JPH0428647A - 画像形成装置におけるシート材搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （伺　産業上の利用分野 本発明は、電子複写機等の画像形成装置に係り、詳しく
はシート材の搬送装置に関する。

（ロ）従来の技術 一般に、電子複写機においては、感光ドラム上のトナー
像とそれが転写されるシート材との転写のタイミングを
合わせるため、また該シート材の斜行を防ぐため、シー
ト材搬送をするレジストローラがある。

従来、このレジストローラがその軸方向に移動して、ト
ナー像に対するシート材の横ズレを防止する機構を有す
る複写機がある。

第４図において、シート材２はスリップローラ対５０に
より搬送され、ガイド部６０を通過し、レジストローラ
対７０のニップに押し込まれる。

そして該レジストローラ対７０により転写ガイド９０に
搬送される。その際、該レジストローラ対７０により該
シート材２の搬送方向の位置が調整される。該転写ガイ
ド９０を通過したシート材２には、感光トラム３及び転
写帯電器５によりトナー像か転写される。

第５図において、第２レジストローラ７２の軸７１ａと
第２レジストローラ７２の軸７２ａとは、本体前後側板
６ａ、６ｂに軸受７で支持されている。これら２本の軸
７１ａ、７２ａは、２つの平行な穴が貫通された軸止部
材９により軸支され、これら２本の軸７１ａ、７２ａに
は、軸７１ａ、７２ａの相対的位置を決定させるために
該軸止部材９を挟むようにリング１１か嵌着されている
。そして、２本のり一う７１，７２が互いに同期して逆
回転するように、これらの軸７１ａ、７２ａには互いに
噛合しているギヤ７１ｂ、７２ｂがそれぞれ固着されて
いる。該第ルジストローラ７１の軸７１ａの一端には、
電磁クラッチ１２が嵌着されており、該電磁クラッチ１
２は、図示しないコントロールによってシート材搬送に
応じて制御されている。該電磁クラッチ１２の横には該
クラッチ１２により入切されるギヤ１９が軸７１ａに回
動自在にはめられている。該ギヤ１９は、本体側からの
動力を伝える原動側ギヤ１３とかみ合ワており、該原動
側ギヤ１３は軸方向Ａに長い形状をしている。更に、コ
の字形のブロック１５の各腕部が該軸７１ａに軸支され
るように設けられており、その腕部の間に上記電磁クラ
ッチ１２及びギヤ１９が配設されている。そして、該ブ
ロック１５と該軸７１ａとの相対的な位置が動かないよ
うに、該ブロック１５の外側にリンク１６が嵌着されて
る。該ブロック１５の下面にはラック１５ａが設けてあ
り、該ラック１５ａは本体側から動力を伝えるピニオン
１７とかみ合っている。該とニオン１７から伝えられる
動力は、該ブロック１５を介して上記レジストローラ対
７０をその軸方向Ａに移動させる。該ピニオン１７には
図示しないステッピングモータからの動力が伝えられる
。また、シート材２が所定位置まで移動すると該シート
材２の端部が図示しないフォトセンサにより検知され、
該ステッピングモータの回転が停止するように制御され
る。

以上のように構成されるレジストローラ対においては、
シート材２の横方向の位置は十分に正確に制御できる。

また、シート材２の搬送方向の位置の正確さについては
、レジストローラ対７０のニップに対しシート材２の先
端を十分に侵入させることと、レジストローラ対７０の
回転を立上がりが早いこととか重要な点である。

