JPH0428765Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0428765Y2 JPH0428765Y2 JP809885U JP809885U JPH0428765Y2 JP H0428765 Y2 JPH0428765 Y2 JP H0428765Y2 JP 809885 U JP809885 U JP 809885U JP 809885 U JP809885 U JP 809885U JP H0428765 Y2 JPH0428765 Y2 JP H0428765Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate cylinder
- doctor holder
- sealing
- ink pan
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
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Landscapes
- Rotary Presses (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はグラビア印刷機の印刷ユニツトにおい
て、印刷中には版胴からのインキの飛散を防止
し、印刷後は版胴をその場で洗浄しうるように遮
蔽しうる版胴遮蔽装置に関する。
て、印刷中には版胴からのインキの飛散を防止
し、印刷後は版胴をその場で洗浄しうるように遮
蔽しうる版胴遮蔽装置に関する。
従来の技術
従来、印刷後の版胴洗浄は、印刷直後に版胴を
低速で回転させながら洗浄溶剤を上からジヨーロ
等でたれ流し、版面を濡らし、ボロキレ等で拭き
取る方法が採られている。
低速で回転させながら洗浄溶剤を上からジヨーロ
等でたれ流し、版面を濡らし、ボロキレ等で拭き
取る方法が採られている。
考案が解決しようとする問題点
しかし、この方法は作業者による完全な手作業
であり、各ユニツトを順次行わねばならず、重労
働であり且つ時間もかかる。また、作業中溶剤蒸
気を吸い込むことが多く衛生上も好ましくない。
更に、手作業であるため、溶剤を必要以上に使つ
てしまうことが多々あり、コスト的にもかさむ等
種々の問題点がある。
であり、各ユニツトを順次行わねばならず、重労
働であり且つ時間もかかる。また、作業中溶剤蒸
気を吸い込むことが多く衛生上も好ましくない。
更に、手作業であるため、溶剤を必要以上に使つ
てしまうことが多々あり、コスト的にもかさむ等
種々の問題点がある。
本考案者はかかる問題点を解消すべく鋭意検討
の結果、版胴をゆつくり回転させながら溶剤を噴
射することにより版胴の洗浄が可能なことを見出
した。ところが、この方法で版胴の洗浄を行うに
は、溶剤が周囲に飛散しないよう版胴を覆うこと
が必要であり且つ洗浄液噴射ノズルを版胴に面す
る位置に取付ける必要がある。しかし、インキパ
ン及び版胴の周囲、特に版胴側方のドクターが位
置する部分はあまり空間がなく、版胴を遮蔽する
ための装置の設置スペースが少ないので、極力コ
ンパクトな構造が必要となる。また、洗浄液噴射
ノズルを版胴に面する位置に設ける必要がある
が、この位置は印刷中版胴から飛散するインキで
汚れることが多く、ノズル詰まり等の問題が生じ
やすい。
の結果、版胴をゆつくり回転させながら溶剤を噴
射することにより版胴の洗浄が可能なことを見出
した。ところが、この方法で版胴の洗浄を行うに
は、溶剤が周囲に飛散しないよう版胴を覆うこと
が必要であり且つ洗浄液噴射ノズルを版胴に面す
る位置に取付ける必要がある。しかし、インキパ
ン及び版胴の周囲、特に版胴側方のドクターが位
置する部分はあまり空間がなく、版胴を遮蔽する
ための装置の設置スペースが少ないので、極力コ
ンパクトな構造が必要となる。また、洗浄液噴射
ノズルを版胴に面する位置に設ける必要がある
が、この位置は印刷中版胴から飛散するインキで
汚れることが多く、ノズル詰まり等の問題が生じ
やすい。
しかして、本考案の目的は、簡単な構造でイン
