JPH0428525A - 酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 - Google Patents
酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法Info
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- JPH0428525A JPH0428525A JP2134786A JP13478690A JPH0428525A JP H0428525 A JPH0428525 A JP H0428525A JP 2134786 A JP2134786 A JP 2134786A JP 13478690 A JP13478690 A JP 13478690A JP H0428525 A JPH0428525 A JP H0428525A
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Classifications
-
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- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0207—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、二軸延伸ブロー成形により成形される容器及
びその製造方法に関し、詳しくは酸素バリヤー性を有す
る二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法に関する。
びその製造方法に関し、詳しくは酸素バリヤー性を有す
る二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法に関する。
Ｃ従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕炭酸飲
料や果汁飲料等を封入する樹脂製容器、特にボトルは、
ポリエチレンテレフタレート樹脂等を射出成形した後、
延伸ブロー成形して製造される。
料や果汁飲料等を封入する樹脂製容器、特にボトルは、
ポリエチレンテレフタレート樹脂等を射出成形した後、
延伸ブロー成形して製造される。
このような二軸延伸ブロー成形容器に、果汁飲料等を封
入する場合には、容器外から侵入する酸素の影響により
内容物の性質が変化し、風味を損なうという問題があっ
た。
入する場合には、容器外から侵入する酸素の影響により
内容物の性質が変化し、風味を損なうという問題があっ
た。
さらにビール等の高度のバリヤー性を要求する内容物の
場合は、成形後容器壁内に入り込んでいる酸素の存在も
内容物に影響するという問題も合った。
場合は、成形後容器壁内に入り込んでいる酸素の存在も
内容物に影響するという問題も合った。
そこで、このような二軸延伸ブロー成形容器に酸素バリ
ヤー性を付加するために、様々な対策が構じられている
。しかしながら、各方法きも酸素バリヤー性が十分でな
く、また容器密閉時に最初から容器内に存在する酸素の
影響は避けられず、さらには、それぞれの方法が様々な
問題を有している。
ヤー性を付加するために、様々な対策が構じられている
。しかしながら、各方法きも酸素バリヤー性が十分でな
く、また容器密閉時に最初から容器内に存在する酸素の
影響は避けられず、さらには、それぞれの方法が様々な
問題を有している。
例えば、二軸延伸ブロー成形容器表面に酸素バリヤー性
を有する塩化ビニリデンあるいは二酸化ケイ素等の無機
物をコーティングする方法があるが、この方法は、デラ
ミネーションが発生する、表面の強度が十分でない、リ
サイクルが困難であるという問題がある。
を有する塩化ビニリデンあるいは二酸化ケイ素等の無機
物をコーティングする方法があるが、この方法は、デラ
ミネーションが発生する、表面の強度が十分でない、リ
サイクルが困難であるという問題がある。
また二軸延伸ブロー成形容器を形成するポリエチレンテ
レフタレート等の樹脂層と、エチレンビニルアルコール
共重合体あるいはナイロン等の酸素バリヤー性を有する
層との多層構造にする方法があるが、この方法は、上記
物質の酸素バリヤー性が温度依存性ないし湿度依存性を
有するため性能が安定していないきいう問題がある。
レフタレート等の樹脂層と、エチレンビニルアルコール
共重合体あるいはナイロン等の酸素バリヤー性を有する
層との多層構造にする方法があるが、この方法は、上記
物質の酸素バリヤー性が温度依存性ないし湿度依存性を
有するため性能が安定していないきいう問題がある。
さらに二軸延伸ブロー成形容器の表面に酸素バリヤー性
を有するアルミニウム等を真空蒸着法等により、プラス
