JPH04280572A - ハーフトーン画像記録装置 - Google Patents

ハーフトーン画像記録装置

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JPH04280572A
JPH04280572A JP3043616A JP4361691A JPH04280572A JP H04280572 A JPH04280572 A JP H04280572A JP 3043616 A JP3043616 A JP 3043616A JP 4361691 A JP4361691 A JP 4361691A JP H04280572 A JPH04280572 A JP H04280572A
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JP
Japan
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dot
dots
film
recorded
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP3043616A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hiromatsu
憲司 広松
Yoshihiro Kishida
岸田 吉弘
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3043616A priority Critical patent/JPH04280572A/ja
Publication of JPH04280572A publication Critical patent/JPH04280572A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハーフトーン画像記録
装置に関し、特に、トーンジャンプをなくす改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】画像入力装置は、原稿の濃淡を読取り、
読み取ったデータを画像記録装置に送る。画像記録装置
は、この濃淡に応じて網点の面積を変化させて、例えば
複製フィルムに露光を行なうものである。ところで、網
点の面積は、連続的に変化するものではなく、図5に示
すように、1網点を形成する単位ドットdの数によって
決定される。すなわち、網点の面積は段階的に変化する
。このため、原稿においてはゆるやかなグラデーション
であった部分(例えば、青空や、人の肌等)が、複製フ
ィルム上では段がついたり、縞が生じてしまうことがあ
る(トーンジャンプと呼ぶ)。この現象は、1つの網点
を構成するドット数が少ないほど顕著に現われる。この
ようなトーンジャンプの生じるメカニズムを、もう少し
詳しく説明すると、以下のとおりである。
【0003】図2に示す原稿1の青空の部分a1や、人
の肌等の部分a2では、図12の(1)のラインL1に
示すように、濃度がなだらかに変化する。この部分の画
像を画像読取装置で読み取り、読み取られたアナログ画
像信号を例えば8ビットにアナログデジタル変換すると
、図12の(1)のラインL2に示すデジタル画像信号
が得られる。このデジタル画像信号は、画像記録装置の
ドットジェネレータに入力される。ドットジェネレータ
はデジタル画像信号の値に基づいて網点を形成する単位
ドットのいずれのドットを露光するかを定める信号を出
力する。 そしてこの信号に基づいて、リスフィルム等の記録媒体
に走査記録を行なう。この際に、所定のドット数で構成
される1網点中の露光されるドット数の占める割合で網
点の大きさ(以下、濃度)が表わされる。図12におい
て、記録媒体に画像を記録すると、範囲N1(すなわち
、画像信号が70〜74の範囲)については例えば1網
点に一定径のドットが常に14個記録され(図12の(
2)参照)、 濃度は一定である(図12の(1)のラ
インL3参照)。範囲N2(すなわち、画像信号が75
〜79の範囲)については1網点にドットが常に15個
記録され(図12の(3)参照)、濃度は一定である(
図12の(1)のラインL4参照)。範囲N3(すなわ
ち、画像信号が80〜84の範囲)については1網点に
