JPH04283049A - レベリング装置 - Google Patents

レベリング装置

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JPH04283049A
JPH04283049A JP6870291A JP6870291A JPH04283049A JP H04283049 A JPH04283049 A JP H04283049A JP 6870291 A JP6870291 A JP 6870291A JP 6870291 A JP6870291 A JP 6870291A JP H04283049 A JPH04283049 A JP H04283049A
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Yoshishige Konno
今野 芳重
Yoichi Toida
洋一 戸井田
Chihiro Marumo
丸茂 千尋
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Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば表面粗さを測
定すべき被測定物や被加工物等を載置させ、且つそれら
の被測定面や被加工面の姿勢を三次元的に所望の姿勢と
させ得るレベリング装置に関する。特に、姿勢制御すべ
き被載置物の測定や加工を高い精度でおこなうために、
姿勢制御の前後で被載置物の位置が変化することを極力
抑えた姿勢制御が得られるレベリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被載置物を載置する載置部材が基板に対
しての姿勢を所望の姿勢にとらせ得る装置として、基板
と載置部材の間に、載置部材が基板に対して所望の姿勢
をとらせ得る支持手段を介在させてなるものが考えられ
る。ここで、支持手段の構成について考慮すると、部材
が少なく製造が簡便なものとして、載置部材を基板に対
して三点で支持させるものが考えられる。更に、姿勢制
御が簡便なものとして、載置部材を基板に対して支持す
る三点のうちの一点は基板と載置部材の間隔を一定距離
に保持して支持し、且つ残りの二点は基板と載置部材の
間隔を、互いに独立して可変で支持する構成のものが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】載置部材を基板に対し
て第一の支持部、第二の支持部及び第三の支持部の三つ
で支持し、第一の支持部は基板と載置部材の間隔を一定
距離にして支持し、且つ第二の支持部及び第三の支持部
は互いに独立で基板と載置部材の間隔を可変で支持する
構成としたレベリング装置では、第二の支持部及び第三
の支持部の支持状態を変え、基板と載置部材の間隔を互
いに異なる量だけ変えて支持させると、その支持状態の
変化の際に、第二の支持部又は第三の支持部のいずれか
が他方より、前記異なる量の差に相当して基板と載置部
材の間により多くの押圧力を与える。載置部材はこの押
圧力を受けて、第一の支持部が支持する基板側部位と載
置部材側部位を結ぶ線を軸線として、基板に対して回転
するということが生じる。そのために、載置部材の基板
に対する姿勢制御の前後において、載置部材上の被載置
物の位置が、例えば固定位置を保持している表面粗さ計
や工作機械等に対して変化してしまうという問題が生じ
る。殊に、載置部材上の被載置物に施す測定や加工が高
い精度のものであればあるほど、問題は深刻となる。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
のであり、基板に対する載置部材の姿勢制御の前後にお
いて、基板に対して載置部材が、第一の支持部が支持す
る基板側支持の部位と載置部材支持の部位を結ぶ線を軸
線として、回転することがないレベリング装置を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、基板と載置
部材の間の第一、第二及び第三の支持部を介在させ、第
一の支持部は、基板と載置部材の間隔を一定に保持し、
しかも基板と載置部材を支持する二つの部位を結ぶ線分
と不一致であって且つ互いに直交する二つの軸を軸線と
して基板に対して載置部材が回動可能として支持する構
成としたレベリング装置である。
【0006】その詳細な構成は、基板と、被載置物を載
置する載置部材と、それら基板と載置部材の間に介在さ
れ、且つ基板に対して載置部材を所望の姿勢で支持し得
る支持手段が備えられ、上記支持手段が、基板と載置部