チックメタライジングする方法があるが、表面のスクラ
ッチにより、前記メタライジング層に剥離が生じる、不
透明になり製品価値を低下させるという問題を有する。
を有するアルミニウム等を真空蒸着法等により、プラス
チックメタライジングする方法があるが、表面のスクラ
ッチにより、前記メタライジング層に剥離が生じる、不
透明になり製品価値を低下させるという問題を有する。
従って本発明の目的は、二軸延伸ブロー成形容器におい
て、容器密閉時から容器内に存在する酸素の影響を除去
することができ、またリサイクルが比較的容易で酸素バ
リヤー性が安定しており、透明で十分な表面強度を有し
、さらに優れた酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー
成形容器及びその製造方法を提供することである。
て、容器密閉時から容器内に存在する酸素の影響を除去
することができ、またリサイクルが比較的容易で酸素バ
リヤー性が安定しており、透明で十分な表面強度を有し
、さらに優れた酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー
成形容器及びその製造方法を提供することである。
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、胴部と底
部とが一体形状の外側容器を二軸延伸ブロー成形し、さ
らにその内側に、口部と胴部と底部とが一体形状の内側
容器を二軸延伸ブロー成形し、内側容器と外側容器との
境界内に脱酸素剤を存する構造に形成された容器が、コ
ーティングを施さないため、リサイクルが比較的容易で
表面強度もあり、また酸素バリヤー性の温度依存性があ
る物質を含まないため、性能が安定しており、さらにプ
ラスチックメタライジング等の処理を施さないため透明
で十分な表面強度を有し、さらに内側容器と外側容器と
の境界内の脱酸素剤の効果により、容器密閉時に最初か
ら容器内に存在した酸素の影響を有さす、酸素バリヤー
性を著しく向上できることを発見し、本発明に想到した
。
部とが一体形状の外側容器を二軸延伸ブロー成形し、さ
らにその内側に、口部と胴部と底部とが一体形状の内側
容器を二軸延伸ブロー成形し、内側容器と外側容器との
境界内に脱酸素剤を存する構造に形成された容器が、コ
ーティングを施さないため、リサイクルが比較的容易で
表面強度もあり、また酸素バリヤー性の温度依存性があ
る物質を含まないため、性能が安定しており、さらにプ
ラスチックメタライジング等の処理を施さないため透明
で十分な表面強度を有し、さらに内側容器と外側容器と
の境界内の脱酸素剤の効果により、容器密閉時に最初か
ら容器内に存在した酸素の影響を有さす、酸素バリヤー
性を著しく向上できることを発見し、本発明に想到した
。
すなわち本発明の酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロ
ー成形容器は、口部と胴部と底部とが一体的に形成され
た内側容器と、胴部と底部とが一体的に形成された外側
容器とからなり、前記内側容器と前記外側容器とがそれ
ぞれの開口部付近において接合し、前記内側容器と前記
外側容器との境界内に脱酸素剤を有することを特徴とす
る。
ー成形容器は、口部と胴部と底部とが一体的に形成され
た内側容器と、胴部と底部とが一体的に形成された外側
容器とからなり、前記内側容器と前記外側容器とがそれ
ぞれの開口部付近において接合し、前記内側容器と前記
外側容器との境界内に脱酸素剤を有することを特徴とす
る。
また本発明の酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー成
形容器の製造方法は、（ａ）二軸延伸ブロー成形により
前記外側容器を成形する工程と、（ｂ）前記外側容器に
脱酸素剤を入れる工程と、（ｃ）前記外側容器をブロー
成形型に装着する工程と、（ω前記外側容器の開口部よ
り前記内側容器成形用の予備成形体を挿入する工程と、
（ｅ）前記予備成形体を二軸延伸ロッドで延伸しながら
ブロー成形することにより、内側容器を成形する工程と
、（ｆ）前記外側容器と内側容器とを、それぞれの開口
部付近において超音波融着あるいは接着等により密封接
合する工程とを有し、前記内側容器を二軸延伸ブロー成
形する工程において、前記予備成形体と前記外側容器と
の間に介在するエアを抜くためのクリアランスを有しつ
つ、二軸延伸ブロー成形を行い、前記二軸延伸ブロー成
形が完了する直前に、前記クリアランスを塞ぐように内
側容器を押圧することを特徴とする。
形容器の製造方法は、（ａ）二軸延伸ブロー成形により
前記外側容器を成形する工程と、（ｂ）前記外側容器に
脱酸素剤を入れる工程と、（ｃ）前記外側容器をブロー
成形型に装着する工程と、（ω前記外側容器の開口部よ
