JPH04285725A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH04285725A
JPH04285725A JP3049403A JP4940391A JPH04285725A JP H04285725 A JPH04285725 A JP H04285725A JP 3049403 A JP3049403 A JP 3049403A JP 4940391 A JP4940391 A JP 4940391A JP H04285725 A JPH04285725 A JP H04285725A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
layer
recording medium
magnetic recording
intermediate layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP3049403A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kamiyama
康博 上山
Hideo Hatanaka
畠中 秀夫
Tetsuo Satake
哲郎 佐竹
Michio Kurematsu
道男 榑松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH04285725A publication Critical patent/JPH04285725A/ja
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  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオテープ、ビ
デオテープ、磁気ディスク等に用いられる磁気記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特にビデオテープにおいて記録容
量の大容量化を目的として、テープ全厚の薄手化が進ん
でいる。しかしながら、テープ全厚の薄手化に伴いテー
プ剛性が低下し、走行安定性、ヘッドとのなじみ性、出
力安定性が悪化する等の問題が発生していた。これらの
問題を解決するための改善策として、非磁性支持体材料
であるポリエチレンテレフタレート(以下PETと略)
や、ポリエチレンナフタレート(以下PENと略)の様
なポリエステル系材料の代わりに芳香族ポリアミド、芳
香族ポリイミドなどの高剛性、高耐熱性材料の検討例が
ある(特公昭49−3121号公報、特公平1−433
64号公報、特開昭60−15436号公報)。また、
磁性層、バックコート層の結合剤に用いる樹脂のガラス
転移温度を上げる、あるいは繊維状の補強用充填剤を結
合剤中に混入することが既に検討されている(特公平2
−26285号公報、特開昭61−8723号公報、特
公昭63−29334号公報、特開昭61−27802
0号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上に述
べたような方法では、走行耐久性、出力安定性、電磁変
換特性を十分に満足させることはきわめて困難であった
。すなわち、芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミドなど
の高剛性、高耐熱性材料を用いる方法では、従来材料で
あるPETやPENに比べ、磁性層、バックコート層の
接着性の不足や、吸湿性が大きいといった問題があり、
またきわめて高価である。また、樹脂のガラス転移温度
を上げる方法では、塗膜の著しい剛性向上を得難く、樹
脂の硬質化にともないカレンダー処理による塗膜の鏡面
加工が困難である。そして繊維状充填剤の添加による方
法では、充填剤の分散性、配向性を充分に高める事が困
難であり、塗膜の平滑性や剛性が不十分なものになる等
の問題があり、いまだ解決には到っていない。本発明は
この課題に対し電磁変換特性を劣下させる事なく、走行
耐久性、走行性に優れた磁気記録媒体を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は非磁性支持体の
一方の面に磁性層、他方の面にバックコート層がそれぞ
れ形成されている磁気記録媒体であって、前記非磁性支
持体と前記磁性層との間、あるいは前記非磁性支持体と
前記バックコート層の間の少なくとも一方に、平板状無
機質粉体とカーボンブラックを充填剤とした中間層を形
成せしめてなる磁気記録媒体である。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成、すなわちバックコート
層が平板状無機質粉体を含有する中間層を介して形成さ
れる事により、テープ剛性の改善が可能となり、またカ
ーボンブラックを中間層中に充填することにより中間層
塗料の塗布が容易となり、塗布後の中間層表面粗さが改
善されることで、その上に形成される磁性層、あるいは
バックコート層、あるいはテープを巻き込んだ状態でバ
ックコート層と接する磁性層の表面平滑性を改善するこ
とが可能となり、電磁変換特性の低下を招来することな
く、走行性、走行耐久性を向上することができる。
【0006】
【実施例】以下本発明を具体的に説明する。
【0007】本発明の中間層に用いる平板状無機質粉体
としては、α−Fe2O3、カオリン、雲母、酸化亜鉛
等を単独あるいは複数種組み合わせて使用することがで
きる。平板状無機質粉体には、Si、Ti、Al等の元
素を含む酸化物、水和物、あるいはカップリング剤によ
る表面処理を施していてもよい。平板状無機質粉体の平
均直径は0.05〜3.0μmであることが望ましく、
また平板状無機質粉体の板状比(平均直径/平均厚さ)
は、5〜150であることが望ましい。平板状無機質粉
体の平均直径が0.05μmより小さいと平板状無機質
粉体の分散が困難となり、また剛性も得られない。平板
状無機質粉体の平均直径が3.0μmより大きいと中間
層の表面平滑性が悪化し、磁性層表面への転写により磁
性層表面性が悪化し電磁変換特性が劣下する。また平板
状無機質粉体の板状比が5より小さいとテープ剛性が低
下し、また150より大きいと平板状無機質粉体が分散
中に粉砕され、テープ剛性が得られないだけでなく表面
平滑性も悪化する。
【0008】本発明の中間層に用いるカーボンブラック
としては、ファーネスブラック、サーマルブラック、カ
ラー用ブラック、アセチレンブラック等を単独あるいは
