JPH0411956A - 乾式研米装置 - Google Patents

乾式研米装置

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Publication number
JPH0411956A
JPH0411956A JP2111727A JP11172790A JPH0411956A JP H0411956 A JPH0411956 A JP H0411956A JP 2111727 A JP2111727 A JP 2111727A JP 11172790 A JP11172790 A JP 11172790A JP H0411956 A JPH0411956 A JP H0411956A
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JP
Japan
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rice
polishing
chamber
grinding
inner cylinder
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JP2111727A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ishihara
豊 石原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0411956A publication Critical patent/JPH0411956A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 一般に、精米機で玄米から精白して作られた米粒の表面
には若干の糠層(糊粉層)が残され、精米加工で発生し
た糊粉や胚乳及び胚芽粉からなる、所謂ゆる糖分が混入
されている。精米の米粒に残された糠層は一般家庭の水
道水による“米研ぎ”で研ぎ落され、混入している糖分
等と共に水で洗い流される。水で研がれた白米は、洗米
用の器から炊飯器に移されて炊飯される。洗米された米
粒は水分を含んでいるので、乾燥状態にある米粒より脆
くなり、砕は易い傾向がある。
本発明は、水を使わずに乾燥状態で米を研ぐ乾式研米装
置に関するものである。
[従来の技術〕 従来のこの種の研米装置に、例えば特開昭58−672
17号公報に記載の装置がある。この公報記載の装置の
構成を、第11図に示す。
第11図において、(a)は洗米器、(b)はその下方
に位置する炊飯器である。(C)は洗米器本体、(d)
はホッパ、(e)は水位調整管、(r)は排出孔、(g
)はパルプ、(h)はロッド、(i)はソレノイドであ
る。(j)は給水管、(k)はソレノイドパルプ、(+
)はトラフである。また、(+a)は排水溝、(n)は
排水管である。
このような構成の装置において、ホッパ(d)より所定
量の米を洗米器本体(c)内に投入した後、図示しない
スイッチを入れるとタイマが作動してソレノイドバルブ
(k)が開き、給水管(j)より給水が矢印のごとく送
水され、トラフ(1)の下端から流入する。この流入に
より洗米器本体(c)内の米もトラフ(1)内に引き込
まれれ、トラフ(1)の上部より排出されて再び引き込
まれることにより循環して洗米される。本体(C)内の
余分な水はオーバーフロして排水溝(m)に入り、排水
管(n)より排出される。
所定時間給水して洗米した後、ソレノイドバルブ(k)
がタイマの作動により閉じる。次いで、ソレノイド(i
)か作動し、ロッド(h)を引上げることによりパルプ
(g)を開く。パルプ(g)が開かれると、排出孔(f
’)を介して洗米器本体(c)内の洗米と水位調整管(
e)で水量が調節された水か炊飯器(b)内に落下する
[発明が解決しようとする課題] 従来の自動研米装置は、上述のように水を使って洗米す
るように構成されている。したがって、洗米用の水を供
給したり排出するための配管を装置に接続するための給
・排水工事と付随設備が必要になる。また、カビが発生
し易い水の利用に基づくカビの発生防止策等の衛生面上
の対策も不可欠で、それだけ全体装置が大形になること
になる。
特に、目で見て手加減しながら米か研げる“米研ぎ゛と
違って機械的に研米するので、水分を含んで脆くなった
