JP2575319B2 - 乾式研米装置 - Google Patents

乾式研米装置

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JP2575319B2
JP2575319B2 JP2111725A JP11172590A JP2575319B2 JP 2575319 B2 JP2575319 B2 JP 2575319B2 JP 2111725 A JP2111725 A JP 2111725A JP 11172590 A JP11172590 A JP 11172590A JP 2575319 B2 JP2575319 B2 JP 2575319B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 一般に、精米機で玄米から精白して作られた米粒の表
面には若干の糠層(糊粉層)が残され、精米加工で発生
した糊粉や胚乳及び胚芽粉からなる、所謂ゆる糠分が混
入されている。精米の米粒に残された糠層は一般家庭の
水道水による“米研ぎ”で研ぎ落され、混入している糠
分等と共に水で洗い流される。水で研がれた白米は、洗
米用の器から炊飯器に移されて炊飯される。洗米された
米粒は水分を含んでいるので、乾燥状態にある米粒より
脆くなり、砕け易い傾向がある。
本発明は、水を使わずに乾燥状態で米を研ぐ乾式研米
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の研米装置に、例えば特開昭58-67217号
公報に記載の装置がある。この公報記載の装置の構成
を、第17図に示す。
第17図において、(a)は洗米器、(b)はその下方
に位置する炊飯器である。(c)は洗米器本体、(d)
はホッパ、(e)は水位調整管、(f)は排出孔、
(g)はバルブ、(h)はロッド、(i)はソレノイド
である。(j)は給水管、(k)はソレノイドバルブ、
(l)はトラフである。また、(m)は排水溝、(n)
は排水管である。
このような構成の装置において、ホッパ(d)より所
定量の米を洗米器本体(c)内に投入した後、図示しな
いスイッチを入れるとタイマが作動してソレノイドバル
ブ(k)が開き、給水管(j)より給水が矢印のごとく
送水され、トラフ(l)の下端から流入する。この流入
により洗米器本体(c)内の米もトラフ(l)内に引き
込まれれ、トラフ(l)の上部より排出されて再び引き
込まれることにより循環して洗米される。本体(c)内
の余分な水はオーバーフロして排水溝(m)に入り、排
水管(n)より排出される。
所定時間給水して洗米した後、ソレノイドバルブ
(k)がタイマの作動により閉じる。次いで、ソレノイ
ド(i)が作動し、ロッド(h)を引上げることにより
バルブ(g)を開く。バルブ(g)が開かれると、排出
孔(f)を介して洗米器本体(c)内の洗米と水位調整
管(e)で水量が調節された水が炊飯器(b)内に落下
する。
[発明が解決しようとする課題] 従来の自動研米装置は、上述のように水を使って洗米
するように構成されている。したがって、洗米用の水を
供給したり排出するための配管を装置に接続するための
給・排水工事と付随設備が必要になる。また、カビが発
生し易い水の利用に基づくカビの発生防止策等の衛生面
上の対策も不可欠で、それだけ全体装置が大形になるこ
とになる。特に、目で見て手加減しながら米が研げる
“米研ぎ”と違って機械的に研米するので、水分を含ん
で脆くなった米粒が砕けて炊き上った米飯の品質が落ち
て研米精度を低下させるという致命的な問題点等があっ
た。
本発明は、上記のような従来装置の問題点を解決する
ためになされたもので、水を使わずに米粒が堅い状態で
米を研ぎ、研米用の特別な給・排水設備が不必要な上に
小形に構成すると共に衛生的で、しかも炊き上がった米
飯の米粒の砕け等が生じない研米精度の高い乾式研米装
置を実現しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の第1の手段では、下部に取入口と上部に送出
口が設けられた回転可能な外筒と、外筒内に同軸方向に
配置されて回りに隙間間隔が変化する環状の研米室を形
成し多数の傾斜したスリットが設けられて内部に混入す
る糠分を分離する分離室を備えた固定の内筒と、外筒の
外側に設けられ外筒との隙間で米を収納する収納室を形
