JPH04285336A - 粘性ダンパー - Google Patents

粘性ダンパー

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JPH04285336A
JPH04285336A JP3048016A JP4801691A JPH04285336A JP H04285336 A JPH04285336 A JP H04285336A JP 3048016 A JP3048016 A JP 3048016A JP 4801691 A JP4801691 A JP 4801691A JP H04285336 A JPH04285336 A JP H04285336A
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JP
Japan
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damper
groove
grease
ring
agitating plates
Prior art date
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JP3048016A
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English (en)
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JP3077706B2 (ja
Inventor
Tomotake Inami
伊波 興勇
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録再生装置な
どのカセット脱着装置に適用される粘性ダンパーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6および図7は従来のこの種の粘性ダ
ンパーの横断平面図および側断面図を示すもので、1は
本体部2の周囲に一体形成されている円筒状の固定板、
3はこの固定板1と本体部2との間に形成されたリング
状溝、4は本体部2の中心軸穴2aに支軸された軸4a
を有する回転板、5はこの回転板4から上記リング状溝
3内へ位置するように突き出している扇形状の4つの攪
拌板、6は回転板4を回転駆動する入力軸、7は上記リ
ング状溝3内に充填されたダンパーグリスである。
【0003】次に動作について説明する。図示しないカ
セット装着装置が駆動すると、入力軸6が回転し回転板
4と共に攪拌板5が回転し、リング状溝3内のダンパー
グリス7を攪拌する。これによって、ダンパーグリス7
は攪拌板5でかき分けられて固定板1および本体部2と
攪拌板5との隙間を通過するために粘性抵抗が発生する
。この粘性抵抗は固定板1と攪拌板3との相対速度が速
いほど大きな抵抗となるので、入力軸6が急激な回転変
化を起こすと抵抗力が大きくなり、急激な回転変化は阻
止されて駆動力と粘性抵抗がバランスする速度でカセッ
ト装着装置が動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の粘性ダンパーは
以上のように構成されているので、カセット装着装置に
組み込むとカセットの装着時および取り外し時も右また
は左回転してダンパー効果を発生する。このためカセッ
ト取り外しのときカセットが急激に飛び出さないように
ダンパー効果を設定すると、カセット装着時に大きな操
作力を必要とするために、他の構成部品に過大な力が作
用して部品の破損などが生じるといった問題があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、右回転と左回転とでダンパー効
果の異なる粘性ダンパーを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る粘性ダン
パーは、ダンパーグリス内を攪拌板が回転することで、
ダンパーグリスに粘性抵抗を発生するようにした粘性ダ
ンパーにおいて、上記攪拌板の一方の回転面側をダンパ
ーグリスの抵抗によりその面積が可変するたわみ部を形
成し、攪拌板の回転方向によってダンパーグリスの通路
面積を変化させ、ダンパー特性を異ならせるようにした
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明においては、攪拌板の一方の回転面側
をダンパーグリスの受ける抵抗で面積が可変するように
したので、攪拌板の回転方向によってダンパーグリスの
通路面積が広くなったり狹くして粘性抵抗を変えること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面について説
明する。図1および図2はこの発明による粘性ダンパー
の横断平面図および側断面図を示し、1は本体部2の周
囲に一体形成されている円筒状の固定板、3はこの固定
板1と本体部2との間に形成されたリング状溝、4は本
体部2の中心軸穴2aに支軸された軸4aを有する回転
板、5はこの回転板4から上記リング状溝3内へ位置す
るように突き出している扇形状の4つの攪拌板、6は回
転板4を回転駆動する入力軸、7は上記リング状溝3内
に充填されたダンパーグリスであり、上記構成は図6お
よび図7で説明した従来例の粘性ダンパーと同一である
。8は上記攪拌板5の一方の回転面側(実施例では反時
計回り側)にそれぞれ形成したV溝状のたわみ部であっ
て、図3に示すように攪拌板5に縦方向に形成してある
【0009】次に上記のように構成したこの発明による
粘性ダンパーの動作について説明する。図示しないカセ
ット装着装置が動作することで入力軸6が回転し、回転
板4と共に攪拌板5が反時計方向に回転すると、ダンパ
ーグリス7が攪拌される。この攪拌動作において図4に
示すようにダンパーグリス7がV字溝内に入り込みたわ
み部8が押し広げられ、攪拌板5は固定板1および本体
部2との隙間が狹められる。これによってダンパーグリ
ス7は上記小さな隙間を通過するために通常より大きな
粘性抵抗が発生し、ダンパー効果が増大する。
【0010】一方、攪拌板5が図5に示すように時計方
向に回転する場合は、ダンパーグリス7がたわみ部8の
V字溝内に強制的に入り込むこともなく囲りからのダン
パーグリスの圧力で押しすぼめられて攪拌板5と固定板
1および本体部2との隙間が広くなり、この結果、通常
より粘性抵抗が小さくなってダンパー効果を減少させる
ことができる。
【0011】なお、実施例では、たわみ部8は攪拌板5
自体の弾性変形を利用して可変するようにしたが、その
他、図示しないがたわみ部をヒンジとばねによって可変
する構造であっても上記と同様な作用が得られる。
【0012】また、たわみ部8は実施例ではその可動方
向を回転板4の軸4aと直交する方向としたが、軸4a
方向に可動するようにしても上記と同様の作用が得られ
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ダンパーグリス内を回転する攪拌板の回転方向によって
たわみ部を可変させ、攪拌板を通過するダンパーグリス
の通路面積を可変させてダンパー特性を変えるようにし
たので、回転方向によってダンパー効果の異なる粘性ダ
ンパーが得られる。これによって、カセット装着時にお
ける構成部品の破損事故を未然に防止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による粘性ダンパーの横断
平面図である。
【図2】この発明による粘性ダンパーの側断面図である
【図3】攪拌板およびたわみ部の斜視図である。
【図4】この発明による粘性ダンパーの粘性抵抗を高く
した状態の動作説明図である。
【図5】この発明による粘性ダンパーの粘性抵抗を低く
した状態の動作説明図である。
【図6】従来の粘性ダンパーの横断平面図である。
【図7】従来の粘性ダンパーの側断面図である。
【符号の説明】
1  固定板 2  本体部 3  リング状溝 4  回転板 5  攪拌板 6  入力軸 7  ダンパーグリス 8  たわみ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ダンパーグリス内を攪拌板が回転する
    ことで、ダンパーグリスに粘性抵抗を発生するようにし
    た粘性ダンパーにおいて、上記攪拌板の一方の回転面側
    をダンパーグリスの抵抗によりその面積が可変するたわ
    み部を形成し、攪拌板の回転方向によってダンパーグリ
    スの通路面積を変化させ、ダンパー特性を異ならせるよ
    うにしたことを特徴とする粘性ダンパー。
JP03048016A 1991-03-13 1991-03-13 粘性ダンパー Expired - Lifetime JP3077706B2 (ja)

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JP03048016A JP3077706B2 (ja) 1991-03-13 1991-03-13 粘性ダンパー

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