出来るだけ短縮する必要があり、したが
って容量の大きいハニカム体を形成することができなか
った。
【０００７】この対策として、図６に示すように、メタ
ル担体６０を２分割して、電気加熱するのに適当な容量
の第１のメタル担体６１と、加熱部分を含まない主要な
メタル担体を形成する第２のメタル担体６２とを直列に
配設したものが開示されている。
ル担体６０を２分割して、電気加熱するのに適当な容量
の第１のメタル担体６１と、加熱部分を含まない主要な
メタル担体を形成する第２のメタル担体６２とを直列に
配設したものが開示されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の図５に
示す電気加熱式触媒装置用メタル担体は、平板材および
波板材を複数枚重ねて渦巻状に巻いてハニカム体を形成
し、隣接する複数層の間に隙間を設けて絶縁し、隙間を
保持するため複数層の中には棒状の支持体が配設されて
いる。複数層の平板材および波板材の両端部に電気的に
接続された導体接続部を、不図示の電源に接続して電圧
を加え加熱する場合、複数層が並列の抵抗体となるので
電気抵抗が少なく、ハニカム体全体を加熱するのに大電
流を消費するという欠点があり、そのため電源に至る導
線が焼損するなどの欠点があるほか、支持体によって複
数層を保持して隙間を設ける方法は振動に弱いという欠
点がある。
示す電気加熱式触媒装置用メタル担体は、平板材および
波板材を複数枚重ねて渦巻状に巻いてハニカム体を形成
し、隣接する複数層の間に隙間を設けて絶縁し、隙間を
保持するため複数層の中には棒状の支持体が配設されて
いる。複数層の平板材および波板材の両端部に電気的に
接続された導体接続部を、不図示の電源に接続して電圧
を加え加熱する場合、複数層が並列の抵抗体となるので
電気抵抗が少なく、ハニカム体全体を加熱するのに大電
流を消費するという欠点があり、そのため電源に至る導
線が焼損するなどの欠点があるほか、支持体によって複
数層を保持して隙間を設ける方法は振動に弱いという欠
点がある。
【０００９】また図６に示すメタル担体は、電気加熱式
の第１のメタル担体と、加熱部分を含まず主要なメタル
担体を形成する第２のメタル担体との二つに分割形成さ
れるために、コスト高になるという欠点がある。
の第１のメタル担体と、加熱部分を含まず主要なメタル
担体を形成する第２のメタル担体との二つに分割形成さ
れるために、コスト高になるという欠点がある。
【００１０】本発明の目的は、平板材と波板材とをロー
ル状に巻いて形成するハニカム体をなす電気加熱式触媒
装置用メタル担体において、構造簡単で製作容易であ
り、かつ安価なハニカム体をなす電気加熱式触媒装置用
メタル担体を提供することにある。
ル状に巻いて形成するハニカム体をなす電気加熱式触媒
装置用メタル担体において、構造簡単で製作容易であ
り、かつ安価なハニカム体をなす電気加熱式触媒装置用
メタル担体を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の電気加熱式触媒
装置用メタル担体は、帯状をなす薄い金属板を折曲げて
連続的な波形の凹凸を形成した波板材と、平坦な帯状を
なす薄い金属板からなる平板材とが、相互に当接して重
なり合ってロール状に巻かれて形成された多数の網目状
通気路を備えたハニカム体をなす触媒装置用メタル担体
において、ハニカム体の中心部にハニカム体の中心軸と
同軸に配設された中空部と、中空部に配設されハニカム
体を加熱するための電気発熱体とを有している。
装置用メタル担体は、帯状をなす薄い金属板を折曲げて
連続的な波形の凹凸を形成した波板材と、平坦な帯状を
なす薄い金属板からなる平板材とが、相互に当接して重
なり合ってロール状に巻かれて形成された多数の網目状
通気路を備えたハニカム体をなす触媒装置用メタル担体
において、ハニカム体の中心部にハニカム体の中心軸と
同軸に配設された中空部と、中空部に配設されハニカム
体を加熱するための電気発熱体とを有している。
【００１２】上記の中空部は、ハニカム体の軸方向に貫