複数種組み合わせて使用することができる。平板状無機
質粉体とカーボンブラックの重量比は、平板状無機質粉
体を100としてカーボンブラックは0.5〜50部が
好ましい。0.5部より少ないと中間層塗料の塗工性が
良好でなくなり、また50部より多いと剛性が低下して
適切なテープ強度が得られない。
【0009】本発明の中間層に用いる結合剤としては、
ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、塩化ビニル系共重合樹脂等が使用できる
【0010】磁性層に用いる強磁性粉末は、メタル磁性
粉、コバルト被着磁性酸化鉄、バリウムフェライト磁性
粉等がある。結合剤としては、ポリウレタン系樹脂、ニ
トロセルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニ
ル系共重合樹脂等が使用できる。研磨剤としてはアルミ
ナ、酸化クロム、酸化珪素、ベンガラ等がある。帯電防
止剤としては導電性カーボンを使用することができる。 潤滑剤としては高級脂肪酸や高級脂肪酸エステル、ある
いは各種界面活性剤を単独もしくは複数種を組み合わせ
て使用することができる。
【0011】バックコート層には走行性、遮光性改善の
ために、カーボンブラックを添加してもよい。この時バ
ックコート層に添加されるカーボンブラックはファーネ
スブラック、サーマルブラック、カラー用ブラック、ア
セチレンブラック等を、単独もしくは複合種組み合わせ
て使用することができる。
【0012】本発明で得られるテープ状磁気記録媒体の
構成層である中間層、磁性層、バックコート層用塗料の
混練分散に当たっては各種の混練機、例えばロールミル
、ニーダ、アトライタ、ダブルプラネタリーミキサー、
高速ミキサ、高速ストーンミル、アジテータミル、サン
ドミル、ピンミル、ボールミル、高速かくはん機、超音
波分散機等を単独あるいは複数種組み合わせて使用する
ことができる。
【0013】本発明で得られる磁気記録媒体用磁性層、
バックコート層、中間層は、非磁性支持体(通常はプラ
スチックフィルム)上に公知の方法により形成すること
ができる。
【0014】以下、本発明を実施例を用いて説明する。 (実施例1)中間層の作成 α−Fe2O3                  
        100部(平均直径1.0μm、板状
比100)コロンビアカーボン社製カーボンブラックC
ONDUCTEX 975B            
                5部(一次粒子径2
4nm) ニトロセルロース樹脂               
     40部ポリウレタン樹脂         
               40部メチルエチルケ
トン                    200
部トルエン                    
          200部上記組成物を加圧ニーダ
、サンドミルで分散した塗料にディスパーで撹拌しなが
ら ポリイソシアネート                
      20部を添加し、中間層塗料とし7.2μ
m厚のPETフィルム上に塗布、乾燥して1.2μm厚
の中間層を作成した。
【0015】バックコート層の作成 カーボンブラック                 
     100部ニトロセルロース樹脂      
              40部ポリウレタン樹脂
                        4
0部メチルエチルケトン              
      200部トルエン           
                   200部上記
組成を加圧ニーダ、サンドミルで分散した塗料にディス
パーで撹拌しながら ステアリン酸                   
           1部ポリイソシアネート   
                   20部を添加
し、バックコート塗料とし、中間層上に塗布、乾燥して
0.7μm厚のバックコート層を作成した。
【0016】磁性層の作成 コバルト被着磁性酸化鉄              
  100部(BET  50m2/g) (σs    77emu/g) (Hc  780Oe) アルミナ                     
             8部カーボンブラック  
                        1
部塩化ビニル樹脂                 
         10部ポリウレタン樹脂     
                   10部メチル
エチルケトン                   
 150部トルエン                
              150部上記組成を加圧
ニーダ、サンドミルで分散した磁性塗料にディスパーで
撹拌しながら ミリスチン酸                   
           1部n−ブチルステアレート 
                   1部ポリイソ
シアネート                    
    5部を添加し、中間層、バックコート層とは反
対側の非磁性支持体上に塗布、配向、乾燥した後、カレ
ンダー処理による鏡面加工を施して2.8μm厚の磁性
層を作成し、1/2インチ幅に切断してビデオテープ試
料を得た。
【0017】(実施例2) (実施例1)におけるカーボンブラック添加部数を1部
にした他は、全て(実施例1)と同じにしてビデオテー
プを作成した。
【0018】(実施例3) (実施例1)におけるカーボンブラック添加部数を10
部にした他は、全て(実施例1)と同じにしてビデオテ
ープを作成した。
【0019】(実施例4) (実施例1)におけるカーボンブラック添加部数を20
部にした他は、全て(実施例1)と同じにしてビデオテ
ープを作成した。
【0020】(実施例5) (実施例1)におけるカーボンブラック添加部数を40
部にした他は、全て(実施例1)と同じにしてビデオテ
ープを作成した。
【0021】(実施例6) (実施例1)におけるカーボンブラックを、東海カーボ
ン社製シースト5H、添加部数を5部にした他は、全て
(実施例1)と同じにしてビデオテープを作成した。
【0022】(実施例7) (実施例6)におけるカーボンブラック添加部数を1部
にした他は、全て(実施例1)と同じにしてビデオテー
プを作成した。
【0023】(比較例1) (実施例1)におけるカーボンブラックを添加しない他
はすべて(実施例1)と同様にしてビデオテープを作成
した。
【0024】(比較例2) (実施例1)におけるカーボンブラック添加部数を0.
