JPH04283463A - トレイローディング制御装置 - Google Patents

トレイローディング制御装置

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Publication number
JPH04283463A
JPH04283463A JP3045206A JP4520691A JPH04283463A JP H04283463 A JPH04283463 A JP H04283463A JP 3045206 A JP3045206 A JP 3045206A JP 4520691 A JP4520691 A JP 4520691A JP H04283463 A JPH04283463 A JP H04283463A
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JP
Japan
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tray device
tray
motor
cassette
movement
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Application number
JP3045206A
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English (en)
Inventor
Yuzo Tsuchiya
土屋 雄三
Hiroshi Suzumura
鈴村 博
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to DE69212684T priority patent/DE69212684T2/de
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Publication of JPH04283463A publication Critical patent/JPH04283463A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオテープ
レコーダ(以下VTRと記す)やデジタルオーディオテ
ープレコーダ(以下DATと記す)においてカセット装
填用のトレイ装置を制御するトレイローディング制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRにカセットを装填する装置として
、前面開口へ途中までカセットを挿入すれば、その後は
自動的にカセットホルダーが機器内部に引込むというオ
ートローディング装置が開発されている。
【0003】一方、近年、テレビ放送番組として、長時
間ものが多くなっている。また衛星放送の開始により放
送時間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこ
で、VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可
能なように移行しつつある。しかしながら、現在のVT
Rでは、テープカセットを1巻だけ装填して、これに長
時間録画、あるいは留守録画を行う構造であるために、
録画容量には限度がある。また、カセットの大きさにも
規格があるために大容量のカセットテープを作成するに
は制約が生じる。これを解決するために、複数のカセッ
トを装填できるようにVTRを構成することが考えられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
カセットを予めVTR内部に装填しておき、選択的にカ
セットを所望のカセット駆動位置に装着して録画或いは
再生を行うとなると、複数カセットの移動や交換を行う
手段が必要である。そこで、この手段として、トレイを
考えた場合、このトレイを所望の移動位置へ自在に制御
する手段が必要となる。この場合、トレイには複数のカ
セットを搬送できる容量が必要であることから重量も大
きくなった上、複数の位置へ移動させなければならず複
雑であるために、その駆動手段としては微妙な制御が必
要である。従来、複数の固定位置に機械的な位置検出ス
イッチを設けて、このスイッチの出力の論理状態により
移動体の駆動源(モータ)を制御する手段があるが、こ
れでは微妙な位置検出が不可能であり、検出の後モータ
を停止させると、移動体がすでに目標位置を通過ぎてし
まうことがあった。
【0005】そこでこの発明は、トレイ装置の移動制御
を正確で容易にすることができるようにトレイ装置の移
動位置を微細な位置まで正確に捕らえることができ、特
に多数の移動ポジションが必要でかつ重量も大きくなる
ようなトレイ装置に対して好適するトレイローディング
制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、テープ記録
再生機能を内蔵した筐体と、この筐体の前面に開設され
た開口部と、この開口部を通して水平に前後方向へ挿脱
自在であり、上面に複数のカセットを前後方向へ並べて