成する外ケースと、外筒を回転させる駆動源とを備えた
乾式研米装置を構成したものである。
また、第2の手段では、搬送手段を外ケースに一端を
取り付けられ、自由端を外筒の取入口に接触させたバネ
材の規制板で構成し、この規制板で取入口の近くの米の
移動する向きを制限して研米室内に取り込んで研米室内
を搬送させる乾式研米装置を構成したものである。
また、第3の手段は外筒と内筒のいずれか一方か両方
の研米室側の横断面形状を多角形に構成したものであ
る。
また、第4の手段は外筒側にも研削用のスリットを設
けたものである。
また、第5の手段では、外筒と内筒の一方又は両方に
米粒が通過しない大きさで米粒に光沢を持たせるメッシ
ュを設けた乾式研米装置を構成したものである。
また、第6の手段は外筒の筒部に傾斜したリブを設け
た乾式研米装置を構成したものである。
更に、第7の手段は外筒の外側に分解可能な円筒状の
外ケースを設けた乾式研米装置を構成したものである。
[作用] 本発明の第1の実施例において、駆動源を駆動して外
筒を回転すると、収納室内に収納された精米が取入口か
ら次々に外筒と内筒の間に形成された研米室に取り込ま
れる。研米室に取り込まれた米粒は、回転する外筒と固
定した内筒の隙間間隔の変化によって不規則な方向に移
動して掻き混ぜられながら、米全体として研米室内を押
し上げられる。上昇途中で、スリットに一部が嵌り込ん
だ楕円状の米粒は、スリットの尖った開口縁で表面の糠
層が削り取られる。また、研米室内の米の上層部からの
重みと下層部からの押し上げに伴う米粒同志の揉み合い
によっても糠層の剥離が行われ、米同志の摩擦により米
粒の表面に磨きが掛けられる。そして、糠や混入してい
る小さいゴミ類は、スリットの隙間から内筒の中の分離
室を通って下に落されて回収される。このように乾燥状
態で研削と研磨を受けながら研米室の上部に押し上げら
れた白米は、送出口から送り出されて、例えば炊飯器に
運ばれて炊飯されることになる。
[発明の実施例] 第1図は本発明実施例の縦断面図、第2図はそのY−
Y断面図である。
第1図において、(1)は基板、(2)は基板(1)
に固定され減速機構を備えた電動機、(3)はその出力
軸である。(4)は駆動プーリ、(5)はベルト、
(6)は従動プーリである。ベルト(5)にはここでは
トルクの伝達中に滑りが発生しないタイミングベルトが
用いられ、両プーリ(4)と(6)の外周にもタイミン
グベルトの歯に対応した歯形が形成されている。
(10)は研米装置の本体である。(20)は本体(10)
の円筒状の外ケースで、上部ケース(21)と中間ケース
(22)及び下部ケース(23)の3部分からなる。(24)
は中間ケース(22)の上下に設けられた複数の連結金具
で、上部ケース(21)と下部ケース(23)を中間ケース
(22)の上と下に着脱可能に連結する。外ケース(20)
は例えば透明な樹脂で作られ、下部ケース(23)の付近
が基板(1)に固定されている。(25)は複数の支柱、
(26)は取付板である。取付板(26)は支柱(25)によ
って、下部ケース(23)の下方に間隔を空けて水平方向
に取付られている。(27)はU字形の保持枠、(28)は
トレイである。トレイ(28)は保持枠(27)内に配置さ
れ、後述の研米動作で分離された糠分等を回収する。
(31)は下部ケース(23)と取付板(26)に固定した環
状の下部軸受座、(32)は2つの球軸受、(33)は両球
軸受(32)に支持された駆動軸である。駆動軸(33)に
は、従動プーリ(6)が取り付けられている。
(41)は中間ケース(22)内の下方に固定された傾斜
リング、(42)は面軸受、(43)は上下のダストシー
ル、(44)は従動軸である。従動軸(44)は面軸受(4
2)に遊嵌され、駆動軸(33)に連結される。駆動軸(3
3)と従動軸(44)の詳細が、第3図に示されている。
図示のように、駆動軸(33)と従動軸(44)の対向端に
は、互いに嵌め合わされる連結歯(45)が形成されて分
解自在に係合する。(46)は傾斜リング(41)の上部の
傾斜面に対応する傾斜を有する4枚のバネ材からなる規
制板で、中間ケース(22)内に一端がネジ(47)で固定
されている。
(51)は上部ケース(21)に設けられた上部軸受座、
(52)は面軸受、(53)はダストシール、(54)は面軸
受(52)に軸受けされた環状軸である。また、(55)は
上部ケース(21)に固定された上面板、(56)は投入
