JPH04288807A - 電線路におけるアークの誘導構造 - Google Patents

電線路におけるアークの誘導構造

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JPH04288807A
JPH04288807A JP3052799A JP5279991A JPH04288807A JP H04288807 A JPH04288807 A JP H04288807A JP 3052799 A JP3052799 A JP 3052799A JP 5279991 A JP5279991 A JP 5279991A JP H04288807 A JPH04288807 A JP H04288807A
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insulator
arc
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arcing
arcing horn
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Norio Kondo
近藤 則雄
Satoshi Morikawa
森川 智
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電線を支持する碍子
の沿面閃絡時において、アークを碍子側からアーキング
ホーン先端に誘導するための電線路におけるアークの誘
導構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電線路において碍子により電線を
支持するようにした碍子装置では、碍子の上下両端に取
付金具を介してアーキングホーンが設けられ、碍子の沿
面閃絡による損傷を防止するようになっていた。又、こ
の発明の出願人は、先の特許出願(特願平2−2807
24号)において、上部アーキングホーンに環状の変流
器を嵌挿取着し、事故電流を検出できるように構成した
変流器の取付構造を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この先願構
成においては、変流器が上部アーキングホーンに嵌挿取
着されているため、碍子の汚損に伴い碍子沿面で閃絡が
生じた場合、アークが変流器の取着部分で停滞して碍子
側からアーキングホーン先端に移行しにくく、事故電流
を検出することができない場合があった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、碍子の汚損に伴い碍子沿面で閃絡が生
じた場合でも、アークが変流器の取着部分で停滞するこ
となく、碍子側からアーキングホーン先端へとスムーズ
に移行して、事故電流を確実に検出することができる電
線路におけるアークの誘導構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の電線路におけるアークの誘導構造にお
いては、アーキングホーンに事故電流を検出するための
変流器を装着した電線路の碍子装置において、碍子の沿
面閃絡時に、碍子側からアーキングホーンにアークを誘
導するように、アーキングホーン先端に変流器の外側を
迂回した状態でアーク誘導体を設けたものである。
【0006】
【作用】上記のように構成された電線路におけるアーク
の誘導構造では、碍子の汚損に伴い碍子沿面で閃絡が生
じると、アークが変流器の取着部分で停滞することなく
、碍子側からアーキングホーン先端へとスムーズに移行
する。従って、その事故電流を変流器により確実に検出
することができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を具体化した電線路における
アークの誘導構造の一実施例を、図面に基づいて詳細に
説明する。図2に示すように、鉄塔の支持アーム1はそ
の先端下面に吊下金具2を取り付けてなり、この吊下金
具2にはUクレビス3を介して上部ホーン取付金具4が
連結されている。碍子5は上部ホーン取付金具4に線路
方向及びそれと直交する方向へ揺動可能に吊下支持され
、この実施例では複数の懸垂碍子6を直列に連結してな
る懸垂碍子連から構成されている。下部ホーン支持金具
7は碍子5の下端部に連結され、この下部ホーン取付金
具7には連結リンク8を介して送電線9を支持するため
の電線クランプ10が取り付けられている。
【0008】一対の上部アーキングホーン11は複数の
ボルト12により前記上部ホーン取付金具4に取着され
ている。一対の下部アーキングホーン13は複数のボル
ト14により下部ホーン取付金具7に取着されている。 環状の変流器15は上部アーキングホーン11にその先
端側から嵌挿して装着され、この変流器15により地絡
電流等の事故電流を検出するようになっている。
【0009】そこで、前記変流器15の装着構造につい
て説明すると、図1、図3及び図4に示すように、一対
のクランプ金具16,17は前記上部アーキングホーン
11の基端部に両側から接合され、ボルト18及びナッ
ト19により互いに締付固定されている。取付部20は
一方のクランプ金具16の下部に設けられ、その下面に
はネジ孔21が形成されている。
【0010】取付金具22は基端にて前記クランプ金具
16の取付部20の下面に接合され、ネジ孔21に螺合
されたボルト23により取付部20に固定されている。 側面形ほぼU字状の支持部24は取付金具22の先端に
設けられ、その基端側の上部には支持円板25が立設固
定されている。係合片26,27は取付金具22の基端
両側から上方に折り曲げ形成され、この係合片26,2
7がクランプ金具16の取付部20の両側面に係合する
ことにより、取付金具22がクランプ金具16に対して
回り止めされている。支持バンド28は支持円板25の
上部に取着され、支持部24の上方において環状に延び
ている。
【0011】そして、図1及び図3に鎖線で示すように
、前記変流器15は上部アーキングホーン11に嵌挿し
た状態で支持部24上に載置され、一側において支持円
板25に接合保持されると共に、上部において支持バン
ド28に掛止保持されている。又、この実施例において
は、前記クランプ金具16,17及び取付金具22によ
り、変流器15の下部外側を迂回するように延びるアー
ク誘導体が形成され、碍子5の沿面閃絡時に、このアー
ク誘導体を介して碍子5側から上部アーキングホーン1
1の先端にアークが誘導されるようになっている。
【0012】次に、前記のように構成された電線路にお
ける碍子装置について動作を説明する。さて、この碍子
装置において、碍子5の汚損に伴い碍子沿面で閃絡が生
じると、アークが碍子5側からアーク誘導体としてのク
ランプ金具16,17及び取付金具22から支持部24
を介して、上部アーキングホーン11の先端へとスムー
ズに移行する。従って、アークが変流器15の取着部分
で停滞することはなく、沿面閃絡に伴う事故電流を変流
器15によって確実に検出することができる。
【0013】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、変流器15を取り付ける
ためのクランプ金具16,17や取付金具22とは別に
、アークを誘導するためのアーク誘導体を、変流器15
の外側を迂回するように設ける等、この発明の趣旨から
逸脱しない範囲で、各部の構成を任意に変更して具体化
することも可能である。
【0014】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、碍子の汚損に伴い碍子沿面で閃絡が生じ
た場合でも、アークが変流器の取着部分で停滞すること
なく、碍子側からアーキングホーン先端へとスムーズに
移行して、事故電流を確実に検出することができるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した電線路におけるアークの
誘導構造の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】電線路における送電線の支持構成の全体を示す
正面図である。
【図3】図1のA−A線における断面図である。
【図4】アークの誘導構造の主要部材を分解して示す斜
視図である。
【符号の説明】
5  碍子、9  送電線、11  上部アーキングホ
ーン、15  変流器、16,17  アーク誘導体を
構成するクランプ金具、22  アーク誘導体を構成す
る取付金具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電線を支持する碍子の沿面閃絡による
    損傷を防止するためにアーキングホーンを設け、そのア
    ーキングホーンに事故電流を検出するための変流器を装
    着した電線路の碍子装置において、前記碍子の沿面閃絡
    時に、碍子側からアーキングホーン先端にアークを誘導
    するように、アーキングホーンに変流器の外側を迂回し
    た状態でアーク誘導体を設けたことを特徴とする電線路
    におけるアークの誘導構造。
JP3052799A 1991-03-18 1991-03-18 電線路におけるアークの誘導構造 Expired - Lifetime JP2941985B2 (ja)

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JPH04288807A true JPH04288807A (ja) 1992-10-13
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