JPH04282232A - 樹脂製管状体 - Google Patents

樹脂製管状体

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Publication number
JPH04282232A
JPH04282232A JP4630191A JP4630191A JPH04282232A JP H04282232 A JPH04282232 A JP H04282232A JP 4630191 A JP4630191 A JP 4630191A JP 4630191 A JP4630191 A JP 4630191A JP H04282232 A JPH04282232 A JP H04282232A
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JP
Japan
Prior art keywords
tubular body
flexible
resin
hard
rigid part
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4630191A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Yoshida
彰浩 吉田
Masaomi Goto
正臣 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP4630191A priority Critical patent/JPH04282232A/ja
Publication of JPH04282232A publication Critical patent/JPH04282232A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】.
【産業上の利用分野】本発明は、剛性部と可撓性部とか
らなる樹脂製管状体に関する。本発明の樹脂製管状体は
、例えば、エアクリーナホース、ダクト等の立体屈曲部
を有し、振動吸収性が要求されるホース類、さらには、
ラック・ピニオンブーツ等のブーツ類にも適用可能であ
る。
【0002】本明細書で、配合単位は、特に断らない限
り、重量単位である。
【0003】
【従来の技術】ここでは、主として、第1図に示すよう
なエアクリーナホース(以下単に「ホース」と称するこ
とがある。)を、例に採り説明する。このホースは、ホ
ース本体1の中間部に三次元的屈曲部である蛇腹部3を
有し、両端部に接続嵌合部5、5を有する構成である。
【0004】そして、蛇腹部3は橈み性向上の見地から
、また、接続嵌合部5は他部材接続部に対する嵌着性向
上の見地から、それぞれ可撓性部とされている。また、
蛇腹部3と接続嵌合部5とを連結する連結管部7は、取
付け形態保持性(他部材との緩衝防止等のため必要)等
の見地から、剛性部とされている。なお、特公平2−1
5373号公報に同様な技術的思想が記載されている。
【0005】そして、上記剛性部は結晶性ポリプロピレ
ン(以下「PP」と略す。)で形成され、可撓性部はポ
リオレフイン系熱可塑性エラストマー(以下「TPO」
と略す。)で形成されていた。上記でPPが選定されて
いるのは、PP自体の軽量性・コスト性及び優れた耐薬
品性に基づく。また、TPOが選定されているのは、主
として、PPとの混和性を有し、上記ホースを二色成形
(通常ブロー成形)するに際して、剛性部と可撓性部と
が融着可能なためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そして、エアクリーナ
ホースにおいて、振動吸収性能向上等の要請から、蛇腹
部3に従来より高度の柔軟性が、また、シール性向上の
要請から、接続嵌合部5に従来より高度の耐へたり性が
要求されるようになってきた。
【0007】しかし、前記TPOでは、上記要求性能を
満足させることは困難であり、また、要求性能を満足さ
せることのできる熱可塑性エラストマー(以下「TPE
」と略す。)は、一般にPPとの融着強度が小さく、実
用に耐えないとされていた。
【0008】本発明は、上記にかんがみて、可撓性部に
おける柔軟性及び耐へたり性の向上が可能となる樹脂製
管状体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂製管状
体は、上記課題を、下記構成により解決するものである
【0010】剛性部と可撓性部とからなり、該剛性部と
可撓性部とが直列的に接続されてなり、前記剛性部が硬
質ポリオレフィン系樹脂で形成され、前記可撓性部がT
PEで形成されてなる樹脂製管状体において、前記TP
Eが、ソフトセグメントをポリスチレン、ハードセグメ
ントを水素添加ポリプタジエンまたは水素添加ポリイソ
プレンとするスチレン系TPEである、ことを特徴とす
る。
【0011】
【手段の詳細な説明】
次に、上記手段の各構成について詳細な説明をおこなう
【0012】(1) 本発明の樹脂製管状体は、剛性部
と可撓性部とからなり、該剛性部と可撓性部とが直列的
に接続されてなり、前記剛性部が硬質ポリオレフィン(
以下「硬質PO」と略す。)で形成され、前記可撓性部
がTPEで形成されてなる、ことを前提的要件とする。
【0013】■具体的には、エアクリーナホースにおい
ては、蛇腹部3及び接続嵌合部5が可撓性部とされ、蛇
腹部3及び接続嵌合部5を連結する連結管部7が剛性部
とされている。図例では、蛇腹部3が1個であるが、2
個以上あってもよく、また蛇腹部なしで、ストレート状
の可撓性部を有するものであってもよい。
【0014】■硬質POとしては、結晶性PPが代表的
である。PPは、プロピレンのホモポリマーでも、プロ
ピレンとエチレンとのコポリマーであってもよい。コポ
リマーの方が、可撓性部との融着性が増大して望ましい
。さらに、結晶性ポリエチレンであってもよい。
【0015】(2) 本発明の特徴的構成は、可撓性部
が、ソフトセグメントをポリスチレン、ハードセグメン
トを水素添加ポリプタジエン(構造的には「ポリエチレ
ン・ポリブチレン」)または水素添加ポリイソプレンと
するスチレン系TPE(以下「SEBS」と略す。)で
ある、ことを特徴とする。
【0016】ここで、SEBSのハードセグメントとソ
フトセグメントとの比率は、通常、前者/後者=10/
90〜30/70(望ましくは15/85〜25/75
)とする。ハードセグメント(PS)の比率が過多であ
ると、剛性部(硬質PO)との融着強さが得がたくなり
