JPH04282352A - α−ヒドロキシイソブチルアミドの製造法 - Google Patents

α−ヒドロキシイソブチルアミドの製造法

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JPH04282352A
JPH04282352A JP3043460A JP4346091A JPH04282352A JP H04282352 A JPH04282352 A JP H04282352A JP 3043460 A JP3043460 A JP 3043460A JP 4346091 A JP4346091 A JP 4346091A JP H04282352 A JPH04282352 A JP H04282352A
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JP
Japan
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catalyst
acetone cyanohydrin
hydroxyisobutyramide
raw material
ach
Prior art date
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Pending
Application number
JP3043460A
Other languages
English (en)
Inventor
Minahito Karasawa
唐 澤 皆 人
Masasane Inomata
猪 俣 将 実
Hiroharu Kageyama
景 山 弘 春
Masahiro Tokumitsu
徳 満 政 弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、α−ヒドロキシイソブ
チルアミドの製造法に関する。更に詳しくは、アセトン
シアンヒドリン(以下、ACHと略する)と水とを液相
で連続的に反応させてα−ヒドロキシイソブチルアミド
(以下、HAMと略する)を製造する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般にアミド化合物は、相応するニトリ
ル化合物と水との反応でできることが公知であり、この
反応に有効な触媒が種々知られている。米国特許第3,
366,639号に記載されているマンガン酸化物もそ
の一つである。ニトリル化合物の水和反応に多用される
銅含有触媒がACHなどのα−ヒドロキシニトリル化合
物の水和に全く不十分な成績しか与えないのに反し、マ
ンガン酸化物は西ドイツ特許第2,131,813号に
開示されているように、ACHの水和に対してもかなり
の成績を与えるという特徴がある。
【0003】また、特開昭52−222号公報には、触
媒として褐石の存在でACHの水和を 60〜90℃の
温度範囲で行うことによりHAMを製造するに際し、反
応混合物にアセトンを加えることにより、HAMの収率
を高め得ることが記載されている。更に、七価のマンガ
ン酸塩とハロゲン化水素酸から得られたマンガン酸化物
を用いると、触媒活性のばらつきがなくなり、また、触
媒の性能も向上することが特開昭63−57,535号
公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
けるACHの水和によるHAMの工業的連続製造方法を
検討した結果、触媒活性は経日とともに急速に低下する
ことが判明した。このような課題の解決法として、特開
平2−196,763号公報が開示されている。これは
反応器に供給される原料液の水素イオン濃度(pH)を
4〜8の範囲にすることにより、触媒の活性低下を抑制
する方法である。  しかし、この方法でも1週間を越
える長期間にわたって、触媒活性の低下を抑制するには
、未だ不十分であることが判った。
【0005】以上のように、工業的にACHの水和によ
りHAMを連続製造する上では、マンガン酸化物触媒の
劣化又は失活による触媒交換が頻繁になることと、触媒
費用の増加が大きな問題となるため、マンガン酸化物触
媒の長期活性の維持が最大の課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、工業的に
ACHの水和反応によりHAMを経済的に連続製造する
ため、上記のマンガン酸化物触媒の課題を解決すべく鋭
意検討した結果、触媒溶液に正電荷を供給することによ
って、大幅に触媒寿命が改善することを見出し、特願平
2−406,944号を提出した。  その後、更に、
その内容につき詳細に吟味した結果、原料液にアルカリ
金属イオン及び/又はアルカリ土類金属イオンを添加す
ることだけによって、マンガン酸化物触媒の寿命を大幅
に改善することを見出し、本発明に至った。
【0007】すなわち、アセトンシアンヒドリンと水と
を連続的に供給し水和反応させてα−ヒドロキシイソブ
チルアミドを製造するに際し、マンガン酸化物触媒の懸
濁型反応器を用い、アルカリ金属塩及び/又はアルカリ
土類金属塩をアセトンシアンヒドリン 1モルに対し 
0.02〜1.0モル存在させることを特徴とするα−
ヒドロキシイソブチルアミドの製造法である。
【0008】本発明に使用されるマンガン酸化物は、無
水又は水和された物のどちらでもよい。マンガン酸化物
は、公知の方法、例えば、中性ないしアルカリ性の領域
で七価のマンガン化合物を 20〜100℃で還元する
方法(Zeit. Anorg. Allg. Che
m.,309, p.1〜32及びp.121〜150
 ,(1961))、酸性で過マンガン酸カリウムと硫
酸マンガンを処理する方法( Biochem. J.
 ,50, p.43,(1951) )、七価のマン
ガン酸塩をハロゲン化水素酸で還元する方法(特開昭6
3−57,535号公報)、及び、硫酸マンガン塩水溶
液を電解酸化する方法などによって得られる二酸化マン
ガンが用いられる。  触媒は、通常適当な粒度の粉末
として使用される。
【0009】本発明において使用される水は、ACHの
1モルに対し、通常1モル以上、好ましくは 2〜20
モル、特に好ましくは 4〜10モルである。  反応
溶媒として水のほかに、新たに反応に不活性な溶媒を用
いることができる。例えば、特開昭52−222号公報
に開示されているアセトン及びアルコールなどが用いら
れる。
【0010】本発明に使用される触媒懸濁型反応器にお
いて、触媒溶液中の触媒濃度は、特に限定されないが、
通常2重量%以上、好ましくは 5〜50重量%にする
のがよい。  触媒懸濁型反応器への原料液の供給速度
は、触媒1重量部、1時間当りACHを 0.05〜1
.0重量部の割合にするのがよい。触媒懸濁型反応器は
触媒活性を最大限に引き出すように運転され、懸濁する
触媒の粒度の小さいものが系外に流出しないように、H
AM生成液の反応器からの出口には、金属製やガラス製
などのフィルターを備えるのがよい。  本発明による
触媒懸濁型反応器は、1個でACHの最高転化率まで反
応させるようにすることが可能であるが、2、3個直列
に連結して行うことも可能である。