ドットが常に16個記録され(図12の(4)参照)、
濃度は一定である(図12の(1)のラインL5参照)
。したがって、範囲N1,N2,N3相互間の境界にお
いて、濃度の変化が急峻である部分(M1,M2参照)
が 生じる。この濃度変化の急峻な部分は、図13のラ
インO1に示すように、平面上において一直線状あるい
は曲線状に連続して生じるためトーンジャンプが生じる
。また、このトーンジャンプは、周囲の濃度が平坦であ
るほど目立ちやすい。
【0004】このトーンジャンプを防止した従来の画像
記録装置を図14の(1)に示す。
【0005】この画像記録装置102では、階調変換回
路12から出力された8ビットの出力と、デジタルラン
ダムノイズ発生回路104から出力された下位2〜3ビ
ットのランダムノイズとを加算器104で加算し、画像
処理回路14を介してドットジェネレータ8に与えるよ
うにしている。この画像記録装置102では、ドットジ
ェネレータ8に入力されるデジタル画像信号がランダム
に増加する。 これによって、網点1個における記録ドット数がランダ
ムに増加し、図14の(2)に示す範囲N1,N2,N
3におけるラインL3,L4,L5の部分の濃度がラン
ダムに変化する(α3,α4,α5参照)。このため、
L3,L4,L5の部分の濃度が一定でなく、また、部
分M1,M2が異なる位置に生じる。したがって、図1
4の(3)に示すようにラインO1が途切れ、このライ
ンO1が目立たなくなるためトーンジャンプが消える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像記
録装置では、記録ドットすなわち単位ドットの径が一定
であるため、トーンジャンプをなくすためには記録ドッ
ト数をランダムに変える必要があり、デジタル的に濃度
が変化していた。特に、記録ドット径が大きく階調(網
点の構成単位ドット数)の少ない場合には、記録画像に
ノイズが目立ってしまう問題が生じていた。
【0007】本発明は、上述の技術的課題を解決し、記
録ドット数をランダムに変化することなく、なめらかな
濃度変化でトーンジャンプをなくすことができる画像記
録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するために、本発明に係わるハーフトーン画像記録装置
は、ランダムノイズを発生するランダムノイズ発生手段
と、上記デジタル画像信号とスクリーンパターンデータ
を比較して得たドットデータと上記ランダムノイズ発生
手段で発生したランダムノイズを演算する演算手段と、
その演算結果に基づいて露光ビームの光量をランダムに
増減することで記録ドット面積をランダムに増減させる
光量増減手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】デジタル画像信号とスクリーンパターンデータ
を比較して得たドットデータとランダムノイズを演算し
、その演算結果に基づいて露光ビームの光量をランダム
に増減するので、記録媒体上に記録ドット面積をランダ
ムに増減させることができる。すなわち、記録ドット数
を一定のまま、記録ドット面積をランダムに増減するこ
とができる。
【0010】
【実施例】図1は、ハーフトーン画像記録装置(以下、
単に画像記録装置という。)の詳細な回路図である。ま
た、図2は、画像入力装置及び画像記録装置及び入力画
像、記録画像の模式例を示す図である。
【0011】画像入力装置4では、CCDラインセンサ
で原稿1の主走査方向Xの1主走査ライン分の画素の原
稿像が読み取られる。CCDラインセンサで読み取られ
た1主走査ライン分の画素のアナログ画像データは、A
/D変換器でデジタル画像データに変換される。このデ
ジタル画像データは、例えば8ビットで構成されており
、原稿1の各画素における濃度を表わす。次いで、副走
査方向Yに原稿1を1ピッチ相対的に移動し、次の1主
走査ライン分の画素の読取りを行なう。これを繰り返し
行ない、原稿1を主走査及び副走査し、原稿1全体につ
いての各画素のデジタル画像データが得られる。
【0012】該デジタル画像データは、シェーディング
補正回路10、階調変換回路12、画像処理回路14を
介してドットジェネレータ8に与えられる。画像入力装
