JPH0428956Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0428956Y2 JPH0428956Y2 JP1987121967U JP12196787U JPH0428956Y2 JP H0428956 Y2 JPH0428956 Y2 JP H0428956Y2 JP 1987121967 U JP1987121967 U JP 1987121967U JP 12196787 U JP12196787 U JP 12196787U JP H0428956 Y2 JPH0428956 Y2 JP H0428956Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder cover
- outer cylinder
- shock absorber
- circumferential surface
- excavator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 49
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 44
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 10
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は掘削機に於ける緩衝装置、さらに詳し
くは土を掘削する際に使用される掘削機に於いて
駆動部からの振動を吸収する緩衝装置に関する。
くは土を掘削する際に使用される掘削機に於いて
駆動部からの振動を吸収する緩衝装置に関する。
(従来の技術)
従来、この種掘削機に於ける緩衝装置としては
第3図に示すが如きものが存在する。該緩衝装置
は駆動部9の四隅に下端開口の円筒状のケーシン
グ19を一体的に取り付け、該ケーシング19内
にロツド20を挿通させると共に、該ロツド20
の上端は緩衝装置21の上方に設けられた支持体
22に固着され、且つロツド20の下端には受座
23を螺着して、該受座23と前記ケーシング1
9の上端部とにスプリング24を介装させたもの
である。
第3図に示すが如きものが存在する。該緩衝装置
は駆動部9の四隅に下端開口の円筒状のケーシン
グ19を一体的に取り付け、該ケーシング19内
にロツド20を挿通させると共に、該ロツド20
の上端は緩衝装置21の上方に設けられた支持体
22に固着され、且つロツド20の下端には受座
23を螺着して、該受座23と前記ケーシング1
9の上端部とにスプリング24を介装させたもの
である。
(考案が解決しようとする問題点)
然しながら、上記従来の掘削機に於ける緩衝装
置は、動力供給線の取付け箇所の問題から設計上
ケーシング19を駆動部9に最大限四軸しか取付
けられず、そのため緩衝装置21の緩衝能力に限
界が生じ、それに伴つて緩衝装置21の引張り力
が不足し、掘削機の掘削容量を充分に取れないと
いう問題点があつた。
置は、動力供給線の取付け箇所の問題から設計上
ケーシング19を駆動部9に最大限四軸しか取付
けられず、そのため緩衝装置21の緩衝能力に限
界が生じ、それに伴つて緩衝装置21の引張り力
が不足し、掘削機の掘削容量を充分に取れないと
いう問題点があつた。
また、掘削中に跳ね上がつた土が緩衝装置21
のケーシング19内にその開口した下端より侵入
し、該ケーシング19内のスプリング24に噛み
込まれて、該スプリング24の弾性力を阻害し、
緩衝装置21の緩衝能力を低減化させるという問
題点もあつた。
のケーシング19内にその開口した下端より侵入
し、該ケーシング19内のスプリング24に噛み
込まれて、該スプリング24の弾性力を阻害し、
緩衝装置21の緩衝能力を低減化させるという問
題点もあつた。
更に、上記従来の緩衝装置では、構造上駆動部
9の上下方向の振動のみをスプリング24で吸収
して、駆動部9の横方向に振動に対しては何ら対
処できないため、支持体22に横振れを生じさせ
るという問題点もあつたのである。
9の上下方向の振動のみをスプリング24で吸収
して、駆動部9の横方向に振動に対しては何ら対
処できないため、支持体22に横振れを生じさせ
るという問題点もあつたのである。