、また、硬度が高くなり過ぎる。他方、ソフトセグメン
ト(EB)の比率が過多であると、耐へたり性(圧縮永
久歪み性)、強度等の物性が低下する。
【0017】特に、物性的には、成形品硬度(JIS 
A )で80以下(望ましくは、75〜60)、圧縮永
久歪み( JIS K 6301 、120℃×22h
)50%以下(望ましくは、35%以下)のものが望ま
しい。さらに、プロー成形する場合は、材料流れ性の見
地から、MFR(ASTM D1238)4g/10分
以下(望ましくは1.5 g/10分以下)であること
が望ましい。
【0018】具体的には、下記会社から製造販売されて
いる各商品名のものを使用可能である。
【0019】 シェルケミカル社…「クレイトンG1650・1652
・1657」アロン化成株式会社…「アロンAR950
・960・970 」(3) 可撓性部を硬質POで形
成し、剛性部をSEBSで形成するためには、通常、、
二色ブロー成形により製造する。具体的には、前記特公
平2−15373号公報に記載されている方法を適用可
能である。
【0020】そして、上記の用にして製造した樹脂性管
状体は、後述の実施例で示すごとく、剛性部と可撓性部
との融着強度が実用に耐えることが分る。
【0021】
【発明の作用・効果】本発明に係る樹脂性管状体は、剛
性部が硬質POで形成され、可撓性部がSEBSで形成
されていることにより、下記のような作用効果を奏する
ものである。
【0022】即ち、SEBSは、第1表に示すごとく、
TPOに比して、硬度が小さく、かつ、圧縮永久歪みも
小さい。従って、本発明の樹脂製管状体は、可撓性樹脂
材料部における柔軟性及び耐へたり性の向上が可能とな
る。
【0023】
【実施例】第1表に示す各材料を使用して、1図に示す
ようなエアクリーナホースを、ブロー成形により二色成
形をした。肉厚は一般部 3.5 mmt、蛇腹部 1
.4 mmtとした。
【0024】そして、一端をシールし他端からエアを吹
き込み、ホース破裂圧を測定した。その結果を、表−1
に示すが、可撓性部をSEBSで形成した実施例の場合
、TPOで形成した比較例に比して、若干劣るが、実用
耐圧性を有することが分る。
【0025】なお、可撓性部を形成する各TPOの基本
物性も示すが、これらから、本発明の可撓性部を形成す
るSEBSは従来のTPOに比して、硬度が低く、かつ
、圧縮永久歪みも格段に小さいことが分る。
【0026】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な樹脂製管状体の一例を示す
エアクリーナホースの断面図である。
【符号の説明】
1  ホース本体、 3  蛇腹部(可撓性部)、 5  接続嵌合部(可撓性部)、 7  連結管部(剛性部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  剛性部と可撓性部とからなり、該剛性
    部と可撓性部とが直列的に接続されてなり、前記剛性部
    が硬質ポリオレフィン系樹脂で形成され、前記可撓性部
    が熱可塑性エラストマーで形成されてなる樹脂製管状体
    において、前記熱可塑性エラストマーが、ソフトセグメ
    ントをポリスチレン、ハードセグメントを水素添加ポリ
    プタジエンまたは水素添加ポリイソプレンとするスチレ
    ン系熱可塑性エラストマーである、ことを特徴とする樹
    脂製管状体。
  2. 【請求項2】  請求項1において、硬質ポリオレフィ
    ン系樹脂がポリプロピレンであることを特徴とする樹脂
    製管状体。
  3. 【請求項3】  請求項1において、前記可撓性部が、
    管状体の中間部に形成された蛇腹部であることを特徴と
    する樹脂製管状体。
  4. 【請求項4】  請求項1において、前記可撓性部が、
    管状体の端部に形成された連結嵌合部であることを特徴
    とする樹脂製管状体。
JP4630191A 1991-03-12 1991-03-12 樹脂製管状体 Withdrawn JPH04282232A (ja)

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JP4630191A JPH04282232A (ja) 1991-03-12 1991-03-12 樹脂製管状体

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JP (1) JPH04282232A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5882048A (en) * 1992-05-29 1999-03-16 Tokai Rubber Industries, Ltd. Hose connecting structure
US6300415B1 (en) 1995-11-24 2001-10-09 Chisso Corporation Propylene composition, process for preparing the same, polypropylene composition, and molded articles
US6318410B1 (en) * 1992-05-29 2001-11-20 Tokai Rubber Industries, Ltd. Connecting structure

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5882048A (en) * 1992-05-29 1999-03-16 Tokai Rubber Industries, Ltd. Hose connecting structure
US6318410B1 (en) * 1992-05-29 2001-11-20 Tokai Rubber Industries, Ltd. Connecting structure
US6300415B1 (en) 1995-11-24 2001-10-09 Chisso Corporation Propylene composition, process for preparing the same, polypropylene composition, and molded articles

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Effective date: 19980514