置4では、原稿1の表面における照明の不均一性、結像
光学系の結像強度の不均一性や、原稿1の画像を読み取
るCCDラインセンサの各ピクセルの感度の不均一性等
が避けられない。このため、これらの不均一性に起因す
る1主走査分のデジタル画像信号は、図3のラインL1
に示すようにばらつきが生じる。したがって、シェーデ
ィング補正回路10では、このばらつきをなくし、デジ
タル処理でラインL2に示すように均一に補正する。原
稿1自体が、暗すぎたり、明るすぎたりする場合がある
。したがって、暗い原稿1を明るくするような場合には
、階調補正する必要がある。このため、階調変換回路1
2では、図4のラインL1〜L5に示す階調補正曲線を
自在に設定し、階調補正曲線に合わせてハイライト強調
、シャドウ強調等、濃度の階調補正がデジタル処理で行
なわれる。 画像処理回路14では、アンシャープ信号を作成して輪
郭強調や、倍率変換等がデジタル処理で行なわれる。こ
のシェーディング補正、階調補正等のデジタル処理を受
けたデジタル画像信号は、1主走査ライン分ずつ順次画
像記録装置2に入力される。
【0013】画像記録装置2は、装置2内に収納されて
いる未露光のリスフィルム等の超硬調なフィルム(以下
、単にフィルムという。)6(記録媒体)に露光ビーム
であるレーザービームでスポット露光し、ドットを記録
することができる。このドットの記録の有無は、入力さ
れたデジタル画像信号に基づいて行なわれる。まず、レ
ーザビームを主走査方向Xに走査することによって、フ
ィルム6に1主走査ライン分のドットを記録することが
できる。次いで、副走査方向Yにフィルム6を1ピッチ
相対的に移動し、レーザビームを主走査方向に走査する
ことによって、フィルム6に次の1主走査ライン分のド
ットを記録することができる。これを繰り返し行ない、
フィルム6を主走査及び副走査し、フィルム6にドット
を記録し、ドットの有無で原稿画像に対応する濃淡画像
を記録する。この画像の記録されたフィルム6を現像し
、現像されたフィルム6に基づいて、印刷製版等が行な
われる。
【0014】印刷等においては、ハーフトーン法、すな
わち一定の単位面積毎の記録部(インキ付着部)の面積
割合の大小によって画像の濃度を表現する方法を使用す
る必要がある。ここで、レーザビームがフィルム6に照
射されている場合においては、フィルム6上におけるレ
ーザビームの単位面積当たりの光量は原則的には一定と
し、ドットの径も原則的には例えば20μで一定とする
。このとき、フィルム6の一定の面積(例えば200μ
×200μの1/2)、すなわち、網点1個に対して記
録されるドットの数の割合(網点パーセント)で濃度を
表現することができる。このため、この画像記録装置2
では、ドットジェネレータ8でデジタル画像信号をドッ
トオンデータ「1」又はドットオフデータ「0」のドッ
トデータに変換するようにしている。ドットオンデータ
はレーザビームでフィルム6にドットを記録するための
データであり、ドットオフデータはドットを記録しない
ためのデータである。記録されるハーフトーン画像がポ
ジであるかネガであるかに応じて、レーザービーム記録
部が最終印刷物のインキ付着部又は非付着部に対応する
【0015】ドットジェネレータ8は、ラインメモリ1
6,ラインメモリ18と、1網点における各単位ドット
を形成するためのスクリーンパターンデータで構成され
た図5に示すスクリーンパターンテーブル20と、画像
信号とスクリーンパターンデータを比較する比較器22
とを備える。ラインメモリ16,18は、1主走査ライ
ン分のデジタル画像信号を記憶する記憶領域をそれぞれ
有する。ドットジェネレータ8に与えられたデジタル画
像信号は、1主走査ライン分ずつラインメモリ16,1
8に交互に順次書き込まれる。一方のラインメモリに一
走査ライン分のデジタル画像信号の書き込みが行なわれ
ている間に、他方のラインメモリから既に記憶している
1ライン分先行する1走査ライン分のデジタル画像信号
が順次読み出され、比較器22に送られる。この読み出
しは、後述するPLL回路24から出力されたドットク
ロック信号(図7の(4)参照)に同期して行なわれる
【0016】スクリーンパターンテーブル20は、10
個の行アドレス及び10個の列アドレスのマトリクス状
に構成されており、各行アドレス及び各列アドレスの交
