JPH04288699A - 静止画伝送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、テレビ電話を利用し
た監視システムにおいて、特に監視用カメラからの映像
信号を静止画として伝送する静止画伝送装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】監視すべき所定場所にテレビカメラおよ
びセンサを設置し、センサによる異常検出時に電話回線
を利用して、遠隔地にいる監視者にテレビカメラによる
映像を静止画として伝送する監視システムが提案されて
いる。

【０００３】図６は、例えば特開平１−２６１９８３号
公報に示された従来の静止画伝送装置を用いた監視シス
テムのブロック図、図７は監視システムの動作を示すフ
ローチャートである。

【０００４】図において、１は静止画伝送装置、２は監
視者、６，７，８はそれぞれテレビカメラ３，４，５か
らの映像信号の入力端子、９，１０，１１はそれぞれテ
レビカメラ３，４，５の監視範囲内に設置された異常検
出用センサ（図示せず）からのトリガ信号ＴＧ１　，Ｔ
Ｇ２　，ＴＧ３　の入力端子、１２は電話回線１３との
接続部、１４はシステムコントローラ、１５は切換回路
、１６は混合回路、１７はキャラクタジェネレータ、１
８はＡ／Ｄコンバータ、１９は画像メモリ、２０は変調
回路ゲートアレイ、２１はＮＣＵ（ネットワークコント
ローラユニット）、２２はダイヤル回路、２３は極反検
出回路、２４は静止画テレビ電話装置、２５は静止画を
表示するディスプレイ、２６は電話機である。

【０００５】次に異常が監視位置で検知されたときの監
視位置からの要求により自動的に監視者にその位置の静
止画を送る動作について図７のフローチャートを参照し
ながら説明する。

【０００６】まず、各テレビカメラ３，４，５に関連し
て設けられたセンサによって異常が検知されたときにス
タートする。すなわち、センサにより異常が検知される
と、そのセンサの出力であるトリガ信号ＴＧ１　又はＴ
Ｇ２又はＴＧ３　が例えば立ち上がる。すると、システ
ムコントローラ１４は、そのトリガ信号を受けて対応す
るテレビカメラを選択するように切換回路１５を切り換
える。キャラクタジェネレータ１７からはその選択され
たテレビカメラを示す文字画像信号が得られ、これと、
そのテレビカメラの出力映像信号とが混合回路１６で混
合される。そして、この混合画像信号がデジタル信号の
状態で画像メモリ１９に取り込まれ、静止画となる。静
止画の取り込みが終了したら、システムコントローラ１
４のメモリ部に予め設定してある監視者の連絡先に、ダ
イヤル回路２２によって電話をかける（ダイヤルする）
。 そして、監視者が電話機２５によって電話に応答したこ
とを極反検出回路２３で確認したら変調回路２０のゲー
トアレイを開けて文字情報を含む変調された静止画像信
号を監視者側に送る。監視者は、静止画テレビ電話装置
２４のディスプレイ２５により送られてきたテレビカメ
ラからの映像およびキャラクタジェネレータ１７からの
文字番号「ＣＭ１」，「ＣＭ２」，「ＣＭ３」によって
異常を知ることができる。