路、(57)は送出口である。従動軸(44)と環状軸(5
4)の上端と下端は、内面側が外筒(60)の外形に合わ
せて六角形に形成され、外周側は面軸受(42)と(52)
に対応させて円形に作られている〔従動軸(44)は第2,
3図参照〕。
(60)は横断面が6角の外筒、(70)は外筒(60)の
内部に同軸方向に配置された円筒状の内筒である。外筒
(60)の上端と下端には環状軸(54)と従動軸(44)が
嵌合して一体に取り付けられ、面軸受(52)と(42)に
より回転可能に外ケース(20)内に支持されている。
(63)は従動軸(44)の上部に設けられた複数個の取入
口で、外側の開口面は規制板(46)の自由端に対向して
接触している。(71)はスリットで、内筒(70)の内外
を貫通する。スリット(71)は内筒(70)の筒部の途中
にほぼ90度隔てて軸心X−Xに並んだ4組の群に分けら
れ、第4図で示したように角群のスリット(71)はいず
れも軸心X−Xに対して角θ(実施例ではθは約25度)
傾斜して設けられている。また、スリット(71)の溝幅
Wsは、米粒の薄い方の厚さWrより小さくWs<Wrの大きさ
に穿設され、米粒がスリット(71)から通り抜けない幅
で開口縁(73)は面取りされずに尖角状に形成されてい
る(第8図)。(74)は内筒(70)の上端に固着された
固定板、(75)は固定ネジである。固定板(74)は固定
ネジ(75)によって上面板(55)に固定され、内筒(7
0)の回りを止める機能を果たす(第5図も参照)。ス
リット(71)を形成した内筒(70)は外筒(60)より長
く作られ、上面板(55)から垂下されて途中が従動軸
(44)及び駆動軸(33)の中空部を通って下端が保持枠
(27)内に露出する。
(12)は研米される前の精米、(13)は研米装置で研
米された白米、(14)は米粒、(15)は精米の中に混入
したゴミ等を含み糠を主体とした糠分である。而して、
外ケース(20)と外筒(60)との間で形成する環状の空
間は研米する精米を一時的に収納する収納室(R1)を構
成し、六角の外筒(60)と円形の内筒(70)との間の環
状の隙間は研米室(R2)を形成し、内筒(70)の内部空
間は糠分(15)を精米(12)から分離する分離室(R3)
をなす。実験結果に基づいて研米室(R2)の軸心X−X
と直交する方向の隙間の最大値Lmと最小値Lnは、普通の
米粒の長さをLrとしたときに、それぞれLm≦2Lr及びLr
≧Lnになる範囲に入る程度に選定されている〔第6図と
第7図も参照〕。
このような構成の本発明装置の研米動作を、次に説明
する。
精米(12)が上部ケース(21)の投入路(56)から収
納室(R1)の中に投入されて、底部の傾斜面から堆積し
て収納される。収納室(R1)に投入された精米(12)の
一部は、取入口(63)と規制板(46)の隙間から研米室
(R2)の底の付近に侵入する。
ここで、電動機(2)が一定速度で駆動されると、そ
の回転力が出力軸(3)と駆動プーリ(4)及びベルト
(5)を介して本体(10)側の従動プーリ(6)に伝達
される。従動プーリ(6)に伝達された回転力は、更に
駆動軸(33)と従動軸(44)に伝えられて下と上を面軸
受(42)と(52)で支承された外筒(60)が第6図の矢
印方向に回転を始める。外筒(60)が回転して第2図の
ように取入口(63)が規制板(46)に向かい合うと、規
制板(46)によって取入口(63)の入口の近くの精米
(12)に求心方向に向かうバネ圧が加えられる。この結
果、3か所の取入口(63)から精米(12)が、研米室
(R2)内に強制的に押し込められる。押し込められた精
米(12)は押し込め力を受けて、既に侵入した精米(1
2)と共に研米室(R2)内に押し上げられる。押上られ
た個々の米粒(14)は、回転する六角形の外筒(60)と
固定した円形の内筒(70)との横断面の形状の相違に伴
う隙間間隔(Lm)−(Ln)=δの変化よつて、不規則な
方向に移動して掻き混ぜられながら、集合体としての精
米(12)が研米室(R2)内を上昇する。
この場合、内筒(70)に接触しながら上昇する米粒
(14)は、第8図に示すようにスリット(71)に一部が
嵌まり込んでスリット(71)と尖角状の開口縁(73)で
表面の糖層が削り取られる。また、研米室(R2)内の上
層部からの重みと下層部からの押し上げに伴う米粒(1