差する位置にスクリーンパターンデータが予め記憶され
ている。ラインメモリから読み出されたデジタル画像信
号がスクリーンパターンテーブル20から読み出された
スクリーンパターンデータより大きければ、フィルム6
にドットが記録され、黒くなる。デジタル画像信号がス
クリーンパターンデータより小さければフィルム6にド
ットは記録されない。図5において、列方向左方は主走
査方向Xを示し、行方向下方は副走査方向Yを示す。ま
た、太線内が1つの網点の受持ち範囲であり、四隅の太
線外が隣接する網点の受持ち範囲である。濃度の増加に
伴って網点がその中心から漸次外方へ広がって大きくな
るようにするために、網点の中心部には小さな値のスク
リーンパターンデータが配置されており、太線に近づく
につれてスクリーンパターンデータの値が大きくなる。
【0017】1主走査ライン分については、行アドレス
は例えば「1」で一定で、ドットクロック信号が送られ
るごとに列アドレスのみが「1」から「10」まで1づ
つ順次的にカウントアップしてアドレス指定され、スク
リーンパターンデータが読み出される。列アドレス「1
0」の次には、列アドレス「1」がアドレス指定される
。すなわち、1主走査ライン分については行アドレスが
「1」で、列アドレスが「1」〜「10」であり、ドッ
トクロック信号に同期してスクリーンパターンデータ「
40」、「115」、…、「15」、「10」が順次的
にかつ循環して比較器22に送られる。次の1主走査ラ
イン分については、行アドレスが1つカウントアップさ
れた「2」で、列アドレス「1」〜「10」がアドレス
指定される。したがって、ドットクロック信号に同期し
てスクリーンパターンデータ「60」、「100」、…
、「55」、「50」が順次的にかつ循環して比較器2
2に送られる。行アドレスが「10」までカンウトアッ
プし、1主走査ライン分のスクリーンパターンデータ「
35」「120」、…、「20」、「5」が送り終わる
と行アドレス「1」に戻る。
【0018】比較器22では、ドットクロック信号に同
期して、読み出された1画素分のデジタル画像信号の値
とスクリーンパターンデータの値とが比較される。比較
結果に基づいてドットデータがドットクロック信号に同
期して順次出力される(図8の(10)参照)。デジタ
ル画像信号の方がスクリーンパターンデータより大きけ
ればドットオンデータ「1」が出力され、デジタル画像
信号の方が小さければドットオフデータ「0」が出力さ
れる。
【0019】例えば、原稿1の部分a3(図2のa3参
照)を走査して得られたデジタル画像信号が図6の(1
)であり、このデジタル画像信号がドットジェネレータ
8に入力された場合を想定する。この場合には、スクリ
ーンパターンテーブル20のスクリーンパターンデータ
が図6の(2)に示すとおりであるから、ドットジェネ
レータ8は、図6の(3)に示すドットデータを出力す
る。したがって、10本の主走査ライン分で網点が形成
される。
【0020】レーザ装置30から射出されるレーザービ
ームはAOM32に入射され、ドットジェネレータ8か
らAOM32に入力する信号によって高速にオンオフ変
調される。ここでは、AOM32により1次回析された
レーザビームのオン時における光量を調整することによ
り、本発明の目的を達成するようにしている。
【0021】次に、AOM32から出力されたレーザビ
ームをsin形に変化する角速度で揺動するガルバノミ
ラー34に当て、ガルバノミラー34で反射したレーザ
ビームをフィルム6の幅方向に振り、Fθレンズ36で
フィルム6の幅方向に全ての位置で焦点が合うようにし
、主走査方向に走査するようにしている。
【0022】この場合、ガルバノミラー34がsin形
に変化する角速度で揺動されているため、フィルム6上
でのレーザビームの走査速度は、図7の(1)に示すよ
うに、両端部α1,α3で遅く、中央部α2に近づくに
つれて速くなる。従って、これに対して何等の補償も行
わない場合には、フィルム6上でのレーザビームの単位
面積当たりの光量は、図7の(2)に示すように両端部
α1,α3で多く、中央部α2に近づくにつれて少なく
なる。また、AOM32を一定の周波数のタイミングで
、かつ一定の電圧で駆動すると、フィルム6に記録され
