JPH04280490A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JPH04280490A
JPH04280490A JP4310791A JP4310791A JPH04280490A JP H04280490 A JPH04280490 A JP H04280490A JP 4310791 A JP4310791 A JP 4310791A JP 4310791 A JP4310791 A JP 4310791A JP H04280490 A JPH04280490 A JP H04280490A
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章久 富田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信等で用いられる超
高速変調可能な半導体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量光通信に対する需要が高ま
っている。このため光源となる半導体レーザに対しても
数十Gb/s以上の変調速度が要求されるようになって
いる。半導体レーザの応答速度を上げる方法として、従
来高い微分利得をもつ量子井戸構造や歪量子井戸構造を
活性層に用いることが提案され、実際、魚見らによって
アプライドフィジュックスレターズ(Applied 
 Physics  Letters)誌第51巻48
頁(1987年)にGaAs/AlGaAs量子井戸構
造を用いた半導体レーザにおいて30GHz以上の緩和
振動周波数が報告されている。また、キャリア寿命の影
響を受けないため本質的に高速な電界吸収型の変調器を
半導体レーザと集積化した光源の5Gb/sの高速動作
も浅野らによって第51回応用物理学会学術講演会26
p−R−2(1990年)において報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体レーザの
変調は注入されるキャリアのレートを変化させることに
よって行なっている。この方法では注入されたキャリア
が誘導放出を起こす最低レベルに緩和するのに数psの
時間が必要である。緩和時間が7psだとすると周波数
にして約23GHzに相当し、数十Gb/s以上の変調
速度を得ようとするとき大きな障害となる。
【0004】一方外部変調器集積型の光源は上のような
キャリア注入にともなう時定数はないが、十分なオン/
オフ比を得るのに必要な電圧が比較的高いため高い変調
周波数ではドライブに用いる電子デバイスの制約から十
分なドライブ電圧が得られない恐れがある。
【0005】本発明はキャリア緩和時間の影響を受けず
しかも小さなドライブ電圧で数十Gb/s以上の高速で
変調可能な半導体レーザ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の第1の半導体レーザ装置は、バンドギャッ
プが発振光のエネルギーよりも20〜100meV高エ
ネルギーな半導体層を導波層とし、導波層の上部または
下部に回折格子を有する導波領域を一方の反射鏡とし、
前記導波領域が活性領域から電気的に分離され導波層に
電界を印加する手段を備え、導波層に印加する電界によ
って発振光の強度を変調することを特徴とする。
【0007】本発明の第2の半導体レーザ装置は、バン
ドギャップが発振光のエネルギーよりも100meV以
上高エネルギーな半導体層を導波層とし、導波層の上部
または下部に回折格子を有する導波領域を両方の反射鏡
とし、前記導波領域が活性領域から電気的に分離され少
なくとも一方の導波領域の導波層に電界を印加する手段
を備え、導波層に印加する電界によって発振光の強度を
変調することを特徴とする。
【0008】本発明の第3の半導体レーザ装置は、活性
層の下部に位相が中央部でλ/4ずれた回折格子を有し
、バンドギャップが発振光のエネルギーよりも20〜1
00meV高エネルギーの半導体層からなり回折格子の
位相のずれた領域で活性層と光学的に結合した導波層と
導波層に電界を印加する手段を備え、導波層に印加する
電界によって発振光の強度を変調することを特徴とする
【0009】本発明の第4の半導体レーザ装置は、活性
層の下部に位相が中央部でλ/4ずれた回折格子を有し
、バンドギャップが発振光のエネルギーよりも100m
eV以上高エネルギーの半導体層からなり回折格子の位
相のずれた領域で活性層と光学的に結合した導波層と導
波層に電界を印加する手段を備え、導波層に印加する電