通しており、その中空部に配設された電気発熱体が触媒
担持層を有することが好適である。
通しており、その中空部に配設された電気発熱体が触媒
担持層を有することが好適である。
【００１３】本発明の第２の電気加熱式触媒装置用メタ
ル担体は、帯状をなす薄い金属板を折曲げて連続的な波
形の凹凸を形成した波板材と、平坦な帯状をなす薄い金
属板からなる平板材とが相互に当接して重なり合って、
表面に電気絶縁被膜層を有する円筒状の電気発熱体で形
成された巻芯を中心として、ロール状に巻かれて形成さ
れた、多数の網目状通気路を備えたハニカム体をなして
いる。
ル担体は、帯状をなす薄い金属板を折曲げて連続的な波
形の凹凸を形成した波板材と、平坦な帯状をなす薄い金
属板からなる平板材とが相互に当接して重なり合って、
表面に電気絶縁被膜層を有する円筒状の電気発熱体で形
成された巻芯を中心として、ロール状に巻かれて形成さ
れた、多数の網目状通気路を備えたハニカム体をなして
いる。
【００１４】上記円筒状の電気発熱体で形成された巻芯
が、中心軸を含む平面で２分割され、分割された電気発
熱体がそれぞれ電気絶縁被膜層を有し、分割された２面
の間に波板材及び平板材の一端を挟んでロール状のハニ
カム体の巻き始め部分を形成することが好ましい。
が、中心軸を含む平面で２分割され、分割された電気発
熱体がそれぞれ電気絶縁被膜層を有し、分割された２面
の間に波板材及び平板材の一端を挟んでロール状のハニ
カム体の巻き始め部分を形成することが好ましい。
【００１５】
【作用】ロール状のハニカム体の中心部にハニカム体と
同軸の中空部を設け、中空部の中に電気発熱体を配設す
るか、或いはまた、ハニカム体を形成するに際し、円筒
状の巻芯を中心にしてロール状に巻いてハニカム体を形
成し、巻芯を電気発熱体で形成すれば、電気発熱体に電
圧を印加することにより容易にハニカム体を加熱するこ
とができる。
同軸の中空部を設け、中空部の中に電気発熱体を配設す
るか、或いはまた、ハニカム体を形成するに際し、円筒
状の巻芯を中心にしてロール状に巻いてハニカム体を形
成し、巻芯を電気発熱体で形成すれば、電気発熱体に電
圧を印加することにより容易にハニカム体を加熱するこ
とができる。
【００１６】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は本発明の電気加熱式触媒装置用メタ
ル担体の一実施例の、軸を含む縦断面の略図である。
て説明する。図１は本発明の電気加熱式触媒装置用メタ
ル担体の一実施例の、軸を含む縦断面の略図である。
【００１７】ハニカム体１１は、波板材と平板材とが重
なり合ってロール状に巻かれて形成されている。ハニカ
ム体１１の中心部には、ハニカム体と同軸で両端が開放
された中空部１２を有する円筒形の内筒１３が配設され
ている。電気発熱体１５は、両端部に電圧を印加するこ
とによりジュール熱を発生してハニカム体を加熱するこ
とができるヒータで、その材質は電流によって容易にジ
ュール熱を発生する材料、例えば鉄、ステンレス、ニク
ロム線等が用いられる。内筒１３の両端が図に示すよう
に開放されている場合には、電気発熱体１５の表面に触
媒担持層を施すことによって触媒効率を向上させること
ができる。ハニカム体１１の外側面は円筒形の外筒１４
で覆われて、メタル担体１０が形成される。
なり合ってロール状に巻かれて形成されている。ハニカ
ム体１１の中心部には、ハニカム体と同軸で両端が開放
された中空部１２を有する円筒形の内筒１３が配設され
ている。電気発熱体１５は、両端部に電圧を印加するこ
とによりジュール熱を発生してハニカム体を加熱するこ
とができるヒータで、その材質は電流によって容易にジ
ュール熱を発生する材料、例えば鉄、ステンレス、ニク
ロム線等が用いられる。内筒１３の両端が図に示すよう
に開放されている場合には、電気発熱体１５の表面に触
媒担持層を施すことによって触媒効率を向上させること
ができる。ハニカム体１１の外側面は円筒形の外筒１４
で覆われて、メタル担体１０が形成される。