るドットの密度は、両端部α1,α3では密になり、中
央部α2に近づくにつれて疎になる。さらに、両端部α
1,α3ではレーザビームの単位面積当たりの光量が多
く、中央部α2では単位面積当たりの光量が少なくなる
。このため、リスフィルム 6の両端部α1,α3に対
してはAOM32を低い周波数のタイミングで、かつ低
い電圧で駆動し、中央部α2に対してはAOM32を高
い周波数のタイミングで、か つ高い電圧で駆動しなけ
れば、両端部α1,α3及び中央部α2にわたるドット
密度を一定にし、単位面積当たりの光量を一定にし、ま
た、ドットの径を一定に揃えることができない。
【0023】このため、この実施例では、次のようにし
ている。レーザ装置30から常時出力された一定光量の
レーザビームをハーフミラー40により2分し、ハーフ
ミラー40を透過したレーザービームをAOM32に入
力する。 また、ハーフミラー40で反射されたレーザービームを
反射ミラー42,44,46を介して、ガルバノミラー
34にあてる。ガルバノミラー34で反射されたレーザ
ビームは、Fθレンズ36及び反射ミラー48を介して
フィルム6と光学的に等価な位置に配置されたグレーテ
ィングセンサ50に集光される。したがって、グレーテ
ィングセンサ50上を走査するレーザビームの走査速度
は、フィルム6上を走査するレーザビームの走査速度に
等しい。
【0024】グレーティングセンサ50は、一定間隔に
白黒のバーパターンが描かれたガラスをフォトダイオー
ドアレイの上に取り付けたものである。したがって、バ
ーパターン上をレーザビームが走査すれば、グレーティ
ングセンサ50から、図7の(3)に示すように、両端
部α1,α3に対応するときに周波数が遅く、中央部α
2に近づくにつれて周波数が高くなり、レーザビームの
走査速度に比例した周波数をもつグレーティングパルス
が出力される。このパルス信号は、波形整形回路52で
波形整形された後、PLL回路24のPC(位相比較器
)54の一方の入力に与えられる。グレーティングセン
サ50のバーパターンのピッチは、あまり狭くできない
ため、フィルム6に記録されるべき一定のドットのピッ
チよりN倍広い。このため、グレーティングパルスを逓
倍する必要がある。 したがって、PC54の出力を、ローパスフィルタ56
、VCO(電圧制御発振器)58及び1/Nカウンタ6
0を介してPC54の他方の入力に戻し、VCO58か
ら図7の(4)に示すドットクロッ ク信号を得るよう
にしている。このドットクロック信号の周波数は、図7
の(3)に示した グレーティングパルスのN倍の周波
数であり(なお、図面作成上N倍するのが困難であるの
で、グレーティングパルスと等しく図示する)、レーザ
ビームの走査速度に比例する。このドットクロック信号
は、フィルム6に記録されるべきドットのピッチを一定
にするためのものである。このドットクロック信号は、
後述するアナログ演算器62、AOMドライバ64にも
与えられる。これによって、フィルム6の両端部α1,
α3及び中央部α2にわたるドット密度を一定にするこ
とができる。
【0025】1/Nカウンタ60の出力は、図7の(3
)に示したグレーティングパルスと同じ周波数成分のも
のであり、FVC(周波数電圧変換器)66によって、
サンプリングされ、図7の(5)に示すように階段状の
電圧に変換される。この電圧は、ローパスフィルタ68
によって高周波成分が除去され、なめらかにされる(図
7の(6)参照)。そして、ゲインオフセット70にお
いてアナログゲインをかけて、そしてオフセット電圧V
を印加し(図7の(7)参照)、D/Aコンバータ72
の一方の入力に与えられる。D/Aコンバー タ72の
他方の入力には、デジタルゲインが与えられる。D/A
コンバータ72は、デジタルゲインと周波数電圧変換さ
れた信号との積分を行なうことによって倍率調整し、図
7の(8)に示すように、レーザビームの走査速度に対
応して、主走査方向の各位置での適正光量を制御する光
量制御信号であるSHAD信号を出力する。なお、ここ
で適正光量とは、フィルム6上での単位面積当たりの露
光量を一定にする光量のことである。従って、SHAD
信号は、フィルム6に記録されるべきドットの径を一定
にするよう主走査方向各位置での光量を制御する。また
、SHAD信号をアナログ演算器62に入力すると、フ