本考案は上記問題点に鑑みて考案されたもの
で、その目的とすることろは掘削機の上下方向は
勿論、横方向の振動をも充分に吸収でき、しかも
緩衝装置の引張り力を必要のに応じて大きく取
れ、それによつて掘削機の掘削容量を増大化せし
める点にある。
で、その目的とすることろは掘削機の上下方向は
勿論、横方向の振動をも充分に吸収でき、しかも
緩衝装置の引張り力を必要のに応じて大きく取
れ、それによつて掘削機の掘削容量を増大化せし
める点にある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記目的を達成し、もつて従来の問題
点を解決せんとして考案されたもので、その構成
の要旨は掘削機のバケツト1に振動を与える起振
部8を作動させるための駆動部9にその外周面1
1と所定間隔を有して被せられるべく外筒カバー
10が設けられ、しかも該外筒カバー10の内周
面15と前記駆動部9の外周面11との間には、
前記外筒カバー10と駆動部9を一体的に連結さ
せるためのゴム製の緩衝体14が上下方向に二箇
所以上で、且つ一箇所毎に少なくとも90°以下の
間隔で放射状に4個以上介装着されてなり、しか
も前記緩衝体14は中央部程小径で、且つ中空部
16が形成された点にある。
点を解決せんとして考案されたもので、その構成
の要旨は掘削機のバケツト1に振動を与える起振
部8を作動させるための駆動部9にその外周面1
1と所定間隔を有して被せられるべく外筒カバー
10が設けられ、しかも該外筒カバー10の内周
面15と前記駆動部9の外周面11との間には、
前記外筒カバー10と駆動部9を一体的に連結さ
せるためのゴム製の緩衝体14が上下方向に二箇
所以上で、且つ一箇所毎に少なくとも90°以下の
間隔で放射状に4個以上介装着されてなり、しか
も前記緩衝体14は中央部程小径で、且つ中空部
16が形成された点にある。
(作用)
従つて、上記構成の掘削機はその駆動部9を駆
動させることにより起振部8にてバケツト1を振
動させ、該バケツト1で土を掘削するのである
が、この掘削中、緩衝装置は駆動部9の外周面1
1に所定間隔を有して外筒カバー10を設け、且
つ該外筒カバー10の内周面と駆動部9の外周面
11との間には、前記外筒カバー10と駆動部9
を一体的に連結させるためのゴム製の緩衝体14
が上下方向に二箇所以上で、且つ一箇所毎に少な
くとも90°以下の間隔で放射状に4個以上介装着
されてなり、しかも前記緩衝体14は中央部程小
径で、且つ中空部16が形成されてなることか
ら、該緩衝体14にて駆動部9の上下方向の振動
のみならず、横方向の振動をも前記緩衝体14の
腰砕け状態で潰れるべく容易に座屈するような大
きな伸縮変形によつてスムースに、且つバランス
よく吸収できることから、外筒カバー10に駆動
部9から振動を伝達させることなく該外筒カバー
10を懸吊することができるのである。
動させることにより起振部8にてバケツト1を振
動させ、該バケツト1で土を掘削するのである
が、この掘削中、緩衝装置は駆動部9の外周面1
1に所定間隔を有して外筒カバー10を設け、且
つ該外筒カバー10の内周面と駆動部9の外周面
11との間には、前記外筒カバー10と駆動部9
を一体的に連結させるためのゴム製の緩衝体14
が上下方向に二箇所以上で、且つ一箇所毎に少な
くとも90°以下の間隔で放射状に4個以上介装着
されてなり、しかも前記緩衝体14は中央部程小
径で、且つ中空部16が形成されてなることか
ら、該緩衝体14にて駆動部9の上下方向の振動
のみならず、横方向の振動をも前記緩衝体14の
腰砕け状態で潰れるべく容易に座屈するような大
きな伸縮変形によつてスムースに、且つバランス
よく吸収できることから、外筒カバー10に駆動
部9から振動を伝達させることなく該外筒カバー
10を懸吊することができるのである。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
第1図イに於いて、1は下端開口部2を波形状
の切欠として、その先端に先鋭な刃先部3を四箇
所形成した円筒状のバケツトを示し、該バケツト
1内の下端部には略半径状のシヤツター4が一対
開閉自在に枢着されてなる。5は前記バケツト1
の上端に設けられた隔壁板、6は該隔壁板5の上
方に所定間隔有して設けられたフランジを示し、