4)同志の揉み合い動作でも、糖層が剥離される。さら
に、米同志の摩擦によって、各米粒(14)の表面に磨き
が掛けられる。そして、小さいゴミ類等を含む糖分(1
5)はスリット(71)の隙間から分離室(R3)側に通り
抜けて精米(12)から分離され、この分離室(R3)を落
下してトレイ(28)の中に溜められる。このように乾燥
状態で研削と研磨を受けながら研米室(R2)の上部に押
し上げられた白米(13)は、送出口(57)から送り出さ
れる。その後、炊飯器に入れられて適量の水が加えられ
てから、加熱されて炊飯工程に移されることになる。
ここで、研米室(R2)に取り入れられる精米(12)の
送出量を(Q)、研米度を(K)とし、外筒(60)の回
転数を(N)とすると、第9図に示すような関係があ
る。精米(12)の送出量(Q)は曲線(q)で示されて
いるように、低速度から速度の上昇に連れて増加し(n
2)を越えると一定値に達し、(n3)を過ぎると急激に
減少する。一方、曲線(k)で示された研米度(K)
は、送出量(Q)が少ない(n1)付近の低速度ほど高い
値を示し、回転数(N)の上昇にほぼ反比例して低下す
る。したがって、外筒(60)の回転数(N)を、2曲線
(q)と(k)の交差する点(p)に対応する回転数
(na)の付近に選ぶことによって研米能率を高く保持す
ることができる。また、曲線(k)の特性が回転数
(N)にほぼ反比例する関係を利用して、回転数(N)
に基づいて玄米から白米に至る胚芽米を含む広い範囲内
で顧客の要請に応じた研米度(K)を設定することもで
きる。
研米が終了すると、先ず中間ケース(22)の上方に設
けられた連結金具(24)を緩める。上の方の連結金具
(24)を緩めると、上部ケース(21)の部分が外れて中
間ケース(22)から上に引き出すことができる。同様に
して、第10図のように、中間ケース(22)の下の方の連
結金具(24)によって、中間ケース(22)と下部ケース
(23)が分解される。
また、引き出された上部ケース(21)の上面側にある
固定ネジ(75)を外せば、固定板(74)と一体に内筒
(70)が上部ケース(21)から分離される。更に、上部
ケース(21)を掴んで外筒(60)を下に引っ張れば、外
筒(60)も上部ケース(21)から分離する。本体(10)
の分解された状態が、第11図に示されている。分解され
た本体(10)を、ブラシなどを用いてスリット(71)の
間や外ケース(20)等に付着した糖分(15)などが容易
に除去される。保持枠(27)内のトレイ(28)を取り出
して、溜まった糖分(15)が回収される。
第12図乃至第14図は本発明の別の実施例の要部の説明
図である。これらの各図面における上述した実施例と同
じ部分には、同一の符号が付されている。
第12図において、(61)は外筒(60)に設けられたス
リット、(62)と(72)は外筒(60)と内筒(70)の上
部に形成されたメッシュである。外筒(60)のスリット
(61)も、既に説明した内筒(70)側のスリット(71)
と同じ構成で機能的にも変わるところがない。一方、メ
ッシュ(62)と(72)は太さが0.5φで縦横13,4本程度
の不銹鋼のような金属の細い線を網状に編んだもので、
内筒(70)ではメッシュ(72)が“八ツ橋”状に作ら
れ、スリット(71)と対応して90度間隔に内筒(70)の
円弧面に設けられている。また、スリット(61)とメッ
シュ(62)は、外筒(60)の六角形の稜線に挟まれた六
角面(66)にレーザ加工やスポット溶接等により貫通又
は非貫通に設けられている。
第12図の実施例によれば、研米室(R2)に押し上げら
れる精米(12)の中の米粒(14)は、内筒(70)側のス
リット(71)以外に外筒(60)側のスリット(61)にも
嵌まり込んで糖層が剥離される。そして、研米室(R2)
の上部に到達した米粒(14)は、両側のメッシュ(62)
と(72)の円弧面を持つ網目で擦られて研磨されること
になる。よって、本実施例によれば、研米速度が一層速
くなり、しかも光沢のある米を精白することができる。
なお、貫通形のスリット(61)とメッシュ(62)の隙
間から外筒(60)の外に落ちた糖分(15)は、取入口
(63)を介して収納室(R1)から研米室(R2)に還流さ
れて、最終的には分離室(R3)の内部を経てトレイ(2
8)に溜められる。
また、第13図と第14図は本発明の第3と第4の実施例
