JPH0428023A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH0428023A
JPH0428023A JP13470490A JP13470490A JPH0428023A JP H0428023 A JPH0428023 A JP H0428023A JP 13470490 A JP13470490 A JP 13470490A JP 13470490 A JP13470490 A JP 13470490A JP H0428023 A JPH0428023 A JP H0428023A
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JP
Japan
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objective lens
pair
movable body
focusing
focusing control
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JP13470490A
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Hiroshi Sakai
博 酒井
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Kodak Digital Product Center Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、光ディスクや光カード等の情報記録媒体に記
録されている情報を光学的に読取ったり情報を記録した
りする光ピツクアップに用いる対物レンズ駆動装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来の対物レンズ駆動装置を第8図を参照して説明する
光ディスクや光カード等の情報記録媒体に記録されてい
る情報を光学的に読取ったり情報を記録したりする場合
には、情報記録媒体上の所定のトラック(X−X方向)
上に正確に光スポットの焦点を結ばせなくてはならない
そのためには、対物レンズ1を情報記録媒体の反り等に
追従させて情報記録媒体に対して垂直に設定された光軸
方向(2−2方向)に移動するフォーカシング制御を行
なうとともに、対物レンズ1を情報記録媒体の偏心や位
置ずれ等に追従させて光軸及び情報記録媒体のトラック
と直角な方向(Y−Y方向)に移動するトラッキング制
御を行なう必要がある。
このため、対物レンズ1とウェイトバランサ2を板状の
レンズホルダ3に前後方向(X−X方向)に対称的に配
してそれぞれを垂直方向<2−2方向)に嵌着し、この
レンズホルダ3の外周にフォーカシング制御方向(2−
2方向)の力を得るための筒状のフォーカシングコイル
4を装着するとともに、このフォーカシングコイル4の
外面にトラッキング制御方向(Y−Y方向)の力を得る
ための複数の偏平なトラッキングコイル5を左右方向(
Y−Y方向)に対称的に貼着し、これらによって、可動
体6を構成する。
また、鉄等の強磁性体から成る板状のベース11上に同
じ強磁性体から成る一対の内側ヨーク12と一対の外側
ヨーク13を同心状に配して左右方向に対称的に固着す
ることによって、ヨーク体14を構成し、さらに、この
ヨーク体14の左右一対ノ外側ヨーク13の内側面にそ
れぞれマグネット15を固着することによって、固定体
16を構成する。
そして、この固定体16 s:、、上記可動体6を対物
レンズ1の光軸と平行なフォーカシング制御方向(2−
2方向)及び対物レンズ1の光軸と直角のトラッキング
制御方向(Y−Y方向)に移動可能に支持する支持機構
21として、上記内側ヨーク12及び外側ヨーク13の
中心に位置してベース11上に円柱状の支軸22を垂直
つまりフォーカシング制御方向(2−2方向)に立設す
るとともに、可動体6の重心となるレンズホルダ3の中
央部に円筒状の軸受筒23を垂直つまりフォーカシング
制御方向(2−2方向)に嵌着し、この軸受筒23を支
軸22に軸方向及び回転方向に摺動可能に嵌合し、さら
に、ベース11の後部にゴム等の弾性材料から成るダン
パ24を取付け、このダンパ24の後部に上記ウェイト
バランサ2の下端部を嵌着しである。
この支持機構21に支持された状態では、可動体6のフ
ォーカシングコイル4及びトラッキングコイル5が固定
体16のマグネット15と内側ヨーク12の間の磁気ギ
ャップに配設され、ダンパ24によって、可動体6の移