【００１８】上述のハニカム体１１の中心部には、中空
部１２を有する円筒形の内筒１３が配設されているが、
この内筒１３を省いて中空部１２を形成することもでき
る。
部１２を有する円筒形の内筒１３が配設されているが、
この内筒１３を省いて中空部１２を形成することもでき
る。
【００１９】また、内筒１３は両端が必ずしも開放して
いる必要はなく、端部もしくは途中に於て閉じていると
きには図２に示すように、電気発熱体１５ａは内筒１３
ａのガス流出側の開口部側に配設される。この場合、電
気発熱体１５ａには触媒担持層を設ける必要はない。
いる必要はなく、端部もしくは途中に於て閉じていると
きには図２に示すように、電気発熱体１５ａは内筒１３
ａのガス流出側の開口部側に配設される。この場合、電
気発熱体１５ａには触媒担持層を設ける必要はない。
【００２０】図３は本発明のメタル担体の第２の実施例
を示す図であって、図３（Ａ）は軸を含む部分縦断面略
図、図３（Ｂ）は巻芯の斜視略図である。
を示す図であって、図３（Ａ）は軸を含む部分縦断面略
図、図３（Ｂ）は巻芯の斜視略図である。
【００２１】メタル担体２０は、ハニカム体１１と、ハ
ニカム体の中心部に同軸に配設された円柱形の巻芯２３
と、ハニカム体１１を覆う外筒１４とで形成される。ハ
ニカム体１１は巻芯２３を中心としてロール状に巻かれ
形成されている。円柱状の巻芯２３は、その外側面が電
気絶縁被膜層２６で覆われた電気発熱体２５で形成され
ている。電気発熱体２５は、両端部に電圧を印加するこ
とによってジュール熱を発生しハニカム体１１を加熱す
ることができるヒータで、その材料には鉄、ステンレ
ス、ニクロム線等が用いられる。
ニカム体の中心部に同軸に配設された円柱形の巻芯２３
と、ハニカム体１１を覆う外筒１４とで形成される。ハ
ニカム体１１は巻芯２３を中心としてロール状に巻かれ
形成されている。円柱状の巻芯２３は、その外側面が電
気絶縁被膜層２６で覆われた電気発熱体２５で形成され
ている。電気発熱体２５は、両端部に電圧を印加するこ
とによってジュール熱を発生しハニカム体１１を加熱す
ることができるヒータで、その材料には鉄、ステンレ
ス、ニクロム線等が用いられる。
【００２２】図４は、上述の図３に示す第２の実施例に
おいて、巻芯を中心軸を含む平面で２分割した実施例の
図であって、図４（Ａ）は軸を含む部分縦断面略図、図
４（Ｂ）は巻芯の分解斜視略図である。
おいて、巻芯を中心軸を含む平面で２分割した実施例の
図であって、図４（Ａ）は軸を含む部分縦断面略図、図
４（Ｂ）は巻芯の分解斜視略図である。
【００２３】メタル担体３０は、ハニカム体１１と、ハ
ニカム体の中心部に同軸に配設された２分割形の巻芯３
３と、ハニカム体１１を覆う外筒１４とで形成される。
巻芯３３は、分割面３４において縦方向に２分割された
円柱状で、分割された各部分は、半円形の縦断面を有し
外側面に電気絶縁被膜層３６が施された電気発熱体３５
を形成している。２個の電気発熱体３５のそれぞれの分
割面３４同志が組み合って巻芯３３を形成する。二つの
分割面３４の間に、ハニカム体を形成する波板材及び平
板材の一端を挟んで保持し、ロール状のハニカム体１１
の巻き始めの部分の掴みを形成する。
ニカム体の中心部に同軸に配設された２分割形の巻芯３
３と、ハニカム体１１を覆う外筒１４とで形成される。
巻芯３３は、分割面３４において縦方向に２分割された
円柱状で、分割された各部分は、半円形の縦断面を有し
外側面に電気絶縁被膜層３６が施された電気発熱体３５
を形成している。２個の電気発熱体３５のそれぞれの分
割面３４同志が組み合って巻芯３３を形成する。二つの
分割面３４の間に、ハニカム体を形成する波板材及び平
板材の一端を挟んで保持し、ロール状のハニカム体１１
の巻き始めの部分の掴みを形成する。
【００２４】巻芯２３，３３の全長を、ハニカム体１１
の軸方向長さより長く設定すれば、巻芯の両端部に電極
を設ける場合に好都合となる。
の軸方向長さより長く設定すれば、巻芯の両端部に電極