米粒が砕けて炊き上った米飯の品質が落ちて研米精度を
低下させるという致命的な問題点等があった。
本発明は、上記のような従来装置の問題点を解決するた
めになされたもので、水を使わずに米粒が堅い状態で米
を研ぎ、研米用の特別な給・排水設備が不必要な上に小
形に構成すると共に衛生的で、しかも炊き上がった米飯
の米粒の砕は等が生じない研米精度の高い乾式研米装置
を実現しようとするものである。
[課題を解決するための手段〕 本発明の第1の手段では、下部に取入口と上部に送出口
か設けられた回転可能な外筒と、外筒内に同軸方向に配
置されて回りに隙間間隔が変化する環状の研米室を形成
し内部に研米粉および混入する糖分を分離する分離室を
備えた固定の内筒と、外筒の外側に設けられて米を収納
する収納室と収納室内の米の移動方向を規制して取入口
から取入れて研米室を搬送する規制板とを設けた外ケー
スと、外筒を回転させる駆動源とを備え、研米室の米の
搬送路に研米室に臨む研削用と削胚用のスリット及び研
磨用のメツシュが設けられた乾式研米装置を構成したも
のである。
また、第2の手段では削胚用のスリットをスリットの端
部で内筒の外周方向に突出させた円弧状の胚芽除去型で
構成したものである。
また、第3の手段では研米室内を上昇する米の搬送方向
に対して下から順に研削用のスリットと削胚用のスリッ
ト及び研磨用のメツシュを設け、米を上昇させながら順
次米の研削と削胚及び研磨を行うように構成したもので
ある。
また、第4の手段では、内筒の外周で取入口に対向させ
てスパイラルを設け、このスパイラルと規制板によって
研米室内の米を搬送するように構成したものである。
また、外筒と内筒との軸心を偏心して構成したものであ
る。
更に、研米室の隙間間隔の広い方の内筒の側面側に対向
させて削胚用のスリットを設けると共に、隙間間隔の狭
い方の内筒の側面側に対向させて研削用のスリットを設
けたものである。
[作  用] 本発明の第1の手段においては、収納室内の米が規制板
に規制されて回転する外筒の下の方から、次々に外筒と
内筒の間に形成された研米室に取り込まれる。研米室に
取り込まれた米粒は、研米室の隙間の大きさの変化によ
って、不規則な方向に移動して掻き混ぜられながら、米
全体として上に押し上げられる。上昇途中で、研米室に
設けられた研米用のスリットや削胚用のスリット及びメ
ツシュ或いは米粒同志の接触によって、米粒の表面にあ
る糠層や胚芽か削り取られたり磨かれる。そして、研米
作用を受けながら研米室の上部に押し上げられた白米は
、送出口から送り出される。また、糠や混入しているゴ
ミ類は、内筒のスリットとメツシュの隙間を通って分離
室の中に落されて回収される。
[発明の実施例] 第1図は本発明実施例の縦断面図、第2図はそのA−A
断面図である。
第1図において、(1)は基板、(2)は基板(1)に
固定され減速機構を備えた電動機、(3)はその出力軸
である。(4)は駆動プーリ、(5)はベルト、(6)
は従動プーリである。ベルト(5)にはここではトルク
の伝達中に滑りが発生しないタイミングベルトが用いら
れ、両プーリ(4)と(6)の外周にもタイミングベル
トの歯に対応した歯形が形成されている。
(10)は研米装置の本体である。(20)は本体(1
0)の円筒状の外ケースで、上部ケース(21)と中間
ケース(22)及び下部ケースク23)の3部分からな
る。
(24)は中間ケース(22)の上下に設けられた複数
の連結金具で、上部ケース(21)と下部ケース(23
)を中間ケース(22)の上と下に着脱可能ノこ連結す
る。
外ケース(20)は例えば透明な樹脂で作られ、下部ケ
ース(23)の付近が基板(1)に固定されている。
(25)は複数の支柱、(26)は取付板である。取付
板(26)は支柱(25)によって、下部ケース(23
)の下方に間隔を空けて水平方向に取付られている。(
27)はU字形の保持枠、(28)はトレイである。ト
レイ(28)は保持枠(27)内に配置され、後述の研
米動作で分離された糖分等を回収する。(31)は下部
ケース(23)と取付板(26)に固定した環状の下部
軸受座、(32)は2つの球軸受、(33)は両線軸受
(32)に支持された駆動軸である。駆動軸(33)に
は、従動プーリ(6)が取り付けられている。
(41)は中間ケース(22)内の下方に固定された傾
斜リング、(42)は面軸受、(43)は上下のオイル
シール、(44)は従動輪である。従動輪(44)は面