り前記内側容器成形用の予備成形体を挿入する工程と、
（ｅ）前記予備成形体を二軸延伸ロッドで延伸しながら
ブロー成形することにより、内側容器を成形する工程と
、（ｆ）前記外側容器と内側容器とを、それぞれの開口
部付近において超音波融着あるいは接着等により密封接
合する工程とを有し、前記内側容器を二軸延伸ブロー成
形する工程において、前記予備成形体と前記外側容器と
の間に介在するエアを抜くためのクリアランスを有しつ
つ、二軸延伸ブロー成形を行い、前記二軸延伸ブロー成
形が完了する直前に、前記クリアランスを塞ぐように内
側容器を押圧することを特徴とする。
第１図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器を示す断面図である。本実施例において二軸延伸ブロ
ー成形容器は、外側容器１と内側容器２とからなり、外
側容器１は胴部１２と、底部１３とからなり、胴部１２
の開口部１６にはフランジ部１４を有する。また内側容
器２は、口部２１と胴部２２と底部２３とからなり、口
部２１の開口部２６にはフランジ部２４を有する。
器を示す断面図である。本実施例において二軸延伸ブロ
ー成形容器は、外側容器１と内側容器２とからなり、外
側容器１は胴部１２と、底部１３とからなり、胴部１２
の開口部１６にはフランジ部１４を有する。また内側容
器２は、口部２１と胴部２２と底部２３とからなり、口
部２１の開口部２６にはフランジ部２４を有する。
また本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器は、フ
ランジ部１４とフランジ部２４とが、超音波融着あるい
は接着等により接合されており、外側容器ｌと内側容器
２との境界の底部３３には脱酸素剤６を有する。
ランジ部１４とフランジ部２４とが、超音波融着あるい
は接着等により接合されており、外側容器ｌと内側容器
２との境界の底部３３には脱酸素剤６を有する。
ここで外側容器１と内側容器２は、多少のエア層を有す
るものであるか、あるいは密着はするが外力により容易
にエアが通過できるものであり、融着ないし接着され、
一体化はされていない。
るものであるか、あるいは密着はするが外力により容易
にエアが通過できるものであり、融着ないし接着され、
一体化はされていない。
第２図は本発明に用いる予備成形体の一例を示す断面図
であり、外側容器１の形成に用いるものである。本実施
例において、予備成形体ｌＯは射出成形により成形され
る有底円筒体であり、胴部１２と底部１３とからなり、
胴部１２の開口部１６にはフランジ部１４を有する。
であり、外側容器１の形成に用いるものである。本実施
例において、予備成形体ｌＯは射出成形により成形され
る有底円筒体であり、胴部１２と底部１３とからなり、
胴部１２の開口部１６にはフランジ部１４を有する。
第３図は本発明の一実施例による二輪延伸ブロー成形容
器を示す断面図であり、外側容器ｌについて示したもの
である。本実施例において、外側容器１は、上記予備成
形体１０を二軸延伸ブロー成形することにより得られる
。また本実施例において、外側容器１は、胴部１２と底
部１３とからなり、胴部１２の開口部１６にはフランジ
部１４を有する。
器を示す断面図であり、外側容器ｌについて示したもの
である。本実施例において、外側容器１は、上記予備成
形体１０を二軸延伸ブロー成形することにより得られる
。また本実施例において、外側容器１は、胴部１２と底
部１３とからなり、胴部１２の開口部１６にはフランジ
部１４を有する。
第４図は本発明に用いる予備成形体の別の例を示す断面
図であり、内側容器２の形成に用いるものである。本実
施例において、予備成形体２０は射出成形により成形さ
れる有底円筒体であり、口部２１と胴部２２と底部２３
とからなり、開口部２６にはフランジ部２４を有する。
図であり、内側容器２の形成に用いるものである。本実
施例において、予備成形体２０は射出成形により成形さ
れる有底円筒体であり、口部２１と胴部２２と底部２３
とからなり、開口部２６にはフランジ部２４を有する。
以下、本発明を図面を参照して、製造工程に従って説明
する。
する。
第５図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第１段階を示す概略断面図である。本実
施例においては、二軸延伸ブロー成形により成形された
外側容器１が、脱酸素剤６を底部３３に入れた状態で、
胴部型５２及び底部型５３が組付けられたブロー成形型
５に装着される。
器の製造工程の第１段階を示す概略断面図である。本実
施例においては、二軸延伸ブロー成形により成形された
外側容器１が、脱酸素剤６を底部３３に入れた状態で、
胴部型５２及び底部型５３が組付けられたブロー成形型
５に装着される。
第６図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第２段階を示す概略断面図である。第６