を設ける場合に好都合となる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ロール状
のハニカム体の中心部に同軸に配設された中空部を設け
てその中に電気発熱体を配設し、又はハニカム体の中心
部に配設された円筒状の電気発熱体の巻芯を中心にして
ロール状のハニカム体を形成して、それぞれの電気発熱
体に電圧を印加すれば、ハニカム体に通電することなく
容易にハニカム体を加熱することができるので、ハニカ
ム体の絶縁は不要となり、通常のろう付構造を用いた担
体構造が適用できるほか、加熱容量の制限上電気加熱式
メタル担体と非加熱の主要メタル担体とを併置する必要
も無くなるため、構造が簡単で耐久性があり、製作容易
でかつ安価な電気加熱式触媒装置用メタル担体が得られ
るという効果がある。
のハニカム体の中心部に同軸に配設された中空部を設け
てその中に電気発熱体を配設し、又はハニカム体の中心
部に配設された円筒状の電気発熱体の巻芯を中心にして
ロール状のハニカム体を形成して、それぞれの電気発熱
体に電圧を印加すれば、ハニカム体に通電することなく
容易にハニカム体を加熱することができるので、ハニカ
ム体の絶縁は不要となり、通常のろう付構造を用いた担
体構造が適用できるほか、加熱容量の制限上電気加熱式
メタル担体と非加熱の主要メタル担体とを併置する必要
も無くなるため、構造が簡単で耐久性があり、製作容易
でかつ安価な電気加熱式触媒装置用メタル担体が得られ
るという効果がある。
【図１】本発明の電気加熱式触媒装置用メタル担体の軸
を含む縦断面略図である。
を含む縦断面略図である。
【図２】本発明の電気加熱式触媒装置用メタル担体の別
の実施例の、軸を含む縦断面略図である。
の実施例の、軸を含む縦断面略図である。
【図３】本発明のメタル担体の別の実施例の図であっ
て、図３（Ａ）は軸を含む部分縦断面略図、図３（Ｂ）
は巻芯の斜視略図である。
て、図３（Ａ）は軸を含む部分縦断面略図、図３（Ｂ）
は巻芯の斜視略図である。
【図４】本発明のメタル担体の別の実施例の図であっ
て、図４（Ａ）は軸を含む部分縦断面略図、図４（Ｂ）
は巻芯の分解斜視略図である。
て、図４（Ａ）は軸を含む部分縦断面略図、図４（Ｂ）
は巻芯の分解斜視略図である。
【図５】従来の技術による電気加熱式触媒装置用メタル
担体の軸に直角な断面略図である。
担体の軸に直角な断面略図である。
【図６】従来の技術による別の電気加熱式触媒装置用メ
タル担体の軸方向の断面略図である。
タル担体の軸方向の断面略図である。
１０，２０，３０，６０ メタル担体 １１，５２ ハニカム体 １２ 中空部 １３，１３ａ 内筒 １４，５６ 外筒 １５，１５ａ，２５，３５ 電気発熱体 ２３，３３ 巻芯 ２６，３６ 絶縁被膜層 ３４ 分割面 ５３ 複数層 ５４ 隙間 ５５ 電気絶縁層 ５７ 支持体 ６１ 第１のメタル担体 ６２ 第２のメタル担体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０１Ｎ 3/28 ３０１ Ｐ
Claims (4)
- 【請求項１】 帯状をなす薄い金属板を折曲げて連続的
な波形の凹凸を形成した波板材と、平坦な帯状をなす薄
い金属板からなる平板材とが相互に当接して重なり合っ
てロール状に巻かれて形成された、多数の網目状通気路
を備えたハニカム体をなす触媒装置用メタル担体におい
て、 前記ハニカム体の中心部にハニカム体の中心軸と同軸に
配設された中空部と、該中空部に配設されたハニカム体
を加熱するための電気発熱体とを有することを特徴とす
る、電気加熱式触媒装置用メタル担体。 - 【請求項２】 前記中空部が前記ハニカム体を軸方向に
貫通し、該中空部に配設された前記電気発熱体が触媒担
持層を有する、請求項１に記載の電気加熱式触媒装置用
メタル担体。 - 【請求項３】 帯状をなす薄い金属板を折曲げて連続的
な波形の凹凸を形成した波板材と、平坦な帯状をなす薄
い金属板からなる平板材とが相互に当接して重なり合っ
て、表面に電気絶縁被膜層を有する円筒状の電気発熱体
で形成された巻芯を中心として、ロール状に巻かれて形