界によって発振光の強度を変調することを特徴とする。
【0010】
【作用】キャリア緩和を考慮した半導体レーザのレート
方程式は光閉じ込む層のキャリア密度をnB 量子井戸
層のキャリア密度をnW 光子密度をSとすると、  
dnB /dt=−nB /τB −nB /τBW+
Λ            …(1)  dnW /d
t=−nW /τW −g(nW )S+nB /τB
W  …(2)  ds/dt=−S/τP +Γg(
nW )S                …(3)
と書ける。ここでτB とτW はそれぞれ光閉じ込め
層と量子井戸層のキャリア寿命、τBWは光閉じ込め層
から量子井戸層へのキャリア緩和時間である。また、Λ
とΓはポンピングレートと光閉じ込め係数である。方程
式(1)〜(3)を定常解のまわりで線形化してポンビ
ングレートの微小変化に対する光子密度の周波数応答を
求めると
【0011】
【0012】となる。ここで、ωr は緩和振動周波数
、γはダンピングファクターである。キャリア緩和の影
響が無い場合の周波数応答は式(4)の右辺の第1因子
であるが、キャリア緩和時間程度の速い応答は第2因子
の影響をうける。
【0013】本発明はポンピングレートではなく、光子
寿命を電気信号によって変調することでキャリア緩和時
間の影響を受けない速い応答を実現しようとするもので
ある。光子寿命の微小変化に対する光子密度の周波数応
答は
【0014】
【0015】となり確かにキャリア緩和時間の影響を受
けない。さらに、周波応答は周波数の2乗に反比例して
低下するが、これはポンピングレートで変調したときキ
ャリア緩和の影響がない場合でも周波数の4乗に反比例
して低下するのに比べてゆっくりしているため、周波数
特性が改善される。
【0016】本発明の半導体レーザ装置はそれぞれ次の
ような方法で光子寿命の変調を実現している。
【0017】本発明の第1の半導体レーザ装置では共振
器を形成している反射鏡の一つに半導体導波路に設けた
回折格子によるブラッグ反射を利用している。導波層と
なっている半導体に電界を印加するとフランツーケルデ
ィシュ効果により半導体のバンドギャップが低下する。 電界を印加しない時のバンドギャップと発振光とのエネ
ルギー差を20〜100meVと小さく設定しているた
め電界を印加すると半導体のバンドギャップと発振光の
エネルギーがほぼ等しくなり、発振光は導波層に吸収さ
れる。このため、ブラッグ反射鏡の反射率が低下して光
子寿命が減少する。
【0018】本発明の第2の半導体レーザ装置では共振
器を形成している反射鏡の両方に半導体導波路に設けた
回折格子によるブラッグ反射を利用している。この時の
光子寿命は実効的な共振器長で決るファブリペロ共振波
長と反射鏡のブラッグ波長が一致する時最長となり最も
小さな閾値で発振する。導波層の半導体に電界を印加し
な時このような条件が満たされているとする。ここで、
一方の反射鏡の導波層の半導体に電界を印加する。半導
体のバンドギャップは発振光に比べて十分大きいのでこ
の場合には光の吸収は起きず、電気光学効果による屈折
率変化が重要になる。この屈折率変化によって反射鏡の
ブラッグ波長が発振光の波長からずれるため反射率が低
下し光子寿命も減少する。
【0019】本発明の第3の半導体レーザ装置は活性層
の下部に設けられた回折格子による分布帰還型(DFB
)レーザである。活性層と光学的に結合した導波層に電
界を印加するとフランツーケルディシュ効果により導波
層を形成する半導体のバンドギャップが低下する。電界
を印加しない時のバンドギャップと発振光とのエネルギ
ー差を20〜100meVと小さく設定しているため電
界を印加すると半導体のバンドギャップと発振光のエネ
ルギーがほぼ等しくなり、発振光は導波層に吸収される
。このため、共振器損失が増大して光子寿命が小さくな
る。導波層は発振光の電界が最大となる回折格子の位相
が変化している部分におかれているため高い変調効率が
得られる。
【0020】本発明の第4の半導体レーザ装置は、活性
層の下部に設けられた回折格子による分布帰還型(DF
B)レーザである。活性層と光学的に結合した導波層に
電界を印加する。半導体のバンドギャップは発振光に比
べて十分大きいのでこの場合には光の吸収は起きず、電
気光学効果による屈折率変化が重要いなる。この屈折率
変化によって光の位相が変化するため、共振器のQ即ち
光子寿命が変化する。導波層は発振光の電界が最大とな
る回折格子の位相が変化している部分におかれているた
め高い変調効率が得られる。
