JPH04282356A - アミジン誘導体の製造方法 - Google Patents

アミジン誘導体の製造方法

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JPH04282356A
JPH04282356A JP3043584A JP4358491A JPH04282356A JP H04282356 A JPH04282356 A JP H04282356A JP 3043584 A JP3043584 A JP 3043584A JP 4358491 A JP4358491 A JP 4358491A JP H04282356 A JPH04282356 A JP H04282356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
catalyst
alkyl
carbon
Prior art date
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Pending
Application number
JP3043584A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Watabe
渡部 良久
Teruyuki Kondo
輝幸 近藤
Motohiro Akazome
元浩 赤染
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP3043584A priority Critical patent/JPH04282356A/ja
Publication of JPH04282356A publication Critical patent/JPH04282356A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアミドキシム誘導体を、
周期律表第VIII族触媒の存在下、一酸化炭素により
脱酸素反応を行ないアミジン誘導体を得る製造方法に関
するものである。アミジン誘導体は医薬等のペプチド系
抗生物質をはじめとする種々のファインケミカル中間体
として近年注目されている化合物群である。
【0002】
【従来の技術】従来、アミドキシム誘導体からアミジン
誘導体の一般的な合成法としては、触媒存在下、アミド
キシム誘導体を水素添加する方法が主として知られてい
る。ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(
J.Org.Chem.)、466頁、1971年には
ラネー・ニッケル触媒を使用する水素添加反応が報告さ
れ、ジャーナル・オブ・メディシナル・アンド・ファー
マシュティカル・ケミストリー(J.Med.Phar
m.Chem.) 、651頁、1962年には、ロジ
ウム触媒を使用する水素添加反応が報告されている。
【0003】又、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサエ
ティー・ケミカル・コミュニケーション(J.Chem
.Soc.,Chem.Commun.)、761頁、
1975年には、ペンタカルボニツ鉄を使用する反応が
報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ジャーナル・オブ・オ
ーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)
、466頁、1971年及びジャーナル・オブ・メディ
シナル・アンド・ファーマシュティカル・ケミストリー
(J.Med.Pharm.Chem.)、651頁、
1962年の合成法は、共に触媒を多量に使用する必要
がある。
【0005】特に、後者の方法では高価なロジウム触媒
を使用し、目的物の収率も低い。更に、両反応とも出発
原料であるアミドキシム誘導体が水素添加反応を受け易
い官能基を有する場合、目的物であるアミジン誘導体を
選択的に得られないという欠点を有している。又、ジャ
ーナル・オブ・ケミカル・ソサエティー・ケミカル・コ
ミュニケーション(J.Chem.Soc.,Chem
.Commun.)、761頁、1975年の合成法は
、ペンタカルボニル鉄を量論量使用する必要がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決すべく鋭意努力検討の結果本発明を完成するに
至った。 即ち、本発明は一般式(I)
【0007】
【化4】
【0008】〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数2〜
6のアルコキシアルキル基、カルボキシル基で置換され
た炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキ
シカルボニル基で置換された炭素数1〜6のアルキル基
、炭素数2〜7のシアノアルキル基、炭素数1〜6のヒ
ドロキシアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭
素数2〜6のアルキニル基、又は一般式(II)
【00
09】
【化5】
【0010】(式中、X、Y及びZはそれぞれ独立して
