JPH04284856A - 竪型乾式研米装置の駆動制御装置 - Google Patents

竪型乾式研米装置の駆動制御装置

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Publication number
JPH04284856A
JPH04284856A JP3051438A JP5143891A JPH04284856A JP H04284856 A JPH04284856 A JP H04284856A JP 3051438 A JP3051438 A JP 3051438A JP 5143891 A JP5143891 A JP 5143891A JP H04284856 A JPH04284856 A JP H04284856A
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JP
Japan
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rice
speed
signal
polishing
old
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Pending
Application number
JP3051438A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Tsukahara
塚原 広明
Yutaka Ishihara
豊 石原
Nobuo Otsuka
大塚 信夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
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Publication of JPH04284856A publication Critical patent/JPH04284856A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を使わずに乾燥状態
で米を研ぐ竪型乾式研米装置の駆動制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】水を使わずに乾燥状態で米を研ぐ乾式研
米装置の一例として、特開平2ー135153号公報に
開示されたものがある。この乾式研米装置は、ケース内
に研磨体となる内筒と研米体となる外筒を遊嵌させて同
心状に配置し、これら内筒と外筒にて研米室を形成する
とともに、内筒を駆動する電動機をこれと直列に接続し
、これら電動機、内筒、外筒を横置状態に配置している
。そして、研米室の一側を、上部に配置した精米供給用
のホッパに連通接続するとともに、研米室の他側を、米
送出口に接続し、ホッパより計量されて供給された精米
を、研米室を通過する間に研米及び研磨し、研米及び研
磨された研米室内の白米を全て米送出口より下部に配置
した米受皿内に回収するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の乾式研米装置は
、上述したように、電動機と、内筒及び外筒が直列で横
置状態に配置された横型に構成されているので、装置の
占有スペースが平面で見て大きくならざるを得ないとい
う難点があった。
【0004】また、研米及び研磨された白米を米送出口
より下部に配置した米受皿内に回収するようにしている
ため、例えばその後の炊飯工程を一連の動作で行なわせ
るために乾式研米装置と炊飯器とを一体化する場合、米
受皿内から炊飯器までの白米の移送を自然落下を利用す
れば装置全体が縦長となってしまい、自然落下を利用し
なければ米受皿内から炊飯器までの白米の移送が面倒で
、トラブルを生じ易い等、種々の問題があった。
【0005】そこで、米びつとなる収納室内に内筒と外
筒とを相対回動可能に遊嵌させて上下方向に配置し、こ
れら内筒と外筒にて隙間間隔が変化する環状の研米室を
形成するとともに、この研米室下部と収納室下部とを連
通して設け、収納室下部より研米室下部に導入された精
米を研米室上部に移送しながら、研米室内の研削および
削胚用スリット群にて研削および削胚を行い、研削及び
削胚後の白米を外部にて設定された量に応じて研米室よ
り送り出すようにして、研米装置の平面的な占有スペー