成された、多数の網目状通気路を備えたハニカム体をな
す電気加熱式触媒装置用メタル担体。 - 【請求項４】 前記円筒状の電気発熱体で形成された巻
芯が、中心軸を含む平面で２分割され、該分割された電
気発熱体がそれぞれ電気絶縁被膜層を有し、前記分割さ
れた２面の間に前記波板材及び平板材の一端を挟んでロ
ール状のハニカム体の巻き始め部分を形成する、請求項
３に記載の電気加熱式触媒装置用メタル担体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226200A JPH0889812A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 電気加熱式触媒装置用メタル担体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226200A JPH0889812A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 電気加熱式触媒装置用メタル担体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0889812A true JPH0889812A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16841460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6226200A Pending JPH0889812A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 電気加熱式触媒装置用メタル担体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0889812A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100984790B1 (ko) * | 2008-08-12 | 2010-10-04 | 주식회사 아모그린텍 | 배기가스 정화용 담체 컨버터 및 그 제조방법 |
| EP2190569B1 (en) * | 2007-09-18 | 2015-07-22 | Amo Co., Ltd. | Monolith, catalyst convertor for purifying exhaust gas using the same and method for manufacturing the catalyst |
| JP2018059460A (ja) * | 2016-10-06 | 2018-04-12 | 三菱自動車工業株式会社 | 排気浄化装置及び排気浄化装置の製造方法 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP6226200A patent/JPH0889812A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2190569B1 (en) * | 2007-09-18 | 2015-07-22 | Amo Co., Ltd. | Monolith, catalyst convertor for purifying exhaust gas using the same and method for manufacturing the catalyst |
| KR100984790B1 (ko) * | 2008-08-12 | 2010-10-04 | 주식회사 아모그린텍 | 배기가스 정화용 담체 컨버터 및 그 제조방법 |
| JP2018059460A (ja) * | 2016-10-06 | 2018-04-12 | 三菱自動車工業株式会社 | 排気浄化装置及び排気浄化装置の製造方法 |
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