JPH04283255A - アクリル系ゴム配合物 - Google Patents
アクリル系ゴム配合物Info
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- JPH04283255A JPH04283255A JP4627291A JP4627291A JPH04283255A JP H04283255 A JPH04283255 A JP H04283255A JP 4627291 A JP4627291 A JP 4627291A JP 4627291 A JP4627291 A JP 4627291A JP H04283255 A JPH04283255 A JP H04283255A
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリル系ゴム(以下
「AR系ゴム」と略す。)にカーボンブラツク(以下「
CB」と略す)が他の副資材とともに配合されてなるゴ
ム配合物に関する。さらに詳しくは、CBの凝集塊が発
生しがたく、加硫ゴムに安定した常態物性が得られるA
R系ゴム配合物に関する。
「AR系ゴム」と略す。)にカーボンブラツク(以下「
CB」と略す)が他の副資材とともに配合されてなるゴ
ム配合物に関する。さらに詳しくは、CBの凝集塊が発
生しがたく、加硫ゴムに安定した常態物性が得られるA
R系ゴム配合物に関する。
【0002】特に、安定した強度等の常態物性が要求さ
れる燃料系ホース、オイル系ホース、エア系ホース、ダ
イヤフラム等に好適なAR系ゴム配合物に関する。
れる燃料系ホース、オイル系ホース、エア系ホース、ダ
イヤフラム等に好適なAR系ゴム配合物に関する。
【0003】下記に、本明細書中で使用する用語・略語
の説明を行う。
の説明を行う。
【0004】■アグリゲート分布の半値幅(WHM)…
カーボンブラックのアグリゲートを一つの球体とみなし
てストークスの沈降式から粒径分布に換算した数値を尺
度とした粒径分布における半値幅を言う。
カーボンブラックのアグリゲートを一つの球体とみなし
てストークスの沈降式から粒径分布に換算した数値を尺
度とした粒径分布における半値幅を言う。
【0005】■着色力…CBを白色含量とともにビヒク
ルで練り、ガラス板などに塗った時の色の明るさのこと
で、標準品と対比して指数で表す。色の濃いものを着色
力が大きいとする。CBの粒子径が小さいほど、また、
ストラクチャーが低いほど着色力の値は、大きくなる。
ルで練り、ガラス板などに塗った時の色の明るさのこと
で、標準品と対比して指数で表す。色の濃いものを着色
力が大きいとする。CBの粒子径が小さいほど、また、
ストラクチャーが低いほど着色力の値は、大きくなる。
【0006】■物性略号と単位:
HS(JIS A)…かたさ表示(JIS A スプリ
ング式かたさ試験) TB …引張強さ(kgf/cm2 )、EB …破斷
伸び(%)、 以下の説明で配合単位は、特にことわらない限り、重量
単位である。また、「PHR」は、ポリマ成分(ゴム成
分)100部に対する副資材の配合量である。
ング式かたさ試験) TB …引張強さ(kgf/cm2 )、EB …破斷
伸び(%)、 以下の説明で配合単位は、特にことわらない限り、重量
単位である。また、「PHR」は、ポリマ成分(ゴム成
分)100部に対する副資材の配合量である。
【0007】
【従来の技術】昨今、自動車エンジンルーム内における
高温化傾向にともない、従来にもまして、燃料系に使用
されるホースやダイヤフラム等のゴム部品に高度の耐熱
性が要求されるようなつてきた。この要求に対応するた
めに、AR系ゴムが、多用されてかつ提案されている。 そして、そのAR系ゴムの成形品に所定以上の強度等の
常態物性を得ようとした場合、カーボンブラック(CB
)として、ISAF(Intermediate Su
per Abration Furnace )を配合
することが望ましい。
高温化傾向にともない、従来にもまして、燃料系に使用
されるホースやダイヤフラム等のゴム部品に高度の耐熱
性が要求されるようなつてきた。この要求に対応するた
めに、AR系ゴムが、多用されてかつ提案されている。 そして、そのAR系ゴムの成形品に所定以上の強度等の
常態物性を得ようとした場合、カーボンブラック(CB
)として、ISAF(Intermediate Su
per Abration Furnace )を配合
することが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常のISA