そのため従来、第４図に示すように、前記スリップロー
ラ５１．５２は常時回転し、上記シート材２を搬送する
。該シート材２は、前記ガイド部６０を経て該レジスト
ローラ対７０に送られ、該レジストローラ対７０のニッ
プに侵入させられる。この時、ガイド板６１．６１間の
間隔か十分狭いため該スリップローラ対５０によってシ
ート材２に与えられる搬送力はそのままシート材２の搬
送方向にのみ作用する。また、該レジストローラ対７０
が停止している時に、該ローラ対７０に該シート材２が
侵入すると、スリップローラ５１．５２は該シート材２
とスリップ状態となる。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来のシート材搬送装置におい
ては、レジストローラ対７０がその軸方向に移動する構
成であると、第６図に示すように、レジストローラ対７
０とスリップローラ対５０との両方にシート材２が挟持
され、そして両方のローラ対７０．５０の間にあるシー
ト材２にたるみがないため、該レジストローラ対７０が
その軸方向Ａに移動すると、シート材２は破れてしまう
虞れやしわになってしまう虞れがある。

そこて本発明は、シート材に余分な負担をかけることの
ない画像形成装置におけるシート材搬送ローラを提供す
ることを目的としている。

（ニ）　課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第１図及び第２図を参照して示すと、第１の搬送ロー
ラ対（７ｏ）と第２の搬送ローラ対（５０）が同時にシ
ート材（２）を挟持し、かつ第１の搬送ローラ対（７０
）を軸方向（Ａ）に移動可能に構成した、画像形成装置
におけるシート材搬送装置において、前記第２の搬送ロ
ーラ対（５０）を前記第１の搬送ローラ対（７０）と同
時に移動する同時移動手段（６０）を設けたことを特徴
とする。

（ネ）作用 以上構成に基づき、第１の搬送ローラ対（７０）が軸方
向（Ａ）に移動すると、同時移動手段（６０）により第
２の搬送ローラ（５０）が同時に移動する。そして、そ
れに伴って第１の搬送口−ラ（７０）及び第２の搬送ロ
ーラ（５０）に挟持されたシート材（２）も同時に移動
する。

なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのもので
あるが、同等構成を限定するものではない。

（へ）実施例 以下、図面に沿って本発明の実施例について説明する。

第３図は、本発明に係るシート材搬送装置を用いた複写
機０の断面図である。

シート材２は、カセット１０の中から１枚づつ分離され
、搬送ローラ対２０により搬送ガイド部３０に送られる
。そして、該シート材２はスリップローラ対５０で搬送
され、ガイド部６０を経て、レジストローラ対７０に至
る。更に、該シート材２は転写ガイド部９０に案内され
、感光ドラム３及び転写帯電器５によりトナー像が該シ
ート材２に転写される。トナー像が転写されたシート材
２は、搬送ベルト１００により送られ、定着器１１０で
トナー像が定着される。そして、該シート材２は排出さ
れる。

第１図は本発明に係るシート材搬送装置の斜視図であり
、第２図は同じく縦断側面図である。

これらの図において、第１ガイド板６１はその１辺の両
端部を適宜な長さたけ残して所定の幅で切り取られてお
り、その残された２か所の両端部はガイド部６０の外側
に向けて円筒状に巻かれた第１軸支部６１ａを形成して
いる。該軸支部６１ａは第２レジストローラ７２の軸７
１ａを軸支しており、該軸７１ａと該第１ガイド板６１
との相対的な位置が変わらないように両該軸支部６１ａ
の外側にリング６３が嵌着されている。

そして、該第１ガイド板６１の該第１軸支部６１ａを有
する辺の対辺は、その両端部及び適宜な箇所を残して所
定の幅で切り取られ、切り欠き部６１ｂ及び舌部６１ｃ
が形成されている。

該第１ガイド板６１の上面には上記軸７１ａに沿って板
ハネ支持材６５が中央付近に設けられ、該支持材６５に
は上記切り欠き部６１ｂの各位置に対応して複数の板バ
ネ６６が固定されている。

この各板バネ６６の先端部は２又になっており、それぞ
れの端部か円筒形状の軸支部６６ａをなして、第１スリ
ツプローラ５１か軸支されている。

そして、該第１ガイド板６１に対向して、第２ガイド板
６２か設置され、同時移動手段としてのガイド部６０か
形成されている。該第２ガイド板６２の辺のうち上記第
ルジストローラ７１に向かい合った１辺は、その両端部
を適宜な長さたけ残して所定の幅て切り取られている。