【0021】本発明の半導体レーザ装置はレーザ共振器
内の吸収変化あるいは屈折率変化を用いているため、外
部変調器を用いる時よりも小さな変化で大きく発振光出
力を変調できる。つまり、ドライブ電圧を小さくするこ
とが出来る。また、本発明においては半導体のフランツ
ーケルディシュ効果や電気光学効果を利用しているため
、キャリア寿命に制限されない高速な変調が実現できる
【0022】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す構造図で
ある。n型InPの基板11上に厚さ100nmのn型
InPのバッファ層12、厚さ1.5μmのn型InP
のn−クラッド層13を順次積層する。干渉露光法によ
りn−クラッド層13の上の長さ50μmの領域に回折
格子を形成し、厚さ200nmのノンドープでバンドギ
ャップ波長1.2μmのInGaAsPからなる下ガイ
ド層14、厚さ10nmのノンドープでバンドギャップ
波長1.2μmのInGaAsPとノンドープで厚さ7
nmのInGaAsを交互に5層積層した多重量子井戸
構造からなる活性層15を積層する。回折格子を形成し
た部分の活性層を除去し、ノンドープでバンドギャップ
波長1.48μmのInGaAsPからなる導波層16
を埋め込み、更に全面に厚さ200nmのノンドープで
バンドギャップ波長1.2μmのInGaAsPからな
る上ガイド層17、厚さ1.5μmのp型InPのp−
クラッド層18、厚さ1μmのp+ 型InGaAsか
らなるコンタクト層19を順次積層する。共振器軸方向
に幅2μmのレーザストライプを残して半導体層を除去
し、ストライプの両脇をポリイミドで充填する。回折格
子が形成されている部分との境界を幅10μmにわたり
コンタクト層19とp−クラッド層18を除去する。さ
らに変調用電極20と注入用電極22とをそれぞれ回折
格子を形成した部分としていない部分に形成する。基板
11を厚さ100μm迄研磨した後n−側電極24を形
成する。変調用電極20、注入用電極22とn−側電極
24はそれぞれ変調端子21、注入端子23、接地端子
25に接続される。
【0023】注入端子23は直流電源に接続され、順方
向電流が注入される。変調端子21にはバイアス回路を
通して−0.5Vと直流電圧が印加しれ、同時に振幅0
.5Vp−pの変調信号が印加される。バイアス電圧の
ため導波層16のInGaAsPのバンドギャップはフ
ランツ−ケルディシュ効果により減少し吸収が生じる。 変調信号により導波層16における吸収損失は20%変
化する。この変化はレーザを発振停止状態から発振状態
へ遷移させるのに十分な値である。本実施例の半導体レ
ーザ装置の周波数応答は素子のCR時定数で決り、40
GHz以上の応答が実現される。
【0024】図2は本発明の第2の実施例を示す構造図
である。n型InPの基板11上に厚さ100nmのn
型InPのバッファ層12、厚さ1.5μmのn型In
Pのn−クラッド層13を順次積層する。干渉露光法に
よりn−クラッド層13の上の長さ50μmの領域に間
隙100μmをおいて回折格子を形成し、厚さ200n
mのノンドープでバンドギャップ波長1.2μmのIn
GaAsPからなる下ガイド層14、厚さ10nmのノ
ンドープでバンドギャップ波長1.2μmのInGaA
sPとノンドープで厚さ7nmのInGaAsを交互に
5層積層した多重量子井戸構造からなる活性層15を積
層する。回折格子を形成した部分の活性層を除去しノン
ドープでバンドギャップ波長1.4μmのInGaAs
Pからなる導波層16を埋め込み、更に全面に厚さ10
0nmのノンドープでバンドギャップ波長1.2μmの
InGaAsPからなる上ガイド層17、厚さ1.5μ
mのp型InPのp−クラッド層18、厚さ1μmのp
+ 型InGaAsからなるコンタクト層19を順次積
層する。共振器軸方向に幅2μmのレーザストライプを
残して半導体層を除去し、ストライプの両脇をポリイミ
ドで充填する。回折格子が形成されている部分との境界
を幅10μmにわたりコンタクト層19とp−クラッド
層18を除去する。さらに変調用電極20と制御用電極
201をそれぞれ回折格子を形成した部分に形成し、注
入用電極22を回折格子を形成していない部分に形成す
る。基板11を厚さ100μm迄研磨した後n−側電極
24を形成する。変調用電極20、注入用電極22、制
御用電極201とn−側電極24はそれぞれ変調端子2
1、注入端子23、制御端子202および接地端子25
に接続される。
【0025】注入端子23は直流電源に接続され、順方