Fでは、ARに配合した場合、成形品断面に凝集塊と気
泡が発生することが分った。この凝集塊と気泡の発生は
、AR系ゴム加硫物の品質安定化の見地からは、望まし
くない。そして、それはISAFブラックの分散性不良
に起因する。
Fでは、ARに配合した場合、成形品断面に凝集塊と気
泡が発生することが分った。この凝集塊と気泡の発生は
、AR系ゴム加硫物の品質安定化の見地からは、望まし
くない。そして、それはISAFブラックの分散性不良
に起因する。
【0009】本発明は、上記にかんがみて、加硫ゴム断
面に凝集塊や気泡が発生せず、かつ、加硫ゴムが、IS
AF配合処方と同等の常態物性を示す、AR系ゴム配合
物を提供することを目的とする。
面に凝集塊や気泡が発生せず、かつ、加硫ゴムが、IS
AF配合処方と同等の常態物性を示す、AR系ゴム配合
物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を下
記構成により解決するものである。
記構成により解決するものである。
【0011】CBが10〜150 phr配合されてな
るAR系ゴム配合物において、前記CBの特性が、ハイ
ストラクチャータイプであり、アグリゲート粒径分布の
半値幅が30〜50、着色力が115〜145の要件を
満足するものである、ことを特徴とする。
るAR系ゴム配合物において、前記CBの特性が、ハイ
ストラクチャータイプであり、アグリゲート粒径分布の
半値幅が30〜50、着色力が115〜145の要件を
満足するものである、ことを特徴とする。
【0012】
(1) 本発明のAR系ゴム配合物は、AR系ゴムにカ
ーボンブラツクが10〜150 phr、他の副資材と
ともに配合されてなることを前提的要件とする。
ーボンブラツクが10〜150 phr、他の副資材と
ともに配合されてなることを前提的要件とする。
【0013】■ここで、CBの配合量が、10 phr
未満では、CBの補強効果が出ず、150 phrを超
えても、それ以上CBの補強効果が増大せず、かつ、C
Bの分散性も悪くなる。
未満では、CBの補強効果が出ず、150 phrを超
えても、それ以上CBの補強効果が増大せず、かつ、C
Bの分散性も悪くなる。
【0014】■上記AR系ゴムは、アクリル酸アルキル
エステル(必要によりアクリロニトリル)をモノマー主
成分とし、架橋用コモノマーを少量共重合させたもの、
その他、下記改良ポリマーを使用できる。
エステル(必要によりアクリロニトリル)をモノマー主
成分とし、架橋用コモノマーを少量共重合させたもの、
その他、下記改良ポリマーを使用できる。
【0015】上記架橋用モノマーとしては、2−クロロ
エチルビニルエーテル、ビニルクロロアセテートなどの
ハロゲン基含有化合物、アリルグリシジルエーテルやグ
リシジルアクリレートなどのエポキシ化合物、エチリデ
ンノルボルネンなどの非共役ジエン化合物等を挙げるこ
とができる。
エチルビニルエーテル、ビニルクロロアセテートなどの
ハロゲン基含有化合物、アリルグリシジルエーテルやグ
リシジルアクリレートなどのエポキシ化合物、エチリデ
ンノルボルネンなどの非共役ジエン化合物等を挙げるこ
とができる。
【0016】燃料ホース等に使用する場合は、上記アク
リル酸アルキルエステル系共重合体にフッ化ビニリデン
樹脂をポリマーブレンドしたものが望ましい(特開昭6
1−136544号公報参照)。
リル酸アルキルエステル系共重合体にフッ化ビニリデン
樹脂をポリマーブレンドしたものが望ましい(特開昭6
1−136544号公報参照)。
【0017】また、生産性の見地からは、一次加硫不要
タイプが望ましい。(特開昭61−127711号公報
等参照)。さらには、耐熱性・耐寒性等の見地からは、
エチレンをコモノマーとするARが望ましい(特開昭6
1−171750・287291号公報等参照)。
タイプが望ましい。(特開昭61−127711号公報
等参照)。さらには、耐熱性・耐寒性等の見地からは、
エチレンをコモノマーとするARが望ましい(特開昭6
1−171750・287291号公報等参照)。
【0018】(2) 本発明のAR系ゴム配合物は、上
記CBの特性が、ハイストラクチャー(HS)タイプで
あり、アグリゲート粒径分布の半値幅が30〜50、着
色力が115〜145の要件を満足するものである。
記CBの特性が、ハイストラクチャー(HS)タイプで
あり、アグリゲート粒径分布の半値幅が30〜50、着
色力が115〜145の要件を満足するものである。