ィルム6に記録されるべきドットの径が一定になるが、
この実施例では、このSHAD信号をアナログ加算器7
4の一方の入力に与える。なお、上記の如く光量制御信
号を発生するのは図1において光量制御信号発生手段9
1である。
【0026】一方、ホワイトノイズ発生器76から出力
されたホワイトノイズは、増幅器78で適当なレベルに
増幅され、バンドパスフィルタ80で適当な帯域に絞り
、適当な帯域で、適当なレベルのランダムノイズにされ
る。このランダムノイズは、アナログ加算器74の他方
の入力に与えられる。したがって、アナログ加算器74
は、図8の(9)に示すように、ランダムノイズを加算
したランダム化SHAD信号を出力する(図中における
β1,β2,β3,β4は、ランダムノイズを表す。)
。なお、ホ ワイトノイズ発生器76、増幅器78及び
バンドパスフィルタ80でランダムノイズ発生手段92
が構成されている。
【0027】ここで、フィルム6の中央部α2における
レーザビームの走査速度を200m/secとし、網点
ピッチを0.2mmとすると、網点1個当たりの記録周
波数は1MHzとなる。したがって、単位ド ットの径
を網点1個の内部ではほぼ一定で、各網点ごとにランダ
ムに変化させるためには、バンドパスフィルタ1MHz
近傍のホワイトノイズを通過させることが望ましい。ま
た、ランダムノイズのレベルは、SHAD信号によって
記録される単位ドットの面積に対して数%〜50%の範
囲であることが望ましい。
【0028】前述したドットデータ(図8の(10)参
照)とランダム化SHAD信号は、アナログ演算器62
にそれぞれ入力されて乗算され、乗算結果がドットクロ
ック信号に同期してAOMドライバ64に出力される(
図8の(11)参照)。AOMドライバ64は、アナロ
グ演算器62から入力された乗算結果を両波信号にし、
ドットクロック信号に同期して両波信号をAOM32に
出力する(図8の(12)参照)。すなわち、AOMド
ライバ64、AOM32で光量増減手段93を構成して
いる。
【0029】ハーフミラー40を介してレーザ装置30
からAOM32に入力された一定光量のレーザビームは
、AOM32においてAOMドライバ64から出力され
た両波信号によって制御される。すなわち、1次回析さ
れたレーザビームがドットクロック信号及びドットデー
タに基づいて高速にオンオフされる。したがって、フィ
ルム6の両端部α1,α3及び中央部α2にわたるドッ
ト密度を一定にすることができる。また、AOM32か
ら出力される1次回析されたレーザビームの光量は、図
8の(13)に示すようにランダム化SHAD信号に基
づいて調整される。 したがって、フィルム6上における単位面積当たりの露
光量は、図8の(14)に示すように、一定の光量をラ
ンダムに増減した光量となる。
【0030】ここで、超硬調なフィルム6は、ある一定
のレベルのスレッショルド光量以上の光量を受けると現
像により黒化する。したがって、図9のラインL1に示
すようにランダムに光量が増減しない一定の光量の場合
には、フィルム6には径D1のドットが記録される。図
9のラインL2に示すようにランダムに光量が最大まで
増加した場合には、フィルム6には径D2のドットが記
録される。図9のラインL3に示すようにランダムに光
量が最小まで減少した場合には、フィルム6には径D3
のドットが記録される。したがって、ランダムノイズが
重畳された場合には、ドットの径は、D1〜D2の範囲
及びD1〜D3の範囲で増減し、その結果ドット径に応
じてドット面積が増減する。しかも、光量のランダムな
増減は、網点1個内の全てのドットについて均一に生ず
る。 したがって、網点1個の内部における1主走査ラインの
範囲のすべてのドットの径がランダムに増加又は減少す
る。
【0031】ここで、図2に示す原稿1の青空の部分a
1や、人の肌等の部分a2におけるフィルム6への記録
を説明する。この部分では、前述したように図12のラ
インL1に示すように、濃度がなだらかに変化する。こ
の部分の画像が画像読取装置4で読み取られ、図12の
ラインL2に示すデジタル画像信号がドットジェネレー
タ8に入力された場合を想定する。
【0032】この場合、図10の(1)に示す範囲N1
については、ドットジェネレータ8に入力されるデジタ