配置できるトレイ装置と、前記筐体の固定位置に取付け
られて、前記トレイ装置のラックに対してギアを介して
関連され、前記トレイ装置を前記前後方向へ自在に駆動
するためのモータと、このモータに連動して回転するよ
うに前記筐体の固定位置に取付けられた回転体と、この
回転体の回転に伴い回転速度に応じた数のパルスを発生
するパルス発生手段と、前記パルス発生手段からのパル
ス数を計数することにより前記トレイ装置の移動距離を
判定するとともに、前記トレイ装置が目標移動位置に近
付くに連れて前記モータの回転速度を制御する手段とを
備える。
【0007】
【作用】上記の手段により、トレイ装置の移動位置は、
パルス数により細かく判定することができ、これに伴い
、目標位置に近付いた場合、あるいは目標位置から離れ
る場合にトレイ装置の移動速度を制御することが容易と
なり正確な位置制御が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】図1及び図2はこの発明の一実施例におけ
る斜視図を分割して示している。100はトレイ装置で
あり、筐体(図示せず)の前面に開設された開口部(図
示せず)を通して水平に前後方向へ挿脱自在である。ト
レイ装置100は、上面から見て枠型のトレイフレーム
を有し、その側板の外側のレールは、筐体内部のシャー
シ900の内側に設けられたローラに案内され水平に移
動自在である。このシステムは、例えばトレイ装置10
0の上面の前部領域と後部領域にそれぞれカセット20
0、300の2つを配置することができる(図5(A)
参照)。しかしこの発明は、1つのカセットを配置する
トレイ装置にも適用できる。まず、この発明の要部を説
明する前に、この発明が適用された複数カセットを扱う
VTRの基本的な動作を説明する。
【0010】図5(A)、(B)、及び図6は、この発
明が適用されたVTRのカセットローディング、アンロ
ーディング基本構成を示す図である。10はVTR筐体
であり、その前面には、開口12が形成され、この開口
12を通して前後方向へトレイ装置100を水平に挿入
したり、また筐体10内部から露出させたりすることが
できる。なお、13は開口12に設けられた蓋であり、
トレイ装置100が筐体10から引出されるときは開き
、筐体10内部に挿入されたときは閉じるようになって
いる。これは図示していないが、トレイ装置100に連
動する蓋開閉機構により実現される。
【0011】筐体10の内部には、トレイ駆動機構とし
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にぞれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置(カセット駆動位置)
に配置されたカセットから引き出されたテープがテープ
ローディングにより添接される回転ヘッドドラムである
。図5(A)は前方部の駆動ギア23がラックに噛合し
た状態、図5(B)は前方部と後方部の駆動ギア23、
24の双方がラックに噛合した状態、図6は後方部の駆
動ギア24がラックに噛合した状態を示している。
【0012】このシステムは、トレイ装置100の上面
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図5(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。カセット200と300とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
操作を容易にしているからである。しかも、この状態で
は、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引き
出さなくても、後方のカセット300を取り出せること
ができるように設計されている。つまり、前方のカセッ
ト200は全体が露出するが、後方のカセット300は
その一部(先端部)のみが開口から露出している。この
ように設計することにより、トレイ装置100を引出す
距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割合
を少なくすることができるからである。
【0013】図5(B)は、後方のパンタグラフ機構3
01がトレイ通過位置下部のカセット装着位置へカセッ
ト300を装着した状態を示している。また図6には前
方のパンタグラフ機構201がカセット200を降下さ
せて所定のカセット装着位置へ装着した状態を示してる
。図5(A)の状態から図5(B)の状態に移るには、
トレイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体10
の内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後方カ
セットのドライブ位置)にくるとトレイ装置100が停
止される。この位置に来ると、後述するパンタグラフド
ライブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動し