動範囲が弾性的に設定されているとともに、可動体6の
センタリングが弾性的に行なわれ、これによって、対物
レンズ駆動装置27が構成されている。
そうして、この対物レンズ駆動装置27ては、フォーカ
シングコイル4に制御電流を通電することにより、可動
体6が支軸22方向の直線運動を行ない、これによって
、対物レンズ1のフォーカシング制御を行なうことがで
き、トラッキングコイル5に制御電流を通電することに
より、可動体6が支軸22回りの回転運動を行ない、こ
れによって、対物レンズ1のトラッキング制御を行なう
ことができ、実際の動作時には、可動体6は絶えずフォ
ーカシング制御方向及びトラッキング制御方向に運動す
る。
なお、28は対物レンズ駆動装置27のカバーで、この
カバー28は、上記可動体6の運動を妨げないように可
動体6と非接触の状態で、上記固定体16のヨーク体重
4に取付けられている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したような従来の対物レンズ駆動装置2
7では、対物レンズ1を備えた可動体6を固定体16に
支持する支持機構21が、円柱状の支軸22と円筒状の
軸受筒23との軸摺動形式で、軸受筒23の内面全体に
摩擦が発生するため、摩擦抵抗が大きく、シたがって、
フォーカシング制御及びトラッキング制御の応答性やヒ
ステリシスが悪く、周波数特性における位相遅れも生じ
る。
この支持機構21における摩擦抵抗が可動体6の動作に
どのような影響を及ぼすかを、応答性を例に第9図に示
す。
この第9図は数Hzの低周波の入力電流に対する可動体
6の応答変位を示すもので、(A)は入力電流、(B)
は摩擦抵抗が小さい場合の応答変位、(C)は摩擦抵抗
が大きい場合の応答変位である。
低周波領域において、摩擦抵抗がある場合、可動体6が
動作しない時間領域Tsが存在し、この時間領域Tsは
可動体6の応答性の悪さを示し、摩擦抵抗が大きいほど
Tsも大きくなり、このTSが大きいとサーボ引き込み
不良等の不具合が生じる。
そして、上述したような軸摺動形式の対物レンズ駆動装
置27では、ベース11に支軸22を光軸方向に対して
10分以内の角度精度で固定しなければならず、このた
め、製造における歩留りが悪い。
また、対物レンズ1や光学系にコマ収差や光軸ずれ等が
ある場合、情報記録媒体上の光スポットにコマ収差を生
じるため、このコマ収差を打消すように、対物レンズ1
を傾けなければならないが、従来の場合、対物レンズ駆
動装置2フ全体を傾けなければならず、このため、第1
0図に示すように、対物レンズ駆動装置27のベース1
1を光ピツクアップの光学台やトラバースキャリッジ等
の固定台31に、複数組のスプリング32及びねじ33
等を用いて、角度調整可能に取付ける必要があり、この
角度調整のための部品点数が多く、構造が複雑で、調整
も面倒であった。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、まず、
対物レンズを備えた可動体を固定体に支持する支持機構
における摩擦抵抗を少なくすること、つぎに、対物レン
ズの角度調整を簡単に行なえるようにすること、を目的
とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、対物レンズ42をフォーカシングコイル45
及びトラッキングコイル46とともにレンズホルダ44
に設けた可動体41と、上記フォーカシングコイル45
及びトラッキングコイル46に対するマグネット56及
びヨーク55をベース52に設けた固定体51と、この
固定体51に上記可動体41を対物レンズ42の光軸と
平行なフォーカシング制御方向及び対物レンズ42の光
軸と直角のトラッキング制御方向に移動可能に支持する
支持機構61.71.8Iとを備えた対物レンズ駆動装
f169.77、87に関するものであって、 請求項1の対物レンズ駆動装置169.77は、上記支
持機構61.71が、球頭部62を備えた一対の支軸6
3.64と、この一対の支軸63.64の球頭部62に
摺動可能に嵌合する軸受筒65とを有し、一対の支軸6
3.64はその球頭部62をフォーカシング制御方向に
対向させて上記固定体51に設けられ、軸受筒65は上
記可動体41にフォーカシング制御方向に設けられたも
のである。
請求項2の対物レンズ駆動装置69.77は、請求項1
において、一対の支軸63.64の一方をフォーカシン
グ制御方向と垂直な方向に調整可能に形成したものであ
る。
請求項3の対物レンズ駆動装置87は、球頭部62を備
えた一対の支軸63.64の代りに一対の球状部82.