軸受(42)に遊嵌され、駆動軸(33)に連結される
。(46)は傾斜リング(41)の上部の傾斜面に対応
する傾斜を有する4枚のバネ材からなる規制板で、中間
ケース(22)内に一端がネジ(47)で固定され自由
端が軸心X−X方向に延長されている。
(51)は上部ケース(21)に設けられた上部軸受座
、(52)は面軸受、(53)はオイルシール、(54
)は面軸受(52)に軸受けされた環状軸である。また
、(55)は上部ケース(21)に固定された上面板、
(56)は投入路、(57)は送出口である。従動軸(
44)と環状軸(54)の上端と下端は、内面側か外筒
(60)の外形に合わせて六角形に形成され、外周側は
面軸受(42)と(52)に対応させて円形に作られて
いる〔従動軸(44)は第2図参照〕 (60)は外筒、(70)は外筒(60)の内部に同軸
方向に配置された円筒状の内筒である。外筒(60)の
上端と下端には環状軸(54)と従動輪(44)が嵌合
して一体に取り付けられ、面軸受(52)と(42)に
より回転可能に外ケース(20)内に支持されている。
(63)は従動軸(44)の上部に設けられた複数の取
入口で、外側の開口面は規制板(46)の自由端に対向
して接触している。
(71)はスリットで、内筒(70)の内外を貫通する
スリット(71)は内筒(70)の筒部の途中にほぼ9
0度隔てて軸心X−X方向に並んだ4組の群に分けられ
、第3図で示したように各群のスリット(71)はいず
れも直径方向に対して角θ(実施例ではθは約25度)
傾斜して設けられている。また、スリット(71)の溝
幅Wsは、米粒の薄い方の厚さWrより小さく Ws<
 Wrの大きさに穿設され、米粒かスリット(71)か
ら通り抜けない幅で開口縁(73)は面取りされずに尖
角状に形成されている(第8図)。内筒(70)の筒部
の上下方向に設けられた多数のスリット(71)のうち
、上層部のスリット(71)には第4図に拡大して示す
ような胚芽除去爪(72)が設けられている。胚芽除去
爪(72)の先端は円弧状の刃を形成して、この刃の部
分が内筒(70)の外側に斜めに突出している。
(73)は内筒(70)の上部に形成されたメツシュで
ある。メツシュ(73)は太さが0.5φで縦横13.
4本捏度の不銹鋼のような金属の細い線を網状に編んた
もので、短冊に円弧面を持たせた“八ツ橋°状に作られ
、スリット(71)と対応して90度間隔に内筒(70
〉の周面に設けられている。(74)は内筒(70)の
上端に固着された固定板、(75)は固定ネジである。
固定板(74)は固定ネジ(75)により上面板(55
)に固定され、内筒(70)の回りを止める機能を果た
す(第5図も参照)。また、(76)はスパイラルであ
る。スパイラル(76)は内筒(70)の途中で取入口
(63)に対向して形成され、規制板(46)と共に取
入口(63)から取り入れられた米を搬送するためのも
のである。そして、スリット(71)やメツシュ(73
)等を形成した内筒(70)は外側の外筒(60)より
長く作られ、上面板(55)から垂下されて途中か従動
輪(44)及び駆動軸(33)の中空部を通って下端が
保持枠(27)内に露出する。
(12)は研米される前の精米、(13)は研米装置で
研米された白米、(14)は米粒、(15)は精米の中
に混入した胚芽粉やゴミ等を含み糠を主体とした糖分、
(16)は胚芽孔である。而して、外ケース(20)と
外筒(60)との間で形成する環状の空間は研米する精
米を一時的に収納する収納室(R1)を構成し、六角の
外筒(60)と円形の内筒(70)との間の環状の隙間
は研米室(R2)を形成し、内筒(70)の内部空間は
糖分(15)を精米(12)から分離する分離室(R3
)をなす。実験結果に基づいて研米室(R2)の軸心X
Xと直交する方向の隙間の最大値Lraと最小値Lnは
、普通の米粒の長さをLrとしたときに、それぞれLm
≦2Lr及びLr≧Lnになる範囲に入る程度に選定さ
れている〔第7図〕。
このような構成の本発明装置の研米動作を、第6図以降
の図面を併用して次に説明する。
精米(12)が上部ケース(21)の投入路(56)か
ら収納室(R1)の中に投入されて、底部の傾斜面から
堆積して収納される。収納室(R1)に投入された精米
(12)の一部は、取入口(63)と規制板(46)の
隙間から研米室(R2)の底の付近に侵入する。