スの縮少と、研削及び研磨後の白米の移送を容易ならし
めた竪型研米装置が本出願人によって既に提案されてい
る。
【0006】しかしながら、このような竪型研米装置で
は、米の質により、研米度を変える手段が設けられてお
らず、新米は研ぎ過ぎ、古米は研ぎ不足となる傾向があ
った。
【0007】本発明は叙上の点に鑑み、使用者が米の質
により好みの研米度を指定することのできる竪型乾式研
米装置の駆動制御装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る竪型乾式研
米装置の駆動制御装置は、米びつとなる収納室内に内筒
と外筒とを相対回動可能に遊嵌させて上下方向に配置し
、これら内筒と外筒にて隙間間隔が変化する環状の研米
室を形成するとともに、この研米室内に、上記収納室内
より該研米室下部に導入された精米を上記相対回動時に
該研米室上部に案内しながらその研削と削胚を行うスリ
ット群を設け、研削及び削胚後の白米を該研米室の上部
より送出するように構成された研米機と、この研米機の
内筒及び外筒のいずれか一方を駆動信号に基づいて回転
させる電動機と、上記収納室内に収納されている精米が
新米、古米のいずれであるのかを知らせる新米、古米指
示キー、上記電動機を作動させる研米スタートキー、及
び上記電動機を停止させる停止キーを有し、それぞれ対
応する信号を出力する操作部と、上記研米スタートキー
に対応する信号が上記操作部から入力すると、予め設定
されている標準速度を読み、対応する第1の速度制御信
号を出力し、また新米、古米指示キーの信号が入力する
と、新米、古米のいずれであるのかを判断し、新米の場
合は予め設定されている新米の速度に基づく第2の速度
制御信号を出力し、古米の場合は予め設定されている古
米の速度に基づく第3の速度制御信号を出力し、停止キ
ーの信号が入力すると、その出力である速度制御信号を
停止する速度決定手段と、少なくとも上記研米機より送
出される白米が予め設定されている設定量に達したと判
定すれば上記電動機の回転を停止させる停止信号を出力
する炊飯米量算出手段と、上記第1、第2、第3の速度
制御信号に基づいて、上記電動機を停止信号入力がある
まで駆動制御する信号を出力する駆動指令手段とを備え
たものである。
【0009】また、上記操作部は速度可変キーを有し、
上記速度決定手段は、上記速度可変キーに対応する信号
が入力すると、上記新米、標準、古米の判断結果を読み
、その判断結果に基づく速度値に上記速度可変キー信号
に対応する値を加算した新しい速度とした第4の速度制
御信号を、上記操作部からの停止信号入力があるまで上
記駆動指令手段に出力するようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明においては、使用者が米の質により好み
の研米度を指定できるので、米の研ぎ過ぎ、研ぎ不足を
解消することができる。
【0011】
【実施例】以下、図示実施例により本発明を説明する。
【0012】まず、本実施例の竪型乾式研米装置の原理
について図4乃至図12を用いて説明する。図4は竪型
乾式研米装置を正面側より見た構成説明図、図5はその
A−A断面図である。図4において、1は基板、2は基
板1に固定され減速機構を備えた電動機、3はその出力
軸である。4は駆動プーリ、5はベルト、6は従動プー
リである。ベルト5には、ここではトルクの伝達中に滑
りが発生しないタイミングベルトが用いられ、両プーリ
4と6の外周にもタイミングベルトの歯に対応した歯形
が形成されている。
【0013】10は研米装置の本体である。20は本体
10の円筒状の外ケースで、上部ケース21と中間ケー
ス22及び下部ケース23とに分割構成されている。2
4は中間ケース22の上下に設けられた複数の連結金具
で、上部ケース21と下部ケース23を中間ケース22
の上と下に着脱可能に連結する。外ケース20は例えば
透明な樹脂で作られ、下部ケース23の付近が基板1に
固定されている。25は複数の支柱、26は取付板であ
る。取付板26は支柱25によって、下部ケース23の
下方に間隔を空けて水平方向に取付られている。27は
U字形の保持枠、28はトレイである。トレイ28は保
持枠27内に配置され、後述の研米動作で分離された糠
分等を回収する。31は下部ケース23と取付板26に
固定した環状の下部軸受座、32は2つの球軸受、33