【0011】本発明における反応温度は、通常 10〜
150℃の範囲であり、好ましくは 20〜100 ℃
、特に好ましくは 30〜80℃の範囲である。  1
0℃未満の温度では、触媒の活性が低くなり、実用的で
ない。また、150℃を越える温度では、触媒活性は高
いもののHAMの収率が急速に低くなるため、好ましく
ない。
【0012】本発明の方法で、ACHの連続水和反応に
おける触媒の活性を長期間維持するために用いられるア
ルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金属塩は、緩衝作
用をもたない中性塩であるならば特に限定されない。通
常、陰イオンが塩化物イオンなどのハロゲン化物イオン
、硫酸イオン及び硝酸イオンなどからなる中性塩が用い
られる。特に、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金
属の硝酸塩が好ましい。また、アルカリ金属塩及び/又
はアルカリ土類金属塩の使用量は、ACHの1モルに対
し、通常 0.01モル以上、好ましくは 0.02〜
1.0モルである。  0.01モル未満では、触媒寿
命を延ばす効果がほとんど現れず、一方 1.0モルを
越える所では、その効果は使用量の増加に比較して小さ
い。本発明に使用されるアルカリ金属塩及び/又はアル
カリ土類金属塩は、その水溶液として単独に反応器に供
給する方法、また、ACHの原料液にその金属塩を溶解
させたものを反応器に供給する方法などにより用いられ
る。
【0013】
【実施例】以下に、実施例で本発明を詳細に説明する。   以下において、「%」は特記する以外は重量基準で
ある。
【0014】触媒調製 硫酸第一マンガン水溶液(395g/lit)2 li
tに硫酸を添加して、pH=1の硫酸第一マンガン水溶
液を調製した。この溶液に過マンガン酸カリウム 55
7.2gを添加して、酸化させた後、温度を 50℃前
後に保ちながらこのスラリー溶液に水を1 lit添加
し、30分間熟成させた。   できたスラリー溶液をアスピレータによって吸引濾
過し、乾燥器によって 110℃にて 12時間乾燥し
、二酸化マンガン触媒 680gを得た。この二酸化マ
ンガン触媒を粉砕し、16〜100メッシュ粉末触媒と
して 520gを得た。
【0015】ACHの調製 反応器(丸底ガラス製、内容量2lit;還流冷却器、
撹拌機、温度計及び液導入部付き)にアセトン 580
gと2%水酸化ナトリウム水溶液 10gを仕込み、2
0℃を維持しながら液体青酸 284gを注入した。反
応後、硫酸を添加し、液のpHを3.5 に調製した。 次に、未反応の青酸とアセトンを減圧留去し、99.8
%ACH 843gを得た。
【0016】実施例1 (連続水和反応、80℃での触媒寿命促進試験)反応器
(丸底ガラス製フラスコ、内容量 500 ml;ガラ
ス撹拌棒、水銀温度計、原料供給口、及び、ガラスボー
ルフィルター付きの液出口を備える)に、上記で得た二
酸化マンガン粉末触媒 50gと水 450gを充填し
た後、内温を 80℃まで上げ、この温度に保持した。   上記で得たACHに水、アセトン及び硝酸カリウム
を、ACH:水:アセトン:硝酸カリウムのモル比が 
1:18:1.5:0.1 になるように加え調製した
。この原料液を 58 ml/hr の流速で、定量ポ
ンプによって反応器に供給した。反応器内は 80℃に
維持され、また、反応器内の液量は 430〜480 
mlの範囲に調整され、15日間連続運転された。  
HAM収率の経日変化の結果を表1に示す。
【0017】比較例1 実施例1において原料液中の硝酸カリウムを用いないこ
とを除いては、実施例1と全く同様に連続水和反応を行
った。  HAM収率の経日変化の結果を表1に示す。
【0018】実施例2 実施例1において原料液中の硝酸カリウムを塩化ナトリ
ウムに代えることを除いては、実施例1と全く同様に連
続水和反応を行った。  HAM収率の経日変化の結果
を表1に示す。
【0019】実施例3 実施例1において原料液中の硝酸カリウム 0.1モル
を硝酸マグネシウム 0.05モルに変えることを除い
ては、実施例1と全く同様に連続水和反応を行った。 
 HAM収率の経日変化の結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、従来のマンガン酸化物
触媒を用いたACHの水和反応によるHAMの工業的連
続製造法における触媒寿命を、入手容易なアルカリ金属
塩及び/又はアルカリ土類金属塩を用いることにより、
実施例に見られるように大幅に改善し、工業的に有利に
HAMの連続製造が可能になった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アセトンシアンヒドリンと水とを連続
    的に供給し水和反応させてα−ヒドロキシイソブチルア
    ミドを製造するに際し、マンガン酸化物触媒の懸濁型反
    応器を用い、アルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金
    属塩をアセトンシアンヒドリン 1モルに対し 0.0
    1〜1.0モル存在させることを特徴とするα−ヒドロ
    キシイソブチルアミドの製造法。
JP3043460A 1991-03-08 1991-03-08 α−ヒドロキシイソブチルアミドの製造法 Pending JPH04282352A (ja)

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JP3043460A JPH04282352A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 α−ヒドロキシイソブチルアミドの製造法

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JP3043460A JPH04282352A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 α−ヒドロキシイソブチルアミドの製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0597298A1 (en) * 1992-11-09 1994-05-18 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Process for producing alpha-hydroxyisobutyramide

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0597298A1 (en) * 1992-11-09 1994-05-18 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Process for producing alpha-hydroxyisobutyramide

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