該フランジ6と隔壁板5との間には複数枚のリブ
板7が介装着されてなる。
の切欠として、その先端に先鋭な刃先部3を四箇
所形成した円筒状のバケツトを示し、該バケツト
1内の下端部には略半径状のシヤツター4が一対
開閉自在に枢着されてなる。5は前記バケツト1
の上端に設けられた隔壁板、6は該隔壁板5の上
方に所定間隔有して設けられたフランジを示し、
該フランジ6と隔壁板5との間には複数枚のリブ
板7が介装着されてなる。
8は前記フランジ6の上部に設けられた箱状の
起振部を示す、該起振部8の上部には起振部8を
作動させる円筒状の駆動部9が設けられてなる。
10は第1図ロに示すように該駆動部9の外周面
11に所定間隔有して上方より被せるように設け
られた下端開口の外筒カバーを示し、該外筒カバ
ー10の上面12の中央部には吊下げ具13が螺
着されてなる。
起振部を示す、該起振部8の上部には起振部8を
作動させる円筒状の駆動部9が設けられてなる。
10は第1図ロに示すように該駆動部9の外周面
11に所定間隔有して上方より被せるように設け
られた下端開口の外筒カバーを示し、該外筒カバ
ー10の上面12の中央部には吊下げ具13が螺
着されてなる。
14は前記駆動部9の外周面11と外筒カバー
10の内周面15との間に上下二箇所に沿つて且
つ90°の間隔で一体的に介装着されたゴム製の緩
衝体を示し、該緩衝体14は第2図に示すように
中空部16を有し且つ中央部程小径となす。な
お、前記外筒カバー10とその内周面15に設け
られた緩衝体14にて緩衝装置17が構成され
る。
10の内周面15との間に上下二箇所に沿つて且
つ90°の間隔で一体的に介装着されたゴム製の緩
衝体を示し、該緩衝体14は第2図に示すように
中空部16を有し且つ中央部程小径となす。な
お、前記外筒カバー10とその内周面15に設け
られた緩衝体14にて緩衝装置17が構成され
る。
本実施例の緩衝装置を備えた掘削機は以上の構
成によりなり、次のこの掘削機を使用すす場合の
緩衝装置の作用について説明する。
成によりなり、次のこの掘削機を使用すす場合の
緩衝装置の作用について説明する。
先ず、外筒カバー10の吊下げ具13にクレー
ン等のフツクを掛けこの掘削機18を吊下げ状態
にすると共に、駆動部9を駆動させることにより
起振部8でバケツト1を振動させながら、該バケ
ツト1を下降させて土中に貫入させるのである。
ン等のフツクを掛けこの掘削機18を吊下げ状態
にすると共に、駆動部9を駆動させることにより
起振部8でバケツト1を振動させながら、該バケ
ツト1を下降させて土中に貫入させるのである。
これにより、バケツト1内に充填される土が該
バケツト1の振動により流動化し、土より空気や
水を分離排出させながらこの土をバケツト1内に
充満させるのである。
バケツト1の振動により流動化し、土より空気や
水を分離排出させながらこの土をバケツト1内に
充満させるのである。
この際、起振部8の上部に設けられた駆動部9
は起振部8と共に上下方向に振動するが、該駆動
部9の外周面11とそれより所定間隔を有した外
筒カバー10の内周面15とに上下二箇所に沿つ
て且つ90°で間隔で対称形状にゴム製の緩衝体1
4が一体的に介装着されてなるために、前記駆動
部9の上下方向の振動が前記緩衝体14の剪断変
形にてスムースに且つバランス良く吸収されこと
となつて、外筒カバー10に振動が伝達されるこ
とないのである。
は起振部8と共に上下方向に振動するが、該駆動
部9の外周面11とそれより所定間隔を有した外
筒カバー10の内周面15とに上下二箇所に沿つ
て且つ90°で間隔で対称形状にゴム製の緩衝体1
4が一体的に介装着されてなるために、前記駆動
部9の上下方向の振動が前記緩衝体14の剪断変
形にてスムースに且つバランス良く吸収されこと
となつて、外筒カバー10に振動が伝達されるこ
とないのである。
また、前記駆動部9が上下方向に振動すると、
同時に駆動部9に横方向の振動も発生するが、こ
の横方向の振動もゴム製の緩衝体14の伸縮板形
により充分吸収されることとなつて、よつて掘削
機18を外筒カバー10を介することで不用意に
振らすことなく、クレーン等で懸吊るすことがで
きる。
同時に駆動部9に横方向の振動も発生するが、こ
の横方向の振動もゴム製の緩衝体14の伸縮板形
により充分吸収されることとなつて、よつて掘削