は両球軸受32に支持された駆動軸である。駆動軸33
には従動プーリ6が取り付けられている。
【0014】41は中間ケース22内の下方に固定され
た傾斜リングで、その上面には、中間ケース22と後述
の外筒60間に形成される収納室内の米がその自重によ
りリング中心側に滑落するに十分な傾斜角度に設定され
た傾斜面42が設けられている。43はフランジ付き面
軸受、44は従動軸である。従動軸44は面軸受43に
支承され、駆動軸33に連結される。
【0015】51は上部ケース21に設けられた上部軸
受座、52は面軸受、53はダストシール、54は面軸
受52に軸受けされた環状軸である。また、55は上部
ケース21に固定された上面板、56は米の投入路、5
7は送出口である。従動軸44と環状軸54の上端と下
端は、内面側が外筒60の外形に合わせて六角形に形成
され、外周側は面軸受43と52に対応させて円形に作
られている(従動軸44は図5参照)。
【0016】60は外筒、70は外筒60の内部にその
軸心XーX方向に配置された円筒状の内筒である。外筒
60の上端と下端には環状軸54と従動軸44が嵌合し
て一体に取り付けられ、面軸受52と43により回転可
能に外ケース20内に支持されている。63は従動軸4
4の上部における周方向複数個所に設けられた取入口で
ある。
【0017】71はスリットで、内筒70の内外を貫通
する。スリット71は内筒70の筒部の途中にほぼ90
度隔てて軸心X−X方向に並んだ4組の群に分けられ、
図6で示す如く、各群のスリット71はいずれも直径方
向に対して角θ(実施例ではθは約25度)傾斜して設
けられている。また、スリット71の溝幅Wsは、米粒
の薄い方の厚さWrより小さくWs<Wrの大きさに穿
設され、米粒がスリット71から通り抜けない幅で開口
縁73は面取りされずに尖角状に形成されている(図1
0,図11参照)。内筒70の筒部の上下方向に設けら
れた多数のスリット71のうち、上層部のスリット71
には図7に拡大して示すような胚芽除去爪72が設けら
れている。胚芽除去爪72の先端は円弧状の刃を形成し
て、この刃の部分が内筒70の外側に斜めに突出してい
る。
【0018】73は内筒70の上部に形成されたメッシ
ュである。メッシュ73は、太さが0.5φで縦横13
.4本程度の不銹鋼のような金属の細い線を網状に編ん
だもので、短冊に円弧面を持たせた“八ツ橋”状に作ら
れ、スリット71と対応して90度間隔に内筒70の周
面に設けられている。74は内筒70の上端に固着され
た固定板、75は固定ねじである。固定板74は固定ね
じ75により上面板55に固定され、内筒70の自由回
動を規制する機能を果たす(図8参照)。
【0019】76はスパイラルである。スパイラル76
は内筒70の途中で取入口63に対向して形成され、傾
斜リング41の傾斜面42上を滑落して取入口63から
取り入れられた米を送出口57側へ案内するためのもの
である。そして、スリット71やメッシュ73等を形成
した内筒70は外側の外筒60より長尺に設定され、上
面板55から垂下されて途中が従動軸44及び駆動軸3
3の中空部を通って下端が保持枠27内に露出する。
【0020】12は研米される前の精米、13は研米装
置で研米された白米、15は精米の中に混入した胚芽粉
やゴミ等を含み糠を主体とした糠分であり、研米により
精米12から分離されたものである。16は胚芽孔であ
る。
【0021】而して、外ケース20と外筒60との間で
形成する環状の空間は米びつとなる収納室R1を、六角
の外筒60と円形の内筒70との間の環状の隙間は研米
室R2を、内筒70の内部空間は精米12から分離され
た糠分15を回収するための回収用ダクトR3を、それ
ぞれ構成する。実験結果に基づいて研米室R2の軸心X
−Xと直交する方向の隙間の最大値Lmと最小値Lnは
、普通の米粒の長さをLrとしたときに、それぞれLm
≦2Lr及びLr≧Lnになる範囲に入る程度に選定さ
れている(図9,図10)。
【0022】このような構成を有する竪型乾式研米装置
の研米動作を、図4乃至図11により説明する。
【0023】まず、精米12が上部ケース21の投入路
56から収納室R1の中に投入されて、底部の傾斜面4
2から堆積して収納される。収納室R1に投入された精
米12の一部は、傾斜面42上を滑落して取入口63か
ら研米室R2の底の付近に侵入する。
【0024】ここで、電動機2が一定速度で駆動される