水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6の
アルケニル基、炭素数2〜6のアルキニル基、炭素数1
〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、
炭素数1〜6のハロアルコキシ基、炭素数2〜6のアル
コキシアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル
基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のア
ルキルスルフィニル基、炭素数1〜6のアルキルスルホ
ニル基、水酸基、炭素数1〜6のアルキルスルホニルオ
キシ基、置換されていても良いフェニル基、置換されて
いても良いフェノキシ基、置換されていても良いフェニ
ルチオ基、置換されていても良いフェニルスルホニル基
、ハロゲン原子、シアノ基、ホルミル基、炭素数2〜8
のアシル基、カルボキシル基、炭素数2〜7のアルコキ
シカルボニル基、アミノカルボニル基、炭素数1〜6の
アルキルアミノカルボニル基、炭素数2〜12のジアル
キルアミノカルボニル基、アミノ基、炭素数1〜6のア
ルキルアミノ基、炭素数2〜12のジアルキルアミノ基
、炭素数2〜8のアシルアミノ基及び炭素数1〜6のア
ルキルスルホニルアミノ基を示す。)を示す〕で表され
るアミドキシム誘導体を、周期律表第VIII族触媒の
存在下、一酸化炭素と反応させることを特徴とする一般
式(III)
【0011】
【化6】
【0012】(式中、Rは前記に同じ。)で表されるア
ミジン誘導体の製造方法に関するものである。式中、R
である炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチ
ル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基
、n−アミル基、i−アミル基、ヘキシル基等が挙げら
れる。
【0013】炭素数1〜6のハロアルキル基としては、
クロロメチル基、2−クロロエチル基、4−ブロモブチ
ル基、6−フルオロヘキシル基等が挙げられる。炭素数
2〜6のアルコキシアルキル基としては、メトキシメチ
ル基、メトキシエチル基、エトキシメチル基、エトキシ
プロピル基、ブトキシエチル基等が挙げられる。
【0014】カルボキシル基で置換された炭素数1〜6
のアルキル基としては、カルボキシメチル基、2−カル
ボキシエチル基、1−カルボキシエチル基、5−カルボ
キシペンチル基等が挙げられる。炭素数1〜6のアルコ
キシカルボニル基で置換された炭素数1〜6のアルキル
基としては、メトキシカルボニルメチル基、1−メトキ
シカルボニルエチル基、2−メトキシカルボニルエチル
基、エトキシカルボニルメチル基、1−エトキシカルボ
ニルエチル基、2−エトキシカルボニルエチル基、プロ
ピルオキシカルボニルブチル基、ヘキシルオキシカルボ
ニルヘキシル基等が挙げられる。
【0015】炭素数2〜7のシアノアルキル基としては
、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−シアノエ
チル基、3−シアノプロピル基、シアノヘキシル基等が
挙げられる。炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基とし
ては、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシエチル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロ
キシヘキシル基等が挙げられる。
【0016】炭素数2〜6のアルケニル基としては、ビ
ニル基、アリル基、メタリル基、クロチル基、3−ヘキ
セニル基等が挙げられる。炭素数2〜6のアルキニル基
としては、エチニル基、プロパルギル基、1−ヘキシニ
ル基等が挙げられる。X、Y及びZである炭素数1〜6
のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基
、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−アミル基、i
−アミル基、ヘキシル基等が挙げられる。
【0017】炭素数2〜6のアルケニル基としては、ビ
ニル基、アリル基、メタリル基、クロチル基、3−ヘキ
セニル基等が挙げられる。炭素数2〜6のアルキニル基
としては、エチニル基、プロパルギル基、1−ヘキシニ
ル基等が挙げられる。炭素数1〜6のハロアルキル基と
しては、クロロメチル基、2−クロロエチル基、4−ブ
ロモブチル基、6−フルオロヘキシル基等が挙げられる
【0018】炭素数1〜6のアルコキシ基としては、メ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポ
キシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブ
トキシ基、t−ブトキシ基、n−アミルオキシ基、i−
アミルオキシ基、ヘキシルオキシ基等が挙げられる。炭
素数1〜6のハロアルコキシ基としては、クロロメトキ
シ基、2−クロロエトキシ基、4−ブロモブトキシ基、