材の間隔を一定距離に保持して支持する第一の支持部と
、互いに独立であって、基板と載置部材の間隔を可変で
支持する第二及び第三の支持部から構成され、上記第一
の支持部が、基板及び載置部材を、基板と載置部材を支
持する二つの部位を結ぶ線分と不一致であって、且つ互
いに直交する二つの軸を軸線として、回動可能に支持し
てなるレベリング装置である。
【0007】
【作用】第二の支持部と第三の支持部が支持状態を変え
、基板と載置部材の間隔を互いに異なる量だけ変えて支
持すると、その間隔の変化の際に、異なる量に相当する
力が基板と載置部材の間に働く。その力を受けると第一
の支持部は、基板と載置部材を支持する二つの部位を結
ぶ線分と不一致であって且つ互いに直交する二つの軸を
軸線として、基板に対して載置部材を回動し、第一の支
持部によって基板と載置部材が支持される二つの部位を
結ぶ線分を中心に回動することはない。
【0008】
【実施例】この発明を、図1〜図15に示す実施例に基
づき詳述する。しかし、この実施例によって、この発明
が限定されるものではない。レベリング装置1は図1〜
図7に示すように、基板2と、載置部材3と、支持手段
と、可変手段4及び5と、制御手段6が備えられている
。載置部材3は、被測定物である被載置物を載置するも
のである。
【0009】支持手段は、三つの支持部7,8及び9か
らなり、載置部材3が基板2に対して所望の姿勢を得る
ように支持するものである。支持部7は図2、図3、図
4及び図5に示すように、径が同じな二つの丸棒を互い
に直交させて得られる回動部材10と、回動部材10を
矢印A方向に回動可能に枢支する枢支部材11及び12
と、回動部材10を矢印B方向に回動可能に枢支する枢
支部材13及び14から構成されている。そうして、枢
支部材11及び12は載置部材3の下面にビスによって
取付け固定され、枢支部材13及び14は基板2の上面
にビスによって取付け固定されている。支持部7はこの
構成により、基板2と載置部材3の間隔を一定に保持し
て載置部材3を基板2に対して支持するものである。 尚、枢支部材11、12、13及び14にはそれぞれ、
回動部材10を枢支するための孔15、16、17及び
18が設けられている。
【0010】支持部8は図1、図2及び図3に示すよう
に、球面コロ19と、球面コロ19を回動可能に枢支す
る枢支体20と、球面コロ19が回動可能で係合するス
ライダ21から主に構成されている。そうして、枢支体
20は載置部材3の下面に取付け固定され、スライダ2
1は矢印C方向に移動可能で基板2の上面に配設されて
いる。支持体8はこの構成により、基板2と載置部材3
の間隔を可変として、つまり載置部材3を、基板2に対
して矢印D方向に変位可能に支持するものである。
【0011】支持部9は図1、図2及び図4に示すよう
に、球面コロ22と、球面コロ22を回動可能に枢支す
る枢支体23と、球面コロ22が回動可能で係合するス
ライダ24から主に構成されている。そうして、枢支体
23は載置部材3の下面に取付け固定され、スライダ2
4は矢印C方向に移動可能で基板2の上面に配設されて
いる。支持部9はこの構成により、基板2と載置部材3
の間隔を可変として、つまり載置部材3を、基板2に対
して矢印D方向に変位可能に支持するものである。
【0012】尚、三つの支持部7、8及び9は、支持部
7を頂点とした二等辺三角形の形状が形成されるように
配置されている。そうして、底辺の長さ、つまり二つの
支持部8及び9の距離は2lであって、高さつまり、支
持部7から、二つの支持部8及び9を結ぶ線分までの距
離も2lになっている。又、スライダ21及び24はそ
の底面に対して、それぞれ球面コロ19及び22との係
合面が15゜の角度で傾斜されている。
【0013】可変手段4は図1、図2及び図3に示すよ
うに、出力手段であるモータ25と、ネジ棒26と、モ
ータ25の出力軸27とネジ棒26を連結するジョイン
ト28と、ブッシュ29から主に構成されている。そう
して、モータ25は基板2に固定されていると共に、ブ
ッシュ29はネジ棒26と螺合され且つスライダ21に
固定されている。可変手段4はこの構成により、モータ
25を出力させるとスライダ21が矢印C方向にスライ
ドし、このスライダ21のスライドにより枢支体20が
上下方向である矢印D方向に移動し、結果的に支持部8
が支持する基板2の部位と載置部材3の部位との距離を
変えるものである。
【0014】可変手段5は図1、図2及び図4に示すよ
うに、出力手段であるモータ30と、ネジ棒31と、モ
ータ30の出力軸32とネジ棒31を連結するジョイン
ト33と、ブッシュ34から主に構成されている。そう