図に示すように、内側容器２を形成するための予備成形
体２０が、口部外型５０と口部内型５１とに装着された
状態で、ブロー成形型５に装着された外側容器１の開口
部１６から挿入される。
器の製造工程の第２段階を示す概略断面図である。第６
図に示すように、内側容器２を形成するための予備成形
体２０が、口部外型５０と口部内型５１とに装着された
状態で、ブロー成形型５に装着された外側容器１の開口
部１６から挿入される。
ここで予備成形体２０をブロー成形する際に、外側容器
１と予備成形体２０との間に介在するエアを抜くために
、外側容器１のフランジ部１４と予備成形体２０のフラ
ンジ部２４との間には若干のクリアランスが設けられて
いる。
１と予備成形体２０との間に介在するエアを抜くために
、外側容器１のフランジ部１４と予備成形体２０のフラ
ンジ部２４との間には若干のクリアランスが設けられて
いる。
第７図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第３段階を示す概略断面図である。３８
７図に示すように、口部内型５１の穴部５５を通して、
上方から延伸ロッド８が挿入される。延伸ロッド８の先
端部８１が、予備成形体２０の中央部２５を押圧し、予
備成形体２０を延伸する。
器の製造工程の第３段階を示す概略断面図である。３８
７図に示すように、口部内型５１の穴部５５を通して、
上方から延伸ロッド８が挿入される。延伸ロッド８の先
端部８１が、予備成形体２０の中央部２５を押圧し、予
備成形体２０を延伸する。
第８図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第４段階を示す概略断面図である。第８
図に示すように、延伸ロッド８の先端部８１が、さらに
予備成形体２０の中央部２５を押圧し、予備成形体２０
を延伸するとともに、延伸ロッド８の吹出穴（図示せず
）からエアを吹き出して二軸延伸ブロー成形をおこなう
。このとき、口部２１は未延伸のままである。
器の製造工程の第４段階を示す概略断面図である。第８
図に示すように、延伸ロッド８の先端部８１が、さらに
予備成形体２０の中央部２５を押圧し、予備成形体２０
を延伸するとともに、延伸ロッド８の吹出穴（図示せず
）からエアを吹き出して二軸延伸ブロー成形をおこなう
。このとき、口部２１は未延伸のままである。
第９図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第５段階を示す概略断面図である。第９
図に示すように、二軸延伸ブロー成形が完了する前に、
内側容器２の口部２１が装着されている口部外型５０及
び口部内型５１とにより、フランジ部２４を押圧し、前
出のクリアランスを除いて外側容器１のフランジ部１４
に密着させる。
器の製造工程の第５段階を示す概略断面図である。第９
図に示すように、二軸延伸ブロー成形が完了する前に、
内側容器２の口部２１が装着されている口部外型５０及
び口部内型５１とにより、フランジ部２４を押圧し、前
出のクリアランスを除いて外側容器１のフランジ部１４
に密着させる。
以上により作成された二軸延伸ブロー成形容器は、オフ
ラインで外側容器１のフランジ部１４と外側容器２のフ
ランジ部２４とを超音波融着あるいは接着により密封接
合する。
ラインで外側容器１のフランジ部１４と外側容器２のフ
ランジ部２４とを超音波融着あるいは接着により密封接
合する。
以上詳述したように、本実施例の方法により製造された
二軸延伸ブロー成形容器は、外側容器１と内側容器２と
が密封接合され、両容器１．２の境界内の底部３３には
脱酸素剤６を有する。このため、容器外部からの酸素の
侵入を防ぐことができるとともに、容器密閉時に最初か
ら容器内に存在した酸素をも脱酸素剤６により吸収する
ことができるため、優れた酸素バリヤー性を有する。
二軸延伸ブロー成形容器は、外側容器１と内側容器２と
が密封接合され、両容器１．２の境界内の底部３３には
脱酸素剤６を有する。このため、容器外部からの酸素の
侵入を防ぐことができるとともに、容器密閉時に最初か
ら容器内に存在した酸素をも脱酸素剤６により吸収する
ことができるため、優れた酸素バリヤー性を有する。
また本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器は、酸
素バリヤー性を付与するためのコーティング層を有する
ことなく、酸素バリヤー性を向上させている。このため
、デラミネーションが発生することはなく、また表面の
強度は十分であり、リサイクルも比較的容易にできる。
素バリヤー性を付与するためのコーティング層を有する
ことなく、酸素バリヤー性を向上させている。このため
、デラミネーションが発生することはなく、また表面の
