JPH0428569Y2 - - Google Patents

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JPH0428569Y2
JPH0428569Y2 JP17102488U JP17102488U JPH0428569Y2 JP H0428569 Y2 JPH0428569 Y2 JP H0428569Y2 JP 17102488 U JP17102488 U JP 17102488U JP 17102488 U JP17102488 U JP 17102488U JP H0428569 Y2 JPH0428569 Y2 JP H0428569Y2
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clip
holder
holding
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JP17102488U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は医療用具の止血用クリツプホルダーに
関し、特に鉗子によつてクリツプを取り外す前に
複数個の止血用クリツプを確実に保持しておく止
血用クリツプホルダーに関する。
(従来の技術) 従来は第5図のように、複数枚併設された案内
板53と案内板53の間に、クリツプ51の開口
巾54よりやや巾広に形成された山形の保持部5
2を設け、クリツプ51は山形の保持部52に、
クリツプを構成している材料であるチタン等の金
属のバネ性を利用して圧入し、その付勢力により
保持していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の方法でのクリツプの
保持は、クリツプ51のバネ性による付勢力で山
形の保持部52を掴持することによるものであ
り、保持力としては弱く、例えば輸送中に強い衝
撃が加わると、クリツプ51が保持部52より脱
落する課題を有していた。
また、手術前に行う高圧蒸気殺菌にて高温にさ
らされると、クリツプホルダーとクリツプとの熱
膨張係数の違いにより(クリツプホルダーはプラ
スチツク製であり、クリツプはチタン等の金属製
である)、ホルダーがクリツプに対して相対的に
膨張し、保持しているクリツプを押し広げる状態
となり、クリツプの開口巾が当初に較べて広くな
り、常温に戻されてクリツプホルダーが当初の大
きさに戻ると、開口巾が広くなつたままのクリツ
プが保持部52より脱落するという課題も有して
いた。
本考案は、上記課題を解決するためになされた
もので、輸送中等に衝撃力が加わつたり、高圧蒸
気殺菌等を行つても、クリツプがクリツプホルダ
ーより脱落することのない止血用クリツプホルダ
ーを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本考案の止血用クリツ
プホルダーは、複数の案内板を等間隔に併設し、
案内板と案内板の間にクリツプの線径よりやや厚
い板状のクリツプ支持部を設け、クリツプ支持部
の両面を案内板の板面で挟持する如く形成し、案
内板をクリツプ支持部より張り出し、クリツプ支
持部の山形の中央上方部にクリツプの線径よりや
や狭い隙間を持つクリツプ保持部を案内板より突
出して設けたことを特徴とするものである。
(作用) 以上のように構成された本考案の止血用クリツ
プホルダーに、馬蹄形の止血用クリツプを装填す
るには、クリツプの開口部分がクリツプ支持部を
掴持するように圧入する。この際クリツプの中央
部は、クリツプ保持部に挟まれ、第1図乃至第3
図のようにクリツプ保持部がクリツプ支持部に接
するまで延設されているときにはクリツプは常時
クリツプ保持部に挟持される。
一方、クリツプ保持部がクリツプ支持部の上方
部に突出していて、クリツプ支持部まで延設され
ていないときには、第4図のようにクリツプの中
央部はクリツプ保持部に対して遊嵌した状態とな
り、クリツプ保持部はクリツプ支持部に掴持され
ているクリツプの中央部の上部を覆い、またクリ
ツプ保持部が有する隙間はクリツプの線径より狭
いため、クリツプの脱落が防止されることとな
る。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳説する
が、先ず第1図乃至第3図に示す一実施例につい
て説明し、次に第4図に示すもう一つの実施例に
ついて説明する。
第1図は本考案の一実施例の状態斜視図、第2
図は同平面図、第3図は同正面図である。
1は複数枚平行に立設された案内板であり、案
内板1と案内板1の間にはクリツプ支持部2が設
けられている。
案内板1はクリツプ支持部2より張り出して一
回り大きく形成されていて、クリツプ5は案内板
1と案内板1の間のクリツプ支持部2に、クリツ
プ支持部2を掴持するように装填される。
案内板1のクリツプ支持部2よりの張り出し8
はクリツプ5をクリツプ支持部2に掴持したとき
のクリツプ5のズレを防止するものであり、また