して、モータ30は基板2に固定されていると共に、ブ
ッシュ34はネジ棒31と螺合され且つスライダ24に
固定されている。可変手段5はこの構成により、モータ
30を出力させるとスライダ24が矢印C方向にスライ
ドし、このスライダ24のスライドにより枢支体23が
上下方向である矢印D方向に移動し、結果的に支持部9
が支持する基板2の部位と載置部材3の部位との距離を
変えるものである。
【0015】尚、モータ25及び30は共に、それぞれ
1000ステップで一回転するステップモータである。 又、ネジ棒26及び31は共に、一回転によってそれぞ
れブッシュ29及び34が矢印C方向に0.5mmだけ
移動するようにネジのピッチが決められている。
【0016】制御手段6は図6に示すように、モータ2
5を所望通りに出力させるためのモータドライバ49及
びモータ25のコントローラ50と、モータ30を所望
通りに出力させるためのモータドライバ51及びモータ
30のコントローラ52と、モータ25及び30の出力
量を求めるためのモータ25,モータ30の出力量演算
部53と、検出部36からのデータを記憶するデータメ
モリ54と、載置部材3の平均傾斜角を演算する平均傾
斜角演算部55と、システムコントローラ56を備えて
構成されている。制御手段6は、載置部材3の基板2に
対する姿勢が検出され、さらに所望の姿勢が決められる
と、検出の姿勢を所望の姿勢とするための信号を可変手
段4と可変手段5にそれぞれ出力するものである。尚、
制御手段6の詳細な作動は、レベリング装置1の使用の
説明において後述する。
【0017】レベリング装置1は、上述したように構成
されている。以下において、作動順序の概略を示すフロ
ーチャート(図8)及び作動順序を示すフローチャート
(図9〜図12)を用いて、表面粗さ計35と共に用い
る場合のレベリング装置1の使用を説明する。
【0018】ところで、レベリング装置1に載置した被
測定物48の傾斜(姿勢)の測定は、表面粗さ計35を
用いることによっておこなうものである。つまり詳しく
は、表面粗さ計35によって被測定物48の被測定面(
上面)に相異なる少なくとも二回以上の走査を行なって
表面粗さの測定をおこない、走査におけるある点の三次
元の相対座標を求める。この座標測定によって得られた
複数個のデータに基づいて平均面を求め、この求めた平
均面を前記被測定物48の被測定面の平面とみなす(図
8の「平均面の計算」)。そうして、この平面が、被測
定物48の矢印Y方向の移動に拘らず検出部36の走査
方向に対して平行となるように、レベリング装置1を作
動させて被測定物48の傾斜補正(姿勢制御)をおこな
うのである。
【0019】尚、二次元についてのみの傾斜補正を求め
る場合には、表面粗さ計35を被測定物48に対して唯
一度だけ走査させて表面粗さの測定を一度おこない、こ
の測定の結果に基づいて回帰直線を求め、その回帰直線
を検出部36の走査方向と平行になるようにレベリング
装置1を作動させることで達成する(図8の「自動で傾
斜補正(姿勢制御)させるために、操作・表示パネル4
2で必要な測定条件を設定する」において、n=1とし
た場合)。又、傾斜補正(姿勢制御)のための表面粗さ
測定では、検出部36から送られて来るそのままのデー
タ、つまり被測定物48の表面粗さを示す断面曲線その
ものを表すもの、いわゆる生のデータを用いており、例
えばうねり成分を除去するためのフィルタ等を介して得
られるデータは用いていない。
【0020】表面粗さ計35は図7に示すように、スタ
イラス(図示省略)が設けられてなる検出部36と、モ
ータ37が設けられ、検出部36を保持して矢印X方向
に走査させる走査部38と、モータ39が設けられ、走
査部38を支柱40に沿って上下方向、つまり矢印Z方
向にスライドさせるスライド部41が備えられている。 表面粗さ計35のベース44の前面は、操作・表示パネ
ル42になっている。
【0021】レベリング装置1を、表面粗さ計35のベ
ース44上のスライド装置43のスライダ46に載置す
る。尚、スライド装置43は、モータ45が設けられ、
スライダ46が本体47に対して矢印Y方向にスライド
するように構成されている。又、システムコントローラ
56と、モータ37、モータ39及びモータ45の間に
はそれぞれモータドライバ57と矢印X方向コントロー
ラ58、モータドライバ59と矢印Z方向コントローラ
60及びモータドライバ61と矢印Y方向コントローラ
62が介在されている。
【0022】ここで、スライド装置43は、表面粗さ計
35の検出部36の走査方向とスライダ46の移動方向
が直交となるように、配置する。次に、レベリング装置