83を備えた1つの支軸84を用いたものである。
(作用) 本発明の請求項1の対物レンズ駆動装置69゜77は、
対物レンズ42を備えた可動体41を固定体51に支持
する支持機構61.71が、一対の支軸63.64の球
頭部62の最大外径部分だけが軸受筒65と摺動する形
式で、摩擦は軸受筒65の内面の限られた一部分だけに
発生するため、摩擦抵抗が極めて小さい。
これに加えて、請求項2の対物レンズ駆動装置69.7
7では、一対の支軸63.64の一方をフォーカシング
制御方向と垂直な方向に調整することで、対物レンズ4
2を備えた可動体41の角度調整を行なうことができる
また、請求項3の対物レンズ駆動装置87では、対物レ
ンズ42を備えた可動体41を固定体51に支持する支
持機構81が、1つの支軸84の球状部82.83の最
大外径部分だけが軸受筒65と摺動する形式で、請求項
1と同様に、摩擦は軸受筒65の内面の限られた一部分
だけに発生するため、摩擦抵抗が極めて小さい。
(実施例) 本発明の対物レンズ駆動装置の実施例を図面を参照して
説明する。
第1図ないし第3図は請求項1及び請求項2に対応した
第1の実施例である。
第1図及び第2図において、41は可動体で、この可動
体41は、対物レンズ42とウェイトバランサ43を板
状のレンズホルダ44に前後方向(X−X方向)に対称
的に配してそれぞれを垂直方向(Z−Z方向)に嵌着し
、このレンズホルダ44の外周にフォーカシング制御方
向(2−2方向)の力を得るための筒状のフォーカシン
グコイル45を装着するとともに、このフォーカシング
コイル45の外面にトラッキング制御方向(Y−Y方向
)の力を得るための複数の偏平なトラッキングコイル4
6を左右方向(Y−Y方向)に対称的に貼着することに
よって、構成されている。
51は固定体で、この固定体51は、板状のベース52
上に鉄等の強磁性体から成るコ字状のヨーク体53の両
端の外側ヨーク部54を左右方向に対称的に配して、左
右一対の内側ヨーク55及び左右一対のマグネット56
とともに、取付けることによって構成されている。
すなわち、左右一対の内側ヨーク55は、予め、ヨーク
体53の中間の連結部57の下面にヨーク体53の両端
の外側ヨーク部54と平行に配して対称的に固着されて
いるとともに、左右一対のマグネット56は、予め、ヨ
ーク体53の両端の外側ヨーク部54の内側面に固着さ
れており、ヨーク体53の両端の外側ヨーク部54の端
面にベース52の下面からねじ58をベース52の通孔
59を介して螺合締着することによって、固定体51を
構成することができる。
61は上記固定体51に上記可動体41を対物レンズ4
2の光軸と平行なフォーカシング制御方向(2−Z方向
)及び対物レンズ42の光軸と直角のトラッキング制御
方向(Y−Y方向)に移動可能に支持する支持機構で、
この支持機構61は、球頭部62を備えた上下一対の支
軸63.64と円筒状の軸受筒65とゴム等の弾性材料
から成るダンパ66とで構成されている。
そして、この支持機構61の上下一対の支軸63゜64
は、上記固定体51の左右一対の内側ヨーク55及び上
記ヨーク体53の両端の外側ヨーク部54の中間に位置
して、ヨーク体53の連結部57の下部と、上記ベース
52の上部とに、垂直つまりフォーカシング制御方向(
2−2方向)に対向して植設されて、その球頭部62を
垂直方向に対向し、また、この支持機構61の軸受筒6
5は、上記可動体41の重心となるレンズホルダ44の
中央部に垂直つまりフォーカシング制御方向(2−2方
向)に嵌着され、この軸受筒65が上記一対の支軸63
.64の球頭部62に軸方向及び回転方向に摺動可能に
嵌合している。
さらに、この支持機構61のダンパ66は、上記固定体
51のベース52の後部に取付けられ、このダンパ66
の後部に上記可動体41のウェイトバランサ43の下端
部が嵌着されている。
なお、組立に際しては、固定体51のベース52とヨー
ク体53を組合せる前に、このベース52とヨーク体5
3に支軸63.64とダンパ66を取付けておき、軸受
筒65も事前に可動体41のレンズホルダ44に取付け