と、その回転力が出力軸3と駆動プーリ4及びベルト5
を介して本体10側の従動プーリ6に伝達される。従動
プーリ6に伝達された回転力は、更に駆動軸33と従動
軸44に伝えられて下と上を面軸受43と52で支承さ
れた外筒60が図9の矢印方向に回転を始める。外筒6
0が回転すると、傾斜リング41の傾斜面42上を滑落
してきた精米12が、上方の精米12からの圧力をも受
けて3か所の取入口63から研米室R2内に強制的に押
し込められる。押し込められた精米12は続いて押し込
まれてきた精米12の押し込め力を受けて、既に侵入し
た精米12と共に研米室R2内に押し上げられる。同時
に、取入口63から押し込まれてスパイラル76に接触
した米粒に、回転する外筒60により、図10に示すよ
うに水平方向と垂直方向の成分FkとFvを持つ力Fが
加えられる。螺旋角α傾斜した力Fは、傾斜面42及び
その上方の精米12からの圧力による押し込め力と協働
して精米12を研米室R2内に押上げる。押し上げられ
た個々の米粒は、回転する六角形の外筒60と固定した
円形の内筒70との横断面の形状の相違に伴う隙間間隔
Lm−Ln=δの変化によつて、不規則な方向に移動し
て掻き混ぜられながら、集合体としての精米12が研米
室R2内を上昇する。
【0025】この場合、内筒70に接触しながら上昇す
る米粒は、図11に示すようにスリット71に一部が嵌
まり込んでスリット71の尖角状の開口縁73で表面の
糠層が削り取られる。また、研米室R2内の上層部から
の重みと下層部からの押し上げに伴う米粒同志の揉み合
い動作でも、糠層が剥離される。また、削胚用のスリッ
ト71の近くを上昇して胚芽孔16を胚芽除去爪72に
対向させた米粒は、胚芽孔16内に残った胚芽や溜まっ
た胚芽粉が掻き落とされる。更に、研米室R2の上部に
到達した米粒は、メッシュ73の円弧面を持つ網目で擦
られて研磨される。さらに、米同志の摩擦によっても、
各米粒の表面に磨きが掛けられる。そして、削られた糠
粉と胚芽粉および混入している小さいゴミ類等は、糠分
15としてスリット71とメッシュ73の隙間から回収
用ダクトR3側に通り抜けて精米12から分離され、回
収用ダクトR3を落下してトレイ28の中に回収される
。このように乾燥状態で研削と研磨を受けながら研米室
R2の上部に押上げられて送出口57から送り出される
白米13は、外部の図示しない炊飯米量算出手段にて計
量されながら設定量に達するまで送出口57から送り出
される。そして、設定量に達すると電動機2が停止され
、送り出された白米はその後、炊飯工程に移され、炊飯
器に投入されて適量の水と共に加熱されて炊飯されるこ
とになる。
【0026】ここで、研米室R2に取り入れられる精米
12の送出量をQ、研米度をKとし、外筒60の回転数
をNとすると、図12に示すような関係がある。精米1
2の送出量Qは曲線qで示されているように、低速度か
ら速度の上昇に連れて増加しn2を越えると一定値に達
し、n3を過ぎると急激に減少する。一方、曲線kで示
された研米度Kは、送出量Qが少ないn1付近の低速度
ほど高い値を示し、回転数Nの上昇にほぼ反比例して低
下する。したがって、外筒60の回転数Nを、2曲線q
とkの交差する点pに対応する回転数naの付近に選ぶ
ことによって研米能率を高く保持することができる。ま
た、曲線kの特性が回転数Nにほぼ反比例する関係を利
用して、回転数Nに基づいて玄米から白米に至る広い範
囲内で顧客の要請に応じた研米度Kを設定することもで
きる。
【0027】ところで、上述の竪型乾式研米装置におい
て、電動機2は一定速度で駆動されている。このような
場合、新米は研ぎ過ぎ、古米は研ぎ不足となる傾向があ
る。
【0028】図1は使用者が米の質により好みの研米度
を指定できるようにして米の研ぎ過ぎ、研ぎ不足を解消
した本発明の一実施例に係る竪型乾式研米装置の駆動制
御装置の概略構成図を示すものである。
【0029】これを図1に基づき更に詳述すると、10
1は操作部であり、少なくとも研米される米の質を知ら
せる新米指示キー101a及び古米指示キー101bと
、研米のみをさせる研米スタートキー101cと、自動
的に研米させた後に、炊飯等の他の処理を連続して行な
わせる全自動キー101dと、停止キー101e等を有
したものである。
【0030】102は信号判別部であり、新米指示キー