キパン上方の版胴のドクター側側方を遮蔽するこ
とができ、且つ印刷中にインキ汚れが生じないよ
うに、洗浄液噴射ノズルを保持した版胴遮蔽装置
を提供することを目的とする。
キパン上方の版胴のドクター側側方を遮蔽するこ
とができ、且つ印刷中にインキ汚れが生じないよ
うに、洗浄液噴射ノズルを保持した版胴遮蔽装置
を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
上記目的を達成すべくなされた本考案は、両側
のユニツトフレーム1に互いに向い合うように配
置された張り出し部11であつて、外周に少なく
ともインキパン6端部上面に接触する下部シール
面11Aと、側部シール面11Cとを有する張り
出し部11と、昇降可能なドクターホルダー30
に旋回可能に懸垂された密閉版35であつて、前
記ドクターホルダーが上昇位置にある時、該ドク
ターホルダーとインキパン側部上縁と、両側の張
り出し部とで囲まれた領域を遮蔽する密閉板35
と、該密閉板を前記側部シール面に押付けシール
するシリンダ機構38とを有し、前記密閉板の下
部には、ドクターホルダーが下降位置にある時、
インキパン上縁より下方に位置するが、ドクター
ホルダーが上昇位置にある時にはインキパン上縁
より上方で版胴2に面する位置に、洗浄液噴射用
ノズル39を設けたことを特徴とする版胴遮蔽装
置を要旨とする。
のユニツトフレーム1に互いに向い合うように配
置された張り出し部11であつて、外周に少なく
ともインキパン6端部上面に接触する下部シール
面11Aと、側部シール面11Cとを有する張り
出し部11と、昇降可能なドクターホルダー30
に旋回可能に懸垂された密閉版35であつて、前
記ドクターホルダーが上昇位置にある時、該ドク
ターホルダーとインキパン側部上縁と、両側の張
り出し部とで囲まれた領域を遮蔽する密閉板35
と、該密閉板を前記側部シール面に押付けシール
するシリンダ機構38とを有し、前記密閉板の下
部には、ドクターホルダーが下降位置にある時、
インキパン上縁より下方に位置するが、ドクター
ホルダーが上昇位置にある時にはインキパン上縁
より上方で版胴2に面する位置に、洗浄液噴射用
ノズル39を設けたことを特徴とする版胴遮蔽装
置を要旨とする。
作 用
通常の印刷時には、ドクターホルダー30が下
降した位置にあり、密閉板35は版胴2の側方を
遮蔽し、インキ飛散を防止する。この際、密閉板
35に取付けたノズルは密閉板35とインキパン
上縁とのシール部よりも外側下方にあり、インキ
汚れが付着することがない。次に版胴洗浄時には
ドクターホルダー30が上方に移動し、その移動
に応じて密閉板35も上方に移動し、版胴の側方
を遮蔽するとともに、ノズル39が版胴2に面す
る位置となる。この状態でノズルから洗浄液を噴
射することにより版胴の良好な洗浄が行われる。
降した位置にあり、密閉板35は版胴2の側方を
遮蔽し、インキ飛散を防止する。この際、密閉板
35に取付けたノズルは密閉板35とインキパン
上縁とのシール部よりも外側下方にあり、インキ
汚れが付着することがない。次に版胴洗浄時には
ドクターホルダー30が上方に移動し、その移動
に応じて密閉板35も上方に移動し、版胴の側方
を遮蔽するとともに、ノズル39が版胴2に面す
る位置となる。この状態でノズルから洗浄液を噴
射することにより版胴の良好な洗浄が行われる。
実施例
以下、図面に示す本考案の好適な実施例を説明
する。
する。
第1図は本考案の版胴遮蔽装置を備えた印刷ユ
ニツトの印刷中の状態を示す側面断面図、第2図
は印刷終了後にインキパンを密閉し版胴洗浄を行
う状態を示す側面断面図、第3図は一部を破断し
て示す上面図、第4図は版胴を外し且つインキパ
ン密閉装置を開いて示す印刷ユニツトギヤサイド
の概略斜視図である。同図において、1はユニツ
トフレーム、2は版胴、3は版胴支持軸、4は圧
胴、5はフアニツシヤローラー、6はインキパ
ン、8はインキパン6を載せて昇降する昇降台、
9はドクターである。
ニツトの印刷中の状態を示す側面断面図、第2図