鉗子でクリツプ5をホルダーより取り外すときの
鉗子の挿入ガイドとなるものである。
クリツプ支持部2は山形形状でクリツプ5の線
径よりやや厚い板状に形成されていて、その両面
には案内板1がクリツプ支持部2を挟むように設
けられている。
またクリツプ支持部2の山形の中央上方部3に
は、クリツプ保持部4がクリツプ5の線径よりや
や狭い隙間7をもつように設けられていて、本実
施例に於いては、案内板1の上部に保持片4a,
4bを突出して形成している。
保持片4a,4bはクリツプ支持部2まで延設
して形成されていて、クリツプ5がクリツプ支持
部2に装填された際、クリツプ5の中央部6がク
リツプ保持部4によつて常時挟持される。
次にもう一つの実施例を示す第4図について説
明する。
第4図においてクリツプ保持部4は、前記実施
例と同様にクリツプ支持部2の山形の中央上方部
3に突出して形成されているが、クリツプ支持部
2まで延設されていない。つまり、クリツプ5を
クリツプ支持部2に装填すると、クリツプ5の中
央部6はクリツプ保持部4と遊嵌した状態とな
り、保持片4a,4bは、クリツプ支持部2に掴
持されているクリツプ5の中央部6の上部を覆う
形となる。
また保持片4aと4bとの間隔はクリツプ5の
線径より狭く形成されているため、クリツプ5の
脱落が防止されることとなる。
なお、クリツプ保持部4は、本実施例に於いて
は案内板1に対して、案内板1と一体成形と成し
ているが、他の別部品として案内板1に接着、嵌
入等加工を施して形成してもどちらでもよい。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案の止血用
クリツプホルダーは、クリツプ支持部の山形の中
央上方部にクリツプの線径より狭い隙間を持つク
リツプ保持部が設けられているため、クリツプの
中央部がクリツプ保持部によつて挟持されるか、
もしくはクリツプ保持部にてクリツプの中央部の
上部が覆われるため、クリツプがクリツプ支持部
より脱落することがない効果を有する。
よつて従来のように輸送中に衝撃力が加わつた
り、高圧蒸気殺菌の場合にクリツプがホルダーよ
り脱落することが無くなつた効果がある。
また、従来クリツプのホルダーへの保持力はク
リツプのバネ性だけに頼つていたため、クリツプ
の開口巾をクリツプ支持部の巾よりやや小さくす
る等クリツプの開口巾に精度が要求されていたも
のが、本考案によれば、クリツプのホルダーへの
保持はクリツプ保持部によつて確実に確保される
ため、その開口巾の精度が必要のないものとな
り、加工の歩留まりがアツプした効果も有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の状態斜視図、第2
図は同平面図、第3図は同正面図、第4図は他の
実施例の正面図、第5図は従来例図である。 1……案内板、2……クリツプ支持部、3……
中央上方部、4……クリツプ保持部、4a,4b
……保持片、5……クリツプ、6……中央部、7
……隙間、8……張り出し。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 止血用クリツプを保持するホルダーに於いて、
    複数の案内板を等間隔に併設し、案内板と案内板
    の間にクリツプの線径よりやや厚い板状のクリツ
    プ支持部を設け、クリツプ支持部の両面を案内板
    の板面で挟持する如く形成し、案内板をクリツプ
    支持部より張り出し、クリツプ支持部の山形の中
    央上方部にクリツプの線径よりやや狭い隙間を持
    つクリツプ保持部を設けたことを特徴とする止血
    用クリツプホルダー。
JP17102488U 1988-12-29 1988-12-29 Expired JPH0428569Y2 (ja)

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JP17102488U JPH0428569Y2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29

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JP17102488U JPH0428569Y2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29

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JPH0291515U JPH0291515U (ja) 1990-07-20
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JP4505943B2 (ja) * 2000-05-09 2010-07-21 株式会社柏木モールド 包装容器

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