101a、古米指示キー101b、研米スタートキー1
01c、全自動キー101d、停止キー101eのいず
れが選択されたかを判定し、新米指示キー101a又は
古米指示キー101bが選択されると後述する新米・古
米判定手段に米質が選択されたことを知らせる信号を出
力し、研米スタートキー101cが選択されると後述す
る速度決定手段及び駆動指令手段のそれぞれに研米スタ
ートキー101cが選択されたことを知らせる信号(以
下、研米選択信号という)を出力し、全自動キー101
dが選択されると駆動指令手段に全自動キー101dが
選択されたことを知らせる信号(以下、全自動選択信号
という)を出力し、停止キー101eが選択されると速
度決定手段に停止キー101eが選択されことを知らせ
る信号(以下、停止信号という)を出力するものである
【0031】103は新米・古米判定手段であり、信号
判別部102から米質が選択されたことを知らせる信号
が入力すると、選択された米質が新米であるのか古米で
あるのかを判定して、新米であれば速度決定手段に対し
新米が選択されたことを知らせる信号(以下、新米選択
信号という)を出力し、古米あれば速度決定手段に対し
古米が選択されたことを知らせる信号(以下、古米選択
信号という)を出力するものである。
【0032】104は速度決定手段であり、研米選択信
号または全自動選択信号が入力すると、予め設定されて
いる標準速度を読み、対応する第1の速度制御信号を駆
動指令手段に対し出力し、新米選択信号が入力すると、
予め設定されている新米の速度に基づく第2の速度制御
信号を駆動指令手段に対し出力し、古米選択信号が入力
すると、予め設定されている古米の速度に基づく第3の
速度制御信号を駆動指令手段に対し出力し、停止信号が
入力すると、その出力である速度制御信号を停止する。 また、速度決定手段104は後述の米残量算出手段から
精米残量減少信号の入力があると、駆動指令手段に対し
研米機Mの回転数を現在の回転数よりも増加させるよう
指令する研米機回転数増加指令信号を出力するものであ
る。
【0033】105は駆動指令手段であり、信号判別部
102から研米選択信号入力がありかつ速度決定手段1
04から第1の速度制御信号入力があると、後述の炊飯
米量算出手段から停止信号入力があるまで、又は速度決
定手段104からの速度制御信号が停止するまで後述の
ドライバに対し研米機Mの電動機2を標準速度で駆動す
るよう制御する信号(以下、第1の研米機作動信号とい
う)を出力する。また、駆動指令手段105は、速度決
定手段104から第2の速度制御信号入力があった後、
信号判別部102から研米選択信号入力があると、炊飯
米量算出手段から停止信号入力があるまで、又は速度決
定手段104からの速度制御信号が停止するまで後述の
ドライバに対し研米機Mの電動機2を新米の速度で駆動
するよう制御する信号(以下、第2の研米機作動信号と
いう)を出力する。更に、駆動指令手段105は、速度
決定手段104から第3の速度制御信号入力があった後
、信号判別部102から研米選択信号入力があると、炊
飯米量算出手段から停止信号入力があるまで、又は速度
決定手段104からの速度制御信号が停止するまで後述
のドライバに対し研米機Mの電動機2を古米の速度で駆
動するよう制御する信号(以下、第3の研米機作動信号
という)を出力する。更にまた、駆動指令手段105は
、第1又は第2もしくは第3の研米機作動信号を出力し
ている間に、後述の速度決定手段から研米機回転数増加
指令信号の入力があると、電動機2を現在の速度から増
加させた速度で駆動するよう制御する信号(以下、第4
の研米機作動信号という)を出力する。また、駆動指令
手段105は信号判別部102から全自動選択信号が入
力した後に、後述の炊飯米量算出手段から停止信号入力
があると、他の処理部106すなわち炊飯器に対して研
米終了信号を出力して炊飯させる。この時、駆動指令手
段105からドライバに対しては第1の研米機作動信号
が出力される。なおまた、駆動指令手段105は、速度
決定手段104から第2又は第3の速度制御信号入力が
あった後に、信号判別部102から全自動選択信号が入
力あれば、ドライバに対し第2又は第3の研米機作動信
号を出力するものである。
【0034】107はドライバであり、駆動指令手段1
05から第1から第4までのいずれかの研米機作動信号
が入力すると、この信号に対応する回転速度で研米機M