【0019】■ここで、HSとは、CBの粒子径に比し
て、吸油量が大きな値を示すものを言う。吸油量が小さ
なタイプでは、可塑剤等を多量に配合できず、分散性が
向上しない。例えば、粒子径(比表面積:窒素吸着法)
110〜130m2 /gの場合、吸油量( JIS
A法)で123±10ml/100gを示すものとす
る。
て、吸油量が大きな値を示すものを言う。吸油量が小さ
なタイプでは、可塑剤等を多量に配合できず、分散性が
向上しない。例えば、粒子径(比表面積:窒素吸着法)
110〜130m2 /gの場合、吸油量( JIS
A法)で123±10ml/100gを示すものとす
る。
【0020】■粒径分布の半値幅が30未満では、CB
分散不良が発生し、摩耗低下、引張強度低下、材料加工
時の発熱性が高い、等の不具合が発生しやすい。他方、
半値幅が、50を超えると、混練時配合ゴムの粘度低下
を招きやすく、ロール加工性に悪影響を与える。
分散不良が発生し、摩耗低下、引張強度低下、材料加工
時の発熱性が高い、等の不具合が発生しやすい。他方、
半値幅が、50を超えると、混練時配合ゴムの粘度低下
を招きやすく、ロール加工性に悪影響を与える。
【0021】■着色力が115未満では、やはり、混練
時配合ゴムの粘度低下を招きやすく、ロール加工性に悪
影響を与えると共に、引張強度も低下しやすい。他方、
着色力が、145を超えると、CB分散不良が発生し、
やはり、引張強度の低下を招きやすい。
時配合ゴムの粘度低下を招きやすく、ロール加工性に悪
影響を与えると共に、引張強度も低下しやすい。他方、
着色力が、145を超えると、CB分散不良が発生し、
やはり、引張強度の低下を招きやすい。
【0022】(3) 本発明のAR系ゴム配合物は、A
R系ゴムに上記要件を満足するCBを、、他の副資材、
即ち、通常のゴム配合物に添加される副資材、ステアリ
ン酸、可塑剤、加硫系薬剤等を配合して混練し成形用ゴ
ム材料とする。
R系ゴムに上記要件を満足するCBを、、他の副資材、
即ち、通常のゴム配合物に添加される副資材、ステアリ
ン酸、可塑剤、加硫系薬剤等を配合して混練し成形用ゴ
ム材料とする。
【0023】(4) こうして、調整したゴム材料は、
押出機やカレンダーを使用して、ゴムホースやダイヤフ
ラム用ゴムシートとして、または、圧縮・トランスフア
・射出成形により他の自動車用ゴム部品(パッキン、O
リング等のシール部品)として成形する。
押出機やカレンダーを使用して、ゴムホースやダイヤフ
ラム用ゴムシートとして、または、圧縮・トランスフア
・射出成形により他の自動車用ゴム部品(パッキン、O
リング等のシール部品)として成形する。
【0024】
【発明の作用・効果】本発明に係るAR系ゴム配合物は
、上記のような構成により、下記試験例で示すごとく、
CB分散性が良好で、加硫ゴム断面に凝集塊や気泡が発
生せず、かつ、加硫ゴムが、ISAF配合処方と同等以
上の常態物性を示す。
、上記のような構成により、下記試験例で示すごとく、
CB分散性が良好で、加硫ゴム断面に凝集塊や気泡が発
生せず、かつ、加硫ゴムが、ISAF配合処方と同等以
上の常態物性を示す。
【0025】
【試験例】以下、本発明の効果を確認するために、行な
つた試験例について説明をする。
つた試験例について説明をする。
【0026】(1) 表−1の上段に示す仕様のCBを
、下記、下記配合処方に基づいてAR系ゴムに他の副資
材とともに配合し、混練後のゴム材料を、押出機を使用
して、2mmtのシート状に押出した。そして、一次加
硫(150℃×60分;熱風)及び二次加硫(160℃
×20h;乾燥器)まで行なつた。そして、各シート体
について、常態物性試験および耐熱性試験(120℃×
70h)を JIS K 6301 に準じておこない
、さらに、加硫ゴムシートを沿層方向で薄切りして、凝
集塊及び気泡の有無について目視観察をした。
、下記、下記配合処方に基づいてAR系ゴムに他の副資
材とともに配合し、混練後のゴム材料を、押出機を使用
して、2mmtのシート状に押出した。そして、一次加
硫(150℃×60分;熱風)及び二次加硫(160℃
×20h;乾燥器)まで行なつた。そして、各シート体
について、常態物性試験および耐熱性試験(120℃×
70h)を JIS K 6301 に準じておこない
、さらに、加硫ゴムシートを沿層方向で薄切りして、凝
集塊及び気泡の有無について目視観察をした。
【0027】
実施例・比較例AR
配合処方 AR系ゴム
100
部 CB
8
0部 ステアリン酸