1の載置部材3に被測定物48を載置して、検出部36
のスタイラスの移動方向に対して被測定物48の被測定
面、つまり上面が平行になるように、レベリング装置1
を作動させる。
【0023】レベリング装置1は、操作・表示パネル4
2を操作して、まず測定者が表面粗さ計35の使用の諸
条件、つまり測定レンジの設定、サンプリングレングス
の設定、測定長さの設定、走査間隔の設定といった測定
条件の設定をおこなう。続いて、走査・表示パネル42
を操作してオートレベリング選択キーをONにする。
【0024】更に続いて、自動で被測定物48を載置し
ている載置部材3の傾斜補正(姿勢制御)をおこなわせ
るための測定条件の設定をおこなう。走査部38が作動
して検出部36が被測定物48の表面粗さを走査検出し
、スライド装置43が作動して走査間隔Dyによって決
まる距離だけ被測定物48を矢印Y方向にスライドさせ
た後に表面粗さの走査検出をおこなうという走査の回数
nを、測定者が設定する。この回数nの設定により、シ
ステムコントローラ56から矢印Y方向コントローラ6
2に、モータ45を(n−1)回だけ出力させるための
信号が送られる。勿論、走査の回数nが多いほどデータ
がより多くなり、より的確なレベリングをおこなうこと
ができる。ここで、矢印Y方向のサンプリング間隔Δy
が決定される。
【0025】ここで、スタートキーをONにし、予備測
定を開始する。この予備測定の開始によって、システム
コントローラ56から矢印X方向コントローラ58に、
モータ37の出力、つまり走査部38を作動させるため
の信号が送られると共に、検出部36から制御手段6の
データ・メモリ54に検出データが送られる状態になる
。よって、表面粗さ計35の走査部38及び検出部36
が作動し、データ・メモリ54は距離Lxの範囲で離散
データを取入れる。データの取入れは、被測定物48が
測定可能な範囲内にあることを確保して、n回の走査検
出でおこなわれる。
【0026】尚、この走査検出の際、スライド装置43
は(n−1)回のスライド作動をおこなうが、検出部3
6の矢印Y方向の位置j、及び次回の走査検出までの矢
印Y方向の移動距離Dyは、図10のフローチャートに
示す等式で与えられるものである。又、前記測定可能な
範囲を越える場合、つまりオーバーレンジ状態が生じた
り、スライド装置43のリミットを越える場合には、予
備測定を中断して新たな予備測定をやり直す。
【0027】以上の予備測定により、座標測定から得ら
れた複数個のデータに基づいて平均面を求める。ここで
求めた平均面を、被測定物48の被測定面の平面とみな
すのである。尚、平均面はZ=a+bX+cYと置いて
、ここから定数bとcを求める。そうして、この定数b
とcから、平均面の矢印Z方向に対する矢印X方向及び
矢印Y方向の傾き成分を求めるのである。つまり、平均
面Zの方向余弦ベクトルの矢印X方向の成分λ及び矢印
Y方向の成分μを求める。制御手段6のデータ・メモリ
54に蓄えられたデータは、システムコントローラ56
の作動によって平均傾斜角演算部55に送られ、平均面
の傾斜角が求められる。ここで、平均面の矢印Z方向に
対する矢印X方向及び矢印Y方向の傾き成分が求まるの
である。
【0028】ここで、システムコントローラ56は、モ
ータ25,30の出力量演算部53に可変手段のモータ
25及び30の出力の量を演算させる信号を送り、自動
機能の場合(図9で「h=0」の場合)は更にモータ3
9が出力してスライド部41が作動し検出部36を被測
定物48から10mmだけ持上がらせるための信号を矢
印Z方向コントローラ60に送り、検出部36は矢印Z
方向に10mmだけ上昇する。
【0029】ここで、レベリング装置1のレベリング機
能が働き、被測定物48の被測定面の傾斜補正(姿勢制
御)が実行される。モータ25,30の出力量演算部5
3の演算によって得られた結果に基づき、システムコン
トローラ56はモータ25のコントローラ50及びモー
タ30のコントローラ52にモータ25及びモータ30
をそれぞれ所定量ずつ出力させるための信号を送る。
【0030】モータ25及びモータ30の出力によって
、可変手段4及び可変手段5がそれぞれ作動する。つま
り、可変手段4ではスライダ21が、可変手段5ではス
ライダ24がそれぞれ矢印C方向に所定距離だけスライ
ドし、このスライドにより、スライダ21に係合してい
る球面コロ19及びスライダ24に係合している球面コ
ロ22はそれぞれ所定量づつ矢印D方向に移動し、支持
部8の支持している基板2と載置部材3の間の距離及び
支持部9の支持している基板2と載置部材3の間の距離
が変化する。他方、支持部7が支持している基板2と載