は印刷終了後にインキパンを密閉し版胴洗浄を行
う状態を示す側面断面図、第3図は一部を破断し
て示す上面図、第4図は版胴を外し且つインキパ
ン密閉装置を開いて示す印刷ユニツトギヤサイド
の概略斜視図である。同図において、1はユニツ
トフレーム、2は版胴、3は版胴支持軸、4は圧
胴、5はフアニツシヤローラー、6はインキパ
ン、8はインキパン6を載せて昇降する昇降台、
9はドクターである。
両側のユニツトフレーム1には、張り出し部1
1が互いに向い合うように設けられる。この張り
出し部11はインキパン6の端部上面に接触して
シール効果を発揮する下部シール面11Aと、凸
形状に湾曲した上部シール面11Bと、ほぼ直線
上の側部シール面11Cを有している。上部シー
ル面11Bの下端近傍には、即ち印刷ユニツト排
紙側のインキパン側部上縁近傍には、両側の張り
出し部11に掛け渡されるように、ステイ12及
び可撓シート巻取具13が配置される。ステイ1
2の下面は、インキパン6の上縁と密着してシー
ルするためのシール面を形成する。可撓シート巻
取具13は、第5図に拡大して示すように、ステ
イ12両端のブラケツト14にピン15で揺動可
能に保持されたアーム16、アーム16に保持さ
れた支持棒17、該支持棒17にスプリング18
を介して支持された巻取芯19、巻取芯19に巻
取られた可撓シート20からなる。スプリング1
8は巻取芯19をシート巻取方向に常時付勢す
る。従つて、シート20の先端を引つ張ることに
より、シート20を巻取芯19から引き出すこと
ができるが、シート先端を開放すると、シート2
0は自動的に巻取芯19上に巻取られることとな
る。可撓シート20としては、金属の薄板、プラ
スチツクシータ等が使用可能である。
1が互いに向い合うように設けられる。この張り
出し部11はインキパン6の端部上面に接触して
シール効果を発揮する下部シール面11Aと、凸
形状に湾曲した上部シール面11Bと、ほぼ直線
上の側部シール面11Cを有している。上部シー
ル面11Bの下端近傍には、即ち印刷ユニツト排
紙側のインキパン側部上縁近傍には、両側の張り
出し部11に掛け渡されるように、ステイ12及
び可撓シート巻取具13が配置される。ステイ1
2の下面は、インキパン6の上縁と密着してシー
ルするためのシール面を形成する。可撓シート巻
取具13は、第5図に拡大して示すように、ステ
イ12両端のブラケツト14にピン15で揺動可
能に保持されたアーム16、アーム16に保持さ
れた支持棒17、該支持棒17にスプリング18
を介して支持された巻取芯19、巻取芯19に巻
取られた可撓シート20からなる。スプリング1
8は巻取芯19をシート巻取方向に常時付勢す
る。従つて、シート20の先端を引つ張ることに
より、シート20を巻取芯19から引き出すこと
ができるが、シート先端を開放すると、シート2
0は自動的に巻取芯19上に巻取られることとな
る。可撓シート20としては、金属の薄板、プラ
スチツクシータ等が使用可能である。
ステイ12の垂直部の上端は、張り出し部の上
部シール面11Bに一致する高さ位置に配置され
ており、シート20はこの垂直部側から引き出さ
れている。シート20は特に第4図からよく分か
るように、両側の張り出し部11の上部シール面
11Bに接触しうる幅を有し、両側の張り出し部
11間の領域を覆うことができる。シート20の
先端にはシート20の幅よりも長い棒22が連結
されており、該棒22は上部シート面11Bに沿
つて移動可能である。棒22の両端には、ワイヤ
ー23が連結されており、このワイヤーは張り出
し部11の上部シール面11B上を通り、プーリ
ー25を介して、両側のユニツトフレーム間に延
びるシヤフト26に設けたプーリー27に巻取ら
れる。シヤフト26はブレーキ付可逆回転モータ
ー28に連結されている。かくして、モーター2
8でワイヤー23をプーリー27に巻取ると、棒
22が上部シール面11B上を滑つてドクター9
の方に移動し、可撓シート20を引き出し、シー
ト20でインキパン上方を覆うこととなり、ま
た、モーター28を逆回転させてワイヤー23を