6−フルオロヘキシルオキシ基等が挙げられる。
【0019】炭素数2〜6のアルコキシアルキル基とし
ては、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシ
メチル基、エトキシプロピル基、ブトキシエチル基等が
挙げられる。炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基とし
ては、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシエチル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロ
キシヘキシル基等が挙げられる。
【0020】炭素数1〜6のアルキルチオ基としては、
メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i
−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ
基、sec−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基、n−ア
ミルチオ基、i−アミルチオ基、ヘキシルチオ基等が挙
げられる。炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基とし
ては、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、
n−プロピルスルフィニル基、i−プロピルスルフィニ
ル基、n−ブチルスルフィニル基、i−ブチルスルフィ
ニル基、sec−ブチルスルフィニル基、t−ブチルス
ルフィニル基、n−アミルスルフィニル基、i−アミル
スルフィニル基、ヘキシルスルフィニル基等が挙げられ
る。
【0021】炭素数1〜6のアルキルスルホニル基とし
ては、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−
プロピルスルホニル基、i−プロピルスルホニル基、n
−ブチルスルホニル基、i−ブチルスルホニル基、se
c−ブチルスルホニル基、t−ブチルスルホニル基、n
−アミルスルホニル基、i−アミルスルホニル基、ヘキ
シルスルホニル基等が挙げられる。
【0022】炭素数1〜6のアルキルスルホニルオキシ
基としては、メチルスルホニルオキシ基、エチルスルホ
ニルオキシ基、n−プロピルスルホニルオキシ基、i−
プロピルスルホニルオキシ基、n−ブチルスルホニルオ
キシ基、i−ブチルスルホニルオキシ基、sec−ブチ
ルスルホニルオキシ基、t−ブチルスルホニルオキシ基
、n−アミルスルホニルオキシ基、i−アミルスルホニ
ルオキシ基、ヘキシルスルホニルオキシ基等が挙げられ
る。
【0023】置換されていても良いフェニル基としては
、2−トルイル基、3−トルイル基、4−トルイル基、
2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−ク
ロロフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,4
,6−トリクロロフェニル基、3,5−ジメトキシフェ
ニル基、4−ヒドロキシフェニル基、2,3,4,5,
6−ペンタフルオロフェニル基、3−メトキシカルボニ
ルフェニル基、4−シアノフェニル基等が挙げられる。
【0024】置換されていても良いフェノキシ基として
は2−トルイルオキシ基、3−トルイルオキシ基、4−
トルイルオキシ基、2−クロロフェノキシ基、3−クロ
ロフェノキシ基、4−クロロフェノキシ基、2,4−ジ
メチルフェノキシ基、2,4,6−トリクロロフェノキ
シ基、3,5−ジメトキシフェノキシ基、4−ヒドロキ
シフェノキシ基、2,3,4,5,6−ペンタフルオロ
フェノキシ基、3−メトキシカルボニルフェノキシ基、
4−シアノフェノキシ基等が挙げられる。
【0025】置換されていても良いフェニルチオ基とし
ては、2−トルイルチオ基、3−トルイルチオ基、4−
トルイルチオ基、2−クロロフェニルチオ基、3−クロ
ロフェニルチオ基、4−クロロフェニルチオ基、2,4
−ジメチルフェニルチオ基、2,4,6−トリクロロフ
ェニルチオ基、3,5−ジメトキシフェニルチオ基、4
−ヒドロキシフェニルチオ基、2,3,4,5,6−ペ
ンタフルオロフェニルチオ基、3−メトキシカルボニル
フェニルチオ基、4−シアノフェニルチオ基等が挙げら
れる。
【0026】置換されていても良いフェニルスルホニル
基としては、2−トルイルスルホニル基、3−トルイル
スルホニル基、4−トルイルスルホニル基、2−クロロ
フェニルスルホニル基、3−クロロフェニルスルホニル
基、4−クロロフェニルスルホニル基、2,4−ジメチ
ルフェニルスルホニル基、2,4,6−トリクロロフェ
ニルスルホニル基、3,5−ジメトキシフェニルスルホ
ニル基、4−ヒドロキシフェニルスルホニル基、2,3
,4,5,6−ペンタフルオロフェニルスルホニル基、
3−メトキシカルボニルフェニルスルホニル基、4−シ
アノフェニルスルホニル基等が挙げられる。
【0027】ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、沃素原子が挙げられる。炭素数2〜8の