【０００７】ここで、センサによる異常検出時には、異
常検出の種類に関係なく、システムコントローラ１４の
メモリ部にあらかじめ記憶された第１通報先の監視者へ
電話をかけるが、この監視者が話し中のため電話がつな
がらない場合には、所定時間経過した後に再度電話をか
ける。それでも電話がつながらない場合には、再度、所
定時間経過後、電話をかけ、この動作を所定回数繰り返
えす。それでも電話がつながらない場合に、第２通報先
の監視者へ電話をかける。以下、同じ動作を繰り返し電
話がつながるまで第３、第４、・・・第ｎ通報先へ順次
、電話をかけていき、スライド的に監視者へ通報動作を
行う。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】従来の静止画伝送装置
１は以上のように構成され、各センサによる検出の内容
が異なる場合でも、通報先は常に同一の監視者であり、
通報先が話し中の場合のみ別の通報先の監視者へスライ
ドされるので、実質的には通報先が常に同一となり各セ
ンサによる検出内容に対応した連絡先を選定できず、監
視目的、監視内容に応じた通報先へ静止画を伝送できな
いという課題があった。具体的事例としては、倉庫に数
台のテレビカメラとセンサを設置する場合に、あるテレ
ビカメラとセンサは日常的な監視用として通常出入する
入口付近に設置し、昼間の来客の検知用として使用し、
来客時には倉庫から離れた場所にある事務所へ静止画を
伝送し、ディスプレイ２５へその来客者を映し出す。ま
た、別のテレビカメラとセンサは防犯用として窓付近に
設置し、夜間等の泥棒の侵入時には警備会社へ静止画を
伝送し、泥棒の侵入状態を知らせるといった監視目的に
対応した通報先の選定が行えない等が挙げられる。

【０００９】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、各種センサによる検出内容に対応
した連絡先を選定できるとともに、監視目的・監視内容
に応じた通報先へ静止画を伝送できる静止画伝送装置を
得ることを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明に係る静止画伝
送装置は、撮像機能を有する複数の撮像部と、この撮像
部による撮像範囲の状態変化を前記撮像部毎に検出する
検出器と、この検出器による状態変化検出時の電話連絡
先を個別に登録する連絡先登録部と、前記検出器による
状態変化検出時に前記検出器の中から動作した検出器を
判定する判定部と、この判定部により判定された前記検
出器に基づき、前記撮像部による映像を静止画として処
理する画像処理部と、前記判定部に基づき前記連絡先登
録部から所定の電話連絡先を選定する連絡先選定部と、
この連絡先選定部に基づき前記電話連絡先へ自動的に電
話をかける自動発信部と、この自動発信部による電話回
線接続後、前記画像処理部による静止画を前記電話連絡
先へ伝送する画像伝送部とを備えたものである。

【００１１】

【作用】この発明における静止画伝送装置は、連絡先登
録部によりあらかじめ各検出器による検出内容に対応し
た連絡先を登録しておき、検出器による状態変化検出時
に判定部により動作した検出器を判定し、連絡先選定手
段によりその検出器に対応した電話連絡先を選定し、そ
の電話連絡先へ画像処理部による映像を静止画として伝
送する。

【００１２】

【実施例】実施例１ 図１はこの発明の一実施例を示す静止画伝送装置を用い
た監視システムのブロック図、図２はこの静止画伝送装
置の通信相手先の登録画面を示す図、図３はこの静止画
伝送装置の電話番号の登録画面を示す図、図４はこの静
止画伝送装置による電話連絡先の登録動作を示すフロー
チャート、図５はこの静止画伝送装置による画像伝送動
作を示すフローチャートである。図において、１，２，
６〜１３は従来例と同一、または相当部分であるため説
明を省略する。２７，２８は追加された監視者、２９，
３０，３１はそれぞれテレビカメラ３，４，５（図示せ
ず）による監視範囲内に設けられ、異常を検知するセン
サ、３２，３３，３４は入力端子６，７，８に入力され
たテレビカメラ３，４，５からの映像信号を出力（カメ
ラスルー出力）する出力端子、３５は手動発信時やデー
タ入力等で使用する操作部、３６は発着信動作や静止画
の送受信を行う回線制御部、３７は静止画像信号の復変
調を行うモデム部、３８は各種制御を行う中央制御部、
３９は静止画像信号や映像信号を処理する画像処理部、
４０は相手（監視者側等）から送信された静止画を出力
するビデオ出力端子であり、静止画用モニタ等が接続さ
れる。４１，４２，４３はそれぞれ監視者側２，２７，
２８に設けられ、静止画の送受信を行う静止画伝送装置
、４４，４５，４６はそれぞれ静止画伝送装置４１，４
２，４３に取り付けられたモニタであり、静止画伝送装
置１から送信された監視範囲内の静止画を映し出す。 ４７，４８，４９はそれぞれ静止画伝送装置４１，４２
，４３と電話回線１３との接続部である。なお、撮像部
はテレビカメラ（図示せず），検出器はセンサ２９，３
０，３１、連絡先登録部は操作部３５および中央制御部
３８、判定部は中央制御部、画像処理部は画像処理部３
９およびモデム部３７、連絡先選定部は中央制御部３８
、自動発信部および画像伝送部は回線制御部３６に相当
する。