の電動機2を駆動して外筒60を動作させるものである
【0035】108は米残量算出手段であり、後述の含
水率センサからの精米有り信号入力がなくなった時、収
納室R1内の精米12が所定量に減少したと判断して速
度決定手段104に対し精米残量減少信号を出力するも
のである。
【0036】109は収納室内精米の残量を検出する検
出手段である含水率センサで、図4に示すように、収納
室R1内の中間ケース22の傾斜面42近傍に対向配置
された一対の電極板から成り、これら電極板間に介在す
る精米を通して導通されることによってその位置に精米
12が有るか否かを検出し、有る場合には米残量算出手
段107に対し精米有り信号を出力するものである。
【0037】110は炊飯米量算出手段であり、研米機
Mより送出される白米を設定量になるまで計量して設定
量に達すると、駆動指令手段105に対し停止信号を出
力するものである。
【0038】図2は炊飯米量算出手段110の具体例を
示す構成図である。図中、200は研米機Mと一体化さ
れた炊飯器、201は炊飯器200の蓋であって、蓋2
01の内部にはこれを閉じた状態で研米機Mの送出口5
7から送り出される白米を炊飯器200内部の内釜20
2に移送できるような米搬送路203が設けられており
、米搬送路203は炊飯時に図示しない電磁弁にて密閉
されるようになっている。また、炊飯器200には、そ
の底部に内釜202に供給される水や米の重量を検出す
るための重量センサ204が設置されるとともに、その
蓋201部にこれの開閉を検出するための蓋開閉検出セ
ンサ205が設けられている。
【0039】206は蓋開閉判定手段であり、蓋開閉検
出センサ205の検出結果から蓋201が開いているの
か閉じているのかを判定するものである。
【0040】207は水・米量算出手段であり、蓋開閉
判定手段206の判定結果をみて、蓋201が開いてい
ると判定されている間は重量センサ204が検出する値
は全て水であると判断して重量センサ204の計量結果
を水の重量としてメモリ208に記憶し、また蓋201
が閉じていると判定されている間は重量センサ204が
検出する値は全て米であると判断して重量センサ204
の計量結果を米の重量としてメモリ208に記憶するも
のである。また、水・米量算出手段207は、内釜20
2そのものの重量や蓋201のパッキン圧による重量セ
ンサ204の変動値を水・米量算出時に予め零調整する
図示しないリセット回路が組み込まれており、これによ
って水のみや米のみの重量算出が可能となっている。
【0041】209は炊飯量算出手段であり、水・米量
算出手段207が算出した水の重量からこれに対応する
米重量を算出するものである。
【0042】210は米量判定比較手段であり、炊飯量
算出手段209が算出した米重量と研米機Mから供給さ
れる白米の重量とを比較し、供給された白米の重量が炊
飯量算出手段209が算出した米重量となれば停止信号
を出力するものである。
【0043】次に、上述構成を有する竪型乾式研米装置
の駆動制御装置の動作について図1、図2、図4、及び
図12に基づき説明する。この場合、図2に示した炊飯
器200の内釜202には所定量の水が入っており、蓋
201は閉じているものとする。
【0044】まず、使用者が操作部101の研米スター
トキー101cまたは全自動キー101dを選択して押
すと、信号判別部102が研米スタートキー101cま
たは全自動キー101dのいずれが選択されたかを判定
し、研米スタートキー101cが選択されたと判定すれ
ば、速度決定手段104及び駆動指令手段105に研米
スタートキー101cが選択されたことを知らせる研米
選択信号を出力する。駆動指令手段105は信号判別部
102から研米選択信号入力がありかつ速度決定手段1
04から第1の速度制御信号入力があると、ドライバ1
07に対して第1の研米機作動信号を、炊飯米量算出手
段110の米量判定比較手段210から停止信号が入力
するまで、又は速度決定手段104からの速度制御信号
が停止するまで出力する。ドライバ107は駆動指令手
段105から第1の研米機作動信号入力があると、電動
機2を標準速度で駆動し、研米機Mの外筒60を回転さ
せる。これにより、図4乃至図11で説明した研米動作
が開始され、研米された白米13が送出口57より連続
的に送り出される。送出口57より白米13が送り出さ