強度は十分であり、リサイクルも比較的容易にできる。
さらに本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器は、
二軸延伸ブロー成形容器を形成する樹脂層の単層であり
、エチレンビニルアルコール共重合体あるいはナイロン
等の酸素バリヤー性に温度依存性を有する層との多層構
造とすることなく、酸素バリヤー性を向上させている。
二軸延伸ブロー成形容器を形成する樹脂層の単層であり
、エチレンビニルアルコール共重合体あるいはナイロン
等の酸素バリヤー性に温度依存性を有する層との多層構
造とすることなく、酸素バリヤー性を向上させている。
このため、酸素バリヤー性に温度依存性がなく性能が安
定している。
定している。
さらに本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器は、
表面にアルミニウム等のプラスチックメタライジング層
を施すことなく、酸素バリヤー性を向上させている。こ
のため、表面のスクラッチ等により、プラスチックメタ
ライジング層に剥離を生じ、剥離部分より酸素が侵入す
るという問題はなく、よって表面にできるスクラッチに
強い。
表面にアルミニウム等のプラスチックメタライジング層
を施すことなく、酸素バリヤー性を向上させている。こ
のため、表面のスクラッチ等により、プラスチックメタ
ライジング層に剥離を生じ、剥離部分より酸素が侵入す
るという問題はなく、よって表面にできるスクラッチに
強い。
また、不透明になって製品価値を低下させるという問題
もない。
もない。
さらに本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器は、
内容物のセルフライフに合わせて、酸素バリヤー性有効
期間を決める脱酸素剤の封入量を調整することができる
。このため必要十分な量だけ脱酸素剤を封入できること
になり、経済性の点で有利である。
内容物のセルフライフに合わせて、酸素バリヤー性有効
期間を決める脱酸素剤の封入量を調整することができる
。このため必要十分な量だけ脱酸素剤を封入できること
になり、経済性の点で有利である。
なお本実施例においては、脱酸素剤を外側容器と内側容
器との境界の底部に局在させろ例について説明したが、
酸素バリヤー性向上の観点からは、外側容器と内側容器
との境界内のどこにあっても、同様の効果を発揮するこ
とは勿論である。
器との境界の底部に局在させろ例について説明したが、
酸素バリヤー性向上の観点からは、外側容器と内側容器
との境界内のどこにあっても、同様の効果を発揮するこ
とは勿論である。
しかしながら、二軸延伸ブロー成形容器の成形性の観点
からは、本実施例に示すように、脱酸素剤を外側容器と
内側容器との境界の底部に局在させた方が好ましい。
からは、本実施例に示すように、脱酸素剤を外側容器と
内側容器との境界の底部に局在させた方が好ましい。
また本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器は、外
側容器と内側容器とが、それぞれに未延伸のフランジ部
を有し、両フランジ部を超音波融着あるいは接着により
接合した例について示したが、酸素バリヤー性向上の観
点からは、開口部付近において接合されていれば、同様
の効果を発揮することは勿論である。
側容器と内側容器とが、それぞれに未延伸のフランジ部
を有し、両フランジ部を超音波融着あるいは接着により
接合した例について示したが、酸素バリヤー性向上の観
点からは、開口部付近において接合されていれば、同様
の効果を発揮することは勿論である。
しかしながら、二軸延伸ブロー成形容器の接合強度向上
の観点からは、外側容器の開口部に未延伸のフランジ部
を形成し、このフランジ部と内側容器の開口部とを接合
する構造とするのが好ましい。さらに好ましくは、本実
施例に示すように外側容器と内側容器との両方に未延伸
のフランジ部を形成し、両フランジ部を接合する構造と
するのが特に優れている。
の観点からは、外側容器の開口部に未延伸のフランジ部
を形成し、このフランジ部と内側容器の開口部とを接合
する構造とするのが好ましい。さらに好ましくは、本実
施例に示すように外側容器と内側容器との両方に未延伸
のフランジ部を形成し、両フランジ部を接合する構造と
するのが特に優れている。
本発明において、二軸延伸ブロー成形容器は良好な酸素
バリヤー性を有するが、本発明と、上述した従来の様々
な処理とを複合して施すことが可能なことは勿論である
。例えば、本発明の二輪延伸ブロー成形容器に上述の酸
素バリヤー性を有するコーティング層を設けたり、ある
いは酸素バリヤー性を有する層との多層構造としたり、
あるいはプラスチックメタライジング層を付与すること
も可能である。
バリヤー性を有するが、本発明と、上述した従来の様々