繰り出すと、可撓シート20は巻取芯19上に巻
取られ、インキパン上方が解放されることとな
る。また、シート20の先端を拘束すると、スプ
リング18の巻取力によりシート20に張力が加
わり、シート20が上部シール面11Bに押付け
られてシールされるとともに、シート20の張力
はアーム16を時計方向に回転させてシート20
をステイ12の上縁に強く押付け、この部分のシ
ールも行う。
部シール面11Bに一致する高さ位置に配置され
ており、シート20はこの垂直部側から引き出さ
れている。シート20は特に第4図からよく分か
るように、両側の張り出し部11の上部シール面
11Bに接触しうる幅を有し、両側の張り出し部
11間の領域を覆うことができる。シート20の
先端にはシート20の幅よりも長い棒22が連結
されており、該棒22は上部シート面11Bに沿
つて移動可能である。棒22の両端には、ワイヤ
ー23が連結されており、このワイヤーは張り出
し部11の上部シール面11B上を通り、プーリ
ー25を介して、両側のユニツトフレーム間に延
びるシヤフト26に設けたプーリー27に巻取ら
れる。シヤフト26はブレーキ付可逆回転モータ
ー28に連結されている。かくして、モーター2
8でワイヤー23をプーリー27に巻取ると、棒
22が上部シール面11B上を滑つてドクター9
の方に移動し、可撓シート20を引き出し、シー
ト20でインキパン上方を覆うこととなり、ま
た、モーター28を逆回転させてワイヤー23を
繰り出すと、可撓シート20は巻取芯19上に巻
取られ、インキパン上方が解放されることとな
る。また、シート20の先端を拘束すると、スプ
リング18の巻取力によりシート20に張力が加
わり、シート20が上部シール面11Bに押付け
られてシールされるとともに、シート20の張力
はアーム16を時計方向に回転させてシート20
をステイ12の上縁に強く押付け、この部分のシ
ールも行う。
ドクター9はドクターホルダー30に固定され
ており、ドクターホルダー30は懸垂腕32に保
持された軸33に取付けられている。このドクタ
ーホルダー30は第1図に示す降下位置即ちドク
ター作動位置と、第2図に示す上昇位置とに移動
可能である。更にドクターホルダー30は円弧状
の外周面30Aと先端の平坦面30Bを有してお
り、平坦面30Bは第2図のようにドクター9を
上昇させ且つほぼ水平にした時に、上部シール面
11Bに沿つて移動する棒22が突き当たるよ
う、上部シール面11Bとほぼ同じ高さとなる。
ドクターホルダー30の下方には密閉板35が設
けられる。この密閉板35は軸33を中心として
回転可能な支持具(図示せず)に取付けられ、そ
の上端がドクターホルダー30の外周面30Aに
接触してシールしながら回転可能である。密閉板
35は、第2図のようにドクターホルダー30が
上昇位置にある時にも、両側の張り出し部11の
側部シール面11C及びその下端に渡されたステ
イ37に接触しうる大きさを有し、ドクターホル
ダー30、インキパン上縁、両側の張り出し部1
1で囲まれた領域を遮蔽するものである。更に密
閉板35には、密閉板35を張り出し部11の側
部シート面11C及びステイ37に圧着させるよ
う、ドクター懸垂腕32に設置したシリンダ機構
(例えばエアシリンダ)38に連結されている。
両側の張り出し部11の側部シール面下端に掛け
渡されたステイ37は、密閉板35に密着するシ
ール面を有するとともに、インキパン上縁に密着
するシール面も有している。
ており、ドクターホルダー30は懸垂腕32に保
持された軸33に取付けられている。このドクタ
ーホルダー30は第1図に示す降下位置即ちドク
ター作動位置と、第2図に示す上昇位置とに移動
可能である。更にドクターホルダー30は円弧状
の外周面30Aと先端の平坦面30Bを有してお
り、平坦面30Bは第2図のようにドクター9を
上昇させ且つほぼ水平にした時に、上部シール面
11Bに沿つて移動する棒22が突き当たるよ
う、上部シール面11Bとほぼ同じ高さとなる。
ドクターホルダー30の下方には密閉板35が設