向電流が注入される。変調端子21にはバイアス回路を
通して−0.5Vの直流電圧が印加される。制御端子2
02は直流電源に接続され電流注入によって発振波長を
調節する。変調端子21には同時に振幅0.5Vp−p
の変調信号が印加される。導波層16のInGaAsP
の屈折率は電気光学効果により変化し、導波層での位相
は0.01λ変化する。この変化はレーザを発振停止状
態から発振状態へ遷移させるのに十分な値である。本実
施例の半導体レーザ装置の周波数応答は素子のCR時定
数で決り、40GHz以上の応答が実現される。
【0026】図3は本発明の第3の実施例を示す構造図
である。n型InPの基板11上に厚さ100nmのn
型InPのバッファ層12、厚さ1.5μmのn型In
Pのn−クラッド層13を順次積層する。二重干渉露光
法によりn−クラッド層13の上に300μmの周期で
位相が1/4波長ずれた回折格子を形成し、厚さ200
nmのノンドープでバンドギャップ波長1.2μmのI
nGaAsPからなる下ガイド層14、厚さ10nmの
ノンドープでバンドギャップ波長1.2μmのInGa
AsPとノンドープで厚さ7nmのInGaAsを交互
に5層積層した多重量子井戸構造からなる活性層15を
積層する。回折格子の位相がずれた部分の活性層を幅5
0μm除去しノンドープでバンドギャップ波長1.48
μmのInGaAsPからなる導波層16を埋め込み、
更に全面に厚さ200nmのノンドープでバンドギャッ
プ波長1.2μmのInGaAsPからなる上ガイド層
17、厚さ1.5μmのp型InPのp−クラッド層1
8、厚さ1μmのp+ 型InGaAsからなるコンタ
クト層19を順次積層する。共振器軸方向に幅2μmの
レーザストライプを残して半導体層を除去し、ストライ
プの両脇をポリイミドで充填する。導波層が形成されて
いる部分との境界を幅10μmにわたりコンタクト層1
9とp−クラッド層18を除去する。さらに変調用電極
20と注入用電極22とをそれぞれ回折格子を形成した
部分としていない部分に形成する。基板11を厚さ10
0μm迄研磨した後n−側電極24を形成する。更に回
折格子の位相がずれた部分がほぼ中央に来るようにへき
開した端面にSiOを蒸着し端面での反射を抑える。変
調用電極20、注入用電極22とn−側電極24はそれ
ぞれ変調端子21、注入端子23、接地端子25に接続
される。
【0027】注入端子23は直流電源に接続され、順方
向電流が注入される。変調端子21にはバイアス回路を
通して−0.5Vの直流電圧が印加され、同時に振幅0
.5Vp−pの変調信号が印加される。バイアス電圧の
ため導波層16のInGaAsPのバンドギャップはフ
ランツ−ケルディシュ効果により減少し吸収が生じる。 変調信号により導波層16における吸収損失は20%変
化する。この変化はレーザを発振停止状態から発振状態
へ遷移させるのに十分な値である。本実施例の半導体レ
ーザ装置の周波数応答は素子のCR時定数で決り、40
GHz以上の応答が実現たれる。
【0028】図4は本発明の第4の実施例を示す構造図
である。n型InPの基板11上に厚さ100nmのn
型InPのバッファ層12、厚さ1.5μmのn型In
Pのn−クラッド層13を順次積層する。二重干渉露光
法によりn−クラッド層13の上に300μmの周期で
位相が1/4波長ずれた回折格子を形成し、厚さ200
nmのノンドープでバンドギャップ波長1.2μmのI
nGaAsPからなる下ガイド層14、厚さ10nmの
ノンドープでバンドギャップ波長1.2μmのInGa
AsPとノンドープで厚さ7nmのInGaAsを交互
に5層積層した多重量子井戸構造からなる活性層15を
積層する。回折格子の位相がずれた部分の活性層を幅5
0μm除去しノンドープでバンドギャップ波長1.4μ
mのInGaAsPからなる導波層16を埋め込み、更
に全面に厚さ200nmのノンドープでバンドギャップ
波長1.2μmのInGaAsPからなる上ガイド層1
7、厚さ1.5μmのp型InPのp−クラッド層18
、厚さ1μmのp+ 型InGaAsからなるコンタク
ト層19を順次積層する。共振器軸方向に幅2μmのレ
ーザストライプを残して半導体層を除去し、ストライプ
の両脇をポリイミドで充填する。導波層が形成されてい
る部分との境界を幅10μmにわたりコンタクト層19
とp−クラッド層18を除去する。さらに変調用電極2
0と注入用電極22とをそれぞれ回折格子を形成した部
分としていない部分に形成する。基板11を厚さ100
μm迄研磨した後n−側電極24を形成する。更に回折