れると、炊飯米量算出手段110は送り出された白米1
3を設定量に達するまで積算計量し、設定量に達すれば
、停止信号を駆動指令手段105に出力する。駆動指令
手段105は炊飯米量算出手段110から停止信号入力
があると、研米機作動信号の出力を停止し、かつ研米終
了と判断して設定する。
【0045】また、駆動指令手段105は、速度決定手
段104から第2の速度制御信号入力があった後、信号
判別部102から研米選択信号入力があれば、ドライバ
107に対して第2の研米機作動信号を、炊飯米量算出
手段110から停止信号入力があるまで、又は速度決定
手段104からの速度制御信号が停止するまで出力する
。ドライバ107は駆動指令手段105から第2の研米
機作動信号入力があると、電動機2を新米の速度で駆動
し、研米機Mの外筒60を回転させる。
【0046】また、駆動指令手段105は、速度決定手
段104から第3の速度制御信号入力があった後、信号
判別部102から研米選択信号入力があれば、ドライバ
107に対して第3の研米機作動信号を、炊飯米量算出
手段110から停止信号入力があるまで、又は速度決定
手段104からの速度制御信号が停止するまで出力する
。ドライバ107は駆動指令手段105から第3の研米
機作動信号入力があると、電動機2を古米の速度で駆動
し、研米機Mの外筒60を回転させる。
【0047】また、駆動指令手段105は、速度決定手
段104から第2又は第3の速度制御信号入力があった
後、信号判別部102から全自動選択信号入力があれば
、ドライバ107に対して第2又は第3の研米機作動信
号を、炊飯米量算出手段110から停止信号入力がある
まで、又は速度決定手段104からの速度制御信号が停
止するまで出力する。ドライバ107は駆動指令手段1
05から第2又は第3の研米機作動信号入力があると、
電動機2を新米又は古米の速度で駆動し、研米機Mの外
筒60を回転させる。そして、炊飯米量算出手段110
から停止信号入力があると、米機作動信号の出力を停止
し、他の処理部106すなわち炊飯器200に対し研米
終了信号を出力して炊飯工程へと制御を移行させる。
【0048】また、駆動指令手段105は、速度決定手
段104から速度制御信号入力があった後、信号判別部
102から研米選択信号または全自動選択信号の入力が
あり、炊飯米量算出手段110から停止信号入力がある
までドライバ107に対して研米機作動信号を出力して
いる間に、速度決定手段104から研米機回転数増加指
令信号入力があると、この指令信号に対応する第4の研
米機作動信号をドライバ107に出力して研米機Mの回
転数Nを現在の回転数よりも増加させて送出量Qを多く
し、研米度Kを一定に保持する。
【0049】図3は本発明の他の実施例に係る竪型乾式
研米装置の駆動制御装置の概略構成図を示すものである
【0050】この実施例のものは操作部101に速度可
変キー101fを設けるとともに、図1の新米・古米判
定手段103を速度可変キー101f判定機能を持たせ
た新米・古米・速度可変判定手段103aとし、更に速
度決定手段104を、上述のように新米・標準・古米速
度の判断を行う第1の速度決定部104aと、その判断
結果に基づく速度値に速度可変キー信号に対応する値を
加算した新しい速度とする第2の速度決定部104bと
から構成している。
【0051】すなわち、信号判別部102から速度可変
キー101fが選択されたことを知らせる信号が新米・
古米・速度可変判定手段103aに入力すると、新米・
古米・速度可変判定手段103aは、選択されたキーが
速度可変キーであるのかを判定して、速度可変であれば
速度決定手段104に対し速度可変が選択されたことを
知らせる信号(速度可変選択信号)を出力する。速度決
定手段104は、速度可変選択信号の入力があると、第
2の速度決定部104bが、第1の速度決定部104a
の判断結果に基づく速度値に、速度可変選択信号に対応
する値を加算した新しい速度とした第5の速度制御信号
を、停止信号入力があるまで駆動指令手段105に出力
する。駆動指令手段105は、速度決定手段104から
第5の速度制御信号入力があれば、ドライバ107に対
して第5の研米機作動信号を、炊飯米量算出手段110
から停止信号入力があるまで、又は速度決定手段104
からの速度制御信号が停止するまで出力する。ドライバ
107は駆動指令手段105から第5の研米機作動信号