ておく。
また、支持機構61の支軸63.64と軸受筒65には
、ともに、低摩擦で磨耗の少ない材料を選ぶが、磨耗す
る場合には、支軸63.64が磨耗するように設定する
このようにして、支持機構61に支持された状態では、
可動体41のフォーカシングコイル45及びトラッキン
グコイル46が固定体51のマグネット56と内側ヨー
ク55の間の磁気ギャップに配設され、ダンパ66によ
って、可動体41の移動範囲が弾性的に設定されている
とともに、可動体41のセンタリングが弾性的に行なわ
れ、これによって、対物レンズ駆動装置69が構成され
ている。
そうして、この対物レンズ駆動装置69では、フォーカ
シングコイル45に制御電流を通電することにより、可
動体41が一対の支軸63.64の球頭部62方向の直
線運動を行ない、これによって、対物レンズ42のフォ
ーカシング制御を行なうことができ、トラッキングコイ
ル46に制御電流を通電することにより、可動体41が
一対の支軸63.64の球頭部62回りの回転運動を行
ない、これによって、対物レンズ42のトラッキング制
御を行なうことができる。
そして、実際の動作時には、可動体41は絶えずフォー
カシング制御方向及びトラッキング制御方向に運動する
が、この際、支持機構61では、対の支軸63.64の
球頭部62の最大外径部分のなだらかな曲面だけが軸受
筒65と摺動するので、摩擦は軸受筒65の内面の限ら
れた一部分だけに発生し、摩擦抵抗が極めて小さくなる
つぎに、この実施例における、対物レンズ42の角度調
整を説明する。
この実施例では、ヨーク体53をベース52に固定する
ねじ58とこのねじ58を通すためにベース52に形成
した通孔59との関係で、第3図に示すように、ねじ5
8の外径よりも通孔59の内径を大きくしである。
このため、ヨーク体53をベース52に固定する前に、
ベース52に対してヨーク体53をフォーカシング制御
方向(2−2方向)と垂直な方向(XX方向及びY−Y
方向)に位置調整することができ、これによって、上側
の支軸63も同方向に位置調整することができる。
したがって、可動体41の角度調整が可能となり、これ
によって、対物レンズ42の角度を調整することができ
、情報記録媒体上の光スポットに発生するコマ収差を少
なくすることができる。
そして、この対物レンズ42の角度調整のための構造も
極めて単純で、調整作業も容易にできる。
第4図ないし第6図は請求項1及び請求項2に対応した
第2の実施例である。
なお、この第2の実施例は、可動体41を固定体51に
支持する支持機構の一部が先に説明した第1の実施例と
異なるだけで、他の部分は第1の実施例と同様な構造で
あるので、異なる部分を中心に説明し、同様の部分には
同一の符号を付して説明を省略する。
第4図及び第5図において、71は支持機構で、この支
持機構71では、下側の支軸64を調整盤72を介して
固定体51のベース52に支持しである。
すなわち、この支持機構71では、下側の支軸64を調
整盤72の上部に植設してあり、この調整盤72に形成
した通孔73にねじ74を挿通して、このねじ74をベ
ース52に螺合締着してあり、この状態で、この調整盤
72側の下側の支軸64がヨーク体53側の上側の支軸
63と垂直つまりフォーカシング制御方向(2−2方向
)に対向して、その球頭部62を垂直方向に対向してい
る。
そして、これ以外は、先に説明した第1の実施例と同様
の構造で、対物レンズ駆動装置77が構成されている。
そうして、この第2の実施例の対物レンズ駆動装置77
も、第1の実施例の対物レンズ駆動装置69と同様に、
フォーカシングコイル45に制御電流を通電することに
より、可動体41が一対の支軸63゜64の球頭部62
方向の直線運動を行ない、これによって、対物レンズ4
2のフォーカシング制御を行なうことができ、トラッキ
ングコイル46に制御電流を通電することにより、可動
体4Iが一対の支軸63゜64の球頭部62回りの回転
運動を行ない、これによって、対物レンズ42のトラッ
キング制御を行なうことができる。
そして、可動体41がフォーカシング制御方向及びトラ