けられる。この密閉板35は軸33を中心として
回転可能な支持具(図示せず)に取付けられ、そ
の上端がドクターホルダー30の外周面30Aに
接触してシールしながら回転可能である。密閉板
35は、第2図のようにドクターホルダー30が
上昇位置にある時にも、両側の張り出し部11の
側部シール面11C及びその下端に渡されたステ
イ37に接触しうる大きさを有し、ドクターホル
ダー30、インキパン上縁、両側の張り出し部1
1で囲まれた領域を遮蔽するものである。更に密
閉板35には、密閉板35を張り出し部11の側
部シート面11C及びステイ37に圧着させるよ
う、ドクター懸垂腕32に設置したシリンダ機構
(例えばエアシリンダ)38に連結されている。
両側の張り出し部11の側部シール面下端に掛け
渡されたステイ37は、密閉板35に密着するシ
ール面を有するとともに、インキパン上縁に密着
するシール面も有している。
密閉板35には多数の洗浄液噴射ノズル39が
取付けられる。この噴射ノズル39は第1図に示
すように、通常の印刷時にはインキパン6の上縁
より下方に隠れるが、第2図のように、版胴洗浄
時には版胴2に洗浄液を噴射しうる位置に配置さ
れる。ノズル39は第3図からよくわかるよう
に、版胴2に沿つて直線状に配列されており、両
端のノズルは版胴支持軸3の洗浄用に、他のノズ
ルは版胴2洗浄用に使用される。ノズル39とし
ては、市販のものを適宜使用できるが、汚れの激
しい版胴支持軸3洗浄用のノズルは、洗浄液を円
錐上に噴射する大流量タイプが、また版胴洗浄用
のノズルは、洗浄液を偏平な扇状に噴射する小流
量タイプのものが好ましい。各ノズル39には洗
浄液供給手段(図示せず)に接続された配管40
が接続されている。
取付けられる。この噴射ノズル39は第1図に示
すように、通常の印刷時にはインキパン6の上縁
より下方に隠れるが、第2図のように、版胴洗浄
時には版胴2に洗浄液を噴射しうる位置に配置さ
れる。ノズル39は第3図からよくわかるよう
に、版胴2に沿つて直線状に配列されており、両
端のノズルは版胴支持軸3の洗浄用に、他のノズ
ルは版胴2洗浄用に使用される。ノズル39とし
ては、市販のものを適宜使用できるが、汚れの激
しい版胴支持軸3洗浄用のノズルは、洗浄液を円
錐上に噴射する大流量タイプが、また版胴洗浄用
のノズルは、洗浄液を偏平な扇状に噴射する小流
量タイプのものが好ましい。各ノズル39には洗
浄液供給手段(図示せず)に接続された配管40
が接続されている。
次に上記装置の作動を説明する。通常の印刷時
には第1図のように、インキパン6は上昇位置に
あり、その上縁が両側の張り出し部11の下部シ
ール面及びステイ12,37の下面に押付けられ
てシールされている。可撓シート20は可撓シー
ト巻取具13に大部分が巻取られ、先端に取付け
た棒22は可撓シート巻取具13近傍に位置して
いる。この状態ではインキパン6上方に可撓シー
トが無く、大きく開放されている為、版胴2への
圧胴4の押付けや印刷される紙の通過に何等支障
はない。一方ドクターホルダー30下方の密閉板
35はインキパン上縁に接触しているステイ37
に押付けられており、ドクター9でかき落とすイ
ンキの外部への飛散を防止している。また、この
時ノズル39はステイ37と密閉板35のシール
位置よりも下方に位置するので、ドクター9でか
き落とされたインキや版胴から飛散したインキで
汚されることがない。
には第1図のように、インキパン6は上昇位置に
あり、その上縁が両側の張り出し部11の下部シ
ール面及びステイ12,37の下面に押付けられ
てシールされている。可撓シート20は可撓シー
ト巻取具13に大部分が巻取られ、先端に取付け
た棒22は可撓シート巻取具13近傍に位置して
いる。この状態ではインキパン6上方に可撓シー
トが無く、大きく開放されている為、版胴2への
圧胴4の押付けや印刷される紙の通過に何等支障
はない。一方ドクターホルダー30下方の密閉板
35はインキパン上縁に接触しているステイ37
に押付けられており、ドクター9でかき落とすイ
ンキの外部への飛散を防止している。また、この