な処理とを複合して施すことが可能なことは勿論である
。例えば、本発明の二輪延伸ブロー成形容器に上述の酸
素バリヤー性を有するコーティング層を設けたり、ある
いは酸素バリヤー性を有する層との多層構造としたり、
あるいはプラスチックメタライジング層を付与すること
も可能である。
さらに本実施例においては、脱酸素剤としては、エージ
レス（三菱ガス化学■製）等の鉄系脱酸素剤、アスコル
ビン酸等が使用できる。
レス（三菱ガス化学■製）等の鉄系脱酸素剤、アスコル
ビン酸等が使用できる。
本発明において、二軸延伸ブロー成形容器の外側容器の
表面には、様々な処理を施すことができる。例えば、第
１０図、第１１図に示すように、外側容器の胴部表面に
スジ状リブを形成することが可能であり、また第１２図
、第１３図に示すように、外側容器の胴部表面にスジ状
溝を形成することも可能である。さらに第１４図に示す
ように、外側容器の胴部表面にシボ加工による凸凹部を
形成することも可能である。
表面には、様々な処理を施すことができる。例えば、第
１０図、第１１図に示すように、外側容器の胴部表面に
スジ状リブを形成することが可能であり、また第１２図
、第１３図に示すように、外側容器の胴部表面にスジ状
溝を形成することも可能である。さらに第１４図に示す
ように、外側容器の胴部表面にシボ加工による凸凹部を
形成することも可能である。
これにより、延伸ブロー成形時の内外層間のエアを容易
に抜くことができるため、成形サイクルを短縮すること
ができる。
に抜くことができるため、成形サイクルを短縮すること
ができる。
以上詳述したように、本発明において、二軸延伸ブロー
成形容器は、外側容器と内側容器との境界内に脱酸素剤
を有する。このため、容器外部からの酸素の侵入を防ぐ
ことができるとともに、容器密閉時から容器内に存在し
た酸素をも脱酸素剤により吸収することができ、優れた
酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器を得る
ことができる。さらに内容物、シェルフライフ等に合わ
せて脱酸素材の量を変化させることにより、最適なバリ
ヤー機能保有期間も設定することができる。
成形容器は、外側容器と内側容器との境界内に脱酸素剤
を有する。このため、容器外部からの酸素の侵入を防ぐ
ことができるとともに、容器密閉時から容器内に存在し
た酸素をも脱酸素剤により吸収することができ、優れた
酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器を得る
ことができる。さらに内容物、シェルフライフ等に合わ
せて脱酸素材の量を変化させることにより、最適なバリ
ヤー機能保有期間も設定することができる。
また本発明においては、コーティング層を有することな
く酸素バリヤー性が向上されているため、リサイクルが
比較的容易で、表面強度も十分あり、また酸素バリヤー
性に温度依存性がある層が含まれないため性能が安定し
ており、さらにメタライジング等の処理が施されないた
め透明であり、表面にできるスクラッチに強い二輪延伸
ブロー成形容器を得ることができる。
く酸素バリヤー性が向上されているため、リサイクルが
比較的容易で、表面強度も十分あり、また酸素バリヤー
性に温度依存性がある層が含まれないため性能が安定し
ており、さらにメタライジング等の処理が施されないた
め透明であり、表面にできるスクラッチに強い二輪延伸
ブロー成形容器を得ることができる。
第１図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器を示す断面図であり、 第２図は本発明に用いる予備成形体の一例を示す断面図
であり、 第３図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器を示す断面図であり、 第４図は本発明に用いる予備成形体の別の例を示す断面
図であり、 第５図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第１段階を示す概略断面図であり、 第６図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第２段階を示す概略断面図であり、 第７図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第３段階を示す概略断面図であり、 第８図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第４段階を示す概略断面図であり、 第９図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロ−成形容
器の製造工程の第５段階を示す概略断面図であり、 第１０図は本発明の二軸延伸ブロー成形容器の外側容器