【００１３】次に動作について説明する。まず、監視者
の名称や電話番号等の登録動作について説明する。操作
部３５により登録モードに設定し（詳細は記載せず）ス
テップ５０でのビデオ出力端子４０に接続されたモニタ
（図示せず）に通信相手先の登録画面（図２）を表示す
る。この登録画面において、あらかじめ登録番号「１」
には監視者２側の名称として「ジムショＡ」を、以下「
３」には監視者２７側の「ジムショＢ」を、「５」には
監視者２８側の「ケイビガイシャ」をそれぞれ登録され
、また登録番号「２」，「４」，「６」の欄は一度も登
録されていないため名称が無表示となっている。次に、
この登録画面に基づき、監視者の電話番号や名称の登録
または変更を行う。但し、既に登録済の場合や変更を必
要としない場合には、登録操作を飛び越えて、ステップ
５３の次のステップＥＸＩＴへ進み、この登録モードか
ら抜け出す。ここで、この登録画面におけるセンサと登
録番号との割付関係は、 センサ２９──────登録番号「１」，「２」センサ
３０──────登録番号「３」，「４」センサ３１─
─────登録番号「５」，「６」とし、各センサの２
番目の登録番号「２」，「４」，「６」はそれぞれ「１
」，「３」，「５」の監視者先が話し中等により電話が
つながらない場合に、電話をかける監視者先である。次
に、登録番号「１」を変更登録または新規登録する場合
について説明する。まず、登録番号「１」の所へカーソ
ルを移動させ（図中の数字の斜線枠）、ステップ５１に
示す登録番号の選択を行う。そして、登録番号が「１」
であることを確認し、操作部３５のキー操作により、図
３に示す電話番号の登録画面に切り換える。そして、こ
の登録画面を見ながら、ステップ５２の電話番号の登録
又は変更を行う。そして、ステップ５３へ進み、次の登
録番号である「３」も同様に変更または登録する場合に
はステップ５１へ戻り、上記同様の操作を繰り返す。ま
た、登録が全て終了した場合は、ステップ５３からＥＸ
ＩＴへ進み、登録動作を終了させる。

【００１４】次にセンサが異常を検知し、監視者へ静止
画を伝送する動作について説明する。センサが異常を検
知したときは、そのセンサからの異常検知出力信号によ
りトリガを発する。このトリガ信号が入力端子を介して
中央制御部３８へ入力される。中央制御部３８ではステ
ップ６０によりどのセンサからのトリガ信号かを先ず判
定する。この判定結果により、センサ２９であればステ
ップ６１へ、センサ３０ではステップ６２へ、センサ３
１ではステップ６３へそれぞれ分岐する。

【００１５】ステップ６１，６２，６３ではそれぞれ判
定されたセンサに対応した電話番号等の読み出しを行う
。ここでは、センサと登録番号との割付関係に基づき、
１番目の登録番号に該当する電話番号を読み出す。 すなわち、ステップ６１ではセンサ２９の監視者を示す
登録番号「１」の電話番号を、ステップ６２ではセンサ
３０の登録番号「３」の電話番号を、ステップ６３では
センサ３１の登録番号「５」の電話番号をそれぞれ読み
出す。