時ノズル39はステイ37と密閉板35のシール
位置よりも下方に位置するので、ドクター9でか
き落とされたインキや版胴から飛散したインキで
汚されることがない。
印刷終了後は、、まず圧胴4を上方に移動させ、
次にドクターホルダー30下方の密閉板35を一
旦開いてドクターホルダー30を第2図の位置に
上昇させ、且つドクター9がほぼ水平になるよう
回転させ、次いで密閉板35を張り出し部11の
側部シール面11C及びステイ37に押付けるこ
とにより、インキパン上方側部を遮蔽する。次に
第4図のモーター28を作動させてワイヤー23
をプーリー27に巻取り、可撓シート20先端に
取付けた棒22を上部シール面11Bに沿つて移
動させる。棒22がドクターホルダー30の先端
の平坦面30Bにぶつかつて停止した時点で、モ
ーター28を停止させブレーキをかけると、棒2
2は常時平坦面30Bに接触した状態を保ち、シ
ールされ、同時に、インキパン6上面を覆つた可
撓シート20は上部シール面11B及びステイ1
2にシールされる。かくして、インキパン6上方
は可撓シート20、ドクターホルダー30、密閉
板35等により版胴2を包囲する状態で密閉され
る。この状態で、版胴2をゆつくり回転させなが
らノズル39より洗浄液を噴射することにより版
胴2が良好に洗浄される。
次にドクターホルダー30下方の密閉板35を一
旦開いてドクターホルダー30を第2図の位置に
上昇させ、且つドクター9がほぼ水平になるよう
回転させ、次いで密閉板35を張り出し部11の
側部シール面11C及びステイ37に押付けるこ
とにより、インキパン上方側部を遮蔽する。次に
第4図のモーター28を作動させてワイヤー23
をプーリー27に巻取り、可撓シート20先端に
取付けた棒22を上部シール面11Bに沿つて移
動させる。棒22がドクターホルダー30の先端
の平坦面30Bにぶつかつて停止した時点で、モ
ーター28を停止させブレーキをかけると、棒2
2は常時平坦面30Bに接触した状態を保ち、シ
ールされ、同時に、インキパン6上面を覆つた可
撓シート20は上部シール面11B及びステイ1
2にシールされる。かくして、インキパン6上方
は可撓シート20、ドクターホルダー30、密閉
板35等により版胴2を包囲する状態で密閉され
る。この状態で、版胴2をゆつくり回転させなが
らノズル39より洗浄液を噴射することにより版
胴2が良好に洗浄される。
なお、上記実施例ではインキパン上方の密閉
に、可撓シート20を用いたが、この代わりに上
部シール面の形状に適合する板材を用いてもよ
い。
に、可撓シート20を用いたが、この代わりに上
部シール面の形状に適合する板材を用いてもよ
い。
考案の効果
以上の如く本考案装置によれば、版胴2の側方
にドクターホルダー30に懸垂させた密閉板35
を配置したので、印刷中にはドクターでかき落と
したインキの飛散を防止でき、また、印刷終了後
は版胴の側方を密閉することはできる。しかもこ
の密閉板はドクターホルダーと一緒に移動するの
で、ドクターホルダーの昇降に何等支障を生じる
ことがなく、版胴2のドクター側を遮断する構造
を極めて簡略化できる。更に、密閉板35には版
胴洗浄用のノズルを保持させたので、密閉板35
で版胴側方を遮蔽した時、自動的にノズルが版胴
に面する良好な位置になり、極めて容易に洗浄液
噴射による版胴洗浄を行うことができる。また、
印刷中はこのノズルはインキの飛散しない位置に
なるので、ノズルがインキ汚れにより詰まること
もない。かくして、本考案装置は作業環境をきれ
いにするとともに、版胴洗浄を敏速且つ容易にな
し、印刷準備期間を極めて短縮しうる優れた効果
を有する。
にドクターホルダー30に懸垂させた密閉板35
を配置したので、印刷中にはドクターでかき落と
したインキの飛散を防止でき、また、印刷終了後
は版胴の側方を密閉することはできる。しかもこ
の密閉板はドクターホルダーと一緒に移動するの
で、ドクターホルダーの昇降に何等支障を生じる
ことがなく、版胴2のドクター側を遮断する構造
を極めて簡略化できる。更に、密閉板35には版