の表面処理の一例を示す正面図であり、第１１図は第１
０図に示す二軸延伸ブロー成形容器の外側容器のＡ−Ａ
断面図であり、 第１２図は本発明の二輪延伸ブロー成形容器の外側容器
の表面処理の別の例を示す正面図であり、第１３図は第
１２図に示す二軸延伸ブロー成形容器の外側容器のＢ−
Ｂ断面図であり、 第１４図は本発明の二輪延伸ブロー成形容器の外側容器
の表面処理のさらに別の例を示す正面図である。 １ ・ ２ ・ ５ ・ ６ ・ ８ ・ １０．２０・ 外側容器 内側容器 ブロー成形型 脱酸素剤 延伸ロッド 予備成形体 １２． １３． １４． １６． ２１・ ２５・ ５０・ ５１・ ５２・ ５３・ ５５・ ８１・ ２２・ ２３． ２４・ ２６・ ３３・ 胴部 底部 フランジ部 開口部 口部 中央部 口部外型 口部内型 胴部型 底部型 穴部 先端部
器を示す断面図であり、 第２図は本発明に用いる予備成形体の一例を示す断面図
であり、 第３図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器を示す断面図であり、 第４図は本発明に用いる予備成形体の別の例を示す断面
図であり、 第５図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第１段階を示す概略断面図であり、 第６図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第２段階を示す概略断面図であり、 第７図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第３段階を示す概略断面図であり、 第８図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の製造工程の第４段階を示す概略断面図であり、 第９図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロ−成形容
器の製造工程の第５段階を示す概略断面図であり、 第１０図は本発明の二軸延伸ブロー成形容器の外側容器
の表面処理の一例を示す正面図であり、第１１図は第１
０図に示す二軸延伸ブロー成形容器の外側容器のＡ−Ａ
断面図であり、 第１２図は本発明の二輪延伸ブロー成形容器の外側容器
の表面処理の別の例を示す正面図であり、第１３図は第
１２図に示す二軸延伸ブロー成形容器の外側容器のＢ−
Ｂ断面図であり、 第１４図は本発明の二輪延伸ブロー成形容器の外側容器
の表面処理のさらに別の例を示す正面図である。 １ ・ ２ ・ ５ ・ ６ ・ ８ ・ １０．２０・ 外側容器 内側容器 ブロー成形型 脱酸素剤 延伸ロッド 予備成形体 １２． １３． １４． １６． ２１・ ２５・ ５０・ ５１・ ５２・ ５３・ ５５・ ８１・ ２２・ ２３． ２４・ ２６・ ３３・ 胴部 底部 フランジ部 開口部 口部 中央部 口部外型 口部内型 胴部型 底部型 穴部 先端部
Claims (7)
- （１）酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器
において、口部と胴部と底部とが一体的に形成された内
側容器と、胴部と底部とが一体的に形成された外側容器
とからなり、前記内側容器と前記外側容器とがそれぞれ
の開口部付近において接合し、前記内側容器と前記外側
容器との境界内に脱酸素剤を有することを特徴とする二
軸延伸ブロー成形容器。 - （２）請求項１に記載の二軸延伸ブロー成形容器におい
て、前記内側容器と前記外側容器との境界の底部に前記
脱酸素剤が局在することを特徴とする二軸延伸ブロー成
形容器。 - （３）請求項１又は２に記載の二軸延伸ブロー成形容器
において、前記外側容器が開口部に未延伸のフランジ部
を有し、前記フランジ部と、前記内側容器の開口部とが
接合することを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。 - （４）請求項１又は２に記載の二軸延伸ブロー成形容器
において、前記外側容器と内側容器とが、それぞれの開
口部に未延伸のフランジ部を有し、前記両フランジ部に
おいて、前記外側容器と内側容器とが接合することを特
徴とする二軸延伸ブロー成形容器。 - （５）請求項１乃至４のいずれかに記載の二軸延伸ブロ
ー成形容器において、前記外側容器の胴部表面にスジ状
リブあるいはスジ状溝を有することを特徴とする二軸延
伸ブロー成形容器。 - （６）請求項１乃至５のいずれかに記載の二軸延伸ブロ
ー成形容器において、前記外側容器の胴部表面にシボ加
工による凸凹部を有することを特徴とする二軸延伸ブロ
ー成形容器。 - （７）請求項１乃至７のいずれかに記載の二軸延伸ブロ
ー成形容器を製造する方法であって、 （ａ）二軸延伸ブロー成形により前記外側容器を成形す