で、両実施例では外筒(60)と内筒(70)が共に六角形
に構成されている。第13図では外筒(60)と内筒(70)
の両方に、ほぼ全長に亘ってスリット(61)と(71)が
形成されている。また、第14図の外筒(60)と内筒(7
0)には、第2実施例の場合と同様に主として研米室(R
2)の上流側でスリット(61),(71)で研削作用が行
われ、下流側でメッシュ(62),(72)による研磨が実
施される。特に、これらの実施例構成では、内外の両筒
(60)及び(70)に六角形が採用されている。したがっ
て、研米室(R2)の軸心X−Xと直交する方向の隙間間
隔δの変化が大きくなり、米粒(14)の移動が激しくな
り精米(12)に加えられるの研削・研磨作用が強力に行
われることになる。
第15図と第16図は本発明のその外の実施例の説明図
で、両実施例では外筒(60)に上述のスリット(61)と
傾斜や幅等が類似した複数のリブ(67)を設けた構成の
ものである。リブ(67)は両端が円弧状に丸められ、例
えばプレス加工により裏又は表から六角面(66)に定間
隔で打出し成型される。そして、第15図の(B)で示さ
れているように、第15図の実施例ではリブ(67)が外筒
(60)の内側に突出し、第16図ではリブ(67)が外側に
突出して形成されている。リブ(67)を設けた回転する
外筒(60)によって、米粒(14)がリブ(67)に押し付
けられ又は落ち込んで回転したり、リブ(67)に沿って
摺動することになる。このため、第15図と第16図の実施
例によれば、特に研磨作用が強化される。
なお、上述の各実施例では外筒(60)や内筒(70)が
板材を六角形に形成した場合を例示して説明したが、一
方側が円形で他方側を六角形に一体成型したものでもよ
く、角形も図示した六角形に拘るものでもなく、要する
に研米室(R2)に臨む方の横断面を多角形状に構成した
ものであればよい。また、スリット(61),(71)やメ
ッシュ(62),(72)の位置や数等も、必ずしも各実施
例に限定するものではない。また、実施例で軸心X−X
を垂直にして内筒(70)と外筒(60)を同心的に配置し
た場合で説明したが、軸心X−Xを垂直に対して0〜60
°程度の角度に傾けたり、場合によっては内筒(70)と
外筒(60)を偏心させて配置しても良い。また、研米室
(R2)の回りに円筒状の収納室(R1)を設けて3或るい
は4か所の取入口(63)から精米(12)を研米室(R2)
に取り入れた場合を示したが、本体(20)に別設の収納
室から単一の取入口を通して、精米(12)を研米室(R
2)に取り込むようにしてもよい。さらに、精米(12)
を白米(13)にする研米加工の動作で説明したが、内筒
(70)と外筒(60)に耐摩耗性の金属材料等を用いて、
玄米を直接白米にする研米用に利用することもできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、送出口と取入口とを備
え上下方向に回転可能な外筒と、外筒内に配置され周囲
に研米室を形成して複数の傾斜したスリットを設けた固
定の内筒と、外ケースと外筒との隙間で形成され精白す
る米を収納する収納室と、外筒を回転する駆動源とを備
えた乾式研米装置を構成した。そして、駆動源で外筒を
回転させて、収納室内の米を取入口から取入れて米を研
米室を上昇させる。上昇途中の米は固定内筒の回りを回
転する外筒による研米室の形状の変化、或いは移動する
米粒とスリットとの相互作用や米粒同志の擦り合う力等
を利用して研削と研磨を行うようにした。
この結果、洗米用の給・排水系の給・排水工事や付随
設備が不必要になる。また、水の使用に伴うカビの発生
と腐敗の防止策等の衛生面上の対策も不要で腐蝕対策も
少なくなり、全体装置が小形でコンパクトに構成でき
る。しかも、乾燥状態の米粒を研ぐので、米粒の砕けが
皆無になり炊き上った米飯の品質が落ちて研米精度を低
下させるような問題が発生するようなことがない。
また、外筒側にもスリットを設けたり、米粒を磨くた
めのメッシュを備えた内,外筒を構成した本発明の他の
実施例では、糖層の剥離が速くなったり炊飯した御飯に
艶が出るので、研米能率や研米機能を一層向上させた乾
式研米装置を実現することができる。
さらに、外ケースを分解可能に構成したので、簡単に
分解してスリットやメッシュの目詰りによる研米能率の
低下等を防ぐことができ、しかも取扱も至極便利であ
る。