胴洗浄用のノズルを保持させたので、密閉板35
で版胴側方を遮蔽した時、自動的にノズルが版胴
に面する良好な位置になり、極めて容易に洗浄液
噴射による版胴洗浄を行うことができる。また、
印刷中はこのノズルはインキの飛散しない位置に
なるので、ノズルがインキ汚れにより詰まること
もない。かくして、本考案装置は作業環境をきれ
いにするとともに、版胴洗浄を敏速且つ容易にな
し、印刷準備期間を極めて短縮しうる優れた効果
を有する。
第1図は本考案の版胴遮蔽装置を備えた印刷ユ
ニツトの印刷中の状態を示す側面断面図、第2図
は印刷終了後にインキパンを密閉しかつ版胴洗浄
を行う状態を示す側面断面図、第3図はその一部
を破断して示す上面図、第4図は版胴を外し且つ
インキパン閉止装置を開いて示す印刷ユニツトギ
ヤサイドの概略斜視図、第5図は可撓シート巻取
具の断面図である。 1……ユニツトフレーム、2……版胴、6……
インキパン、11……張り出し部、11A……下
部シール面、11C……側部シール面、30……
ドクターホルダー、35……密閉板、39……洗
浄液噴射ノズル。
ニツトの印刷中の状態を示す側面断面図、第2図
は印刷終了後にインキパンを密閉しかつ版胴洗浄
を行う状態を示す側面断面図、第3図はその一部
を破断して示す上面図、第4図は版胴を外し且つ
インキパン閉止装置を開いて示す印刷ユニツトギ
ヤサイドの概略斜視図、第5図は可撓シート巻取
具の断面図である。 1……ユニツトフレーム、2……版胴、6……
インキパン、11……張り出し部、11A……下
部シール面、11C……側部シール面、30……
ドクターホルダー、35……密閉板、39……洗
浄液噴射ノズル。
Claims (1)
- グラビア印刷機の印刷ユニツトにおいて、両側
のユニツトフレームに互いに向い合うように配置
された張り出し部であつて、外周に、少なくとも
インキパン端部上面に接触する下部シール面と、
側部シール面とを有する張り出し部と、昇降可能
なドクターホルダーに旋回可能に懸垂された密閉
板であつて、前記ドクターホルダーが上昇位置に
ある時、該ドクターホルダーとインキパン側部上
縁と、両側の張り出し部とで囲まれた領域を遮蔽
する密閉板と、該密閉板を前記側部シール面に押
付けシールするシリンダ機構とを有し、前記密閉
板の下部には、ドクターホルダーが下降位置にあ
る時、インキパン上縁より下方に位置するが、ド
クターホルダーが上昇位置にある時にはインキパ
ン上縁より上方で版胴に面する位置に、洗浄液噴
射用ノズルを設けたことを特徴とする版胴遮蔽装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP809885U JPH0428765Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP809885U JPH0428765Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61125438U JPS61125438U (ja) | 1986-08-07 |
JPH0428765Y2 true JPH0428765Y2 (ja) | 1992-07-13 |
Family
ID=30487069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP809885U Expired JPH0428765Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0428765Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-01-25 JP JP809885U patent/JPH0428765Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61125438U (ja) | 1986-08-07 |
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