、カセット300を下降させる。図5(B)の状態から
図6の状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が下
降しているカセット300を持ち上げるようにパンタグ
ラフ機構を駆動し、トレイ装置100の元の位置に戻す
。次に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに奥
の方へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット装
着位置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットのド
ライブ位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停
止させる。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、
今度はパンタグラフ機構201を駆動し、カセット20
0を所定位置まで下降させる。
【0014】図6の状態では、後方のカセット300を
搭載しているパンタグラフ機構301は、丁度回転ヘッ
ドドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ
機構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方
向へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構
301が回転ヘッドドラム15の衝突しないように設計
されている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材
は、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられてい
るガイド部材16である。つまり、カセット300が上
昇した状態で、トレイ装置100が図5(A)の状態か
らさらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾
斜面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるよう
に設計されている。図1に戻って説明する。
【0015】図1の状態は、トレイ装置100が筐体の
前面に設けられた開口から隠れる程度に挿入された状態
である。このトレイ装置100は、シャーシ900に取
り付けられているトレイ駆動モータ21(水平モータと
いう)が制御回路(図示せず)により制御されることに
より、各種の水平移動位置へ移動制御される。水平モー
タ21の回転は、中間ギア22を介してシャーシ900
の内側に設けられている先の駆動ギアに伝達される。こ
れにより、先に述べたように水平モータ21の回転がト
レイ装置100に伝達されて、トレイ装置100が前又
は後方へ移動制御可能となっている。
【0016】このシステムにおいては、トレイ装置10
0の前後移動位置を細かく検出する手段を有する。中間
ギア22の回転は、さらに伝達ギア901に伝達され、
この伝達ギア901の回転はさらにパルス発生器を構成
する筒状回転体902に伝達される。伝達ギア901及
び回転体902は、シャーシ900に回転自在に取付け
られている。
【0017】回転体902は、円周の壁に複数のスリッ
トを等間隔で形成されている。そしてこのスリットが設
けられた壁の内側と外側に受光素子と発光素子とを対向
させるセンサー部材903が配置される。受光素子の出
力リード線は、図示していないが制御回路に導かれてい
る。
【0018】制御回路は、水平モータ21の回転方向と
、受光素子からの出力パルスを計数値によりトレイ装置
100の移動位置を把握することができる。しかし、ト
レイ装置100の基準位置を設定するために、トレイ装
置100が所定の位置に移動したことを検出するスイッ
チからの基準パルスを導入している。この基準パルスは
、例えば図1及び図2に示すような位置にトレイ装置1
00が位置したときに得られるように検出スイッチが設
けられている。制御回路は、この基準位置を把握するこ
とにより、その後は、モータの回転方向及び受光素子か
らの出力パルスの数値によりトレイ装置100の移動を
追跡することができる。
【0019】この追跡により、トレイ装置100を停止
させる場合には、前もって水平モータ21に供給してい
る電圧を制御し、スムーズな停止を得ることができる。 さらにトレイ装置100の移動開始時においても、最初
は水平モータ21をスロースタートさせ、暫く経過した
のち早く回転させる場合にも位置情報を利用することが
できる。
【0020】さらにまた、トレイ装置100を筐体から
最大に引き出した状態から、トレイ装置100を押して
筐体内部に自動ローディングさせる場合、例えばユーザ
の指がトレイ装置100と一緒に引込まれたり、カセッ
ト以外の異物が取込まれたりすることがある。このよう
な場合、トレイ装置100に大きな負荷がかかるので、
モータ21の回転が停止する。すると、受光素子からの