ル画像信号は、複数の主走査ラインについて70〜74
の値である。したがって、範囲N1では、すべての範囲
にわたって網点1個当たりドット14個が記録される。 しかし、ランダム信号によって、ある網点については、
例えば図10の(2)に示すように、列アドレス「3」
〜「6」及び行アドレス「4」〜「7」内のドットオン
データ「1」に対応するフィルム6上における光量が増
加し、記録ドットの径が増加する。したがって、範囲N
1における部分α3の濃度がランダムに増加し、ライン
L3が直線でなくなり、濃度が変化する。
【0033】図10の(1)に示す範囲N2については
、ドットジェネレータ8に入力されるデジタル画像信号
は、複数の主走査ラインについて75〜79の値である
。したがって、範囲N2では、すべての範囲にわたって
網点1個当たりドット15個が記録される。しかし、ラ
ンダム信号によって、ある網点については、例えば図1
0の(3)に示すように、列アドレス「3」〜「6」及
び行アドレス「4」〜「7」内のドットオンデータ「1
」に対応するフィルム6上における光量が減少し、記録
ドットの径が減少する。したがって、範囲N2における
部分α4の濃度がランダムに減少し、ラインL4が直線
でなくなり、濃度が変化する。
【0034】図10の(1)に示す範囲N3については
、ドットジェネレータ8に入力されるデジタル画像信号
は、複数の主走査ラインについて80〜84の値である
。したがって、範囲N3では、すべての範囲にわたって
網点1個当たりドット16個が記録される。しかし、ラ
ンダム信号によって、ある網点については、例えば図1
0の(4)に示すように、列アドレス「3」〜「6」及
び行アドレス「4」〜「7」内のドットオンデータ「1
」に対応するフィルム6上における光量が増加し、ドッ
トの径が増加する。したがって、範囲N3における部分
α5の濃度がランダムに増加し、ラインL5が直線でな
くなり、濃度が変化する。
【0035】したがって、部分α3,α4,α5に対応
して、図10に示すように、一定の濃度中に濃度の値の
異なる部分ができる。また、濃度が急峻に変化する部分
M1,M2が一直線に並ばず、異なる位置に生じ、図1
1に示す如く一直線に並ぶはずのラインO1が途切れ、
このラインO1が目立たなくなるためトーンジャンプが
消える。
【0036】なお、上述の実施例では、バンドパスフィ
ルタ78で1MHz近傍の周波数を通すようにしたが、
10MHz近傍の周波数を通すようにしてもよい。この
場合には、網点1個内における1ドットのみの径がラン
ダムに増減される。また、10MHz〜1MHzや、1
MHz以下等の他の周波数を通すようにして実施するよ
うにしてもよい。また、ランダムノイズのレベルをSH
AD信号に基づいて記録される網点1個内に径D1で記
録されたドットの網点の面積に対して数%〜50%の範
囲で実施するようにしたが、他の%で実施するようにし
てもよい。
【0037】さらに、主走査方向全域に渡ってレーザビ
ームスピードが一定で、かつ光量も一定で、主走査方向
の各位置に対応した光量制御の必要がない場合は、ノイ
ズ発生手段からのノイズを直接アナログ演算器に加える
ようにして実施することができる。
【0038】また、バンドパスフィルタ80の出力をド
ットジェネレータ8の出力や、アナログ演算器62の出
力や、AOMドライバ64の出力に加えて実施するよう
にしてもよい。
【0039】また、上述の実施例では、平面走査型の画
像記録装置で実施するようにしたが、ドラム式(回転ド
ラム外面記録式、静止ドラム内面記録式等)の画像記録
装置で実施するようにしてもよく、また、紙等にドット
で記録するプリンタ等の画像記録装置で実施するように
してもよい。
【0040】さらに、各走査線毎にランダムノイズを変
化させる必要は必ずしもなく、ランダムな走査線本数(
例えば、1〜5本の範囲で)を次々に選んで、その間同
一のクロックでは同一のランダムノイズを使用するよう
にしてもよい。回転ドラム式の記録装置では、マルチビ
ーム並列記録が普通に行われているが、この場合にも同
様に例えば、1〜5本の範囲でランダムに走査線本数を
順次に指定し、その順番に従ってマルチビームのビーム
をランダムに分割し、分割された1本乃至5本のビーム
毎に同一のランダムノイズを使用するようにすればよい