【００１６】ステップ６４では、次段のステップ６１〜
６３のいずれかにより読み出した電話番号に基づいて、
回線制御部３６により自動発信を行う。自動発信中は通
信相手先の監視者の名称や電話番号等をビデオ出力端子
４０に接続されたモニターに表示できる（但し、必要な
ければ無表示とすることもできる）。

【００１７】自動発信後、ステップ６５の通信相手先の
応答の有無の判定を行う。もし相手先が話し中等により
電話がつながらない場合には、ステップ６６へ進み、２
番目の登録番号に該当する電話番号を読み出した後、ス
テップ６４へ戻り、再度自動発信を行う。また、すでに
２番目の電話番号による自動発信後であれば、自動発信
動作の繰り返し回数に基づき再度１番目の電話番号先へ
自動発信し直すか、あるいは自動発信を中止させ、動作
を終了させる。

【００１８】また、ステップ６５で監視者と電話がつな
がり、電話応答の確認ができた場合にはステップ６７へ
進み、静止画伝送処理を行う。すなわち、異常を検出し
たセンサの監視範囲を撮像しているテレビカメラからの
映像信号が画像処理部３９により抽出され、中央制御部
３９を介してモデム部３７へ送られる。モデム部３７で
はこの映像信号が変調され、静止画像信号と処理され回
線制御部３６へ送られる。回線制御部３６ではこの静止
画像信号を接続部１２から電話回線１３を介して監視者
側の静止画伝送装置へ送信する。そして、モニタに静止
画が映し出されて、監視者側ではこの静止画を見て異常
状態を把握する。

【００１９】次に具体的事例を挙げる。例えば、倉庫を
監視するために、静止画伝送装置を用いた監視システム
を導入したものを示す。但し、２組のテレビカメラとセ
ンサを用いる。まず、センサ２９を通常監視用として、
倉庫の入出口へ設置し、昼間の来客を検知できるように
する。そして、テレビカメラは入出口付近を映し出せる
ように設置する。また、センサ３０を非常監視用として
、倉庫の窓部を設置し、夜間に窓部からの侵入者を検知
できるようにする。そして、テレビカメラは窓部付近を
映し出せるように設置する。さらに、センサ２９の電話
連絡先の監視者２は、倉庫から距離的に離れている管理
事務所、センサ３０の電話連絡先の監視者２７は警備保
障会社とする。そこで、昼間における倉庫への来客時に
は、センサ２９により検出されテレビカメラによる来客
者の映像が静止画として事務所内に設けられた静止画伝
送装置２へ送られる。そして、モニタ４４には来客者の
姿が映し出され、関係者が来客者に応対すべく倉庫へ向
っていく。また、夜間において、倉庫およびその周辺が
無人状態時に、窓からの侵入者があれば、センサ３０に
より検出されテレビカメラによる侵入者の映像が静止画
として警備保障会社内の静止画伝送装置２７へ送られ、
モニタ４５に映し出される。そして、猫等の一時的な動
物が検知されたのではなく、侵入者であることを確認し
た後、倉庫へ向っていく。上記事例では、静止画伝送装
置２を倉庫の監視に用いたものを示したが、コンビニエ
ンスストア、スーパー、交番、銀行のキャッシュコーナ
ー等の監視に用いることもできる。以上は監視者へ静止
画を送信する場合について述べたが、監視者側から静止
画伝送装置１へ静止画が送信された場合の動作は以下の
ようになる。監視者側の静止画伝送装置から送信された
静止画像信号は電話回線１３、接続部１２を介して回線
制御部３６で受信される。そして、モデム部３７へ送ら
れ、静止画像信号を復調し、中央制御部３８へ導出する
。中央制御部３８は復調された静止画像信号を画像処理
部３９へ送出する。画像処理部３９では映像信号に処理
し、ビデオ出力端子４０へ導入する。そして、ビデオ出
力端子４０に接続されたモニタ（図示せず）に映像信号
を表示する。