1部
可塑剤(エーテルエステル系)
1部 加硫剤
2部 老化防止剤
(ジフエニルアミン誘導体)
1部(2) 表−1に示す試験結果から、本発明のAR
系ゴム配合物は、常態物性とともにCBの分散性も良好
であることが分る。
配合処方 AR系ゴム
100
部 CB
8
0部 ステアリン酸
1部
可塑剤(エーテルエステル系)
1部 加硫剤
2部 老化防止剤
(ジフエニルアミン誘導体)
1部(2) 表−1に示す試験結果から、本発明のAR
系ゴム配合物は、常態物性とともにCBの分散性も良好
であることが分る。
【0028】
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】 アクリル系ゴムに、カーボンブラツク
10〜150 phrが、他の副資材とともに配合され
てなるアクリル系ゴムのゴム配合物において、前記カー
ボンブラツクの特性が、ハイストラクチャータイプであ
り、アグリゲート粒径分布の半値幅が30〜50、着色
力が115〜145の要件を満足するものである、こと
を特徴とするアクリル系ゴム配合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3046272A JP2658603B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | アクリル系ゴム配合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3046272A JP2658603B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | アクリル系ゴム配合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04283255A true JPH04283255A (ja) | 1992-10-08 |
JP2658603B2 JP2658603B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=12742597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3046272A Expired - Fee Related JP2658603B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | アクリル系ゴム配合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2658603B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0947757A2 (en) | 1998-03-31 | 1999-10-06 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Heat-resistant hose |
JP2007119538A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Denki Kagaku Kogyo Kk | カーボンブラックを含有した樹脂組成物、シート、成形体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922943A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | ゴム組成物 |
JPS6092301A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-23 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ゴム・カ−ボンブラツク混合固形物の製造法 |
JPH01289843A (ja) * | 1988-05-16 | 1989-11-21 | Asahi Chem Ind Co Ltd | タイヤ用ゴム組成物 |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP3046272A patent/JP2658603B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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