その残された２ケ所の両端部は、ガイド部６０の外側に
向けて円筒状に巻かれた第２軸支部６２ａを形成してい
る。該軸支部６２ａは第２レジストローラ７２の軸７２
ａを軸支しており、該軸７２ａと該第２ガイド板６２と
の相対的な位置が変わらないように両該軸支部６２ａの
外側にリング６３が嵌着される。

また、該第２ガイド板６２の該第２軸支部６２ａを有す
る辺の対辺は、その両端部及び適宜な箇所を残して所定
の幅で切り取られ、上記第１ガイド板６１の切り欠き部
６１ｂと対応するように切り欠き部及び舌部か形成され
ている。該両端部及び舌部は、ガイド部６０外側に向け
て円筒状に巻かれた第２スリップローラ軸支部６２ｂを
形成している。該軸支部６２ｂは第２スリツプローラ５
２の軸５２ａを軸支する。該ローラ５２は、該両端部及
び舌部と干渉しないように、かつ各第１スリツプローラ
５１に接触するように、所定の間隔をおいて適宜な長さ
で該軸５２ａに外嵌されている。該軸５２ａと該第２ガ
イド板６２との相対的な位置が変わらないように、両端
部の軸支部６２ｂの外側にリング５３が嵌着されている
。

該軸５２ａの一端部には幅広ギヤ５５が嵌着されており
、該幅広ギヤ５５は本体からの動力を伝える原動側ギヤ
５６とかみ合っている。該幅広ギヤ５５は、上記第２ス
リツプローラ５２か軸方向Ａに移動しても原動側ギヤ５
６とのかみ合いかはずれないように、軸方向Ａに十分長
い形状をしている。

上記第１スリツプローラ５１と第２スリツプローラ５２
とは、上北第１ガイド板６１の重さで加圧され、上記板
バネ６６で適圧に調整されているが、過重圧を避け、ま
た両ガイド板６１．６２同士が接触してシート材の通過
を妨げてしまうことを防ぐため、上記第１ガイド板６１
のスリップローラ側の辺の両端部の１つの側面をガイド
部６０の内側にほぼ垂直に折り曲げてガイド板支持部６
１ｄか形成されている。その際、両ガイド板６１．６２
の間隔は十分狭いものである。

また、上記第ルジストローラ７１と第２レジストローラ
７２の各軸７１ａ、７２ａの両端部の構造は第５図に示
す従来の構造と同様になっており、該ローラ対７０は一
体として軸方向Ａに移動可能となっている。

従って、レジストローラ７０が軸方向Ａに移動すると、
同時移動手段としてのガイド部６０を介してスリップロ
ーラ対５０も同時に同方向へ移動する。

次に、以上のように構成された、画像形成装置における
シート材搬送装置の作用を説明する。

第３図において、シート材２はカセット１０から搬送ロ
ーラ対２０及び搬送ガイド部３０、スリップローラ対５
０、ガイド部６０、レジストローラ対７０、転写ガイド
部９０を経て、感光ドラム３及び転写帯電器５により転
写される。

そして第１図及び第２図において、上記シート材２は上
記スリップローラ対５０により上記ガイド部６０に搬送
される。該第１スリツプローラ５１は適度に加圧されて
いるのて該シート材２の流れは安定する。該ガイド部６
０は、上記第１ガイド板６１と第２ガイド板６２との間
か十分狭いのて、該シート材２は搬送方向にのみ力が与
えられる。

次に該シート材２は、停止している前記レジストローラ
対７ｏのニップに侵入する。次に該レジストローラ７１
．７２が回転し、該シート材２を１０［ｍｍ］程度搬送
する。