ッキング制御方向に運動する際に、支持機構71では、
第1の実施例の支持機構6Iと同様に、一対の支軸63
.64の球頭部62の最大外径部分のなだらかな曲面だ
けが軸受筒65と摺動するので、摩擦は軸受筒65の内
面の限られた一部分だけに発生し、摩擦抵抗が極めて小
さくなる。
つぎに、この第2の実施例における、対物レンズ42の
角度調整を説明する。
この実施例では、調整盤72をベース52に固定するね
じ74とこのねじ74を通すために調整盤72に形成し
た通孔73との関係で、第6図に示すように、ねじ74
の外径よりも通孔73の内径を大きくしである。
このため、調整盤72をベース52に固定する前に、ベ
ース52に対して調整盤72をフォーカシング制御方向
(Z−Z方向)と垂直な方向(X−X方向及びY−Y方
向)に位置調整することができ、これによって、下側の
支軸64も同方向に位置調整することができる。
したがって、第1の実施例と同様に、可動体41の角度
調整が可能となり、これによって、対物レンズ42の角
度を調整することができ、情報記録媒体上の光スポット
に発生するコマ収差を少なくすることができる。
そして、この対物レンズ42の角度調整のための構造も
極めて単純で、調整作業も容易にできる。
さらに、この第2の実施例では、対物レンズ42の角度
調整に際して、上側の支軸63の球頭部62が支点とな
るので、同じレベルにある対物レンズ42の移動が少な
くなり、とくに、球頭部62の中心と対物レンズ42の
像側主点位置Hを同じレベルに設定すると、角度調整に
よって、対物レンズ42がフォーカシング制御方向(Z
−Z方向)と垂直な方向(X−X方向及びY−Y方向)
に移動することがなく、したがって、情報記録媒体上の
光スポットに発生するコマ収差を最小にすることができ
る。
第7図は請求項3に対応した第3の実施例である。
なお、この第3の実施例は、可動体41を固定体51に
支持する支持機構の一部が先に説明した第1の実施例と
異なるだけで、他の部分は第1の実施例と同様な構造で
あるので、異なる部分を中心に説明し、同様の部分には
同一の符号を付して説明を省略する。
第7図において、81は支持機構で、この支持機構81
では、一対の球状部82.83を備えた1つの支軸84
を、球頭部62を備えた一対の支軸63.64の代りに
用いている。
すなわち、この支持機構81の支軸84は、先の第1の
実施例の支持機構61の一対の支軸63.64を連結し
た構造で、この支軸の一対の球状部82.83が軸受筒
65に摺動可能に嵌合する。
そして、これ以外は、先に説明した第1の実施例と同様
の構造で、対物レンズ駆動装置87が構成されている。
そうして、この第3の実施例の対物レンズ駆動装置87
も、第1の実施例の対物レンズ駆動装置69と同様に、
フォーカシングコイル45に制御電流を通電することに
より、可動体41が支軸84の一対の球状部82.83
方向の直線運動を行ない、これによって、対物レンズ4
2のフォーカシング制御を行なうことができ、トラッキ
ングコイル46に制御電流を通電することにより、可動
体41が支軸84の一対の球状部82.83回りの回転
運動を行ない、これによって、対物レンズ42のトラッ
キング制御を行なうことができる。
そして、可動体41がフォーカシング制御方向及びトラ
ッキング制御方向に運動する際に、支持機構81では、
第1の実施例の支持機構61と同様に、支軸84の球状
部82.83の最大外径部分のなだらかな曲面だけが軸
受筒65と摺動するので、摩擦は軸受筒65の内面の限
られた一部分だけに発生し、摩擦抵抗が極めて小さくな
る。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明の対物レンズ駆動装置は、対物
レンズを備えた可動体を固定体に支持する支持機構にお
いて、摩擦は軸受筒の内面の限られた一部分だけに発生
するため、摩擦抵抗が極めて小さく、シたがって、フォ
ーカシング制御及びトラッキング制御の応答性やヒステ
リシスが向上し、周波数特性における位相遅れも生じ難
い。