置部材3の間の距離は変わらず、一定を保ち続ける。 これら三つの支持部7、8及び9の支持状態の決定によ
って、基板2に対する載置部材3の傾斜補正(姿勢制御
)がなされ、結果的に被測定物48の被測定面の傾斜補
正(姿勢制御)がおこなわれることになる。
【0031】載置部材3がリミット内にある場合におい
て、上記傾斜補正(姿勢制御)で得られた補正の程度が
測定者の望むほどになるように傾斜補正(姿勢制御)を
繰返して、被測定物48が所望の姿勢である状態を得る
。測定者は、所望の姿勢となった被測定物48に対し、
表面粗さ計35を用いて表面粗さ測定をおこなうことが
できる。
【0032】上述のレベリング装置1の作動において、
可動手段4と可変手段5を互いに異なった量だけ出力さ
せると、それぞれの出力に対応し互いに異なった量の力
を、支持部8と支持部9は基板2と載置部材3に働かせ
、基板2に対して載置部材3をそれぞれの力に対応して
矢印D方向に移動させる。この異なった力の量の差によ
って生じる力について考えると、この力は載置部材3に
固定されている枢支部材11及び12に加わる。ここで
、枢支部材11及び12は力を受けて、固定側である基
板2に固定されている枢支部材13及び14に対し、回
動部材10の持つ二つの軸線を中心に、つまり矢印A方
向及び矢印B方向に回動する。
【0033】又、回動部材10は、基板2に固定されて
いる枢支部材13及び14に枢支されており、基板2と
平行な面上で、つまり矢印E方向に回動することはない
。従って、回動部材10を枢支している枢支部材11及
び12が矢印E方向に回動することはなく、枢支部材1
1及び12を固定している載置部材3は矢印E方向に回
動することがない。よって、基板2に対して載置部材3
は矢印E方向に回動しない、つまり支持部7が支持する
基板2の部位と載置部材3の部位を結ぶ線分を軸線とし
て回動することはない。従って、基板2に対して載置部
材3の傾斜補正(姿勢制御)をおこなっても載置部材3
に載置されている被測定物48が表面粗さ計35に対し
て姿勢制御以外の位置変化を生じるといった問題はない
【0034】以下において、図13、図14及び図15
を用いてこの発明の他の実施例を説明する。レベリング
装置1aは、上述のレベリング装置1と比べて第一の支
持部の構成のみが異なっているが、他については全て同
じである。
【0035】レベリング装置1aの支持部7aは図13
、図14及び図15に示すように、嵌合部材11aと、
規制板12aと、棒部材13aと、保持部材14aと、
二組のボール63aと64a、及び65aと66aから
主に構成されている。
【0036】嵌合部材11aは、載置部材3aの裏面に
ビス(図示省略)で固定されている。嵌合部材11aは
、底面にボール63a及び64aをそれぞれ受ける凹部
(図示省略)及び溝部67aと、棒部材13aが嵌合す
るメネジ部(図示省略)が形成されている。
【0037】保持部材14aは、基板2の上面にビス止
め固定されている。保持部材14aは、ボール65aを
受ける溝部68aと、ボール66aを受ける凹部69a
及び棒部材13aが挿通する通孔70aが形成されてい
る。
【0038】規制板12aは、その上面側と下面側では
径の異なる四つの孔15aと16a、及び17aと18
aが設けられており、それぞれにボール63aと64a
が上方から、及びボール65aと66aが下方から嵌合
され得るが、通過させ得ないものである。規制板12a
には、棒部材13aが挿通する通孔71aも設けられて
いる。
【0039】棒部材13aはコイルばね72aに挿通さ
れ、更に保持部材14aの通孔70a及び規制板12a
の通孔71aを通って嵌合部材11aの前記メネジ部に
螺合して固定されている。従って、ボール63aは規制
板12aの孔15aと嵌合部材11aの前記凹部によっ
て、ボール64aは規制板12aの孔16aと嵌合部材
11aの溝部67aによって、ボール65aは規制板1
2aの孔17aと保持部材14aの溝部68aによって
、ボール66aは規制板12aの孔18aと保持部材1
4aの凹部69aによって、それぞれ回動可能の状態で
位置が規制されている。尚、コイルばね72aは、棒部
材13aにいわゆるプリロードを与えるものである。
【0040】支持部7aのこの構成により、基板2aに
対して載置部材3aは、ボール63aと64aの共通軸
線を軸線とする回動が可能であると共に(矢印Aa方向
の回動)、ボール65aと66aの共通軸線を軸線とす
る回動が可能である(矢印Ba方向の回動)。又、ボー
ル63a、64a、65a及び66aは上述したように
位置が規制されているから、載置部材3aが、棒部材1