該スリップローラ対５０とレジストローラ対７０とで該
シート材２を挟んたこの状態で、各ローラ対５０．７０
の回転は一旦停止する。そして第３図に示すように、該
シート材２の搬送方向上流部を挟んだ前記搬送ローラ２
０が適宜な長さ該シート材２を更に送り出す。該搬送ロ
ーラ対２０と上記スリップローラ対５０との間の上記搬
送ガイド部３０には、該シート材２の適度なループ２ａ
が形成される。

そしてこの状態において、該シート材２の横ズレを補正
するため、第５図に示す上記レジストローラ対７０の周
辺構造（軸方向への移動手段）により、該レジストロー
ラ対７０の軸方向Ａへの移動がされる。第１図及び第２
図に示す構造により、該レジストローラ対７０が軸方向
Ａに移動すると、それに伴い上記ガイド部６ｏが移動し
、更にそれと共に上記スリップローラ対５０も移動する
。それにより、該レジストローラ対７０とスリップロー
ラ対５０との相対的な位置が変わることなく、上記シー
ト材２の幅方向への位置の補正かでき、該シート材２に
も移動時の負担かかからない。スリップローラ対５０と
搬送ローラ対２０との間ては上記ループ２が形成されて
いるのて、両ローラの相対位置の変化によるシート材２
への負担はない。また、該スリップローラ対５０が移動
しても幅広ギヤ５５は軸方向Ａに十分長いのて原動側ギ
ヤ５６からかみ合いかはずされることはない。

そして該シート材２の位置が決定された後、該レジスト
ローラ７１．７２及びスリップローラ５１．５２が回転
し、該シート材２は転写ガイド９０及び感光ドラム３に
搬送される。

なお、前述した実施例においては、レジストローラ及び
スリップローラか２枚のガイド板を介して一体となって
軸方向に移動するが、該レジストローラとスリップロー
ラとは、同時で同方向の同距離の移動をすれば良く、両
ローラは独立の移動機構であっても構わない。また、そ
の場合、両ローラ間の２枚のガイド板は本体に固定され
たものであっても構わない。

（ト）発明の詳細 な説明したように、本発明によると、第１の搬送ローラ
対と第２の搬送ローラ対とを同時に軸方向へ移動させる
ので、シート材に余計な負担なかけることかなく、シー
ト材搬送の信頼性を高める。

また、第１の搬送ローラ対と第２の搬送ローラ対とが同
時移動手段を介して移動するので、シート材の横ズレ補
正機能と、搬送方向下流にある第１の搬送ローラ対のニ
ップへの侵入を強める機構とを成り立たせることがてき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシート材搬送装置の斜視図、第２
図はその縦断側面図、第３図は本発明の装置を用いた複
写機の概略縦断面図、第４図はレジストローラ部付近の
縦断側面図、第５図はレジストローラ部の横ズレ調整機
構の正面図、第６図はスリップローラ対とレジストロー
ラ対とにシート材が挟持され、該レジストローラ対が軸
方向に移動した際の従来例を示す平面図である。 ２・・・シート材　、　５０・・・第２の搬送ローラ対
（スリップローラ対）　　　５１・・・第１スリツプロ
ーラ　　　５２・・・第２スリツプローラ６ｏ・・・同
時移動手段（ガイド部）　、　６１・・・第１ガイド板
　　　６２・・・第２ガイド板７０・・・第１の搬送ロ
ーラ対（レジストローラ対）　、　　７１・・・第２レ
ジストローラフ２・・・第２レジストローラ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、第１の搬送ローラ対と第２の搬送ローラ対が同時に
   シート材を挟持し、かつ第１の搬送ローラ対を軸方向に
   移動可能に構成した、画像形成装置におけるシート材搬
   送装置において、 前記第２の搬送ローラ対を前記第１の搬送 ローラ対と同時に移動する同時移動手段を設けたことを
   特徴とする、 画像形成装置におけるシート材搬送装置。