ここで、電動機(2)が一定速度で駆動されると、その
回転力か出力軸(3)と駆動プーリ(4)及びベルト(
5)を介して本体(1)側の従動プーリ(6)に伝達さ
れる。従動プーリ(6)に伝達された回転力は、更に駆
動軸(33)と従動軸(44)に伝えられて下と上を面
軸受(42)と(52)で支承された外向(60)が第
6図の矢印方向に回転を始める。外筒(60)が回転し
て第2図のように取入口(63)が規制板(46)に向
かい合うと、規制板(46)によって取入口(63)の
入口の近くの精米(12)に求心方向に向かうハネ圧か
加えられる。この結果、3か所の取入口(63)から精
米(12)か、研米室(R2)内に強制的に押し込めら
れる。押し込められた精米(12)は続いて押し込まれ
てきた精米(12)の押し込め力を受けて、既に侵入し
た精米(12)と共に研米室(R2)内に押し上げられ
る。同時に、取入口(63)から押し込まれてスパイラ
ル(76)に接触した米粒(14)に、第7図(A)(
B)に示すように回転する外筒(60)によって水平方
向と垂直方向の成分FvとFhを持っ力Fが加えられる
。螺旋角α傾斜した力Fは規制板(46)の押し込め力
と協働して精米(12)を研米室(R2)内に押上げる
。押し上げられた個々の米粒(14)は、回転する六角
形の外筒(60)と固定した円形の内筒(70)との横
断面の形状の相違に伴う隙間間隔(Lm) −(Ln)
−δの変化よって、不規則な方向に移動して掻き混ぜら
れなから、集合体としての精米(I2)か研米室(R2
)内を上昇する。
この場合、内筒(70)に接触しながら上昇する米粒(
14)は、第8図に示すようにスリット(71)に−部
が嵌まり込んでスリット(71)の尖角状の開口縁(7
3)で表面の糠層が削り取られる。また、研米室(R2
)内の上層部からの重みと下層部からの押し上げに伴う
米粒(I4)同志の揉み合い動作でも、糠層が剥離され
る。また、削胚用のスリット(71)の近くを上昇して
胚芽孔(16)を胚芽除去型(72)に対向させた米粒
(14)は、胚芽孔(16)内に残った胚芽や溜まった
胚芽粉が掻き落とされる。更に、研米室(R2)の上部
に到達した米粒(14)は、メツシュ(72)の円弧面
を持つ網目で擦られて研磨される。さらに、米同志の摩
擦によっても、各米粒(14)の表面に磨きか掛けられ
る。そして、削られた糠粉と胚芽粉および混入している
小さいゴミ類等は、糖分(15)としてスリット(71
)とメツシュ(72)の隙間から分離室(R3)側に通
り抜けて精米(12)から分離され、分離室(R3)を
落下してトレイ(28)の中に溜められる。このように
乾燥状態で研削と研磨を受けなから研米室(R2)の上
部に押上げられた白米(13)は、送出口(57)から
送り出される。その後、研米工程から炊飯工程に移され
、炊飯器に投入されて適量の水か加えられてから加熱さ
れて炊飯されることになる。
ここで、研米室(R2)に取り入れられる精米(12)
の送出量を(Q)、研米度を(K)とし、外筒(60)
の回転数を(N)とすると、第9図に示すような関係か
ある。精米(12)の送出量(Q)は曲線(q)で示さ
れているように、低速度から速度の上昇に連れて増加し
くR2)を越えると一定値に達し、(R3)を過ぎると
急激に減少する。一方、曲線(k)で示された研米度(
K)は、送出量(Q)か少ない(nl)付近の低速度は
ど高い値を示し、回転数(N)の上昇にほぼ反比例して
低下する。したがって、外筒(60)の回転数(N)を
、2曲線(q)と(k)の交差する点(p)に対応する
回転数(na)の付近に選ぶことによって研米能率を高
く保持することができる。また、曲線(k)の特性が回
転数(N)にほぼ反比例する関係を利用して、回転数(
N)に基づいて玄米から白米に至る胚芽米を含む広い範
囲内で顧客の要請に応じた研米度(K)を設定すること
もできる。
第1O図は、本発明の別の実施例の要部の構成説明図で
ある。この実施例では外ケース(20)の形状が、四角
形に作られている。また、図示のように、外筒(60)
の軸心Ooと内筒(70)の軸心Oiか、距離εずらせ
て偏心して構成されている。特に、(B)図に示されて
いる胚芽除去型(72)を有する削胚用のスリット(7
1)が、研米室(R2)の隙間間隔の広い位置に対向す
る内筒(70)の側面に設けられている。
一方、研削用のスリット(71)は、研米室(R2)の
隙間間隔の狭い位置に対向している。