アシル基としては、アセチル基、プロパノイル基、ブタ
ノイル基、アリルカルボニル基、プロパギルカルボニル
基、シクロプロピルカルボニル基、ヘキサノイル基、シ
クロヘキシルカルボニル基、ベンゾイル基、トルオイル
基、ベンジルカルボニル基等が挙げられる。
【0028】炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基と
しては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基
、n−プロポキシカルボニル基、i−プロポキシカルボ
ニル基、n−ブトキシカルボニル基、i−ブトキシカル
ボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、t−ブトキ
シカルボニル基、n−アミルオキシカルボニル基、i−
アミルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル
基等が挙げられる。
【0029】炭素数2〜7のアルキルアミノカルボニル
基としては、メチルアミノカルボニル基、エチルアミノ
カルボニル基、n−プロピルアミノカルボニル基、i−
プロピルアミノカルボニル基、n−ブチルアミノカルボ
ニル基、i−ブチルアミノカルボニル基、sec−ブチ
ルアミノカルボニル基、t−ブチルアミノカルボニル基
、n−アミルアミノカルボニル基、i−アミルアミノカ
ルボニル基、ヘキシルアミノカルボニル基等が挙げられ
る。
【0030】炭素数2〜14のジアルキルアミノカルボ
ニル基としては、ジメチルアミノカルボニル基、ジエチ
ルアミノカルボニル基、ジ−n−プロピルアミノカルボ
ニル基、ジ−i−プロピルアミノカルボニル基、メチル
エチルアミノカルボニル基、ジ−i−ブチルアミノカル
ボニル基、ジヘキシルアミノカルボニル基等が挙げられ
る。炭素数2〜8のアシルアミノ基としては、アセチル
アミノ基、プロパノイルアミノ基、ブタノイルアミノ基
、アリルカルボニルアミノ基、プロパギルカルボニルア
ミノ基、シクロプロピルカルボニルアミノ基、ヘキサノ
イルアミノ基、シクロヘキシルカルボニルアミノ基、ベ
ンゾイルアミノ基、トルオイルアミノ基、ベンジルカル
ボニルアミノ基等が挙げられる。
【0031】炭素数1〜6のアルキルスルホニルアミノ
基としては、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホ
ニルアミノ基、n−プロピルスルホニルアミノ基、i−
プロピルスルホニルアミノ基、n−ブチルスルホニルア
ミノ基、i−ブチルスルホニルアミノ基、sec−ブチ
ルスルホニルアミノ基、t−ブチルスルホニルアミノ基
、n−アミルスルホニルアミノ基、i−アミルスルホニ
ルアミノ基、ヘキシルスルホニルアミノ基等が挙げられ
る。
【0032】周期律表第VIII族触媒触媒としては鉄
触媒、コバルト触媒、ニッケル触媒、ルテニウム触媒、
ロジウム触媒、パラジウム触媒、オスミウム触媒、イリ
ジウム触媒、白金触媒が挙げられ、特に鉄触媒、コバル
ト触媒、ルテニウム触媒、ロジウム触媒、パラジウム触
媒が良い。鉄触媒としては、鉄担持シリカ触媒、鉄担持
アルミナ触媒、鉄担持炭素触媒、三塩化鉄、酸化鉄、ペ
ンタカルボニル鉄、ドデカカルボニル三鉄等が挙げられ
る。
【0033】コバルト触媒としては、コバルト担持シリ
カ触媒、コバルト担持アルミナ触媒、コバルト担持炭素
触媒、二塩化コバルト、酸化コバルト、オクタカルボニ
ル二コバルト等が挙げられる。ルテニウム触媒としては
、ルテニウム担持シリカ触媒、ルテニウム担持アルミナ
触媒、ルテニウム担持炭素触媒、三塩化ルテニウム、酸
化ルテニウム、ドデカカルボニル三ルテニウム、ジクロ
ロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム、三塩
化ルテニウム、テトラヒドリドドデカカルボニル四ルテ
ニウム、ジカルボニルトリス(トリフェニルホスフィン
)ルテニウム、テトラカルボニル(トリメチルホスファ
イト)ルテニウム、テトラカルボニル(トリエチルホス
ファイト)ルテニウム、テトラカルボニル(トリフェニ
ルホスフィン)ルテニウム、ペンタキス(トリメチルホ
スファイト)ルテニウム、ジアセタトカルボニルビス(
トリフェニルホスフィン)ルテニウム、カルボニルクロ
ロヒドリドトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウ
ム、テトラカルボニルビス(シクロペンタジエニル)二
ルテニウム、クロロジカルボニル(シクロペンタジエニ
ル)ルテニウム、トリカルボニル(シクロオクタテトラ
エン)ルテニウム、トリカルボニル(1、5ーシクロオ
クタジエン)ルテニウム、トリカルボニルビス(トリフ
ェニルホスフィン)ルテニウム、ドデカカルボニル四ロ
ジウム等が挙げられる。
【0034】ロジウム触媒としては、ロジウム担持シリ
カ触媒、ロジウム担持アルミナ触媒、ロジウム担持炭素
触媒、三塩化ロジウム、酸化ロジウム、ヘキサデカカル
ボニル六ロジウム、ジクロロテトラカルボニルロジウム
、ヒドリドテトラカルボニルロジウム、ヒドリドカルボ
ニルトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム等が挙
げられる。
【0035】パラジウム触媒としては、パラジウム担持
シリカ触媒、パラジウム担持アルミナ触媒、パラジウム
担持炭素触媒、三塩化パラジウム、酸化パラジウム、テ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジカ
ルボニルビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、
カルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム等が挙げられる。
【0036】上記触媒において、オクタカルボニル二コ
バルト、ドデカカルボニル三ルテニウム、三塩化ルテニ
ウム、ヘキサデカカルボニル六ロジウムが特に優れてい
る。周期律表第VIII族触媒触媒の使用量としては、
一般式(I)のアミドキシム誘導体に対して通常0.0
1〜20モル%、好ましくは0.1〜10モル%が良い
【0037】上記触媒に必要に応じ、トリブチルホスフ
ィン、トリフェニルホスフィン等の配位子を添加するこ
ともできる。配位子の使用量としては、周期律表第VI
II族触媒に対して、通常0.1〜1000モル%、好
ましくは10〜500モル%が良い。一酸化炭素の使用
量としては、通常一般式(I)のアミドキシム誘導体に
対して0.5〜100倍モル、好ましくは0.8〜20
倍モルが良い。
【0038】一酸化炭素圧力としては、1〜200気圧
、好ましくは2〜50気圧が良い。反応温度としては、
通常15〜300℃、好ましくは50〜200℃が良い
。反応時間は、一般式(I)のアミドキシム誘導体の反
応性にもよるが通常0.5〜20時間、好ましくは1〜
10時間が良い。本反応は無溶媒でも進行するが、操作
性等の面から必要に応じて溶媒を使用することもできる
【0039】溶媒としては、反応に不活性なものであれ
ば特に制限はないが、例えばテトラヒドロフラン、ジエ
チルエーテル、1、4ージオキサン、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエ
ーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、クロルベ
ンゼン、アニソール、キシレン等の芳香族溶媒類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドン、ジメチルイミダゾリジノン、アセトニトリ
ル等が挙げられる。
【0040】反応終了後の処理方法としては、必要に応
じて溶媒を蒸留等で除去した後に、反応生成物を蒸留、
再結晶、クロマトグラフィー精製等により一般式(II
I)のアミジン誘導体を遊離又は塩酸塩として得ること
ができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の方法に従えば、一般式(I)の
アミドキシム誘導体から穏和な反応条件で医薬等のペプ
チド系抗生物質をはじめとする種々のファインケミカル
中間体として有用な一般式(III)のアミジン誘導体
を高収率で容易に製造することができる。
【0042】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 内容量50mLのステンレス製オートクレーブに、ベン
ズアミドキシム0.68g(5ミリモル)、ドデカカル
ボニル三ルテニウム0.064g(0.1ミリモル)及
びテトラヒドロフラン5mLを仕込んだ。次に、一酸化
炭素初圧を5気圧として昇温し、80℃、5時間で反応
を行なった。
【0043】反応終了後、ガスクロマトグラフィーで反
応生成物を分析した結果、ベンズアミドキシムの転化率
は100%であり、ベンズアミジンの収率は82%であ
った。 実施例2〜10 一酸化炭素初圧を20気圧、反応時間を4時間とし周期
律表第VIII族触媒の種類及び量を代えた他は実施例
1と同様に反応を行ない第1表の結果を得た。
【0044】
【表1】                          
       第1表───────────────
────────────────────    実
施例    触媒(ミリモル)          転
化率(%)      収率(%)─────────
─────────────────────────
─      2      Ru3(CO)12(0
.10)             100     
       52      3      Co2
(CO)8(0.15)              
  54            13      4
      Rh6(CO)16(0.05)    
           47            
26      5      Fe3(CO)12(
0.10)               47   
           4      6      
Fe(CO)5(0.30)            
     41            11    
  7      Pd(PPh3)4(0.30) 
              44         
     4      8      RuCl3 