機18を外筒カバー10を介することで不用意に
振らすことなく、クレーン等で懸吊るすことがで
きる。
更に、本実施例の緩衝装置は、その緩衝体14
を駆動部9の外周面11と外筒カバー10の内周
面15と間に上下二箇所に沿つて四個ずつ、合計
八個介装着させてなり、従来の四軸を最大限とし
ていたスプリングからなる緩衝装置に比して、多
数個の緩衝体14により緩衝装置17の緩衝能力
を一段と増大させることができ、且つそれに伴い
緩衝装置17の駆動部9を持ち上げる引張り力を
も増大させることができるのである。
を駆動部9の外周面11と外筒カバー10の内周
面15と間に上下二箇所に沿つて四個ずつ、合計
八個介装着させてなり、従来の四軸を最大限とし
ていたスプリングからなる緩衝装置に比して、多
数個の緩衝体14により緩衝装置17の緩衝能力
を一段と増大させることができ、且つそれに伴い
緩衝装置17の駆動部9を持ち上げる引張り力を
も増大させることができるのである。
そのため、緩衝体14の個数を多くすればする
程緩衝装置17の引張り力を増大させ、且つ掘削
機18の掘削容量を大きく取れ、従来の如く掘削
容量を大きくしようとしても緩衝装置の能力上制
限を受けるようなこともなく、掘削機18の掘削
能力に応じて任意に緩衝体14の個数を設定する
ことができる、設計上優れた効果を有するに至つ
た。
程緩衝装置17の引張り力を増大させ、且つ掘削
機18の掘削容量を大きく取れ、従来の如く掘削
容量を大きくしようとしても緩衝装置の能力上制
限を受けるようなこともなく、掘削機18の掘削
能力に応じて任意に緩衝体14の個数を設定する
ことができる、設計上優れた効果を有するに至つ
た。
尚、上記実施例の緩衝装置に於いて、緩衝体は
駆動部の外周面と外筒カバーの内周面とに上下四
個ずつ介装着されてなるが、本考案はこれに限ら
ず、例えば両者の中央部に沿つて等間隔に複数個
設けられてあつてもよく、また、駆動部の上面と
外筒カバーの上部の裏面とに緩衝体を追加して設
けてもよく、要は少なくとも駆動部の外周面と外
筒カバーの内周面とにバランスを取れるよう少な
くとも上下方向に二箇所以上で、且つ一箇所毎に
少なくとも90°以下の間隔で放射状に4個以上介
装着されてなり、しかも前記緩衝体14は中央部
程小径で、且つ中空部16が形成された緩衝体が
介装着されてあればよい。
駆動部の外周面と外筒カバーの内周面とに上下四
個ずつ介装着されてなるが、本考案はこれに限ら
ず、例えば両者の中央部に沿つて等間隔に複数個
設けられてあつてもよく、また、駆動部の上面と
外筒カバーの上部の裏面とに緩衝体を追加して設
けてもよく、要は少なくとも駆動部の外周面と外
筒カバーの内周面とにバランスを取れるよう少な
くとも上下方向に二箇所以上で、且つ一箇所毎に
少なくとも90°以下の間隔で放射状に4個以上介
装着されてなり、しかも前記緩衝体14は中央部
程小径で、且つ中空部16が形成された緩衝体が
介装着されてあればよい。
また、上記実施例の緩衝体は中空部を有し且つ
中細の形状となし、これにより剪断変形に対し強
いものとしたが、要は中空部を有すると共に、中
央部程小径の中細の形状を有しゴム製であれば、
例えば複数の棒状対が各々の外周面を連設するこ
とでパイプ状(図示せず)に形成された構成でも
よく、又材質の天然、合成等の何れでもよく、更
に具体的な硬度、弾力性等の性質も決して限定さ
れないのは言うまでもない。
中細の形状となし、これにより剪断変形に対し強
いものとしたが、要は中空部を有すると共に、中
央部程小径の中細の形状を有しゴム製であれば、
例えば複数の棒状対が各々の外周面を連設するこ
とでパイプ状(図示せず)に形成された構成でも
よく、又材質の天然、合成等の何れでもよく、更
に具体的な硬度、弾力性等の性質も決して限定さ
れないのは言うまでもない。
更に、外筒カバーは上記実施例の如く下端開口
のものに限定されず、両端開口の円筒状のもので
あつてもよく、さらに外筒カバーを吊下げ手段の
有した支持体に連結させたものでもよい。
のものに限定されず、両端開口の円筒状のもので
あつてもよく、さらに外筒カバーを吊下げ手段の
有した支持体に連結させたものでもよい。
(考案の効果)
叙上のように、本考案の緩衝装置は駆動部の外
周面に所定間隔を有して外筒カバーを設け、且つ
該外筒カバーの内周面と前記駆動部の外周面との