第10図の実施例において、電動機(2)により外筒(
70)が回転すると前述のように、精米(12)が研米
室R2内に押し上げられる。そして、木粒(14)が研
米室R2の狭い隙間間隔で密集状態にあるときに、スリ
ット(71)によって表面の糠層が削り取られる。
また、米粒(14)か上昇しながら移動して広い隙間間
隔の位置に到達すると、自由度か増加して移動範囲か広
くなる。この結果、削胚用スリット(71)の胚芽除去
型(72)か米粒(14)の胚芽孔(16)内に嵌入し
て、胚芽孔(16)内に溜まっている糠や取り残された
一部の胚芽性かこの胚芽除去型(72)によって掻き落
とされることになる。
なお、上述の実施例では外筒(60)か板材を六角形に
形成した場合を図示して説明したが、外側か円形で内側
を六角形に一体成型したものでもよく、角形も図示した
六角形に拘るものでもなく、要するに研米室(R2)の
隙間の間隔か変化するものであればよい。また、胚芽除
去型(72)をスリット(71)の上流側に設けたが下
流側或いは両側でも良く、スリット(71)の位置や数
等も、必ずしも各実施例に限定するものではない。また
、実施例で軸心X−Xを垂直にして内筒(70)と外筒
(60)を同心的に配置した場合で説明したが、軸心X
−Xを垂直に対して0〜60°程度の角度に傾けて配置
しても良い。また、研米室(R2)の回りに環状の収納
室(R1)を設けて3成るいは4か所の取入口(63)
から精米(12)を研米室(R2)に取り入れた場合を
示したが、本体(20)に別設の収納室から単一の取入
口を通して、精米(12)を研米室(R2)に取り込む
ようにしてもよい。また、研米室(R2)を上昇した米
をそのまま送出口(57)から送出した場合で説明した
が、研米室(R2)の上部付近に送出口(57)と収納
室(R1)とを切り換える切換弁を設けて還流させても
良い。
還流方式に構成すれば、研米度(K)か−層内上される
。更に、精米(12)を白米(13)にする研米加工の
動作で説明したか、内筒(70〉と外筒(60)に耐摩
耗性の金属材料等を用いて、玄米を直接白米にする研米
用に利用することもできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、下部に取入口と上部に送
出口が設けられた回転可能な外筒と、外筒内に同軸方向
に配置されて回りに隙間間隔が変化する環状の研米室を
形成し内部に混入する糖分を分離する分離室を備えた固
定の内筒と、外筒の外側に設けられて米を収納する収納
室と収納室内の米の移動方向を規制して取入口から取入
れて研米室を搬送する規制板とを設けた外ケースと、外
筒を回転させる駆動源とを備え、研米室の米の搬送路に
研削用と削胚用のスリット及び研磨用のメツシュか設け
られた乾式研米装置を構成した。そして、駆動源で外筒
を回転させて、収納室内の米を規制板で取入口から取入
れて米を研米室を上昇させる。上昇途中の米は固定内筒
の回りを回転する外筒に因る研米室の形状の変化、或い
は移動する米粒と研削用と削胚用のスリット及び研磨用
のメツシュとの相互作用や米粒同志の圧接を利用して研
米を行うようにした。
この結果、洗米用の給・排水系の給・排水工事や付随設
備が不必要になる。また、水の使用に伴うカビの発生と
腐敗の防止策等の衛生面上の対策も不要で腐蝕対策も少
なくなり、全体装置が小形でコンパクトに構成できる。
しかも、乾燥状態の米粒を研ぐので、米粒の砕けが皆無
になり炊き上った米飯の品質が落ちて研米精度を低下さ
せるような問題か発生するようなことがない。
また、内筒の外周方向に突出させた円弧状の胚芽除去型
を備えた削胚用のスリットを構成したので、米粒に凹ん
でできた胚芽孔内の胚芽粉を効果的に掻き落とすことが
できる。
また、米の搬送路の下流側から順次米の研削と削胚及び
研磨を行うようにしたので、研米工程が粗から密に効果
的に移行して、光沢のある白米を研ぐことかできる。
また、内筒に設けたスパイラルと規制板によって研米室
内の米を搬送するようにしたので、搬送用のトルクか強
力になり短時間で自動的に米が研げることになる。
また、外筒と内筒との軸心を偏心して構成したので、米
粒の揉み合いが激しくなり研削等の研米動作を強化でき
る。
更に、研米室の隙間間隔の広い方の内筒の側面側に対向
させて削胚用のスリットを設けると共に、隙間間隔の狭
い方の内筒の側面側に対向させて研削用のスリットを設