【００２０】実施例２ なお、上記実施例では検出器として全てセンサを用い、
状態変化を自動的に感知する場合について説明したが、
状態変化を手動で通知する非常スイッチ等のスイッチ類
を用いてもよい。具体的事例としては、銀行や交番等に
おいて、怪しい人物や強盗が入ってきた場合には、相手
に悟られにくい位置にある非常ボタンを押して、状況を
静止画にて最寄りの交番へ送信し、非常事態を通知する
。また、上記実施例では通信相手先をセンサに対応して
割り付けた場合について説明したが、割り付けを任意に
設定できることはいうまでもない。

【００２１】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば検出器
による検出内容に対応した監視者の連絡先を登録してお
き、検出時には所定の連絡先を選定し、監視範囲の撮影
画面を静止画として監視者へ送信するように構成したの
で、通常時や緊急時等の用途に応じた通報先を設定でき
るとともに監視目的や監視内容に応じた通報先への静止
画伝送が行え異常検出時の後処理を効率良く行えるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す静止画伝送装置を用
いた監視システムのブロック図である。

【図２】この発明の一実施例を示す静止画伝送装置の通
信相手先の登録画面を示す図である。

【図３】この発明の一実施例を示す静止画伝送装置の電
話番号の登録画面を示す図である。

【図４】この発明の一実施例を示す静止画伝送装置によ
る電話連絡先の登録動作を示すフローチャートである。

【図５】この発明の一実施例を示す静止画伝送装置によ
る画像伝送動作を示すフローチャートである。

【図６】従来の静止画伝送装置を用いた監視システムの
ブロック図である。

【図７】従来の監視システムの動作を示すフローチャー
トである。

【符号の説明】

１　　　　静止画伝送装置 ２　　　　監視者側 ３　　　　テレビカメラ ４　　　　　　　　〃 ５　　　　　　　　〃 ６　　　　入力端子 ７　　　　　　　　〃 ８　　　　　　　　〃 ９　　　　入力端子 １０　　　　　　〃 １１　　　　　　〃 １２　　接続部 １３　　電話回線 １４　　システムコントローラ １５　　切換回路 １６　　混合回路 １７　　キャラクタジェネレータ １８　　Ａ／Ｄコンバータ １９　　画像メモリ ２０　　変調回路ゲートアレイ ２１　　ＮＣＵ ２２　　ダイヤル回路 ２３　　極反検出回路 ２４　　静止画テレビ電話装置 ２５　　ディスプレイ ２６　　電話機 ２７　　監視者側 ２８　　　　〃 ２９　　センサ ３０　　　　〃 ３１　　　　〃 ３２　　出力端子 ３３　　　　〃 ３４　　　　〃 ３５　　操作部 ３６　　回線制御部 ３７　　モデム部 ３８　　中央制御部 ３９　　画像処理部 ４０　　ビデオ出力端子 ４１　　静止画伝送装置 ４２　　　　〃 ４３　　　　〃 ４４　　モニタ ４５　　　　〃 ４６　　　　〃 ４７　　接続部 ４８　　　　〃 ４９　　　　〃

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　撮像機能を有する複数の撮像部と、こ
   の撮像部による撮像範囲の状態変化を前記撮像部毎に検
   出する検出器と、この検出器による状態変化検出時の電
   話連絡先を個別に登録する連絡先登録部と、前記検出器
   による状態変化検出時に前記検出器の中から動作した検
   出器を判定する判定部と、この判定部により判定された
   前記検出器に基づき、前記撮像部による映像を静止画と
   して処理する画像処理部と、前記判定部に基づき前記連
   絡先登録部から所定の電話連絡先を選定する連絡先選定
   部と、この連絡先選定部に基づき前記電話連絡先へ自動
   的に電話をかける自動発信部と、この自動発信部による
   電話回線接続後、前記画像処理部による静止画を前記電
   話連絡先へ伝送する画像伝送部とを備えた静止画伝送装
   置。