る工程と、 （ｂ）前記外側容器に脱酸素剤を入れる工程と、（ｃ）
前記外側容器をブロー成形型に装着する工程と、 （ｄ）前記外側容器の開口部より前記内側容器成形用の
予備成形体を挿入する工程と、 （ｅ）前記予備成形体を二軸延伸ロッドで延伸しながら
ブロー成形することにより、内側容器を成形する工程と
、 （ｆ）前記外側容器と内側容器とを、それぞれの開口部
付近において超音波融着あるいは接着等により密封接合
する工程と を有し、 前記内側容器を二軸延伸ブロー成形する工程において、
前記予備成形体と前記外側容器との間に介在するエアを
抜くためのクリアランスを有しつつ、二軸延伸ブロー成
形を行い、前記二軸延伸ブロー成形が完了する直前に、
前記クリアランスを塞ぐように内側容器を押圧すること
を特徴とする方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2134786A JPH0428525A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2134786A JPH0428525A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0428525A true JPH0428525A (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=15136519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2134786A Pending JPH0428525A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 酸素バリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0428525A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09301334A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-25 | Toppan Printing Co Ltd | 複合バリアー容器 |
| JP2013180785A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Daizo:Kk | 二重容器の製造方法および二重エアゾール容器 |
| JP2015508362A (ja) * | 2011-12-21 | 2015-03-19 | アドバンスト テクノロジー マテリアルズ，インコーポレイテッド | ライナベースの搬出および分配システム |
| JP2016117497A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-30 | 大日本印刷株式会社 | 複合容器およびその製造方法 |
| JP2019131248A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 北海製罐株式会社 | ポリエステル樹脂製多重ボトル及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP2134786A patent/JPH0428525A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09301334A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-25 | Toppan Printing Co Ltd | 複合バリアー容器 |
| JP2015508362A (ja) * | 2011-12-21 | 2015-03-19 | アドバンスト テクノロジー マテリアルズ，インコーポレイテッド | ライナベースの搬出および分配システム |
| JP2013180785A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Daizo:Kk | 二重容器の製造方法および二重エアゾール容器 |
| JP2016117497A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-30 | 大日本印刷株式会社 | 複合容器およびその製造方法 |
| JP2019131248A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 北海製罐株式会社 | ポリエステル樹脂製多重ボトル及びその製造方法 |
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