パルスが得られない。そこでこのシステムでは、トレイ
装置100をスロットインしたときに、受光素子からの
パルスが得られないような場合は、即座に事故と判定す
ることができる。このような安全手段として上記パルス
出力を利用することもできる。
【0021】なお、図1及び図2において、シャーシ9
00に取付けられている回転カム920は、トレイ装置
100に設けられているパンタグラフ機構を駆動するパ
ンタグラフ駆動機構を構成している。回転カム920は
、カム溝921を有し、これにレバー922のピンを係
合させている。回転カム920は、シャーシ900に取
り付けられたパンタグラフ駆動モータ923(以下垂直
モータという)の回転力が、ギア924、925を介し
て伝達されることにより正方向あるいは逆方向へ回転制
御される。なお、パンタグラフ機構及びその駆動機構の
動作原理については図7で説明する。
【0022】図3は、上記のように移動するトレイ装置
100の各ポジションA〜Jをその時の前後のカセット
の状態で示している。さらに各状態に対応して、水平モ
ータ22に供給される電圧と、垂直モータに供給される
電圧と、パルス発生器からのパルスを計数したデ−タと
の関係を示している。トレイ装置100の基準位置を検
出するスイッチは、例えば状態Gのときにオンオフが反
転する。これにより、例えば制御回路では、デ−タ保持
用のアップダウンカウンタの内容を0にする。そして、
水平モータ21の回転方向によりアップカウント、ダウ
ンカウントを切り替えるようにしている。この発明は上
記の実施例に限定されるものではない。
【0023】上記の実施例は、モータ21の回転動力は
、中間ギアを介してパルス発生器へ伝達された。しかし
、図4(A)に示すように水平モータ21から直接ベル
トを介して、パルス発生器の回転体902へ回転が伝達
されてもよい。またパルス発生器としては各種の実施例
が可能である。図4(B)では、パルス発生器の回転体
としてNSの極性が円周方向へ交互に配置された永久磁
石による回転体930を用い、センサー部材としては、
ピックアップコイルを内蔵したセンサー部材931を用
いている。図7は、パンタグラフ機構301を代表して
示し、またパンタグラフドライブ機構も合わせて示して
いる。
【0024】パンタグラフ機構301は、各種の実施例
が可能であるが、この装置では側面から見て×印状にク
ロスした第1と第2のリンクレバー311と312を基
本構成としている。リンクレバー311と312のクロ
ス点は、軸313により連結され、これによりリンクレ
バー311と312は、図7(A)と(B)のように両
端を近付けた状態(上昇状態)、離間(下降状態)させ
た状態になることができる。リンクレバー321と31
1の前方側端部は、それぞれトレイ装置100のフレー
ム101と、カセット底支持板401の取付け部402
に軸102と403により回動自在に取付けられている
。リンクレバー311の後方端部は、フレーム101に
形成された長穴103にピン104を介して係合され、
リンクレバー312の後方端部は、カセット底支持板4
01の取付け部404に形成された長穴405にピン4
06を介して係合されている。これにより、リンク機構
は、カセット底支持板401を下降位置、上昇位置へ運
ぶことができる。
【0025】次に、パンタグラフ機構301を駆動する
パンタグラフ駆動機構について説明する。パンタグラフ
駆動機構は、リンクレバー312に回動自在に取付けら
れている仲介カム320を下降位置へ押し付けたり、ま
た上昇位置へ引上げたりする回動部品501を有する。 仲介カム320は、軸321によりリンクレバー312
の途中に回動自在に取付けられ、リンクレバー312の
動作に追従して上下する。この場合、仲介カム320に
は、係合ピン322が設けられている。この係合ピン3
22は、フレーム101に間隔をおいて取付けられてい
るガイド板120の穴121に係合する。この穴121
は、溝状でありパンタグラフ機構の上昇位置をロックす
るロック機能と、パンタグラフ機構の上下移動軌跡およ
び下降位置を規制する規制機能を奏することができる。 つまり、仲介カム320の係合ピン321は、穴121
に係合して移動するから、上下移動時の軌跡が規制され
るとともに、下降位置も穴121の下端部で位置決めさ
れる。また、係合ピン321は、上昇したときは、穴1
21に段状に窪んで形成されたロック部121Aに係合
し、不用意にパンタグラフ機構が下降しないように作用
する。
【0026】ガイド板120にはさらにガイド溝122
が、先の穴121と平行して形成されているが、このガ
イド溝122は上端部と下端部でガイド板120を切り
欠くように形成されている。そしてこのガイド溝122
と重なって交差するように先の仲介カム320の回動先
端が位置するように設計されている。ガイド溝122は
上下方向に切り抜けているので、この溝122を回動部
品501の先端に設けられたローラ502が通過するこ
とができる。ローラ502は、図面上で上方向からガイ
ド溝122に対向している。
【0027】回動部品501は、筐体内部の固定位置(
トレイ装置100の通過路の上側)に軸503により回