2部とした他はすべて(実施例1)と同様にしてビデオ
テープを作成した。
【0025】(比較例3) (実施例1)におけるカーボンブラック添加部数を60
部とした他はすべて(実施例1)と同様にしてビデオテ
ープを作成した。
【0026】得られた各試料について以下の評価を行っ
た。 (1)バックコート層、磁性層表面粗さ[nm]ランク
・テーラー・ホブソン社製のタリステップ触針型表面粗
さ計を用いて測定したバックコート層、及び磁性層の表
面粗さにおけるピーク高さの自乗平均平方根を算出して
求めた。 (2)バックコート層摩擦係数[−] 直径4mmのSUS303金属ピンにバックコート層表
面が半周に亘って接触するように、ピンに対して入側張
力を20g、テープ走行速度を3.3cm/秒に設定し
たときの出側の張力Xgを測定し、次式から摩擦係数を
求めた。
【0027】 (摩擦係数)=(1/π)ln(X/20)(3)走行
耐久性[−] 松下電器産業(株)製S−VHSビデオデッキNV−F
S1を用いて再生/巻戻し100パス走行後の、テープ
の目視状態による走行耐久性。 (4)C/N[dB] 松下電器産業(株)製S−VHSビデオデッキNV−F
S1を用いて7MHzの信号と5MHzのノイズの比(
C/N)を測定し、松下電器産業(株)製S−VHSビ
デオテープXD120を0dBとしてC/Nを比較した
。 (5)テープスティフネス[mg] 東洋精機(株)製のループスティフネステスターを用い
テープの幅方向のスティフネス(座屈強度)を求めた。 このための測定用試料は、原反から幅方向に裁断して採
取した。
【0028】
【表1】
【0029】得られた結果を(表1)に示す。(表1)
にはα−Fe2O3の結果についてのみ記したが、他の
平板状粉体を用いても同様の結果が得られた。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明によれば非磁
性支持体上に形成した、平板状無機質粉体とカーボンブ
ラックを充填剤とした中間層を介して磁性層あるいはバ
ックコート層を形成させたことにより、電磁変換特性を
劣下させることなく走行耐久性の向上した磁気記録媒体
を提供することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  非磁性支持体の一方の面に磁性層、他
    方の面にバックコート層がそれぞれ形成されている磁気
    記録媒体であって、前記非磁性支持体と前記磁性層との
    間、あるいは前記非磁性支持体と前記バックコート層の
    間の少なくとも一方に、平板状無機質粉体とカーボンブ
    ラックとを充填剤とした中間層を形成せしめてなる磁気
    記録媒体。
  2. 【請求項2】  中間層に含まれる平板状無機質粉体が
    、α−Fe2O3、カオリン、雲母、酸化亜鉛等を単独
    あるいは複数種組み合わせてなる請求項1記載の磁気記
    録媒体。
  3. 【請求項3】  中間層に含まれる平板状無機質粉体の
    平均直径が0.05〜3.0μmであることを特徴とす
    る請求項1記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】  中間層に含まれる平板状無機質粉体の
    板状比(平均直径/平均厚さ)が、5〜150であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
JP3049403A 1991-03-14 1991-03-14 磁気記録媒体 Pending JPH04285725A (ja)

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JP3049403A JPH04285725A (ja) 1991-03-14 1991-03-14 磁気記録媒体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0700035A1 (en) 1994-09-05 1996-03-06 Victor Company Of Japan, Limited Magnetic recording medium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0700035A1 (en) 1994-09-05 1996-03-06 Victor Company Of Japan, Limited Magnetic recording medium
US5648150A (en) * 1994-09-05 1997-07-15 Victor Company Of Japan, Ltd. Magnetic recording medium having a backcoat layer containing carbon black and platelet inorganic powder

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