3aを中心として基板2に対して回動するということは
ない。
【0041】レベリング装置1では、回動部材10は径
の同じ二つの丸棒を単に直交させて得られる形状になっ
ているが、径が異なる丸棒の組合せでもよく、又、中間
部材を介して二組の丸棒をそれぞれ軸線が直交するよう
に配置させた構成のものであっても良い。
【0042】
【発明の効果】この発明は、基板と載置部材の間に三つ
の支持部を配設し、その三つの支持部のうち二つを可変
とすると共に、残り一つを、基板と載置部材の支持する
二つの部位を結ぶ線分と不一致であって互いに直交する
二つの軸を軸線として、基板と載置部材が相対的に回転
し得るよう支持する構成としたことにより、基板に対し
て載置部材の傾斜補正(姿勢制御)をおこなった場合に
その傾斜補正の前後で支持部が支持する基板と載置部材
の二つの部位を結ぶ線分を軸として基板と載置部材が相
対的に回動することがなく、載置部材上の被載置物が基
板と平行な面上で回転することのないレベリング装置で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例において、載置部材を除いた
際の平面図である。
【図3】図1のI−I断面図である。
【図4】図1に示す実施例の側面図である。
【図5】図1に示す実施例の第一の支持部の要部分解斜
視図である。
【図6】図1に示す実施例の制御手段の構成を含み、表
面粗さ計及びスライダ装置と共に作動させる際、その制
御系を示す構成説明図である。
【図7】図1に示す実施例を表面粗さ計及びスライダ装
置と共に作動させる際の全体斜視図である。
【図8】図1に示す実施例を表面粗さ計及びスライダ装
置と共に作動させる際、その作動順序の概略を示すフロ
ーチャート図である。
【図9】,
【図10】,
【図11】,
【図12】図1に示す実施例を表面粗さ計及びスライダ
装置と共に作動させる際、その作動順序を示すフローチ
ャート図である。
【図13】この発明の他の実施例の図2の相当図である
【図14】この発明の他の実施例の図5の相当図である
【図15】この発明の他の実施例の第一の支持部及びそ
の近傍の正面図である。
【符号の説明】
1  レベリング装置 2  基板 3  載置部材 7,8,9  支持部(支持手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板と、被載置物を載置する載置部材
    と、それら基板と載置部材の間に介在され、且つ基板に
    対して載置部材を所望の姿勢で支持し得る支持手段が備
    えられ、上記支持手段が、基板と載置部材の間隔を一定
    距離に保持して支持する第一の支持部と、互いに独立で
    あって、基板と載置部材の間隔を可変で支持する第二及
    び第三の支持部から構成され、上記第一の支持部が、基
    板及び載置部材を、基板と載置部材を支持する二つの部
    位を結ぶ線分と不一致であって、且つ互いに直交する二
    つの軸を軸線として、回動可能に支持してなるレベリン
    グ装置。
  2. 【請求項2】  支持手段の第一の支持部が、二組のボ
    ール群を備え、それら二組のボール群が、基板と載置部
    材を支持する二つの部位を結ぶ線分と不一致であって且
    つ互いに直交する二つの軸をそれぞれ軸線として回動す
    るように配設して構成されてなるレベリング装置。
  3. 【請求項3】  支持手段の第一の支持部が、二組の軸
    体を備え、それら二組の軸体が、基板と載置部材を支持
    する二つの部位を結ぶ線分と不一致であって且つ互いに
    直交する二つの軸をそれぞれ軸線として回動するように
    配設して構成されてなるレベリング装置。
  4. 【請求項4】  支持手段の第二の支持部及び第三の支
    持部にそれぞれ設けられ、基板と載置部材の間隔を可変
    させ得る第一の可変手段及び第二の可変手段と、基板に
    対する載置部材の姿勢が検出された際にその検出結果に
    基づき、第二の支持部及び第三の支持部が作動して載置
    部材が所望の姿勢を得るように前記二つの可変手段を制
    御する制御手段が備えられてなる請求項1、請求項2又
    は請求項3記載のレベリング装置。
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CN115519908A (zh) * 2022-11-28 2022-12-27 季华实验室 一种多自由度微动台调节装置与调节方法

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