けたので、研米動作が効果的に行われる利点もある。
よって、本発明によれば、全体構成が小形かつ衛生的で
、しかも研米が速い等の種々の特徴のある乾式研米装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の構成説明図、第2図は第1図の
Y−Y断面図、第3図乃至第5図は第1図の一部の説明
図で、第3図は研米室付近の縦断面図、第4図は削胚用
スリットの拡大図、第5図は内筒の上面図、第6図乃至
第9図は本発明の動作説明図で、第6図(A) 、 (
B)は研米動作の平面図、第7図(A)、(B)は米粒
の搬送状態の説明図、第8図はスリットの研米動作の断
面図、第9図は研米度と送出量の特性図、第10図は本
発明の別の実施例の要部の構成説明図で、(A)は本体
の横断面図、<8)と(C)は内筒の斜視図、第11図
は従来の洗米器と炊飯器を一体にした自動炊飯器の構成
説明図である。 図において、(1)は基板、(2)は電動機、(3)は
出力軸、(4)は駆動プーリ、(5)はベルト、(6)
は従動プーリ、(10)は本体、(12)は精米、(1
3)は白米、(14)は米粒、(15)は糖分、(16
)は胚芽孔、(20)は外ケース、(21)は上部ケー
ス、(22)は中間ケース、(23)は下部ケース、(
24)は連結金具、(25)は支柱、(26)は取付板
、(27)は保持枠、(28)はトレイ、(31)は下
部軸受座、(32)は球軸受、(33)は駆動軸、(4
1)は傾斜リング、(42)は面軸受、(43)はオイ
ルシール、(44)は従動軸、(46)は規制板、(4
7)はネジ、(51〉は上部軸受座、(52)は面軸受
、(53)はオイルシール、(54)は環状軸、(55
)は上面板、(56)は投入路、(57)は送出口、(
60)は外筒、(63)は取入口、(66)は六角面、
(70)は内筒、(71)は隙間(スリット) 、(7
2)は胚芽除去型、(73)はメツシュ、(74)は固
定板、(75)は固定ネジ、(76)はスパイラル、(
R1)は収納室、(R2)は研米室、(R3)は分離室
である。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)上部に送出口と下部に取入口とを備え上下方向の
    軸心を中心に回転可能に設けられた外筒と、該外筒内に
    同軸方向に配置され周囲に隙間間隔が変化する環状の研
    米室を形成し内部が糠分に分離する分離室を構成した固
    定の内筒と、前記外筒の外側に設けられて米を収納する
    収納室及び該収納室に収納された米の移動方向を規制し
    ながら前記取入口から取入れて研米室を搬送するバネ材
    からなる規制板を設けた外ケースと、前記外筒を回転す
    る駆動源とを具備し、 前記研米室の米の搬送路に研削用と削胚用のスリット及
    び研磨用のメッシュを設けて研米室内を上昇する米の研
    削と削胚及び研磨を行うように構成してなる乾式研米装
    置。
  2. (2)前記削胚用のスリットをスリットの端部で内筒の
    外周方向に突出させた円弧状の胚芽除去爪で構成してな
    る請求項(1)記載の乾式研米装置。
  3. (3)前記研米室内を上昇する米の搬送路の下から順に
    前記研削用と削胚用のスリット及び研磨用のメッシュを
    設けて下流側から順次米の研削と削胚及び研磨を行うよ
    うに構成してなる請求項(1)記載の乾式研米装置。
  4. (4)前記内筒の外周面で前記取入口に対応する位置付
    近にスパイラルを設け、該スパイラルにより前記規制板
    と協働させて研米室内の米を搬送するように構成してな
    る請求項(1)記載の乾式研米装置。
  5. (5)前記外筒と内筒との軸心を偏心して構成してなる
    請求項(1)記載の乾式研米装置。
  6. (6)前記研米室の隙間間隔の広い方の内筒の側面側に
    対向させて削胚用のスリットを設けると共に、研米室の
    隙間間隔の狭い方の内筒の側面側に対向させて研削用の
    スリットを設けてなる請求項(5)記載の乾式研米装置
JP2111727A 1990-05-01 1990-05-01 乾式研米装置 Pending JPH0411956A (ja)

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