入力があると、電動機2を現在の速度に速度可変選択信
号に対応する値を加算した速度で駆動し、研米機Mの外
筒60を回転させる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、使
用者が米の質により好みの研米度を指定できるようにし
たので、米の研ぎ過ぎ、研ぎ不足を解消することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】炊飯米量算出手段の具体例の構成図である。
【図3】本発明の他の実施例の概略構成図である。
【図4】本発明実施例の竪型乾式研米装置の構成説明図
である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】研米室付近の縦断面図である。
【図7】削胚用スリットの拡大図である。
【図8】内筒の上面図である。
【図9】研米動作の説明図である。
【図10】米粒の搬送状態の説明図である。
【図11】スリットの研米動作の説明図である。
【図12】研米度と送出量の特性図である。
【符号の説明】
2  電動機 12  精米 13  白米 57  送出口 60  外筒 63  取入口 70  内筒 71  スリット 72  胚芽除去爪 101  操作部 101a  新米指示キー 101b  古米指示キー 101c  研米スタートキー 101e  停止キー 101f  速度可変キー 104  速度決定手段 105  駆動指令手段 110  炊飯米量算出手段 M  研米機 R1  収納室 R2  研米室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  米びつとなる収納室内に内筒と外筒と
    を相対回動可能に遊嵌させて上下方向に配置し、これら
    内筒と外筒にて隙間間隔が変化する環状の研米室を形成
    するとともに、この研米室内に、上記収納室内より該研
    米室下部に導入された精米を上記相対回動時に該研米室
    上部に案内しながらその研削と削胚を行うスリット群を
    設け、研削及び削胚後の白米を該研米室の上部より送出
    するように構成された研米機と、この研米機の内筒及び
    外筒のいずれか一方を駆動信号に基づいて回転させる電
    動機と、上記収納室内に収納されている精米が新米、古
    米のいずれであるのかを知らせる新米、古米指示キー、
    上記電動機を作動させる研米スタートキー、及び上記電
    動機を停止させる停止キーを有し、それぞれ対応する信
    号を出力する操作部と、上記研米スタートキーに対応す
    る信号が上記操作部から入力すると、予め設定されてい
    る標準速度を読み、対応する第1の速度制御信号を出力
    し、また新米、古米指示キーの信号が入力すると、新米
    、古米のいずれであるのかを判断し、新米の場合は予め
    設定されている新米の速度に基づく第2の速度制御信号
    を出力し、古米の場合は予め設定されている古米の速度
    に基づく第3の速度制御信号を出力し、停止キーの信号
    が入力すると、その出力である速度制御信号を停止する
    速度決定手段と、少なくとも上記研米機より送出される
    白米が予め設定されている設定量に達したと判定すれば
    上記電動機の回転を停止させる停止信号を出力する炊飯
    米量算出手段と、上記第1、第2、第3の速度制御信号
    に基づいて、上記電動機を停止信号入力があるまで駆動
    制御する信号を出力する駆動指令手段とを備えることを
    特徴とする竪型乾式研米装置の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】  上記操作部は速度可変キーを有し、上
    記速度決定手段は、上記速度可変キーに対応する信号が
    入力すると、上記新米、標準、古米の判断結果を読み、
    その判断結果に基づく速度値に上記速度可変キー信号に
    対応する値を加算した新しい速度とした速度制御信号を
    、上記操作部からの停止信号入力があるまで上記駆動指
    令手段に出力することを特徴とする請求項1記載の竪型
    乾式研米装置の駆動制御装置。
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