格子の位相がずれた部分がほぼ中央に来るようにへき開
した端面にSiOを蒸着し端面での反射を抑える。変調
用電極20、注入用電極22とn−側電極24はそれぞ
れ変調端子21、注入端子23、接地端子25に接続さ
れる。
【0029】注入端子23は直流電源に接続され、順方
向電流が注入される。変調端子21にはバイアス回路を
通して−0.5Vの直流電圧が印加される。変調端子2
1には同時に振幅0.5Vp−pの変調端子が印加され
る。導波層16のInGaAsPの屈折率は電気光学効
果により変化し、導波層での位相は0.01λ変化する
。この変化はレーザを発振停止状態から発振状態へ遷移
させるのに十分な値である。本実施例の半導体レーザ装
置の周波数応答は素子のCR時定数で決り、40GHz
以上の応答が実現される。
【0030】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明の効果を要
約すると、キャリア緩和時間の影響を受けずしかも小さ
なドライブ電圧で数十Gb/s以上の高速で変調可能な
半導体レーザ装置が得られることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構造図。
【図2】第2の実施例を示す構造図。
【図3】第3の実施例を示す構造図。
【図4】第4の実施例を示す構造図。
【符号の説明】
11    基板 12    バッファ層 13    n−クラッド層 14    下ガイド層 15    活性層 16    導波層 17    上ガイド層 18    p−クラッド層 19    コンタクト層 20    変調用電極 21    変調端子 22    注入用電極 23    注入端子 24    n−側電極 25    接地端子 201    制御用電極 202    制御端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バンドギャップが発振光のエネルギー
    よりも20〜100meV高エネルギーの半導体層を導
    波層とし、活性層の一端に前記導波層を接続し、前記活
    性層及び導波層の上下にガイド層を備え、前記導波層の
    上部または下部に回折格子を備え、前記活性層に電流を
    注入する手段から電気的に分離されて前記導波層に電界
    を印する手段を備えたことを特徴とする半導体レーザ装
    置。
  2. 【請求項2】  バンドギャップが発振光のエネルギー
    よりも100meV以上高エネルギーの半導体層を導波
    層とし、活性層の両端に前記導波層を接続し、前記活性
    層及び導波層の上下にガイド層を備え、前記導波層の上
    部または下部に回折格子を備え、前記活性層に電流を注
    入する手段から電気的に分離されて前記導波層に電界を
    印する手段を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置
  3. 【請求項3】  活性層の下部に位相が中央部でλ/4
    (λは発振光の波長)ずれた回折格子を有し、バンドギ
    ャップが発振光のエネルギーより20〜100meV高
    エネルギーの半導体層からなる導波層を回折格子の位相
    のずれた領域で活性層と光学的に結合し、前記導波層に
    電界を印加する手段を備えたことを特徴とする半導体レ
    ーザ装置。
  4. 【請求項4】  活性層の下部に位相が中央部でλ/4
    (λは発振光の波長)ずれた回折格子を有し、バンドギ
    ャップが発振光のエネルギーよりも100meV以上高
    エネルギーの半導体層からなる導波層を回折格子の位相
    のずれた領域で活性層と光学的に結合し、前記導波層に
    電界を印加する手段を備えたことを特徴とする半導体レ
    ーザ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0786686A (ja) * 1993-09-10 1995-03-31 Nec Corp 分布帰還型半導体レーザおよびその電流注入方法
JP2007157888A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 発振波長温度無依存半導体レーザ
JP2020004752A (ja) * 2018-06-25 2020-01-09 日本電信電話株式会社 半導体レーザ

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