動自在に取付けられており、回動先端は、前記ガイド溝
122に沿って上下することができる。図7(B)の状
態は、パンタグラフドライブ機構が動作する前であり、
ローラ502は、ガイド溝122の侵入口の上部に位置
する。トレイ装置100の位置検出手段により位置検出
情報があると、回動部品501は、軸503を支点にし
て図示しない駆動手段により駆動され回動する。ここで
、ローラ502がガイド溝122に侵入し、仲介カム3
20の回動端部に突き当たると、仲介カム320が若干
時計方向に回動する。このために、仲介カム320の係
合ピン322は、ロック部121Aから離脱し、穴12
1を下方向へ移動可能となる。よって、回動部品501
は、回動を続け、図7(A)の状態まで回動する。 この回動に伴い、パンタグラフ機構により支持されてい
るカセット底支持板401が下降し、カセットを所定の
装着位置へ配置する。このとき、穴121により仲介カ
ム320の係合ピン322は、位置規制された状態であ
るから、結果的にカセットの位置決めも行われることに
なる。また、このとき回動部材501の軸503と共に
回転する弾性を有した押え部材がカセットの左右中央部
を上方から押さえるようになっている。
【0028】図7(A)は、カセット底支持板401が
下降した状態を示し、この状態から上昇した状態に移る
には、回動部品501が図示しない駆動手段により反時
計方向に回動される。すると、ローラ502は、仲介カ
ム302のU字窪みに係合しているので、仲介カム30
2を引上げることになる。これに伴い、リンク機構が作
動し、カセット底支持板401が上昇する。仲介カム3
20が図(B)の状態になる直前では、ローラ502は
、仲介カム320を反時計方向に押さえることになる。 これにより、仲介カム320の係合ピン322は、ロッ
ク部121Aへ移動する。よって、カセット底支持板4
01が上昇してトレイ装置100の高さと同じ位置にあ
るときは、リンク機構が不用意に下降する方向へ動作す
ることはない。
【0029】図7では、開口から見て左側のパンタグラ
フ機構及びそのドライブ機構について説明したが右側に
も同様な機構が設けられており、左右の機構が同期して
動作するようになっている。
【0030】図8は、制御回路950の周辺の回路ブロ
ックを示している。操作部960からは操作信号が入力
され、パルス発生器970からは、回転体の回転を検出
したパルスが入力される。さらに基準位置検出スイッチ
980からは、トレイ装置100の基準位置を決めるス
イッチ出力が供給され、トレイ装置100の最大引出し
位置を検出する検出スイッチ990からは、トレイ装置
100が最大引出し位置から筐体内部へ若干押込まれた
か否かを検出したスイッチ出力が入力される。また制御
回路950からの制御信号は、水平モータ21及び垂直
モータ920に入力される。次にパンタグラフ駆動機構
についてさらに詳しく追加説明する。
【0031】図9はパンタグラフ駆動機構及びカセット
押さえ機構の関連を示している。回動部品501は、軸
503を支点として回動するが、その動力は、図示しな
い垂直制御カムがピン511を駆動することにより伝達
されている。垂直制御カムは、筐体内部の側部シャーシ
に取付けられており、図示しない垂直モータにより駆動
される。
【0032】回動部品501の上面には、軸512を支
点として回動自在は、カセット押え部品520が取付け
られており、その回動先端は、回動部品501の先端を
さらに延長する方向へ突出している。カセット押え部品
520の基端部は、制御板530の回動先端に係合して
いる。制御板530の基端部は、軸531により回動自
在に指示されており、この軸531は筐体内部のシャー
シの固定位置に取付けられている。制御板530の回動
先端部は、回動部品501の上面側に配置され、かつ係
止片532を形成されている。この係止片532は、回
動部品501に形成された穴513に侵入して係合して
いる。
【0033】上記の機構は、回動部品501がパンタグ
ラフ機構を駆動するのに追従して、カセット押え部品5
20が軸512を支点にして回動し、カセット200ま
たは300を押え込むように動作する。
【0034】図10は、上記の機構の動作説明図である
。同図(A)は、カセットを押え込む前、同図(B)は
カセットを押え込む途中、同図(C)はカセットをカセ
ット駆動位置へ完全に押えた状態である。このように、
回動部品501が回動するにともない、制御板530は
、回動部品501とは回動支点が異なるために、両者の
回動先端間Mの間隔が拡大していく。すると、カセット
押え部品520の基端部は、制御板530の先端により
軸521を支点にして相対的に時計方向へ回動駆動され
たことになる。この結果、回動部品501の回動先端よ
りも、カセット押え部品520の回動先端の回動速度が
早くなり、カセットをより強く押えつけることになる。 カセット押え部品520の先端部は、弾性板ばねであり
、先端にはカセットを押えるローラが設けられている。
【0035】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