。以上のいずれの場合においても、主走査線方向の網点
の境界をなす単位ドット(すなわち、オフからオンに移
ったドット又は次にオフに移るオンのドット)のみにつ
いてランダムノイズによるドット面積の増減を適用する
ようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るハーフトー
ン画像記録装置は、記録ドット径を増減することで単位
ドットの面積をランダムに増加又は減少させることがで
きる。したがって、ドット数は一定のまま、単位ドット
の面積がランダムに増加又は減少する。この場合、一定
径のドットの数をランダムに増加又は減少させるよりも
、単位ドットの面積をランダムに変化させる方が、なめ
らかに濃度を変化させることができる。したがって、な
めらかな濃度変化でトーンジャンプをなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハーフトーン画像記録装置2の詳細な回路図で
ある。
【図2】画像入力装置4及び画像記録装置2付近を示す
図である。
【図3】シェーディング補正を説明するための図である
【図4】階調補正を説明するための図である。
【図5】スクリーンパターンテーブル20の一例を示す
図である。
【図6】ドットジェネレータ8の動作を説明するための
図である。
【図7】画像記録装置2の主要各部の動作を説明するた
めの図である。
【図8】画像記録装置2の主要各部の動作を説明するた
めの図である。
【図9】フィルム6に記録されるドットの径を説明する
ための図である。
【図10】フィルム6に記録されるドットの径がランダ
ムに変えられ、トーンジャンプが解消される動作を説明
するための図である。
【図11】フィルム6に記録された像によって、トーン
ジャンプが解消された様子を説明するための図である。
【図12】トーンジャンプを説明するための図である。
【図13】フィルムに記録された像によって、トーンジ
ャンプが発生している様子を説明するための図である。
【図14】従来の画像記録装置を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…原稿 2…画像記録装置 6…リスフィルム(記録媒体) 74…アナログ加算器 76…ホワイトノイズ発生器 78…増幅器 80…バンドパスフィルタ 91…光量制御信号発生手段 92…ランダムノイズ発生手段 93…光量増減手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の濃度に応じたデジタル画像信号とス
    クリーンパターンデータを比較し、該比較結果に基づい
    て記録媒体上に照射する露光ビームをON又はOFFし
    、記録媒体に画像を記録するハーフトーン画像記録装置
    において、ランダムノイズを発生するランダムノイズ発
    生手段と、上記デジタル画像信号とスクリーンパターン
    データを比較して得たドットデータと上記ランダムノイ
    ズ発生手段で発生したランダムノイズを演算する演算手
    段と、その演算結果に基づいて露光ビームの光量をラン
    ダムに増減することで記録ドット面積をランダムに増減
    させる光量増減手段とを備えたことを特徴とするハーフ
    トーン画像記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0813335A2 (en) * 1996-06-12 1997-12-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of generating gradation-corrected image data, image output apparatus, and method of calculating amount of exposure
JP2009302626A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Roland Dg Corp 画像形成方法、画像形成装置および画像形成用コンピュータプログラム

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