間には、前記外筒カバー10と駆動部9を一体的
に連結させるためのゴム製の緩衝体14が上下方
向に二箇所以上で、且つ一箇所毎に少なくとも
90°以下の間隔で4個以上放射状に介装着されて
なり、しかも前記緩衝体14は中央部程小径で、
且つ中空部16が形成されてなるために、掘削中
の駆動部の上下方向の振動は勿論、従来対処でき
なかつた横方向の振動をも前記緩衝体の剪断変形
並びに伸縮変形にてスムースに吸収することがで
き、よつて一段と緩衝効果を高めて掘削機を懸吊
することができる効果がある。
周面に所定間隔を有して外筒カバーを設け、且つ
該外筒カバーの内周面と前記駆動部の外周面との
間には、前記外筒カバー10と駆動部9を一体的
に連結させるためのゴム製の緩衝体14が上下方
向に二箇所以上で、且つ一箇所毎に少なくとも
90°以下の間隔で4個以上放射状に介装着されて
なり、しかも前記緩衝体14は中央部程小径で、
且つ中空部16が形成されてなるために、掘削中
の駆動部の上下方向の振動は勿論、従来対処でき
なかつた横方向の振動をも前記緩衝体の剪断変形
並びに伸縮変形にてスムースに吸収することがで
き、よつて一段と緩衝効果を高めて掘削機を懸吊
することができる効果がある。
しかも、最も重要な点として、本考案の緩衝装
置に於いては、駆動部と外筒カバーとの間に介装
着される緩衝体の個数を多くすれば、それに応じ
て緩衝装置の緩衝能力を増大させることができ、
且つそれに伴う引張り力をも強大化でき、従つて
従来のスプリングからなる緩衝装置の如く四軸を
最大限としていたものに比し、緩衝装置の引張り
力に制限を受けることなく、よつて掘削機の掘削
容量を大きくするには緩衝装置の緩衝体を自在に
多くすればよいという設計上優れた効果を有する
だけでなく、例えば、前記駆動部を巨大化させて
大きな振動を発生させなければならない時でも、
前記緩衝体が中央部程小径で、且つ中空部を有し
て形成されてなることから、前記巨大化された駆
動部を複数の緩衝体で強固に保持した場合いであ
つても、保持力の大きさに関係なく前記駆動部の
発生する大きな振動を該緩衝体が腰砕け状態で座
屈するように大きく伸縮変形することによつてス
ムースに吸収することが出来るという利点があ
る。
置に於いては、駆動部と外筒カバーとの間に介装
着される緩衝体の個数を多くすれば、それに応じ
て緩衝装置の緩衝能力を増大させることができ、
且つそれに伴う引張り力をも強大化でき、従つて
従来のスプリングからなる緩衝装置の如く四軸を
最大限としていたものに比し、緩衝装置の引張り
力に制限を受けることなく、よつて掘削機の掘削
容量を大きくするには緩衝装置の緩衝体を自在に
多くすればよいという設計上優れた効果を有する
だけでなく、例えば、前記駆動部を巨大化させて
大きな振動を発生させなければならない時でも、
前記緩衝体が中央部程小径で、且つ中空部を有し
て形成されてなることから、前記巨大化された駆
動部を複数の緩衝体で強固に保持した場合いであ
つても、保持力の大きさに関係なく前記駆動部の
発生する大きな振動を該緩衝体が腰砕け状態で座
屈するように大きく伸縮変形することによつてス
ムースに吸収することが出来るという利点があ
る。
更に、本考案では、掘削中に跳ね上がつた土が
外筒カバー内に下方より侵入した場合でも、この
土により緩衝体の弾力変形に支障となることがな
く、従つて従来の如くスプリングがこの土を噛み
込んでその緩衝能力を低減化させるようなことが
なく、常時緩衝装置の能力を保持できるという実
益をも有するものである。
外筒カバー内に下方より侵入した場合でも、この
土により緩衝体の弾力変形に支障となることがな
く、従つて従来の如くスプリングがこの土を噛み
込んでその緩衝能力を低減化させるようなことが
なく、常時緩衝装置の能力を保持できるという実
益をも有するものである。
第1図は本考案の一実施例を示し、同図イは正
面図、同部ロは同図イのA−A線拡大端面図。第
2図は緩衝体を示す縦断面図。第3図は従来の緩
衝装置を示す分解要部斜視図。 1……バケツト、8……起振部、9……駆動
部、10……外筒カバー、11……外周面、14
……緩衝体、15……内周面。
面図、同部ロは同図イのA−A線拡大端面図。第
2図は緩衝体を示す縦断面図。第3図は従来の緩
衝装置を示す分解要部斜視図。 1……バケツト、8……起振部、9……駆動