よって、本発明によれば、全体構成が小形かつ衛生的
で、しかも取扱が便利で研米精度の高い乾式研米装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の構成説明図、第2図は第1図の
Y−Y断面図、第3図乃至第5図は第1図の一部の説明
図で、第3図は駆動軸と従動軸の斜視図、第4図は研米
室付近の縦断面図、第5図は内筒の上面図、第6図乃至
第11図は本発明の動作説明図で、第6図(A),(B)
は研米動作の平面図、第7図は米粒の斜視説明図、第8
図はスリットの研米動作の断面図、第9図は研米度と送
出量の特性図、第10図と第11図は外ケースの分解図、第
12図乃至第16図は本発明の別の実施例の要部の説明図
で、第12図乃至第14図は外筒と内筒の斜視図、第15図
(A)は外筒の斜視図、(B)はその一部の断面図、第
16図は外筒の斜視図、第17図は従来の洗米器と炊飯器を
一体にした自動炊飯器の構成説明図である。 第1図〜第16図において、(1)は基板、(2)は電動
機、(3)は出力軸、(4)は駆動プーリ、(5)はベ
ルト、(6)は従動プーリ、(10)は本体、(12)は精
米、(13)は白米、(14)は米粒、(15)は糖分、(2
0)は外ケース、(21)は上部ケース、(22)は中間ケ
ース、(23)は下部ケース、(24)は連結金具、(25)
は支柱、(26)は取付板、(27)は保持枠、(28)はト
レイ、(31)は下部軸受座、(32)は球軸受、(33)は
駆動軸、(41)は傾斜リング、(42)は面軸受、(43)
はダストシール、(44)は従動軸、(45)は連結歯、
(46)は規制板、(47)はネジ、(51)は上部軸受座、
(52)は面軸受、(53)はダストシール、(54)は環状
軸、(55)は上面板、(56)は投入路、(57)は送出
口、(60)は外筒、(61)はスリット、(62)はメッシ
ュ、(63)は取入口、(66)は六角面、(67)はリブ、
(70)は内筒、(71)はスリット、(72)はメッシュ、
(74)は固定板、(75)は固定ネジ、(R1)は収納室、
(R2)は研米室、(R3)は分離室である。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に送出口と下部に取入口とを備え上下
    方向の軸心を中心に回転可能に設けられた外筒と、該外
    筒内に同軸方向に配置されて該外筒との断面形状差に基
    づいて相対的な回転で径方向の隙間間隔が変化する環状
    の研米室を形成すると共に筒部を貫通する複数の傾斜し
    たスリットが設けられて内部に糠分を分離する分離室を
    構成した固定の内筒と、前記外筒の外側に設けられ該外
    筒との隙間で米を収納する環状の収納室を形成する円筒
    状の外ケースと、該外ケースの収納室に収納された米を
    前記取入口から取入れて研米室を上方に搬送する搬送手
    段と、前記外筒を回転駆動する駆動源とを具備し、 該駆動源により外筒を回転させて搬送手段で収納室内に
    収納された米を取入口から取入れて前記研米室を上昇さ
    せながら研削及び研磨して送出口から送出すると共に米
    に混入した糠分を前記分離室に分離して回収してなる乾
    式研米装置。
  2. 【請求項2】前記搬送手段を外ケースに一端を固定し自
    由端を前記外筒の取入口に対向させたバネ材からなる規
    制板で構成し、該規制板により前記取入口の付近の米の
    移動方向を規制して取入口に取り入れて研米室を上方に
    搬送するようにしてなる請求項(1)記載の乾式研米装
    置。
  3. 【請求項3】前記外筒と内筒の一方又は両方の前記研米
    室側の横断面を多角形に構成してなる請求項(1)記載
    の乾式研米装置。
  4. 【請求項4】前記外筒の筒部に傾斜したスリットを設け
    てなる請求項(1)記載の乾式研米装置。
  5. 【請求項5】前記外筒と内筒の一方又は両方にメッシュ
    を設けてなる請求項(4)記載の乾式研米装置。
  6. 【請求項6】前記外筒の筒部に傾斜したリブを設けてな
    る請求項(1)記載の乾式研米装置。
  7. 【請求項7】前記外ケースを分解可能に構成してなる乾
    式研米装置。
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