・3H2O(0.30)             5
8            21      9   
   Ru(CO)3(PPh3)2(0.30)  
        29              4
    10      RuCl2(PPh3)2(
0.30)            47      
        9────────────────
───────────────────実施例11 ベンズアミジンの代わりにp−クロロベンズアミドキシ
ム0.85g(5ミリモル)を用いた他は、実施例1と
同様の反応を行なった。
【0045】得られた反応液に塩化水素ガスを吹込み、
析出した結晶を濾取、乾燥することにより、p−クロロ
ベンズアミジンが0.60g(収率78%)で得た。p
−クロロベンズアミドキシムの転化率は100%であっ
た。 実施例12 ベンズアミジンの代わりにp−トルアミドキシム0.7
5g(5ミリモル)を用いた他は、実施例1と同様の反
応を行なった。
【0046】得られた反応液から溶媒を留去し、更に減
圧蒸留を行なうことによりp−トルアミジンが0.48
g(収率72%)を得た。p−トルアミドキシムの転化
率は100%であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    一般式(I) 【化1】 〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭
    素数1〜6のハロアルキル基、炭素数2〜6のアルコキ
    シアルキル基、カルボキシル基で置換された炭素数1〜
    6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシカルボニル
    基で置換された炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜
    7のシアノアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアル
    キル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6の
    アルキニル基、又は一般式(II) 【化2】 (式中、X、Y及びZはそれぞれ独立して水素原子、炭
    素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基
    、炭素数2〜6のアルキニル基、炭素数1〜6のハロア
    ルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6
    のハロアルコキシ基、炭素数2〜6のアルコキシアルキ
    ル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、炭素数1
    〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルスルフ
    ィニル基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、水酸
    基、炭素数1〜6のアルキルスルホニルオキシ基、置換
    されていても良いフェニル基、置換されていても良いフ
    ェノキシ基、置換されていても良いフェニルチオ基、置
    換されていても良いフェニルスルホニル基、ハロゲン原
    子、シアノ基、ホルミル基、炭素数2〜8のアシル基、
    カルボキシル基、炭素数2〜7のアルコキシカルボニル
    基、アミノカルボニル基、炭素数1〜6のアルキルアミ
    ノカルボニル基、炭素数2〜12のジアルキルアミノカ
    ルボニル基、アミノ基、炭素数1〜6のアルキルアミノ
    基、炭素数2〜12のジアルキルアミノ基、炭素数2〜
    8のアシルアミノ基および炭素数1〜6のアルキルスル
    ホニルアミノ基を示す。)を示す〕で表されるアミドキ
    シム誘導体を、周期律表第VIII族触媒の存在下、一
    酸化炭素と反応させることを特徴とする一般式(III
    ) 【化3】 (式中、Rは前記に同じ。)で表されるアミジン誘導体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】  一般式(I)及び一般式(III)に
    おいて、一般式(II)のX、Y及びZがそれぞれ独立
    して水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、ハロゲン原
    子である請求項1の製造方法。
  3. 【請求項3】  周期律表第VIII族触媒が鉄触媒、
    コバルト触媒、ルテニウム触媒、ロジウム触媒から選ば
    れる請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】  周期律表第VIII族触媒が三塩化ル
    テニウム、ドデカカルボニル三ルテニウム、ヘキダデカ
    カルボニル六ロジウムから選ばれる請求項2の製造方法
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