部、10……外筒カバー、11……外周面、14
……緩衝体、15……内周面。
Claims (1)
- 掘削機のバケツト1に振動を与える起振部8を
作動させるための駆動部9にその外周面11と所
定間隔を有して被せられるべく外筒カバー10が
設けられ、しかも該外筒カバー10の内周面15
と前記駆動部9の外周面11との間には、前記外
筒カバー10と駆動部9を一体的に連結させるた
めのゴム製の緩衝体14が上下方向に二箇所以上
で、且つ一箇所毎に少なくとも90°以下の間隔で
4個以上放射状に介装着されてなり、しかも前記
緩衝体14は中央部程小径で、且つ中空部16が
形成された構成にしてなることを特徴とする掘削
機に於ける緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987121967U JPH0428956Y2 (ja) | 1987-08-07 | 1987-08-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987121967U JPH0428956Y2 (ja) | 1987-08-07 | 1987-08-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6428496U JPS6428496U (ja) | 1989-02-20 |
JPH0428956Y2 true JPH0428956Y2 (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=31369461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987121967U Expired JPH0428956Y2 (ja) | 1987-08-07 | 1987-08-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0428956Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013228066A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Toyota Motor Corp | ブッシュおよびそのブッシュを備えるサスペンション装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS538123A (en) * | 1976-07-10 | 1978-01-25 | Sankyo Kougaku Kougiyou Kk | Long web such as film used length memory |
JPS5310731U (ja) * | 1976-07-10 | 1978-01-28 | ||
JPS59173429A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-10-01 | Kaname Nagai | ショベル系掘削機 |
-
1987
- 1987-08-07 JP JP1987121967U patent/JPH0428956Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS538123A (en) * | 1976-07-10 | 1978-01-25 | Sankyo Kougaku Kougiyou Kk | Long web such as film used length memory |
JPS5310731U (ja) * | 1976-07-10 | 1978-01-28 | ||
JPS59173429A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-10-01 | Kaname Nagai | ショベル系掘削機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6428496U (ja) | 1989-02-20 |
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