さらに、請求項2では、対物レンズを備えた可動体の角
度調整が可能となり、これによって、対物レンズの角度
調整を簡単な構造で容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の請求項1及び請求項2に
対応した第1の実施例を示し、第1図は対物レンズ駆動
・装置の分解斜視図、第2図はその縦断面図、第3図は
その対物レンズの角度調整方法の説明図であり、第4図
ないし第6図は本発明の請求項1及び請求項2に対応し
た第2の実施例を示し、第4図は対物レンズ駆動装置の
分解斜視図、第5図はその縦断面図、第6図はその対物
レンズの角度調整方法の説明図であり、第7図は本発明
の請求項3に対応した第3の実施例を示す対物レンズ駆
動装置の縦断面図であり、第8図は従来の対物レンズ駆
動装置の分解斜視図、第9図は対物レンズを備えた可動
体の応答性と支持機構の摩擦抵抗の関係を示す説明図、
第10図は従来の対物レンズの角度調整方法の説明図で
ある。 41・・可動体、42・・対物レンズ、44・・レンズ
ホルダ、45・・フォーカシングコイル、46・・トラ
ッキングコイル、51・・固定体、52・・ベース、5
5・・ヨーク、56・・マグネット、61.71゜81
・・支持機構、62・・球頭部、63.64・・支軸、
65・・軸受筒、69.77、87・・対物レンズ駆動
装置、82.83・・球状部、84・・支軸。 1ド3WJ (A) 1いυL

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対物レンズをフォーカシングコイル及びトラッキ
    ングコイルとともにレンズホルダに設けた可動体と、上
    記フォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対す
    るマグネット及びヨークをベースに設けた固定体と、こ
    の固定体に上記可動体を対物レンズの光軸と平行なフォ
    ーカシング制御方向及び対物レンズの光軸と直角のトラ
    ッキング制御方向に移動可能に支持する支持機構とを備
    えた対物レンズ駆動装置であって、 上記支持機構は、球頭部を備えた一対の支軸と、この一
    対の支軸の球頭部に摺動可能に嵌合する軸受筒とを有し
    、一対の支軸はその球頭部をフォーカシング制御方向に
    対向させて上記固定体に設けられ、軸受筒は上記可動体
    にフォーカシング制御方向に設けられたことを特徴とす
    る対物レンズ駆動装置。
  2. (2)一対の支軸の一方をフォーカシング制御方向と垂
    直な方向に調整可能に形成したことを特徴とする請求項
    1に記載の対物レンズ駆動装置。
  3. (3)球頭部を備えた一対の支軸の代りに一対の球状部
    を備えた1つの支軸を用いたことを特徴とする請求項1
    に記載の対物レンズ駆動装置。
JP13470490A 1990-05-24 1990-05-24 対物レンズ駆動装置 Pending JPH0428023A (ja)

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JP13470490A Pending JPH0428023A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 対物レンズ駆動装置

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JP (1) JPH0428023A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5488594A (en) * 1992-08-24 1996-01-30 K. K. Sankyo Seiki Seisakusho Objective actuator for positioning an optical pick-up device

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