トレイ装置の移動制御を正確で容易にすることができる
ようにトレイ装置の移動位置を微細な位置まで正確に捕
らえることができ、特に多数の移動ポジションが必要で
かつ重量も大きくなるようなトレイ装置に対して好適す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における一方の分割部を示
す斜視図。
【図2】この発明の一実施例における他方の分割部を示
す斜視図。
【図3】図1の装置の動作を説明するために示した動作
説明図。
【図4】この発明の他の実施例の要部を示す斜視図。
【図5】トレイ装置の動きを説明するために示した動作
説明図。
【図6】同じくトレイ装置に動きを説明するために示し
た動作説明図。
【図7】パンタグラフ機構の動きを説明するために示し
た動作説明図。
【図8】この発明に適用された制御システムのブロック
を示す図。
【図9】パンタグラフ機構及びカセット押え機構を示す
説明図。
【図10】パンタグラフ機構及びカセット押え機構の動
作説明図。
【符号の説明】
21…水平モータ、22…中間ギア、23、24…駆動
ギア、100…トレイ装置、900…シャーシ、901
…伝達ギア、902…回転部材、903…センサー部材
、950…制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テープ記録再生機能を内蔵した筐体と
    、この筐体の前面に開設された開口部と、この開口部を
    通して水平に前後方向へ挿脱自在であり、上面に複数の
    カセットを前後方向へ並べて配置できるトレイ装置と、
    前記筐体の固定位置に取付けられて、前記トレイ装置の
    ラックに対してギアを介して関連され、前記トレイ装置
    を前記前後方向へ自在に駆動するためのモータと、この
    モータに連動して回転するように前記筐体の固定位置に
    取付けられた回転体と、この回転体の回転に伴い回転速
    度に応じた数のパルスを発生するパルス発生手段と、前
    記パルス発生手段からのパルス数を計数することにより
    前記トレイ装置の移動距離を判定するとともに、前記ト
    レイ装置が目標移動位置に近付くに連れて前記モータの
    回転速度を制御する制御手段とを具備したことを特徴と
    するトレイローディング制御装置。
  2. 【請求項2】  前記制御手段は、前記トレイ装置が前
    記筐体から最大に引出された状態から前記筐体内部に押
    されたとき、前記パルス発生手段からのパルスが無い場
    合には、前記モータを停止させる手段を含むことを特徴
    とする請求項1記載のトレイローディング制御装置。
JP3045206A 1991-03-11 1991-03-11 トレイローディング制御装置 Pending JPH04283463A (ja)

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JP3045206A JPH04283463A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 トレイローディング制御装置
EP92103697A EP0508097B1 (en) 1991-03-11 1992-03-04 Apparatus capable of loading a plurality of cassettes
DE69212684T DE69212684T2 (de) 1991-03-11 1992-03-04 Gerät geeignet zum Laden einer Mehrzahl von Kassetten
US07/847,693 US5328124A (en) 1991-03-11 1992-03-09 Apparatus capable of loading a plurality of cassettes
KR1019920003940A KR960004053B1 (ko) 1991-03-11 1992-03-10 복수의 카세트를 미리 장전 가능한 카세트 장전 장치

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7793650B2 (en) 2006-11-15 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Open/close door drive controller for drawer-type heating cooker

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7793650B2 (en) 2006-11-15 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Open/close door drive controller for drawer-type heating cooker

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